JPH0515185A - 電動機の駆動装置 - Google Patents

電動機の駆動装置

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JPH0515185A
JPH0515185A JP3187031A JP18703191A JPH0515185A JP H0515185 A JPH0515185 A JP H0515185A JP 3187031 A JP3187031 A JP 3187031A JP 18703191 A JP18703191 A JP 18703191A JP H0515185 A JPH0515185 A JP H0515185A
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JP
Japan
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electric motor
overload
temperature
rotation speed
determination value
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JP3187031A
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Toru Inoue
井上  徹
Shinichi Iizuka
慎一 飯塚
Shigeru Kishi
繁 岸
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷過渡時での立上り特性を改善し、過負荷
状態へのオーバシュートや回転速度の大幅な変動を抑制
する。 【構成】 温度検出回路12からの電動機6の温度を表
わす温度情報Dは加算回路13に供給され、過負荷判定
値発生回路8からの過負荷判定値Bを補正して温度に応
じた過負荷判定値B′を作成する。比較回路9は、抵抗
5に流れる負荷電流が過負荷判定値B′よりも大きいと
き、過負荷状態と判定してPWM信号発生回路10を制
御し、電動機6を減速させる。この場合、過負荷判定値
B′は温度が低い程大きい。また、PWM信号発生回路
10は温度情報Dに応じた回転速度変化率を設定し、電
動機6の温度が高い程回転速度変化率が小さくなるよう
にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和装置などに用
いて好適な電動機の駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、空気調和装置における電動機の駆
動装置としては、たとえば特開昭62−37093号公
報や特開昭59−149782号公報に記載されるよう
に、半導体コミュテータ回路(インバータ部ともいう)
を備え、冷凍サイクルにおける圧縮機の電動機の回転数
を可変として、過負荷状態とならないようにこの電動機
の回転数を制御するようにしている。以下、これを図4
によって説明する。但し、同図において、1は交流電
源、2は整流回路、3は平滑コンデンサ、4は半導体コ
ミュテータ回路、5は電流検出用の抵抗、6は電動機、
7は増幅回路、8は過負荷判定値発生回路、9は比較回
路、10はPWM(パルス幅変調)信号発生回路、11
はドライブ回路である。
【0003】交流電源1からの交流電圧は整流回路2で
整流され、平滑用コンデンサ3で平滑されて直流電圧と
なる。この直流電圧は半導体コミュテータ回路4に印加
される。一方、PWM信号発生回路10は指定された回
転数に対応した周期のPWM信号を発生し、このPWM
信号がドライブ回路11を介して半導体コミュテータ回
路4に供給される。半導体コミュテータ回路4では、平
滑コンデンサ3から印加される直流電圧に応じた大きさ
の直流電流がこのPWM信号でゲートされて3相の駆動
電流が生成され、電動機6に供給される。電動機6はこ
の駆動電流の大きさとデューティ比(通電比)に応じた
回転数で回転する。したがって、PWM信号のデューテ
ィ比に応じて電動機6の回転数は可変となる。
【0004】ところで、かかる空気調和装置において
は、起動時から運転負荷(空気調和装置の運転時での交
流電源1の負荷)が過剰とならないように、すなわち過
負荷状態とならないように、電動機6の回転速度が次の
ようにして制御される。
【0005】空気調和装置の運転負荷は交流電源1の交
流電圧と交流電流I(in)の積に比例し、交流電流I
(in)を検出することによって運転負荷が検出できる
が、抵抗5に流れる直流電流I(R)がこの交流電流I
