JPH0760149A - Alc板等ボード類の破砕装置 - Google Patents

Alc板等ボード類の破砕装置

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JPH0760149A
JPH0760149A JP5240234A JP24023493A JPH0760149A JP H0760149 A JPH0760149 A JP H0760149A JP 5240234 A JP5240234 A JP 5240234A JP 24023493 A JP24023493 A JP 24023493A JP H0760149 A JPH0760149 A JP H0760149A
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diameter
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Kazuko Matsuzawa
和子 松沢
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ALC板等ボード類に埋設されている補強筋
とボード類の組成物とを分離すると共に,該組成物を省
力的に細片化して産業上再利用するための破砕装置を供
することを目的とする。 【構成】 外周面に切刃列を所定間隔に環状に固設した
一対の大径の回転体を該切刃列を互いに交錯させて縦軸
方向に枢支し,該回転体を互いに逆回りに駆動させると
共に,上記大径の回転体に順じて構成した小径の一対の
回転体を該切刃列を交錯させて互いに逆回りするように
縦軸方向に上記大径とした回転体の回転方向出口側に枢
支し,連動させ,大径とした回転体の側方よりワークを
供給し,ワークを切刃列によって破壊し,補強筋と組成
物とを分離し,該補強筋を機外の背面部に排出すると共
に,その組成物を細片化して下方に滑落後集荷する構成
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,ALC板やボード類の
破砕装置に関し,セメントや石灰などの石灰質原料(C
aO),硅砂,スラグなどの硅酸質原料(SiO)を
主材とし,それにアルミ粉末,気泡安定剤,水などの発
泡剤を混練成型時に補強筋を埋設加工され,所定の版状
を呈する所謂ALC板等の施工現場における寸法等再加
工時の端物及び該ALC板等を使用した建築物の取壊し
等によって生ずる廃棄物等の破砕装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来,ALC板等を壁体材料として建築
した木造建築物の取壊し等によって生ずるALC板等は
産業廃棄物として特定の廃棄場所に運搬処理されるが,
廃棄場所の選定が遠隔化し困離性があり,かつ重量と相
当の容積がある為,その廃棄費用の増大を来たしてい
る。そこで,これらの廃棄物を現場において,破砕し細
片化した上,土盛り,埋立て等の用途に利用する提案が
ある。
【0003】しかし,このALC板等の成型物は,上記
セメント等の石灰質原料と硅酸質原料を主に,適宜の発
泡剤を混練成型固化したものであり,かつ鉄筋或いはラ
ス網等を補強材として埋設されている為め,該補強材と
組成成分とが緊密に連結されているため,この破砕作業
は重労働を要し省力的でないので経済性に欠ける等の欠
点を免れなかった。
【0004】そこで,この物の破砕作業を機械化して破
砕する提案があるが,この物は,その物性上粘性があ
り,補強筋が埋設されているため,その破砕機は相当の
破壊力を具えることが必要で,そのために大型化し,該
破砕機を現場に据付けることは困難性があった。そのた
めに,止むを得ず,この廃棄物を破砕機を据付けた工場
まで運搬して破砕作業を行わざるを得ないため,この提
案も経済性に欠け破砕装置として普及し難かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この種の破砕装置は,
