JP3253884B2 - カラー画像の印刷法 - Google Patents

カラー画像の印刷法

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JP3253884B2 JP05461397A JP5461397A JP3253884B2 JP 3253884 B2 JP3253884 B2 JP 3253884B2 JP 05461397 A JP05461397 A JP 05461397A JP 5461397 A JP5461397 A JP 5461397A JP 3253884 B2 JP3253884 B2 JP 3253884B2
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    • B41F5/22Rotary letterpress machines for indirect printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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    • B41F7/02Rotary lithographic machines for offset printing
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Printing Methods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はカラー印刷法、よ
り詳細には、特に限定的ではないが、乾式オフセット印
刷をおこなうための方法と装置に関する。
【0002】
【従来の技術】円筒状の物品、例えば、飲料用缶、エア
ゾール用缶および可撓性チューブの外部表面を印刷する
ためには乾式オフセット印刷法が利用できることが知ら
れている。この印刷法には、ブランケット上に種々のカ
ラーのインクを付着させ、次いで被印刷物品を該ブラン
ケットと接触させることによって該物品の表面上にイン
クを転写させる工程が含まれる。実際上は、複数のブラ
ンケットが使用され、これらのブランケットは回転シリ
ンダーに装着され、種々のインクが連続的に付着され
る。これらのインクは、陰画からの写真彫刻によって印
刷板上に形成されたリリーフ部分を有する別々のアプリ
ケーターローラーを用いて各々のブランケット上に付着
される。陰画の作成法としては種々の方法が知られてい
る。
【0003】1つの既知の方法は被再生オリジナルカラ
ーを中間調のモノカラー画像の重ね合せに分離させ、各
々のモノカラー画像の密度を中間調画像のドットの大き
さを変えることによって変化させる工程が含まれる。こ
の方法は振幅変調法(amplitude modulation)として知
られている。各々の中間調モノカラー画像に対してこれ
に対応する陰画が作成される。種々の中間調モノカラー
画像のスクリーンの位置は相互に傾斜させることによっ
てモアレ現象を少なくさせる。この方法は特に次の理由
から十分に満足すべきものではない。即ち、被再生画像
が異なる色の密接な細部を有する場合、ブランケット上
でのインクドットの重なり合いとそれによってもたらさ
れる相互汚染を回避することができず、また、このよう
な相互汚染によって印刷画像が漸進的に薄くなるのでイ
ンクの取り替えが必要となるだけでなく、製品の一部を
不良品として廃棄処分しなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の乾
式オフセット印刷法の場合に問題となるインクの相互汚
染の問題を解決する新規な印刷法を提供するためになさ
れたものである。より一般的には、この発明は、印刷中
に異なる色のインクの混合により1種または複数種の色
調を形成させることなく色調の高い画像の印刷を可能に
するためになされたものである。この発明はまた、多数
の色相を印刷するときのモアレ現象をなくすためになさ
れたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、下記の工
程(i)および(ii)を含む媒材上へのカラー画像の印刷法
によって解決された: (i)被再生画像を、予め決められた配置に配設された着
色ユニット域から成る構図に分離させ(この場合、各々
のユニット域の色は予め決められたベースカラーのセッ
トおよび該ベースカラーの予め決められた色調のセット
から選択され、ベースカラーの少なくとも1種に対する
色調の数は3または3よりも大きく、該着色ユニット域
に割り当てられた色調とベースカラーは該着色ユニット
域から成る構図が被再生画像を視覚的に再構成するよう
に選択される)、(ii)着色ユニット域から成る構図をイ
ンクを用いて媒材上に印刷する(この場合、インクの色
相は該媒材の色を考慮して、ベースカラーとその色調が
印刷中に再生されるように選択され、また、所定のユニ
ット域に割り当てられたベースカラーの色調は媒材上の
対応するユニット域内の各々のインクの割合に応じて印
刷中に得られるようにする)。
【0006】本発明を用いることにより、印刷時のイン
クドットの重なり合いを伴うことカラー画像を印刷する
ことが可能であり、これによって多くの利点が得られ
る。まず第一に、乾式オフセット印刷の特別な場合にお
いて、インクの相互汚染の問題は著しく改善されるか、
または解消される。多数の包装容器を印刷する場合には
かなりの費用が節約される。さらに本発明によれば、印
刷インクを混合することなく画像を視覚的に再構成する
ことができる。従って、人間が色を識別する複雑な機構
を考慮するならば、常に容易であるとは限らないインク
混合によってどのような色が実際に発現できるかという
ことを計算または試行によって予め決定する必要がな
い。本発明は全ての印刷装置に一般的に適用でき、乾式
オフセット印刷の領域に限定されない。常套の4色印刷
の場合には黒色、マジェンタ、シアンおよび黄色のイン
クを使用し、非原色はマジェンタ、シアンおよび黄色の
減法混色によって発現させているが、本発明の場合に
は、非原色インク、例えば、被印刷画像の対象の関数と
して選択される色相を有するインクのみを使用すること
が可能である。従って、例えば、画像の顔を現す場合、
対象の皮膚の色に近似した色相を有するインクを少なく
とも1種選択し、これによって印刷画像の視覚的表現が
実際と非常に近いものになるようにするのが好ましい。
【0007】本発明によれば、印刷インクの混合によっ
て対応する色を発現させることなく単一のインクを用い
てテキストを印刷できるので有利である。さらに本発明
