JPH0758890A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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Publication number
JPH0758890A
JPH0758890A JP5201356A JP20135693A JPH0758890A JP H0758890 A JPH0758890 A JP H0758890A JP 5201356 A JP5201356 A JP 5201356A JP 20135693 A JP20135693 A JP 20135693A JP H0758890 A JPH0758890 A JP H0758890A
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JP
Japan
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memory
reception
data
storage
unit
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Pending
Application number
JP5201356A
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English (en)
Inventor
Mitsutaka Nagao
光孝 長尾
Hiroyuki Tazaki
博之 田崎
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Publication date
Application filed by Matsushita Graphic Communication Systems Inc filed Critical Matsushita Graphic Communication Systems Inc
Priority to JP5201356A priority Critical patent/JPH0758890A/ja
Publication of JPH0758890A publication Critical patent/JPH0758890A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 メモリ受信時、メモリがオーバーしても受信
を継続できるようにする。 【構成】 メモリRAM11と、記録回路部6と、メモ
リ受信と直接受信とを切り替える状態管理手段と、受信
データがメモリRAM11の記憶容量を越えた場合、記
憶容量超過通知をするメモリ管理手段とを備えたファク
シミリ装置であり、状態管理手段は記憶容量超過通知が
あった時、メモリ受信を直接受信に切り替え、受信デー
タに含まれる送信元識別信号を監視し、記憶容量を越え
た受信データの送信元識別信号が、切り替え指示後の直
接受信の受信データより検出されたときは、直接受信を
メモリ受信に切り替える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データを一旦メモリに
記憶した後送信するメモリ送信、受信したデータを一旦
メモリに記憶した後、記録するメモリ受信を行うファク
シミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】受信したデータを直接記録装置で記録す
るダイレクト受信に対し、受信データを一旦メモリに記
憶し、その後メモリより読み出して記録するメモリ受信
があり、記録紙切れや紙づまりがあっても確実に受信で
きるため、広く用いられるようになってきている。ま
た、原稿より読み取ったデータを直接送信する直接送信
に対し、読み取ったデータを一旦メモリに記憶し、その
後送信するメモリ送信があり、回線が切断された場合、
再送できるなどの利点があるため利用されるようになっ
てきている。
【0003】メモリ受信機能を有するファクシミリ装置
の場合、直接受信も行えるのが普通であり、両者は切り
替えて使用できるようになっている。切り替えは、操作
者によって行われるようになっており、一旦いずれかに
切り替えると、どのような受信状態になっても、メモリ
受信に設定しているとメモリ受信のままであり、直接受
信に設定していると直接受信の受信形態のままで、装置
により自動的に変更されることはない構成となってい
る。
【0004】また、メモリ受信の場合、一旦メモリ受信
に設定されると、送信されてくる全てのページの画情報
を受信した後、記録装置でプリントアウトするか、1ペ
ージを受信終了する毎にプリントアウトするかのいずれ
