JPH0757543B2 - ドライオフセツト印刷機の製版方法 - Google Patents

ドライオフセツト印刷機の製版方法

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JPH0757543B2
JPH0757543B2 JP31179486A JP31179486A JPH0757543B2 JP H0757543 B2 JPH0757543 B2 JP H0757543B2 JP 31179486 A JP31179486 A JP 31179486A JP 31179486 A JP31179486 A JP 31179486A JP H0757543 B2 JPH0757543 B2 JP H0757543B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M1/00Inking and printing with a printer's forme
    • B41M1/06Lithographic printing
    • B41M1/08Dry printing

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  • Manufacture Or Reproduction Of Printing Formes (AREA)
  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ツーピース缶(主として、ビール,炭酸飲
料,果汁・無果汁飲料,嗜好飲料用であって、缶蓋とボ
トムから成る缶)等の円筒容器外面へ濃淡のある写実的
カラーデザインを連続階調でドライオフセット印刷する
ため用いられる班の製版方法に関する。
(従来の技術) 従来、缶胴(円筒容器の一例)外面への印刷方法として
は、例えば、特開昭56−72958号公報に記載されている
ような方法が知られている。
この従来技術の公報には公報図面の第4図に示されるよ
うなドライオフセット印刷機を用いたドライオフセット
印刷方法(ベタデザイン印刷方法とも呼ばれる。)が表
記されている。
このドライオフセット印刷方法は、多数インキローラー
によって練りならされたインキを、複数プレートシリン
ダーにセットされた各版の凸部に塗着させ、各凸部のイ
ンキを転写ロールに設けられた同一ブランケット上に順
に転写させ、転写された全色を同時にローターの各キャ
ンサポートに支持された缶胴に転写させ、前記転写ロー
ルと前記ローターとを回転同調させることにより連続し
て印刷を行なう方法である。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、このドライオフセット印刷方法で用いら
れる版は、明確に色分けされたベタデザイン原稿を、使
用されている色毎に色分解し、この色分解された各色毎
にネガを作成し、色の重なりが生じないように「逃が
し」の処理をしてネガ毎に各色の版が作成されている
為、一般に見られるように、ベタデザインまたはベタデ
ザイン+文字を缶胴に印刷することは出来ても、この版
を用いて写真的なカラーデザインを印刷することが出来
ないという問題点があった。
これに対し、カラーデザインをリアルに印刷する方法と
して、網点印刷法が知られている。
この網点印刷法で用いられる版は、カラーデザイン原稿
を、カラースキャナーにより基本色であるシアン(藍
色),マゼンタ(紅色),イエロー(黄色),ブラック
(墨色)に色分解し、この色分解したものを網がけ処理
して各色毎の画像を作成し、この画像に基づいてネガを
作成し、このネガから基本4色の版を夫々作成してい
た。
従って、網点の大きさや網点の重なり具合により色彩変
化や色の濃淡が表現されて、写真的なカラーデザインを
印刷することが出来るが、この版をドライオフセット印
刷機に用いて、缶胴の外面へ印刷しようとしても、各イ
ンキは互いは重なり合うように形成されている為、イン
キ混じりが生じて適用出来ない。
尚、スリーピース缶のように、缶胴がフラットな展開状
態の時に印刷するものは、1色を転写する毎にインキを
焼き付け乾燥するので網点印刷を採用出来るが、一度は
全色を缶胴に転写印刷するドライオフセット印刷に比べ
て4倍以上の印刷時間を要し、印刷効率が非常に悪い。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような問題点を解決すること、すなわ
ち、高速印刷が可能な公知のドライオフセット印刷機を
