JPH0760094B2 - 振動ジャイロ - Google Patents

振動ジャイロ

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JPH0760094B2
JPH0760094B2 JP4328477A JP32847792A JPH0760094B2 JP H0760094 B2 JPH0760094 B2 JP H0760094B2 JP 4328477 A JP4328477 A JP 4328477A JP 32847792 A JP32847792 A JP 32847792A JP H0760094 B2 JPH0760094 B2 JP H0760094B2
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村 武 中
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は振動ジャイロに関し、
特にたとえば自動車などに搭載されるナビゲーションシ
ステムに用いられる、振動ジャイロに関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、従来の振動ジャイロの一例およ
び他の例を示す図解図である。図6に示す振動ジャイロ
1では、4角柱状の振動体2の一方の対向側面に、圧電
駆動素子3aおよび3bがそれぞれ形成され、他方の対
向側面に、圧電検出素子4aおよび4bがそれぞれ形成
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図6に示す
振動ジャイロ1では、その回転時に、圧電検出素子4a
および4bの屈曲量の差が小さいので、それらの出力差
があまり得られない。そのため、その回転角速度を正確
に知ることが困難である。
【0004】それゆえに、この発明の主たる目的は、回
転角速度を正確に知ることができる振動ジャイロを提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、屈曲振動さ
せるための柱状の振動体、および振動体の側面に配置
れ、振動体を屈曲振動させるための少なくとも1つの圧
電駆動素子と振動体の屈曲振動の方向を検出するための
少なくとも2つの圧電検出素子を含み、圧電検出素子
、振動体の中心軸と振動体の無回転時における振動方
向の両方を含む面の両側に対称となるように形成され、
かつ、振動体の回転時に生じるコリオリ力の方向に平行
でなくかつ直交しないように配置されたことを特徴とす
、振動ジャイロである。
【0006】
【作用】圧電駆動素子に駆動信号を印加すれば、振動体
が振動する。そして、振動ジャイロがその軸を中心とし
て回転すると、コリオリ力によってその振動方向がかわ
るが、振動体にはその振動方向にほぼ直交する位置、す
なわち、回転時に生じるコリオリ力の方向に平行でなく
かつ直交しない位置圧電検出素子が存在しており、こ
圧電検出素子からの出力は大きい。
【0007】
【発明の効果】この発明によれば、圧電検出素子からの
出力が大きいので、振動ジャイロの回転角速度を正確に
知ることができる。
【0008】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の説
明から一層明らかとなろう。
【0009】
【実施例】図1(A)および図1(B)は、それぞれ、
この発明の一実施例を示し、図1(A)はその斜視図で
あり、図1(B)は図1(A)の線IB−IBにおける
断面図である。
【0010】振動ジャイロ10は、たとえば正3角柱状
の振動体12を含む。この振動体12は、たとえばエリ
ンバ,鉄−ニッケル合金,石英,ガラス,水晶,セラミ
ックなど、一般的に機械的な振動を生じる材料で形成さ
れる。
【0011】この振動体12には、その3つの側面の中
央部にそれぞれ圧電素子14a,14bおよび14cが
形成される。圧電素子14aは、たとえば磁器からなる
圧電層16aを含み、圧電層16aの両主面にはそれぞ
れ電極18aおよび20aが形成される。なお、これら
の電極18aおよび20aは、たとえば金,銀,アルミ