かの方法が用いられている。またメモリ送信する場合、
送信したい全ての原稿をメモリに蓄積する方法がよく用
いられ、この外に1ページのみ蓄積した後、送信動作を
開始し、残りの原稿を記憶部に蓄積しながら送信動作を
行う方法もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】メモリ受信の場合、メ
モリ受信の設定をして自機のメモリ容量を越える画情報
を受信した場合、受信中にメモリ容量が足らなくなり、
送信される全ての画情報を受信できなくなるという問題
があり、そのために、あらかじめ大容量のメモリを装備
しておく必要があった。また1ページを受信し終わるご
とにプリントアウトする場合も、全てのページの画情報
を受信した後プリントアウトする場合に比べれば、予め
大容量のメモリを装備しておく必要はないが、受信する
1ページ中の画情報が、自機のメモリ容量を越える画情
報である場合は、やはり受信できなくなるという問題点
があった。
【0006】また、直接受信に設定する場合、記録紙が
なくなった場合や記録紙詰まりが発生したとき受信がで
きなくなるという問題点があった。また、メモリ送信す
る場合、送信する原稿の全てを蓄積した後に送信する場
合には、枚数の多い時には、蓄積の途中でメモリ容量を
オーバーしてしまうことがあり、1度に相手方に送るこ
とが不可能となるので、数回に分けて送信しなければな
らないという問題点があった。
【0007】本発明は上述の問題点に鑑みてなされたも
ので、メモリ受信時においては、メモリ受信と直接受信
を自動的に切り替えられるようにしてメモリオーバーに
よる受信不可能の状態を改善することを目的とし、ま
た、メモリ受信中に記録を行うことによりメモリオーバ
ーしても受信に支障をきたさないようにすることを目的
とし、さらにメモリ送信時には、メモリがオーバーして
もメモリ送信を直接送信に切り替えることにより、送信
を継続して行えるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、受信データを記憶する記憶部と、受信データを記録
する記録部と、前記記憶部で受信データが記憶容量を越
えた時、記憶容量超過通知をするメモリ管理手段と、受
信データを前記記憶部で記憶した後、読み出して前記記
録部で記録するメモリ受信と受信データを直接記録部で
記録する直接受信との切り替えを行う状態管理手段とを
備えたファクシミリ装置であって、前記状態管理手段
は、前記記憶容量超過通知があった時は、メモリ受信を
直接受信に切り替え、受信データに含まれる送信元識別
信号を監視し、記憶部の記憶容量を越えた受信データの
送信元識別信号が、切り替え指示後の直接受信の受信デ
ータより検出されたときは、直接受信をメモリ受信に切
り替えするようにする。
【0009】また、記憶部の記憶容量を越えた受信デー
タの前記送信元識別信号が、切り替え指示後、直接受信
した所定箇の受信データから検出されないときは、所定
箇の次の受信より直接受信をメモリ受信に切り替えする
ようにする。
【0010】また、受信データを記憶すると同時に読み
出しも可能な記憶手段と、該記憶手段から読み出したデ
ータを復号化する復号手段と、復号化されたデータを記
録する記録手段と、前記記憶手段を管理するメモリ管理
手段とを備えたファクシミリ装置であって、前記メモリ
管理手段は、前記記憶手段の受信データを記憶する領域
を容量Nを有するK個のブロックに分割し、受信データ
を記憶中のブロックの記憶量が容量Nを越えると、この
ブロックの記憶データを前記復号手段で復号化し記録手
段で記録させると共に次のブロックへ送信データを記憶
させ、同様にして順次Kブロック全てに記憶させた後も
送信データが続く場合、最初のブロックに上書きしてゆ
くようにする。
【0011】また、原稿を読み取る読取手段と、読み取
ったデータを符号化する符号化手段と、符号化したデー
タを記憶する記憶手段と、符号化したデータを送信する
送信手段と、前記記憶手段の記憶量を監視し記憶量が記
憶手段の記憶容量に達した時、フル信号を出力し、記憶
量がゼロとなったときゼロ信号を出力するメモリ管理手
段と、該メモリ管理手段の信号に基づき前記符号化手段
の出力先を管理する状態管理手段とを備えたファクシミ
リ装置であって、前記状態管理手段は、前記符号化手段
の出力を前記記憶手段に入力させ、前記フル信号を入力
すると該記憶手段のデータを前記送信手段に入力して送
信を開始させ、前記ゼロ信号を入力すると前記符号化手
段の出力を前記送信手段に入力して送信させるようにす
る。
【0012】
【作用】メモリ受信中メモリ容量を越える受信データを
受信したときは、メモリ管理手段が記憶容量超過通知を
出し、これによって状態管理手段はメモリ受信より直接
受信に切り替える。状態管理手段は受信データに含まれ
