JPH0757541B2 - 防音材 - Google Patents
防音材Info
- Publication number
- JPH0757541B2 JPH0757541B2 JP62066118A JP6611887A JPH0757541B2 JP H0757541 B2 JPH0757541 B2 JP H0757541B2 JP 62066118 A JP62066118 A JP 62066118A JP 6611887 A JP6611887 A JP 6611887A JP H0757541 B2 JPH0757541 B2 JP H0757541B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- felt
- sound
- mixture
- frequency range
- sandwich
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B26/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing only organic binders, e.g. polymer or resin concrete
- C04B26/02—Macromolecular compounds
- C04B26/04—Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Building Environments (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は家電機器，プラント機器等の騒音防止とすなる
フェルトを主体とした防音材に関するものである。
フェルトを主体とした防音材に関するものである。
従来、一般に用いられている防音材となる吸音性フェル
トは、普通高周波域の吸音特性を有し、家電機器やプラ
ント機器などの振動源から発する1000Hz程度の中低周波
域での吸音性に乏しいものである。また、現在ある中低
周波域対策とした吸音構成としては重厚構成となってい
る。
トは、普通高周波域の吸音特性を有し、家電機器やプラ
ント機器などの振動源から発する1000Hz程度の中低周波
域での吸音性に乏しいものである。また、現在ある中低
周波域対策とした吸音構成としては重厚構成となってい
る。
＜発明が解決しようとする問題点＞ 即ち、中低周波域の吸音材としては、薄厚構成で騒音防
止となる吸音性能を得ることができなかった。
止となる吸音性能を得ることができなかった。
本発明は上記実情に鑑み、２枚のフェルト間に多孔質性
セラミック，金属粒子，有機接着剤の混合物をサンドイ
ッチ的介在とするとにより中低周波数の吸音性を有し、
特にエアコン騒音低減のための1000〜2000Hzに有効な吸
音性フェルトの改良となる防音材を提供することを目的
としたものである。
セラミック，金属粒子，有機接着剤の混合物をサンドイ
ッチ的介在とするとにより中低周波数の吸音性を有し、
特にエアコン騒音低減のための1000〜2000Hzに有効な吸
音性フェルトの改良となる防音材を提供することを目的
としたものである。
＜問題点を解決するための手段＞ 本発明は、多孔質性セラミックを主成分に金属粒子を所
定の粒度範囲で有機接着剤をもって所要の粘性に混合
し、２枚のフェルト面にこの混合物を均一にコーテイン
グ形成し、これを合せてサンドイッチ構造とし、フレキ
シブル形成の吸音性サンドイッチセラミックフェルトと
なる防音材の構成である。
定の粒度範囲で有機接着剤をもって所要の粘性に混合
し、２枚のフェルト面にこの混合物を均一にコーテイン
グ形成し、これを合せてサンドイッチ構造とし、フレキ
シブル形成の吸音性サンドイッチセラミックフェルトと
なる防音材の構成である。
〈作 用〉 上記のような構成のため、各種機器から発生する騒音
は、フェルト本来のもつ繊維からなる細い隙孔の表面で
の空気媒質により高周波域特性の吸音性能を得ると共
に、サンドイッチ的介在の多孔質性セラミック層の細孔
分布と金属粒子にて中低周波域特性の吸音性能を得るも
のである。
は、フェルト本来のもつ繊維からなる細い隙孔の表面で
の空気媒質により高周波域特性の吸音性能を得ると共
に、サンドイッチ的介在の多孔質性セラミック層の細孔
分布と金属粒子にて中低周波域特性の吸音性能を得るも
のである。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例の図面に基づき詳述すれば、次の
通りである。
通りである。
１は多孔質性セラミックで、該多孔質性セラミック１を
主成分としこれにシリカ，アルミナ，ケイ酸，砂等の金
属粒子２を１〜10ミクロン程度の粒度範囲で酢酸ビニー
ル樹脂等の有機接着剤３をもって粘性に混合し、この混
合物４を２枚のフェルト5,5′の対向する面上にコーテ
ィング形成して介在しサンドイッチ構成とし、フレキシ
ブル形成の吸音材６としたものである。
主成分としこれにシリカ，アルミナ，ケイ酸，砂等の金
属粒子２を１〜10ミクロン程度の粒度範囲で酢酸ビニー
ル樹脂等の有機接着剤３をもって粘性に混合し、この混
合物４を２枚のフェルト5,5′の対向する面上にコーテ
ィング形成して介在しサンドイッチ構成とし、フレキシ
ブル形成の吸音材６としたものである。
尚、因みにこのサンドイッチ構成の厚さを示せば、第２
図にあってフェルト5,5′は10mmと5mmでブランケットと
なる混合物４の厚さは0.8mmである。
図にあってフェルト5,5′は10mmと5mmでブランケットと
なる混合物４の厚さは0.8mmである。
このような構成の吸音材６にあっては、音響エネルギー
の音の強さが入射するフェルト５は、繊維からなる細い
隙孔の表面での空気媒質の圧縮膨脹過程で熱エネルギー
損失を得て高周波域特性で吸音性能を得る。中間部分と
なる混合物４では、多孔質性セラミック層の細孔分布構
造に入射した音のエネルギーの空気粒子振動速度が最大
となり、この密度の割合にて中低周波域特性へ下降する
