JP3734074B2 - 自動閉弁機能を備えたタンク用キャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、外部のタンクから管路を介して液の供給を受ける小型タンクの液量を調整するキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えばディーゼル発電機や灯油ストーブなどのように燃料油を貯蔵するタンクを内蔵した機器においては、タンクの容量が少ないため、外部に設置した大容量のサービスタンクから管路により燃料油を供給することが行われている。
このような装置においては機器の燃料タンクからのオーバフローを防止するため、機器側の燃料タンクに液面検出手段を設けて燃料タンクの液位の上限を制御する必要があり、装置の構造が複雑化するという問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、小型タンクの注入口に装着することにより、自動的に液位を制御することができる自動閉弁機能を備えたタンク用キャップを提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような問題を解消するために本発明のキャップは、タンクの注入口に密封可能に着脱できるタンク用キャップにおいて、一端が常時液に浸漬されてタンクの液面の上昇に応じて空気が圧縮されるエア管と、前記エア管の他端を封止して前記エア管の空気圧により変位する液位応動手段と、前記液位応動手段の変位により外部タンクからの液の流入口を閉鎖する弁体と、前記エア管とは分離された前記タンクの空間と連通し、かつ管路により外部タンクの空間に接続可能なエア排出口とを有する
【0005】
【作用】
エア管の液位により空気圧が変化するから、液位応動手段が弁体を流入口に接離して液位を一定に維持する。
【0006】
【発明の実施の形態】
そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明の一適用例を示すものであって、燃料タンク1の注入口2には本発明が特徴とするキャップ3が装着されていて、別設されたサービスタンク4の底部と液供給管5により、またサービスタンク4の通気管6とエア戻り管7で接続されている。エア戻り管7は好ましくは透明の材料で構成され、キャップ3よりも下方に位置するように屈曲させて通気管6に接続されている。
【0007】
図2は本発明が特徴とするキャップで、基体10は、中央部に開口11を有する筒状部12が形成され、開口11を封止するようにダイヤフラム13が取付けられている。ダイヤフラム13の上面中央部には突起14が形成されていて、これの上部には、一端がヒンジ15により回動可能に取付けられたアーム16の他端が対向している。アーム16の上面には耐油性ゴムなどの弾性材料からなる吸引板状の弁体17が、ハウジングケース18に形成された燃料油流入口19と対向する位置に設けられている。
【0008】
基体10の筒状部12の外側には、筒状部12と同心円状をなすように燃料タンクの燃料注入口2に気密的に係合する封止部26、つまり口金を備えた液ガイド筒20が係合されている。また筒状部12の封止部26より上部が、壁12aによりエア流路12bと液流路12cとに分岐され、さらに側部にエア排出口12dが形成されている。
【0009】
筒状部12の先端には小型タンク1の深さに合せて長さが調整された液位検出用の管体23が接続されている。すなわち、タンク1の液位が満タン程度に上昇したとき、ダイヤフラム13を変位させることができるエア圧が発生する程度の長さに調整されている。
【0010】
図3、図4は、それぞれ同上弁体17の一実施例を示すものであって、弁体17は、ヒンジ21により回動可能な基台22を介してアーム16に取付けられ、またアーム16は、弁体露出窓24aが形成された取付け枠24にヒンジ15により回動可能に取付けられた上で、取付け枠24によりケース18に取付けられている。
【0011】
一方、アーム16を駆動するダイヤフラム13は、基体10との対向面に複数、この実施例では4個の突起13aを形成して構成され、周囲を固定枠25を介して基体10に固定されている。
【0012】
この実施例において、タンク1の注入口2に封止部26を嵌合すると、タンクの注入口2が封止される。いまの状態はタンク1の液位が低下して図2に示したようにダイヤフラム13が降下しているから、アーム16に取付けられた弁体17が流入口19から離れている。
【0013】
これにより、サービスタンク4から燃料油が流れ込み、またエアが図中点線で示すようにエア排出口12dからエア戻り管7に排出される。
【0014】
一方、エア管23の空気は、燃料油の液位の上昇より圧縮され、燃料油が所定の液位まで上昇すると、ダイヤフラム13がエア管20の空気圧を受けて上方に変位してアーム16を押し上げ、弁体17を流入口19に押し付けて流路遮断し、燃料油の流入を停止させる。
【0015】
タンク1の燃料油が消費されてタンク1の液位が低下すると、エア管23の液位も低下して空気圧が低下するから、図5に示したようにダイヤフラム13が下方に変位し、弁体17が流入口19から離れて燃料油がタンクに再び流れ込む。
【0016】
以下、タンク1の液位に応動して弁体17を流入口19に接離させてタンク1の液量をほぼ満タン状態に維持する。
【0017】
ところで、タンク1の液位が低下した状態で長期間放置されて、ダイヤフラム13の突起13aが基体10にたとえ溶着したとしも、わずかな力で基体10から剥離するため、満タン状態まで燃料油が流入した時点で閉弁することになる。
【0018】
なお、故障などで液位が封止部26よりも上昇すると、燃料油がエア排出口12dからエア戻り管7に流れ込む。これにより、燃料油が外部に漏れ出すのが防止される。またエア戻り管7の屈曲部に溜まった燃料油の有無により弁体17の故障を発見することができる。
【0019】
また、上述の実施例においては燃料油を貯蔵するタンクのキャップに例を採って説明したが、他の流体を貯蔵するタンクのキャップとして使用しても同様の作用を奏することは明らかである。
【0020】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、タンクの注入口に合せて口金を調製するだけで、エア管の液位により変化する空気圧により弁体を流入口に接離させて液位を一定に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキャップの一適用例を示す図である。
【図2】本発明のキャップの一実施例を、開弁状態で示す断面図である。
【図3】弁体を駆動する機構を示す斜視図である。
【図4】弁体を駆動するダイヤフラムの一実施例を、基台との当接面側の構造で示す斜視図である。
【図5】同上をキャップの閉弁状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 小型タンク
2 注入口
3 キャップ
4 サービスタンク
5 液供給管
6 通気管
7 エア戻り管
10 基体
11 開口
12 筒状部
12b エア流路
12c 液流路
12d エア排出口
13 ダイヤフラム
13a 突起
15、21 ヒンジ
16 アーム
17 弁体
18 ハウジングケース
19 流入口
22 基台
23 エア管
26 封止部

Claims (4)

  1. タンクの注入口に密封可能に着脱できるタンク用キャップにおいて、一端が常時液に浸漬されてタンクの液面の上昇に応じて空気が圧縮されるエア管と、前記エア管の他端を封止して前記エア管の空気圧により変位する液位応動手段と、前記液位応動手段の変位により外部タンクからの液の流入口を閉鎖する弁体と、前記エア管とは分離された前記タンクの空間と連通し、かつ管路により外部タンクの空間に接続可能なエア排出口と、を有する自動閉弁機能を備えたタンク用キャップ。
  2. 前記液位応動手段が、前記エア管の空気圧により変位するダイヤフラムにより構成され、前記弁体の開弁状態で前記ダイヤフラムが他部材に当接する領域に複数の突起が形成されている請求項1に記載の自動閉弁機能を備えたタンク用キャップ。
  3. 前記エア管が、前記ダイヤフラムが設けられた基体に形成された筒状部と、前記筒状部の先端に接続され、かつ常時液に浸漬される長さを備えた管体とにより構成されている請求項1に記載のタンク用キャップ。
  4. 前記筒状部が、壁により前記ダイヤフラムに連通するエア流路と前記弁体に連通する液流路とに分離されている請求項1に記載のタンク用キャップ。
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