て送信されてくるファクシミリ通信制御信号の送信端末
識別信号(TSI)を監視しており、メモリがオーバー
した時の送信元識別信号を記憶しておく。送信元は受信
側のトラブルにより送信できなかったことを知っている
ので、通常再送してくるが、この時は直接受信になって
いるので、正常に受信できる。状態管理手段は直接受信
に切り替えた後、メモリオーバーの電文を送信した送信
元の送信元識別信号を確認すると、次の受信動作よりメ
モリ受信に再び切り替える。これによりメモリオーバー
しても以降の受信を正常に行え、またメモリオーバーし
た時の電文を送信元が再送してくる確率は高いので、メ
モリオーバーにより受信できなかった受信電文を確実に
受信することができる。再送された電文を受信した後
は、再びメモリ受信に切り替えるので直接受信による記
録紙ぎれや紙詰まりの不具合を避けることができる。
【0013】メモリオーバーを起こした電文の送信元が
再送してこない可能性、またはかなり長時間後に送信し
てくる可能性もある。このような場合、いつまでも直接
受信にしておくと、上述した直接受信の不具合の発生す
る可能性が高くなるので、直接受信に切り替えた後、所
定数の直接受信を行った後は、直接受信をメモリ受信に
切り替える。これにより直接受信による不具合の発生の
可能性を低下させることができる。
【0014】また、メモリの受信データ記憶領域を容量
Nを有するK個のブロックに分割し、1つのブロックの
容量が受信データで一杯になると、次のブロックに記憶
してゆくと共に、一杯になったブロックのデータを符号
化手段に送り、符号化したデータを記録手段で記録させ
てゆく。このようにしてKブロックが全て一杯になって
も、まだ電文が続く場合は、最初のブロックから上書き
してゆく。上書きされた元のデータは既に記録手段で記
録されているので、上書きされても問題はない。これに
より、受信データがメモリ容量を越える量であってもメ
モリ受信を続行することができる。
【0015】また、メモリ送信する場合、送信する原稿
が多くメモリが一杯になると、状態管理手段は送信を開
始させ、メモリ内の送信データがゼロになると符号化手
段の出力を送信手段に入力して、直接送信に切り替える
ので、メモリ容量が送信データで一杯になっても、送信
先に数回にわけて送信する必要がなく、一度で送信する
ことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0017】図1は本発明の実施例の構成を示すブロッ
ク図である。図において制御部1は全体を制御する。制
御は以下に述べる各装置を制御する通信タスク、画情報
変換タスク、メモリ管理タスク、読取タスク、記録タス
ク、状態を管理する状態管理タスクにより行う。画像変
換装置2は読み取った画情報、記録する画情報の拡大/
縮小、回転、移動などの処理を行う。読取回路部3は送
信または複写する原稿の読み取りを行う。ラインメモリ
4、5は読み出した画情報を符号化するために一時格納
し、受信して復号化した画情報を一時格納する。
【0018】記録回路部6は受信したデータまたは読取
回路部3で読み取ったデータを記録する。符号/復号化
制御回路7、8は読取回路部3で読み取ったデータを符
号化し、受信したデータを復号化する。回線制御回路9
は発呼、復旧、ダイヤル等の回線交換網の接続制御を行
う。モデム10は送信データを電話回線を利用して伝送
するために適した信号に変換する変調を行い、変調され
ている受信データを元の信号に変換する復調を行う。メ
モリRAM11はメモリ送信するために読み取ったデー
タやメモリ受信により受信したデータを格納する。制御
用メモリ12は制御部1の制御情報を格納し、スタティ
ックRAMで構成され、電源断後も記憶内容を保持す
る。
【0019】次に第1実施例を説明する。第1実施例
は、メモリ受信中メモリオーバーした場合、自動的に直
接受信に切り替わり、メモリオーバーした電文の再送信
を受信後、再びメモリ受信に切り替わるようにしたもの
である。以下、図1〜図4を用いて説明する。
【0020】図2は制御部1のメモリ管理タスクがメモ
リRAM11を管理するフローチャートで、メモリがオ
ーバーしたかを管理する。図3は状態管理タスクが受信
開始時に今回はメモリ受信で受信するのか、ダイレクト
受信(直接受信)で受信するのかを判断し、制御部1の
他の制御タスクに通知するためのフローチャートであ
る。図4は状態管理タスクが次回の受信をメモリ受信に
するかダイレクト受信にするかを制御するためのフロー
チャートである。
【0021】メモリ受信中メモリ管理タスクは、図2に
おいてメモリがオーバーしたかを監視しており(ST2
1)、オーバーした場合は、次回の受信はダイレクト受
信にするという情報を作成し、制御用メモリ12に設定
しておく(ST22)。
