JPH075867B2 - パ−ル調接着シ−ト - Google Patents
パ−ル調接着シ−トInfo
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- JPH075867B2 JPH075867B2 JP61189645A JP18964586A JPH075867B2 JP H075867 B2 JPH075867 B2 JP H075867B2 JP 61189645 A JP61189645 A JP 61189645A JP 18964586 A JP18964586 A JP 18964586A JP H075867 B2 JPH075867 B2 JP H075867B2
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- adhesive sheet
- pearl
- resin film
- film layer
- adhesive
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、パール顔料を含有する装飾用接着シートに関
し、本発明のパール調接着シートは、所望の各種被着体
に貼り付けることにより、パール顔料の持つ真珠光沢、
独特のパール調色調を生かした装飾を施すことができ
る。
し、本発明のパール調接着シートは、所望の各種被着体
に貼り付けることにより、パール顔料の持つ真珠光沢、
独特のパール調色調を生かした装飾を施すことができ
る。
パール調接着シートとしては、従来より種々のものが知
られており、例えば、メルク社のカタログには、パール
顔料を添加したPVCシートが提案されている。
られており、例えば、メルク社のカタログには、パール
顔料を添加したPVCシートが提案されている。
また、パール顔料を含有する層と不透明な下地層とから
なる樹脂フィルムとしては、特開昭58−59079号公報に
記載のものが知られている。
なる樹脂フィルムとしては、特開昭58−59079号公報に
記載のものが知られている。
しかしながら、パール顔料は一般に光透過性のものが多
いため、下地の色により接着シートの外観が異なること
を嫌う装飾用接着シートの用途分野においては、メルク
社のカタログの如きパール調接着シートは、限定された
用途にしか使用できないのが実情である。
いため、下地の色により接着シートの外観が異なること
を嫌う装飾用接着シートの用途分野においては、メルク
社のカタログの如きパール調接着シートは、限定された
用途にしか使用できないのが実情である。
また、特開昭58−59079号公報に記載のフィルムは、そ
の明細書の記載から明らかな如く、パール調のシートを
目的とするものではなく、金属光沢調のシートを目的と
しており、従ってパール顔料の含有量が少なく、パール
顔料含有層をパール調に着色するパール調接着シートと
は全く異なるものである。
の明細書の記載から明らかな如く、パール調のシートを
目的とするものではなく、金属光沢調のシートを目的と
しており、従ってパール顔料の含有量が少なく、パール
顔料含有層をパール調に着色するパール調接着シートと
は全く異なるものである。
更に、上記公報に記載のフィルムは、装飾用接着シート
とは用途分野が異なり、収縮チューブを主目的とする提
案であるため、装飾用接着シートに必要な貼り作業性に
係るシートの柔軟性、更には、表面に装飾用印刷がなさ
れる場合における印刷層のはじき、密着等に係るシート
の表面張力等の特性についの考慮が全くなく、斯る金属
光沢フィルムは、装飾用接着シートとは全くことなるも
のである。
とは用途分野が異なり、収縮チューブを主目的とする提
案であるため、装飾用接着シートに必要な貼り作業性に
係るシートの柔軟性、更には、表面に装飾用印刷がなさ
れる場合における印刷層のはじき、密着等に係るシート
の表面張力等の特性についの考慮が全くなく、斯る金属
光沢フィルムは、装飾用接着シートとは全くことなるも
のである。
従って、本発明の目的は、これらの従来技術が有してい
た上述の問題点を解決し、いかなる色の被着体に貼り付
けても、略同様のパール顔料独特の真珠光沢、及び下地
層としての接着剤層の色と相俟った特異なパール調色調
を示す美麗な接着シートを提供することにある。
た上述の問題点を解決し、いかなる色の被着体に貼り付
けても、略同様のパール顔料独特の真珠光沢、及び下地
層としての接着剤層の色と相俟った特異なパール調色調