(in)に比例することから、直流電流I(R)によっ
て運転負荷が検出される。すなわち、この直流電流I
(R)によって抵抗5に生ずる電圧は運転負荷に応じた
ものであり、この電圧は、増幅回路7で増幅された後、
比較回路9に供給される。一方、過負荷判定値発生回路
8は過負荷状態の下限での増幅回路7の出力電圧値に等
しい電圧の過負荷判定値Bを出力する。比較回路9は増
幅回路7の出力電圧Aとこの過負荷判定値Bとを比較
し、この出力電圧Aが過負荷判定値Bを越えたとき、過
負荷判定信号Cを出力する。PWM信号発生回路10は
この過負荷判定信号CによってPWM信号のデューティ
比を変化させ、これによって電動機6の回転速度が低下
する。増幅回路7の出力電圧Aが過負荷判定値B以下の
ときには、比較回路9は過負荷判定信号Cを出力せず、
PWM信号発生回路10は指定回転数に対応したデュー
ティ比のPWM信号を発生する。これにより、電動機6
の回転速度は、その回転数が指定回転数となるように、
上昇していく。
【0006】次に、図5を用いて起動時からの運転負
荷、電動機6の回転速度の変化を説明する。起動指令が
あると、電動機6は起動してその回転数が指令回転速度
となるように上昇していき、これとともに運転負荷も上
昇していく。そして、運転負荷が過負荷判定値運転負荷
(過負荷判定値Bに対する運転負荷)に達すると、上記
のように比較回路9が過負荷判定信号Cを発生すること
により、電動機6の回転速度は低下していく。しかし、
冷凍サイクルの応答遅れのため、運転負荷はこの回転速
度に即座に応答せず、電動機6の回転速度が低下し始め
ても運転負荷はそのまま上昇し続け、過負荷状態のオー
バシュートが生ずる。そして、しばらくして運転負荷は
低下し始める。この運転負荷のオーバシュートを極力抑
えるために、起動時の電動機のこの減速での回転速度変
化率(1秒間で変化する1分間当りの回転数)は、通常
−150min~1/秒程度と大きく設定される。
【0007】運転負荷が低下して過負荷判定値運転負荷
となると、これから安定状態に移ることになるが、比較
回路9から過負荷判定信号Cが出力されなくなり、電動
機6の回転速度は指定回転速度の方へ上昇していく。運
転負荷は応答遅れのためにさらに低下してから上昇し、
過負荷判定値運転負荷になると電動機6は減速させられ
る。以下、かかる動作が繰り返され、運転負荷が過負荷
判定値を中心に上下するように電動機6の回転速度が制
御される。このときの電動機6の増減速での回転速度変
化率は、安定時の冷凍サイクルの応答に合せて、通常±
10min~1/秒程度と小さく設定され、回転速度の変
動が小さくなるようにしている。
【0008】ここで、過負荷判定値運転は、安定時に負
荷が過負荷状態で安定しないように設定される。空気調
和機の運転負荷は、冷凍サイクルの応答遅れの(温度変
化が遅い)ため、変化が遅く、起動時と安定時とで電動
機の温度差は大きい。同一電圧を印加した場合、起動時
の電動機の温度が低いときには、その巻線抵抗の抵抗値
が小さく流れる電流が大きく、また、負荷が軽いため、
電動機の回転数の変化範囲が広い。電動機の温度が高い
ときには、その逆となる。そこで、過負荷判定値を電動
機の温度が低い場合に対して設定すると、このときに抵
抗5に流れる大きな電流の上限に対して過負荷判定値が
決められることになり、これは空気調和装置では過負荷
状態の下限をオーバしたものとなる。このために、安定
時では、運転負荷が過負荷判定運転負荷に安定化するか
ら、常に過負荷状態となる。そこで、通常、過負荷判定
値負荷は電動機の温度が高い安定時で過負荷状態の下限
よりも低いものに設定されるのである。
【0009】以上は運転負荷に対する駆動動作である
が、従来の全体駆動動作を示すと、図6のようになる。
同図において、回転速度指令が発せられると(ステップ
601)、電動機の回転速度(現回転速度)が検出され
(ステップ602)、指令された回転速度(指令回転速
度)との偏差が演算される(ステップ603)。ここ
で、現回転速度>指令回転速度とすると、回転速度変化
率を通常の−10min~1/秒とし(ステップ60
4)、電動機を減速させる。現回転速度=現回転速度で
通常負荷の場合には(ステップ606)、回転速度変化
率に設定されるが(ステップ607)、増減速度は行な
われない。現回転速度<指令回転速度で通常負荷の場合
には(ステップ608)、このとき設定されている回転
速度変化率で増速が行なわれる(ステップ609)。現
回転速度≦指令回転速度で上記のように過負荷が検出さ
れると(ステップ606,608)、上記のように、回
転速度変化率を過負荷に設定して(ステップ610)減