【0022】状態管理タスクは、メモリ受信かダイレク
ト受信かを決める働きをする。メモリがオーバーしたと
き、ダイレクト受信に切り替えを行うため、図3のフロ
ー図に従い受信したかを監視し(ST31)、受信され
ると、メモリ管理タスクにより次回受信はダイレクト受
信とする指示があるか制御用メモリ12を調べ(ST3
2)、指示があると、他の制御タスクにダイレクト受信
を指示し(ST33)、ダイレクト受信とする指示がな
い場合は他の制御タスクにメモリ受信を指示する(ST
34)。
【0023】また状態管理タスクはダイレクト受信をメ
モリ受信に切り替える働きをする。送信されてくる通信
情報を監視し、図4のフロー図に従って、ダイレクト受
信した相手の識別信号を調べ、メモリオーバーした時の
送信元が再送信してきたかをしらべる(ST41)。相
手識別信号はファクシミリ通信制御信号の送信端末識別
信号(TSI)を用いる。メモリオーバーした時の識別
信号と今回のダイレクト受信の識別番号が一致したとき
は、再送してきたことになるので、制御用メモリ12に
記憶してある次回の受信はダイレクト受信にするという
情報を消去し、次回からはメモリ受信にする(ST4
2)。
【0024】次に第2実施例を説明する。第2実施例は
第1実施例を改良したもので、第1実施例の場合、メモ
リオーバーした受信データは喪失することになるので、
送信側は直ちに再送してくるという前提に立っている。
しかし、再送してこない場合は、いつまでたってもダイ
レクト受信を続けることになり、記録紙切れや紙詰まり
など発生する可能性がある。そのため、ダイレクト受信
に切り替えた後、予め定めた個数Nのダイレクト受信を
したら、メモリ受信に切り替えるようにしたものであ
る。
【0025】図2、図3のフローは第1実施例と同じで
ある。ダイレクト受信に切り替えた後、状態管理タスク
は図5のフローに従ってダイレクト受信の発信元の識別
番号を監視し、メモリオーバーしたときの発信元の識別
番号と一致するか調べる(ST51)。一致しない場
合、連続N回(例えば4回)ダイレクト受信したか調べ
(ST52)、それらの中にメモリオーバーしたときの
識別番号がない場合でも、メモリ受信に切り替えるた
め、次回受信はダイレクト受信するという情報を制御用
メモリ12から消去する(ST53)。これにより次回
からメモリ受信に切り替わる。
【0026】第1実施例、第2実施例により、メモリ受
信でメモリがオーバーした場合、ダイレクト受信に切り
替え、メモリオーバーした通信の発信元が再送してきた
とき、またはダイレクト受信を所定個行った後はメモリ
受信に切り替えて、メモリ受信を続行することができ
る。
【0027】次に第3実施例について説明する。本実施
例はメモリ受信に関するもので、メモリRAM11の受
信データを格納する領域をメモリ容量Nを有するK個の
ブロックに分け、受信データを1つのブロックに記憶す
る度に、そのブロックのデータを記録してゆき、全ての
ブロックに格納してもまだ受信データが続く時は、最初
に記憶したブロックから順次上書きしてゆくようにした
ものである。なお、一例として、Nとしては受信データ
記憶領域の1/20程度をとり、Kは20個程度とす
る。
【0028】図6はメモリ管理タスクがメモリ受信中
に、記憶量がブロックのメモリ使用量基準Nを越えるか
どうかを管理するための制御フロー図であり、図7は画
情報変換タスクが、1つのブロックがメモリオーバーし
たとき、図1のラインメモリ4、5に空きがあれば、オ
ーバーしたブロックの受信データを復号化制御するフロ
ーチャートである。図8は、記録タスクが図1の記録回
路部6を制御してラインメモリ4、5に格納されている
復号化された受信データを記録するための制御フローチ
ャートである。図9は制御部1が使用する制御用メモリ
12の制御情報の内容を表したものである。
【0029】メモリ受信が開始されると通信タスクは回
線制御回路9、モデム10を通して画情報を受信して符
号化されたままのデータをメモリRAM11に格納す
る。メモリ管理タスクは図6の制御フローによりメモリ
RAM11を管理する。メモリRAM11の受信データ
記憶領域は記憶容量Nを有するK個のブロックに分かれ
て管理されており、最初のブロックから順にK番目のブ
ロックへと受信データを格納してゆく。メモリ管理タス
クはメモリ受信動作中か監視し(ST61)、受信動作
中であれば、現在記憶しているブロックの容量Nを越え
たかを調べる(ST62)。越えたならば受信データを
次のブロックに記憶させ、画情報変換タスクに今迄記憶
していたブロックが容量一杯となった旨の通知をする
(ST63)。またブロックの容量Nを越えていない時
は画情報変換タスクに現在記憶しているブロックにはま
だ空きがある旨の通知をする。これらの通知は図9に示
