JP2002192826A - オフセット印刷機を用いる版画式オフセット印刷方法 - Google Patents

オフセット印刷機を用いる版画式オフセット印刷方法

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JP2002192826A
JP2002192826A JP2001357648A JP2001357648A JP2002192826A JP 2002192826 A JP2002192826 A JP 2002192826A JP 2001357648 A JP2001357648 A JP 2001357648A JP 2001357648 A JP2001357648 A JP 2001357648A JP 2002192826 A JP2002192826 A JP 2002192826A
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Koen Zen
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
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    • B41F31/26Construction of inking rollers

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絵模様を5度以上印刷する場合、版画印刷と
同様に印刷物を大量に製作することができる版画式オフ
セット印刷方法を提供する。 【解決手段】 原本の絵をカラー別に区別し、オフセッ
ト印刷の際に連続して1度〜4度で印刷用紙が第1〜第
4ブランケットローラと第1〜第4インプレーションロ
ーラに通過する間に1度〜4度の絵模様のドットを印刷
する段階、これに続く5度以上の度数で第5以上のブラ
ンケットローラと第5以上のインプレーションローラに
通過する過程において5度以上の絵模様を印刷し、コン
ピュータを用いて印刷される絵模様のドットを100%
の絵模様で別色処理して、以前に印刷された絵模様と重
なりもしくは重ならないように印刷する段階でなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は初めてオフセット印
刷機において版画印刷方法を適用し版画を制作する版画
式オフセット印刷方法に関するもので、原本絵を5度以
上複数の度数に印刷する場合、印刷しようとする絵模様
を1度〜4度のドットでフィルムを製作し、アルミニウ
ム板上に各々オフセット処理しオフセット印刷機を用い
て印刷した後、これに続く5度以上の度数は版画印刷技
法で1度〜4度に形成された絵模様のドット上に強調し
ようとする絵部分を100%絵模様に別色処理して、以
前に印刷された絵模様と重なり、もしくは重ならないよ
うに印刷することによって、版画のような色合いと感覚
を感じることができるようにした版画式オフセット印刷
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的にオフセット印刷とは、目に見え
る数千万個の全色合いを同一に表現できる印刷方法であ
る。オフセット印刷は大きく4つの色相からなる。
【0003】C.M.Y.Kカラーの色を等級(gradat
ion)処理することによって、1つの形と質感と色合い
を目で見るのと同じように印刷される。Cは青色系列、
Mは赤色系列、Yは黄色系列、Kは黒色系列である。前
記オフセット印刷機で印刷された絵は絵の色合いと形は
見ることができるが、立体的な感じ、すなわち、写真の
ような効果のみあるだけで、画家の絵の原本や版画の場
合のように鮮明かつ立体的でなく、作家の意図に基づく
色合いと感覚および形を感じることができなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来においては、原本
の絵をオフセット印刷する場合、製版用アステージフィ
ルム上に絵模様を複数に色分解し、ドットを形成したフ
ィルムを用い、前記複数の各フィルムに形成されるドッ
ト配列角が互いに一定した角度をなさない場合、複数の
フィルムを重ねれば、絵模様が歪んだようなモアレ現象
が生じることにより4度に制限され、場合によっては別
色で5度まで製作可能であるが、単純な書体あるいは枠