によれば、原色の減法混色によって形成させることが不
可能または困難な色を使用することができるので、印刷
用インクの色の選択が可能となる。潜在的購入者に販売
するために展示される物品上に印刷された画像の視覚的
表現が決定的な要因となる限り、本発明に消費者用物品
の印刷に適用するのに有利である。本発明はまた、絵画
や写真を高い画質で再生するのにも適用できる。本発明
の特定の態様においては、少なくとも1種のベースカラ
ーの色調を同じ彩度で異なる明度の色調にすることがで
きる。このような条件下においては、彩度が同じで明度
が異なるベースカラーの色調は、印刷中に該色調を得る
ために関与する媒材のユニット域内の黒色インクの使用
量を多くするか、または少なくすることによって印刷中
に発現させることができる。
【0008】媒材の同一のユニット域が黒色インクとそ
れ以外のインクの付着に関与する場合、乾式オフセット
印刷時のインクの混合を回避するためには、2種のイン
クの重なり合いを回避するように選択されて予め決めら
れた模様を用いて両方のインクを付着させる。印刷イン
クの重なり合いに関する問題のない別の印刷法において
は、既に媒材上に付着した少なくとも1種の他のインク
上に黒色インクを重なり合うように付着させることがで
きる。本発明方法の特定の態様においては、被再生ベー
スカラーの色調に応じて予め決められた関係の形態と大
きさを有する媒材の各々のユニット域にインクドットが
印刷される。
【0009】インクで被覆された表面に対して実質的に
接線方向である移動方向において該インク被覆表面に媒
材を接触させることによって印刷をおこなうときには、
関係するユニット域の全域を完全には満たさないインク
ドットの形態を付着成長現象を低減させるような形態に
するのが有利であり、また、該インクドットの形態を媒
材の移動方向において細長で実質的に伸長した形態にす
るのが好ましい。従って、印刷されたドットの大きさを
変化させる付着成長現象を低減させることができるの
で、再生されるオリジナルにより近似した印刷画像を得
ることが可能となる。完全に着色したユニット域の数
は、各々のベースカラーに対して選択された色調の数が
増加すると著しく減少する傾向がある。従って、大部分
のユニット域は部分的に印刷され、また、該ユニット域
内のインクドットを適当な配置にすることによって分離
したインクドットを得ることができるので、毛管現象に
よって2つのインクドットの接触領域においてインクが
流延する「接触」現象を回避することが可能とする。媒材
上の対応するユニット域内でのインクドットの適当な配
置は、関係するユニット域の中央部に各々のインクドッ
トを位置させる態様である。
【0010】演繹的には、オリジナルカラーを分離され
るベースカラーの制限数を本発明によって最初に選択す
ることにより画像が劣化する恐れがある(該オリジナル
カラーは選択されたベースカラーの数よりもはるかに多
い数の色を有していてもよい)。しかしながら、驚くべ
きことには、印刷された画像の視覚的表現は、原色の減
法混色をおこなう従来の印刷法の場合よりも優れたもの
になることが判明した。第一に、本発明によれば、非原
色のベースカラーを選択するので、看者によって認識さ
れるコントラスト差を従来法の場合よりも大きくするこ
とができる。第二に、非原色を用いるときには、従来法
の場合のように原色の混合色を用いるときよりも高い明
度の色相のセットによってもたらされるソフトな印象を
得ることができる。本発明の特定の態様においては、ロ
ゴのような予め決められた模様を印刷することによっ
て、ベースカラーの少なくとも1種に対して少なくとも
1種の色調が得られる。好ましくは、ロゴのような予め
決められた模様を多く印刷するか、または少なくとも印
刷することによって、ベースカラーの少なくとも1種に
対して複数の色調が得られる。このような模様は肉眼で
は判別できず、模写することが困難であるので、該模様
は真正な印刷媒材を証明するのに最適な手段を提供す
る。
【0011】本発明によれば、予め決められた配置に配
設されたユニット域内に別々に位置するインクドットに
よって別々に着色されたインク塗布表面を有する印刷機
であって、該配置が、媒材への印刷がおこなわれたとき
に、被再生画像を視覚的に構成するような形態であり、
各々のインクドットの色が予め決められたベースカラー
のセットから選択され、各々のユニット域が、被再生色
調の関数として選択される量のインクによって被覆さ
れ、色調の数がベースカラーの少なくとも1種に対して
少なくとも3である印刷機が提供される。
【0012】また、本発明によれば、少なくとも1個の
ブランケットおよびリリーフを有するアプリケーターロ
ーラーを具備する乾式オフセット印刷機であって、該リ
リーフが、媒材上への印刷に際して被再生画像を視覚的
に構成するように予め決められた配置に配設されたユニ
ット域内に別々に位置するインクドットのセットが該ブ
ランケット上に付着されるように配設され、各々のイン
クドットの色が予め決められたベースカラーのセットか
ら選択され、各々のユニット域が、被再生色調の関数と
して選択される量のインクによって被覆され、色調の数
がベースカラーの少なくとも1種に対して少なくとも3
である乾式オフセット印刷機が提供される。好ましく
は、ユニット域内にインクドットを付着させて中間の色
調を再生させるリリーフの各々のエレメントは実質的に
細長の形態を有しており、印刷中の媒材の移動方向にお
いて伸長しているので印刷されたドットの付着成長を低
減させる。
【0013】さらに、本発明によれば、予め決められた
配置に配設されたユニット域内に別々に位置するインク
ドットのセットによって構成される画像が印刷された外
部表面を有する印刷媒材であって、インクドットの色が
予め決められたベースカラーのセットから選択され、各
々のベースカラーの各々のインクドットが被再生ベース
カラーの色調に応じ多いかまたは少ない割合で対応する
ユニット域を満たし、また、色調の数がベースカラーの
少なくとも1種に対して少なくとも3である印刷媒材が
提供される。好ましくは、ベースカラーのうちの1種の
少なくとも1種の色調は印刷された媒材上において、被
再生色調に応じて多く印刷されるか、または少なく印刷
されるロゴのような予め決められた模様で得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のその他の特徴や利点等を
添付図に基づく以下の実施態様によって説明するが、本
発明はこれらの実施態様によって限定されるものではな
い。図1は乾式オフセット印刷機の模式的な斜視図であ
る。図2は本発明の理解を容易にするために説明する方
法の種々の工程を示すフローチャートである。図3は並