す制御用メモリ12に制御情報として設定される。
【0030】画情報変換タスクは、図7のフロー図に従
い、ブロックが基準量Nをオーバーしたこと(ST7
1)、およびラインメモリ4、5に空きがあること(S
T72)を制御用メモリ12の制御情報を監視して入手
すると、基準量Nをオーバーしたブロックの受信データ
を符号/復号化制御回路7、8を用いて復号化し、ライ
ンメモリ4、5に格納して(ST73)、制御情報に復
号化された受信データが格納された旨のラインメモリ使
用情報を設定する。
【0031】記録タスクは図8のフロー図に従い、制御
情報のラインメモリ使用情報より、符号化された受信デ
ータがラインメモリ4、5に格納されていることを知る
と(ST81)、直ちに記録回路部6を用いてラインメ
モリ4、5に格納されている復号化された受信データの
記録を開始する(ST82)。以降この記録方式をリア
ルタイムプリントと言う。
【0032】以上のように1つのブロックが受信データ
で一杯になると、次のブロックへと順次受信データを記
憶してゆくと共に、一杯になったブロックの受信データ
をリアルタイムプリントしてゆく。Kブロック全てを受
信しても受信データがまだ続く時は、受信データを記憶
した最初のブロックへ戻り、このブロックから順に上書
きをしてゆく。上書きされた元のデータは喪失するが、
既にリアルタイムプリントされているので、受信データ
は確保される。なお、リアルタイムプリント中に記録紙
切れや記録紙詰まりが発生し、かつ該当のブロックが上
書きされていると、上書きされた受信データは失われる
ことになるが、このような可能性は低いものと思われ
る。本実施例によれば、受信データが多く、メモリRA
M11が一杯になっても通信断となることがない。ま
た、メモリRAM11の容量分の受信データは確保され
ているのでこの範囲の受信データの再記録が可能とな
る。
【0033】次に第4実施例を説明する。本実施例はメ
モリ送信を行う際に、メモリRAM11の容量以上の送
信原稿があった場合、メモリ容量を越える分は直接送信
に切り替えることにより、送信を数回に分けることなく
1回で送信できるようにしたものである。図1、図10
〜図15を用いて説明する。
【0034】図10はメモリ管理タスクがメモリRAM
11のメモリ使用量を管理制御するためのフローチャー
トである。図11は読取タスクが読取回路部3を制御し
て送信用の原稿を読取るためのフローチャートである。
図12は画情報変換タスクが送信動作時に符号/復号化
制御回路7、8を制御するフローチャートである。図1
3は状態管理タスクがメモリフル状態になると直ちに通
信開始通知を行うフローチャートである。図14は状態
管理タスクがメモリRAM11に格納された送信データ
が0になると読取動作許可情報を許可にして、ダイレク
ト送信に変換する制御フローチャートである。図15は
制御用メモリ12の制御情報である。
【0035】メモリ送信を開始すると、メモリ管理タス
クは、図10の制御フローチャートにより、メモリRA
M11の使用状況を管理する。図15の制御情報によ
り、読取回路部3が送信原稿を読取動作中かを調べ(S
T101)、読取中であると、1頁読取終了したかを調
べ(ST102)、終了するとメモリ使用量が予め定め
たメモリRAM11の規定値Tを越えたかを調べる(S
T103)。メモリRAM11への送信データの格納状
況は、送信原稿を読取回路部3で1頁読み取るごとに行
う。規定量Tは、メモリRAM11の送信データ格納領
域のほぼ全容量である。メモリRAM11が規定値Tを
越えるとメモリ基準オーバー情報を制御情報に設定す
る。これにより画情報変換タスクは基準オーバー情報
(メモリフルと称す)を通知される(ST104)。
【0036】読取タスクは、制御情報において読取動作
許可情報が許可となっており、送信する原稿がある限
り、かつラインメモリ4、5の使用量に空きがあれば、
原稿の読み取りを行いラインメモリ4、5に格納する。
図11の制御フローチャートにより、読み取るべきライ
ンが原稿にあるか調べ(ST111)、ある場合は読み
取ったデータを格納するラインメモリ4、5に空きがあ
るかを調べる(ST112)。空きがある場合、制御情
報に読取動作許可が設定されているかを調べ(ST11
3)、設定されている場合、原稿より読み取りを行い、
画情報をラインメモリ4、5に格納する(ST11
4)。ST111において読み取るべきラインが原稿に
ない場合は、1頁の読み取りが終了したかを調べる(S
T115)。1頁が終了したか否かは、1頁のライン数
は決まっているので、このラインの最終ラインまで終わ
っているかを調べることによりわかる。読み取るべきラ
インがなく1頁が終了していない状態とは、頁の途中に
空白などがあり、読み取りセンサが、この空白部分を走
