JPH0759324B2 - 配管用分岐管の製造方法 - Google Patents

配管用分岐管の製造方法

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JPH0759324B2
JPH0759324B2 JP5049829A JP4982993A JPH0759324B2 JP H0759324 B2 JPH0759324 B2 JP H0759324B2 JP 5049829 A JP5049829 A JP 5049829A JP 4982993 A JP4982993 A JP 4982993A JP H0759324 B2 JPH0759324 B2 JP H0759324B2
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branch pipe
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進 内藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱交換器などに使用さ
れる配管用分岐管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、空調機器などに組込まれる熱交
換器の配管部には図9に示すように、主配管から枝配管
に分岐接続するための分岐管40が多数使用されてい
る。この分岐管は分岐口41が2本口、3本口あるいは
それ以上の口数の形状のものまで各種あり、従来はプレ
ス加工または切削加工あるいは特殊プレス加工などによ
り製造が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし前記従来のプレ
ス加工の場合は、その特性上、適正な材料容積の設定が
非常に難しく、また変形規制金型が複雑になり、そのう
え製品の穴径寸法のバラツキが大きく不安定になる欠点
がある。さらにこの方法では生産性が悪く、したがって
コストが高くなる問題がある。一方切削加工では、大き
な原材料から削り出すため材料費が極めて高くなるとと
もに、品質上重要なバリや切粉の完全除去に多くの時間
を要するため生産性が悪くコストが高くなる問題があ
る。また特殊プレス加工では、穴径変形を押えながら異
方向へ材料を押し伸ばすために鉛など重金属を使用する
方法が行われている。この重金属を使用することは公害
防止管理の面で問題点になっている。本発明はこれらの
課題を解消し、通常の圧造機により重金属なども使用せ
ず配管用分岐管を安価に製造することを目的として発明
されたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、棒状または管状の金属素材を大径部と小径部とから
成る異径管形状の分岐管素材に成形し、この分岐管素材
の外側面を軸方向に絞り加工して分岐口を成形する配管
用分岐管の製造方法であって、分岐口外面成形部とこの
分岐口外面成形部に連続して設けられる貫通穴とを備え
る絞りダイス内に前記分岐管素材を挿入し、続いて複数
の円弧を連接した外縁を持つ分岐口成形部とこの分岐口
成形部先端側に連続して一体成形される円柱部とを備え
た押込みポンチを前記分岐管素材内に前進させ、絞りダ
イスにより絞り加工を行って分岐管の分岐口と流入口と
を同時に成形する配管用分岐管の製造方法である。
【0005】
【作用】圧造または切削などにより、異径管形状に加工
した分岐管素材10を絞りダイス4の案内部7に挿入
し、その後、押込みポンチ1を分岐管素材10内へ前進
させて当接し、さらにこれを前進させると分岐管素材1
0は押込みポンチ1により絞りダイス4の分岐口外面成
形部6へ押込まれ、分岐管素材10は軸方向に移動しな
がら絞り込まれて分岐口32が成形されるとともに先端
部において流入口31が所定の寸法に仕上げられ所望の
分岐管30を成形することができる。その後突出しピン
8によって分岐管30は絞りダイス4から排出される。
【0006】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を説明す
る。図1は一実施例の断面図であり、図4、図5に示す
ような流入口31とこれに連通する分岐口32とを有す
る分岐管30の製造方法について説明する。図1におい
て1は押込みポンチで、先端に円柱部2を設け、その円
柱部2の後方には分岐口32を成形する分岐口成形部3
を有している。前記円柱部2の外径寸法は分岐管30の
流入口31の寸法に形成してあり、前記分岐口成形部3
の横断面は分岐管30の分岐口32の横断面形状とほぼ
同一形状に形成され前記円柱部2と滑かな曲面で結ばれ
一体に形成されている。分岐口成形部3の横断面外縁は
複数の円弧が互いに連接する形状を成す。図中の4は絞
りダイスであり、前方に貫通六5を設け、中間部には分
岐管30の分岐口32の外周面を成形する分岐口外面成
形部6を設け、さらに後方には分岐管素材10を挿入す
る案内部7が形成されている。前記貫通穴5の内径寸法
は分岐管30の流入口31の外面の直径とほぼ同一に形
成してあり、この絞りダイス4の前端まで貫通してい
る。前記分岐口外面成形部6の横断面は、図5に示す分
岐管30の分岐口32の外周面の横断面形状に形成さ
れ、AおよびBの寸法とほぼ同一に形成してあり、前記
貫通穴5と滑かな曲面によって結ばれている。前記案内
部7の寸法は前記分岐口外面成形部6の最大寸法Aより
やや大きい横断面がA1寸法の円形穴になっており、前
方の分岐口外面成形部6と滑かな曲面によって結ばれて
いる。また図中の8は突出しピンであり、前記貫通穴5
よりやや小径の棒部材が前進後退自在に挿入されてい
る。そして、この絞りダイス4および押込みポンチ1は