線などを印刷するときに適用していたが、本発明のよう
に絵模様を5度以上オフセット印刷するとき、コンピュ
ータを用いて強調しようとする微細で多様な絵模様と派
手なカラーを別色で処理することにより、ドットの概念
のない100%絵模様を印刷することはなかった。
【0005】一方、版画印刷は絵彫刻された版画を版画
作家が1度以上の度数で製作し版画1図とこれに続く複
数の度の重なりが可能なように印刷した方法である。こ
の方法は版画印刷1枚を完成するのに多くの時間を要
し、手作業によって多色版画を印刷する過程において精
密な位置の調整に困難性があり、カラーとカラーの境界
線が明確で、作業者の印刷感覚と熟練を要するので、頻
繁に印刷用紙の多くの消費がずる。
【0006】上記のように従来の版画印刷方法は製作の
際に非効率的で、オフセット印刷のときのように下絵に
よる柔らかく品のある効果およびカラーとカラーの境界
が自然に調和された感じと高速で多量の印刷物を得るこ
とができなかった。
【0007】また、従来には各種の印刷用紙を用いてオ
フセット印刷機で2度以上のカラーでオフセット印刷す
る場合、絵模様が歪むモアレ現象やインクの水分による
にじみ現象が発生し、5度以上を別色で印刷する場合、
原本の絵の特性に基づく非常に微細な絵の部分は別色で
処理することができず、所定の目的を達成することがで
きなかった。
【0008】現在、上記の理由のような固定観念によ
り、オフセット印刷研究家や版画印刷研究家等が本発明
に基づきオフセット印刷機に版画印刷技法を適用して実
施した例はなく、またオフセット印刷機を用いて版画印
刷を大量に印刷するための試みもなかった。しかし、本
発明家が初めて数年前から研究してきており、幾つかの
印刷紙に数万回の実験を通じ、これまで問題となってき
たインクのにじみ現象や原本の絵との形状と色合いおよ
び感覚をそのまま感じることができなかった問題を解決
することができた。
【0009】よって、本発明はオフセット印刷機におい
て版画印刷技法を適用して版画式オフセット印刷を行な
うことにより、原本の絵の原色と微細な色の形状を表現
することができ、印刷後、印刷紙にカラーのにじみが発
生しないだけでなく、版画で感じることができる立体的
な効果を感じることができる版画式オフセット印刷方法
を提供する。
【0010】したがって、本発明は従来のオフセット印
刷機に版画印刷技法を適用して版画式オフセット印刷す
ることにより、画家の絵を印刷の際、オフセット印刷時
の写真のような絵模様の短所を克服して直接描いた原本
の絵模様の感じと、また、版画製作の際に絵模様を彫刻
して手作業で印刷するため、カラーとカラーとの境界が
重なることもあるので混濁になる短所を克服した、なめ
らかな絵模様および鮮明で確実な絵模様を高速かつ大量
に印刷することができる版画式オフセット印刷方法を提
供することを目的とする。
【0011】また、本発明の目的は、オフセット印刷の
短所である写真のようなコピーした絵の感じと、版画の
短所である時間、コストおよび大量生産の短所を克服
し、オフセット印刷機を用い版画印刷技法を適用して、
版画印刷のように直接描いた立体的な実物効果と時間の
削減および製作コストを節約して大量生産することによ
り、絵を鑑賞する人が比較的に少ない費用で名画などを
作家が描いた感じそのままの感覚と立体感を感じること
ができるようにすることで、多数人が原本と同じ感じの
名画を鑑賞することができるところにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にオフセット印刷機に版画式印刷方法を適用して、5度
以上のカラーで印刷の際、1〜4度は印刷用紙が、第1
〜第4ブランケットローラと第1〜第4インプレーショ
ンローラに通過する過程において第1〜第4アルミニウ
ム板の絵模様のドットを印刷する段階と、これに続く5
度以上は第5以上のブランケットローラと第5以上のイ
ンプレーションローラに通過させる過程において、第5
以上のアルミニウム板の絵模様のドットを印刷し、印刷
される絵模様のドットを100%の絵模様に別色処理す
るが、以前に印刷された絵模様と重なり、もしくは重な
らないように印刷する段階からなり、版画印刷効果と同
一の印刷物を得るオフセット印刷機を用いたオフセット
版画式印刷方法を提供しようとするものである。
【0013】前記5度以上で印刷される絵模様を100
%の別色で処理する方法は、アルミニウム板にオフセッ
