JPH0758482A - ケーブル用電磁遮へい構造 - Google Patents
ケーブル用電磁遮へい構造Info
- Publication number
- JPH0758482A JPH0758482A JP20380093A JP20380093A JPH0758482A JP H0758482 A JPH0758482 A JP H0758482A JP 20380093 A JP20380093 A JP 20380093A JP 20380093 A JP20380093 A JP 20380093A JP H0758482 A JPH0758482 A JP H0758482A
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- JP
- Japan
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- cable
- semi
- cylindrical
- electromagnetic
- cylindrical magnetic
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- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】筺体に搭載した電子機器に接続されるケーブル
から放射される不要電磁波の抑圧。 【構成】異るインピーダンスを有する半円筒状磁性体片
１と半円筒状導電体片２とをそれぞれケーブル５の周囲
に交互に配置し、全体は金属もしくはプラスチックのカ
バー３で被覆する。この構造によって、ケーブル５から
放射される不要電磁場に対しては波効インピーダンスの
不整合を生起させ、これによってそのエネルギーを大幅
に減衰させる。
から放射される不要電磁波の抑圧。 【構成】異るインピーダンスを有する半円筒状磁性体片
１と半円筒状導電体片２とをそれぞれケーブル５の周囲
に交互に配置し、全体は金属もしくはプラスチックのカ
バー３で被覆する。この構造によって、ケーブル５から
放射される不要電磁場に対しては波効インピーダンスの
不整合を生起させ、これによってそのエネルギーを大幅
に減衰させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はケーブル用電磁遮へい構
造に関し、特に筺体に搭載した電子機器に接続されるケ
ーブルから放射される不要電磁波を抑制するケーブル用
電磁遮へい構造に関する。
造に関し、特に筺体に搭載した電子機器に接続されるケ
ーブルから放射される不要電磁波を抑制するケーブル用
電磁遮へい構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、電子機器を収容する筺体に配線用
ケーブル導入の為に設けられた開口部の電磁遮へい構造
は、図３に示すように開口部１１の寸法を小さくした
り、フェライトコア１０を取り付けて電磁波の漏洩を抑
制する構造や、図４に示すように、開口部１２に導電布
を利用する導電部ダクト１３を設けてバンド１４で緊締
し電磁波の漏洩を抑制する構造をとっていた。
ケーブル導入の為に設けられた開口部の電磁遮へい構造
は、図３に示すように開口部１１の寸法を小さくした
り、フェライトコア１０を取り付けて電磁波の漏洩を抑
制する構造や、図４に示すように、開口部１２に導電布
を利用する導電部ダクト１３を設けてバンド１４で緊締
し電磁波の漏洩を抑制する構造をとっていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のケーブ
ル用電磁遮へい構造では、図３に示す場合には開口部１
１やフェライトコア１０とケーブル５との間に隙間を生
じる為に電磁遮へい効果が低下することのほか、フェラ
イトコア１０が固定しにくいといった問題点があり、ま
た図４に示すように導電布ダクト１３を電子機器の筺体
９に隙間無く配設することが困難で十分な電磁遮へい効
果が確保できないという問題点があった。
ル用電磁遮へい構造では、図３に示す場合には開口部１
１やフェライトコア１０とケーブル５との間に隙間を生
じる為に電磁遮へい効果が低下することのほか、フェラ
イトコア１０が固定しにくいといった問題点があり、ま
た図４に示すように導電布ダクト１３を電子機器の筺体
９に隙間無く配設することが困難で十分な電磁遮へい効
果が確保できないという問題点があった。
【０００４】本発明の目的は上述した問題点を解決し、
不要電磁波に対する電磁遮へい効果を著しく増大したケ
ーブル用電磁遮へい構造を提供することにある。
不要電磁波に対する電磁遮へい効果を著しく増大したケ
ーブル用電磁遮へい構造を提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブル用電磁
遮へい構造は、電子機器を搭載した筺体に配設したケー
ブル貫通用の開口部を貫通するケーブルの放射する不要
電磁波を遮へいするケーブル用電磁波遮へい構造であっ
て、同一外径を有する円筒状の磁性体部材と導電体部材
とを中心軸を一致させて交互に配置しかつ外周を金属も
しくはプラスチックのカバーで被覆して内部にケーブル
を貫通させて前記開口部を嵌入可能とした構成を有す
る。
遮へい構造は、電子機器を搭載した筺体に配設したケー
ブル貫通用の開口部を貫通するケーブルの放射する不要
電磁波を遮へいするケーブル用電磁波遮へい構造であっ
て、同一外径を有する円筒状の磁性体部材と導電体部材
とを中心軸を一致させて交互に配置しかつ外周を金属も
しくはプラスチックのカバーで被覆して内部にケーブル
を貫通させて前記開口部を嵌入可能とした構成を有す
る。
【０００６】また本発明のケーブル用電磁遮へい構造
は、前記円筒状の磁性体部材と導電体部材とをそれぞれ
２分割して一対の半円筒状の磁性体部材と導電体部材と
して対向配置した構成を有する。
は、前記円筒状の磁性体部材と導電体部材とをそれぞれ
２分割して一対の半円筒状の磁性体部材と導電体部材と
して対向配置した構成を有する。
【０００７】さらに本発明のケーブル用電磁遮へい構造
