JPH0681980B2 - 命綱を移動自在に連結した親綱の張設金具 - Google Patents

命綱を移動自在に連結した親綱の張設金具

Info

Publication number
JPH0681980B2
JPH0681980B2 JP1139871A JP13987189A JPH0681980B2 JP H0681980 B2 JPH0681980 B2 JP H0681980B2 JP 1139871 A JP1139871 A JP 1139871A JP 13987189 A JP13987189 A JP 13987189A JP H0681980 B2 JPH0681980 B2 JP H0681980B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rope
master
support
master rope
lifeline
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1139871A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH039143A (ja
Inventor
勝通 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Itoi Seisakusho KK
Original Assignee
Itoi Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Itoi Seisakusho KK filed Critical Itoi Seisakusho KK
Priority to JP1139871A priority Critical patent/JPH0681980B2/ja
Publication of JPH039143A publication Critical patent/JPH039143A/ja
Publication of JPH0681980B2 publication Critical patent/JPH0681980B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Emergency Lowering Means (AREA)
  • Lift-Guide Devices, And Elevator Ropes And Cables (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高所作業現場において所謂親綱を水平に張設
する命綱を移動自在に連結した親綱の張設金具に係るも
のである。
〔従来の技術〕
出願人は、本発明と同じ目的の考案として実願平1−18
562号を出願している。
この先願に係る実願平1−18562号は第5図に図示した
ように、親綱3を下方に引っ張って親綱3を張る場合に
は支承はないが、親綱3をゆるめる場合ロープ押さえ込
み体4の先端縁が親綱3に喰い込んでいる為、ロープ押
さえ込み体4の頂部に設けた工具挿入口14にたとえばシ
ノーを挿入してかなりの強い力で押さえ込み体4を下方
に押し下げてロープ押さえ込み体4の親綱3への喰い込
みを解除しなければならずやはり作業性の点において非
常に厄介であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、親綱を張ること及び緩めることを簡単に行
い、作業性の向上を図ることを課題とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
二枚の基板1・1を所定の間隙lを置いて対設固定し、
この基板1・1の一端部に止着ロープ2を連結止着し、
反対部に親綱3を挿通止着して親綱3を緊張状態に張設
し、親綱3に作業者の腰につけた命綱19を移動自在に連
結して作業者の落下危険を防止する親綱張設金具におい
て、前記基板1・1の反対部の端部に擺動先端側を内側
に向けてロープ押さえ込み体4を擺動自在に設け、ロー
プ押さえ込み体4の対向位置にロープ支承体5を固定し
て前記ロープ押さえ込み体4の先端部とロープ支承体5
との間に親綱挿通間隙を形成し、このロープ押さえ込み
体4を略扇形に形成して親綱3が命綱19により引かれた
とき親綱挿通間隙に挿通した親綱3をロープ支承体5に
押圧すると同時に親綱3を略90度に折曲して支承する係
止壁面をロープ押さえ込み体4の先端縁に設け、この係
止壁面に親綱3の周面の撚り山凹凸に継合する係止歯7
を並設したことを特徴とする命綱を移動自在に連結した
親綱の張設金具に係るものである。
〔作用〕
ロープ押さえ込み体4とロープ支承体5との間の親綱挿
通間隙に親綱3を挿入して親綱3を下方へ引くと、ロー
プ押さえ込み体4は下方へ擺動し、ロープ押さえ込み体
4の外縁とロープ支承体5の外縁との間隙が広がり親綱
3は支障なく下方へ引っ張ることが出来、親綱3の装着
が可能となる。
ロープ押さえ込み体4とロープ支承体5との間に挿通さ
せた親綱3の反対端を適当なところに止着する。
ロープ押さえ込み体4とロープ支承体5との間に挿通さ
せた端部を下方へ引くと親綱3は強固に張設される。
この強固に張った状態でロープ押さえ込み体4を例えば
手で少し上方へ押圧するとロープ押さえ込み体4の外縁
が親綱3に当接し、親綱3によりロープ押さえ込み体4
は上方へ引き上げられ親綱3が緩むことは防止される。
この緊張した親綱3に作業者の腰に付けた命綱19を移動
自在に連結して作業を行うと誤って落下した場合親綱3
に大きな荷重がかかっても親綱3はロープ押さえ込み体
4によりロープ支承体5に対して締め付けられるだけで
抜けないから落下による危険を防止することになる。
親綱3を緩める場合には、ロープ押さえ込み体4とロー
プ支承体5との間に挿通させた親綱3の下端を下方に特
にロープ押さえ込み体4を大きく擺動せしめる方向に引
くとロープ押さえ込み体4の外縁がどんなに強く親綱3
に喰い込んでいてもロープ押さえ込み体4が擺動するこ
とで、ロープ押さえ込み体4とロープ支承体5との間隙
が広がり親綱3を緩めることができることになる。この
まま親綱3を上方へ送れば親綱3はロープ押さえ込み体
4とロープ支承体5との間から抜けることになる。
〔実施例〕
図面は、好適な実施例を示すもので、二枚の基板1・1
を所定の間隙lを置いて対設固定し、この基板1・1の