ト印刷する前のフィルム作業の際、マッキントッシュコ
ンピュータを用いて原本絵から強調しようとする絵模様
の部分をドット分離してドットの大きさを所要に応じて
フィルムドットを明るい部分から10%〜90%まで除
去(A段階)し、前記A段階のドットを明るい部分から
10%〜90%まで大きく(B段階)することによって
ドットを除去し、もしくは小さくした状態でドットをさ
らに大きくして重ねることにより、ドットのなくなった
100%絵模様の別色で処理された5度以上のフィルム
て製作することができる。かかる方法により強調しよう
とする絵模様を5度以上の別色フィルムで製作し、アル
ミニウム板にオフセット処理した後、オフセット印刷機
を用いて版画式オフセット印刷することによって、5度
以上の別色を印刷し原本の絵の模様と同一の立体的な効
果が得られる印刷方法を提供する。
【0014】
【発明の構成】給紙部(100)、印刷部(200)お
よび配紙部(300)からなるオフセット印刷機(1)
において、印刷部(200)はインク供給ユニット(2
02)にインクを注入する段階;前記インク供給ユニッ
ト(202)からオフセット処理されたアルミニウム板
が付着固定したプレートローラ(204)が印刷模様に
インクを受ける段階;ブランケットローラ(206)が
前記プレートローラ(204)からインクを受ける段
階;前記ブランケットローラ(206)が受けた一定模
様のインクを印刷用紙に印刷するために、クリッパーが
形成されたインプレーションローラ(208)はブラン
ケットローラ(206)との間に給紙スウィングクリッ
パーユニット(104)から印刷用紙を受けて印刷用紙
を挟んで回転する段階;前記インプレーションローラ
(208)に挟まって1次色が印刷された印刷用紙を次
のインク供給ユニット(202)に設けられた他の色の
インクを印刷するために、連結クリッパー(210)と
隣り合うインプレーションローラ(208)に印刷用紙
を伝達する段階からなるオフセット印刷機(1)を用い
る版画式オフセット印刷方法において、印刷用紙が第1
〜第4ブランケットローラ(206)と第1〜第4イン
プレーションローラ(208)に通過する過程におい
て、第1〜第4ブランケットローラ(206)に形成さ
れた1度〜4度アルミニウム板上(400)の絵模様の
ドット(410)を印刷する段階と、これに続く5度以
上の別色を印刷する場合、第5以上のブランケットロー
ラ(206)と第5以上のインプレーションローラ(2
08)に通過する過程において、第5以上のアルミニウ
ム板上(400)の絵模様を印刷し、5度以上の絵模様
の別色処理はフィルム作業時にコンピュータを用いて原
本絵から強調しようとする絵模様をドット分離し、ドッ
トの大きさを所要に応じてフィルムドットを明るい部分
から10%〜90%まで除去(A段階)し、前記A段階
のドットを明るい部分から10%〜90%まで大きく
(B段階)することでドットを除去し、もしくは小さく
した後、再びドットをより大きくして重ねることによっ
てドットがなくなった100%の絵模様を別色で処理し
たドットフィルムを、アルミニウム板上にオフセット処
理し5度以上を以前に印刷された絵模様と重なり、もし
くは重ならないように印刷する段階からなっていて、版
画印刷効果と同一の印刷物が得られることを特徴とす
る。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、添付の図面を参照し、本発
明の実施の形態を具体的に説明する。
【0016】以下の実施例は例示のためのものであり、
本発明の技術的思想が以下の実施の形態にのみ限られる
ことではないことを理解してほしい。
【0017】図1は公知のオフセット印刷機(1)の全
体構成を示す概略図である。図面に示されている通り、
給紙部(100)、印刷部(200)および配紙部(3
00)からなるオフセット印刷機(1)の印刷部は、イ
ンク供給ユニット(202にインクを注入する段階;前
記インク供給ユニット(202)からプレートローラ
(204)が印刷模様にインクを受ける段階;ブランケ
ットローラ(206)が前記プレートローラ(204)
からインクを受ける段階;前記ブランケットローラ(2
06)が受けた一定模様のインクを印刷用紙に印刷する
ために、クリッパーが形成されたインプレーションロー
ラ(208)はブランケットローラ(206)との間に
給紙スウィンググリッパーユニット(104)から印刷