は、前記半円筒状の導電体部材の一端をフランジ状とな
しかつ内周に少なくとも１本の溝を円周方向に設けたう
え前記溝に半円筒状の磁性体部材を埋設した構成を有す
る。
は、前記半円筒状の導電体部材の一端をフランジ状とな
しかつ内周に少なくとも１本の溝を円周方向に設けたう
え前記溝に半円筒状の磁性体部材を埋設した構成を有す
る。
【０００８】
【作用】電子機器を搭載した筺体に配設したケーブル貫
通用の開口部を貫通するケーブルの放射する不要電磁波
に減衰を与えて抑圧するには、不要電磁波に交互に異る
インピーダンスを与えて反射，屈折を生起させ波動イン
ピーダンスの不整合状態を与えることによって可能とな
る。円筒状もしくはこれを２分割した半円筒状の磁性体
部材と導電体部材を交互にケーブルの周囲に配設するこ
とによって不要電磁波に対する波動インピーダンスの不
整合状態を発生させて不要電磁波を減衰する。円筒状か
半円筒状かの選択は実装条件などを勘案して決定する
が、いずれにせよ簡素な構成で実現しうる。
通用の開口部を貫通するケーブルの放射する不要電磁波
に減衰を与えて抑圧するには、不要電磁波に交互に異る
インピーダンスを与えて反射，屈折を生起させ波動イン
ピーダンスの不整合状態を与えることによって可能とな
る。円筒状もしくはこれを２分割した半円筒状の磁性体
部材と導電体部材を交互にケーブルの周囲に配設するこ
とによって不要電磁波に対する波動インピーダンスの不
整合状態を発生させて不要電磁波を減衰する。円筒状か
半円筒状かの選択は実装条件などを勘案して決定する
が、いずれにせよ簡素な構成で実現しうる。
【０００９】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図１は本発明の第１の実施例を分解して示す斜視図
である。図１を参照するに、本発明の第１の実施例は、
対向する一対の半円筒状磁性体片１と、半円筒状導電体
片２と、半円筒状磁性体片１および半円筒状導電体片２
をケーブル５に固定するカバー３とを有する。半円筒状
磁性体片１と半円筒状導電体片２とをそれぞれ、ケーブ
ル５の周囲に交互に配置し、外周をカバー３で蔽い、止
め金具４で固定することによりケーブル用電磁遮へい体
を構成する。
る。図１は本発明の第１の実施例を分解して示す斜視図
である。図１を参照するに、本発明の第１の実施例は、
対向する一対の半円筒状磁性体片１と、半円筒状導電体
片２と、半円筒状磁性体片１および半円筒状導電体片２
をケーブル５に固定するカバー３とを有する。半円筒状
磁性体片１と半円筒状導電体片２とをそれぞれ、ケーブ
ル５の周囲に交互に配置し、外周をカバー３で蔽い、止
め金具４で固定することによりケーブル用電磁遮へい体
を構成する。
【００１０】半円筒状磁性体片１は、焼結フェライト
材、フェライト粉末を混入した高分子材、磁性アモルフ
ァス合金やパーマロイなどの磁性合金により構成される
が、数１０ＭＨｚ以上の周波数帯において十分な減衰効
果を得るためには高周波帯における透磁率の低下の小さ
い焼結フェライトが適当である。また半円筒状導電体片
２は鉄、アルミなどの金属、導電性高分子樹脂、あるい
は導電塗装、導電被膜を施した高分子樹脂等により構成
される。これら半円筒状磁性体１と半円筒状導電体片２
とは、互いに異るインピーダンスをケーブル５から放射
される不要電磁波に与えて減衰させる。
材、フェライト粉末を混入した高分子材、磁性アモルフ
ァス合金やパーマロイなどの磁性合金により構成される
が、数１０ＭＨｚ以上の周波数帯において十分な減衰効
果を得るためには高周波帯における透磁率の低下の小さ
い焼結フェライトが適当である。また半円筒状導電体片
２は鉄、アルミなどの金属、導電性高分子樹脂、あるい
は導電塗装、導電被膜を施した高分子樹脂等により構成
される。これら半円筒状磁性体１と半円筒状導電体片２
とは、互いに異るインピーダンスをケーブル５から放射
される不要電磁波に与えて減衰させる。
【００１１】図２は本発明の第２の実施例を分解して示
す斜視図である。半円筒状磁性体片６は半円筒状導電体
７の内周面に円周方向に形成した凹状の溝に挿入してあ
り、また半円筒状導電体７は開口部８に嵌入し固定され
る。
す斜視図である。半円筒状磁性体片６は半円筒状導電体
７の内周面に円周方向に形成した凹状の溝に挿入してあ
り、また半円筒状導電体７は開口部８に嵌入し固定され
る。
【００１２】このようにして、従来の問題を排除した簡
素な構成による高い電磁遮へいを確保することができ
る。
素な構成による高い電磁遮へいを確保することができ
る。
【００１３】なお、上述した第１および第２の実施例で
はいずれも、対向する一対の半円筒状電磁遮へい部材と
して形成したが、これらを円筒状の電磁遮へい部材とし
て形成することも容易に実施しうることは明らかであ
る。
はいずれも、対向する一対の半円筒状電磁遮へい部材と
して形成したが、これらを円筒状の電磁遮へい部材とし
て形成することも容易に実施しうることは明らかであ
る。
【００１４】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、電子機器
に接続されたケーブルの周囲に対向する一対の半円筒状
磁性体と半円筒状導電性とを交互に配置するかもしくは
半円筒状導電体の内側に半円筒状磁性体片を埋め込んだ
ものを対向配置するという簡素な構成でケーブルの放射
する不要電磁波に帯する電磁遮へい度を著しく増大する
ことができる効果を有する。
に接続されたケーブルの周囲に対向する一対の半円筒状
磁性体と半円筒状導電性とを交互に配置するかもしくは
半円筒状導電体の内側に半円筒状磁性体片を埋め込んだ
ものを対向配置するという簡素な構成でケーブルの放射
する不要電磁波に帯する電磁遮へい度を著しく増大する
ことができる効果を有する。
【図１】本発明の第１の実施例を分解して示す斜視図で
ある。
ある。
【図２】本発明の第２の実施例を分解して示す斜視図で
ある。
ある。
