JPH0758956A - 画像処理システム - Google Patents

画像処理システム

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JPH0758956A
JPH0758956A JP5228088A JP22808893A JPH0758956A JP H0758956 A JPH0758956 A JP H0758956A JP 5228088 A JP5228088 A JP 5228088A JP 22808893 A JP22808893 A JP 22808893A JP H0758956 A JPH0758956 A JP H0758956A
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image processing
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JP5228088A
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Inventor
Tooru Mizuno
水納  亨
Haruka Nakamura
はるか 中村
Noboru Murayama
登 村山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 データを出力すべき相手の能力に対応し、必
要最小限の画像データを転送することにより転送時間の
短縮化と伝送路のトラヒックの低減をはかり、またそれ
ぞれの画像出力装置がγ補正回路等の画像処理手段を備
える必要がなく、更に画像出力装置のカラー対応能力に
合った画像データを転送できる画像処理システムを提供
する。 【構成】 少なくともサブシステムの一つとして画像出
力装置を備えると共に、上記画像出力装置を画像処理シ
ステム外の能力の異なる画像出力装置と置換可能な構成
とし、またはサブシステムとして能力の異なる複数の画
像出力装置を備えた構成とし、上記いずれかの画像出力
装置へ画像データを転送する転送側サブシステムにおい
て、データ転送先の画像出力装置の階調表現能力情報を
取得する手段を備え、その階調表現能力に応じた画像デ
ータを転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は伝送路を介して互いに通
信可能に接続された複数のサブシステムから構成される
画像処理システムに係り、特に、転送先の処理能力に応
じた画像データを転送できる画像処理システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】画像データを転送できる様々な通信シス
テムが提供されているが、そのようなシステムにはネッ
トワークを介して端末等様々な処理能力のサブシステム
が接続されることがあり、もし、転送先の処理能力を知
らずに、転送先のサブシステムが備えた処理能力以上の
データを転送しても無駄になる。そのため、従来、この
ような通信システムでは、折衝、あるいはネゴシエーシ
ョンと称し、データ転送に先立って転送先の処理能力を
確認する作業が行われている。例えば、ファクシミリ通
信においては、転送先との間で転送速度や、解像度(線
密度)を確認する機能を付与することが行われている。
つまり、解像度を例にとれば、転送先の解像度を確認し
た結果、「スーパーファイン」で処理できない場合は
「ファイン」で転送するように、相手側の能力に合せた
データ転送を行うようになっている。また、特開平3−
265371〜265373号公報に開示されたように、階調データ
圧縮のために、転送先から圧縮方法の通知を受け、その
圧縮方法に合った画像データを転送する技術も提案され
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、従来技
術においては転送先の処理能力折衝やいくつかの具体的
内容での処理能力折衝の例はあるが、相手方の画像出力
装置の階調表現能力、例えば2〜256 階調の間での任意
の階調能力を検知してそれに合った階調表現の画像デー
タを転送あるいは、画像出力装置の画像処理特性、例え
ばγ特性などを検知して、それに合った画像データを転