置ピクセルのセットによって構成された画像がどのよう
にして分離して重なり合ってモノカラー画像を形成する
かを示すダイヤグラムである。図4は本発明方法の実施
例の種々の工程を示すフローチャートである。図5は着
色ユニット域の構図がどのようにして分離して重なり合
ってモノカラー画像を形成するかを示すダイヤグラムで
ある。図6は対応するユニット域内に付着したインクド
ットの種々の形態を示す模式図である。図7は予め決め
られた模様を印刷することによって色調がどのようにし
て高くなるか、または低くなるかを示す模式図である。
図8は印刷中の付着成長現象を制限するインクドットの
形態例を示す模式図である。図9はユニット域の配置例
を示す模式図である。図10はユニット域の配置例を示
す模式図である。図11はユニット域の配置例を示す模
式図である。図12は従来法によって印刷した画像の模
式的拡大図である。図13は図2に記載の方法に従って
印刷した画像の模式的拡大図である。図14は図4に記
載の方法に従って印刷した画像の模式的拡大図である。
図15は図14に示す画像がどのようにしてモノカラー
画像に分離されるかを示す模式図である。図16は図1
4に示す画像がどのようにしてモノカラー画像に分離さ
れるかを示す模式図である。図17は図14に示す画像
がどのようにしてモノカラー画像に分離されるかを示す
模式図である。図18は予め決められた模様を印刷する
ことによってベースカラーの色調がどのようにして高く
なるか、または低くなるかを示す模式図である。図19
はベースカラーの模式的表示図である。図20は本発明
の別の方法により、所定のベースカラーの種々の色調が
印刷中にどのようにして発現されるかを示す模式図であ
る。図21は図20に記載の本発明方法の一例により、
黒色インクの付着により種々のベースカラーの色調が印
刷中にどのようにして得られるかを示す模式図である。
図22は図20および図21に記載の本発明方法におけ
る種々の工程を示すフローチャートである。図23は媒
材上のユニット域内に黒色インクを付着させる方法を示
す模式図である。図24は媒材上のユニット域内に黒色
インクを付着させる方法を示す模式図である。
【0015】図1は回転シリンダー(3)の外周面のまわ
りに配設された複数のブランケット(2)を有する常套の
乾式オフセット印刷機(1)の模式的斜視図であり、該ブ
ランケットはシリンダーの回転中は、異なる色のインク
ドットをブランケット上に付着させるアプリケーターロ
ーラー(4)と相次いで接触する。この場合、図を見やす
くするために4個のアプリケーターローラー(4)のみが
図示されているが、実際は該印刷機(1)には6個のアプ
リケーターローラーを配設するのが普通である。アプリ
ケーターローラー(4)は相互に平行であると共にシリン
ダー(3)の回転軸に対しても平行な回転軸のまわりを回
転する。各々のアプリケーターローラーの外部表面は半
径方向の外側へ突出するリリーフを有する湾曲板から構
成され、該外部表面上には、定期的にインクが供給され
る塗布ローラー(5)を介してインクが付着される。印刷
処理に付される対象物品(0)は、各々の物品がインクの
転写ができる状態のブランケット(2)と順次接触できる
ようにカルーセル(図示せず)によって搬送される。各々
の物品(0)は、ブランケット(2)上に付着された異なっ
た色のインクが該物品に転写されるような状態で該ブラ
ンケットと反対方向に回転する。
【0016】次いでアプリケーターローラーのプレート
がエッチングされる陰画の調製用に使用される方法の第
一の例を示す図2の手順に従う。この場合、ビデオスク
リーンのような表示手段を備えたコンピューターを用い
ておこなうのが好ましい。図示する例の場合、出発点は
コンピューター内に記憶させたオリジナルカラー(6)で
あり、これは合成画像でもよく、あるいはデジタル形式
で記憶させた画像またはハロゲン化銀写真によって得ら
れる画像であってもよく、あるいはビデオカメラから提
供される画像であってもよい。特に限定的ではないが、
オリジナルカラー(6)は、アドーブ・システムズ・フラ
ンス(ノアジー・ル・グラン)から販売されているソフト
ウェア「Photoshop」(バージョン2.5)を用いて使用す
るのに適した三原色(RGB)で符号化した画像であって
もよい。この方法の工程(7)において、ベースカラーの
数(n)は、この特定の例の場合には、乾式オフセット印
刷機(1)に用いられるインクの種々の色相に実質上対応
するように選択される。この種の印刷機において通常用
いられている数のアプリケーターローラーを用いる場
合、nは通常は6になるように選択される。
【0017】適当な場合には、次の工程(8)において
は、特定のカラー(P)、例えばエアゾール缶上に注意を
促すロゴを印刷するのに用いられるオレンジの色相を含
むカラー、またはテキスト印刷用に選択されるカラーを
強制的に選定する。この場合、オリジナルカラー(6)に
含まれる1種または複数種の主要な色相のカラー、例え
ば、画像がポートレートのときにはその人物の皮膚の色
に近似したカラーを用いてもよい。オリジナルカラー
(6)を分離するのに望ましいベースカラーの総数(n)が
強制的に選定されたカラーの数(p)よりも大きいときに
は、この方法の次の工程において(n−p)の数のカラー、
例えば、オリジナルカラー(6)中の統計的に主要な色相
のカラーであって、未だ選定されていないカラーの中か
ら手動的または自動的に選択しなければならない。
【0018】この方法の工程(10)においては、ベース
カラーの数に基づき、着色ユニット域の構図が構成さ
れ、コンピュータに接続されたビデオスクリーンに表示
される。この例の場合、ユニット域は規則的に並置され
た正方形によって構成される。工程(10)で得られる画
像は、被再生オリジナルカラー(6)を視覚的に再構成す
る。この特定の例の場合には、各々のベースカラーに対
する色調の数は2に制限される。即ち、各々のユニット
域はベースカラーによって完全に着色されるか、または
全く着色されないで終始バックグラウンドのカラー(こ
の場合には均一な白色とする)を示す。ユニット域の構
図の視覚的表現が全く満足できないときには先の工程
(9)まで戻り、(n−p)の数の非強制的カラーを選定して
1種または複数種のカラーを修正し、新たに得られる画
像を工程(10)において調べる。即ち、図2の点線の矢
印(11)で示すようにしてコンピューター処理を繰り返
しておこなうことができる。
【0019】この例の場合、オリジナルカラー(6)は三
原色PGBで符号化された画像であり、各々のピクセル
のカラー(その色調も含む)は24ビットで符号化され、
