JPH0757992B2 - 親綱張設方法 - Google Patents

親綱張設方法

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JPH0757992B2
JPH0757992B2 JP1177668A JP17766889A JPH0757992B2 JP H0757992 B2 JPH0757992 B2 JP H0757992B2 JP 1177668 A JP1177668 A JP 1177668A JP 17766889 A JP17766889 A JP 17766889A JP H0757992 B2 JPH0757992 B2 JP H0757992B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、親綱の張設を容易に行うことのできる親綱張
設方法に関するものである。
〔従来の技術〕
第6図に従来の親綱張設方法を図示した。
従来の二本の鉄支柱2′,3′の間に親綱1を張設する具
体的方法を説明する。
親綱1を張設したい場所の鉄支柱2′,3′付近に縦親綱
11を垂直状態に張設し、この縦親綱11を利用して作業者
二人が左右からH鋼10の上に上がる。予め所望長さにな
るように親綱1、親綱張設金具4′、取付綱5を連結し
たものをH鋼10上に載置しておき、一方の作業者は、取
付綱5の基端を右の鉄支柱3′に止着固定し、他方の作
業者は左の鉄支柱2′に親綱1の基端を止着固定し、親
綱張設金具4の親綱押さえ込み体14と親綱支承体15との
間に挿入され、親綱張設金具4から下方に垂れ下がって
いる親綱1の下端を右の鉄支柱側へ牽引することで親綱
1を張設する。
この親綱張設金具4は二枚の基板6を所定間隙を置いて
対設固定し、両基板6間の右端部に取付綱5を止着固定
する止着固定部7を設け、両基板6間の左端部に親綱支
承体15を設け、親綱支承体15の対向位置にして基板6の
中間部に親綱1を押さえ込む為の親綱親押さえ込み体14
を擺動自在に設け、親綱押さえ込み体14に押圧発条を設
けて親綱押さえ込み体14が押圧発条により上方へ押圧さ
れ、親綱1が親綱押さえ込み体14の外縁と親綱支承体15
の外縁とで挟持されるように設けた構造である。
このようにして張設された親綱1に命綱をカラビナ等を
用いて連結し、H鋼10上で作業者が作業する。
従って、親綱1の張力が小さすぎると作業者が誤ってH
鋼10から転落した際親綱1のたわむ量が大きくなり、従
って、作業者がH鋼10から落下する距離が大きくなる為
非常に危険である。
よって、親綱1は一定以上の張力(建設業労働災害防止
協会によると、少なくとも50kg/重の張力が必要とされ
ている。)を保持するように張設しなければならない。
出願人の実験によると、親綱1に24kg/重の張力を付与
するには親綱1の端部を作業者が力いっぱい牽引しなけ
ればならず、また、60kg/重の張力を付与するには作業
者二人が牽引しなければならないことが確認された。
親綱1、取付綱5、親綱張設金具4(親綱支承体15)が
丁度定滑車の原理と同じ関係となる為(取付綱5の長さ
が短いく、たるみはほとんどないと考えられる為、親綱
1を牽引するには所望の親綱張力とほぼ等しい牽引力が
必要とされるからである。
また、従来法においては、親綱1を張設する際、作業者
は左右の鉄支柱2′,3′のほぼ中央寄りに立って親綱1
を左の鉄支柱2′側に牽引しなければならず、鉄支柱
2′,3′の付近で親綱1を牽引するのではない為、危険
性が高いことも確認された。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、所望する親綱1の張設力のほぼ半分程度の牽
引力で親綱1を張設でき、而かも作業者が親綱1を牽引
する位置が、親綱1のほぼ中央付近ではなく、鉄支柱付
近となる極めて安全な親綱張設方法を提供するものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明を添付図面を参照に詳述すると次の通りである。