廃棄物の生ずる現場に移送できる小型,軽量化する必要
がある。したがって,機械化した原動力の節減も解決課
題であり,また,鉄筋,ラス網等の補強筋と組成物との
分離が容易でなければならない。とくに,ラス網を補強
筋とした成型物は,該補強筋と組成物とが網状に密に連
結され一体化した構成であるため,単純な衝撃による破
壊装置では補強筋と組成成分とを円滑に分離して組成分
を細片化することに困難性を伴う。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明は,上記課題解決
の手段として下記の技術を結合した。 ▲イ▼,本発明の破砕装置における破砕用の切刃を固設
した回転体は被処理物を圧縮して細片化する機能を具え
ている。 ▲ロ▼,破砕用切刃は,トルク増強機能を具え,円筒体
の外周面に切刃を環状に,所定間隔をおいて多層に切刃
列を形成した一対の大径とした回転体を,該切刃列を互
いに交互に位置させて縦軸方向に枢支し,該一対の回転
体を互いに逆回りに回転駆動するように配置すると共
に, ▲ハ▼,次に上記大径とした一対の回転体の回転方向出
口側に近接した位置に,上記大径とした回転体に順じ
て,円筒体の外周面に,切刃を環状に所定間隔毎に多層
に切刃列を形成し,該各層の切刃列を互いに交互に位置
させた,小径とした一対の回転体を縦軸方向に上記大径
とした回転体と併列に枢支し,互いに逆方向に回転さ
せ,上記大径とした回転体と連動して等速で回転駆動さ
せる。 ▲ニ▼,上記大径とした一対の回転体の側方より適宜供
給するようにしたワークをその切刃列を介して,ワーク
の両側方部より芯部に向って咬着圧力を加え,該ワーク
を切刃列で掴持したまま,切刃列の回動によってワーク
に亀裂を生じさせ,当初比較的大片の破片を,切刃列の
台形傾斜面及び切刃列間の溝部面において破片を圧縮し
て細片化すると共に,補強筋と組成物との連結部を圧迫
してその分離を促進しつつ,ワークを小径とした回転体
の切刃列間に移送し,該小径とした回転体の切刃列を介
して,補強筋と組成物との連結状態を破壊して補強筋と
組成物とを分離した上補強筋を背面部の開口部より機外
に除去する。 ▲ホ▼,ワークの厚さに対応して切刃の歯たけを選択す
ると共に,切刃の断面形状を台形とした傾斜面を形成し
て圧縮力の増強を期すると共に,切刃の歯元円の中心点
を適宜切刃列順に変位させ,各切刃の咬着時間帯を分散
させ回転トルクの増強に資する技術を結合する。
【0007】
【作用】ALC板等のワークは,破砕装置の大径とした
回転体の側方部より供給すると,該ワークは回転体の切
刃列を介して亀裂を生じ破壊され,当初比較的に大片と
なって,切刃列間に誘導され該切刃列の各傾斜面及び切
刃列間の導部で圧縮され,順次細片化される。ワークの
補強筋と組成物とが充分に分離されない補強筋は,残り
の組成物が付着したまま,小径とした回転体の切刃列間
に移送される。この際,小径とした回転体の切刃列は,
大径とした切刃列よりも刃先の交錯状態が深く接近して
いるため,補強筋に対する切刃の押圧力が接近し圧縮力
が増大しているため,該補強筋に付着したままの組成分
はその応力によって一層補強筋との連結を破壊され分離
が促進され,組成物は一層細片化して下方に落下し,該
補強筋は,背面の開口部から機外に排除される。
【0008】
【実施例】本発明の好ましい実施例を図面について説明
する。図1は,正面図,図2は,項部の覆板を脱した駆
動機構の平面図,図3は,図2のA−A線における断面
図,図4は,図2のB−B線における断面図,図5は,
図2のC−C線における断面図,図6は,図1のD−D
線における断面図,図7は,切刃列を固設した回転体の
切刃の配列位置及び交錯状態を示す一部欠截拡大斜視説
明図,図8は,切刃列を固設した回転体の切刃の配列及
び交錯状態を示す一部欠截拡大正面図である。
【0009】図1〜8において,本願の破砕装置(1
A)は,下段部に破砕物の集荷用空間(1)をもつ箱形
のフレーム(2)の上,中段部に設けた軸承盤(1
