JPH0688639B2 - 気液分離室 - Google Patents

気液分離室

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JPH0688639B2
JPH0688639B2 JP63125649A JP12564988A JPH0688639B2 JP H0688639 B2 JPH0688639 B2 JP H0688639B2 JP 63125649 A JP63125649 A JP 63125649A JP 12564988 A JP12564988 A JP 12564988A JP H0688639 B2 JPH0688639 B2 JP H0688639B2
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俊明 本橋
邦夫 佐久間
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、気体混入液流入口を備え、下部に液体流出制
御弁を設け、上部に気体流出制御弁を設けた気液分離室
に関する。
[従来の技術] かかる気液分離室に関し、特公昭51-27483号公報には両
制御弁の作動が連動したものと独立したものとが示さ
れ、特開昭61-262282号公報には両制御弁の作動が独立
したものが示されている。
これらの気液分離室において、液体流出制御弁の故障や
他のポンプ装置からの液の流入等の何らかの不都合によ
り室内が液で満たされようとすると、気体流出制御弁が
閉じ、以後は室内への液(気液混合流入口から流入する
もの、および他のポンプ装置の関係で逆流するもの)の
流入がなくなり、気体流出制御弁からの液の吹き出しが
防止される。
[発明が解決しようとする課題] かかる気液分離室において、液面が上昇して気体流出制
御弁が閉弁したのちに液面が低下しても、内圧のために
開弁しないことがある。
本発明は、気体流出制御弁の閉弁後の開弁作動を確実に
した気液分離室を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、ポンプ(3)の吐出口(3b)に連通し
て気体混入液が流入する液路(13)を有し、下部にポン
プ吸込口(3a)に連通する液路(15)とその液路(15)
を開閉するためにフロート(26)で作動する弁体(27)
を有する液体流出制御弁(10)を設け、上記にエアベン
ト(14)が連通する通路(14a)を開閉する気体流出制
御弁(7)を設けた気液分離室において、前記フロート
(26)を枢動自在に支持するフロート杆(25)に弁杆
(34)を枢着し、その弁杆(34)の先端に弁体(33)を
設け、前記通路(14a)の下壁に小径の弁口(31)を設
け、その弁口(31)の下方部分は筒状膨出部(32)で覆
われており、前記弁杆(34)の先端に設けた弁体(33)
は前記筒状膨出部(32)内にルーズに収められている。
[作用] 以上のように構成された気液分離室において、気体流出
制御弁の閉弁後に液面が下がると、液体流出制御弁のフ
ロートが下動する。それによりフロート杆を介して弁杆
が下動し弁体が弁口を開き気液分離室の内圧を大気に解
放する。従って内圧が低下し、気体流出制御弁がダイヤ
フラムの弁の場合は、ダイヤフラムが収縮して開弁し、
フロート弁の場合はフロートの自重により開弁する。
[実施例] 以下図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図において、給油機AはモータMにより駆動される
ポンプ装置Uを有し、このポンプ装置Uには図示しない
地下タンクに連結された吸込配管P1および吐出配管P2が
接続されている。その吐出配管P2には流量計Gが設けら
れ、更に吐出配管P2にはホースHを介してノズルNが接
続されている。また、給油機Aの正面には、流量計Gか
らの信号に基づいて給油量を表示する表示機Bが設けら
れ、ポンプ装置UのケーシングCに接続された後述する
エアベント14はノズル掛けSの上部に開口されている。
第2図において、ポンプ装置のケーシングCには液体の
流入口Iと流出口Oとが設けられている。流入口Iの内
端にはチェック弁1が設けられ、そして流入側のストレ
ーナ2aを設けた室2に開口している。ケーシングCのほ