所定長の親綱1の基端を左固定部2に止着し、この親綱
1の先端を下記の構造を有する親綱張設金具4の一端部
の止着固定部7に止着し、この親綱張設金具4の反対部
に親綱1の長さより短い取付綱5の先端を挿通連結し、
取付綱5の基端を右固定部3に止着し、親綱張設金具4
より垂下している取付綱5の下端を右固定部3側に牽引
することでたるんでいる親綱1を張設せしめることを特
徴とする親綱張設方法に係るものである。
記 2枚の基板6を所定間隙を置いて対設固定し、この基板
6の一端部に親綱1の先端を止着固定する止着固定部7
を設け、この止着固定部7の対向位置に取付綱押さえ込
み体8を擺動自在に設け、この取付綱押さえ込み体8の
対向位置に取付綱支承体9を設け、取付綱押さえ込み体
8と取付綱支承体9との間に取付綱5を挿通し、取付綱
押さえ込み体8の喰い込みにより取付綱5が引き抜き不
能となって取付綱5を緊張状態に保持し、取付綱押さえ
込み体8の擺動により取付綱押さえ込み体8の取付綱5
への喰い込みが解除され取付綱5の緊張を解放せしめる
ことのできる親綱張設金具。
〔作用〕
親綱1の先端を親綱張設金具4の止着固定部7に止着固
定し、親綱1の基端を左固定部2に止着する。
取付綱5の基端を右固定部3に止着し、取付綱5を親綱
張設金具4の取付綱押さえ込み体8と取付綱支承体9と
の間隙に挿入し、取付綱5の先端を下方へ牽引すると、
取付綱5が緊張され、従って、親綱1も緊張されること
になる。
この親綱1の緊張に際しては、親綱1,取付綱5,親綱張設
金具4(取付綱押さえ込み体8)の関係が丁度動滑車の
原理にあてはまる為(親綱1のたるみが多い為、)、取
付綱5を牽引する力は親綱1に与える所望の張力の略半
分で済むことになる。
親綱1の緊張状態をゆるめる場合には、取付綱押さえ込
み体8を擺動させ、親綱張設金具4から垂下している取
付綱5を取付綱押さえ込み体8と取付綱支承体9との間
隙を通過せしめて上方へ送り出すと、取付綱5がゆる
み、従って、親綱1の緊張状態が解除されることにな
る。
〔実施例〕
第1,2,3,4図に図示した親綱張設金具4は、取付綱支承
体9の取付綱5当接面には取付綱5が外れないように溝
9′を形成し、取付綱押さえ込み体8の形状を略扇形に
形成し、取付綱押さえ込み体8の先端縁にも取付綱5が
外れないように溝8′を形成し、この溝8′に取付綱5
への喰い込みを良好にする為の螺子状の係止歯19を斜並
列せしめた場合を図示している。
第1,2,3,4図に図示した取付綱5の牽引作業は、取付綱
5が短い為且つ右固定部3側への牽引の為右固定部2に
近い位置で行うことができる。
また、第1,2,3,4図に図示した親綱張設金具4は、取付
綱押さえ込み体8に取付綱押さえ込み体8を常に上方に
押圧する押圧発条16を付設した場合を図示しており、取
付綱押さえ込み体8が常に上方に押圧されている為、そ
れだけ作業性が良好となる。
また、親綱1の緊張状態をゆるめる場合は、親綱張設金
具4から垂下している取付綱5の先端を取付綱5が折り
返される方向に牽引する。
この取付綱5の牽引により取付綱押さえ込み体8が擺動
し、取付綱押さえ込み体8の取付綱5への喰い込みが開
放され、取付綱8をゆるめることが可能となり、取付綱
5を取付綱押さえ込み体8と取付綱支承体9との間隙を
通過せしめて上方へ送り出すと、取付綱5がゆるみ、従
って、親綱1の緊張状態が解除されることになる。
第1,2,3,4図に図示した親綱張設金具4は、スライド係
止板20に突設したスライドピン21を基板6に穿設した長
窓22に貫通止着し、スライドピン21をスライドさせるこ
とでスライド係止板20をスライド動させる構造を採用し
た場合を図示している。
スライド係止板20に突設したスライドピン21をスライド
させてスライド係止板20の係止受部23に取付綱押さえ込
み体8の係合ピン24を係合すると取付綱押さえ込み体8
の揺動は阻止される。
取付綱押さえ込み体8をロックする機構は、取付綱押さ
え込み体8に押圧発条16を付設した場合、取付綱押さえ
込み体8が常に上方へ押圧され取付綱5に常に喰い込も