送し、又はカラー対応能力に合せて画像データを転送す
る画像処理システムは知られていなかった。そのため、
従来、階調表現については、転送先の画像出力装置の階
調表現能力を超える階調数の画像データを転送すること
があり、その結果無用に転送時間を長くし、且つ伝送路
のトラヒックを上げる結果になっていた。また、γ特性
については、それぞれの画像出力装置毎にγ補正回路を
備えねばならず、更には、不適切なカラーデータが転送
されるという問題があった。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記のような従来技術の問題を
解決し、通信相手の能力に合せて必要最小限の画像デー
タを転送することにより転送時間の短縮化と伝送路のト
ラヒックの低減ができ、また、それぞれの画像出力装置
がγ補正回路等の画像処理手段を備える必要がなく、更
にまた、画像出力装置のカラー対応能力に合った画像デ
ータを転送できる画像処理システムを提供することを目
的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、制御情報や画像データを転送する伝送路
と、この伝送路を介して相互に通信可能に接続されたサ
ブシステムから構成される画像処理システムにおいて、
上記サブシステム中に少なくとも一つの画像出力装置を
備えると共に、上記画像出力装置を外部の能力の異なる
他の画像出力装置と置換可能な構成とするか、または上
記サブシステムとして能力の異なる複数の画像出力装置
を備えた構成とし、上記いづれかの画像出力装置へ画像
データを転送する転送側サブシステムにデータ転送先の
画像出力の階調表現能力情報を取得する手段を備え、そ
の階調表現能力に応じた画像データを転送することを特
徴とする。また、複数のサブシステム中の少なくとも一
つのサブシステムとして画像出力装置を備え、上記画像
出力装置を能力の異なる他の画像出力装置と置換可能な
構成とするか、または複数のサブシステム中に能力の異
なる複数の画像出力装置を備えた構成とした画像処理シ
ステムにおいて、画像データを出力する側のサブシステ
ムに転送先の画像出力装置の画像処理特性情報、例えば
γ特性等を取得する手段を備え、画像処理特性に合った
画像データを転送する構成にしたことを特徴とする。更
に、画像データ転送に先立ち、転送先画像出力装置のγ
特性に対応したγ補正テーブルをγ補正RAMに設定す
る構成にすることも特徴としている。あるいは、制御情
報や画像データを転送する伝送路と、伝送路に接続され
相互に通信可能なサブシステムから構成される画像処理
システムにおいて、上記サブシステムの一つとして能力
の異なる種々の画像出力装置で置換可能な画像出力装置
を備え、あるいは能力の異なる複数の画像出力装置を備
え、上記画像出力装置は出力可能な色を画像データ送信
側サブシステムに通知する手段を備え、操作者からの指
定がないときは、上記画像データ送信側サブシステムは
転送先画像出力装置から通知された色について画像デー
タを転送し、出力可能な指定があるときは出力可能な指
定された色について画像データを転送することを特徴と
する。また上記において、指定の色が黒であり、出力可
能な色がY(イエロー)、M(マゼンタ)及びC(シア
ン)のとき、Y、M及びCの画像データを転送する構成
にした。また、出力可能な色及び指定可能な色をY・ M
・ C、K(黒)、R(赤)、B(青)のうちの1つまた
は複数個とする構成にした。また、指定を操作部により
行ない、画像データの転送に先立って、画像入力装置及
び画像出力装置に通知する構成にした。更に、複数の色
の出力順番をあらかじめ画像入力装置と画像出力装置間
で定めておき、上記順番に従って、画像データを転送す
る構成にした。
【0006】
【作用】以上のように、画像出力装置へ画像データを転
送するサブシステムが画像出力装置の階調表現能力を取
得する手段を備え、画像データ転送時、上記サブシステ
ムが上記画像出力装置の階調表現能力に合った画像デー
タを転送するので、転送先の画像出力装置の階調表現能
力を超える階調数の画像データを転送するようなことが
なくなる。また画像出力装置の画像処理特性を取得し、
画像処理特性に合った画像データを転送するので、画像
出力装置ごとに画像処理特性に対応した画像処理手段を