を示す美麗な接着シートを提供することにある。
本発明は、パール顔料を1.5〜15wt%含有し、全光線透
過率が30%〜80%で が40以上の半透明樹脂フィルム層と、全光線透過率が25
%以下の着色された半透明乃至不透明接着剤層とを積層
固定してなり、全光線透過率が15%以下で実質的に不透
明であることを特徴とするパール調接着シートを提供す
ることによって、上記の目的を達成したものである。
過率が30%〜80%で が40以上の半透明樹脂フィルム層と、全光線透過率が25
%以下の着色された半透明乃至不透明接着剤層とを積層
固定してなり、全光線透過率が15%以下で実質的に不透
明であることを特徴とするパール調接着シートを提供す
ることによって、上記の目的を達成したものである。
以下、本発明のパール調接着シートについて詳述する。
本発明の接着シートは、樹脂フィルム層に接着剤層を積
層固定してなるもので、樹脂フィルム層には、パール顔
料が含有されている。
層固定してなるもので、樹脂フィルム層には、パール顔
料が含有されている。
上記パール顔料としては、好ましくは雲母タイプで、平
均粒径5〜80μのものが用いられる。又、パール顔料
は、パール顔料独特の真珠光沢、特異な色調を出すため
に、1.5〜15wt%、好ましくは3〜12wt%、更に好まし
くは5〜10wt%の範囲で樹脂フィルム層に含有される。
1.5wt%未満の含有量では、パール顔料独特の真珠光
沢、特異な色調を出すためには不充分であり、15wt%超
の含有量では、却ってパール顔料独特の真珠光沢、特異
な色調が失われる傾向にあり、且つ価格的に好ましくな
い。
均粒径5〜80μのものが用いられる。又、パール顔料
は、パール顔料独特の真珠光沢、特異な色調を出すため
に、1.5〜15wt%、好ましくは3〜12wt%、更に好まし
くは5〜10wt%の範囲で樹脂フィルム層に含有される。
1.5wt%未満の含有量では、パール顔料独特の真珠光
沢、特異な色調を出すためには不充分であり、15wt%超
の含有量では、却ってパール顔料独特の真珠光沢、特異
な色調が失われる傾向にあり、且つ価格的に好ましくな
い。
また、上記樹脂フィルム層は、その材質に特に制限はな
く、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹
脂等で形成できるが、特に、耐候性、耐溶剤(例えば耐
ガソリン)性、印刷性等に優れた塩化ビニル系樹脂、中
でもペーストレジンで形成するのが好ましい。又、樹脂
フィルム層は、降伏応力5Kg/mm2以下の柔軟なフィルム
として形成するのが好ましい。好ましい樹脂フィルム層
の厚みは20〜100μである。又、樹脂フィルム層は、半
透明であることが必要で、パール顔料の種類、含有量、
使用する樹脂、着色の有無等によっても異なるが、パー
ル顔料独特の真珠光沢及び特異な色調を接着シートに持
たせると同時に、接着シートに下地隠蔽性を持たせる上
で、その全光線透過率を30〜80%、好ましくは40〜75%
に調製する。更に、樹脂フィルム層は、そこに含有され
るパール顔料により、パール顔料独特の真珠光沢及び特
異なパール調色調を接着シートに持たせる上で、その を40以上、好ましくは50以上、更に好ましくは55以上に
調製する。ここで、 とは、黒色パネル上にて積分球方式分光光度計で測色し
た 色空間において、 として表される。又、樹脂フィルム層は、その表面の印
刷特性を良好にするため、表面張力が32dyne/cm以上と
なるように調製するのが好ましい。又、本発明のシート
を屋外用途に使用する場合等においては、樹脂フィルム
層に、パール顔料の他、紫外線吸収剤を0.2〜3wt%含有
させることができる。紫外線吸収剤としては、ベンゾト
リアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸
収剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤等を用いるこ
とができる。又、樹脂フィルム層には、上記の全光線透
過率を損なわない範囲で着色することによりパール調色
相に変化を持たせることができるし、又、スクリーン印
刷、オフセット印刷、グラビア印刷、凸版印刷等の印刷
を施すことができる。
く、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ウレタン系樹
脂等で形成できるが、特に、耐候性、耐溶剤(例えば耐