前記の「Photoshop」ソフトウェアのインデックス化画像
形成機能は着色ユニット域の構図の構成に使用される。
この機能を利用することにより、各々のピクセルのカラ
ー(その色調を含む)が24ビットで符号化されたPGB
符号化画像を、各々のピクセルのカラー(その色調を含
む)が、それ自体のカラー(その色調を含む)が24ビッ
トで符号化された参照カラーと関係する制限されたビッ
ト数(q)で符号化されたインデックス化画像にすること
ができる。元来、このような機能は、コンピュータにお
いて画像に適用するのに必要なメモリースペースを低減
させるためのものである。n種のベースカラーの選択が
満足におこなわれるならば、着色ユニット域の構図は工
程(12)において重畳させるべきn個のモノカラー画像
(121)〜(12n)に分離される。
【0020】例えば、規則的に並置された一定の大きさ
のユニット域のセットによって構成されるフラグメント
(120)を図3に示す、この場合、カラーは予め決めら
れた数(この場合は5)のベースカラーから選択される。
分離によって5個のモノカラー画像(121)〜(125)が
得られ、これらの画像は重畳によって画像(120)を再
生する。次の工程(13)においては、個々の陰画(1
1)〜(13n)はn個のモノカラー画像(121)〜(12n)
から形成され、その次の工程(14)において該陰画を用
いてアプリケーターローラーのn個のプレートのエッチ
ングがおこなわれる。
【0021】印刷機(1)を使用する場合、工程(15)に
おいて一組のアプリケーターローラー(4)が作動し、大
きさが均一なインクドットが各々のブランケット(2)に
付着される。この例の場合、ドットは正方形の形態を有
し、規則的に並置し、また、種々のピクセルが工程(1
0)で得られたようにして画像中に分布されるようなカ
ラー関数として配置される。各々のブランケット(2)に
付着されたインクドットは工程(16)において、印刷処
理に付される対象物品上に転写される。図12は従来法
によって得られる画像を示す。この図を観察すれば明ら
かなように、画像は中間色調のモノカラー画像の重畳に
よって形成される。この場合、該モノカラー画像のスク
リーン角は異なり、また、中間色調のスクリーンを構成
するドットの大きさが移動によって変化したモノカラー
画像の密度も異なる。
【0022】図13は本発明方法の第一の実施例によっ
て得られる画像を示す。この画像は規則的に並置された
同じ大きさの正方形の形態を有する着色ユニット域の構
図によって形成される。この特定の態様においては、画
像が印刷されるべき対象物品の表面は均一な白を色相を
有すると仮定され、また、図13に示す画像において
は、着色ユニット域の構図内にインクドットの存在しな
い領域がみられ、該領域は終始バックグラウンドのカラ
ーを示す。もちろん、バックグラウンドのカラーは白以
外であってもよく、あるいは不均一であってもよく、こ
のことは、この方法の工程(12)においてモノカラーの
画像が形成されるときには考慮に入れるべきである。上
記方法の第一の実施例によれば、乾式オフセット印刷中
のインク汚染の問題はかなり改善される。また、印刷さ
れた画像の視覚的表現は、本発明によって少なくとも1
種のベースカラーに対して2種以上の色調を選択するこ
とによってさらに改善される。
【0023】図4〜図11に基づいて説明する本発明方
法の第二の実施例においては、オリジナルカラー(6)は
n種のベースカラーおよび各々のベースカラーあたりm種
の色調から成る色調から選択される色相を有する着色ユ
ニット域の構図に分離される。工程(7')においては、
ベースカラーの数(n)および各々のベースカラーあたり
の色調の数(m)が特定されており、また、工程(8')にお
いては、適当な特定のベースカラーおよび/または色調
が強制的に選定される。オリジナルカラー(6)を分離す
るのに望ましい色相の総数が選定された色相の数(p)よ
りも大きいときには、(n−p)の色相が工程(9')におい
て、例えば、オリジナルカラーの統計的に主要な色相お
よび未だ選定されていない色相から手動的または自動的
に選択される。
【0024】工程(10')においては、予め決められた
配置で配設された着色ユニット域の構図が構成される。
この場合、各々のユニット域の色はn種のベースカラー
とこれらの色調から選択され、該ユニット域の各々に割
り当てられたベースカラーと色調は、該着色ユニット域
の構図が再生されるべき画像が視覚的に再構成されるよ
うに選択される。オリジナルカラーは、RGBで符号化
された画像をインデックス化画像に変換する機能を有す
る前述の「Photoshop」ソフトウェアを用いて、各々がm
種の色調を有するn種のベースカラーに分離される。工
程(10')においては、ユーザーはコンピュータに接続
されたビデオスクリーンを利用して着色ユニット域の構
図を見ることができる。ユニット域は図9に示すよう
に、規則的に並置された正方形によって構成するのが好
ましい。しかしながら、オリジナルカラーの分離前、即
ち、各々のユニット域に色相を割り当てる前、他の形態
のユニット域および該ユニット域から形成される他の構
成を採用する態様も本発明の範囲に包含される。例え
ば、図10に示すように六角形のユニット域を並置させ
てもよく、あるいは、図11に示すように、三角形のユ
ニット域を並置させてもよい。また、ユニット域間の間
隔を変化させることによってユニット域を不規則的に配
置させる態様も本発明の範囲に包含される。しかしなが
ら、規則的に並置させた正方形のユニット域の使用は、
前述の「Photoshop」ソフトウェアにおけるインデックス
化画像がビデオスクリーンに表示される構成に対応する
ので有利である。
【0025】前述のように、工程(7')においては、工
程(10')において得られた画像が強制的に選定された
特定のベースカラーに起因して満足すべきものでないと
きには、ベースカラーとその色調が再度選定される。常
套の4色印刷の場合とは異なり、ユーザーは、原色の減
法混色によって得られる色相を決定するためのコンピュ
ータ処理をおこなうことなく、容易にこのような試行を
数回おこなうことができる。工程(12')においては、
着色ユニット域の構図は1組のモノカラー画像に分離さ
れる。ベースカラーに対応する各々のモノカラー画像に
対しては、各々のユニット域に割り当てられた色調が平
行移動され、ユニット域が予め決められた割合で該ベー
スカラーによって満たされる。ベースカラーの色調が8
ビットで符号化されると仮定すると(各々のベースカラ
ーに対して256種の色調が可能なことに相当する)、
ベースカラーのないことを意味する二進値0は該ベース
