JPH07591Y2 - 床点検口の取手 - Google Patents
床点検口の取手Info
- Publication number
- JPH07591Y2 JPH07591Y2 JP13812389U JP13812389U JPH07591Y2 JP H07591 Y2 JPH07591 Y2 JP H07591Y2 JP 13812389 U JP13812389 U JP 13812389U JP 13812389 U JP13812389 U JP 13812389U JP H07591 Y2 JPH07591 Y2 JP H07591Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle
- grip
- long
- floor inspection
- pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Hinges (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Description
本考案は、床下の配管等を点検するために床面に設置さ
れる床点検口の蓋体に取り付けられる取手に関するもの
である。 一般に床点検口の蓋体は、床開口に嵌合、固定される外
枠内に着脱自在に嵌合されて使用され、床下の配管等の
点検に際しては、握り手を取手ケースより引き出した
後、該握り手を手掛け部として蓋体全体を取り除くよう
にされている。 ところで、床点検口の蓋体の自重は、床面の開口面積、
あるいは蓋体の強度に比例して重くなる傾向があり、こ
の重量は、蓋体を取り除く際に握り手、および握り手の
取手ケースへの支持部位に集中荷重として作用するため
に、これらの部位の強度を向上させることが必要にな
る。
れる床点検口の蓋体に取り付けられる取手に関するもの
である。 一般に床点検口の蓋体は、床開口に嵌合、固定される外
枠内に着脱自在に嵌合されて使用され、床下の配管等の
点検に際しては、握り手を取手ケースより引き出した
後、該握り手を手掛け部として蓋体全体を取り除くよう
にされている。 ところで、床点検口の蓋体の自重は、床面の開口面積、
あるいは蓋体の強度に比例して重くなる傾向があり、こ
の重量は、蓋体を取り除く際に握り手、および握り手の
取手ケースへの支持部位に集中荷重として作用するため
に、これらの部位の強度を向上させることが必要にな
る。
従来、この種の床点検口の取手は、第5図に示すよう
に、取手ケース1に握り手2の自由端部を軸ピン7によ
り回動自在に枢着して構成されており、軸ピン7には、
各自由端部を独立に枢着する短軸ピンや、あるいは両自
由端部を同時に枢着する長軸ピンが使用されているが、
短軸ピンによる枢着は、各自由端部に対するピンの枢着
作業を必要とし、作業性に難があるために、長軸ピンに
よる握り手2の枢着が多用されている。
に、取手ケース1に握り手2の自由端部を軸ピン7によ
り回動自在に枢着して構成されており、軸ピン7には、
各自由端部を独立に枢着する短軸ピンや、あるいは両自
由端部を同時に枢着する長軸ピンが使用されているが、
短軸ピンによる枢着は、各自由端部に対するピンの枢着
作業を必要とし、作業性に難があるために、長軸ピンに
よる握り手2の枢着が多用されている。
しかし、長軸ピンを使用して握り手2を枢着する場合に
は、長軸ピンの両端部に蓋体の荷重が負荷されるため、
軸全体に曲げモーメントが発生し、長期の使用により枢
着部のしぶりが発生し易いという欠点を有するものであ
った。 本考案は、以上の欠点を解消すべくなされたものであっ
て、長期に渡って円滑な握り手2の回動操作を可能とし
た床点検口の取手を提供することを目的とする。
は、長軸ピンの両端部に蓋体の荷重が負荷されるため、
軸全体に曲げモーメントが発生し、長期の使用により枢
着部のしぶりが発生し易いという欠点を有するものであ
った。 本考案は、以上の欠点を解消すべくなされたものであっ
て、長期に渡って円滑な握り手2の回動操作を可能とし
た床点検口の取手を提供することを目的とする。
本考案において上記目的は、実施例に対応する第1図に
示すように、取手ケース1内に握り手2を回動自在に枢
着してなる床点検口の取手において、前記取手ケース1
における握り手2の枢着部位には、金属板材を略U字状
に屈曲したヒンジ部材3を装着するとともに、このヒン
ジ部材3の対向する一対の舌片4に穿設したヒンジ孔5
に挿通する長軸ピン6により前記握り手2を枢着してな
る床点検口の取手を提供することにより達成される。
示すように、取手ケース1内に握り手2を回動自在に枢
着してなる床点検口の取手において、前記取手ケース1
における握り手2の枢着部位には、金属板材を略U字状
に屈曲したヒンジ部材3を装着するとともに、このヒン
ジ部材3の対向する一対の舌片4に穿設したヒンジ孔5
に挿通する長軸ピン6により前記握り手2を枢着してな