ぼ中央にはポンプ3が設けられている。このポンプ3は
吸込口3aと吐出口3bとを有しており、ポンプ3の吐出口
3bは気液分離装置4に連通している。この気液分離装置
4において、気泡を含まない液は流出側のストレーナ5a
を設けて室5に流れるように液路が構成されており、そ
して流出側のストレーナ室5と流出口Oとの間にはコン
トロール弁6が設けられている。気液分離装置4の液の
液路11にはバイパス弁12が設けられ、この液路11はポン
プ3の吸込口3aに連通している。
他方気液分離装置4において気泡を含んだ液は液路13に
流れるようになっている。この液路13はケーシングCの
サイドカバーに形成されている。そしてこの液路13は後
述の気液分離室8に連通している。この気液分離室8に
おいて分離された気体はエアベント14から大気中へ放出
され、そして気体を分離した液は液路15に流れる。そし
てこの液路15は流入側のストレーナ室2に連通してい
る。そして気液分離室8内には、エアベント14から大気
に放出させる気体の流出を制御する気体流出制御弁7が
設けられ、また液路15からストレーナ室2に流れる液体
を制御する液体流出制御弁10が設けられている。
したがってモータMでポンプ3を回転させると、液は流
入口Iからチェック弁1、流入側のストレーナ室2、ポ
ンプ3、気液分離装置4、流出側のストレーナ室5、コ
ントロール弁6を通って流出口Oから吐出される。また
気液分離装置4からの液はその一部がバイパス弁12を通
ってポンプ3にバイパスされる。他方気液分離装置4に
おいて気体を含む液体は気液分離室8に流れ、ここで気
体はエアベント14から放出され、液体は流入側のストレ
ーナ室2に戻されるのである。
その際、気液分離室8の気体流出制御弁7は、不測の事
態により気液分離室8内に液体が充満するようになると
閉じるので液体がエアベント14から放出されることがな
い。また液体流出制御弁10は一定量の液体が気液分離室
8にたまったときに液路15に液体に流すようになってい
る。
第3図は気液分離室8の詳細を示すもので蓋体16にはエ
アベント14に連通する通路14aが設けられ、この通路14a
は蓋体16の内側で下向きの開口14bの所で終っている。
この開口14bを開閉するために全体を符号7で示す気体
流出制御弁が用いられている。この弁7は蓋体16の取付
部16aに取付けられたシリンダ20を備え、そのシリンダ2
0の上端を覆うダイヤフラム21上には弁体2が取付けら
れており、弁体22はダイヤフラム21が上方に膨出したと
きに上動して開口14bを閉鎖するようになっている。
前記シリンダ20の下部には開口20aが形成され、開口20a
が液により塞がれることにより圧力室Rが形成される。
そして圧力室R内には細孔20cを有する仕切壁20bを形成
し、急激な弁作動を防止している。また、仕切壁20bの
上面には弁体22の下降を制限する下降制限片20dが突設
されている。
前記ダイヤフラム21はその外周をシリンダ20の上部外周
に取付リング20eに挟持されて取付けられ、中心部分は
下方ディスク21aと上方ディスク21bにより挟持されてい
る。このダイヤフラム21は、耐油性のある弾性体、例え
ば耐油性ゴム等で作り、コンボリューションを拡げて作
動抵抗を減らし、かつロングスカートとして圧力室Rの
微圧ににより変形するようになっている。
前記弁体22は上方ディスク21bの上部外周に嵌着され、
押えスプリング22cにより固定されている。この弁体22
は、耐油性の弾性体、例えば耐油性ゴム等で作った薄肉
で浅い角度のリップ22aを有し首部分22bを小径としたリ
ップシールを用い、微圧で開口14bをシールするように
なっている。
次に全体を符号10で示す液体流出制御弁は蓋体16と一体
に形成したブラケット23にピン24で枢着されたフロート
杆25を備え、そのフロート杆25にはフロート26が取付け
られている。そしてこのフロート杆25には枢着用のピン
24よりもフロート26側に別のピン28を介して弁体27は枢
着されている。そしてこの弁体27は液路15の開口15aを
開閉するようになっている。
他方、流路14aには全体を符号30で示す大気解放弁が設
けられている。すなわち、流路14aの下壁には小径の弁
口31が穿設され、その弁口31の下方部分は下壁の筒状膨
出部32で覆われている。この膨出部32の内孔には上端が