設ける必要がなくなる。上記において、画像処理特性が
γ特性のとき、γ補正テーブルをγ補正RAMに設定す
ることにより、γ補正されたデータが画像出力装置に転
送されるので、画像出力装置はγ補正回路を持つ必要が
なくなる。及び、画像出力装置は出力可能な色を画像デ
ータ送信側サブシステムに通知する手段を備え、操作者
からの指定がないときは、上記画像データ送信側サブシ
ステムは転送先画像出力装置から通知された色について
画像データを転送し、出力可能な指定があるときは出力
可能な指定された色について画像データを転送するの
で、対応不可のカラー画像データが転送されるというよ
うなことがなくなる。
【0007】また上記において、指定の色が黒であり、
出力可能な色がY、M及びCのとき、Y、M及びCの画
像データを転送するので、黒指定の画像出力を、出力可
能な色がY、M、Cの画像出力装置で対応できる。ま
た、出力可能な色及び指定可能な色をY・ M・ C、K、
R、Bのうちの1つまたは複数個とする構成にしたの
で、Y・ M・ C、Kしか出力できない場合に比べ、赤
(R)や青(B)の出力の際、データ転送量を少なくで
きる。また、指定を操作部により行ない、画像データの
転送に先立って、画像入力装置及び画像出力装置に通知
する構成にし、更に、複数の色の出力順番をあらかじめ
画像入力装置と画像出力装置間で定めておき、上記順番
に従って、画像データを転送する構成にしたので、各色
データの転送ごとに、画像入力装置から画像出力装置へ
色の種類を示す情報を転送する必要がなくなる。
【0008】
【実施例】以下、図示した実施例に基づいて本発明を詳
細に説明するが、ここでは画像入力装置と画像出力装置
が共通の伝送路に、相互に通信可能に接続された画像処
理システムを例にして説明する。図2は、本発明を適用
する画像処理システムの一例を示す全体構成図であり、
図において、符号1は画像入力装置、2は画像出力装
置、3は制御処理装置、9は上記3つのサブシステム間
を接続する伝送路である。画像出力装置2は例えば電子
写真方式により像形成を行い、記録紙上に画像や文字を
形成する。図1(a)(b)(c)は上記3つのサブシ
ステムの機能的ブロック図を示したものである。まず、
図1(a)は画像入力装置1の制御系を中心にしたブロ
ック図であり、図において、10は第1通信制御手段で
あり、伝送路9を介して他のサブシステムと通信の制御
を行う他、画像入力装置1全体の制御及び管理を行う。
11は画像読み取り手段であり、そのカラー撮像デバイ
ス112 は画像を読み取ってアナログ信号を出力し、AD
変換器116 はそれをディジタル画像データに変換する。
そのディジタル画像データはシェーディング補正回路11
7 、サンプリング位置ずれ補償回路118 、基本画像処理
手段12を経て第1通信制御手段10に入力される。上記基
本画像処理手段12は様々な画像処理モジュールを含み、
様々な画像処理を行う。また、必要に応じて、拡張画像
処理手段13による画像処理も行われる。
【0009】図1(b)は上記画像出力装置2の制御系
を中心にしたブロック図であり、図において、20は第2
通信制御手段、23は記録制御回路、21は画像形成手段で
ある。第2通信制御手段20も同様に伝送路9を介して他
のサブシステムと通信の制御を行う他、例えば画像入力
装置1や制御処理装置3から転送される画像データの受
信、及び画像出力装置2全体の制御や管理を行う。
【0010】図1(c)は上記制御処理装置3のブロッ
ク図であり、図において30は第3通信制御手段、31は操
作部、32はシステム制御手段、33は外部記憶装置であ
る。システム制御手段32は複写制御手段321 、ファクシ
ミリ通信手段322 、プリント制御手段323 を含む。プリ
ント制御手段323 は画像出力装置2をホストコンピュー
タのプリンタとして使用するための手段であり、ホスト
コンピュータとのインターフェイス手段と、ホストコン
ピュータから受信したキャラクタコード情報を画像出力
装置2に転送する画像データに変換するためのビットマ
ップ展開手段等を含む。ファクシミリ通信手段322 は画
像入力装置1から入力した画像データを圧縮し、回線を
介して相手のファクシミリ装置に画像データの送信を行
う手段や、相手のファクシミリ装置から受信した画像デ