速が行なわれる(ステップ611)。但し、起動時の過
負荷発生による最初の減速は、上記の大きな回転速度変
化率−150min~1/秒程度で行なわれる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来技
術では、過負荷判定値は、負荷安定時で過負荷状態とな
らないように、低く設定されているため、起動時などの
負荷過渡時においては、この過負荷判定値が低くなりす
ぎ、運転範囲が狭く抑制され、可能な最大限運転範囲を
利用できずに立上り特性が劣化する。
【0011】すなわち、図4における交流電源1からの
交流電流I(in)と抵抗5に流れる直流電流I(R)
は比例関係にあるが、温度が高い負荷安定時では、これ
ら電流I(in)、I(R)の関係が図7の直線aで表
わされるとすると、温度が低い負荷過渡時では、これよ
り勾配が緩やかな直線bで表わされる。図7において、
過負荷状態限界の交流電流I(in)をI(in)0
すると、I(in)>I(in)0 のとき、過負荷状態
となる。また、温度が高い負荷安定時で過負荷状態とな
らない最大の直流電流I(R)は直線aがI(in)0
と交叉するときの値であり、これをI(R)Hという。
温度が低い負荷過渡時で過負荷状態とならない直流電流
I(R)は直線bがI(in)0 と交叉するときの値で
あり、これをI(R)Lという。ここでは、I(in)
H<I(in)Lである。
【0012】上記従来の技術では、過負荷判定値BはI
(R)Hと設定される。そこで、起動時においては、直
流電流I(R)は直線bに沿って変化するが(これが、
図5の起動時での運転負荷の変化に相当する)、この場
合の直流電流I(R)は、オーバシュートを考慮に入れ
ないと、過負荷判定値I(R)Hよりも大きくなり得
ず、このときの交流電流I(in)は過負荷状態になら
ない最大のI(in)0よりも小さいI(in)1 とな
る。つまり、(I(in)0 −I(in)1 )に相当す
るパワーが利用されないことになる。
【0013】このことは、起動時において、過負荷判定
値I(R)Hは小さすぎるものであり、これによって、
図5についてみれば、電動機6の回転速度の変化可能範
囲が狭くなり、立上り特性が低くなってしまう。なお、
過負荷判定値をI(R)Lとすると、図7から明らかな
ように、起動時には最大限のパワーが利用できて立上り
特性が良くなるが、負荷安定時には、直線aとI(R)
Lとが交叉する点で安定化し、過負荷状態となる。
【0014】以上のように、従来技術では、過負荷判定
値が負荷安定時について設定されるため、負荷過渡時で
の立上り特性が低いという問題があった。また、電動機
の回転速度の上昇中に、図5に示すように、運転負荷の
オーバシュートが生ずるが、以上のように過負荷判定値
が小さい場合、これを抑制しようとすると、回転速度を
急激に減速させなければならないことから、回転速度の
大幅な低下やハンチング現象が生じ、安定した運転がな
されないという問題もあった。
【0015】本発明の目的は、かかる問題を解消するも
のであって、最適な負荷状態での安定運転を維持して負
荷過渡時での立上り特性の改善、オーバシュートおよび
アンダーシュートの抑制を実現可能とした電動機の駆動
装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、電動機の温度を検出する第1の手段と、
検出される該温度に応じて過負荷判定値を変化させる第
2の手段とを設ける。また、本発明は、検出される該温
度に応じて該電動機の回転速度変化率を異ならせる。
【0017】
【作用】起動時など電動機の温度が低いときには、過負
荷判定値は大きく、過負荷状態とならずに運転負荷の変
化範囲を大きくすることができる。このために、運転範
囲を充分拡げることができ、立上り特性が大幅に改善さ
れる。また、電動機の回転速度変化率は温度が高くなる
につれて小さくなる。このため、起動時などでは、電動
機の回転速度が上昇するにつれて、その温度が上昇する
から、回転速度変化率は緩やかに変化するようになる。
そして、運転負荷が過負荷判定値運転負荷に達すると、
回転速度変化率は負となり、電動機は緩やかに減速状態
となっているために、運転負荷もこれに追従して変化
し、運転負荷の過負荷状態へのオーバシュートが充分抑
圧されることになる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面によって説明す
る。図1は本発明による電動機の駆動装置の一実施例を
示すブロック図であって、12は温度検出回路、13は
加算回路であり、図5に対応する部分には同一符号をつ