用いて、カラーデザインを連続階調で印刷するための製
版方法を提供することを目的としてなされたもので、こ
の目的達成のために本発明では、円筒容器外面に施そう
とするカラーデザイン原稿を、色分解手段によりシアン
系,マゼンタ系,イエロー系,ブラック系の基本4色に
色分解し、この色分解により得た各色をデジタル画像デ
ータにすると共に、色の濃度を段階的に網点面積率に変
える網がけ処理をし、このデジタル画像データのうち2
色の重なり部分をシアン−マゼンタ混色系,マゼンタ−
イエロー混色系,シアン−イエロー混色系とし、3色重
なり部分をブラック系とし、前記独立した色であるシア
ン系,マゼンタ系,イエロー系,ブラック系と合せて7
色に色変更し、この7色に色変更した各色の画像データ
を、インキのにじみや印刷機の機械的ズレによりインキ
混じりを生じないように画像収縮処理をし、該収縮処理
をした画像データに基づいて、各色毎にネガを作成し、
該ネガに基づいて互いに重なり合わない位置に凸部が形
成された版を各色毎に作成することを特徴とする方法と
した。
(作 用) 本発明のドライオフセット印刷機の製版方法では、上述
のような方法とした為、ドライオフセット印刷機の版と
して要求されるインキ混じり防止に関しては、色分解し
た基本4色を7色の互いに重なり合わない色画像に色変
更処理させると共に、色変更させた7色の色画像を収縮
処理させることで達成され、また、連続階調の印刷にす
る為に要求される中間色の表現に関しては、色変更によ
り2色混合による混色系を色画像に含むことで達成され
る。
しかも、色分解した画像をデジタル画像データとして取
り込むことで色変更処理及び収縮処理を行っている為、
これらの処理はインキのにじみ度合や印刷機の機械精度
等の様々な外乱に対応して容易にかつ高精度で行なわれ
る。
従って、本発明の製版方法で得られる版をドライオフセ
ット印刷機に適応することで、速い印刷速度で、円筒容
器の外面に対しカラーデザインを網点印刷に近似した連
続階調で印刷することが出来る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。尚、この
実施例を述べるにあたって、ツーピース缶の缶胴(円筒
容器の一例)にカラーデザインを施す場合に適応される
ドライオフセット印刷機の製版方法を例にとる。
まず、実施例方法により製造した版が使用される7色刷
りドライオフセット印刷機Pの構成を説明する。
7色刷りドライオフセット印刷機Pは、第11図に示すよ
うに、ローター1、インキ練りローラー2A,2B,2C,2D,2
E,2F,2G(以下、インキ練りローラー2A…と略す。)、
プレートシリンダー3A,3B,3C,3D,3E,3F,3G(以下、プレ
ートシリンダー3A…と略す。)、版4A,4B,4C,4D,4E,4F,
4G(以下、版4A…と略す。)、凸部4a,4b,4c,4d,4e,4f,
4g(以下、4a…と略す。)、転写ロール5、ブランケッ
ト6…を主要な構成としている。
前記ローター1は、缶胴Xを印刷の為に缶胴Xを回転移
送させる手段で、基台10に支持された軸受に対して軸11
によって回転可能に設けられ、ローター1の外周部には
缶胴Xを回転可能に支持する図外のマンドレルが等間隔
で配設されている。
尚、ローター1の上部位置には、缶胴Xの供給シュート
12が配設され、マンドレル上の缶胴Xが前記転写ロール
5上のブランケット6とがり接触する印刷ステーション
の反対側位置には、印刷後の缶胴Xを次の工程に移送す
る搬出コンベア13が配設され、ローター1の下部位置に
は、印刷後の缶胴Xの画面上に仕上げ塗装を施す塗装ロ
ーラー14が配設されている。
前記インキ練りローラー2A…は、インキを多数のインキ
ローラーにより練りならし、練りならしたインキをプレ
ートシリンダー3A…にセットされた版4A…の凸部4a…に
塗着させる手段で、第12図に示すように、インキケース
と多数のローラーにより構成されている。
尚、インキ練りローラー2Aはシアンインキc用であり、
インキ練りローラー2Bはシアン−マゼンタインキcm用で
あり、インキ練りローラー2Cはマゼンタインキm用であ
り、インキ練りローラー2Dはマゼンターイエローインキ
my用であり、インキ練りローラー2Eはイエローインキy
用であり、インキ練りローラー2Fはイアン−イエローイ
ンキcy用であり、インキ練りローラー2Gはブラックイン
キb用である。
前記プレートシリンダー3A…は、外周に版4A…が巻着さ
れ、版4A…の凸部4a…に塗着されたインキc,cm,m,my,y,