ガソリン)性、印刷性等に優れた塩化ビニル系樹脂、中
でもペーストレジンで形成するのが好ましい。又、樹脂
フィルム層は、降伏応力5Kg/mm2以下の柔軟なフィルム
として形成するのが好ましい。好ましい樹脂フィルム層
の厚みは20〜100μである。又、樹脂フィルム層は、半
透明であることが必要で、パール顔料の種類、含有量、
使用する樹脂、着色の有無等によっても異なるが、パー
ル顔料独特の真珠光沢及び特異な色調を接着シートに持
たせると同時に、接着シートに下地隠蔽性を持たせる上
で、その全光線透過率を30〜80%、好ましくは40〜75%
に調製する。更に、樹脂フィルム層は、そこに含有され
るパール顔料により、パール顔料独特の真珠光沢及び特
異なパール調色調を接着シートに持たせる上で、その を40以上、好ましくは50以上、更に好ましくは55以上に
調製する。ここで、 とは、黒色パネル上にて積分球方式分光光度計で測色し
た 色空間において、 として表される。又、樹脂フィルム層は、その表面の印
刷特性を良好にするため、表面張力が32dyne/cm以上と
なるように調製するのが好ましい。又、本発明のシート
を屋外用途に使用する場合等においては、樹脂フィルム
層に、パール顔料の他、紫外線吸収剤を0.2〜3wt%含有
させることができる。紫外線吸収剤としては、ベンゾト
リアゾール系紫外線吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸
収剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤等を用いるこ
とができる。又、樹脂フィルム層には、上記の全光線透
過率を損なわない範囲で着色することによりパール調色
相に変化を持たせることができるし、又、スクリーン印
刷、オフセット印刷、グラビア印刷、凸版印刷等の印刷
を施すことができる。
また、上記接着剤層は、特にその材質に制限はなく、ア
クリル系、ゴム系樹脂等で形成できるが、特に、貼り付
け作業性、屋外使用での耐候性等の観点から、アクリル
系樹脂を主体とする感圧粘着剤で形成するのが好まし
い。好ましい接着剤層の厚みは10〜50μである。又、接
着剤層は、半透明乃至不透明であることが必要で、全光
線透過率が25%以下、好ましくは20%以下、更に好まし
くは15%以下であることが必要である。全光線透過率が
25%超であると、接着シート全体の全光線透過率を後述
の如く15%以下とする必要上、パール調半透明樹脂フィ
ルム層の全光線透過率を必要以上に下げる必要性が生じ
るため好ましくない。又、接着剤層には、上記の全光線
透過率を所望の値とするため、更には上層のパール調半
透明樹脂フィルム層を透過した光を所望の波長分布で反
射させるため、着色剤により着色を施す。着色剤として
は、一般的な着色剤が使用され、例えば、TiO2、シアン
ブルー、黄鉛等が挙げられる。又、接着剤層には、通
常、剥離紙が貼着される。
クリル系、ゴム系樹脂等で形成できるが、特に、貼り付
け作業性、屋外使用での耐候性等の観点から、アクリル
系樹脂を主体とする感圧粘着剤で形成するのが好まし
い。好ましい接着剤層の厚みは10〜50μである。又、接
着剤層は、半透明乃至不透明であることが必要で、全光
線透過率が25%以下、好ましくは20%以下、更に好まし
くは15%以下であることが必要である。全光線透過率が
25%超であると、接着シート全体の全光線透過率を後述
の如く15%以下とする必要上、パール調半透明樹脂フィ
ルム層の全光線透過率を必要以上に下げる必要性が生じ
るため好ましくない。又、接着剤層には、上記の全光線
透過率を所望の値とするため、更には上層のパール調半
透明樹脂フィルム層を透過した光を所望の波長分布で反
射させるため、着色剤により着色を施す。着色剤として
は、一般的な着色剤が使用され、例えば、TiO2、シアン
ブルー、黄鉛等が挙げられる。又、接着剤層には、通
常、剥離紙が貼着される。
また、本発明のパール調接着シートは、その全光線透過
率が、15%以下、好ましくは10%以下で、実質的に不透
明であることが必要である。全光線透過率が15%超であ
ると、下地の色により接着シートの外観が異なることと
なり、好ましくない。
率が、15%以下、好ましくは10%以下で、実質的に不透
明であることが必要である。全光線透過率が15%超であ
ると、下地の色により接着シートの外観が異なることと
なり、好ましくない。