9),(19)同(20),(20)に,切刃列
(3),(3)を多層に固設した二対の回転体(4)
1,(4)1,同(4)s,(4)sからなる破砕機構
(5)を配置し,該フレーム(2)の上段部に上記破砕
機構(5)の駆動機構(6)を配設した箱形のフレーム
(2)は,適宜の薄板(7),(7)によってケーシン
グされており,その正面部の概ね中央部にワーク(8)
の供給口(9)を開口してあり,該供給口(9)には,
転がり部材(10),(10)を具え,挟持板(11)
を設けた搬送用のテーブル(12)を着脱自在に装着
し,ワーク(8)の供給を容易にすると共に,該供給口
(9)の背面側のフレーム(2)の対応位置に,ワーク
(9)に埋設した補強筋(13)の排出口(14)を設
け,及びフレーム(2)の左側面の下段部に破砕物の集
荷扱口(15)を設け,該フレーム(2)の下縁部の適
宜の位置にキャスター(16),(16)を適宜付装し
ている。
【0010】図3〜8において,上記破砕機構(5)
は,適宜の厚さをもち圧縮力を具える金属円筒体(1
7)又は円柱の外周面に,トルク増強機能及び圧縮力増
強手段を具える切刃(18),(18)を環状に列設し
所定の間隔をおいて多層に切刃列(3),(3)を固設
し大径とした一対の回転体(4)1,(4)1と,該大
径とした回転体(4)1,(4)1に順じて,トルク増
強機能及び圧縮力増強手段を具える切刃列(3),
(3)を多層に固設した小径とした一対の回転体(4)
s,(4)sを形成し,該大径とした回転体(4)1,
(4)1をフレーム(2)に横架した軸承盤(19),
(19)に,および該小径とした回転体(4)s,
(4)sをフレーム(2)に横架した軸承盤(20),
(20)にそれぞれ併列に縦軸方向に枢支し,該回転体
(4)1,(4)1及び回転体(4)s,(4)sのそ
れぞれの切刃列(3),(3),同(3),(3)を互
いに交錯する関係位置に対設し,該二対の回転体(4)
1,(4)1同(4)s,(4)sのうち,通常大径と
した回転体(4)1,(4)1の側方部に設けたワーク
(8)の供給口(9)より供給されるワーク(8)を,
該大径とした回転体(4)1,(4)1を介して破砕を
開始し,該ワーク(8)を小径とした回転体(4)s,
(4)sに順次移送しながら,該ワーク(8)に埋設し
た補強筋(13)とワーク(8)の組成物とを分離し,
該補強筋(13)をフレーム背面の排出口(14)より
機外に排除させる。
【0011】上記大径とした一対の回転体(4)1,
(4)1の切刃間の間隔は,(切刃の端面の間隔)ワー
ク(8)の厚さ,組成物の構成等によって相違するが,
通常厚さ50〜60mmを具えるALC板の破砕におい
て,実用的には両回転体(4)1,(4)1の切刃端面
の間陽を3〜10mmに配置することによって,該切刃
列の端面がワーク(8)体の両側方部を掴持して咬着し
圧細応力を加え破砕力を増進することが判った。また,
上記小径とした一対の回転体(4)s,(4)sの切刃
間の間隔は,実用的には−5〜0mmに配置することに
よって,大径とした回転体(4),(4)1より移送さ
れるワーク(8)の補強筋(13)に付着して残存する
組成物を該補強筋(13)より残らず分離し,かつ組成
物を一層細片化して下方の集荷用空間部(1)に設けた
集荷棚(1)a上に落下させることができる。なお,ワ
ーク(8)の厚さ,組成等の変動に対応して作業の円滑
化を期するため,上記大径および小径の各回転体(4)
1,(4)1同(4)s,(4)sの枢支軸の間隔を伸
縮可能にするため,該各回転体の一方側の枢軸部を,そ
の軸承部において左右に摺動できるように構成すること
ができる。(但し,図示を省略する。)
【0012】次に,上記回転体(4)1,(4)1同
(4)s,(4)sに固設する切刃(18)の構成は,
図6,7および図8に示すように,切刃(18)を回転
体(4)1又は回転体(4)sの回転方向側および又は
該切刃(18)の上面側と下面側に,破細片圧縮用の断
面台形とした傾斜面(22)a,(22)b,(22)