cy,b(塗着された状態のインキは図示せず)を転写ロー
ル5の複数のブランケット6…上に転写させる為の手段
であり、このプレートシリンダー3A…は前記インキ練り
ローラー2A…の端部に転がり接触状態で設けられる(第
13図)。
前記転写ロール5は、外周上に複数設けられたブランケ
ット6…上に転写された全色のインキc,cm,m,my,y,cy,b
を同時にローター1に指示された缶胴Xの外表面に転写
させる手段であり、この転写ロール5は基台10に支持さ
れた軸受に対して軸15によって回転可能に設けられる。
尚、この転写ロール5と前記ローター1とは、順次回転
移送される缶胴Xに対して各ブランケット6…から連続
して転写印刷を行なうことが出来るように回転同調させ
ている。
次に、実施例の作用を、前記ドライオフセット印刷機P
に用いる版4A…の製版方法と、前記ドライオフセット印
刷機Pを用いた印刷方法と、に分けて説明する。
(イ)製版方法 実施例の製版方法は、第3図に示すように、シアンC,マ
ゼンタM,イエローYを互いに重なり合う円で表示した場
合に、全体が7色に色分けされる点に着目してなされた
もので、缶胴Xの外表面に施したい第2図に示すカラー
デザインCDを得る製版方法について、第1図に示すフロ
ーチャート図に基づいて説明する。
まず、ステップ100では、公知のカラースキャナーを用
いてカラーデザイン原稿をシアンC,マゼンタM,イエロー
Y,ブラックBの基本4色に色分解し、色と共に、濃淡情
報を持つデジタルデータ(以下、濃淡画像データと称す
る。)にする。
尚、この濃淡画像データは、第4図に示すように、通常
0.1mm〜0.2mm角に区画さる各部分についてデータ設定が
されるもので、各データは、基本4色のいずれかもしく
は複数の色情報と、夫々0〜100%に相当する数値によ
って表わされる濃淡情報を持つ。
ステップ101では、公知の汎用コンピュータ又はレイア
ウトスキャナーを用いて、色の濃度を段階的に網点面積
率に変える「網がけ」を行ない、インキが有る無いかの
情報を持つデジタルデータ(以下、2値画像データと称
する。)にする。
尚、この網がけは、第5図に示すように、前記濃淡画像
データをさらに0.01〜0.02mm角に細分化し、例えば、60
%の濃淡情報であればほぼ60%の面積占有率を持つイン
キ有の情報値と、ほぼ40%の面積占有率を持つインキ無
の情報値との2値にデータ処理がなされ、網がけ以降の
デジタルコンピュータによる処理を確保している。
但し、2値画像データをランレングスデータ形式やベク
トルデータ形式等の他の形式によるデータとし、以降の
処理を行なってもよい。
ステップ102では、公知の汎用コンピュータ又はレイア
ウトスキャナーを用いて、シアンC,マゼンタM,イエロー
Y,ブラックBの各2値画像データの重なり部分を色変更
する。
色変更は、ブラックBと他の3色C,M,Yのいずれかの色
と重なる部分をブラックBlに、残った部分に対して、シ
アンCとマゼンタMとの重なり部分をシアン−マゼンタ
混色CMに、マゼンタMとイエローYとの重なり部分をマ
ゼンターイエロー混色MYに、シアンCとイエローYとの
重なり部分をシアン−イエロー混色CYに、シアンCとマ
ゼンタMとイエローYとの重なり部分をブラックBl′に
する。
従って、第6図に示すように、色分解で得た基本4色の
色画像は、色変更後には、第7図に示すように、シアン
C,マゼンタM,イエローYと、2色の重なり部分CM,MY,CY
と、ブラックBによる(ブラックB+シアンCの部分を
含む。)ブラックBlと、3色の色重ねで出来たブラック
Bl′に分れる為、全部で8種類となる。
ステップ103では、公知の汎用コンピュータ又はレイア
ウトスキャナーを用いて、ステップ102で得た2値画像
データの夫々の色について収縮処理を行なう。
例えば、第8図に示すような2値画像データの例で述べ
ると、インキのにじみによってインキ混じりが生じる場
合には、第9図(a)(b)で示されるように、画像デ
ータの全周を収縮させるような収縮パターンを用い、ま
た、印刷機の機械的ズレによってインキ混じりが生じる
場合には、第9図の(c)(d)で示されるように、画
像データをズレ方向に合わせて収縮させる収縮パターン
を用いる等、インキ混じりの程度に応じて適宜に収縮パ
ターンを選択した、組み合わせたりする。
尚、前述の色変更処理で、ブラックBをBlとBl′とに分
けたのは、この収縮処理で、インキ混じりの生じ易いB
l′だけを収縮処理し、離れた位置にあるBlについて収
縮処理を行なわないような場合や、収縮処理のパターン