ニウム,ニッケル,銅−ニッケル合金(モネルメタル)
などの電極材料で、たとえばスパッタリング,蒸着等の
薄膜技術であるいはその材料によっては印刷技術で形成
される。同様に、他の圧電素子14bおよび14cも、
それぞれ、たとえば磁器からなる圧電層16bおよび1
6cを含み、それらの圧電層16bと16cとの両主面
にも、電極18bおよび20bと18cおよび20cと
が、それぞれ形成されている。そして、これらの圧電素
子14a〜14cの一方の電極18a〜18cは、たと
えば導電接着剤で振動体12に接着される。
【0012】さらに、振動体12のノード点近傍は、た
とえば金属線からなる支持部材22および24で支持さ
れる。この支持部材22および24は、たとえば熔接す
ることによって、振動体12のノード点近傍に固着され
る。なお、これらの支持部材22および24は、導電性
ペーストで固着されてもよい。これらの支持部材22お
よび24は、振動ジャイロ10のアース端子として用い
られる。
【0013】この振動ジャイロ10では、圧電素子14
a〜14cのうち任意のものを圧電駆動素子として用い
れば、他の2つの圧電素子を圧電検出素子として用いる
ことができる。この実施例では、たとえば、圧電素子1
4aが圧電駆動素子として用いられ、他の圧電素子14
bおよび14cが圧電検出素子として用いられる。そし
て、圧電駆動素子としての圧電素子14aに駆動信号を
印加すれば、振動体12が振動し、圧電検出素子として
圧電素子14bおよび14cから同様の正弦波が出力
される。また、その状態で振動ジャイロ10をその軸を
中心として回転すれば、検出用の一方の圧電素子の出力
は回転角速度に従って大きくなり、逆に検出用の他方の
圧電素子の出力は小さくなる。
【0014】第2図を参照して説明すると、この振動ジ
ャイロ10の検出用の圧電素子14bおよび14cと、
駆動用の圧電素子14aとの間には、振動ジャイロ10
を自励振駆動するための帰還ループとして発振回路30
が接続される。
【0015】すなわち、この発振回路30は、検出用の
圧電素子14bおよび14cの出力を合成した形で駆動
用の圧電素子14aに印加するためのものであって、入
力端としての2つの固定端子32aおよび32bを有す
る可変抵抗器32を含む。そして、可変抵抗器32の固
定端子32aおよび32bは、圧電素子14bの電極2
0bおよび圧電素子14cの電極20cにそれぞれ接続
される。この可変抵抗器32は、圧電素子14bおよび
14cからの出力間に生じる電圧誤差および位相差を補
正し、かつ、それらの出力を合成するためのものであ
る。なお、この可変抵抗器32の代わりに、2つの固定
抵抗器でそれらの出力を合成するようにしてもよい。
【0016】さらに、この可変抵抗器32の可動端子3
2cは、反転増幅器34の入力側に接続される。この反
転増幅器34は、1つのオペアンプ36を含み、可変抵
抗器32からの出力の位相を反転し、かつ、その信号を
増幅するためのものである。
【0017】反転増幅器34の出力側は、ローパスフィ
ルタ38の入力側に接続される。ローパスフィルタ38
は、たとえば2段のRCフィルタ40および42を含
み、それらのRCフィルタ40および42は、それぞ
れ、たとえば45度の遅れ力率を有する。このローパス
フィルタ38は、反転増幅器34からの出力の位相を9
0度遅らせ、かつその出力に含まれる高調波成分を抑制
するためのものである。そして、このローパスフィルタ
38の出力側は、抵抗42を介して、駆動用の圧電素子
14aの電極20aに接続される。
【0018】さらに、振動ジャイロ10の圧電素子14
bおよび圧電素子14cの出力は、それらの出力差を検
出するための差動回路50の2つの入力端にそれぞれ入
力される。
【0019】すなわち、この差動回路50は、理想ダイ
オード回路52を含み、この理想ダイオード回路52の
入力側には、検出用の一方の圧電素子14bの電極20
bが接続される。この理想ダイオード回路52は、1つ
のオペアンプ54とそれぞれが順方向に接続された2つ
のダイオード56および58を含み、圧電素子14bか
らの正弦波出力を正の信号に半波整流するためのもので
ある。