本発明において、パール顔料含有半透明樹脂フィルム層
は、パール顔料独特の真珠光沢を現わす層として、更に
は、半透明層として光を透過させ、下地層としての着色
半透明乃至不透明接着剤層からの反射光を受けてパール
顔料の持つ独特の色調と相俟って美麗な色調を現わす層
として働く。
は、パール顔料独特の真珠光沢を現わす層として、更に
は、半透明層として光を透過させ、下地層としての着色
半透明乃至不透明接着剤層からの反射光を受けてパール
顔料の持つ独特の色調と相俟って美麗な色調を現わす層
として働く。
本発明において、下地層としての着色半透明乃至不透明
接着剤層は、接着剤として、本発明のパール調接着シー
トを被着体に接着させる機能を持つことは勿論、樹脂フ
ィルム層からの透過光を好みの色調で反射させることに
より、接着シートとしての色調をコントロールする機能
をも持つ。更には、この着色接着剤層は、半透明乃至不
透明として、接着シートに隠蔽力を持たせる働きをもす
る。
接着剤層は、接着剤として、本発明のパール調接着シー
トを被着体に接着させる機能を持つことは勿論、樹脂フ
ィルム層からの透過光を好みの色調で反射させることに
より、接着シートとしての色調をコントロールする機能
をも持つ。更には、この着色接着剤層は、半透明乃至不
透明として、接着シートに隠蔽力を持たせる働きをもす
る。
而して、本発明のパール調接着シートの製造は、例え
ば、樹脂フィルム層形成用の樹脂、可塑剤、安定剤及び
希釈剤等からなる混合液に、パール顔料を均一に分散さ
せ、これを台紙上に塗布し、乾燥、ゲル化させ樹脂フィ
ルム層を形成し、該樹脂フィルム層と、別途剥離紙上に
調製した着色接着剤層とを貼り合わせて行うことができ
る。
ば、樹脂フィルム層形成用の樹脂、可塑剤、安定剤及び
希釈剤等からなる混合液に、パール顔料を均一に分散さ
せ、これを台紙上に塗布し、乾燥、ゲル化させ樹脂フィ
ルム層を形成し、該樹脂フィルム層と、別途剥離紙上に
調製した着色接着剤層とを貼り合わせて行うことができ
る。
本発明のパール調接着シートは、装飾用接着シートとし
て使用され、必要に応じ所望のサイズ、形にカットし、
簡単に所望の被着体に貼り付けることができるもので、
特に所望の被着体が曲面を有するような場合において
も、その柔軟性を生かし簡単に曲面にフィットさせて貼
り付けることができるものである。そして、この貼り付
により、被着体(下地)を隠蔽し、被着体の色に左右さ
れずに、いかなる色の被着体に貼り付けても、略同様の
パール顔料独特の真珠光沢、及び着色接着剤層の色と相
俟った特異な色調を示すものである。
て使用され、必要に応じ所望のサイズ、形にカットし、
簡単に所望の被着体に貼り付けることができるもので、
特に所望の被着体が曲面を有するような場合において
も、その柔軟性を生かし簡単に曲面にフィットさせて貼
り付けることができるものである。そして、この貼り付
により、被着体(下地)を隠蔽し、被着体の色に左右さ
れずに、いかなる色の被着体に貼り付けても、略同様の
パール顔料独特の真珠光沢、及び着色接着剤層の色と相
俟った特異な色調を示すものである。
次に、実施例を挙げ、本発明のパール調接着シートを更
に具体的に説明する。
に具体的に説明する。
実施例1 塩化ビニル樹脂(日本ゼオン(株)製、商品名:ゼオン
121)100重量部に、ポリエステル可塑剤(アデカ・アー
ガス化学(株)製、商品名:PN−400)35重量部、安定剤
(勝田化工(株)製:商品:名TM−181FSJ)3重量部、
及び希釈剤としてブチルセロソルブ50重量部を加え、デ
ィスパーにて撹拌混合した。
121)100重量部に、ポリエステル可塑剤(アデカ・アー
ガス化学(株)製、商品名:PN−400)35重量部、安定剤
(勝田化工(株)製:商品:名TM−181FSJ)3重量部、
及び希釈剤としてブチルセロソルブ50重量部を加え、デ
ィスパーにて撹拌混合した。
この混合液を、卓上サンドミルにて充分に粉砕、分散さ
せた後、パール顔料(メルク社製、商品名:イリオジン
219)10重量部を加え、スターラーにて均一分散するよ
うに撹拌した。
せた後、パール顔料(メルク社製、商品名:イリオジン
219)10重量部を加え、スターラーにて均一分散するよ
うに撹拌した。
この混合液を100μをPET(ポリエチレンテレフタレー
ト)フィルムの上に塗布し、乾燥、ゲル化させ厚み約50
μの樹脂フィルム層を造った。
ト)フィルムの上に塗布し、乾燥、ゲル化させ厚み約50
μの樹脂フィルム層を造った。