半球状の弁体33がルーズに収められ、その弁体33に一体
に形成された弁杆34の下端部はフロート杆25に枢着され
ている。
したがって液路13から気体を含む液体が気液分離室8内
に流入すると、気液分離室8内において気体と液体とが
分離される。そして気体は下方ディスク21aが下降制限
片20dに係止されて位置決めされた弁体22により開かれ
た上方の開口14bを通ってエアベント14から大気中に放
出される。他方液体は気液分離室8の下方に溜る。そし
てその結果フロート26が鎖線26aで示す方向に浮上す
る。すると弁体27は開き、気液分離室8内に溜った液は
開口15aから液路15に流出する。
例えば、他のポンプ装置からの液の流入または、流路15
の一時的な詰り等何らかの不都合により気液分離室8内
が液で満ちてきて、液面が上昇しシリンダ20の開口20a
に接液すると、圧力室R内にエアが閉じ込められる。更
に液の流入が続くとシリンダ20外部の液面は上昇する
が、圧力室R内の液面はエアが充満しているため上昇で
きず液面差が生じる。この液面差により圧力室R内のエ
アが昇圧し、ダイヤフラム21を上方の膨出させる。これ
により弁体22が上動して開口14bを閉鎖し、液の流出を
防止する。また、鎖線位置に移動したフロート杆25によ
り弁杆34が上動し、弁体33が弁口31を閉じて液の流出を
防止する。
他のポンプ装置からの液の流入の場合はこのポンプ3が
駆動されて、また、流路15の一時的な詰りの場合は、詰
まっていた開口15bが開通し、液が流路15に流出する
と、液面が下がりフロート26が下方に移動する。これに
より弁杆34が下動し弁体33が弁口31を開く。従って、弁
口31から内圧が解放され、圧力室R内の圧力も下がる。
このため、ダイヤフラム21が収縮し、開口14bを開く。
第4図は本発明の別の実施例を示し、気体流出制御弁35
をフロート弁で構成し、他を第3図と同様に構成した例
である。この実施例では、内圧が解放されて低下する
と、フロート36の自重で気体流出制御弁35が開く。
[発明の効果] 本発明によれば、次の通りのすぐれた効果を奏する。
(i)気体流出制御弁の閉弁後に液面が下がると、フロ
ートも下動するので、弁体が弁口から離れ、気液分離室
とエアベント は水口を介して連通する。
(ii)その結果、気液分離室内の圧力は大気圧に解放さ
れた気体流出制御弁が確実に開弁する。
(iii)水口は弁体で閉じるので、気液分離室中の液が
エアベントに上昇しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した気液分離室を備えた給油機を
示す正面図、第2図は第1図の全体の気液の流れを示す
模式図、第3図および第4図は本発明のそれぞれ異なる
実施例を示す側断面図である。 7、35……気体流出制御弁、8……気液分離室、10……
液体流出制御弁、30……大気解放弁、31……弁口、33…
…弁体、34……弁杆

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポンプ(3)の吐出口(3b)に連通して気
    体混入液が流入する液路(13)を有し、下部にポンプ吸
    込口(3a)に連通する液路(15)とその液路(15)を開
    閉するためにフロート(26)で作動する弁体(27)を有
    する液体流出制御弁(10)を設け、上部にエアベント
    (14)が連通する通路(14a)を開閉する気体流出制御
    弁(7)を設けた気液分離室において、前記フロート
    (26)を枢動自在に支持するフロート杆(25)に弁杆
    (34)を枢着し、その弁杆(34)の先端に弁体(33)を
    設け、前記通路(14a)の下壁に小径の弁口(31)を設
    け、その弁口(31)の下方部分は筒状膨出部(32)で覆
    われており、前記弁杆(34)の先端に設けた弁体(33)
    は前記筒状膨出部(32)内にルーズに収められているこ
    とを特徴とする気液分離室。
JP63125649A 1988-05-25 1988-05-25 気液分離室 Expired - Fee Related JPH0688639B2 (ja)

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