JPH0759392A - インバータで駆動される誘導電動機の振動電流抑制装置 - Google Patents

インバータで駆動される誘導電動機の振動電流抑制装置

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JPH0759392A
JPH0759392A JP5225157A JP22515793A JPH0759392A JP H0759392 A JPH0759392 A JP H0759392A JP 5225157 A JP5225157 A JP 5225157A JP 22515793 A JP22515793 A JP 22515793A JP H0759392 A JPH0759392 A JP H0759392A
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JP
Japan
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oscillating current
induction motor
inverter
current
oscillating
Prior art date
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Pending
Application number
JP5225157A
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English (en)
Inventor
Hiroharu Waratani
弘治 藁谷
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Hitachi Kiden Kogyo Ltd
Original Assignee
Hitachi Kiden Kogyo Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 誘導電動機駆動電流の振動の発生を低減す
る。 【構成】 V/Fパターン設定付きのインバータで駆動
される誘導電動機の振動電流抑制装置であつて、インバ
ータの出力側と誘導電動機の間に設けられた振動電流を
検出する振動電流検出器2と、インバータの出力側と振
動電流検出器の間に設けられた電圧調整器4と、振動電
流制御器3とを備える。また振動電流制御器3はインバ
ータより入力された誘導電動機の起動完了信号を検知
し、予め設定された振動電流設定値と振動電流検出器で
検出された振動電流検出値とを比較する。そしてこの比
較結果に基づいて電圧調整器4により誘導電動機の入力
電圧を調整する。 【効果】 インバータのV/Fパターンを変更すること
なく電動機に対する入力電流振動を低減することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、かご形誘導電動機のV
/F制御インバータ駆動装置に係わり、特に低周波駆動
時の電動機電流の振動による駆動系の不安定(電動機ト
ルクの脈動、負荷の振動)を防止するための振動電流抑
制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のV/F制御インバータによるかご
形誘導電動機の駆動要領は、図4に示す如く該インバー
タIvにより印加電流Vと電源周波数FによるV/F比
を一定とした定格V/Fパターンを予め設定して電動機
Mを駆動している。図5における線Aはその時の出力線
図を示す。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなV/F一定
比率の制御では、同図において不安定範囲Bがあること
が言われている。この不安定現象が現れると電流が振動
し、この振動に伴つてトルクも脈動して電動機及び負荷
が振動することがある。振動が大きくて危険な場合は運
転できなくなると言う欠点がある。この場合の電流の振
動の1例を図6に示す。図は電流ー時間の関係図で、脈
動がなければ電流値Cは時間に平行な直線であるが、脈
動を生ずると図に示す如く不定期的に、又は定期的に電
流値が変動する。本発明は上記電流の振動が発生したと
きに、その現象を抑制して、駆動系(電動機、負荷、イ
ンバータ)の不安定による運転不能を防止することを目
的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のインバータで駆動される誘導電動機の振動電
流抑制装置は、低周波数領域で誘導電動機のトルク低下
を補償するために、V/Fパターン設定付きのインバー
タで駆動される誘導電動機の振動電流抑制装置であつ
て、インバータの出力側と誘導電動機の間に設けられ誘
導電動機の振動電流を検出する振動電流検出器と、イン
バータの出力側と振動電流検出器の間に設けられ誘導電
動機の入力電圧を調整する電圧調整器と、振動電流制御
器とを具備しており、かつ前記振動電流制御器はインバ
ータより入力された誘導電動機の起動完了信号を検知し
予め設定された振動電流設定値と振動電流検出器で検出
された振動電流検出値とを比較し、この比較結果に基づ
いて電圧調整器により誘導電動機の入力電圧を調整する
ようにしたことを要旨とするものである。
【0005】
【作 用】電動機の振動電流を振動電流検出器により
検出し、設定値を越えたとき電圧調整器により電動機に
対する印加電流を調整する。これにより電動機回路の電
流の振動を抑制する。
【0006】
【実 施 例】図5の不安定範囲Bで現れる電動機の電
流振動は、かご形誘導電動機の2次抵抗が大きい方(即
ち、すべりが大きい電動機の方)が少ないことが分かつ
ている(例えば上山直彦著「ニユードライブエレクトロ
ニクス」電気書院発行昭和59年2月20日、P8
7)。従って図7に示す様にある周波数fで運転されて
いるとき、トルク特性T1の電動機よりも、トルク特性
T2の電動機の方が同じ大きさの負荷トルクTaに対し
て、すべりS2がS1より大きいので振動が少ないこと
が分かる。但し図は電動機のトルクーすべり曲線を示
し、点Pはすべり0(理論回転数)とする。なお、両電
動機に対する運転周波数、電圧は同一とする。
【0007】即ち或る周波数f、ある電圧vで運転して
いるとき、電流振動が現れると、そのときの電動機すべ
りを大きくすれば電流振動が抑制される。運転周波数F
がfの一定のまゝですべりを大きくするには電圧Vを小
さくすればよい。そこで次の様にする。
【0008】電動機の出力トルクTは、(V/F)の2
乗に比例して変化するので、Fがfで一定であれば、出
力トルクTは印加電圧Vの2乗に比例して変化するの
で、Vを小さくすれば図8のように出力トルクがT3か
らT4に小さくなつたとき、同一負荷トルクTaのとき
は、出力トルクの小さい方、即ち電圧を低下した方の出
力トルクT4のすべりS4が他の出力トルクT3側のす
べりS3よりも大きくなる。こゝでトルクが小さくなつ
ても、負荷トルクTaより最大トルク値が大きければ運
転に支障はない。
【0009】しかし、従来の標準的V/F制御インバー
タは図4に示す如くインバータIvと駆動電動機Mとを
直列に接続したもので、V/Fパターンは例えば図5の
ように一旦設定すると運転中にVを任意に変更できな
い。従って振動電流の現れる周波数範囲で振動を抑制す
るためにVを下げて電動機のすべりを大きくすることが
できない。
【0010】本発明はかゝる点に鑑み、予め設定された
振動電流設定値と、振動電流検出値とを比較し、この比
較結果に基づいて誘導電動機の入力電圧を調整するよう
にしたもので、以下図1にその振動電流抑制装置につい
て説明する。
【0011】この振動電流抑制装置1は、インバータI
vの出力側と電動機Mの間に電圧調整器2と、この電圧
調整器2と電動機Mとの間に振動電流検出器3及びこの
検出器3による検出信号電流値から電圧調整器2を作動
する振動電流制御器4を備えてなる。5は予め振動電流
値を設定する振動電流設定器を示す。
【0012】上記構成において、電動機Mを予め設定さ
れたV/Fパターン付きのインバータ制御器Ivにより
運転する。図2においてそのV/Fパターンを線Dで示
す。そして該運転中にある駆動周波数b〜c間(例えば
f=10〜20Hz)で振動電流が発生すると、振動電
流検出器3によつてそれが検出され、振動電流制御器4
にその信号が入力される。同制御器4は振動電流設定器
5により予め設定した振動電流の振動許容値と、検出さ
れた振動電流の振動値を比較し、許容値まで振動が減少
するように電圧Vを減少させるように電圧調整器2を制
御する。図2においてF=bにおける電圧をv1、F=
cにおける電圧をv2とする。これにより、Fがb〜c
間では電圧Vをv1〜v2に低下したV/FパターンE
で運転する。その他の区域ではインバータIvにおいて
設定されたV/FパターンDに沿って運転される。
【0013】なお、図3は第2実施例の振動電流制御装
置6として上記電圧調整器2をインバータIaの入力側
に設けた構造を示す。その他は前例と同様で、同一部品
には同一符号を付して説明を省略する。この場合でも効
果は前例と同様であり、説明を省略する。
【0014】
【発明の効果】以上の如く本発明によるときは、低周波
数領域での定速度運転または加速運転に際しての振動電
流発生に際しては、これを検知して電圧調整器を作動
し、電動機に対する入力電圧を調整することにより、振
動を低減するようにしたから、インバータの設定された
V/Fパターンを変更することなく振動電流の低減を計
ることができ、異常振動による機械及び負荷の障害の発
生を防止することが出来る。また振動電流も抑制するこ
とで、インバータ本体の過電流を抑制する効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動電流抑制装置の第1実施例の回路
図である。
【図2】本発明による振動電流抑制要領説明図である。
【図3】本発明の振動電流抑制装置の第2実施例の回路
図である。
【図4】従来のインバータによる誘導電動機の駆動回路
図である。
【図5】定格V/F比による電動機運転における電流振
動を生ずる不安定範囲の説明図である。
【図6】電流振動の1例を示す説明図である。
【図7】トルク−すべりの関係を示すグラフである。
【図8】電圧変化によるトルクーすべりの関係グラフで
ある。
【符号の説明】
1 振動電流抑制装置 2 電圧調整器 3 振動電流検出器 4 振動電流制御器 5 振動電流設定器 6 振動電流抑制装置 Iv インバータ M 電動機