また、アクリル系粘着剤(日本カーバイド工業(株)
製、商品名:KP−802LC)100重量部(固形分35wt%)
に、TiO2(石原産業(株)製、商品名:CR−90)5重量
部、シアニンブルー(BASF製、商品名:Heliogen Blue K
6840)0.5重量部を加え、インクミルにて充分に混練し
た着色粘着剤液を、剥離紙(四国製紙(株)製、商品
名:SP−11SE)の上に塗布、乾燥させ、厚み約30μの着
色接着剤層を造った。
製、商品名:KP−802LC)100重量部(固形分35wt%)
に、TiO2(石原産業(株)製、商品名:CR−90)5重量
部、シアニンブルー(BASF製、商品名:Heliogen Blue K
6840)0.5重量部を加え、インクミルにて充分に混練し
た着色粘着剤液を、剥離紙(四国製紙(株)製、商品
名:SP−11SE)の上に塗布、乾燥させ、厚み約30μの着
色接着剤層を造った。
この着色接着剤層と上記の樹脂フィルム層とを貼り合わ
せ、接着シートを得た。
せ、接着シートを得た。
得られた接着シートは、下記表1に示す通り充分に隠蔽
性があり、且つパール顔料独特の真珠光沢、下地接着剤
層の色と相俟ったバール調色調に優れた非常に美麗なシ
ートであった。
性があり、且つパール顔料独特の真珠光沢、下地接着剤
層の色と相俟ったバール調色調に優れた非常に美麗なシ
ートであった。
実施例2 パール顔料としてイリオジン103を使用して樹脂フィル
ム層を造り、シエニンブルーに代えてポリアゾレッドを
0.3重量部添加した以外は、全て実施例1と同様にして
接着シートを得た。
ム層を造り、シエニンブルーに代えてポリアゾレッドを
0.3重量部添加した以外は、全て実施例1と同様にして
接着シートを得た。
得られた接着シートは、下記表1に示す通り充分に隠蔽
性があり、且つパール顔料独特の真珠光沢、下地接着剤
層の色と相俟ったバール調色調に優れた非常に美麗なシ
ートであった。
性があり、且つパール顔料独特の真珠光沢、下地接着剤
層の色と相俟ったバール調色調に優れた非常に美麗なシ
ートであった。
尚、下記表1における全光線透過率、測色値、降伏応
力、表面張力、変角測色値は、以下の試験方法により測
定した。
力、表面張力、変角測色値は、以下の試験方法により測
定した。
全光線透過率 JIS K−6714の平行光線透過率の測定に準拠して全光
線透過率を測定した。
線透過率を測定した。
但し、半透明樹脂フィルム層については単独で、又着色
接着剤層については全光線透過率88.2%のPETフィルム
を両側に積層固定して、更にパール調接着シートについ
ては接着剤層側に同じく,PETフィルムを積層固定してそ
れぞれ全光線透過率を測定した。
接着剤層については全光線透過率88.2%のPETフィルム
を両側に積層固定して、更にパール調接着シートについ
ては接着剤層側に同じく,PETフィルムを積層固定してそ
れぞれ全光線透過率を測定した。
測定器;(株)東洋精機製作所製 直読ヘイズメーター 測色値 半透明樹脂フィルム層についてはフィルムを日本テスト
パネル(株)製アルキッドメラミン黒色板上に載せて、
又着色接着剤層については片側にと同様のPETフィル
ムを積層固定した後同じく黒色板上に貼り付けて、更に
パール調接着シートについては同じく黒色板上にそのま
ま貼り付けてそれぞれ測色した。
パネル(株)製アルキッドメラミン黒色板上に載せて、
又着色接着剤層については片側にと同様のPETフィル
ムを積層固定した後同じく黒色板上に貼り付けて、更に
パール調接着シートについては同じく黒色板上にそのま
ま貼り付けてそれぞれ測色した。
測色値は、標準の光Cについて 色空間により表色した。
測定器;Kollmorgen Corporation製 Macbeth Spectrophotometer Color-Eye MS-2020 降伏応力 JIS K−6734に準拠し引張試験を実施し(但し、引張
速度は200mm/min.):降伏点における荷重を試料断面積
で除した値(Kg/mm2)を降伏応力とした。
速度は200mm/min.):降伏点における荷重を試料断面積
で除した値(Kg/mm2)を降伏応力とした。
表面張力 JIS K−6768に準拠しぬれ試験を実施し、ぬれ指数を
もって表面張力(dyne/cm)とした。
もって表面張力(dyne/cm)とした。
変角測色値 パール調接着シートをアルキッドメラミン黒色板上に貼
り付け、入射角50゜、受光角40゜における測色値をもっ