をBlとBl′とで異ならせるような場合に対応させる為で
ある。
ステップ104では、公知の汎用コンピュータ又はレイア
ウトスキャナーを用いて、2つのブラックBl,Bl′の2
値画像データを1つのブラックBの2値画像データに重
ね合わせ処理し、全部で7色の2値画像データにする。
ステップ105では、公知のレイアウトスキャナーを用い
て、7つの2値画像データから各色毎にネガを作成す
る。
ステップ106では、前記ステップ105で作成されたネガか
ら、第10図に示すように、各色のそれぞれについて、版
4A…を作成する。
(ロ)印刷方法 第11図及び第12図で示したドライオフセット印刷機Pを
用いて印刷を行なうに先立って、前述の製版方法により
製造した各版4A…を、対応するプレートシリンダー3A…
にセットすると共に、シアンC,シアン−マゼンタ混色C
M,マゼンタM,マゼンタ−イエロー混色MY,イエローY,シ
アン−イエロー混色CY,ブラックBのインキインキc,cm,
m,my,y,cy,bを各インキ練りローラー2A…に供給する。
尚、シアン−マゼンダ混色CM,マゼンタ−イエロー混色M
Y,シアン−イエロー混色CYは、それぞれの2色を重ね合
せ印刷した場合と同等の色調になるインキを用いる。
そして、印刷機Pを作動させると、他数のインキローラ
ーによって練りならされた各インキc,cm,m,my,y,cy,b
が、各版4A…の凸部4a…に塗着される。
次いで、第13図に示すように、凸部4a…に塗着された各
色のインキのインキc,cm,m,my,y,cy,bは、転写ロール5
に設けられた同一ブランケット6…上に順に転写され
(転写されたインキは図示せず)、最後のプレートシリ
ンダー3CGを経過した時点で全ての色のインキc,cm,m,m,
y,cy,bが一つのブランケット6に転写されることにな
る。
次いで、全色が転写されたブランケット6がローター1
により回転移送される缶胴Xとの印刷ステーション位置
までくると、周速が同じ状態で転がり接触をしながら全
色が同時に缶胴Xの外表面に転写印刷される(転写され
た状態は図示せず)。
尚、ローター1により回転移送される缶胴Xの外表面に
はあらかじめ白色による下地塗料wが施されている。
従って、缶胴X表面には、ドライオフセット印刷機Pを
用いながらも、網点印刷に非常に近似した状態で質感の
あるカラーデザインの印刷が施される。
以上説明してきたように、実施例のドライオフセット印
刷機Pの製版方法にあっては、以下に述べるような効果
が得られる。
ドライオフセット印刷機Pの版4A…は、色分解した
基本4色を8色の互いに重なり合わない2値画像データ
に色変更処理されると共に、色変更させた8色の2値画
像データを収縮処理させ、該収縮処理がなされた画像デ
ータに基づいて凸部4a…を形成した為、全色を同時に転
写印刷してもインキ混じりを生じることが防止される。
色変更処理により2色混合によるシアン−マゼンタ
混色CM,マゼンタ−イエロー混色MY,シアン−イエロー混
色CYの混色を2値画像データに含む為、これらの混色に
より中間色が表現出来る。
カラースキャナーを用いてカラーデザイン原稿を基
本4色分解したものをデジタルデータ化し、以後の網が
け処理、色変更処理、収縮処理、重ね合せ処理、ネガ作
成を行なうようにした為、高い再現性のカラーデザイン
が得られる版4A…の作成が出来るし、さらに、インキの
重なりがないようにするのは勿論のこと、インキのにじ
みや印刷機の機械的ズレにより生じるインキ混じりの防
止処理を容易に行なうことが出来る。
色変更処理における、ブラックBを色分解により得
たブラックBlと3色の混色により得たブラックBl′とに
分け、夫々について収縮処理を行なうようにした為、イ
ンキ混じりの度合が異なることに対応出来、インキ混じ
りを有効に防止しながら、再現性の高い印刷を行なうこ
とが出来る。
色分解により得た7色の収縮画像データに対応する
凸部4a…を有する版4A…を色毎に形成し、これらの7色
のインキc,cm,m,my,y,cy,b及び版4…を用いてドライオ
フセット印刷機Pにより連続印刷を行なう方法とした
為、缶胴Xの外面に対して、高速でしかも網点印刷に近
い精密な連続階調印刷を行なうことが出来る。
以上、本発明の実施例方法を図面により詳述してきた
が、具体的な方法はこの実施例に限られるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲における方法の変更
等があても本発明に含まれる。
例えば、実施例では、ツーピース缶の缶胴Xに印刷する