カラーの色調に対応するものとみなされ、また、所定の
ベースカラーに対する各々の二進値は個々のインクドッ
トの大きさと形態と関係づけられるので、インクドット
は対応するユニット域を予め決められた割合で満たす。
小さな二進値に対応する彩度の低い色調の場合、関係す
るユニット域の全領域のわずかの部分のみがインクドッ
トで満たされる。一方、大きな二進値に対応する彩度の
高い色調の場合、関係するユニット域の全領域の多くの
部分がインクドットで満たされる。
【0026】インクドットの大きさをゼロでない各々の
二進値に割り当てることにより、255種の異なったド
ットの大きさを得ることができる(二進値0はインクド
ットが存在しないことに対応する)。本発明の範囲を逸
脱することなく、単一のドットの大きさを予め決められ
た範囲の二進値に割り当てることも可能である。例え
ば、問題にしているベースカラーの色調を表わす二進値
が0〜100の範囲にあるときには、色調は、関係する
ユニット域の全領域の例えば30%を占めるインクドッ
トによって表示してもよく、また、該二進値が100〜
200の範囲にあるときには、色調は、関係するユニッ
ト域の全領域の例えば60%を占めるインクドットによ
って表示してもよい。図5は着色ユニット域の構図のフ
ラグメント(120')を示し、ベースカラーの視覚的表現
は多量または少量のインクドットが存在するユニット域
によって表示される。この図は着色ユニット域の構図が
どのようにしてモノカラー画像(121')〜(125')に分
離されるかも示す。
【0027】当業者であれば、この方法の工程(10')
において得られるようなインデックス化画像の分離によ
って得られるモノカラー画像を、該画像の細部が発現さ
れるように調整できることが理解できるであろう。本発
明によれば印刷画像上のコントラストは、モノカラー画
像の形成に用いたインデックス化画像の場合と同様の方
法によって局在化させることができる。従って、本発明
によれば、出発画像に基づいて版をエッチングするため
に用いるモノカラー画像のスクリーンの解像度と出発画
像の解像度との差に起因して従来法の場合に直面する視
覚的鮮明度の消失の問題を回避することができる。再生
されるべき色調に応じてユニット域を部分的に占めるイ
ンクドットによって種々の色調が発現されたモノカラー
画像が得られると、工程(13)において陰画が形成さ
れ、次いで工程(14)において版のエッチングがおこな
われる。その後、工程(15)においてインクドットは各
々のブランケット上に付着され、付着されたインクドッ
トは工程(16)において印刷されるべき対象物品上に転
写される。
【0028】印刷中における2つの隣接ユニット域内に
それぞれ付着される2つのインクドットの接触および相
互接触による該ユニット域の完全な被覆を回避するため
には、各々のインクドットを対応するユニット域の中央
部に付着させるのが好ましい。図6は3種の形態のイン
クドットを示す。これらのインクドットはそれぞれ関係
するユニット域の漸進的占有に対応するものであって、
これはより一層強い色調を表示する二進値の漸進的増大
に対応するベースカラーの3種の色調を再生するためで
ある。関係するユニット域を選定された割合で被覆する
ことによって色調を発現するインクドットの形態は、付
着成長に関連する問題を考慮して選択するのが好まし
い。インクドットの形態は使用する各々のインクの特性
に応じて選定することもできる。インクドットの好まし
い形態は、被印刷媒材が印刷中に移動する方向に沿って
伸長した形態である。
【0029】図8は矢印で示される被印刷媒材の移動方
向に沿って細長の形態を有するインクドットを示す。本
発明の特定の実施態様においては、ベースカラーの複数
の色調を発現させるために、選定されたインクドットを
予め決められた模様の再現に応じて多量または少量付着
する。図7はベースカラーの3種の異なる色調に対応す
る3種のインクドットの形態を示す。この場合、インク
ドットは予め決められた「○」形の模様を示し、該模様は
漸進的により強く描かれる。描写はランダム充填法(ran
dom filling)でおこなうのが好ましい。ランダム充填
法は、模様の輪郭内にランダムに分布される基本的な点
または線によって該模様を描写する方法である。ユニッ
ト域内の模様を完全に充填することは、一定の彩度を有
する予め決められた色調を印刷することに対応する。
【0030】彩度のより高い色調はユニット域内の着色
部分の割合のより高いことに対応するので、このような
色調は、模様の輪郭の外側に位置するユニット域の所定
領域をインクで充填することによって得られる(ランダ
ム充填法が好ましい)。従って、色調が関連ユニット域
の大部分の充填に対応する場合には、模様の識別は一層
困難となる。インクの充填量が一定の量よりも多くなる
と、模様の識別はもはや不可能となる。ユニット域の被
覆割合が小さいことに対応する彩度の弱い色調を発現さ
せるためには、模様を部分的に再現させることができ
る。ユニット域の被覆率が一定の値よりも小さくなる
と、模様の識別はもはや不可能となる。
【0031】図14は本発明方法によって得られた着色
ユニット域による構図を示す。該ユニット域は規則的に
並置された正方形から構成される。各々のユニット域は
未着色であるか(この場合には終始バックグラウンドの
色を呈する)、あるいは、図示するような異なった大き
さの個々のドットによって発現される色調を有する3種
のカラーA、BおよびCの1種によって着色される。図
15〜図17は3種のモノカラー画像を示す。各々の画
像は図14に示す着色ユニット域から成る構図をそれぞ
れカラーA、BおよびCに分離することによって得られ
る。これらのモノカラー画像は印刷用陰画の調製に使用
される。図18は正方形で構成されるユニット域内に分
布したインクドットによって表現された模様を有するモ
ノカラー画像を示す。この場合、該模様は発現されるべ
き色調に応じて濃く描写されるか、または薄く描写され
る。
【0032】具体的な目安は次の通りである。ユニット
域が規則的に並置した正方形の場合、印刷された媒材上
の各々の正方形の一辺は127μmであってもよく、こ
の大きさは解像度200ライン/インチ(79ライン/c
m)に相当する。本発明によれば、占有点、例えば、一辺
が127μmの正方形の全てのユニット域を隣接ユニッ
ト域の非充填化によって分離させることができる。具体
的な目安は次の通りである。常套の変調網版用スクリー
ン[133ライン/インチ(52ライン/cm)]の場合、ド
ットの直径と等しい間隔で分離されたドットの大きさは
95μmである。この大きさは分離されたドットが最も
見やすい大きさとみなされている。何故ならば、ドット