る床点検口の取手を提供することにより達成される。
上記構成に基づき、本考案による握り手2は、第1図お
よび第2図に示すように、長軸ピン6により枢着され
る。 長軸ピン6の使用により、枢着工程が簡略化され、製造
効率が向上する。 また、長軸ピン6の両端部は、U字状のヒンジ部材3に
より支持される。U字状に形成されるヒンジ部材3は、
対向する一対の舌片4を有しており、長軸ピン6の各端
部は、これら舌片4間に架設される状態で支持される。 この結果、長軸ピン6の各端部は、ピッチの狭い二個の
支点により支えられる状態となり、蓋体の荷重による長
軸ピン6全体に対する曲げモーメントの発生が防がれ
る。
よび第2図に示すように、長軸ピン6により枢着され
る。 長軸ピン6の使用により、枢着工程が簡略化され、製造
効率が向上する。 また、長軸ピン6の両端部は、U字状のヒンジ部材3に
より支持される。U字状に形成されるヒンジ部材3は、
対向する一対の舌片4を有しており、長軸ピン6の各端
部は、これら舌片4間に架設される状態で支持される。 この結果、長軸ピン6の各端部は、ピッチの狭い二個の
支点により支えられる状態となり、蓋体の荷重による長
軸ピン6全体に対する曲げモーメントの発生が防がれ
る。
以下、本考案の望ましい実施例を添付図面に基づいて詳
細に説明する。 第1図において示される本考案に係る取手は、取手ケー
ス1に平面視略U字状の握り手2の自由端部を長軸ピン
6により回動自在に枢着して構成され、不使用時には、
取手ケース1の表面部に凹設されたU字状溝8に握り手
2を収納しておき、蓋体の取り外し作業時には、握り手
2を長軸ピン6回りに回動させて握り部を外方に引出
し、作業者に手掛け部を提供するようにされている。 上記握り手2は、取手ケース1のU字状溝8と平面視形
状が同一とされた金属製部材であり、握り部9の中間部
であって、上記取手ケース1の凹部10に対応する部位に
引出し溝11を凹設するとともに、自由端部に長軸ピン6
が挿通するピン挿通孔12を穿設して形成されている。 一方、この実施例による取手ケース1は、第3図および
第4図に示すように、合成樹脂材を射出成型して形成し
たケース本体13の表面部をステンレス板材に、絞り加工
を施して形成されたカバー金属14により覆って構成され
ている。このカバー金属14は、ケース本体13の成型に際
して同時成型されており、ケース本体13のU字状溝8
と、指掛け用の凹部10とに対応した開口溝15、および周
縁部16の立ち上がり壁17の適宜位置には、引っ掛け爪18
が設けられていて、ケース本体13への固着後の剥離が防
止されている。 以上のように形成される取手ケース1の裏面に装着され
るヒンジ部材3は、第1図に示すように、金属板材をU
字状に屈曲されたピース状部材であり、対向する一対の
舌片4,4には、ヒンジ孔5が穿設されている。このヒン
ジ部材3は、ケース本体13のU字状溝8の各付け根部20
裏面に形成される収容凹部19にはめ込まれて装着され、
握り手2を枢着する一本の長軸ピン6の両端部近傍を支
持するようになっている。 上記長軸ピン6は、第2図に示すように、ケース本体13
のU字状溝8の付け根部20に設けられたルーズ孔21を挿
通してケース裏面に架設され、その両端部においてヒン
ジ部材3により支持される。 この場合上記ヒンジ部材3の底部片22にネジ孔23を設
け、該ネジ孔23に固定ビス24を螺入して取手を内枠25に
固定すると、蓋体の取り除き作業時における蓋体の自重
は、握り手2、長軸ピン6、ヒンジ部材3、枠体の順に
伝達され、ケース本体13には全く負荷されないこととな
るので、ケース本体13を合成樹脂材で形成することによ
り強度不安を全く解消することができ、ケース本体13を
機械的強度が比較的低い汎用樹脂材を使用して形成する
ことも可能となる。
細に説明する。 第1図において示される本考案に係る取手は、取手ケー
ス1に平面視略U字状の握り手2の自由端部を長軸ピン
6により回動自在に枢着して構成され、不使用時には、
取手ケース1の表面部に凹設されたU字状溝8に握り手
2を収納しておき、蓋体の取り外し作業時には、握り手
2を長軸ピン6回りに回動させて握り部を外方に引出
し、作業者に手掛け部を提供するようにされている。 上記握り手2は、取手ケース1のU字状溝8と平面視形
状が同一とされた金属製部材であり、握り部9の中間部
であって、上記取手ケース1の凹部10に対応する部位に
引出し溝11を凹設するとともに、自由端部に長軸ピン6
が挿通するピン挿通孔12を穿設して形成されている。 一方、この実施例による取手ケース1は、第3図および
第4図に示すように、合成樹脂材を射出成型して形成し
たケース本体13の表面部をステンレス板材に、絞り加工
を施して形成されたカバー金属14により覆って構成され
ている。このカバー金属14は、ケース本体13の成型に際
して同時成型されており、ケース本体13のU字状溝8
と、指掛け用の凹部10とに対応した開口溝15、および周