用紙を受けて印刷用紙を挟んで回転する段階、前記イン
プレーションローラ(208)に挟まれて1度カラーが
印刷レジスタ印刷用紙を次のインク供給ユニット(20
2)に設けられた2度カラーインクを印刷するために、
連結クリッパー(210)と隣り合うインプレーション
ローラ(208)に印刷用紙を伝達する段階からなるオ
フセット印刷機を図示している。
【0018】前記オフセット印刷機の配紙部(300)
は印刷が完了した印刷用紙を最終インプレーションロー
ラから用紙を受ける配紙スウィングクリッパーユニット
(301)前記配紙スウィングクリッパーユニットから
印刷用紙を受けたチェーンクリッパー(302)と、前
記チェーンクリッパーから印刷用紙を受取る配紙テーブ
ル(303)からなり、給紙部(100)は印刷用紙
(500)を収納する給紙テーブル(101)、前記給
紙テーブルの印刷用紙(500)を印刷部に送るコンベ
ヤベルト(102)、印刷用紙の給紙位置を決めるスト
ッパ(103)および印刷用紙を給紙する給紙スウィン
グクリッパーユニット(104)からなる。
【0019】図2は従来のオフセット印刷時、1度〜4
度絵模様のドット(dot)配列を説明した概略図であ
る。
【0020】図2は原本絵を多数のカラーに印刷する場
合、原本写真から所望のカラーをコンピュータを用いて
1度に分離し、フィルムにドットで形成させ、前記1度
フィルムのドットをアルミニウム板(400)上にそれ
ぞれドット(406)でオフセット処理した後、オフセ
ット印刷機(1)を用いて印刷用紙にオフセット印刷し
た多様な%のドットで形成された絵模様である。
【0021】上記のような方法で絵模様のカラーを2度
〜4度でフィルム作業した後、2〜4度のフィルムに形
成された絵模様のドットを2度〜4度でアルミニウム板
にオフセット処理した後、オフセット印刷機を用いて前
記印刷された1度絵模様のドット(402)配列と、2
度〜4度のドット(404、406、408)配列は相
違する一定下角度を維持するドット配列角度で多様な%
のドットで形成された絵模様を順に印刷する絵模様を説
明している。
【0022】前記1度〜4度で印刷されるカラーの各絵
模様のドット(402、404、406、408)配列
角は公知の技術で決定され、ドット配列が互いに一定し
た角度を形成することにより1度以上のカラーを絵模様
のドットにより重なり、もしくは重ならないように印刷
時のドットの大きさの%に応じて明暗を形成することに
よって原本絵模様を形成するようになる。2度以上をオ
フセット印刷するとき、ドットフィルムの製作時の複数
の度数のドット配列角が互いに一定した角度を成さない
と、印刷後に絵模様の歪みのようなモアレ現象が現われ
る。
【0023】前記モアレ現象は絵模様に応じて所望の部
分に多様なカラーで印刷するためにコンピュータ作業で
複数の度数に色分解し、アステージなどのフィルムに絵
模様を多様な%のドットで形成することにより解決でき
る。
【0024】こうすることにより絵模様のドットが形成
された複数のフィルムを重ねた場合、絵模様のカラーの
濃度を調節すめたに多様な大きさからなり、かつ一定し
た配列角度を有するドットで形成された各度数、すなわ
ち前記C系列、M系列、Y系列、K列のドットフィルム
は公知の方法により相違する一定した角度を維持するよ
うに形成される。
【0025】ゆえに、各絵模様のドットフィルムをアル
ミニウム板(400)上にオフセット処理してオフセッ
ト印刷した場合、色合いがよく調和されて原本の絵を大
量に生産することができる。しかし、前記色分解した各
フィルムのドットが一定した配列角度を有していない場
合は、色分解した複数の度をオフセット印刷するとき
に、一定した絵の形状を表わすことができないことは公
知の事実である。
【0026】図3は従来の複数のカラーを版画印刷時1
度以上の絵模様を印刷する方法を例示している。
【0027】図示の通り、図3は複数のカラーで版画印
刷時1度で印刷用紙上に、木版などの絵を作家が望むカ
ラーで分類し、凸または凹状に彫刻した1度の絵模様
(410)の版画を手作業で印刷し、2度で前記1度が
印刷された印刷用紙上に、木版などの絵を所望のカラー
で分類し、凸または凹状に彫刻した2度の絵模様(41
2)の版画を手作業で彫刻した絵模様の形状に応じて重
なり、もしくは重ならないように印刷するときの印刷方
法を例示している。
【0028】従来の版画印刷方法は、作家が絵模様に応