ータを伸長して画像出力装置2に出力する手段を備え
る。
【0011】上記のように、複数のサブシステムが通信
手段を介して接続され、種々の機能をもつシステムとし
て利用される汎用的な形態をとる画像処理システムで
は、画像出力装置として、様々に階調表現能力の異なる
画像出力装置が設けられる可能性がある。つまり、2階
調の画像出力装置、あるいは、8階調更には256 階調の
ように異なる階調の出力装置が接続される可能性があ
る。それらの画像出力装置に対し、一率に定った階調の
データを転送すると、なかには能力以上の階調表現ビッ
ト数の画像データを転送することがあるが、これは無用
に転送時間を長くし、且つ伝送路のトラヒックを増大さ
せるだけである。本発明はこのような問題点を解決する
ための手段であって、本システムでは転送側サブシステ
ムが画像出力装置側の階調表現能力をあらかじめ取得し
ておき、画像データ転送時に接続された、又は選択され
た画像出力装置の階調表現能力に見合ったビット数/画
素の画像データを転送するものである。
【0012】図3は画像入力装置内において取得した相
手側画像出力装置の階調表現能力情報(ビット数/画
素)に応じた画像データを転送するための転送側サブシ
ステム(本実施例では画像入力装置)の要部ブロック図
である。また、図4はその処理手順の例を示すタイミン
グチャートである。以下、転送側サブシステムが画像入
力装置であり、且つカラー画像データの場合を例にとり
で、図3及び図4を参照しながら本発明の要部処理手段
の構成と動作を説明する。
【0013】図3に示す処理手段は本実施例では画像入
力装置1の前記拡張画像処理手段13内に含まれる場合を
示している。前記のように画像読み取り手段11により読
み取られ、AD変換器116 で1画素当たり8ビットの階
調を持つディジタル画像データ(RGBデータ)に変換
され、いくつかの処理回路を経て、図3に示す色変換回
路131 に入力される。色変換回路131 では、RGBデー
タからYMCKデータに変換されるが、本実施例では、
この出力は、YMCKの4色中、1回に出力されるデー
タは選択された1色である。つまり、4色を出力するに
は4回の画像読み取りを行なっている。
【0014】図3にAで示すクロック信号は画像読み取
りクロックの8倍の速度のクロックレートを持ち、図4
に示すように〜の連続してくり返されるクロックで
ある。そして、色変換回路131 の出力は同図4のように
例えばクロックの後縁で切換わる。色変換回路131 の
出力は1画素当たり8ビットの階調表現を持つ8ビット
パラレルデータであり、これは図4(c)のようにn番
目の画素のデータが出力に現われている期間中のクロッ
クの後縁で、パラレル・シリアル変換回路135 にパラ
レル入力され、次のクロックの前縁で最上位ビット
がパラレル・シリアル回路135 のシリアル出力に現われ
る。以下、クロックAの前縁で次々にパラレル・シリア
ル回路135 の出力が変化する図4(d)。このパラレル
・シリアル回路135 のシリアル出力ビットのうち、図4
(e)に示すように、階調ビットレジスタ148 に設定さ
れたビット数に対応したビットだけがシリアル・パラレ
ル変換回路150 に入力される。図4は階調ビットレジス
タ148 に設定されたビット数が‘2’の場合を示してお
り、これにより、クロック生成回路147 に入力されるク
ロックaのクロック列のうち、クロックだけが通過
し、その出力に図4(b)のようなクロックが現われ
る。そして、クロックBの後縁によって、その時、パラ
レル・シリアル変換回路135 の出力に現われていた値が
シリアル・パラレル変換回路150 に入力される。
【0015】図3のシリアル・パラレル変換回路150 に
入力されたデータはクロックBの後縁で次々にシフト
し、8クロック毎にパラレル出力データを通信制御手段
10内のFIFO 107に送られる。そのため、FIFO 107への入
力速度は、階調ビット数に比例し、入力に要する時間は
不変になる。FIFO 107からの出力速度(転送速度)は入
力速度に無関係に設定できるので、これを入力速度に関
係なく一定にすると、入力速度が遅くなると、一定量の
出力、例えば1ライン分の出力あるいは数ライン分の出
力を行う頻度は減少し、伝送路のトラヒックは低下す