吸音性能を得る。
の音の強さが入射するフェルト５は、繊維からなる細い
隙孔の表面での空気媒質の圧縮膨脹過程で熱エネルギー
損失を得て高周波域特性で吸音性能を得る。中間部分と
なる混合物４では、多孔質性セラミック層の細孔分布構
造に入射した音のエネルギーの空気粒子振動速度が最大
となり、この密度の割合にて中低周波域特性へ下降する
吸音性能を得る。
いま本発明の吸音材と従来のフェルト（厚さ15mm）の吸
音率測定の実験結果を示せば第３図の特性図となる。こ
の場合、従来のフェルトでは中心周波数（Hz）が高くな
るに従って吸音率も上昇しているのに対し（破線Ｂ）、
実線Ａとなる本発明の防音材（0.8mmのブランケットを
厚さ5mmと10mmのフェルトでサンドイッチ状としたも
の）は、1000〜2000Hz（中低周波域）で吸音率が一番高
くなった。即ち、中低周波域での吸音性能が大であるこ
とがわかる。
音率測定の実験結果を示せば第３図の特性図となる。こ
の場合、従来のフェルトでは中心周波数（Hz）が高くな
るに従って吸音率も上昇しているのに対し（破線Ｂ）、
実線Ａとなる本発明の防音材（0.8mmのブランケットを
厚さ5mmと10mmのフェルトでサンドイッチ状としたも
の）は、1000〜2000Hz（中低周波域）で吸音率が一番高
くなった。即ち、中低周波域での吸音性能が大であるこ
とがわかる。
〈発明の効果〉 上述のように本発明の防音材は、フェルト層の中間に多
孔質性セラミック，金属粒子，有機接着剤を粘性した混
合物をサンドイッチ状に介在し中低周波域の吸音特性を
もつ構成としたことにより、従来の吸音性フェルトのよ
うな高周波域の吸音特性の欠陥を一掃し、家電機器及び
プラント機器、特にエアコンより発生する中低周波騒音
の吸音に最適となる。また、本発明は所定の混合物（ブ
ランケット）をフェルト間にサンドイッチ状に介在する
だけの極めて簡略した構造となるため、製造に当り量産
に適し、安価に提供し得る効果を奏する。
孔質性セラミック，金属粒子，有機接着剤を粘性した混
合物をサンドイッチ状に介在し中低周波域の吸音特性を
もつ構成としたことにより、従来の吸音性フェルトのよ
うな高周波域の吸音特性の欠陥を一掃し、家電機器及び
プラント機器、特にエアコンより発生する中低周波騒音
の吸音に最適となる。また、本発明は所定の混合物（ブ
ランケット）をフェルト間にサンドイッチ状に介在する
だけの極めて簡略した構造となるため、製造に当り量産
に適し、安価に提供し得る効果を奏する。
図面は本発明の実施例を示すもので、第１図は一部切欠
斜面図、第２図は要部拡大平面図、第３図は本発明の防
音材と従来フェルトとの吸音率を示す特性図である。 １……多孔質性セラミック、２……金属粒子、３……有
機接着剤、5,5′……フェルト。
斜面図、第２図は要部拡大平面図、第３図は本発明の防
音材と従来フェルトとの吸音率を示す特性図である。 １……多孔質性セラミック、２……金属粒子、３……有
機接着剤、5,5′……フェルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上野 光雄 東京都江戸川区東小松川２丁目21番12号 株式会社日本サイレンス工業技術研究所内 (72)発明者 塚原 仁 大阪府守口市京阪本通２丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 石垣 茂弥 大阪府守口市京阪本通２丁目18番地 三洋 電機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項１】多孔質性セラミックを主成分に金属粒子を
所定の粒度範囲で有機接着剤をもって所要の粘性に混合
し、２枚のフェルト面にこの混合物を均一にコーティン
グ形成し、これを合わせてサンドイッチ構造とし、フレ
キシブル形成の防音性サンドイッチセラミックフェルト
としたことを特徴とする防音材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62066118A JPH0757541B2 (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 | 防音材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62066118A JPH0757541B2 (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 | 防音材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63231934A JPS63231934A (ja) | 1988-09-28 |
| JPH0757541B2 true JPH0757541B2 (ja) | 1995-06-21 |
Family
ID=13306644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62066118A Expired - Fee Related JPH0757541B2 (ja) | 1987-03-20 | 1987-03-20 | 防音材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0757541B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2837937B2 (ja) * | 1990-08-24 | 1998-12-16 | 松下電工株式会社 | 遮音パネル |
-
1987
- 1987-03-20 JP JP62066118A patent/JPH0757541B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63231934A (ja) | 1988-09-28 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |