JPH0759775B2 - 流体噴射式織機の緯入れ制御装置 - Google Patents

流体噴射式織機の緯入れ制御装置

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JPH0759775B2
JPH0759775B2 JP61167282A JP16728286A JPH0759775B2 JP H0759775 B2 JPH0759775 B2 JP H0759775B2 JP 61167282 A JP61167282 A JP 61167282A JP 16728286 A JP16728286 A JP 16728286A JP H0759775 B2 JPH0759775 B2 JP H0759775B2
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雄二郎 竹川
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Tsudakoma Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この発明は流体噴射式織機の緯入れ制御装置、更に詳し
くは解舒中の緯糸(以下「解舒糸という)を固定ドラム
の周面に対して進退する係止ピンが係止してその解舒を
停止させて1ピック分の緯糸測長量を決定する型式の緯
入れ制御装置における改良に関するものである。
《従来技術及びその問題点》 係止ピンの作動によって1ピック分づつの緯糸を解舒す
る固定ドラム式緯糸貯留装置においては、緯入れ終了時
に係止ピンが作動して、爾後の解舒を阻止するものであ
る。
ところで、解舒は高速で行われるため、急激に解舒緯糸
が係止ピンに衝突すると緯糸切れ等を発生させる。この
緯糸切れを防止するため係止ピンに係止するときの衝撃
を緩和させることが必要となる。このため固定ドラム周
面上に巻付け貯留された最終ワインドの緯糸にブレーキ
を掛けながら解舒させ係止ピンに急激な衝突をしないよ
うにするため、特開昭56−93659号に開示された発明が
提案されている。
しかし、この発明のものは解舒中の緯糸を制動シューで
もってドラム上に押し付けて制動するため、特に高速運
転による高速解舒の今日においては、適正な制動タイミ
ングを設定し、確実に制動させることは極めて困難であ
る。またこのものにあっては制動シューを作動させるた
めの機構が必要となり制動シュー作動構造が複雑化し、
保守が面倒になるばかりでなく、製作費用が高価になる
といった欠点を有している。
更に、ここにおける制動力は糸種や解舒速度などによっ
て微妙な設定を必要とするものであるが、この従来の装
置では斯る制動力の適正な設定を行うことが困難であ
る。
《発明の目的》 この発明は、上記した従来の流体噴射式織機の緯入れ制
御装置の欠点に鑑みて提案されたもので、高速解舒が行
われても確実に解舒糸に制動を与え、しかも保守の点及
び製作費用の点から極めて有利な流体噴射式織機の緯入
れ制御装置を提供することを目的とする。
《問題点を解決するための手段》 この発明は上記目的を達成するため、緯糸測長貯留固定
ドラム(以下、『ドラム』と略記する)の周面上の離間
位置に固定保持体を設け、該ドラムと固定保持体間には
解舒糸の通過空間(通路)を形成するとともに、上記ド
ラムと固定保持体間にはドラム円周方向に所定の長さ延
在する制御板を設けておき、該制動板を解舒中たる非制
動時にはドラム側又は固定保持体側のいずれか一方に接
触させて所定の退避位置におく。制動時たる例えば最終
ワインド解舒時には制動板のドラム円周方向の一方の端
部を反退避側部材(制動板がドラム側に退避していると
きは固定保持体)に強制的に解舒糸の通過を妨げない接
触状態に架け渡し付勢する。
《第1実施例》 第1図及び第2図に示すのは制動板の付勢手段として噴
射エアーを用いたものである。ドラム1の上方には固定
保持体3が離間配置されている。このドラム1と固定保
持体3との間にはドラムに巻付け貯留された緯糸Wが解
舒時に通路4が設けられている。この通路4には、ドラ
ム1円周方向に延在し、解舒糸進行方向(以下『解舒方
向』と略記する)下流側の面が固定保持体3に設けられ
た磁石8A、8Bによって吸引保持される制動板5が設けら
れている。この制動板5は可撓性のある材料で構成さ
れ、しかも第3図に示すように磁石8A、8Bに対応する部
分5a、5bが少なくとも磁性体材料から構成されている必
要がある。
尚、制動板5の一例を示すこの第3図において番号53は
解舒方向上流側部分に形成された緯糸誘導面であり、後
述するタイミングのときに制動板5と固定保持体3間に
緯糸が無理なく進入し易い様に丸みを帯びさせている。