る。なお、このトラヒックの減少は、データグラム方式
やコネクションレス型と称される通信方式では伝送路の
空き時間が多くなると、その空時間を他のサブシステム
間の通信に利用可能であるので有効だが、SCSIのような
コネクション型の通信方式では、伝送路の開放や補足の
ために処理と時間を要するので、伝送路を開放できず、
トラフィック上の有効性は小さい。
【0016】しかし、この方法によれば階調ビット数が
少なくなっても、FIFO 107への入力速度を一定に保つこ
とが可能である。つまり、例えば階調ビット数(1画素
当たりビット数)が1/4 になったときはクロックAのク
ロックレートを4倍にするから、画像読み取りのための
主走査クロック(画素データ入力速度)も4倍になる。
これは例えば4ビットカウンタのそれぞれの出力を指定
の階調ビット数に対応して選択することによって、実現
する。上記のように、階調ビット数が少なくなってもFI
FO 107への入力速度を一定にすれば所定量、例えば1ペ
ージ分の画像データのFIFO 107への入力時間、つまり伝
送路を介した転送時間が階調ビット数の減少に伴って、
短かくなるので、上記所定量の転送が完了した時点で、
伝送路を開放すれば、その後他のサブシステムが伝送路
を有効に使用することができるから、結局トラフィック
上の効果が得られる。上記階調ビットレジスタ148 に設
定されている階調ビット数は画像出力装置の階調表現能
力ビット数として通信制御手段10があらかじめ取得し、
設定したものである。
【0017】画像出力装置の階調表現能力を取得する方
法の一つとして、転送先画像出力装置が本システムを構
成する1サブシステムとして加わった時、その画像出力
装置の諸機能、諸性能を、制御処理装置3に転送し、こ
れを制御処理装置3内のシステム管理ソフト内の構成管
理モジュールによって管理された構成管理テーブルに登
録し、上記画像入力装置内の通信制御手段10がそれを取
得する方法がある。図5に、上記構成管理テーブルの例
を示す。このテーブルは制御処理装置3内の通信制御手
段30に含まれるRAM上及びそのコピーとして外部記憶
装置33内に記録しておく。
【0018】上記構成管理テーブル内の階調能力を画像
入力装置1の通信制御手段10が取得する方法の一つとし
て、例えば操作者が操作部31を介して複写指示を与えた
ときに、複写開始に先立って制御処理装置3が、構成管
理テーブルから呼び出して通信制御手段10に転送する方
法がある。また、画像入力装置1が所望のサブシステム
の全仕様を制御処理装置3の構成管理テーブルからコピ
ーしてもよい。制御処理装置内の構成管理モジュールは
コピーリストを管理しており、構成管理テーブルの内容
が更新されたとき、上記コピーリストを参照して、関連
コピーを持つサブシステムに更新内容を通知し、データ
の一元化を図ることが望ましい。
【0019】通信制御手段10が転送先画像出力装置の階
調能力を取得する他の方法は、画像データ転送に先立っ
て、転送先画像出力装置から転送される制御情報で階調
能力情報を転送してもらう方法も考えられる。例えば、
本システムの実施例では画像データ転送に先立って、画
像入力装置の画像読み取り動作と、画像出力装置の画像
形成動作を同期して開始させるために、画像出力装置は
画像入力装置1に読み取り開始制御情報を転送するが、
この制御情報に階調能力情報を含める。
【0020】また、本システムは画像出力装置の画像処
理特性を取得し、画像処理特性に合った画像データ転送
することが可能である。以下、画像処理特性としてγ特
性を例にして実施例を説明する。画像出力装置の入出力
特性、つまり出力レベル対入力レベルはY=aXにはな
らず、一般には、 Y=aX(n)・・・・・X(n)はXのn累乗 で与えられ、γの値は図6に示すγ特性の例のように出
力装置によって様々であって、出力方式によって異なる
のはもちろん、同じ出力方式でも機種によって微妙に異
なる。そのため、従来は例えば各画像出力装置毎にγ補
正テーブルを備えていた。本システムではこのγ特性補
正手段を画像データ送信側、例えば画像入力装置側のみ
に備えることにより、画像出力装置側での備えを不要に
することができる。そのため、本画像出力装置は前記の
場合と同様にして画像データ転送側にγの値を通知する