けて重複する説明を省略する。
【0019】同図において、温度検出回路12は電動機
6の温度を検出し、温度情報Dを出力する。検出される
電動機6の温度とは電動機6の巻線の温度であり、これ
を直接検出してもよいが、ケースの外郭など巻線の温度
変化を検出できる個所での温度を検出してもよい。この
温度情報Dは加算回路13に供給され、過負荷判定値発
生回路8からの過負荷判定値Bに加算されてこの過負荷
判定値Bが補正される。加算回路13から出力される補
正後の過負荷判定値B′は、正の比例定数をK(この比
例定数は温度検出回路12の検出位置などによって決ま
る)、温度検出回路12で検出される電動機6の温度
(検出温度)をT、電動機6の基準温度をT0 (但し、
0 >T)とすると、 B′=B+k・(T−T0 ) ……(1) である。この補正後の過負荷判定値B′が比較回路9で
増幅回路7の出力電圧Aと比較され、図5で説明したよ
うに、この比較結果に応じてPWM信号発生回路が制御
される。
【0020】空気調和装置においては、運転負荷は冷凍
サイクルの状態(起動時、安定運転など)に応じて異な
る。そして、電動機6の巻線抵抗はその温度に比例し、
その温度は、冷凍サイクルの過渡時で低く、安定時で高
い。このために、巻線抵抗の温度を検出することによ
り、冷凍サイクルの状態(すなわち運転負荷)を検出す
ることができる。
【0021】そこで、図2に示すように、冷凍サイク
ル、従って、電動機6が起動時などの過渡状態にあると
きには、電動機6の温度Tは低いため、補正後の過負荷
判定値B′は大きく、電動機6の運転が行なわれてその
温度Tが上昇するにつれて補正後の過負荷判定値B′は
低下していき、負荷安定時には、温度が略一定となって
補正後の過負荷判定値B′は略一定となる。
【0022】ここで、図7を参照すると、この補正後の
過負荷判定値B′が、負荷過渡状態ではI(R)Lとな
り、負荷安定状態ではI(R)Hとなるように、上記式
(1)における過負荷判定値Bおよび比例定数Kが設定
される。過負荷判定値Bを従来と同様の負荷安定時につ
いて設定されたものとしてもよい。
【0023】以上により、負荷過渡時では、パワーを最
大限に使用して運転範囲を最大限に利用でき、従って、
電動機6の立上り特性が大幅に改善されるし、負荷安定
時では、パワーを最大限に使用して過負荷状態とならな
い最適な負荷状態で運転が可能となる。
【0024】図1に戻って、温度検出回路12からの温
度情報Dは、また、PWM信号発生回路10に供給さ
れ、温度Tに応じて電動機6の回転速度変化率を制御す
る。いま、電動機6の基準回転速度変化率をV、正の比
例定数をk′とすると、温度Tによる補正後の回転速度
変化率V′は、 V′=V+k′・(T0 −T) ……(2) とする。この補正後の回転速度変化率V′は温度Tが低
い程大きく、温度Tが高い程小さいが、±150〜±1
0min~1/秒程度の範囲で変化するようにする。ま
た、この補正後の回転速度変化率V′は、比較回路9か
ら過負荷判定信号Cが供給されるときと現回転速度>指
令回転速度のとき負、現回転速度=指令回転速度のとき
零、これら以外のとき正とする。
【0025】そこで、図2において、電動機6が起動す
ると、現回転速度<指令回転速度であって、かつ温度T
は基準温度T0 より充分低いから、電動機6は正の大き
な回転速度変化率V′で指令回転速度の方へ増速する
が、温度Tの上昇とともに回転速度変化率V′は減少し
ていく。これとともに運転負荷が上昇し、負荷安定時よ
りも高められている過負荷判定値負荷に達すると、比較
回路9から過負荷判定信号Cが出力され、回転速度変化
率V′は正から負に変わって電動機6の回転速度の上昇
は非常に緩やかとなる。このために、運転負荷は電動機
6の回転速度に追従して変化することになり、運転負荷
の過負荷判定値運転負荷からのオーバシュートはわずか
なものとなって、運転負荷が過負荷判定値運転負荷に達
してから短時間で電動機6が減速することともに、直ち
に運転負荷は過負荷判定値負荷よりも小さくなり、過負
荷状態へのオーバシュートが大幅に抑制されることにな
る。
【0026】また、このように運転負荷が過負荷判定値
よりも小さくなったときには、電動機6の回転速度変化
率は比較的小さくなっているので、電動機6の回転速度
はそれほど低下していないし、ハンチング現象が防止で
き、安定した回転状態で安定時の運転に入ることにな
る。安定時においては、図4〜図6に示した従来技術と
同様である。
【0027】図3は以上の動作を示すものである。同図
において、ステップ301は加算回路13での処理であ
り、ステップ302は比較回路9での判定処理である。