【0020】また、検出用の他方の圧電素子14cの電
極20cは、上述の理想ダイオード回路52とは極性の
異なる別の理想ダイオード回路60の入力側に接続され
る。この別の理想ダイオード回路60は、1つのオペア
ンプ62とそれぞれが逆方向に接続された2つのダイオ
ード64および66と含み、圧電素子14cからの正弦
波出力を負の信号に半波整流するためのものである。
【0021】さらに、理想ダイオード回路52および6
0の出力側は、それぞれ、たとえばRCフィルタからな
る平滑回路68および70の入力側に接続される。そし
て、それらの平滑回路68および70の出力側は、それ
ぞれ、合成手段としての可変抵抗器72の固定端子72
aおよび72bに接続される。この可変抵抗器72は、
可動端子72cを有する。
【0022】次に、図2,図3(A)および図3(B)
を参照して、振動ジャイロ10の無回転時および回転時
における各回路の動作などについて説明する。なお、図
2には、振動ジャイロ10の無回転時の各部の出力波形
を、回路とともに示した。また、図3(A)には、振動
ジャイロ10の無回転時における検出用の圧電素子14
bおよび14cの出力,発振回路30の可変抵抗器32
の出力,差動回路50の出力を示し、図3(B)には、
振動ジャイロ10を一方向に回転している場合のそれら
の出力を示した。この場合、図3(A)および図3
(B)には、それらの出力の大きさおよび波形を略正確
に表し、それらの位相を正確に表していない。
【0023】振動ジャイロ10の無回転時には、振動ジ
ャイロ10が駆動用の圧電素子14aの主面に直交する
方向に屈曲振動をするので、圧電素子14b,14c
は、振動体12の中心軸と振動体12の振動方向の両方
を含む面の両側に対称となるように配置される。したが
って、圧電素子14bおよび14cは同様に屈曲する。
そのため、これらの圧電素子14bおよび14cから
は、特に図3(A)に示すように、同様な正弦波が出力
される。
【0024】発振回路30では、圧電素子14bおよび
14cからの出力が、合成された形で可変抵抗器32の
可動端子32cから出力される。この場合、圧電素子1
4bおよび14cの合成出力は、理想状態においては、
振動ジャイロ10の駆動側を基準にして−90度の位相
を有する所定の正弦波になる。ところが、圧電素子14
bおよび14cの出力間に電圧誤差や位相差が生じる場
合には、圧電素子14bおよび14cの出力を単に合成
しただけでは、上述の所定の正弦波が得られない。
【0025】しかしながら、その可変抵抗器32を調整
することによって、圧電素子14bおよび14cの出力
間の電圧誤差および位相差を補正することができる。し
たがって、可変抵抗器32を調整することによって、可
動端子32cからの出力を、駆動側を基準にして−90
度の位相を有する所定の正弦波に補正することができ
る。
【0026】そして、反転増幅器34では、この可変抵
抗器32からの正弦波出力の位相が反転され、かつ、そ
の信号が増幅される。したがって、この反転増幅器34
からは、振動ジャイロ10の駆動側を基準にして90度
の位相を有する信号が出力される。
【0027】そして、ローパスフィルタ38では、反転
増幅器34からの出力の位相が90度遅れ、かつその出
力に含まれる高調波成分が抑制される。したがって、ロ
ーパスフィルタ38からは、高調波成分によるスプリア
スのない、かつ振動ジャイロ10の駆動側と同相で常に
一定な信号が出力される。
【0028】そして、このローパスフィルタ38からの
出力は、結合用の抵抗42を介して、駆動用の圧電素子
14aの電極20aに印加される。したがって、この実
施例では、振動ジャイロ10を効率よく自励振駆動する
ことができる。
【0029】一方、差動回路50では、理想ダイオード
回路52によって、圧電素子14bの正弦波出力が順方
向に半波整流される。そのため、理想ダイオード回路5
2からは、圧電素子14bからの正弦波出力の正の信号
が出力される。
【0030】また、別の理想ダイオード回路60によっ
て、圧電素子14cからの正弦波出力が逆方向に半波整
流され、その正弦波出力の負の信号が出力される。
【0031】そして、平滑回路68および70によっ
