JPH0759439B2 - 気液分離室 - Google Patents
気液分離室Info
- Publication number
- JPH0759439B2 JPH0759439B2 JP63125647A JP12564788A JPH0759439B2 JP H0759439 B2 JPH0759439 B2 JP H0759439B2 JP 63125647 A JP63125647 A JP 63125647A JP 12564788 A JP12564788 A JP 12564788A JP H0759439 B2 JPH0759439 B2 JP H0759439B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- gas
- separation chamber
- liquid separation
- control valve
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Loading And Unloading Of Fuel Tanks Or Ships (AREA)
- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
- Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポンプの吐出側に設けられる気体混入液流入
口を備え、下部に液体流出制御弁を設け、上部に気体流
出制御弁を設けた気液分離室に関する。
口を備え、下部に液体流出制御弁を設け、上部に気体流
出制御弁を設けた気液分離室に関する。
[従来の技術] かかる気液分離室に関し、特公昭51−27483号公報には
両制御弁の作動が連動したものと独立したものとが示さ
れ、特開昭61−262282号公報には両制御弁の作動が独立
したものが示されている。
両制御弁の作動が連動したものと独立したものとが示さ
れ、特開昭61−262282号公報には両制御弁の作動が独立
したものが示されている。
これらの気液分離室において、液体流出制御弁の故障や
他のポンプ装置からの液の流入等の何らかの不都合によ
り室内が液で満たされようとすると、気体流出制御弁が
閉じ、以後は室内への液(気液混合流入口から流入する
もの、および他のポンブ装置の関係で逆流するもの)の
流入がなくなり、気体流出制御弁からの液の吹き出しが
防止される。
他のポンプ装置からの液の流入等の何らかの不都合によ
り室内が液で満たされようとすると、気体流出制御弁が
閉じ、以後は室内への液(気液混合流入口から流入する
もの、および他のポンブ装置の関係で逆流するもの)の
流入がなくなり、気体流出制御弁からの液の吹き出しが
防止される。
これら従来の気液分離室においては、気体流出制御弁が
閉じたまま使用すると、液体流出制御弁の故障の場合は
気液分離装置が機能しなくなり、気体を含んだ液が給油
される欠点がある。
閉じたまま使用すると、液体流出制御弁の故障の場合は
気液分離装置が機能しなくなり、気体を含んだ液が給油
される欠点がある。
また特開昭62−4100号公報には、ベント管に発光体と受
光体とを設け、液体がベント管内を上昇したときにそれ
を検知する技術が開示されている。しかしながら、かか
る公知技術は気体流出制御弁がないので、気液分離室の
容量を比較的大として、通常の作動においてベント管内
に液が上昇しないようにしなければならない。
光体とを設け、液体がベント管内を上昇したときにそれ
を検知する技術が開示されている。しかしながら、かか
る公知技術は気体流出制御弁がないので、気液分離室の
容量を比較的大として、通常の作動においてベント管内
に液が上昇しないようにしなければならない。
[発明が解決しようとする課題] したがって、本発明の目的は、気体流出制御弁が何らか
の理由で閉じていることが簡単に知り得る気液分離室を
提供するにある。
の理由で閉じていることが簡単に知り得る気液分離室を
提供するにある。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、ポンプ(3)の吐出口(3b)に連通し
て、気体混入液が流入する液路(13)を有し、下部にポ
ンプ吸込口(3a)に連通する液路(15)とその液路(1
5)を開閉するためにフロート(26)で作動する弁体(2
7)を有する。液体流出制御弁(10)を設け、上部のエ
アベント(14)に連通する通路(14a)を開閉する気体
流出制御弁(7、29)を設けた気液分離室(8)におい
て、前記エアベント(14)に連通する通路(14a)に気
液分離室(8)に連通する小孔(31)が設けられ、該小
孔(31)には気液分離室(8)から該小孔(31)を介し
てエアベント(14)にエアが流れたときに作動音を発生
する笛(30)が設けられている。
て、気体混入液が流入する液路(13)を有し、下部にポ
ンプ吸込口(3a)に連通する液路(15)とその液路(1
5)を開閉するためにフロート(26)で作動する弁体(2
7)を有する。液体流出制御弁(10)を設け、上部のエ
アベント(14)に連通する通路(14a)を開閉する気体