査している場合に相当する。1頁が終了していれば、制
御情報に1頁終了情報を設定する(ST116)。
【0037】画情報変化タスクはメモリフルになるま
で、読取回路部3から送られてくる画情報をラインメモ
リ4、5より読み出し、符号/復号化制御回路7、8を
用いて符号化を行い、メモリRAM11に格納する。メ
モリフルになれば、符号化処理を一時停止する。図12
のフローチャートにより、画情報変換タスクは、制御情
報より読取回路部3が読取動作中か調べ(ST12
1)、読取動作中であれば、ラインメモリ使用情報によ
りラインメモリ4、5に空きがあるか調べ(ST12
2)、空きがあれば、制御情報の送信中情報がメモリR
AM11のデータを送信するメモリ送信に設定されてい
るかを調べる(ST123)。メモリ送信に設定されて
いれば、ラインメモリ4、5のデータを符号化変換をし
てメモリRAM11に送信データとして格納する(ST
124)。またダイレクト送信に設定してある場合は、
符号化変換したデータをモデム10に転送し(ST12
5)、ダイレクト送信が行えるようにする。
【0038】状態管理タスクは、図13の制御フローに
従って、制御情報で、メモリ基準オーバー情報によりメ
モリフル状態であることを確認すると(ST131)、
通信タスクに通信開始の要求をする(ST132)。こ
れによりメモリ送信が開始される。
【0039】メモリ送信が開始されると、メモリRAM
11に格納された送信データは減少してゆくので、状態
管理タスクは制御情報のメモリ使用量情報を監視し、メ
モリRAM11の使用量が0になるとメモリ送信をダイ
レクト送信に切り替える。状態管理タスクは、図14の
制御フローに従い、制御情報の読取動作中情報から、読
取回路部3が現在原稿を読み取り中であるかを調べ(S
T141)、読み取り中であれば、メモリ使用量情報か
らメモリRAM11に格納された送信データが0になっ
たかを調べ(ST142)、0になっていれば、制御情
報の送信中情報から現在メモリ送信中であるかを調べ
(ST143)、メモリ送信中であれば、読取許可情報
を許可変換し、送信中情報をダイレクト送信に変換する
(ST144)。これによりメモリ送信からダイレクト
送信に切り替わる。
【0040】ダイレクト送信になると、読取タスクは制
御情報の読取動作許可情報が許可であり、ラインメモリ
使用情報が空き状態であれば、読取回路部3を動作させ
て読取動作を行い、ラインメモリ4、5に格納する。画
情報変換タスクは、制御情報のラインメモリ使用情報が
使用状態であると、直ちにラインメモリ4、5より読取
ったデータを読み出し、符号/復号化制御回路で符号化
をして、モデム10に転送し、通信タスクによりダイレ
クト送信が行われる。
【0041】以上の説明は送信データでメモリRAM1
1が一杯になってもまだ原稿に送信すべきデータが残っ
ている場合であるが、通常は、メモリRAM11の容量
以内に納まる原稿が多く、この場合は、メモリ送信のみ
で、送信は終了する。
【0042】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
によれば以下の効果が得られる。 メモリ受信の場合、メモリ容量を越える原稿を受信し
たとき1回はメモリオーバーするが、以降は直接受信に
切り替わり、メモリオーバーした電文の再送データも受
信することができ、この再送データ受信後は再びメモリ
受信に切り替わり、メモリ受信を続行できるので直接受
信による記録紙切れや記録紙詰まりなどのトラブルを少
なくすることができる。 また、において再送データが送信されない場合に備
えて、直接受信に切り替え後、所定個の電文を受信した
後は、メモリ受信に切り替えることにより、直接受信が
長く続くことを防止できる。
【0043】メモリ受信の場合、メモリRAM11を
複数のブロックに分け、ブロックに順次記憶してゆき、
ブロックが一杯になるごとに記録してゆくようにし、全
ブロックが一杯になったときは最初のブロックから順に
上書きしてゆくようにしたので、メモリが一杯になって
も通信が遮断されることがなくなり、メモリに記憶され
ているデータの再記録が可能となり、記録紙なしや記録
紙詰まりの可能性が減少する。 メモリ送信の場合、送信データがメモリ容量を越える
場合は、メモリ容量内の送信データをメモリ送信し、越
える分は直接送信に自動的に切り替えて送信するので、
送信する原稿枚数がメモリ容量を越える場合も連続して
送信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の構成を示すブロック図
【図2】第1実施例のメモリ管理タスクのフロー図
【図3】第1実施例の状態管理タスクがメモリ受信をダ
イレクト受信に切り替えるフロー図
【図4】第1実施例の状態管理タスクがダイレクト受信
をメモリ受信に切り替えるフロー図