【図３】従来のケーブル用電磁遮へい構造の第一例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図４】従来のケーブル用電磁遮へい構造の第二例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
１ 半円筒状磁性体片 ２ 半円筒状導電体片 ３ カバー ４ 止め金具 ５ ケーブル ６ 半円筒状磁性体片 ７ 半円筒状導電体片 ８ 開口部 ９ 筺体 １０ フェライトコア １１ 開口部 １２ 開口部 １３ 導体布ダクト １４ バンド
Claims (3)
- 【請求項１】 電子機器を搭載した筺体に配設したケー
ブル貫通用の開口部を貫通するケーブルの放射する不要
電磁波を遮へいするケーブル用電磁波遮へい構造であっ
て、同一外径を有する円筒状の磁性体部材と導電体部材
とを中心軸を一致させて交互に配置しかつ外周を金属も
しくはプラスチックのカバーで被覆して内部にケーブル
を貫通させて前記開口部を嵌入可能としたことを特徴と
するケーブル用電磁遮へい構造。 - 【請求項２】 前記円筒状の磁性体部材と導電体部材と
をそれぞれ２分割して一対の半円筒状の磁性体部材と導
電体部材として対向配置したことを特徴とする請求項１
記載のケーブル用電磁遮へい構造。 - 【請求項３】 前記半円筒状の導電体部材の一端をフラ
ンジ状となしかつ内周に少なくとも１本の溝を円周方向
に設けたうえ前記溝に半円筒状の磁性体部材を埋設した
ことを特徴とする請求項２記載のケーブル用電磁遮へい
構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5203800A JP2912130B2 (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | ケーブル用電磁遮へい構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5203800A JP2912130B2 (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | ケーブル用電磁遮へい構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0758482A true JPH0758482A (ja) | 1995-03-03 |
| JP2912130B2 JP2912130B2 (ja) | 1999-06-28 |
Family
ID=16479952
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5203800A Expired - Lifetime JP2912130B2 (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | ケーブル用電磁遮へい構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2912130B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11238990A (ja) * | 1998-02-19 | 1999-08-31 | Murata Mfg Co Ltd | 放射ノイズ抑制部品 |
| JP2001185891A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-06 | Nec Corp | ノイズ除去フィルタの取り付け構造 |
| JP2011044401A (ja) * | 2009-08-24 | 2011-03-03 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 照明装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03224299A (ja) * | 1989-12-04 | 1991-10-03 | Nikko Kogyo Kk | ノイズフィルタ付ブッシング |
| JP3043797U (ja) * | 1997-05-27 | 1997-11-28 | 株式会社ドイコーポレーション | 販売促進用振り子式ディスプレイ |
-
1993
- 1993-08-18 JP JP5203800A patent/JP2912130B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03224299A (ja) * | 1989-12-04 | 1991-10-03 | Nikko Kogyo Kk | ノイズフィルタ付ブッシング |
| JP3043797U (ja) * | 1997-05-27 | 1997-11-28 | 株式会社ドイコーポレーション | 販売促進用振り子式ディスプレイ |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11238990A (ja) * | 1998-02-19 | 1999-08-31 | Murata Mfg Co Ltd | 放射ノイズ抑制部品 |
| US6369318B1 (en) | 1998-02-19 | 2002-04-09 | Murata Manufacturing Co., Ltd. | Radiant noise inhibiting assembly |
| JP2001185891A (ja) * | 1999-12-24 | 2001-07-06 | Nec Corp | ノイズ除去フィルタの取り付け構造 |
| JP2011044401A (ja) * | 2009-08-24 | 2011-03-03 | Panasonic Electric Works Co Ltd | 照明装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2912130B2 (ja) | 1999-06-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19990309 |