例を示したが、円筒容器であれば実施例以外の容器に対
しても適用することが出来る。
また、実施例では、連続階調印刷のデザインとして説明
を解り易くする上でベタデザイン的なものを示したが、
カラーデザインとしてはこれに限定されるものではな
く、写真デザインや写真デザインとベタデザインとを組
み合せたもの等、各種のデザインに適用出来るというこ
とは言うまでもない。
また、実施例では、網点印刷で用いられる基本4色とこ
れらの中間色を用いた例を示したが、例えば、ベタデザ
イン部分に使用される色がシアン,マゼンタ,イエロー
に色相が近似していたら、そのシアン系,マゼンタ系,
イエロー系の色を基本色として用いるようにしてもよ
い。
また、実施例では、ブラックBをBlとBl′とに分けて8
色の状態で色変更処理及び収縮処理を行なう例を示した
が、デザインによってはブラックBをBlとBl′とに分け
ても分けなくても大差がないような場合があり、この場
合には色変更処理の時点で7色に色変更し、この7色に
対して収縮処理をし、色の重ね合わせ処理を省略するよ
うな例であってもよい。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明のドライオフセット印
刷機の製版方法にあっては、円筒容器外面に施そうとす
るカラーデザイン原稿を基本4色に色分解し、この色分
解により得た各色をデジタル画像データにすると共に、
このデジタル画像データに基づいて、網がけ処理→色変
更処理→画像収縮処理をし、該収縮処理をした画像デー
タに基づいて、各色毎にネガを作成し、該ネガに基づい
て互いに重なり合わない位置に凸部が形成された版を各
色毎に作成する方法とした為、インキ混じり防止や中間
色の表現を達成した上で、ドライオフセット印刷機によ
り、速い印刷速度で、円筒容器の外面に対しカラーデザ
インを網点印刷に近似した連続階調での印刷を可能にす
る版を提供出来るという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例におけるカラーデザイン原稿から
製版に至る手法の流れを示すフローチャート図、第2図
はカラーデザイン例を示す図、第3図は網点印刷で用い
られる基本3色を示す図、第4図は色分解後の濃淡画像
データを示す図、第5図は網がけ処理による2値画像デ
ータを示す図、第6図(a)〜(d)は色変更処理前の
基本4色に分解した図、第7図(a)〜(h)は色変更
処理により8色に色変更した図、第8図は収縮処理前の
2値画像データの一例を示す図、第9図(a)〜(d)
は収縮パターン例を示す図、第10図は(a)〜(g)は
7色それぞれについての各版を示す図、第11図は実施例
の版が用いられるドライオフセット印刷機の一例を示す
図、第12図はドライオフセット印刷機のインキ練りロー
ラーを示す図、第13は印刷方法の作用説明図である。 ステップ100……色分解処理 ステップ101……網がけ処理 ステップ102……色変更処理 ステップ103……収縮処理 ステップ105……ネガ作成 ステップ106……版作成

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒容器外面に施そうとするカラーデザイ
    ン原稿を、色分解手段によりシアン系,マゼンタ系,イ
    エロー系,ブラック系の基本4色に色分解し、 この色分解により得た各色をデジタル画像データにする
    と共に、色の濃度を段階的に網点面積率に変える網がけ
    処理をし、 このデジタル画像データのうち2色の重なり部分をシア
    ン−マゼンタ混色系,マゼンタ−イエロー混色系,シア
    ン−イエロー混色系とし、3色重なり部分をブラック系
    とし、前記独立した色であるシアン系,マゼンタ系,イ
    エロー系,ブラック系と合せて7色に色変更し、 この7色に色変更した各色の画像データを、インキのに
    じみや印刷機の機械的ズレによりインキ混じりを生じな
    いように画像収縮処理をし、 該収縮処理をした画像データに基づいて、各色毎にネガ
    を作成し、 該ネガに基づいて互いに重なり合わない位置に凸部が形
    成された版を各色毎に作成することを特徴とするドライ
    オフセット印刷機の製版方法。
JP31179486A 1986-12-26 1986-12-26 ドライオフセツト印刷機の製版方法 Expired - Lifetime JPH0757543B2 (ja)

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