JPH0759580A - ヒトカルシトニン前駆体ペプチドの製造法 - Google Patents

ヒトカルシトニン前駆体ペプチドの製造法

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JPH0759580A
JPH0759580A JP26298192A JP26298192A JPH0759580A JP H0759580 A JPH0759580 A JP H0759580A JP 26298192 A JP26298192 A JP 26298192A JP 26298192 A JP26298192 A JP 26298192A JP H0759580 A JPH0759580 A JP H0759580A
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human calcitonin
calcitonin precursor
precursor peptide
dna
bacillus brevis
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Juzo Udaka
重三 鵜高
Hideo Yamagata
秀夫 山形
Takahiro Shibakawa
柴川  高広
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NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バチルス・ブレビスを宿主として用いてヒト
カルシトニン前駆体ペプチドを経済的かつ大量に製造す
るための新規な製造法を提供することを目的とする。 【構成】 バチルス・ブレビス由来のプロモーター領域
を有するDNAの3′末端にヒトカルシトニン前駆体ペ
プチドをコードするDNAを1個または複数個結合たせ
たDNA;プロモーター領域を含有するDNAの3′末
端にヒトカルシトニン前駆体ペプチドをコードするDN
Aを1個または複数個結合させたDNAを保持するバチ
ルス・ブレビス;並びにこのバチルス・ブレビスを培地
に培養し、培養物中にヒトカルシトニン前駆体ペプチド
を生成させ、蓄積せしめ、これを採取することを特徴と
するヒトカルシトニン前駆体ペプチドの製造法を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヒトカルシトニン(huma
n Calcitonin )前駆体ペプチド製造のための組換えD
NA技術に関し、さらに詳細には、ヒトカルシトニン前
駆体ペプチド遺伝子を含有するDNA、該DNAを保持
するバチルス・ブレビス(Bacillusbrevis)およびそ
れらを用いたヒトカルシトニン前駆体ペプチドの製造法
に関する。
【0002】
【従来の技術】ヒトカルシトニンは、32個のアミノ酸
からなる単鎖のポリペプチドで、そのアミノ酸配列はす
でに明らかにされており、1位と7位の位置にCysがあ
り、これらはS−S結合で結ばれている。さらに、C末
端がアミド化されている。本物質は特に強い骨吸収抑制
作用および血中カルシウム濃度降下作用を持つことか
ら、高カルシウム血症や代謝性骨疾患の治療薬として用
いられている。
【0003】現在治療用のカルシトニンとして市販され
ているものは、ブタ、サケおよびウナギのカルシトニン
であるが、これらは生体から抽出したりまたは化学的に
合成することによって得られている。しかしその生産量
はわずかでありまた高価である。さらに、ウナギやサケ
のカルシトニンは、その生理活性はヒトのカルシトニン
に比べて高いが、アミノ酸の一部がヒトのものと異なる
ために、人体に長時間投与した場合、抗体が産生され、
好ましくない結果をもたらすことが知られている。従っ
てヒトカルシトニンを経済的かつ大量に製造する方法が
望まれており、遺伝子操作技術を用いる方法が最も好ま
しい。
【0004】今日まで多くの組換えDNAの研究は大腸
菌(E.coli)を用いてなされており、特開昭58−2
03953および特開昭62−226998にはヒトカ
ルシトニン前駆体ペプチドの化学合成遺伝子と大腸菌に
おけるその発現が記載されている。しかし、この方法で
は、発現された遺伝子産物が菌体内に蓄積されるため目
的とする遺伝子産物を純粋な形で取得するまでの過程
で、目的物の菌体からの抽出及び抽出液からの精製に多
大な時間と労力を要するだけでなく、目的とする物質を
完全な形で純粋に得ることが容易ではない。
【0005】一方、バチルス(Bacillus )属菌は古く
から種々の菌体外酵素の生産菌として工業的に利用され
ており、これら菌体外酵素の遺伝子のプロモーターおよ
びシグナルペプチドをコードするDNA領域をクローニ
ングし、その下流に目的とする蛋白質の製造遺伝子を連
結し、これをバチルス属に導入すれば、目的とする蛋白
質を遺伝子産物として菌体外へ分泌させることが可能に