がさらに離れると小さすぎて見ずらくなり、また、ドッ
トがこれよりも大きくなると個々のドットの識別がより
困難となるからである。前記の実施例においては、本発
明において分離されたドットが変調網版用スクリーンに
おける分離ドットよりも大きいにもかかわらず、本発明
によれば解像度が大幅に改良されるということは、一見
して極めて驚くべきことである。本発明による大幅な解
像度の改良により、看者は画像からより鮮明な印象を受
けることができる。ベースカラーあたりの色調の数が少
なくとも3になると、媒材上の関連ユニット域を完全に
充填するドットはわずかになり、また、2つのドットが
付着成長現象に起因して印刷中にわずかに重畳しても、
乾式オフセット印刷においてみられるような印刷中のイ
ンク汚染という重大な問題を伴うことはなく、許容され
る。
【0033】本発明方法の別の実施例を図19〜図24
に基づいて説明する。一般に、色はその色相、明度およ
び彩度によって定義される。図19は色空間(color sp
ace)の一例を示す。色の明度(L)は軸上への投影で表示
され、色相は軸のまわりの角位置で表示され、また、彩
度(S)は軸からの距離で表示される。この色空間の軸
(L)上に中心を有する共通円上に位置する色は異なった
色相を有するが、これらの明度と彩度は同一である。前
述の本発明の実施態様においては、所定のベースカラー
の色調はユニット域の充填率を高くするか、または低く
することによって得られるが、このことは図19におけ
る線Dに沿う移動によって一般的に表示される。着色ユ
ニット域の割合を低くすると明度は高くなるが、彩度は
低くなり、逆に、着色ユニット域の割合を高くすると明
度は低くなるが、彩度は最大になる(この場合、バック
グラウンドの色は白と仮定する)。
【0034】以下に説明する本発明方法の実施例は、オ
リジナルカラーの再生に使用できる色調の数をさらに多
くしておこなった。該色調の数の増加は明度のパラメー
ターを下方に移動させることによっておこなう。即ち、
図19において、所定の明度と彩度に対応する色相から
出発してEの方向へ移動させる。このためには、再生さ
れる色調の彩度に応じて選定された程度まで着色された
ユニット域に黒色インクを高い被覆率または低い被覆率
で付着させる。図20は所定のインクを用いて漸進的に
高くなる着色度で着色した5つのユニット域(20(1))
〜(20(5))の第一列を示す。ユニット域(20(1))は無
着色状態であり、ユニット域(20(5))は完全着色状態
である。所定の明度と彩度に対応するユニット域(20(
4))および(20(5))は黒色インクの添加量を漸進的に増
加させることによって第二および第三の色調群を形成さ
せるベースとして使用する。これらの第二および第三の
色調群はそれぞれ(20(4)(i))〜(20(4)(v))および
(20(5)(i))〜(20(5)(v))で表される。このように黒
色インクを用いることによって、実質上一定の彩度にお
いて明度を変化させることができるので、オリジナルカ
ラーの分離に使用できる色調の数を増加させることが可
能となる。従って、印刷中に黒色インクを媒材のユニッ
ト域の一部に付着させることによって各々のベースカラ
ーに対して複数の特定の色調が発現される。
【0035】図21に示すように、黒色インクはその他
の全てのインクを付着させた後で一回の操作で付着させ
ることができる。図21の上の図はユニット域内に種々
の異なった着色インクの付着によって印刷された媒材の
フラグメントを示す。この場合、各々のインクは発現さ
れる色調の彩度に応じた被覆率で対応するユニット域を
被覆する。複数の特定の色調を得るためには黒色インク
も付着させる。黒色インクは他の着色インクを付着させ
た後で付着させることができる。
【0036】この方法の種々の工程を図22に基づいて
説明する。最初に、再生される画像をデジタルデータフ
ァイル(21)、例えば、RGBで符号化されたファイル
として得る。ユニット域の配置は(22)において選択さ
れる。(例えば、図9〜図11に示すような配置の一つ
が選択される)。再生用オリジナルが分離されるべきベ
ースカラーのセットおよび該ベースカラーに対する色調
のセットは(23)において選択される。(23)で選択さ
れたベースカラーと色調のセットによって着色された前
記ユニット域に対応してインデックス化された画像が工
程(24)において形成され、また、このようにして得ら
れた着色ユニット域による構図によって再生画像が視覚
的に発現される。工程(25)においては、工程(24)で
得られたインデックス化画像が複数のモノカラー画像に
分離される。各々のモノカラー画像は所定のベースカラ
ーA、BおよびC等に対応する。工程(26)において
は、モノカラー画像A、BおよびC等は黒色を必要とす
る色調が加味された画像A−NA、B−NBおよびC−N
C等並びに黒色のみを必要とする画像NA−NBおよびNC
等に分離される。工程(27)においては、種々の画像N
A、NBおよびNC等の重畳によって白黒モノカラー画像
(N)が得られる。
【0037】工程(28)においては、複数のモノカラー
画像A−NA、B−NB、C−NC、・・・、およびNに関
して、各々の色調に対し、媒材上に付着して該色調を発
現するインクドットの大きさが決定される。工程(29)
においては、個々のドットの大きさにより、媒材のユニ
ット域を所定の程度まで占有する模様が形成される。個
々のユニット域内に予め決められた形態と大きさのイン
クドットを存在させることによって発現された色調を有
するモノカラー画像MA、MB、MC、・・・、およびMN
得られ、また、プリントローラーを得るために適当な陰
画がこれらのモノカラー画像から形成される。これらの
(31)においては、黒色以外の種々のベースカラーを用
いて媒材上で印刷がおこなわれる。黒色インクを工程
(32)で印刷することによってオリジナル画像の再生画
像(33)が得られる。
【0038】使用する印刷法が乾式オフセット印刷でな
い場合には、インクの重畳と混合の問題を回避するため
に、所定のカラーの色調を発現させるために媒材上に付
着されるインクドットの形態を決定するに際して、所定
の色調の明度を変化させるためにその後で付着される黒
色インクドットの形態と大きさを考慮にいれることがで
きる。特に、図24に示すように、その後で黒色インク
が付着されるユニット域の部分へのカラーインクの付着
を回避する事ができる。
【0039】本発明は上記の3種の実施態様に限定され
ない。本発明は乾式オフセット印刷法以外の印刷法、例
えば、シルクスクリーン印刷法および昇華法等にも有効
に適用できる。この場合、個々の印刷法の欠点を補償す