( 図5参照) 。
【0021】γの値を取得した画像入力装置内の通信制
御手段10は図7に示す拡張画像処理手段13内のγ補正R
AM152 に変換データを書き込む。このγ補正RAM15
2 は例えば256 バイトで構成され、読み出す時はRAM
152 にアドレスとしてマルチプレクサ151 から出力され
る8ビット/画素のパラレル画像データを与える。従っ
て対応するアドレス(入力レベル)に変換データ(出力
レベル)をあらかじめ書き込んでおけば、入力レベルか
ら出力レベルへの変換が行われる。マルチプレクサ151
は、γ補正RAM152 のアドレスとして、変換データ
(補正データ)書き込み時は通信制御手段10からアドレ
スラッチ153 を介して与えられるアドレスを選択し、画
像読み出し時は色変換回路131 からYMCK画像データ
を与える。書き込み時は、通信制御手段10が、取得した
γの値から0〜255 の入力レベルに対する各出力レベル
を計算し、アドレスラッチ153 には入力レベルを0から
順に1づつ増加させながらセットし、それに対する出力
レベルをデータラッチ154 に順にセットする。この書き
込みは例えば操作者が複写指示を与えたとき行なわれる
が、このような方法が処理速度上問題になる場合は、あ
らかじめ、制御処理装置3において、γ補正テーブルを
各画像出力装置に対応して作成した結果を、外部記憶装
置33に格納しておき、例えば複写指示などによって画像
出力の要求がなされたとき、上記外部記憶装置33から指
定されたの画像出力装置に対応したγ補正テーブルを読
み出すと共に、画像入力装置1の通信制御手段10に転送
するように構成してもよい。通信制御手段10はそのデー
タを一担通信制御手段10内のRAMに格納し、続いてそ
のデータを先頭から読み出して順次データラッチ154 に
セットする。その時アドレスラッチ153 にセットされる
値は0から始まり、1づつ増加する値である。
【0022】上記の場合、画像出力装置の能力及び操作
者の指定に応じて、カラー画像データとして、YMC、
YMCK、YMCK+R(赤)、YMCK+R+B
(青)のいずれかを選択的に転送することが可能であ
る。能力に応じたカラー画像転送の場合は前記のように
して転送先のカラー対応能力を認識し、その結果、例え
ば相手の能力がYMCK対応可能の場合はYMCKそれ
ぞれの画像データを転送し、複写を行う。それに対し
て、YMCの場合は転送はYMCの3色(3回)とす
る。逆に、白黒の原稿の場合は、操作者の指定に応じ
て、能力がYMCKならKのデータのみ転送し、能力が
YMCなら転送はYMCの3色(3回)とする。
【0023】また、能力がYMCK+R+Bのときは、
指定がない場合は、YMCK+R+Bの6色(6回)の
転送を行い、指定があれば、指定に応じてYMC、YM
CK、YMCK+R、YMCK+B、YMCK+R+B
のいずれかの複写を行う。また、指定により、Kまたは
RまたはBの単色の複写が行われることもある。上記指
定は例えば操作者が制御処理装置3の操作部31を介して
行い、この指定は、例えば転送サブシステムが画像入力
装置1のときは、通信制御手段10及び画像出力装置の通
信制御手段20により取得され、制御される。画像出力装
置は自分のカラー出力能力及び取得した指定に従って出
力する色を決定し、その色の種類に等しい回数の読み取
り開始制御情報を画像入力装置1に対して出力すると共
に、それに応じて転送された画像データを、あらかじめ
定めた順番で出力する。また、画像入力装置1は同様に
取得した出力能力と指定情報から転送すべき色の種別を
決定し、読み取り開始制御情報に応じて読み取りを開始
し、あらかじめ定めた順番で画像データを転送する。
【0024】本発明においては、YMCKのカラ画像デ
ータを生成する画像入力装置と、YMCKのカラー画像
データに基づき、それぞれのカラー画像を形成する電子
写真方式の画像出力装置を備えた画像形成システムにお
いて、画像出力装置の黒トナーがなくなったときまたは
残りが少なくなったとき、画像出力装置が画像入力装置
に対し、黒トナーがなくなったことを通知する手段を備
え、上記通知を受けた画像入力装置はYMCによる3色
モードのみ可能にし、YMCそれぞれの画像データを転
送することが可能である。また、上記において、黒トナ