一端部に止着ロープ2を連結止着し、反対部に親綱3を
挿通止着して親綱3を緊張状態に張設し、親綱3に作業
者の腰につけた命綱19を移動自在に連結して作業者の落
下危険を防止する親綱張設金具において、前記基板1・
1の反対部の端部に擺動先端側を内側に向けてロープ押
さえ込み体4を擺動自在に設け、ロープ押さえ込み体4
の対向位置にロープ支承体5を固定して前記ロープ押さ
え込み体4の先端部とロープ支承体5との間に親綱挿通
間隙を形成し、このロープ押さえ込み体4を略扇形に形
成して親綱3が命綱19により引かれたとき親綱挿通間隙
に挿通した親綱3をロープ支承体5に押圧すると同時
に、親綱3を略90度に折曲して支承する係止壁面を設
け、このロープ押さえ込み体4の先端縁に形成した係止
壁面に親綱3の周面の撚り山凹凸に継合する係止歯7を
並設したことを特徴とする命綱を移動自在に連結した親
綱の張設金具に係るものである。
ロープ支承体5のロープ当接面には親綱3が外れないよ
うに溝5′を形成し、ロープ押さえ込み体4の形状を略
扇形に形成し、ロープ押さえ込み体4の先端縁にも親綱
3が外れないように溝4′を形成し、この溝4′に親綱
3への喰い込みを良好にする為の親綱3の撚り山凹凸に
係合する螺子状の係止歯7を斜並列せしめた場合を図示
している。
また、図面は基板1・1の内面に係合受板8をスライド
自在に付設し、ロープ押さえ込み体4を下方に擺動させ
たとき、ロープ押さえ込み体4の下部に突設した係合ピ
ン9を係合受板8を係止させ、ロープ押さえ込み体4の
揺動を阻止するロック機構を設けた場合を図示してお
り、係合受板8に突設したスライド突体11をスライドさ
せて係合受板8によりロープ押さえ込み体4の係合ピン
9を係合するとロープ押さえ込み体4の揺動は阻止さ
れ、ロープ押さえ込み体4の外縁とロープ支承体5の外
縁とに親綱3挿通間隙が確保され、親綱3の装着、取り
外しが簡単に行えることになる。
図面は、ロープ押さえ込み体4にロープ押さえ込み体4
を常に上方に押圧する押圧発条6を付設した場合を図示
しており、ロープ押さえ込み体4を少し上方に押し上げ
ロープ押さえ込み体4の係止歯7に親綱3を喰い込ませ
なくても常にロープ押さえ込み体4が上方へ押圧してい
る為、それだけ作業性が良好となる。
尚、押圧発条6を付設しない場合にはロープ押さえ込み
体4の擺動がロープ押さえ込み体4の自重で行なわれな
いように基板1・1を両側から少し締め付け、ロープ押
さえ込み体4を下方に押圧しておくことが望ましい。
図中符号10はカラー、13はバネ止め、12はがたつきを防
止するがたつき防止ピン、15は止着ピン、16はかしめ
部、17は軸、18は足場、19は命綱、20はカラビナ、21は
足場枠、22は支柱である。
〔発明の効果〕
本発明は、上述のように構成したから、親綱に引き抜き
方向の力が加わったとき、単に係止歯を有するロープ押
さえ込み体が親綱に喰い込み係止する構成に留まらず、
親綱を略90度に折曲支承した状態で喰い込み、しかもこ
の係止歯は親綱の周面に撚り山凹凸に係合する形状に設
定しているため、喰い込みとこの親綱に見合う形状の係
止歯による押さえ込みとの相乗効果で、親綱の係止強度
が極めて強固となり、命綱を支える親綱の張設金具とし
て極めて安全性に秀れたものとなる。
しかも、親綱を略90度に折曲支承した状態で喰い込む係
止する構造であるために、逆に親綱を緩め外す場合、即
ちロープ押さえ込み体を逆に擺動して喰い込み状態を解
除するときには、親綱の張設方向と親綱の挿通方向とは
略直径で親綱の張設力が直かに挿通している親綱にはす
べて加わっていないために、弱い力でロープ押さえ込み
体を擺動できる構成となる故親綱を外し易く、親綱を極
めて容易に外したり、張設できたりできる操作性に秀れ
た親綱張設金具となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一部を切り欠いた正面図、第2図は本
発明の平断面図、第3図は親綱を右下方に引いた状態を
示す説明図、第4図は高所作業場において作業者が本案
品を使用する場合の説明図、第5図は従来例の一部を切
り欠いた正面図である。 1…基板、2…止着ロープ、3…親綱、4…ロープ押さ
え込み体、5…ロープ支承体、7…係止歯、19…命綱、
l…間隙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】二枚の基板を所定の間隙を置いて対設固定
    し、この基板の一端部に止着ロープを連結止着し、反対
    部に親綱を挿通止着して親綱を緊張状態に張設し、親綱
    に作業者の腰につけた命綱を移動自在に連結して作業者
    の落下危険を防止する親綱張設金具において、前記基板
    の反対部の端部に擺動先端側を内側に向けてロープ押さ
    え込み体を擺動自在に設け、ロープ押さえ込み体の対向
    位置にロープ支承体を固定して前記ロープ押さえ込み体
    の先端部とロープ支承体との間に親綱挿通間隙を形成
    し、このロープ押さえ込み体を略扇形に形成して親綱が
    命綱により引かれたとき親綱挿通間隙に挿通した親綱を
    ロープ支承体に押圧すると同時に親綱を略90度に折曲し
    て支承する係止壁面をロープ押さえ込み体の先端縁に設
    け、この係止壁面に親綱の周面の撚り山凹凸に継合する
    係止歯を並設したことを特徴とする命綱を移動自在に連
    結した親綱の張設金具。
JP1139871A 1989-06-01 1989-06-01 命綱を移動自在に連結した親綱の張設金具 Expired - Lifetime JPH0681980B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1139871A JPH0681980B2 (ja) 1989-06-01 1989-06-01 命綱を移動自在に連結した親綱の張設金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1139871A JPH0681980B2 (ja) 1989-06-01 1989-06-01 命綱を移動自在に連結した親綱の張設金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH039143A JPH039143A (ja) 1991-01-17
JPH0681980B2 true JPH0681980B2 (ja) 1994-10-19