磁石8A、8Bに吸引されて固定保持体3側に吸引保持され
た制動板5は上面が固定保持体3に密着する如く退避位
置にあり、解舒糸通過空間たる通路4を残している。
固定保持体3の制動板5の反磁石吸引側端部たる方向上
流側部分に対応する所定の位置には、第4図に示す様な
圧縮空気供給源99からのエアーを制動板5に向けて噴出
するための透通孔9が形成されている。
第4図に示すように、ドラム1周面上を相対的に離間回
転するヤーンガイドYGによってドラム上には1ピック分
の緯入れに必要な長さの緯糸Wが巻付け貯留される。そ
してここに巻付け貯留された緯糸Wは所定の緯入れタイ
ミングにメインノズルMNからの流体噴射に乗ってドラム
1上から解舒されて経糸開口中へ緯入れされる。そし
て、1ピック分の緯糸が解舒されると係止ピン7がドラ
ム1周面上に向けて進出し、緯糸の更なる解舒を阻止す
る。この場合、ドラム上に巻付けられた最終ワインドの
緯糸の解舒終了時、該解舒糸が急激に係止ピン7に衝突
する。そこで、最終ワインドの緯糸が解舒され始める
と、圧縮空気供給源99からのエアーが透通孔9に向けて
送り込まれる。そうすると、該エアーによって制動板5
のエアー受面側即ち方向の上流側部分はドラム1周面上
に向けて押し付けられる。このとき制動板5の反エア受
面側即ち方向の下流側部分は磁石8A、8Bによって吸引さ
れて固定保持体3に吸着(密着)された状態となってい
る。
これによって、制動を受けるべく解舒中の緯糸は制動板
のエアー受面を通って制動板5の上面と固定保持体3間
に食込むようにして入り込み、制動板5と固定保持体3
の密着面間を圧接された状態で通過、即ち制動を受けた
状態で移動し解舒される。
次に、この制動タイミング、即ちエアーの供給タイミン
グを司らせる機構の一例について詳述する。
第4図に示すように、透通孔9に圧縮空気供給源99から
のエアーを導く流路には電磁弁98を設けておく。そし
て、織機の所定の回転角で基準信号タイミングを発生さ
せる基準タイミング信号発生器91と電磁弁作動タイミン
グ設定器93を設け、これらの信号を入力して緯糸が係止
ピン7に衝突係合する前の緯入れ終期、例えば最終ワイ
ンドの解舒時に透通孔9へエアーを供給するため電磁弁
98を開かせる信号を出力する比較器95とを有するように
構成しておく。もっとも、この作動タイミングを司らせ
る回路は第4図に示したものに限定される必要なはく、
他の回路をもってしても良いことはいうまでもない。
尚、この第1実施例において制御板5を固定保持体3に
保持させるのに磁石8A、8Bを用いたが、この磁石は電磁
石であっても良いことはいうまでもない。電磁石の方が
緯糸に対する制動力たる制動板5の固定保持体3に対す
る吸着力を適正に設定するのには極めて有利である。
もっとも、この磁石が永久磁石である場合において上記
制動力を調節するには、異なる磁力の永久磁石を複数個
用意して置き換えたり、取付け位置たる制動板との距離
を変更したり、または取付け数を適宜変更すること等に
よって行うことになる。
《第2実施例》 第5図に示す実施例は制動板の付勢手段として電磁石を
用いたものである。前記の第1実施例では、定常解舒中
(制動を掛けない解舒)における制動板の位置、即ち退
避位置を固定保持体側に位置させたが、ドラム側に位置
させるものであってもよい。即ち、第5図に示すよう
に、ドラム11の上方には固定保持体13を離間位置させ、
両者の間に解舒糸通路14を画定形成しておく。そしてこ
の通路14内にあってドラム11の周面上には解舒方向下流
側部分がドラム11に内設された磁石(永久磁石または電
磁石)18A、18Bによってドラム11上に保持された制動板
15が設けられている。
この制動板15は定常時には実線で示すようにドラム11周
面上に位置し、制動時には固定保持体13に内設された電
磁石19の作動(通電)によって、一点鎖線で示すよう
に、解舒方向上流側端部上面が固定保持体13の下面に吸
着される格好となり、前記第1実施例と同じように通路
をまたいで解舒方向における制動板の上流側および下流
側の面が夫々ドラム11又は固定保持体13に接触する格好
となる。この場合には制動を受ける解舒糸は制動板15の
下面とドラム11周面との間を制動されながらドラム11上
を進行するものである。
尚、制動板15の解舒方向上流側部分を固定保持体側に持
ち上げるための電磁石19の作動タイミングは前記第1実
施例と同じであり、この実施例のものにあっても前記第
1実施例のものと同様に、織機の所定の回転角で基準信
号タイミングを構成させる基準タイミング信号発生器と
電磁石作動(通電)タイミング設定器を設け、これらの
信号を入力して緯糸が係止ピン7に衝突係合する前の緯
入れ終期、例えば最終ワインドの解舒時に電磁石19に通