cを形成し,該回転体(4)1又は回転体(4)sが回
動する際に,ワーク(8)の破細片を該傾斜面(22)
a,(22)b,(22)c及び切刃列(3),(3)
間の溝部(23),(23)の円筒体面において圧縮作
動させワーク(8)の破砕片の細片化を期する構成とす
る。
【0013】次に,図7において,上記回転体(4)
1,(4)1同回転体(4)s,(4)sの円筒体の外
周面に,所定の間隔毎に多層に配置する切刃列(3),
(3)の各切刃(18),(18)の刃元円(24)m
の直径の1/4〜1/2宛回転体(4)1,(4)1同
(4)s,(4)sの回転逆方向又は回転方向に向って
順次変位させた位置に固設し,該切刃(18)がワーク
(8)の表面部に咬着する時間帯を分散させることによ
って,回転体(4)1,(4)1同(4)s,(4)s
の回転トルクの増強に資する構成とすることができる。
【0014】さらに,上記切刃(18)の全歯たけは,
ワーク(8)の厚さ及び組成物の物性に対応して,該ワ
ーク(8)の厚さに近似した数値を具える全歯たけとす
ることが望ましい。(例えば,ワーク(8)の厚さを5
0〜60mmとした場合においては,全歯たけを50〜
60mmとする。)なお,切刃列の間隔は,大径の回転
体(4)1においては,20〜30mm間隔とし,小径
の回転体(4)sにおいては,15〜25mm間隔とす
ることが,実用上ワーク(3)に埋設された補強筋(1
3)と組成物との連結部の破壊及び該破砕物の細片化上
効果的であることが判った。このことは,上記小径とし
た回転体(4)sの切刃列(3),(3)の間隔を,大
径とした回転体(4)1,(4)1の切刃列(3),
(3)の間隔よりも狭くしたことによって,大径とした
回転体(4)1,(4)1において,補強筋(13)と
組成物との分離が不充分である場合において小径とした
回転体(4)s,(4)sにワーク(8)が移送された
際,該小径とした回転体(4)s,(4)s間の間隔が
大径とした回転体(4)1,(4)1の間隔よりも狭い
ことと,該対設した一対の回転体(4)a,(4)sに
固設した切刃(18)の端面間の距離が短いため,切刃
列は埋設された補強筋(13)に近接して圧縮力を及ぼ
すこととなり,よって補強筋(13)は,組成分と一層
分離を容易にすると共に,その組成物は細片化されて集
荷空間の傾斜面に落下後,該空間部の側方に設けたスク
リューコンベヤ(25)等を介して,機外において集荷
することができる。
【0015】なお,上記によりワーク(8)は破砕機構
(5)により,細片化される際,該ワーク(8)の組成
分中には,粘着性物質が混在するため,該細片化され粉
状となった場合,該組成物が往々にして,該切刃間の溝
部(23),(23)に粘着し積層する場合があるた
め,該大径とした各回転体(4)1,(4)1及び小径
とした各回転体(4)s,(4)sの切刃列の溝部(2
3),(23)に対応した間隔と全歯たけを具えるホー
ク部材(26),(26)aをフレーム(2),(2)
に適宜装着して,該切刃間の溝部(23),(23)に
付着積層した組成物を除去することが望ましい。
【0016】さらに,上記切刃列の間隔及び全歯たけの
構成において,別の実施態様として,該切刃列間の間隔
を,切刃列の上層より下層列に向って,その間隔を漸増
又は漸減して配列することもできる。さらに,上記切刃
の全歯たけを上方より下方の切刃列に向って,その数値
を漸増又は漸減するか,或いは切刃列を固設した回転体
の円周面の断面形状を台形或いは倒台形に形成し,これ
によって,ワークの組成或いは厚さ,その他の物性に対
応して構成し,破砕効果を改善することもできる。(但
し,図示を省略する。)
【0017】次に,本発明における破砕機構(5)の駆
動機構(6)は,フレーム(2)の左側中段部に横架し
た軸承盤(28)に装着した減速機付き正逆転駆動用の
モーター(29)を配置し,該駆動用のモーター(2
9)に設けた駆動ギヤ(42)と原動軸(30)に設け
た減速ギヤ(43)に装架した減速チェーン(44)に
よって適宜減速された原動軸(30)に軸着した原動歯