Family

ID=15255504

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1139871A Expired - Lifetime JPH0681980B2 (ja) 1989-06-01 1989-06-01 命綱を移動自在に連結した親綱の張設金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0681980B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2423390A1 (en) * 2002-03-25 2003-09-25 Amesbury Group, Inc. Safety brake for block and tackle window balance

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6377147U (ja) * 1986-11-10 1988-05-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPH039143A (ja) 1991-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8833718B2 (en) Sprinkler mounting device
US6665913B2 (en) End-fitting webbing buckle
US8474199B2 (en) Sprinkler mounting device
US6962234B1 (en) Sliding anchorage device
US6848683B2 (en) Arm clamp
JPH04211706A (ja) 係止部材
US2956715A (en) Holder for headed tools
US5749127A (en) Easily adjustable fastening belt for holding a dive knife
US20030115726A1 (en) Clip having a solid locking structure
KR20110005997A (ko) 건축용 안전벨트 텐션장치
JPH0681980B2 (ja) 命綱を移動自在に連結した親綱の張設金具
JP2017008516A (ja) 緊結式足場における安全手摺
TWI770403B (zh) 束帶結構
JP4287352B2 (ja) 親綱連結用台付けベルト
JP3057688U (ja) 配管用管固定具
KR100930689B1 (ko) 산업용 안전벨트의 버클
EP2735498A1 (en) A fixing system for attaching a basket to the handlebar of a bicycle
JPH0737628Y2 (ja) 改良親綱張設金具
JP2019167815A (ja) 緊結式足場における安全手摺
JP3236437B2 (ja) 親綱緊張器
JPS6333525Y2 (ja)
TWM559087U (zh) 繩索扣
KR20120121956A (ko) 버클
GB2602305A (en) Retention Device
CN210227127U (zh) 一种拉链

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091019

Year of fee payment: 15