このステップ302の判定処理で過負荷状態であるとき
には、PWM信号発生回路10において、回転速度変化
率を検出温度に応じた負荷とし(ステップ305)、電
動機6を減速させる(ステップ307)。過負荷状態で
ないときには、電動機6の回転速度が検出され(ステッ
プ303)、指定回転速度に対するこの検出された現回
転速度の偏差(=指定回転速度−現回転速度)に応じて
(ステップ304)、回転速度変化率の検出温度に応じ
た大きさと正負が設定される(ステップ306,30
5)。
【0028】以上述べたように、電動機の温度から冷凍
サイクルの状態を検知し、過負荷判定、及び回転数変化
率の設定を行なうので、立上り時の運転範囲を拡大でき
て、過負荷状態へのオーバシュートや回転速度の大幅な
変動を抑制することが可能である。また、過負荷判定値
の演算における比例定数、回転速度変化率の演算におけ
る比例定数等を変えることにより様々な運転負荷に対応
することができるので、融通性の高い制御が行なえるこ
とになる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
負荷過渡時での立上り特性が大幅に改善されるととも
に、オーバシュートや回転速度の大幅な変動を抑制する
ことができ、出力変動の少ない運転が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電動機の駆動装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】図1に示した実施例での過負荷判定値運転負
荷、運転負荷、電動機の回転速度、電動機の温度の変化
を示す図である。
【図3】図1に示した実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図4】従来の電動機の駆動装置の一例を示すブロック
図である。
【図5】図4に示した従来例での過負荷判定値運転負
荷、運転負荷、電動機の回転速度の変化を示す図であ
る。
【図6】図4に示した従来例での動作を示すフローチャ
ートである。
【図7】過負荷判定値の設定方法を示す図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 整流回路 3 平滑コンデンサ 4 インバータ部 5 電流検出用の抵抗 6 電動機 8 過負荷判定値発生回路 9 比較回路 10 PWM信号発生回路 12 温度検出回路 13 加算回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧が印加される半導体コミュテー
    タ回路で電動機の駆動電流を形成し、運転負荷を検出す
    る第1の手段と、検出された該運転負荷を過負荷判定値
    と比較し比較結果に応じて半導体コミュテータ回路から
    出力される該駆動電流を変化させる第2の手段とを備
    え、該第2の手段で過負荷状態であることが検出された
    とき、該電動機の回転速度を低下させるようにした電動
    機の駆動装置において、 該電動機の温度を検出する第3の手段と、 検出された該温度に応じて前記過負荷判定値を補正する
    第4の手段とを設け、前記第2の手段が前記運転負荷と
    比較する過負荷判定値を該第4の手段で補正された過負
    荷判定値とすることを特徴とする電動機の駆動装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記第2の手段は前
    記第3の手段の検出出力に応じて制御され、前記電動機
    の温度に応じて前記電動機の回転速度変化率を異ならせ
    ることを特徴とする電動機の駆動装置。
  3. 【請求項3】 空気調和機の電動機を駆動することを特
    徴とする請求項1または2記載の電動機の駆動装置。
JP3187031A 1991-07-02 1991-07-02 電動機の駆動装置 Pending JPH0515185A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0770948A1 (en) * 1995-10-23 1997-05-02 SANYO ELECTRIC Co., Ltd. Air conditioner
JP2009052482A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Max Co Ltd エアコンプレッサおよびモータ駆動制御方法

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