るように印刷されるドットの形態を選択して本発明をこ
れらの印刷法に適用することができる。印刷された媒材
上の最終的な画像の構造から明らかなように、本発明は
デジタル形式で符号化された画像の印刷に特に有効に適
用できる。
【0040】当業者には明らかなように、本発明を利用
することにより、振幅変調スクリーンおよび周波数変調
スクリーンとして知られている常套のスクリーンに特有
の利点、即ち、出発画像と同一の構図でコントラストを
局在化させることによる印刷画像の鮮明さおよび一定の
間隔のスクリーンドットに起因するソフト感を、これら
の常套スクリーンの欠点、即ち、ノイズ効果(周波数変
調スクリーンの場合)およびファジー効果(振幅変調スク
リーンの場合)を伴うことなく享受することができる。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、従来のカラー印刷法、
特に乾式オフセット印刷法におけるインクの相互汚染お
よび多数の色相を印刷するときのモアレ現象の問題を効
果的に解決することができる。また、本発明によれば、
印刷中に異なる色のインクの混合により1種または複数
種の色調を形成させることなく色調の高い画像を印刷す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 乾式オフセット印刷機の模式的斜視図であ
る。
【図2】 本発明の理解を容易にするために説明する方
法の種々の工程を示すフローチャートである。
【図3】 並置ピクセルのセットによって構成された画
像がどのようにして分離して重なり合ってモノカラー画
像を形成するかを示すダイヤグラムである。
【図4】 本発明方法の実施例の種々の工程を示すフロ
ーチャートである。
【図5】 着色ユニット域の構図がどのようにして分離
して重なり合ってモノカラー画像を形成するかを示すダ
イヤグラムである。
【図6】 対応するユニット域内に付着したインクドッ
トの種々の形態を示す模式図である。
【図7】 予め決められた模様を印刷することによって
色調がどのようにして高くなるか、または低くなるかを
示す模式図である。
【図8】 印刷中の付着成長現象を制限するインクドッ
トの形態例を示す模式図である。
【図9】 ユニット域の配置例を示す模式図である。
【図10】 ユニット域の配置例を示す模式図である。
【図11】 ユニット域の配置例を示す模式図である。
【図12】 従来法によって印刷した画像の模式的拡大
図である。
【図13】 図2に記載の方法に従って印刷した画像の
模式的拡大図である。
【図14】 図4に記載の方法に従って印刷した画像の
模式的拡大図である。
【図15】 図14に示す画像がどのようにしてモノカ
ラー画像に分離されるかを示す模式図である。
【図16】 図14に示す画像がどのようにしてモノカ
ラー画像に分離されるかを示す模式図である。
【図17】 図14に示す画像がどのようにしてモノカ
ラー画像に分離されるかを示す模式図である。
【図18】 予め決められた模様を印刷することによっ
てベースカラーの色調がどのようにして高くなるか、ま
たは低くなるかを示す模式図である。
【図19】 ベースカラーの模式的表示図である。
【図20】 本発明の別の方法により、所定のベースカ
ラーの種々の色調が印刷中にどうのようにして発現され
るかを示す模式図である。
【図21】 図20に記載の本発明の方法の一例によ
り、黒色インクの付着により種々のベースカラーの色調
が印刷中にどのようにして得られるかを示す模式図であ
る。
【図22】 図20および図21に記載の本発明方法に
おける種々の工程を示すフローチャートである。
【図23】 媒材上のユニット域内に黒色インクを付着
させる方法を示す模式図である。
【図24】 媒材上のユニット域内に黒色イクンを付着
させる方法を示す模式図である。
【符号の説明】
0 対象物品 1 乾式オフセット印刷機 2 ブランケット 3 回転シリンダー 4 アプリケーターローラー 5 レイオンローラー 6 オリジナルカラー 12o フラグメント 12l〜12n モノカラー画像 13l〜13n 陰画 12o' フラグメント 12l'〜12n' モノカラー画像 20(1)〜20(5) ユニット域 33 再生画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 1/00 - 1/28 B41J 2/21 B41J 2/525

Claims (31)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の工程(i)および(ii)を含む媒材上
    へのカラー画像の印刷法: (i)被再生画像を、予め決められた配置(22)に配設さ
    れた着色ユニット域(22)から成る構図に分離させ(こ
    の場合、各々のユニット域の色は予め決められたベース
    カラーのセットおよび該ベースカラー(23)の予め決め
    られた色調のセットから選択され、ベースカラーの少な
    くとも1種に対する色調の数は3または3よりも大き
    く、該着色ユニット域に割り当てられた色調とベースカ
    ラーは該着色ユニット域(24)から成る構図が被再生画
    像を視覚的に再構成するように選択される)、 (ii)着色ユニット域から成る構図をインクを用いて媒材
    上に印刷する(この場合、インクの色相は該媒材の色を
    考慮して、ベースカラーとその色調が印刷中に再生され
    るように選択され、また、所定のユニット域に割り当て
    られたベースカラーの色調は媒材上の対応するユニット
    域内の各々のインクの割合に応じて印刷中に得られるよ
    うにする)。
  2. 【請求項2】 少なくとも1種のベースカラーの色調が
    同じ彩度と異なる明度を有する請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 同じ彩度と異なる明度を有するベースカ
    ラーの色調が、印刷中に該色調を得るのに関与する媒材
    のユニット域内の黒色インクの割合の増加または減少に
    よって印刷中に発現される請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 媒材の単一のユニット域が黒色インクの
    付着と黒色インク以外のインクの付着に関与するとき
    に、黒色インクとそれ以外のインクが各々のインクに対
    して予め決められた模様で付着され、該模様が2種のイ
    ンクの重なり合いが回避されるように選択される請求項
    3記載の方法。
  5. 【請求項5】 黒色インクが、媒材上に既に付着された