て変角測色値とした。
り付け、入射角50゜、受光角40゜における測色値をもっ
て変角測色値とした。
測色値は、標準の光Cについて 色空間により表色した。
測定器;村上色彩技術研究所製 高速分光光度計CMS−1200型 注)受光量スケールオーバーのため、受光量は、3/10に
絞って測色した。
絞って測色した。
〔発明の効果〕 本発明のパール調接着シートは、被着体(下地)を隠蔽
し、被着体の色に左右されずに、いかなる色の被着体に
貼り付けても、被着体の色に左右されることなく、略同
様のパール顔料独特の真珠光沢、及び接着剤層の色と相
俟った特異な色調を示すもので、美麗なことと相俟ち、
装飾用シートとしての価値の高いものである。
し、被着体の色に左右されずに、いかなる色の被着体に
貼り付けても、被着体の色に左右されることなく、略同
様のパール顔料独特の真珠光沢、及び接着剤層の色と相
俟った特異な色調を示すもので、美麗なことと相俟ち、
装飾用シートとしての価値の高いものである。
Claims (9)
- 【請求項1】パール顔料を1.5〜15wt%含有し、全光線
透過率が30%〜80%で下記 が40以上の半透明樹脂フィルム層と、全光線透過率が25
%以下の着色された半透明乃至不透明接着剤層とを積層
固定してなり、全光線透過率が15%以下で実質的に不透
明であることを特徴とするパール調接着シート。 - 【請求項2】樹脂フィルム層の厚みが20〜100μで、接
着剤層の厚みが10〜50μである、特許請求の範囲第
(1)項記載のパール調接着シート。 - 【請求項3】樹脂フィルム層が塩化ビニル系樹脂よりな
る、特許請求の範囲第(1)項又は第(2)項記載のパ
ール調接着シート。 - 【請求項4】接着剤層がアクリル系粘着剤よりなる、特
許請求の範囲第(1)項乃至第(3)項の何れかに記載
のパール調接着シート。 - 【請求項5】樹脂フィルム層が降伏応力5Kg/mm2以下の
柔軟なフィルムである、特許請求の範囲第(1)項乃至
第(4)項の何れかに記載のパール調接着シート。 - 【請求項6】樹脂フィルム層が紫外線吸収剤を含有して
いる、特許請求の範囲第(1)項乃至第(5)項の何れ
かに記載のパール調接着シート。 - 【請求項7】パール顔料が平均粒径5〜80μの雲母タイ
プのパール顔料である、特許請求の範囲第(1)項乃至
第(6)項の何れかに記載のパール調接着シート。 - 【請求項8】塩化ビニル系樹脂がペーストレジンであ
る、特許請求の範囲第(3)項記載のパール調接着シー
ト。 - 【請求項9】樹脂フィルム層の表面張力が32dyne/cm以
上である、特許請求の範囲第(1)項乃至第(8)項の
何れかに記載のパール調接着シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61189645A JPH075867B2 (ja) | 1986-08-14 | 1986-08-14 | パ−ル調接着シ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61189645A JPH075867B2 (ja) | 1986-08-14 | 1986-08-14 | パ−ル調接着シ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6346285A JPS6346285A (ja) | 1988-02-27 |
JPH075867B2 true JPH075867B2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=16244778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61189645A Expired - Fee Related JPH075867B2 (ja) | 1986-08-14 | 1986-08-14 | パ−ル調接着シ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075867B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
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1986
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