流出制御弁(7、29)を設けた気液分離室(8)におい
て、前記エアベント(14)に連通する通路(14a)に気
液分離室(8)に連通する小孔(31)が設けられ、該小
孔(31)には気液分離室(8)から該小孔(31)を介し
てエアベント(14)にエアが流れたときに作動音を発生
する笛(30)が設けられている。
[作用効果の説明] したがって、通常の作動時は、ポンプの吐出口からの液
は気液分離室に混入し、ここで気体と液体とが分離さ
れ、一定量の液が気液分離室に溜ると、液体流出制御弁
のフロートが作動して弁が開き、液はポンプの吸込口に
戻される。そして気液分離室内の液がなくなると弁が閉
じる。気体流出制御弁は通常は開いており、気体はエア
ベントから放出されている。
は気液分離室に混入し、ここで気体と液体とが分離さ
れ、一定量の液が気液分離室に溜ると、液体流出制御弁
のフロートが作動して弁が開き、液はポンプの吸込口に
戻される。そして気液分離室内の液がなくなると弁が閉
じる。気体流出制御弁は通常は開いており、気体はエア
ベントから放出されている。
しかしながら、何らかの故障等で気液分離室内に液が充
満したときは気体流出制御弁が閉じてエアベントから液
が流出するのを防止するが、この状態が長く続くと前述
のように気液分離室の機能がなくなるので不都合であ
る。
満したときは気体流出制御弁が閉じてエアベントから液
が流出するのを防止するが、この状態が長く続くと前述
のように気液分離室の機能がなくなるので不都合であ
る。
しかるに本発明では、液体流出制御弁が閉じた状態で気
液分離室が液で満たされて気体流出制御弁が閉じると、
気液分離室内に流入する液によって気液分離室内の圧力
が上昇する。すると、この圧力の上昇に伴って小孔から
気体がエアベントに流出するので、その気体の通過によ
り笛が作動音を発する。したがって、作業員はその作動
音により液体流出制御弁が閉じていること、すなわち故
障であることを知ることができる。
液分離室が液で満たされて気体流出制御弁が閉じると、
気液分離室内に流入する液によって気液分離室内の圧力
が上昇する。すると、この圧力の上昇に伴って小孔から
気体がエアベントに流出するので、その気体の通過によ
り笛が作動音を発する。したがって、作業員はその作動
音により液体流出制御弁が閉じていること、すなわち故
障であることを知ることができる。
このように本発明によれば、早期の液体流出制御弁の故
障を知ることができる。また、小孔から気体が流出でき
るので気液分離室内の圧力の上昇を防止でき、その分離
量化を図ることができる。
障を知ることができる。また、小孔から気体が流出でき
るので気液分離室内の圧力の上昇を防止でき、その分離
量化を図ることができる。
[実施例] 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図において、給油機AはモータMにより駆動される
ポンプ装置Uを有し、このポンプ装置Uには図示しない
地下タンクに連結された吸込配管P1および吐出配管P2が
接続されている。その吐出配管P2には流量計Gが設けら
れ、更に吐出配管P2にはホースHを介してノズルNが接
続されている。また、給油機Aの正面には、流量計Gか
らの信号に基づいて給油量を表示する表示器Bが設けら
れ、ポンプ装置UのケーシングCに接続された後述する
エアベント14はノズル掛けSの上部に開口されている。
ポンプ装置Uを有し、このポンプ装置Uには図示しない
地下タンクに連結された吸込配管P1および吐出配管P2が
接続されている。その吐出配管P2には流量計Gが設けら
れ、更に吐出配管P2にはホースHを介してノズルNが接
続されている。また、給油機Aの正面には、流量計Gか
らの信号に基づいて給油量を表示する表示器Bが設けら
れ、ポンプ装置UのケーシングCに接続された後述する
エアベント14はノズル掛けSの上部に開口されている。
第2図において、ポンプ装置のケーシングCには液体の
流入口Iと流出口Oとが設けられている。流入口Iの内
端にはチェック弁1が設けられ、そして流入側のストレ
ーナ2aを設けた室2に開口している。ケーシングCのほ
ぼ中央にはポンプ3が設けられている。このポンプ3は
吸込口3aと吐出口3bとを有しており、ポンプ3の吐出口
3bは気液分離装置4に連通している。この気液分離装置
4において、気泡を含まない液は流出側のストレーナ5a
を設けた室5に流れるように液路が構成されており、そ
して流出側のストレーナ室5と流出口Oとの間にはコン
トロール弁6が設けられている。気液分離装置4の液の
液路11にはバイパス弁12が設けられ、この液路11はポン
プ3の吸込口3aに連通している。
流入口Iと流出口Oとが設けられている。流入口Iの内
端にはチェック弁1が設けられ、そして流入側のストレ
ーナ2aを設けた室2に開口している。ケーシングCのほ
ぼ中央にはポンプ3が設けられている。このポンプ3は
吸込口3aと吐出口3bとを有しており、ポンプ3の吐出口
3bは気液分離装置4に連通している。この気液分離装置
4において、気泡を含まない液は流出側のストレーナ5a
を設けた室5に流れるように液路が構成されており、そ
して流出側のストレーナ室5と流出口Oとの間にはコン