ーがなくなったこと、あるいは残量が少なくなったこと
を操作者に通知することも可能である。
【0025】従来は黒トナーが少なくなるとその旨の警
告を発するのみであって、モノクロモードを引き続き許
容していたが、黒トナーの残りが所定量より少なくなる
と実際にはモノクロモードによる画像出力は無用であ
る。そのため、従来許容されたモノクロモードで出力
し、出力された不完全な画像を見て、はじめて黒トナー
の不足を知り、YMCによる3色モードで出色するか、
あるいは画像出力を断念する結果となっていた。それに
対して、本システムによれば黒トナーが所定量以下にな
って、実際上モノクロモードによる出力が無意味になっ
たとき、モノクロモードによる画像出力を禁止して、Y
MCによる3色モードのみを許容して、無駄な作業及び
時間の労費の発生を防止している。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
転送先の画像出力装置の階調表現能力を超える階調数の
画像データを転送することを防止し、また、対応不可の
カラー画像データの転送を防止することができ、出力可
能な色及び指定可能な色をY・M・ C、K、R、Bのう
ちの1つまたは複数個とする構成にすることにより、Y
・ M・ C、Kしか出力できない場合に比べ、赤(R)や
青(B)の出力の際、データ転送量を少なくできる。更
に、各色データの転送ごとに、画像入力装置から画像出
力装置へ色の種類を示す情報を転送する必要がなくなる
ので、結局転送すべきデータ量を大幅に削減することに
より転送時間の短縮化と伝送路のトラヒックの低減が可
能となる。また画像出力装置ごとに、γ特性のような画
像処理特性に対応した画像処理手段を設ける必要がなく
なるので、装置のコストダウンや小型化が可能である。
更に、指定の色が黒であって、出力可能な色がY、M及
びCのとき、Y、M及びCの画像データを転送すること
により、黒指定の画像出力を、出力可能な他の色のY、
M、Cの画像出力装置で対応できるようにしたので、指
定の色に対する画像出力装置の対応能力範囲を広げ画像
処理装置の機能を向上する上で著しい効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する画像処理システムにおける主
要サブシステムの一実施例を示すブロック図であり、
(a)は画像入力装置、(b)は画像出力装置、(c)
は制御処理装置である。
【図2】本発明による画像処理システムの構成の一実施
例を示すブロック図である。
【図3】本発明による画像処理システムの要部の一実施
例を示すブロック図である。
【図4】(a)乃至(e)は図3に示す本発明の実施例
のタイミングチャートの一例を示す図である。
【図5】本発明において使用する構成管理テーブルの一
実施例を示す図である。
【図6】本発明による画像処理システムの他の実施例を
説明するためのγ特性図である。
【図7】図6によって説明した本発明の実施例の要部を
示すブロック図である。
【符号の説明】
1 画像入力装置、 2 画像出力装置、 3 通信制
御装置、 9 伝送路、 10 第1通信制御手段、
11 画像読み取り手段、 12 基本画像処理手段、
13 拡張画像処理手段、 20 第2通信制御手
段、 21 画像形成手段、 23 記録制御回路、
30 第3通信制御手段、 31 操作部、 116
AD変換器、 131 色変換回路、 135 シリア
ル・パラレル変換回路、 147 クロック生成回路、
148 階調ビットレジスタ、150 シリアル・パ
ラレル変換回路、 151 マルチプレクサ、 152
γ補正RAM、 153 アドレスラッチ、 154
データラッチ。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御情報や画像データを転送する伝送路
    と、この伝送路を介して相互に通信可能に接続された複
    数のサブシステムから構成される画像処理システムにお
    いて、 上記サブシステム中に少なくとも一つの画像出力装置を
    備えると共に、上記画像出力装置を外部の能力の異なる
    他の画像出力装置と置換可能な構成とするか、または、
    上記サブシステムとして能力の異なる複数の画像出力装