電させる信号を出力する比較器とを有するように構成し
ておく。
《第3実施例》 前記第1及び第2実施例では制動時に固定保持体とドラ
ムとの間に位置する制動板の解舒方向上流側部分を移動
させたが、これに限定されるものではない。
即ち、第6図に示すように、ドラム21上の円周方向に磁
性体の制動板25を延在せしめ、非制動時にはその解舒方
向上流側部分をドラム21に内設された磁石29でドラム側
に吸引保持して退避状態とする。そして制動時には固定
保持体23に設けられた電磁石28A、28Bで制動板25の解舒
方向下流側部分を吸引して反退避側部材とさせるように
してやっても良い。
《第4、5、6実施例》 上記各実施例において制動板5、15、25の固定保持側端
部を固定保持体及びドラムに固定保持させるのに、磁石
8A、8B、18A、18B、29を用いたが、この発明はこれに限
定されるものではない。即ち、第7図に示すように、制
動板35の解舒方向上流側部分をドラム31にネジ等の固定
(固設)手段39で固定取付けさせておいても良く、ま
た、第8図に示すように、制動板45の上流側部分を固定
保持体43に適宜の固定手段49で固定取り付けしておいて
も良い。
そして、解舒糸に制動を掛ける時には電磁石38A、38B、
48A、48Bを作動させて制動板35、45の下流側部分を通路
34、44を移動させ、夫々固定保持体33、ドラム41へ吸着
させる。
また、第9図ではエアーの吹き付けによって制動板55の
下流側部分を移動させ、ドラム周面上に押圧接触させて
誘導されてくる解舒糸をエアーの吹付力で制動する。
第7図、第8図及び第9図中、番号37、47、57は係止ピ
ンである。
《発明の効果》 この発明によれば、解舒糸が係止ピンに係止される前に
解舒糸に制動を掛けるときに、付勢手段としての電磁石
又はエアーによって接触退避位置にある制動板のドラム
円周方向一方の側を強制的にドラムと固定保持体間に架
渡して接触させ、制動を架ける解舒糸を解舒糸進行方向
下流側における該制動板とドラム(又は固定保持体)の
面間を通過させるので、確実に解舒糸に制動力を与える
ことができるので緯糸が係止ピンに係止されたときの糸
切れを確実に防止できる。また磁力及び吹き付けエアー
の設定変更だけで制動力を調節できる。しかも、この調
節は無段階に行えるので微妙な調節を行うことができ
る。
更に、この発明のものは機構的に極めて簡単であり、保
守及び製作費用の点からも従来のものに比べて極めて有
利である。
【図面の簡単な説明】
第1図;この発明の流体噴射式織機の緯入れ制御装置の
一実施例を示す部分正面断面図。 第2図;同、側面図。 第3図;この発明の流体噴射式織機の緯入れ制御装置に
用いる制動板の一例を示す上面図。 第4図;この発明の流体噴射式織機の緯入れ制御装置の
一実施例を示す説明図。 第5図;この発明の第2の実施例を示す正面断面図。 第6図;この発明の第3の実施例を示す正面断面図。 第7図;この発明の第4の実施例を示す正面断面図。 第8図;この発明の第5の実施例を示す正面断面図。 第9図;この発明の第6の実施例を示す正面断面図。 1、11、21、31、41、51……ドラム 3、13、23、33、43、53……固定保持体 4、14、24、34、44、54……通路 5、15、25、35、45、55……制動板 7、17、27、37、47、57……係止ピン 8A、8B、18A、18B……磁石又は電磁石 19、28A、28B、38A、38B、48A、48B……電磁石 YG……回転ヤーンガイド MN……メインノズル

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】解舒中の緯糸を固定ドラムの周面に対して
    進退する係止ピンで係止してその解舒を停止させて1ピ
    ック分の緯糸測長値を決定する型式であって、 該ドラムの周面に離間対面して設けられた固定保持体に
    よりドラムとの間に解舒糸通過通路が画定形成されてお
    り、 この通路内にはドラム円周方向に延在する制動板が設け
    られて、 非制動時にはドラムと保持体とのいずれか一方の部材に
    接触して解舒糸の通過を妨げない退避位置に置かれ、 制動時には該制動板のドラム円周方向一方の端部が反退
    避側の部材に対し強制的に解舒糸の通過を妨げない接触
    状態に架け渡し付勢される ことを特徴とする流体噴射式織機の緯入れ制御装置。
JP61167282A 1986-07-15 1986-07-15 流体噴射式織機の緯入れ制御装置 Expired - Lifetime JPH0759775B2 (ja)

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