車(31)から,フレーム(2)の中,上段部に横架し
た軸承盤(19),(19)に枢支した大径とした一対
の回転体(4)1,(4)1の回転軸(32),(3
2)の上端部に軸着した回動用歯車(33),(33)
および小径とした一対の回転体(4)s,(4)s,の
回転軸(34),(34)の上端部に軸着した回動用歯
車(35),(35)および該回転体(4)1,(4)
1同(4)s,(4)s間に配置した誘導歯車(3
6),(36)に駆動用チェーン(37)を装架し,上
記原動歯車(31)の回転に伴い,上記回動用歯車(3
3),(33)誘導歯車(36),(36),回動用歯
車(35),(35)の順に各回転体(4)1,(4)
1同(4)s,(4)sを互いに逆方向に(矢印方向,
背面側)回転駆動させる。
【0018】ワーク(8)は,該大径とした回転体
(4)1,(4)1の正面の供給口(9)より供給し,
該回転体(4)1,(4)1に固設した切刃列(3),
(3)の刃部を介して,ワーク(8)の両側方部より,
交錯した切刃列(3),(3)の刃部の噛合による圧
迫,衝撃によってワーク(8)に亀裂を生じさせながら
破砕し,該破砕片を切刃列(3),(3)の溝部(2
3),(23)及び刃部の傾斜面(22)a,(22)
b,(22)cによって圧縮しこれを細片化し,および
ワーク(8)に埋設された補強筋(13)と組成物との
連結状態を破壊しながら,大径とした固転体(4)1,
(4)1の回動によって,ワーク(8)を小径とした回
転体(4)s,(4)s方向に移送し,該小径とした回
転体(4)s,(4)sの切刃列(3),(3)によっ
て,上記大径とした回転体(4)1,(4)1に順じ
て,ワーク(3)の補強筋(13)と組成物との連結状
態をなくして分離し,組成物を一層細片化し,該組成分
は最下段空間部の集荷棚(1)aに滑落させ,該滑落し
た組成物の細片を,上記原動軸(30)に軸着した伝動
用歯車(30)aに噛合連繋した伝動用歯車(38)を
軸着したスクリューコンベア軸(39)を連動させ,該
スクリューコンベア(40)を介して組成物の細片をフ
レーム(2)の中層空間に誘導した後集荷扱口(15)
において,適宜袋詰め等集荷し再利用に供する構成とす
る。
【0019】
【発明の効果】本発明は,上記の構成としたので下記の
効果を奏することができる。 (イ),機構が簡単で小型軽量で移動が容易であるた
め,破砕作業を要する現場に移動して破砕作業を実施す
ることができ,ボード類を破砕装置を設けた工場等に運
搬する費用と労力の節約ができる。 (ロ),破砕装置は,大径とした一対の回転体と小径と
した一対の回転体を隣接して配置し,該二対の回転体に
それぞれ設けた切刃列によってALC板等ボード類を掴
持して破壊し,これを切刃に設けた斜面と切刃列間の溝
部面によって圧縮しながら細片化と埋設した補強筋とを
分離して,該補強筋を背面に排出し,組成物を細片化後
集荷するのできわめて省力的である。 (ニ),さらに,各切刃の歯元円の直径の中心部を上層
切刃列より下層の切刃列に向って順次変位して,切刃の
稼動時間帯を分散させ回転トルクの増強を期することが
できる。 (ホ),ALC板等ボード類の廃棄物を廃棄場所に輸送
せずに,その組成物は,細片化することによって,土壌
改良剤,消臭剤,防音剤,耐熱材として有効に再利用に
供することができる等種々の工業的効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る破砕装置の正面図。
【図2】同項部の覆板を脱した駆動機構の平面図。
【図3】同,図2のA−A線における断面図。
【図4】同,図2のB−B線における断面図。
【図5】同,図2のC−C線における断面図。
【図6】同,図1のD−D線における断面図。
【図7】同,切刃列を固設した回転体の切刃の配列位置
及び交錯状想を示す一部欠截拡大斜視説明図。
【図8】同,切刃列を固設した回転体の切刃の配列及び
交錯状態を示す一部欠截拡大正面説明図である。
【符号の説明】