て、理想ダイオード回路52および60からの出力は、
それぞれ、正の直流および負の直流に平滑される。
【0032】そして、これらの直流出力は、合成手段と
しての可変抵抗器72の固定端子72aおよび72bに
与えられる。したがって、この可変抵抗器72の可動端
子72cからは、平滑回路68および70からの直流出
力が合成された形で出力される。
【0033】この差動回路50では、圧電素子14bの
出力を順方向に半波整流して平滑しかつ圧電素子14c
の出力を逆方向に半波整流して平滑しそれから合成する
ため、それらの出力間に位相差があっても、その位相差
による誤差は生じない。
【0034】しかも、それらの出力間に電圧誤差があっ
ても、合成手段としての可変抵抗器72を調整すること
によって、それらの電圧誤差を補正することができる。
なお、この実施例では、振動ジャイロ10の無回転時に
おける差動回路50の出力が0になるように調整され
る。したがって、差動回路50からの出力が0であるこ
とを確認すれば、振動ジャイロ10が回転していないこ
とがわかる。
【0035】一方、振動ジャイロ10をその軸を中心と
して一方向に回転した場合、振動ジャイロ10の振動方
向と直交する方向にコリオリ力が働く。そのため、振動
ジャイロ10の振動方向は、無回転時の振動方向からず
れる。この時、たとえば、検出用の一方の圧電素子14
bはその主面に直交する方向に近い方向に、検出用の他
方の圧電素子14cはその主面に平行する方向に近い方
向に、それぞれ屈曲振動する。
【0036】この場合、特に図3(B)に示すように、
検出用の一方の圧電素子14bからの出力は大きくな
り、逆に、検出用の他方の圧電素子14cからの出力
は、圧電素子14bの出力が大きくなる分だけ小さくな
る。したがって、この場合も、発振回路30の可変抵抗
器32からの出力は、無回転時の出力と同じになる。
【0037】そして、可変抵抗器32からの出力は、無
回転時の場合と同様に、反転増幅器34およびローパス
フィルタ38などを介して、駆動用の圧電素子14aに
印加される。したがって、振動ジャイロ10の回転時に
も、その無回転時と同様に、振動ジャイロ10を効率よ
く自励振駆動することができる。
【0038】一方、差動回路50では、圧電素子14b
の出力が圧電素子14cの出力より大きくなるため、平
滑回路68の出力の絶対値が他方の平滑回路70の出力
の絶対値より大きくなる。したがって、合成手段として
の可変抵抗器72からは図3(B)に示すように正の直
流が出力され、振動ジャイロ10が一方向に回転してい
ることがわかる。
【0039】なお、振動ジャイロ10の回転角速度が大
きくなればなるほど、圧電素子14bおよび14cの出
力差が大きくなるので、差動回路50からの出力も大き
くなる。したがって、差動回路50の出力の大きさか
ら、振動ジャイロ10の回転角速度を知ることができ
る。この場合も、この差動回路50では、圧電素子14
bの出力を順方向に半波整流して平滑しかつ圧電素子1
4cの出力を逆方向に半波整流して平滑しそれから合成
するため、それらの出力間に位相差があっても、その位
相差による誤差は生じない。
【0040】なお、振動ジャイロ10が逆方向に回転し
ている場合は、圧電素子14bおよび14cの出力の大
きさが逆になるので、差動回路50からは、負の直流が
出力される。したがって、差動回路50の出力の極性か
ら、振動ジャイロ10の回転方向を知ることができる。
【0041】発明者の実験によれば、この実施例では、
振動ジャイロ10の回転角速度と差動回路50の出力電
圧とは、それらの関係を図4のグラフに示すように、S
/N比ないしは精度のよいリニアな関係を有する。
【0042】なお、上述の実施例では、振動ジャイロ1
0を自励振駆動するために、特別な発振回路30によっ
て、2つの検出用の圧電素子14bおよび14cの出力
を合成した形で駆動用の圧電素子14aに印加したが、
この特別な発振回路30に代えて通常の和動増幅器など
によって、それらの出力を合成した形で駆動用の圧電素
子に印加してもよい。要するに、この振動シャイロ10
を自励振駆動するためには、2つの検出用の圧電素子の