なると考えられ、すでにバチルス・アミロリクエファシ
エンス(Bacillus amyloliquefaciens )のα−アミラ
ーゼ遺伝子〔I.Palvaら、Gene,22,229(198
3) 〕、バチルス・サチルス(Bacillus subtilis)の
α−アミラーゼ遺伝子〔H.Yamazakiら、J.Bacter
iol.,156,327(1983)〕などがクローン化さ
れ、これらのシグナルペプチドを利用した異種蛋白質の
分泌が報告されている。
【0006】一方、鵜高らはバチルス・ブレビス(Bac
ilus brevis )にはプロテアーゼをほとんど生産しない
菌株が多いことを見いだし、その1菌株バチルス・ブレ
ビス47〔FERM P−7224;特開昭60−58
074号公報、特開昭62−201583号公報参照〕
の主要菌体外蛋白質〔H.Yamagata ら, J.Bacteri
ol.,169,1239(1987)、塚越規弘、日本農芸化
学会誌,61,68(1987)および特開昭62−201
583号公報にそれぞれ“outer wall proteinand midd
le wall protein”、“菌体外主要蛋白質”および“細
胞表層蛋白質”として記載されている。〕遺伝子のプロ
モーターおよび該主要蛋白質の一種であるMW蛋白質
(middle wall protein )のシグナルペプチドをコード
する領域を用いて分泌ベクターを作製し、本菌株を宿主
としてα−アミラーゼ〔特開昭62−201583号公
報、H.Yamagata ら, J.Bacteriol.,169,12
39(1987)〕等の分泌生産に成功している。
【0007】さらに、高木らは菌体外のプロテアーゼを
示さない菌株バチルス・ブレビスHPD31を分離し、
これを宿主として耐熱性α−アミラーゼの高分泌生産に
成功している〔日本農芸化学会昭和62年度大会講演要
旨集,p27〕。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前記のとおり、バチル
ス・ブレビスを宿主として用いる異種蛋白質の分泌生産
および主に大腸菌を宿主として用いるヒトカルシトニン
前駆体ペプチドの生産について種々試みられているが、
本発明はバチルス・ブレビスを宿主として用いてヒトカ
ルシトニン前駆体ペプチドを経済的かつ大量に製造する
ための新規な製造法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ヒトカル
シトニン前駆体ペプチドを効率良く生産させるために、
バチルス・ブレビスを宿主として用いてヒトカルシトニ
ン前駆体ペプチド遺伝子を発現させることにより、培養
物中にヒトカルシトニン前駆体ペプチドが生産されるこ
とを確認した。
【0010】すなわち本発明は、(1)バチルス・ブレ
ビス由来のプロモーター領域を含有するDNAの3′末
端にヒトカルシトニン前駆体ペプチドをコードするDN
Aを1個または複数個結合させたDNA、(2)プロモ
ーター領域を含有するDNAの3′末端にヒトカルシト
ニン前駆体ペプチドをコードするDNAを1個または複
数個結合させたDNA、並びに(3)上記(2)に記載
のバチルス・ブレビスを培地に培養し、培養物中にヒト
カルシトニン前駆体ペプチドを生成、蓄積せしめ、これ
を採取することを特徴とするヒトカルシトニン前駆体ペ
プチドの製造法、に関する。
【0011】
【具体的な説明】ヒトカルシトニン前駆体ペプチドをコ
ードするDNA(カルシトニン前駆体構造遺伝子)とし
ては、ヒトカルシトニン前駆体ペプチドをコードするも
のであれば具体的な塩基配列は問わないが、例えば下記
のようなDNA(I)(配列番号:1)が挙げられる。
【0012】DNA(I):TGCGGTAACCTG
AGTACTTGCATGCTGGGTACCTACA
CTCAAGACTTCAACAAATTCCACAC
TTTCCCACAAACTGCGATCGGTGTT
GGAGCTCCAGGT プロモーターとしては、バチルス・ブレビス由来のもの
が好ましいが、バチルス・ブレビスで機能するものであ
ればいずれでもよい。さらに、プロモーター領域を含有
するDNAは、プロモーター以外に、SD配列、翻訳開
始コドンなどを有していることが必要である。
【0013】本発明において、ヒトカルシトニン前駆体
ペプチドの生産量を増加させるためには、菌体外にヒト
カルシトニン前駆体ペプチドを蓄積させることが望まし
く、この場合、プロモーター領域を含有するDNAに
は、該DNAの3′末端側にシグナルペプチドをコード
する領域が含まれる。シグナルペプチドとしては、ヒト
カルシトニン前駆体ペプチドをバチルス・ブレビスの菌
体外に分泌発現させるものであればいずれでもよく、例
えば、バチルス・ブレビス47あるいはバチルス・ブレ
ビスH102の主要菌体外蛋白質のシグナルペプチドな
どが挙げられるが、なかでもバチルス・ブレビス47の