うとする為、取付綱押さえ込み体8の上方への擺動を阻
止でき非常に有益である。
また、第1,2,3,4図に図示した親綱張設金具4は、押圧
発条16の端部でスライド係止板20に設けた押さえ凸部2
0′を押圧し、スライド係止板20のがたつきを防止する
構造を採用した場合を図示している。
図中符号25はカラー、26はバネ止め、27は取付綱押さえ
込み体8のがたつきを防止するがたつき防止ピン、28は
止着ピン、29は軸、12は親綱受体である。
以上の構造の親綱張設金具4を用いて本発明を実施する
と、作業者一人が取付綱5を牽引することで親綱1に55
kg/重の張力を与えることができ、また、作業者二人で
牽引すれば親綱1に133kg/重の張力を与えることができ
ることが判明した。
第5図は、本発明の別実施例を図示したもので、対設固
定した2枚の基板6の一端部に止着固定部7を設け、他
端部に取付綱支承体9を設け、取付綱支承体9の対向位
置に取付綱押さえ込み体8を擺動自在に設けた親綱張設
金具4′を2個採用し、左の鉄支柱2′に取付綱5′の
基端を止着し、この取付綱5′の先端に一方の親綱張設
金具4′を止着固定部7により止着固定し、この親綱張
設金具4′の取付綱押さえ込み体8と親綱支承体9との
間隙に親綱1の左端部を挿通連結し、親綱1の右端部に
もう一方の親綱張設金具4′を止着固定部7により止着
固定し、右の鉄支柱3′に取付綱5の基端を止着し、こ
の取付綱5の左端部を親綱張設金具4′の取付綱押さえ
込み体8と取付綱支承体9との間隙に挿通連結して図中
左側の親綱張設金具4′を親綱1の長さ調整用の金具と
し、図中右側の親綱張設金具4′を親綱1の張設用の金
具とした場合を図示している。
図中符号13は作業者、17は命綱、18はカラビナ、30はフ
ック金具である。
〔発明の効果〕
本発明は上述のようにしたから、従来の親綱張設法に比
し、楽に且つ効率良く親綱を張設することができる親綱
張設方法を提供することになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の使用状態を示す説明図、第2図は取付
綱をゆるめる為に取付綱を折り返し方向に牽引して取付
綱押さえ込み体を擺動させた状態を示す断面図、第3図
は取付綱の緊張状態を保持せしめた状態を示す断面図、
第4図は親綱張設金具の平断面図、第5図は本発明の別
例の使用状態を示す説明図、第6図は従来の親綱張設方
法を示す説明図である。 1……親綱、2……左固定部、3……右固定部、4……
親綱張設金具、5……取付綱、6……基板、7……止着
固定部、8……取付綱押さえ込み体、9……取付綱支承
体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定長の親綱1の基端を左固定部2に止着
    し、この親綱1の先端を下記の構造を有する親綱張設金
    具4の一端部の止着固定部7に止着し、この親綱張設金
    具4の反対部に親綱1の長さより短い取付綱5の先端を
    挿通連結し、取付綱5の基端を右固定部3に止着し、親
    綱張設金具4より垂下している取付綱5の下端を右固定
    部3側に牽引することでたるんでいる親綱1を張設せし
    めることを特徴とする親綱張設方法。 記 2枚の基板6を所定間隙を置いて対設固定し、この基板
    6の一端部に親綱1の先端を止着固定する止着固定部7
    を設け、この止着固定部7の対向位置に取付綱押さえ込
    み体8を擺動自在に設け、この取付綱押さえ込み体8の
    対向位置に取付綱支承体9を設け、取付綱押さえ込み体
    8と取付綱支承体9との間に取付綱5を挿通し、取付綱
    押さえ込み体8の喰い込みにより取付綱5が引き抜き不
    能となって取付綱5を緊張状態に保持し、取付綱押さえ
    込み体8の擺動により取付綱押さえ込み体8の取付綱5
    への喰い込みが解除され取付綱5の緊張を解放せしめる
    ことのできる親綱張設金具。
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