    置を備えた構成とし、上記いづれかの画像出力装置へ画
    像データを転送する転送側サブシステムにデータ転送先
    の画像出力装置の階調表現能力情報を取得する手段を備
    え、その階調表現能力に応じた画像データを転送するこ
    とを特徴とする画像処理システム。
  2. 【請求項2】 複数のサブシステム中の少なくとも一つ
    のサブシステムとして画像出力装置を備え、上記画像出
    力装置を能力の異なる他の画像出力装置と置換可能な構
    成とするか、又は、複数のサブシステム中に能力の異な
    る複数の画像出力装置を備えた構成とした画像処理シス
    テムにおいて、 画像データを出力する側のサブシステムに転送先の画像
    出力装置の画像処理特性情報を取得する手段を備え、画
    像処理特性に合った画像データを転送する構成にしたこ
    とを特徴とする画像処理システム。
  3. 【請求項3】 上記画像処理特性が、画像出力装置のγ
    特性であることを特徴とする請求項2記載の画像処理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 上記請求項3において、画像データ転送
    に先立ち、あらかじめ登録した各画像処理出力装置のγ
    補正テーブルから転送先画像出力装置のγ特性に対応し
    た情報をγ補正RAMに設定する構成にしたことを特徴
    とする画像処理システム。
  5. 【請求項5】 制御情報や画像データを転送する伝送路
    と、この伝送路を介して相互に通信可能に接続された複
    数のサブシステムから構成される画像処理システムにお
    いて、 上記サブシステム中に能力の異なる種々の画像出力装置
    で置換可能な画像出力装置を備え、または能力の異なる
    複数の画像出力装置を備えると共に、上記画像出力装置
    は出力可能な色を画像データ送信側サブシステムに通知
    する手段を備え、操作者からの指定がないときは、上記
    画像データ送信側サブシステムは転送先画像出力装置か
    ら通知された色について画像データを転送し、上記操作
    者から指定された色を出力可能な場合は指定された色に
    ついて画像データを転送することを特徴とする画像処理
    システム。
  6. 【請求項6】 上記請求項5において、上記操作者の指
    定の色が黒であり、出力可能な色がY(イエロー)、M
    (マゼンタ)及びC(シアン)のとき、Y、M及びCの
    画像データを転送する構成にしたことを特徴とする画像
    処理システム。
  7. 【請求項7】 上記請求項5において、出力可能な色及
    び指定可能な色をY・ M・ C、K(黒)、R(赤)、B
    (青)のうちの1つまたは複数個とする構成にしたこと
    を特徴とする画像処理システム。
  8. 【請求項8】 上記請求項5において、指定を操作部に
    より行ない、画像データの転送に先立って、色指定情報
    を画像入力装置及び画像出力装置に通知する構成にした
    ことを特徴とする画像処理システム。
  9. 【請求項9】 上記請求項5において、複数の色の出力
    順番をあらかじめ画像入力装置と画像出力装置間で定め
    ておき、上記順番に従って、画像データを転送する構成
    にしたことを特徴とする画像処理システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002232675A (ja) * 2001-01-29 2002-08-16 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 電子透かし読み取り方法及び装置及び電子透かし読み取りプログラム及び電子透かし読み取りプログラムを格納した記憶媒体
JP2013115447A (ja) * 2011-11-24 2013-06-10 Tatsumi Denshi Kogyo Kk 写真撮影遊戯装置、画像データ提供装置、画像データ提供システム、画像データ生成方法、及び画像データ生成プログラム

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