MW蛋白質(middle wall protein )のシグナルペプチ
ドが好ましい。
【0014】上記したプロモーター領域およびシグナル
ペプチドをコードする領域を含有するDNAとしては、
例えば図1(配列番号:2)に示すベクターpNU20
0中の574bp AluI−Fnu4HI断片が挙げられ
る。遺伝子の発現に用いる発現ベクターとしては、バチ
ルス・ブレビスで機能するものであればいずれでもよ
く、後述の参考例1で示すpNU210などが挙げられ
る。
【0015】上記のDNAを用いて作製したヒトカルシ
トニン前駆体ペプチド発現プラスミドとしては、バチル
ス・ブレビスで発現するものであればいずれでもよく、
具体的には後述の実施例1で得られるプラスミドpNU
210−CT、実施例2で得られるプラスミド、pNU
210−CT2、pNU210−CT3、pNU400
−CT3、pNU400−CT5などが挙げられる。
【0016】本発明においては、ヒトカルシトニン前駆
体の生産量を増加するために1個の発現ベクター中に複
数個のカルシトニン前駆体構造遺伝子をタンデムに挿入
してもよい。これらの複数個の構造遺伝子に1個のプロ
モーターのもとに置かれてもよく、また各構造遺伝子の
上流にプロモーターを配置してもよい。ヒトカルシトニ
ン前駆体の分泌のためには、各構造遺伝子の上流にシグ
ナル配列を連結する必要があり、さらに各シグナル配列
の上流にSD配列を配置するのが好ましい。
【0017】前記発現プラスミドの内、pNU210−
CTはカルシトニン前駆体構造遺伝子を1個含有し、p
NU210−CT2は構造遺伝子を2個含有し、pNU
210−CT3およびpNU400−CT3は構造遺伝
子を3個含有し、そしてpNU400−CT5は構造遺
伝子を5個含有する。1個の発現プラスミド中にさらに
多くの、例えば、7個まで、10個まで、又は15個ま
での構造遺伝子を含有させることもできる。
【0018】これらのプラスミドを構築する方法として
は、例えばモレキュラー・クローニング.ア・ラボラト
リーマニュアル,コールド・スプリング・ハーバー・ラ
ボラトリー(Molecular Cloning. A Laboratory
Manual. Cold Spring Harbor Laboratory )(19
82)に記載の方法などが挙げられる。一方、プラスミド
の構築に用いられる宿主としては、大腸菌(coli
またはバチルス・ブレビス(Bacillus brevis)に属す
る微生物であればいずれでもよく、例えば、大腸菌XL
I−blue、バチルス・ブレビス47−5(FERMBP
−1664,IFO 14698)、バチルス・ブレビ
ス47−5Qなどが挙げられる。
【0019】さらに、遺伝子の発現に用いる宿主として
は、バチルス・ブレビスであればいずれでもよく、バチ
ルス・ブレビス47(FERM P−7224)、バチ
ルス・ブレビス47−5、バチルス・ブレビスH102
(FERM BP−1087)などが挙げられる。バチ
ルス・ブレビスを形質転換する方法は公知の方法でよ
く、例えばTakahashiらの方法〔J.Bacteriol.,15
6,1130(1983)〕などが挙げられる。
【0020】得られた形質転換体の培養に用いる培地は
形質転換体が生育して目的とする蛋白質を生産しうるも
のであればいかなるものでもよく、炭素源、窒素源、無
機塩類、栄養要求性の菌株の場合にはその生育に必要な
栄養物質、さらに培養に際して必要があれば培地に抗生
物質等を加えた培地が挙げられる。培養終了後、公知の
方法である遠心分離法などで菌体と上清を分離する。菌
体内に産生されたヒトカルシトニン前駆体ペプチドは、
公知の方法である物理的破砕法(超音波破砕法など)や
化学的破砕法(細胞壁溶解酵素など)などにより菌体を
破砕し、必要ならば界面活性剤(Triton −X100な
ど)を加えて抽出される。
【0021】このようにして得られた培養上清、さらに
抽出液中に含まれるヒトカルシトニン前駆体ペプチド
は、通常の蛋白質精製法であるゲルろ過、イオン交換ク
ロマトグラフィー、高速液体クロマトグラフィーなどに
より分離精製され、目的とするヒトカルシトニン前駆体
ペプチドを得ることができる。さらに、ヒトカルシトニ
ン前駆体ペプチドはアミド化酵素により、ヒトカルシト
ニンに変換される。
【0022】
【実施例】以下に、本発明の実施例を述べるが、本発明
を限定するものではない。参考例1.プラスミドpBR−ANの構築 プラスミドpBR322を制限酵素NruIおよびBamH
Iで切断した。一方、図7に示す塩基配列を有する2個
の一本鎖オリゴヌクレオチド(配列番号13および1
4)を合成し、それぞれの5′末端をT4ポリヌクレオ
チドキナーゼによりリン酸化した。さらにこれらにアニ
ーリング操作を行った後(一方が、付着末端で、他方が
平滑末端になる)、プラスミドpBR322(NruI−
BamHI断片)とT4DNAリガーゼにて連結すること
により、プラスミドpBR−ANを得た。
【0023】参考例2.発現ベクターpNU210の構
発現ベクターpNU200〔鵜高重三、農芸化学会誌、
61,669(1987)〕を制限酵素ApaLI,HindIII
で切断した。一方、図8に示した塩基配列(配列番号1
5および16)を有する2個の一本鎖オリゴヌクレオチ
ドを合成し、それぞれの5′末端をT4ポリヌクレオチ
ドキナーゼによりリン酸化した。さらに、これらにアニ
ーリング操作を行った後、発現ベクターpNU200
(ApaLI−HindIII断片)とT4DNAリガーゼにて
連結させることにより、発現ベクターpNU210を得
た。
【0024】実施例1.ヒトカルシトニン前駆体ペプチ
ド発現プラスミドpNU210−CTの構築と形質転換
体の調製 (A)ヒトカルシトニン前駆体ペプチド遺伝子の調製 ヒトカルシトニン前駆体ペプチドをコードする遺伝子の
塩基配列を図2に示す8個の一本鎖オリゴヌクレオチド
(フラグメント)(フラグメント1〜8をそれぞれ配列
番号3〜10に示す)に分け、ホスホアミダイト法にて
それぞれのフラグメントを合成した。このDNA配列
(フラグメント1)の5′末端は、バチルス・ブレビス
の菌体外に分泌発現させるためのシグナルペプチドの一
部をコードする配列を含んでいる。
【0025】化学合成されたフラグメントの内、図2に
示す1と5を除いた各フラグメントの5′末端をT4ポ
リヌクレオチドキナーゼによりリン酸化した。さらに、
これらのフラグメントの内、1と8、2と7、3と6、
4と5を混合し、4つの溶液とし、次のようにしてアニ
ーリング操作を行った。すなわち、4つの溶液を95℃
に10分間加温し、3時間かけて徐々に室温に戻し、さ
らに4つの溶液を混合し、65℃に10分加温してから
徐々に室温に戻した。このようなアニーリング操作をし
て得られたフラグメントにT4DNAリガーゼを加え、
反応させることにより、5′末端にシグナルペプチド配
列の一部を含むヒトカルシトニン前駆体ペプチド遺伝子
(CT)を得た。
【0026】(B)ベクターDNAの調製および大腸菌
の形質転換(図3) プラスミドベクターpBR−ANを制限酵素NcoIおよ
びBamHIで完全に切断し、(A)にて調製したDNA
と混合し、T4DNAリガーゼを加え反応させ、そして
この反応液を大腸菌の形質転換に供した。大腸菌の形質
転換は、Hanahanの方法〔J.Mol.Biol., 166,
557,(1983)〕により行った。得られたアンピシリ
ン耐性の形質転換体よりプラスミドを単離し、これをp
BR−AN−CTと命名した。
【0027】(C)ヒトカルシトニン前駆体ペプチド発
現プラスミドpNU210−CTの構築と形質転換体の
調製(図3) (B)で得られたプラスミドpBR−AN−CTより、
シグナルペプチドの中間付近以後からヒトカルシトニン
前駆体ペプチドまでをコードする142bpのApaLI−
BamHI断片を単離した。
【0028】一方、発現ベクターpNU210を制限酵
素ApaLIとBamHIで切断し、これに上記の142bp
のApaLI−BamHI断片をT4DNAリガーゼで連結
し、その反応液を用いてTakahashiらの方法〔J.Bac
teriol.,156,1130(1983)〕によってバチルス
・ブレビスの形質転換を行った。得られたエリスロマイ
シン耐性の形質転換体からプラスミドを単離し、これを
pNU210−CTと命名した。このpNU210−C
Tの構築手順を図3に示す。形質転換体の中から安定株
バチルス・ブレビス(pNU210−CT)〔BB47
−5Q−CT1の名称のもとに微工研菌寄第12964
号(FERMP−12964)として寄託されている〕
を分離し、実施例3の培養に用いた。
【0029】実施例2.ヒトカルシトニン前駆体ペプチ
ド発現プラスミドpNU400−CT5の構築と形質転
換体の調製(図5および図6) (A)タンデム化遺伝子の調製 ヒトカルシトニン前駆体ペプチドの発現量を増加させる
ためにタンデム化(多copy化)を行った。これには、図
1に示したプロモーター領域からSD配列、さらにヒト
カルシトニン前駆体ペプチドをコードする遺伝子までを
セットにしてタンデム化する方法と、ひとつのプロモー
ターの下でSD配列からヒトカルシトニン前駆体ペプチ
ドをコードする遺伝子までをセットにしてタンデム化す
る方法とが考えられたが、今回は後者のひとつのプロモ
ーターの下でSD配列からヒトカルシトニン前駆体ペプ
チドをコードする遺伝子までをセットにしてタンデム化
を図った。
【0030】具体的には、図4に示す2つのDNA配列
(配列番号11および12)に基づきホスホアミダイト
法にて一本鎖オリゴヌクレオチド(プライマー)を合成
した。プライマー1は制限酵素BamHIサイトができる
ような配列とSD1配列以降を含む28bpのDNAであ
る。プライマー2は制限酵素BglIIサイトができるよう
な配列とヒトカルシトニン前駆体ペプチド遺伝子の3′
末端と終止コドンを含む29bpのDNAである。
【0031】プライマー1および2とpNU210−C
TおよびDNAポリメラーゼを使って反応させ、5′末
端近傍にBamHIサイト、3′末端近傍にBglIIサイト
を持ち、間にSD配列、シグナルペプチドおよびヒトカ
ルシトニン前駆体ペプチドをコードするDNA配列を含
む300bpのDNA断片を得た。さらに、このDNA断
片を制限酵素BamHIおよびBglIIで切断し、5 ′末端
がBamHI、3′末端がBglIIサイトの288bpのDN
A断片を得た。
【0032】(B)ヒトカルシトニン前駆体ペプチド発
現プラスミドpNU210−CT3の構築と形質転換体
の調製(図5) 実施例1にて得られたヒトカルシトニン前駆体ペプチド
発現プラスミドpNU210−CTを制限酵素BamHI
で切断し、これに上記の288bpのBamHI−BglII断
片をT4DNAリガーゼで連結し、その反応液を用いて
前記のTakahashiらの方法によってバチルス・ブレビス
の形質転換を行った。得られたエリスロマイシン耐性の
形質転換体からプラスミドを単離し、このうち順方向に
DNA断片が挿入されたものをpNU210−CT2と
命名し、形質転換体の中から安定株を分離した。
【0033】さらに、このpNU210−CT2を制限
酵素BamHIで切断し、これに288bpのBamHI−B
glII断片をT4DNAリガーゼで連結し、その反応液を
用いて前記のTakahashiらの方法によってバチルス・ブ
レビスの形質転換を行った。得られたエリスロマイシン
耐性の形質転換体からプラスミドを単離し、このうち順
方向にDNA断片が挿入されたものをpNU210−C
T3と命名し、形質転換体の中から安定株を分離した。
【0034】今回のタンデム化は、288bpのBamHI
−BglII断片を一つずつ挿入したが、前もってBamHI
−BglII断片をT4DNAリガーゼで連結しておき、そ
の中から目的の連結数でかつ方向性の正しいDNA断片
を取り出し、これとpNU210−CTを制限酵素Bam
HIで切断したものとをT4DNAリガーゼで連結し、
その反応液を用いてTakahashiらの方法によってバチル
ス・ブレビスの形質転換を行っても同様の結果が得られ
る。
【0035】(C)ヒトカルシトニン前駆体ペプチド発
現プラスミドpNU400−CT5の構築と形質転換体
の調製(図6) 上記(B)にて得られた発現プラスミドpNU210−
CT3を制限酵素SpeI およびHindIIIで切断し、94
9bpのDNA断片を得た。一方、発現プラスミドpNU
400(pNU210に対し、83bpのNsp7524V
−EcoRI断片を欠失)を制限酵素SpeI,HindIIIで
切断し、これに上記の949bpのSpeI−HindIII断片
をT4DNAリガーゼで連結し、その反応液を用いてT
akahashiらの方法によってバチルス・ブレビスの形質転
換を行った。得られたエリスロマイシン耐性の形質転換
体からプラスミドを単離し、これをpNU400−CT
3と命名した。
【0036】また、pNU210−CT3を制限酵素B
amHIおよびBglIIで切断し、606bpDNA断片を得
た。そして、上記にて得られたpNU400−CT3を
制限酵素BamHIで切断し、これに606bpのBamHI
−BglII断片をT4DNAリガーゼで連結し、その反応
液を用いてTakahashiらの方法によってバチルス・ブレ
ビスの形質転換を行った。得られたエリスロマイシン耐
性の形質転換体からプラスミドを単離し、このうち順方
向にDNA断片が挿入されたものをpNU400−CT
5と命名した。このpNU400−CT5の構築手順を
図6に示す。形質転換体の中から安定株バチルス・ブレ
ビス(pNU400−CT5)を分離し、実施例3の培
養に用いた。
【0037】実施例3.形質転換体の培養及びヒトカル
シトニン前駆体ペプチドの生産 (1)実施例1および実施例2で得られた形質転換体バ
チルス・ブレビス(pNU210−CT)およびバチル
ス・ブレビス(pNU400−CT5)並びにその対照
となるバチルス・ブレビス(pNU210)をポリペプ
トン2%、酵母エキス0.4%、肉エキス0.5%、グ
ルコース1%、MgCl2 5mM、ウラシル100μg
/mlおよびエリスロマイシン10μg/mlからなる
培地(pH7.0)で30℃、3日間振とう培養した。
【0038】上記の培養液を遠心分離し、その培養上清
をSchagger,H.らの方法〔Anal.Biochem.,166,
368(1987)〕に準じて、トリシン−SDS−ポリア
クリルアミドゲル電気泳動にかけたのち、抗ヒトカルシ
トニン抗血清(CAMBRIDGE MEDICAL TECHNOLOGY CORPORA
TION製)を用いてウエスタンブロッティングを行った。
その結果、バチルス・ブレビス(pNU210−C
T)、およびバチルス・ブレビス(pNU400−CT
5)の培養上清にはヒトカルシトニン前駆体ペプチドが
認められ、その分子量は標準品(ヒトカルシトニン)の
それとほぼ一致した。
【0039】(2)実施例2で得られた形質転換体バチ
ルス・ブレビス(pNU400−CT3)、バチルス・
ブレビス(pNU400−CT5)、およびその対照と
なるバチルス・ブレビス(pNU210)をプロテオー
スペプトンP1 4%、グルコース5%、酵母エキス
0.5%、MgSO4 ・7H2 O0.01%、FeSO
4 ・7H2 O0.001%、MnSO4 ・4H2 O0.
001%、ZnSO4 ・7H2 O0.0001%、HE
PES0.1M(pH7.0)、ウラシル100μg/
ml、エリスロマイシン10μg/mlからなる培地に
て30℃、3日間振とう培養した。
【0040】上記の培養上清を遠心分離し、その培養上
清をSchagger.H.らの方法に準じて、トリシン−SD
S−ポリアクリルアミド電気泳動にかけたのち、抗カル
シトニン抗血清を用いてウエスタンブロッティングを行
った。その結果、培養上清中のヒトカルシトニン前駆体
ペプチドの濃度は2mg/1であった。pNU210
(レーン3)、pNU400−CT3(レーン1)及び
pNU400−CT5(レーン2)からのカルシトニン
前駆体の生産量を電気泳動により比較した結果を図9に
示す。プラスミド当りのカルシトニン遺伝子の数を増加
することにより生産量が増加することが明らかである。
【0041】実施例4.ヒトカルシトニン前駆体ペプチ
ドのアミド化 実施例3にて得られた培養上清をSep−Pak C18カー
トリッジ(Waters 製)で前処理した後、逆相HPLC
(TSK−120T東ソー製)にてヒトカルシトニン前
駆体ペプチドの粗精製品を得た。本品にペプチドC末端
アミド化酵素(資生堂製)を反応させて、反応液をHP
LCにかけ、直線濃度勾配にて溶出し、215nmの紫外
部吸収によりモニターした。このときヒトカルシトニン
前駆体ペプチドと思われるピークは、反応前のヒトカル
シトニン前駆体ペプチドのピークとはずれて、ヒトカル
シトニンの標準品(CAMBRIDGE RESEARCH BIOCHEMICALS
製)のピーク位置と一致した。すなわち、培養上清中の
ヒトカルシトニン前駆体ペプチドのC末端は、ペプチド
C末端アミド化酵素により正しくアミド化され、ヒトカ
ルシトニンに変換した。
【0042】
【発明の効果】本発明によれば、カルシトニン前駆体の
製造のために従来使用されていないバチルス・ブレビス
細菌を用いてカルシトニン前駆体を製造することができ
る。さらに発現プラスミド中に複数のカルシトニン前駆
体構造遺伝子を挿入することにより、カルシトニン前駆
体の発現量を増加せしめることができる。
【0043】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:99 配列の型:核酸 配列の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: TGCGGTAACC TGAGTACTTG CATGCTGGGT ACCTACACTC AAGACTTCAA 50 CAAATTCCAC ACTTTCCCAC AAACTGCGAT CGGTGTTGGA GCTCCAGGT 99
【0044】配列番号:2 配列の長さ:600 配列の型:核酸 配列の数:二本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類: 起源:プラスミドpNU200 配列: AAAGCTATCC TGTCTTACAA CTTGGCTGTT GTAAACTTTG AAAATGCATT 50 AGGAAATTAA CCTAATTCAA GCAAGATTAT GAGGTTTTGA ACCAAATTGG 100 AAAAAGGTTC AGTCGTGACA GCCCGCCATA TGTCCCCTAT AATACGGATT 150 GTGGCGGATG TCACTTCGTA CATAATGGAC AGGTGAATAA CGAACCACGA 200 AAAAAACTTT AAATTTTTTT CGAAGGCGCC GCAACTTTTG ATTCGCTCAG 250 GCGTTTAATA GGATGTCACA CGAAAAACGG GGAATTGTGT AAAAAAGATT 300 CACGAATTCT AGCAGTTGTG TTACACTAGT GATTGTTGCA TTTTACACAA 350 TACTGAATAT ACTAGAGATT TTTAACACAA AAAGCGAGGC TTTCCTGCGA 400 AAGGAGGTGA CACGCGC TTG CAG GAT TCG GGC TTT AAA AAG AAA GAT 447 fMet Gln Asp Ser Gly Phe Lys Lys Lys Asp 5 10 AGA TTA ACA ACA AAT ATT CCC CAA GAA CAA TTT GTT TAT ACT AGA 492 Arg Leu Thr Thr Asn Ile Pro Gln Glu Gln Phe Val Tyr Thr Arg 15 20 25 GGA GGA GAA CAC AAG GTT ATG AAA AAG GTC GTT AAC AGT GTA TTG 537 Gly Gly Glu His Lys Val Met Lys Lys Val Val Asn Ser Val Leu 30 35 40 GCT AGT GCA CTC GCA CTT ACT GTT GCT CCC ATG GCT TTC GCT 579 Ala Ser Ala Leu Ala Leu Thr Val Ala Pro Met Ala Phe Ala 45 50 GCAGGATCCG TCGACTCTAG A 600
【0045】配列番号:3 配列の長さ:22 配列の型:核酸 配列の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: CATGGCTTTC GCTTGCGGTA AC 22
【0046】配列番号:4 配列の長さ:32 配列の型:核酸 配列の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: CTGAGTACTT GCATGCTGGG TACCTACACT CA 32
【0047】配列番号:5 配列の長さ:32 配列の型:核酸 配列の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: AGACTTCAAC AAATTCCACA CTTTCCCACA AA 32
【0048】配列番号:6 配列の長さ:32 配列の型:核酸 配列の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: CTGCGATCGG TGTTGGAGCT CCAGGTTAAT AG 32
【0049】配列番号:7 配列の長さ:22 配列の型:核酸 配列の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: GATCCTATTA ACCTGGAGCT CC 22
【0050】配列番号:8 配列の長さ:32 配列の型:核酸 配列の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: AACACCGATC GCAGTTTGTG GGAAAGTGTG GA 32
【0051】配列番号:9 配列の長さ:32 配列の型:核酸 配列の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: ATTTGTTGAA GTCTTGAGTG TAGGTACCCA GC 32
【0052】配列番号:10 配列の長さ:32 配列の型:核酸 配列の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: ATGCAAGTAC TCAGGTTACC GCAAGCGAAA GC 32
【0053】配列番号:11 配列の長さ:28 配列の型:核酸 配列の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: CTTGGATCCG AAAGGAGGTG ACACGCGC 28
【0054】配列番号:12 配列の長さ:29 配列の型:核酸 配列の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: GGAAGATCTT AACCTGGAGC TCCAACACC 29
【0055】配列番号:13 配列の長さ:43 配列の型:核酸 配列の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: AGTGCACTCG CACTTACTGT TGCTCCCATG GCTTTCGCTG CAG 43
【0056】配列番号:14 配列の長さ:47 配列の型:核酸 配列の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: GATCCTGCAG CGAAAGCCAT GGGAGCAACA GTAAGTGCGA GTGCACT 47
【0057】配列番号:15 配列の長さ:83 配列の型:核酸 配列の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: TGCACTCGCA CTTACTGTTG CTCCCATGGC TTTCGCTGCA GGATCCGTCG 50 ACTCTAGAGG TACCAGATCT CTCGAGGAGC TCA 83
【0058】配列番号:16 配列の長さ:83 配列の型:核酸 配列の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:合成DNA 配列: AGCTTGAGCT CCTCGAGAGA TCTGGTACCT CTAGAGTCGA CGGATCCTGC 50 AGCGAAAGCC ATGGGAGCAA CAGTAAGTGC GAG 83
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、実施例1などに示したバチルス・ブレ
ビス47の主要菌体外蛋白質遺伝子のプロモーターおよ
びバチルス・ブレビス47のMW(middle wall )蛋白
質のシグナルペプチドと成熟蛋白のN末端側の一部をコ
ードする領域を含有するDNAの塩基配列とアミノ酸配
列を示す。(Pはプロモーターを示し、↑はシグナルペ
プチダーゼで切断される部位を示す。)
【図2】図2は、本発明の方法のヒトカルシトニン前駆
体ペプチドを生産するための塩基配列の一例を示す。こ
の配列にはシグナルペプチドの塩基配列の一部も含む。
【図3】図3は、実施例1に示したヒトカルシトニン前
駆体ペプチド発現プラスミドpNU210−CTの構築
図を示す。
【図4】図4は、ヒトカルシトニン前駆体ペプチド遺伝
子のタンデム化のために新しく制限酵素サイトを作るた
めのプライマーの塩基配列を示す。
【図5】図5は、実施例2に示したヒトカルシトニン前
駆体ペプチド発現プラスミドpNU200−CT3の構
築図を示す。
【図6】図6は、実施例2に示したヒトカルシトニン前
駆体ペプチド発現プラスミドpNU400−CT5の構
築図を示す。
【図7】図7は、参考例1においてプラスミドpBR−
ANを構築するために化学合成したオリゴヌクレオチド
の塩基配列を示す。
【図8】図8は、参考例2においてプラスミドpNU2
10の構築のために使用した、マルチクローニング部位
を含む合成オリゴヌクレオチドの塩基配列を示す。
【図9】図9は、発現プラスミドpNU400−CT3
およびpNU−CT5並びに対照プラスミドpNU21
0からの発現生成物を比較したウエスタンブロッティン
グの結果を示す電気泳動図であって、図面に代わる写真
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 (C12P 21/02 C12R 1:08) C07K 99:46 (72)発明者 山形 秀夫 愛知県名古屋市千種区園山町2丁目22番地 園山住宅1−305号 (72)発明者 柴川 高広 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バチルス・ブレビス由来のプロモーター
    領域を有するDNAの3′末端にヒトカルシトニン前駆
    体ペプチドをコードするDNAを1個または複数個結合
    させたDNA。
  2. 【請求項2】 プロモーター領域を含有するDNAの
    3′末端にヒトカルシトニン前駆体ペプチドをコードす
    るDNAを1個または複数個結合させたDNAを保持す
    るバチルス・ブレビス。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のバチルス・ブレビスを培
    地に培養し、培養物中にヒトカルシトニン前駆体ペプチ
    ドを生成させ、蓄積せしめ、これを採取することを特徴
    とするヒトカルシトニン前駆体ペプチドの製造法。
JP26298192A 1992-09-04 1992-09-04 ヒトカルシトニン前駆体ペプチドの製造法 Pending JPH0759580A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US8597908B2 (en) 2004-07-06 2013-12-03 Kaneka Corporation Process for producing protein A-like protein with use of Brevibacillus genus bacterium

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8597908B2 (en) 2004-07-06 2013-12-03 Kaneka Corporation Process for producing protein A-like protein with use of Brevibacillus genus bacterium
US8889389B2 (en) 2004-07-06 2014-11-18 Kaneka Corporation Process for producing protein A-like protein with use of Brevibacillus genus bacterium

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