通常の圧造機(図示せず)に取付けられ、固定された絞
りダイス4の中へ押込みポンチ1が所定の位置まで前進
後退するようになっている。
【0007】この製造方法は、先ず棒状または管状の銅
系材料を用いて図2、図3のごとく異径管形状の分岐管
素材10を準備する。この分岐管素材10の大径部A0
は前記A寸法よりやや大きく、前記A1寸法よりやや小
さい円筒形に圧造加工(切削加工でもよい)などによっ
て製造する。次にこの分岐管素材10を絞りダイス4の
案内部7に挿入し、その後、押込みポンチ1を分岐管素
材10内へ前進させて当接し、さらにこれを前進させる
と分岐管素材10は押込みポンチ1により分岐口外面成
形部6へ押込まれ、軸方向に移動しながら絞り込まれて
分岐口32が成形されるとともに、これと同時に先端部
においては押込みポンチ1の円柱部2によって流入口3
1が所定の寸法に仕上げられ所望の分岐管30が成形さ
れる。その後突出しピン8によって突出し分岐管30は
絞りダイス4から排出される。
【0008】この実施例では異径管形状の分岐管素材1
0から1回の絞り成形により成形完成しているが、分岐
管の材質や分岐口数などの条件により1回で成形困難な
場合には、分岐管素材10を図6に示すように第2押込
みポンチ11と第2絞りダイス12により図7、図8の
ような形状の予備成形品20を成形する。この時の第2
絞りダイスの案内部13は前記A1寸法の円形穴とし、
予備成形部14は前記A1寸法より小さくA寸法よりや
や大きいA2寸法と、前記B寸法よりやや大きいB1寸
法とによる横断面にすればよい。その後前記図1で説明
した押込みポンチ1と絞りダイス4で前述同様に仕上げ
成形加工を行うことにより分岐管30を成形することが
できる。
【0009】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明
は、棒状または管状の金属素材を大径部と小径部とから
成る異径管形状の分岐管素材に成形し、この分岐管素材
の外側面を軸方向に絞り加工して分岐口を成形する配管
用分岐管の製造方法であって、分岐口外面成形部とこの
分岐口外面成形部に連続して設けられる貫通穴とを備え
る絞りダイス内に前記分岐管素材を挿入し、続いて複数
の円弧を連接した外縁を持つ分岐口成形部とこの分岐口
成形部先端側に連続して一体成形される円柱部とを備え
た押込みポンチを前記分岐管素材内に前進させ、較りダ
イスにより絞り加工を行って分岐管の分岐口と流入口と
を同時に成形する配管用分岐管の製造方法である。この
発明によれば、絞りダイスと押込みポンチを用いる基本
的な絞り加工により分岐管を製造できるため、バリの除
去作業、溶接作業等の工程が不要となり、作業工程が簡
素化され、従って製造コストが低減されて極めて安価な
分岐管を製造することができるとともに、分岐管の各部
の寸法精度が安定し、ガス洩れなどに対する信頼性が向
上する。また重金属などを使用しないので公害管理処理
が不要になるなどの大きな効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す断面説明図である。
【図2】分岐管素材の断面図である。
【図3】図2の側面図である。
【図4】分岐管の完成断面図である。
【図5】図4の側面図である。
【図6】予備成形の実施例を示す断面説明図である。
【図7】予備成形品の断面図である。
【図8】図7の側面図である。
【図9】従来の分岐管の斜視図である。
【符号の説明】
1 押込みポンチ 2 円柱部 3 分岐口成形部 4 絞りダイス 5 貫通穴 6 分岐口外面成形部 7 案内部 8 突出しピン 10 分岐管素材 20 予備成形品 30 分岐管 31 流入口 32 分岐口

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状または管状の金属素材を大径部と小
    径部とから成る異径管形状の分岐管素材に成形し、この
    分岐管素材の外側面を軸方向に絞り加工して分岐口を成
    形する配管用分岐管の製造方法であって、 分岐口外面成
    形部とこの分岐口外面成形部に連続して設けられる貫通
    穴とを備える絞りダイス内に前記分岐管素材を挿入し、
    続いて複数の円弧を連接した外縁を持つ分岐口成形部と
    この分岐口成形部先端側に連続して一体成形される円柱
    部とを備えた押込みポンチを前記分岐管素材内に前進さ
    せ、絞りダイスにより絞り加工を行って分岐管の分岐口
    と流入口とを同時に成形することを特徴とする配管用分
    岐管の製造方法。
JP5049829A 1993-01-28 1993-01-28 配管用分岐管の製造方法 Expired - Fee Related JPH0759324B2 (ja)

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JPH06226341A JPH06226341A (ja) 1994-08-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001072448A1 (en) * 2000-03-29 2001-10-04 Kabushiki Kaisha Somic Ishikawa Method of manufacturing ball joint housing

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KR20020090998A (ko) * 2002-10-30 2002-12-05 장준수 배기장치의 y-튜브의 구조 및 그의 성형방법

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