1A:破砕装置 1:集荷用空
間 1a:集荷棚 2:フレーム 3,3:切刃列 41,41:回転体 4s,4s:回転体 5:破
砕機構 6:駆動機構 7,7:薄板 8:ワーク 9:供給口 10,10:転がり部材 11:挟
持板 12:テーブル 13:補強筋 14:排出口 15:集荷扱口 16:キャスター 17:円筒体 18,18:切刃 19,19:軸
承盤 20,20:軸承盤 21:集荷
棚 22a,22b,22c:傾斜面 23,23:溝部 24:歯元円 25:スクリュ
ーコンベヤ 26,26a:ホーク部材 27:駆動
機構 28:軸承盤 29:モーター 30:原動軸 30a:伝動用歯
車 31:原動歯車 32,32:回転軸 33,33:回動用歯車 34,34:回転
軸 35,35:回動用歯車 36,36:誘導
歯車 37:駆動用チェーン 38:伝動用歯
車 39:スクリューコンベヤ軸 40:スクリュ
ーコンベヤ 42:駆動ギヤ 43:減速ギヤ 44:減速チェ
ーン

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮力を具える円筒体の外周面に,トル
    ク増強機能及び圧縮力増強手段を具える切刃列を環状
    に,所定の間隔に多層に固設した一対の大径とした回転
    体を形成し,該一対の回転体の各層の切刃列を互いに交
    互に位置させ,該回転体を縦軸方向に所定の間隔に枢支
    し,互いに逆回りに回転駆動するように配置すると共
    に,該一対の大径とした回転体の回転方向出口側に近接
    した位置に,圧縮力を具える円筒体の外周面に,トルク
    増強機能及び圧縮力増強手段を具える切刃列を環状に,
    所定の間隔に多層に固設した−対の小径とした回転体を
    形成し,該小径とした一対の回転体の各層の切刃列を互
    いに交互に位置させ,該回転体を縦軸方向に,上記大径
    とした一対の回転体と併列に枢支し,該一対の回転体を
    互いに逆回りに回転駆動するように配置し,上記大径と
    した一対の回転体と該小径とした一対の回転体とを連動
    して同一速度で回転させ,上記回転体の何れか一方の回
    転体の側方部よりワークを供給し,他側の回転体側に破
    砕移送中にワークの芯部に位置する補強筋とワーク組成
    物を分離すると共に,該組成物を所定の粒度に紛砕し,
    集荷できるようにしたことを特微とするALC板等ボー
    ド類の破砕装置。
  2. 【請求項2】 円筒体の外周面に所定の間隔毎に多層に
    配置する切刃列の各切刃の刃元円の直径の中心部が,上
    層切刃列より下層切刃列に向って順次該切刃の刃元円の
    直径の1/4〜1/2宛,回転方向又は回転逆方向に変
    位して固設し,ワークの咬着時間帯を分散させるように
    した請求項1記載のALC板等ボード類の破砕装置。
  3. 【請求項3】 円筒体の外周面に多層に固設する切刃列
    の層間の間隔を,ワークの芯部に埋設した補強筋のメッ
    シュの高さに対応した間隔を保持するように配置した請
    求項2記載のALC板等ボード類の破砕装置。
  4. 【請求項4】 円筒体の外周面に,所定の間隔毎に多層
    に固設する切刃列の各切刃の先端面より,回転方向側お
    よび又は該切刃の上面側と下面側に圧縮用傾斜面を形成
    した請求項1記載のALC板等ボード類の破砕装置。
  5. 【請求項5】 円筒体の外周面に固設した多層の切刃列
    の中間溝部に切刃列の刃たけに対応したフォーク機構を
    装着した請求項1〜4記載のALC板等ボード類の破砕
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007021399A (ja) * 2005-07-19 2007-02-01 Kotoo:Kk セメント系固化物の破砕装置

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