    少なくとも1種の他のインクに重なり合うように付着さ
    れる請求項3記載の方法。
  6. 【請求項6】 乾式オフセット印刷でおこなう請求項1
    から4いずれかに記載の方法。
  7. 【請求項7】 ベースカラーが非原色である請求項1か
    ら6いずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】 少なくとも全てのインクから1種を除い
    たインクの色相がベースカラーから選択される請求項1
    から7いずれかに記載の方法。
  9. 【請求項9】 ユニット域が同じ形態を有する請求項1
    から8いずれかに記載の方法。
  10. 【請求項10】 ユニット域の全てが相互の平行移動に
    よって誘導される請求項9記載の方法。
  11. 【請求項11】 ユニット域が並置される請求項1から
    10いずれかに記載の方法。
  12. 【請求項12】 ユニット域が正方形である請求項1か
    ら11いずれかに記載の方法。
  13. 【請求項13】 各々のインクドットが対応するユニッ
    ト域の中央部に位置する請求項1から12いずれかに記
    載の方法。
  14. 【請求項14】 インクドットが媒材上の各々のユニッ
    ト域内に印刷され、該ドットの形態の大きさが、被再生
    ベースカラーの色調の予め決められた関係に応じて決定
    される請求項1から13いずれかに記載の方法。
  15. 【請求項15】 被印刷媒材をインク充填表面に対して
    実質的に接線方向である移動方向において該インク充填
    表面と接触させることによって印刷をおこなうに際し
    て、インクドットが関係するユニット域の全てを満たさ
    ないときの該インクドットの形態を付着成長現象を少な
    くするような形態、好ましくは媒材の移動方向において
    実質的に細長い形態または伸長形態にする請求項14記
    載の方法。
  16. 【請求項16】 ベースカラーの少なくとも1種の色調
    が予め決められたロゴのような模様の印刷によって得ら
    れる請求項1から15いずれかに記載の方法。
  17. 【請求項17】 ベースカラーの少なくとも1種の複数
    の色調が、予め決められたロゴのような模様をその占め
    る割合を多くするか、または少なくするように印刷する
    ことによって得られる請求項16記載の方法。
  18. 【請求項18】 インクを、インクドットの形態が使用
    するインクによって異なるようにして付着させる請求項
    1から17いずれかに記載の方法。
  19. 【請求項19】 印刷前の媒材の色が白である請求項1
    から18いずれかに記載の方法。
  20. 【請求項20】 予め決められた配置に配設されたユニ
    ット域内に別々に位置するインクドットによって別々に
    着色されたインク塗布表面を有する印刷機であって、該
    配置が、媒材への印刷がおこなわれたときに、被再生画
    像を視覚的に構成するような形態であり、各々のインク
    ドットの色が予め決められたベースカラーのセットから
    選択され、各々のユニット域が、被再生色調の関数とし
    て選択される量のインクによって被覆され、色調の数が
    ベースカラーの少なくとも1種に対して少なくとも3で
    ある印刷機。
  21. 【請求項21】 インクドットの色が非原色である請求
    項20記載の印刷機。
  22. 【請求項22】 少なくとも1個のブランケット(2)お
    よびリリーフを有するアプリケーターローラー(4)を具
    備する乾式オフセット印刷機(1)であって、該リリーフ
    が、媒材上への印刷に際して被再生画像を視覚的に構成
    するように予め決められた配置に配設されたユニット域
    内に別々に位置するインクドットのセットが該ブランケ
    ット上に付着されるように配設され、各々のインクドッ
    トの色が予め決められたベースカラーのセットから選択
    され、各々のユニット域が、被再生色調の関数として選
    択される量のインクによって被覆され、色調の数がベー
    スカラーの少なくとも1種に対して少なくとも3である
    乾式オフセット印刷機。
  23. 【請求項23】 リリーフの各エレメントが、色調を再
    生するユニット域内に付着されるインクドットが被印刷
    媒材の移動方向において細長であって実質的に伸長形態
    になるように設計された請求項22記載のオフセット印
    刷機。
  24. 【請求項24】 予め決められた配置に配設されたユニ
    ット域内に別々に位置するインクドットのセットによっ
    て構成される画像が印刷された外部表面を有する印刷媒
    材であって、インクドットの色が予め決められたベース
    カラーのセットから選択され、各々のベースカラーの各
    々のインクドットが被再生ベースカラーの色調に応じ多
    いかまたは少ない割合で対応するユニット域を満たし、
    また、色調の数がベースカラーの少なくとも1種に対し
    て少なくとも3である印刷媒材。
  25. 【請求項25】 ユニット域が同一の形態を有する請求
    項24記載の印刷媒材。
  26. 【請求項26】 ユニット域が並置された請求項24ま
    たは25記載の印刷媒材。
  27. 【請求項27】 各々のユニット域が正方形によって構
    成された請求項24記載の印刷媒材。
  28. 【請求項28】 外部表面が円柱面であり、対応するユ
    ニット域を完全には満たさないインクドットが、印刷中
    の媒材の移動方向において細長であって実質的に伸長形
    態である請求項24から27いずれかに記載の印刷媒
    材。
  29. 【請求項29】 各々のインクドットが対応するユニッ
    ト域内の中央部に位置する請求項24から28いずれか
    に記載の印刷媒材。
  30. 【請求項30】 少なくとも1種のベースカラーの複数
    の色調が、ロゴのような予め決められた模様を多いかま
    たは少ない割合で印刷することによって発現される請求
    項24から29いずれかに記載に印刷媒材。
  31. 【請求項31】 少なくとも1つのユニット域が黒色の
    インクドットおよび黒色以外のインクドットを受容し、
    黒色のインクドットの大きさが、被再生色調の明度の関
    数である請求項24から30いずれかに記載の印刷媒
    材。
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