【図5】第2実施例の状態管理タスクがダイレクト受信
をメモリ受信に切り替えるフロー図
【図6】第3実施例のメモリ管理タスクがメモリRAM
内のブロックが一杯になったかを検出するフロー図
【図7】第3実施例の画情報変換タスクが一杯になった
ブロックの受信データを復号化するフロー図
【図8】第3実施例の記録タスクが記録回路部に記録を
指示するフロー図
【図9】第3実施例の制御用メモリ内の制御情報を示す
【図10】第4実施例のメモリ管理タスクがメモリRA
Mの内の格納状況を管理するフロー図
【図11】第4実施例の読取タスクが読み取りを読取回
路部に指示するフロー図
【図12】第4実施例の画情報変換タスクが符号化した
送信データをメモリRAMまたはモデムに転送するフロ
ー図
【図13】第4実施例の状態管理タスクがメモリ送信の
開始を指示するフロー図
【図14】第4実施例の状態管理タスクが読み取りを開
始してメモリ送信をダイレクト送信に切り替える指示を
出すフロー図
【図15】第4実施例の制御用メモリの制御情報を示す
【符号の説明】
1 制御部 2 画像変換装置 3 読取回路部 4、5 ラインメモリ 6 記録回路部 7、8 符号/復号化制御部 9 回線制御回路 10 モデム 11 メモリRAM 12 制御用メモリ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信データを記憶する記憶部と、受信デ
    ータを記録する記録部と、前記記憶部で受信データが記
    憶容量を越えた時、記憶容量超過通知をするメモリ管理
    手段と、受信データを前記記憶部で記憶した後、読み出
    して前記記録部で記録するメモリ受信と受信データを直
    接記録部で記録する直接受信との切り替えを行う状態管
    理手段とを備えたファクシミリ装置であって、前記状態
    管理手段は、前記記憶容量超過通知があった時は、メモ
    リ受信を直接受信に切り替え、受信データに含まれる送
    信元識別信号を監視し、記憶部の記憶容量を越えた受信
    データの送信元識別信号が、切り替え指示後の直接受信
    の受信データより検出されたときは、直接受信をメモリ
    受信に切り替えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 記憶部の記憶容量を越えた受信データの
    前記送信元識別信号が、切り替え指示後、直接受信した
    所定箇の受信データから検出されないときは、所定箇の
    次の受信より直接受信をメモリ受信に切り替えることを
    特徴とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 受信データを記憶すると同時に読み出し
    も可能な記憶手段と、該記憶手段から読み出したデータ
    を復号化する復号手段と、復号化されたデータを記録す
    る記録手段と、前記記憶手段を管理するメモリ管理手段
    とを備えたファクシミリ装置であって、前記メモリ管理
    手段は、前記記憶手段の受信データを記憶する領域を容
    量Nを有するK個のブロックに分割し、受信データを記
    憶中のブロックの記憶量が容量Nを越えると、このブロ
    ックの記憶データを前記復号手段で復号化し記録手段で
    記録させると共に次のブロックへ送信データを記憶さ
    せ、同様にして順次Kブロック全てに記憶させた後も送
    信データが続く場合、最初のブロックに上書きしてゆく
    ようにすることを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 原稿を読み取る読取手段と、読み取った
    データを符号化する符号化手段と、符号化したデータを
    記憶する記憶手段と、符号化したデータを送信する送信
    手段と、前記記憶手段の記憶量を監視し記憶量が記憶手
    段の記憶容量に達した時、フル信号を出力し、記憶量が
    ゼロとなったときゼロ信号を出力するメモリ管理手段
    と、該メモリ管理手段の信号に基づき前記符号化手段の
    出力先を管理する状態管理手段とを備えたファクシミリ
    装置であって、前記状態管理手段は、前記符号化手段の
    出力を前記記憶手段に入力させ、前記フル信号を入力す
    ると該記憶手段のデータを前記送信手段に入力して送信
    を開始させ、前記ゼロ信号を入力すると前記符号化手段
    の出力を前記送信手段に入力して送信させるようにした
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
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