縁部16の立ち上がり壁17の適宜位置には、引っ掛け爪18
が設けられていて、ケース本体13への固着後の剥離が防
止されている。 以上のように形成される取手ケース1の裏面に装着され
るヒンジ部材3は、第1図に示すように、金属板材をU
字状に屈曲されたピース状部材であり、対向する一対の
舌片4,4には、ヒンジ孔5が穿設されている。このヒン
ジ部材3は、ケース本体13のU字状溝8の各付け根部20
裏面に形成される収容凹部19にはめ込まれて装着され、
握り手2を枢着する一本の長軸ピン6の両端部近傍を支
持するようになっている。 上記長軸ピン6は、第2図に示すように、ケース本体13
のU字状溝8の付け根部20に設けられたルーズ孔21を挿
通してケース裏面に架設され、その両端部においてヒン
ジ部材3により支持される。 この場合上記ヒンジ部材3の底部片22にネジ孔23を設
け、該ネジ孔23に固定ビス24を螺入して取手を内枠25に
固定すると、蓋体の取り除き作業時における蓋体の自重
は、握り手2、長軸ピン6、ヒンジ部材3、枠体の順に
伝達され、ケース本体13には全く負荷されないこととな
るので、ケース本体13を合成樹脂材で形成することによ
り強度不安を全く解消することができ、ケース本体13を
機械的強度が比較的低い汎用樹脂材を使用して形成する
ことも可能となる。
以上の説明から明らかなように、本考案による床点検口
の取手によれば、長軸ピンを使用して握り手を枢着する
ので、自由端を各別に短軸ピンを使用して枢着するもの
に比較して作業性を向上させることができる。 また、長軸ピンの両枢着部は、断面U字状のヒンジ部材
により支持されるので、全体の曲がりを発生せず、長期
に渡って握り手を円滑に回動させることができる。
の取手によれば、長軸ピンを使用して握り手を枢着する
ので、自由端を各別に短軸ピンを使用して枢着するもの
に比較して作業性を向上させることができる。 また、長軸ピンの両枢着部は、断面U字状のヒンジ部材
により支持されるので、全体の曲がりを発生せず、長期
に渡って握り手を円滑に回動させることができる。
第1図は本考案の実施例を示す分解斜視図、 第2図はその断面図、 第3図は取手ケースを示す分解斜視説明図、 第4図はその断面図、 第5図は従来例を示す斜視説明図である。 1……取手ケース 2……握り手 3……ヒンジ部材 4……舌片 5……ヒンジ孔 6……長軸ピン。
Claims (1)
- 【請求項1】取手ケース内に握り手を回動自在に枢着し
てなる床点検口の取手において、 前記取手ケースにおける握り手の枢着部位には、金属板
材を略U字状に屈曲したヒンジ部材を装着するととも
に、このヒンジ部材の対向する一対の舌片に穿設したヒ
ンジ孔に挿通する長軸ピンにより前記握り手を枢着して
なる床点検口の取手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13812389U JPH07591Y2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 床点検口の取手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13812389U JPH07591Y2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 床点検口の取手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0376954U JPH0376954U (ja) | 1991-08-01 |
JPH07591Y2 true JPH07591Y2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=31685251
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13812389U Expired - Lifetime JPH07591Y2 (ja) | 1989-11-30 | 1989-11-30 | 床点検口の取手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07591Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7020963B2 (ja) * | 2018-02-26 | 2022-02-16 | 株式会社Lixil | 床構造体 |
-
1989
- 1989-11-30 JP JP13812389U patent/JPH07591Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0376954U (ja) | 1991-08-01 |
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