出力を合成した形で駆動用の圧電素子に印加すればよ
い。
【0043】また、上述の実施例では、振動ジャイロ1
0の回転角速度を測定するために、2つの検出用の圧電
素子14bおよび14cの出力差を特別な差動回路50
で検出したが、この特別な差動回路50に代えて通常の
差動増幅器でその出力差を検出してもよい。この場合、
その出力差は正弦波で得られる。要するに、この振動ジ
ャイロ10の回転角速度を測定するためには、2つの検
出用の圧電素子の出力差を検出すればよい。
【0044】図5は図1(A)および図1(B)に示す
実施例の変形例を示す断面図である。この実施例の振動
ジャイロ10では、特に、振動体12がエリンバ,鉄−
ニッケル合金などの金属からなる振動材料で形成され
る。この振動体12の3つの側面には、圧電素子14a
〜14cの圧電層16a〜16cが、たとえばPZT
(ジルコン・チタン酸鉛),ZnO(酸化鉛)などの圧
電材料で、たとえばスパッタリング,蒸着などの薄膜技
術によって形成される。したがって、これらの圧電素子
16a〜16cと圧電体12との間には、図1(A)お
よび図1(B)に示す実施例における電極18a〜18
cが形成されない。なぜなら、振動体12がそれらの電
極18a〜18cを兼ねるからである。
【0045】さらに、圧電素子16a〜16cの表面に
は、電極20a〜20cが、たとえば金,銀,アルミニ
ウム,ニッケル,銅−ニッケル合金(モネルメタル)な
どの電極材料で、たとえばスパッタリング,蒸着などの
薄膜技術によって形成される。
【0046】また、この実施例では、支持部材22およ
び24は、それぞれ、振動体12のノード点近傍に2点
で固着される。そして、この実施例も、図1(A)およ
び図1(B)に示す実施例と同様に用いられる。
【0047】なお、上述の各実施例では、振動体12が
正3角柱状に形成されているが、この発明では、振動体
12は2等辺3角柱状に形成されてもよい。この場合、
振動体12の等しい面積を有する側面に形成される圧電
素子を、圧電検出素子として用いればよい。あるいは、
振動体12は、2等辺3角柱状以外の3角柱状に形成さ
れたり、4角柱状,5角柱状,6角柱状などの多角柱状
に形成されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)および(B)は、それぞれ、この発明の
一実施例を示し、(A)はその斜視図であり、(B)は
(A)の線IB−IBにおける断面図である。
【図2】図2は図1(A)および図1(B)に示す振動
ジャイロを用いたジャイロ装置の一例を示す回路であ
る。
【図3】(A)および(B)は、それぞれ、図2の回路
の各部における出力を示すグラフであり、(A)は振動
ジャイロの無回転時の出力を示し、(B)はその回転時
の出力を示す。
【図4】図4は図2の回路における振動ジャイロの回転
角速度と差動回路の出力電圧との関係を示すグラフであ
る。
【図5】図5は図1(A)および図1(B)に示す実施
例の変形例を示す断面図である。
【図6】図6は、この発明の背景となる従来の振動ジャ
イロの一例を示す図解図である。
【符号の説明】
10 振動ジャイロ 12 振動体 14a 圧電駆動素子としての圧電素子 14b 圧電検出素子としての圧電素子 14c 圧電検出素子としての圧電素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屈曲振動させるための柱状の振動体、お
    よび前記振動体の側面に配置され、前記振動体を屈曲振
    動させるための少なくとも1つの圧電駆動素子と前記振
    動体の屈曲振動の方向を検出するための少なくとも2つ
    の圧電検出素子を含み、前記圧電検出素子、前記振動
    体の中心軸と前記振動体の無回転時における振動方向の
    両方を含む面の両側に対称となるように配置され、か
    つ、前記振動体の回転時に生じるコリオリ力の方向に平
    行でなくかつ直交しないように配置されたことを特徴と
    する、振動ジャイロ。
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