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低周波数領域で誘導電動機のトルク低下
    を補償するために、V/Fパターン設定付きのインバー
    タで駆動される誘導電動機の振動電流抑制装置であつ
    て、インバータの出力側と誘導電動機の間に設けられ誘
    導電動機の振動電流を検出する振動電流検出器と、イン
    バータの出力側と振動電流検出器の間に設けられ誘導電
    動機の入力電圧を調整する電圧調整器と、振動電流制御
    器とを具備しており、かつ前記振動電流制御器はインバ
    ータより入力された誘導電動機の起動完了信号を検知
    し、予め設定された振動電流設定値と振動電流検出器で
    検出された振動電流検出値とを比較し、この比較結果に
    基づいて電圧調整器により誘導電動機の入力電圧を調整
    するようにしたことを特徴とするインバータで駆動され
    る誘導電動機の振動電流抑制装置。
JP5225157A 1993-08-17 1993-08-17 インバータで駆動される誘導電動機の振動電流抑制装置 Pending JPH0759392A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003102105A (ja) * 2001-09-21 2003-04-04 Fuji Heavy Ind Ltd 電気自動車の制御装置
CN113541541A (zh) * 2020-04-22 2021-10-22 柯尼卡美能达株式会社 图像形成装置的控制方法以及控制系统

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