トロール弁6が設けられている。気液分離装置4の液の
液路11にはバイパス弁12が設けられ、この液路11はポン
プ3の吸込口3aに連通している。
他方気液分離装置4において気泡を含んだ液は液路13に
流れるようになっている。この液路13はケーシングCの
サイドカバーに形成されている。そしてこの液路13は後
述の気液分離室8に連通している。この気液分離室8に
おいて分離された気体はエアベント14から大気中へ放出
され、そして気体を分離した液は液路15に流れる。そし
てこの液路15は流入側のストレーナ室2に連通してい
る。そして気液分離室8内には、エアベント14から大気
に放出させる気体の流出を制御する気体流出制御弁7が
設けられ、また液路15からストレーナ室2に流れる液体
を制御する液体流出制御弁10が設けられている。
流れるようになっている。この液路13はケーシングCの
サイドカバーに形成されている。そしてこの液路13は後
述の気液分離室8に連通している。この気液分離室8に
おいて分離された気体はエアベント14から大気中へ放出
され、そして気体を分離した液は液路15に流れる。そし
てこの液路15は流入側のストレーナ室2に連通してい
る。そして気液分離室8内には、エアベント14から大気
に放出させる気体の流出を制御する気体流出制御弁7が
設けられ、また液路15からストレーナ室2に流れる液体
を制御する液体流出制御弁10が設けられている。
したがってモータMでポンプ3を回転させると、液は流
入口Iからチェック弁1、流入側のストレーナ室2、ポ
ンプ3、気液分離装置4、流出側のストレーナ室5、コ
ントロール弁6を通って流出口Oから吐出される。また
気液分離装置4からの液はその一部がバイパス弁12を通
ってポンプ3にバイパスされる。他方気液分離装置4に
おいて気体を含む液体は気液分離室8に流れ、ここで気
体はエアベント14から放出され、液体は流入側のストレ
ーナ室2に戻されるのである。
入口Iからチェック弁1、流入側のストレーナ室2、ポ
ンプ3、気液分離装置4、流出側のストレーナ室5、コ
ントロール弁6を通って流出口Oから吐出される。また
気液分離装置4からの液はその一部がバイパス弁12を通
ってポンプ3にバイパスされる。他方気液分離装置4に
おいて気体を含む液体は気液分離室8に流れ、ここで気
体はエアベント14から放出され、液体は流入側のストレ
ーナ室2に戻されるのである。
その際、気液分離室8の気体流出制御弁7は、不測の事
態により気液分離室8内に液体が充満するようになると
閉じるので液体がエアベント14から放出されるとこがな
い。また液体流出制御弁10は一定量の液体が気液分離室
8にたまったときに液路15に液体を流すようになってい
る。
態により気液分離室8内に液体が充満するようになると
閉じるので液体がエアベント14から放出されるとこがな
い。また液体流出制御弁10は一定量の液体が気液分離室
8にたまったときに液路15に液体を流すようになってい
る。
第3図は気液分離室8の詳細を示すもので蓋体16にはエ
アベント14に連通する通路14aが設けられ、この通路14a
は蓋体16の内側で下向きの開口16bの所で終っている。
また、開口14bの上部側壁には小孔31が穿設され、その
小孔31は報知手段である笛30を介して通路14aと連通し
ている。この開口14bを開閉するために全体を符号7で
示す気体流出制御弁が用いられている。この弁7は蓋体
16の取付部16aに取付けられたシリンダ20を備え、その
シリンダ20の上端を覆うダイヤフラム21上には弁体22が
取付けられており、弁体22はダイヤフラム21が上方に膨
出したときに上動して開口14bを閉鎖するようになって
いる。
アベント14に連通する通路14aが設けられ、この通路14a
は蓋体16の内側で下向きの開口16bの所で終っている。
また、開口14bの上部側壁には小孔31が穿設され、その
小孔31は報知手段である笛30を介して通路14aと連通し
ている。この開口14bを開閉するために全体を符号7で
示す気体流出制御弁が用いられている。この弁7は蓋体
16の取付部16aに取付けられたシリンダ20を備え、その
シリンダ20の上端を覆うダイヤフラム21上には弁体22が
取付けられており、弁体22はダイヤフラム21が上方に膨
出したときに上動して開口14bを閉鎖するようになって
いる。
前記シリンダ20の下部には開口20aが形成され、開口20a
が液により塞がれることより圧力室Rが形成される。そ
して圧力室R内には細孔20cを有する仕切壁20bを形成
し、急激な弁作動を防止している。また、仕切壁20bの
上面には弁体22の下降を制限する下降制限片20dが突設
されている。
が液により塞がれることより圧力室Rが形成される。そ
して圧力室R内には細孔20cを有する仕切壁20bを形成
し、急激な弁作動を防止している。また、仕切壁20bの
上面には弁体22の下降を制限する下降制限片20dが突設
されている。
前記ダイヤフラム21はその外周をシリンダ20の上部外周
に取付リング20eに挟持されて取付けられ、中心部分は
下方ディスク21aと上方ディスク21bにより挟持されてい
る。このダイヤフラム21は、耐油性のある弾性体、例え