じて版画を作業する際に、所望の絵のカラーを区別分離
して複数の度数で版画を作製する。
【0029】前記作家の意図によって複数製作された版
画を該版画の各部位に望むカラーをペインティングし、
順序に応じて1度で彫刻された絵模様(410)をはじ
め、2度あるいは複数の度数で彫刻された絵模様の版画
を重なり、もしくは重ならないように手で押印印刷すれ
ば、カラー自体の固有色もしくはカラーの重なる部分は
カラーの混合により、混合カラーが発色する。したがっ
て、作家はカラーが重なる部分のカラーをどのカラーに
するかを決めてペインティングすることになる。連続し
て版画印刷された絵上に印刷度数を所要に応じて追加し
て版画を印刷することにより、立体的な感じを演出する
ことができる。したがって、版画印刷は版画作家が望む
度数もしくは5度以上の版画で印刷作業することもでき
る。
【0030】図4は、本発明に基づき前記図2をオフセ
ット印刷した後、前記図3の版画印刷方法を適用した版
画式オフセット印刷方法を説明する概略図である。
【0031】図4の印刷方法を本発明家は版画式オフセ
ット印刷方法と称し、その印刷方法は以下の通りであ
る。
【0032】印刷しようとする原本の絵に基づきオフセ
ット印刷機(400)を用いて印刷する場合、コンピュ
ータを用いて絵に応じて所望のカラーを複数の度数で区
別、分離しそれぞれフィルム上にドットで処理するが、
それぞれ区別、分離される1度〜4度ドット(402、
404、406、408)は下絵模様としてオフセット
印刷において必ず要する1度以上のドットフィルムを重
ねた場合、従来の技術に応じてドットの配列と配列角が
重なることなく、相違する一定した角度を有する形状の
ドットを形成し、5度以上の絵模様(414、416)
は別色に図5a〜8bの方法で(後に説明する)フィル
ム製作し、図3にて説明する通り版画印刷方法で別色処
理した5度の絵模様(414)と6度の絵模様(41
6)を重なりもしくは重ならないようにオフセット印刷
する。
【0033】前記5度以上で別色に処理した絵模様は、
コンピュータを用いて絵に強調しようとする絵模様のカ
ラーを複数の度数に区別および分離するが、各フィルム
上にドットで形成された絵模様は図5a〜8bの方法
(後に説明する)でドットが除去された100%の絵模
様に別色処理し、絵模様100%が形成されたフィルム
を各アルミニウム板上に公知の方法でオフセット処理
し、該100%の絵模様が形成されたアルミニウム板を
オフセット印刷機を用いて印刷する方法であって、本発
明家はこのような方法を版画式オフセット印刷と称して
いる。
【0034】前記図5a〜図8bは、本発明に基づき版
画式オフセット印刷するための5度以上の別色フィルム
の製作方法を説明する概略図である。
【0035】図示の通り、図5aは本発明の版画式オフ
セット印刷方法を適用して絵を5度以上で大量印刷しよ
うとする場合、原本の絵の一部をコンピュータを用いて
分離した状態のドット分布を示す図面である。
【0036】図5bは、コンピュータの作業状態はマウ
スのカーソルを用い、もしくは数値でドットの大きさを
除去、縮小あるいは増加させる%の数値を入力した入力
値(input)を表示するモニタ窓と、前記入力値の結果
に応じてドットの大きさを除去、縮小あるいは増加させ
た結果を表示する出力(output)値を示すモニタ窓を示
しており、入力値0%で出力値は0%となる。
【0037】前記図5aおよび図5bは、原本の絵のド
ットの大きさが0%〜100%に分布されており、多様
な明暗とカラーで形成されている。
【0038】図6aおよび図6bはコンピュータのカー
ソルまたは入力値を50%と定め、ドットの大きさを除
去出力した図面を示したもので、前記5a図の原本絵に
おいて、ドットの大きさが50%以下となるドットを0
%(原本の絵の明るい部分から50%まで除去)にして
明るい部分をさらに増加させる。この際、原本絵の明る
い部分から50%まで除去して小さいドットを無くすこ
とにより、出力値は0%となる。
【0039】図7aおよび図7bは、コンピュータのカ
ーソルまたは入力値を50%と定め、ドットの大きさを
増加出力した図面を示したもので、前記5a図の原本絵
において、ドットの大きさを50%以上増加させ(原本
の絵の暗い部分を50%さらに暗くする)ドットをさら
に大きくして絵模様のドットが重なることによって、ド
ットが重なった部分は100%の別色に処理し、ドット
が重ならない部分は0%となって絵模様のドットがなく
なった100%の絵模様を別色処理する。この際、出力
値は100%となる。
【0040】図8aおよび図8bは、前記図6a〜図7
bの方法を適用し原本の絵模様のドットフィルムを10
0%の絵模様の別色に処理した結果を示した図6aと、
これに対する入力値と出力値を表示しているコンピュー
タの窓を示している図面(6b)であって、前記図5a
の原本絵において、ドットの大きさが49%以下となる
ドット(色)を0%となるようにした後、50%以上と
なるドット(色)を100%(すなわち、原本絵模様の
ドットにおいて、明るい部分から49%以下まで除去し
た後、50%以上となる部分をさらに暗くする)にし、
原本の明るい部分は入力された数値までさらに明るく
(0%)し、暗い部分は入力された数値よりさらに暗く
(100%)する。この際、最終的に出力される5度以
上のフィルムの出力値は100%であり、絵模様が別色
である。
【0041】したがって、原本絵模様を5度以上で印刷
する場合、1度〜4度フィルムはドットで処理し、5度
以上のフィルムはドットが除去された100%の絵模様
に別色処理し、アルミニウム板にオフセット処理して印
刷することで、版画式オフセット印刷方法を達成する。
【0042】上記方法で制作されたフィルムの100%
の絵模様は5度以上で絵を印刷する場合、前記1度〜4
度に要する別色(蛍光ピンク、緑、群青等)を数十度数
までも印刷することができる。
【0043】前記図5a〜8bにおいて、本発明を説明
するためにドットで形成された原本の絵の一部分は、本
発明を説明するためにドットの配列数を15線/inchと
してコンピュータから出力したものであり、本発明の版
画式オフセット印刷方法に用いられるドットの配列数は
800線/〜1000線/inchで出力製作し、一般的の
ドット配列線数の概念とドット角度を無くすことによ
り、一般的のオフセット印刷でできない複数の度数に色
別作業することができ、非常に微細な絵模様を別色にオ
フセット印刷することができる。
【0044】前記オフセット印刷機を用いて原本絵を版
画式で印刷する版画式オフセット印刷方法に用いられる
印刷用紙は一般印刷用紙、パルプ用紙または綿用紙(co
ttonpaper、フランス製)があり、特にパルプ用紙ある
いは綿用紙が一番望ましい。
【0045】したがって、前記オフセット印刷機を用い
たオフセット印刷方法と版画印刷方法を用いた版画式オ
フセット印刷方法は、原本の絵を印刷する際に印刷度数
を所要に応じて続けて追加し、5度以上では版画印刷方
法により版画式オフセット印刷することによって立体的
な感じを演出することができる。
【0046】本発明の版画式オフセット印刷方法によ
り、版画作家が望む度数で版画を印刷作業することがで
き、大量の版画を短時間に製作することができる。ま
た、既存の有名画家の作品を本発明の版画式オフセット
版画印刷方法で印刷することで、立体的かつ多様な別色
に所望の度数まで印刷することができるので、作家が意
図した感じをそのまま演出することができる。
【0047】
【発明の効果】このような本発明によれば、オフセット
印刷機において制限的であった5度以上を多色に分解
し、作家の感じをより立体的に演出することができ、版
画印刷において制限的であった絵模様の鋭い境界線を正
確で柔らかくし、前後に印刷された絵模様の明るくて新
鮮な印刷物を得ることができ、高速でかつ大量の版画印
刷物を製作することによって、より多くの美術愛好家が
安価で名画を原本そのままの感じで鑑賞できるようにし
て、美術文化の向上を一層図ることができる機会を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 オフセット印刷機の全体構成を示す概略図で
ある。
【図2】 従来のオフセット印刷の際、1度〜4度絵模
様のドット(dot)配列を説明するための概略図であ
る。
【図3】 従来の版画印刷の際、1度以上の絵模様を印
刷する方法を説明するための概略図である。
【図4】 本発明に基づき前記図2をオフセット印刷し
た後、前記図3を版画式オフセット印刷する方法を説明
するための概略図である。
【図5】 本発明に基づき5度以上の別色フィルムの制
作方法を説明する概略図である。
【図6】 本発明に基づき5度以上の別色フィルムの制
作方法を説明する概略図である。
【図7】 本発明に基づき5度以上の別色フィルムの制
作方法を説明する概略図である。
【図8】 本発明に基づき5度以上の別色フィルムの制
作方法を説明する概略図である。
【符号の説明】
1 オフセット印刷機、100 給紙部、200 印刷
部、300 配紙部、202 インク供給ユニット、2
04 プレートローラ、206 ブランケットローラ、
208 インプレーションローラ、210 連結クリッ
パー、400アルミニウム板、402 1度ドット、4
04 2度ドット、406 3度ドット、408 4度
ドット、410 1度絵模様、412 2度絵模様、4
145度絵模様、416 6度絵模様。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 全 厚 淵 大韓民国、413−870 キュンギ−ド、パジ ュ−シ、ブブウォン−エウブ、ドンムン− リ、661−1 Fターム(参考) 2H113 AA01 BA05 BA18 CA11 CA44

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙部(100)、印刷部(200)お
    よび配紙部(300)からなるオフセット印刷機(1)
    であって、 前記印刷部(200)はインク供給ユニット(202)
    にインクを入れる段階;前記インク供給ユニット(20
    2)からプレートローラ(204)が印刷模様にインク
    を受ける段階;オフセットアルミニウム板が形成された
    ブランケットローラ(206)が前記プレートローラ
    (204)からインクを受ける段階;前記ブランケット
    ローラ(206)が受けた一定模様のインクを印刷用紙
    に印刷するために、1つのクリッパーが形成されたイン
    プレーションローラ(208)はブランケットローラ
    (206)との間に給紙スウィングクリッパーユニット
    (104)から印刷用紙を受けて印刷用紙を挟んで回転
    する段階;前記インプレーションローラ(208)に挟
    まって1次色が印刷された印刷用紙を次のインク供給ユ
    ニット(202)に設けられた他の色のインクを印刷す
    るために、連結クリッパー(210)と隣り合うインプ
    レーションローラ(208)に印刷用紙を伝達する段階
    からなるオフセット印刷機(1)を用いる版画式オフセ
    ット印刷方法において、 印刷用紙が第1〜第4ブランケットローラ(206)と
    第1〜第4インプレーションローラ(208)に通過す
    る過程において、第1〜第4ブランケットローラ(20
    6)に形成された1度〜4度アルミニウム板(400)
    上の絵模様のドット(410)を印刷する段階;これに
    続く5度以上の別色を印刷する場合、第5以上のブラン
    ケットローラ(206)と第5以上のインプレーション
    ローラ(208)に通過する過程において、第5以上の
    アルミニウム板上の絵模様を印刷するが、5度以上の絵
    模様は別色でフィルム作業時にコンピュータを用いて原
    本の絵から強調しようとする絵模様をドット分離し、分
    離されたフィルムドットを明るい部分から10%〜90
    %まで除去(A段階)し、前記A段階のドットを明るい
    部分から10%〜90%まで大きく(B段階)すること
    でドットを除去し、もしくは小さくした後、再びドット
    をより大きくして重ねることによってドットがなくなっ
    た100%の絵模様の別色に処理してアルミニウム板上
    にオフセット処理し、5度以上を以前に印刷された絵模
    様と重なり、もしくは重ならないように印刷する段階か
    らなっており、版画印刷と同一の印刷物が得られること
    を特徴とするオフセット印刷機を用いる版画式オフセッ
    ト印刷方法。
  2. 【請求項2】 前記印刷用紙はパルプ用紙または綿用紙
    であることを特徴とするオフセット印刷機を用いる、請
    求項1に記載の版画式オフセット印刷方法。
JP2001357648A 2000-11-24 2001-11-22 オフセット印刷機を用いる版画式オフセット印刷方法 Pending JP2002192826A (ja)

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