ば耐油性ゴム等で作り、コンボリューションを拡げて作
動抵抗を減らし、かつロングスカートとして圧力室Rと
微圧ににより変形するようになっている。
に取付リング20eに挟持されて取付けられ、中心部分は
下方ディスク21aと上方ディスク21bにより挟持されてい
る。このダイヤフラム21は、耐油性のある弾性体、例え
ば耐油性ゴム等で作り、コンボリューションを拡げて作
動抵抗を減らし、かつロングスカートとして圧力室Rと
微圧ににより変形するようになっている。
前記弁体22は上方ディスク21bの上部外周に嵌着され、
押えスプリング22cにより固定されている。この弁体22
は、耐油性の弾性体、例えば耐油性ゴム等で作った薄肉
で浅い角度のリップ22aを有し首部分22bを小径としたリ
ップシールを用い、微圧で開口14bをシールするように
なっている。
押えスプリング22cにより固定されている。この弁体22
は、耐油性の弾性体、例えば耐油性ゴム等で作った薄肉
で浅い角度のリップ22aを有し首部分22bを小径としたリ
ップシールを用い、微圧で開口14bをシールするように
なっている。
次に全体を符号10で示す液体流出制御弁は蓋体16と一体
形成したブラケット23にピン24で枢着されたフロート杆
25を備え、そのフロート杆25にはフロート26が取付けら
れている。そしてこのフロート杆25には枢着用のピン24
よりもフロート26側に別のピン28を介して弁体27が枢着
されている。そしてこの弁体27は液路15の開口15aを開
閉するようになっている。
形成したブラケット23にピン24で枢着されたフロート杆
25を備え、そのフロート杆25にはフロート26が取付けら
れている。そしてこのフロート杆25には枢着用のピン24
よりもフロート26側に別のピン28を介して弁体27が枢着
されている。そしてこの弁体27は液路15の開口15aを開
閉するようになっている。
したがって液路13から気体を含む液体が気液分離室8内
に流入すると、気液分離室8内において気体と液体とが
分離される。そして気体は下方ディスク21aが下降制限
片20dに係止されて位置決めされた弁体22により開かれ
た上方の開口14bを通ってエアベント14から大気中に放
出される。他方液体は気液分離室8の下方に溜る。そし
てその結果フロート26が鎖線26aで示す方向に浮上す
る。すると弁体27は開き、気液分離室8内に溜った液は
開口15aから液路15に流出する。
に流入すると、気液分離室8内において気体と液体とが
分離される。そして気体は下方ディスク21aが下降制限
片20dに係止されて位置決めされた弁体22により開かれ
た上方の開口14bを通ってエアベント14から大気中に放
出される。他方液体は気液分離室8の下方に溜る。そし
てその結果フロート26が鎖線26aで示す方向に浮上す
る。すると弁体27は開き、気液分離室8内に溜った液は
開口15aから液路15に流出する。
例えば液体流出制御弁10の故障や他のポンプ装置からの
液の流入等何からの不都合、気液分離室8内が液で満ち
てきて、液面が上昇しシリンダ20の開口20aが接液する
と、圧力室R内にエアが封じ込められる。更に液の流入
が続くとシリンダ20外部の液面は上昇するが、圧力室R
内の液面はエアが充満しているため上昇できず液面差が
生じる。この液面差により圧力室R内のエアが昇圧し、
ダイヤフラム21を上方に膨出させる。これにより弁体22
が上動して開口14bを閉鎖し、液の流出を防止する。同
時に、室8内のエヤは小孔31から通路14aに流出する
が、その流出により笛30が作動音を発生して気体流出制
御弁7が閉じていること、すなわち液体流出制御弁10が
故障していること、または、他のポンプ装置からの液の
流入により気液分離室8内が液で満たされていることを
報知する。
液の流入等何からの不都合、気液分離室8内が液で満ち
てきて、液面が上昇しシリンダ20の開口20aが接液する
と、圧力室R内にエアが封じ込められる。更に液の流入
が続くとシリンダ20外部の液面は上昇するが、圧力室R
内の液面はエアが充満しているため上昇できず液面差が
生じる。この液面差により圧力室R内のエアが昇圧し、
ダイヤフラム21を上方に膨出させる。これにより弁体22
が上動して開口14bを閉鎖し、液の流出を防止する。同
時に、室8内のエヤは小孔31から通路14aに流出する
が、その流出により笛30が作動音を発生して気体流出制
御弁7が閉じていること、すなわち液体流出制御弁10が
故障していること、または、他のポンプ装置からの液の
流入により気液分離室8内が液で満たされていることを
報知する。
第4図は本発明の別の実施例を示し、蓋体16の取付部16
aに枢着されたフロート29aにより弁体29bが開口14bを閉
じる気体流出制御弁29を備えた気液分離室に笛30を設け
た例である。
aに枢着されたフロート29aにより弁体29bが開口14bを閉
じる気体流出制御弁29を備えた気液分離室に笛30を設け
た例である。
[発明の効果] 以上の通り、本発明によれば、次のすぐれた効果を奏す
る。
る。
(i) エアベントに連通する通路に気液分離室と連通
する小孔及び笛を設ければよく、構成が簡単で、従来品
の改良も容易である。
する小孔及び笛を設ければよく、構成が簡単で、従来品
の改良も容易である。
(ii) 笛の作動音により気液分離室が液で満たされて
いることがすぐ解り、早期に故障等の修復ができる。
いることがすぐ解り、早期に故障等の修復ができる。
(iii) 小孔により気液分離室の内圧が開放され、室
内が過圧力にならないので、その分軽量化が図れる。
内が過圧力にならないので、その分軽量化が図れる。
第1図は本発明を実施した気液分離室を備えた給油機を
示す正面図、第2図は第1図の全体の気液の流れを示す
模式図、第3図および第4図は本発明のそれぞれ異なる
実施例を示す側断面図である。 7、29……気体流出制御弁、8……気液分離室、10……
液体流出制御弁、30……笛、31……小孔
示す正面図、第2図は第1図の全体の気液の流れを示す
模式図、第3図および第4図は本発明のそれぞれ異なる
実施例を示す側断面図である。 7、29……気体流出制御弁、8……気液分離室、10……
液体流出制御弁、30……笛、31……小孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−262282(JP,A) 特開 昭52−129012(JP,A) 特開 昭62−251400(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】ポンプ(3)の吐出口(3b)に連通して、
気体混入液が流入する液路(13)を有し、下部にポンプ
吸込口(3a)に連通する液路(15)とその液路(15)を
開閉するためにフロート(26)で作動する弁体(27)を
有する液体流出制御弁(10)を設け、上部にエアベント
(14)に連通する通路(14a)を開閉する気体流出制御
弁(7、29)を設けた気液分離室(8)において、前記
エアベント(14)に連通する通路(14a)に気液分離室
(8)に連通する小孔(31)が設けられ、該小孔(31)
には気液分離室(8)から該小孔(31)を介してエアベ
ント(14)にエアが流れたときに作動音を発生する笛
(30)が設けられていることを特徴とする気液分離室。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63125647A JPH0759439B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 気液分離室 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63125647A JPH0759439B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 気液分離室 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01308798A JPH01308798A (ja) | 1989-12-13 |
JPH0759439B2 true JPH0759439B2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=14915198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63125647A Expired - Fee Related JPH0759439B2 (ja) | 1988-05-25 | 1988-05-25 | 気液分離室 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0759439B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4791930B2 (ja) * | 2006-10-12 | 2011-10-12 | トキコテクノ株式会社 | ポンプユニット |
JP5643243B2 (ja) * | 2012-02-22 | 2014-12-17 | 株式会社富永製作所 | 浸水復旧が容易な計量機 |
JP2012237320A (ja) * | 2012-09-11 | 2012-12-06 | Tokiko Techno Kk | ポンプユニット |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2612217A1 (de) * | 1976-03-23 | 1977-09-29 | Bernhard Leutenegger | Vorrichtung zum verhindern einer ueberfuellung von fluessigkeitstanks |
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1988
- 1988-05-25 JP JP63125647A patent/JPH0759439B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH01308798A (ja) | 1989-12-13 |
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