JPS59187849A - 複合板状体およびその製造方法 - Google Patents

複合板状体およびその製造方法

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JPS59187849A
JPS59187849A JP6265883A JP6265883A JPS59187849A JP S59187849 A JPS59187849 A JP S59187849A JP 6265883 A JP6265883 A JP 6265883A JP 6265883 A JP6265883 A JP 6265883A JP S59187849 A JPS59187849 A JP S59187849A
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JP
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plate
metal
porous
sound
composite
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JP6265883A
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稲垣 恭次
高橋 正克
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Unitika Ltd
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Unitika Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、建築物、構築物(以下建造物という。)の室
内で発生する音の響きの調整及び漏洩の防止。
床面や壁面の振動抑制、室内に設置する機器類の振動抑
制、あるいは外部から浸入する騒音の遮断等を目的とし
て、建造物の床面、壁面及び天井面に取り付ける複合板
状体及びその製造方法に関するものである。
建造物の遮音に用いられる主な構成材料は、コンクリー
トや石の壁、厚い木、ガラス、ブロックあるいは鋼板等
の重くて表面が硬く、平滑なものが多い。これらの材料
は一般に音の反射構造を有してい〜るため、これらを用
いて建造物内外の遮音を行うとともに、室の使用目的に
合ねゼで従来公知の内装材を用い、室内の音場の調整を
行うことが一般的に行われている。例えば1合板等の板
状材料の背後に空気層を設kJて、低音域吸音構造とす
るとか、グラスウール、ロックウール等の多孔質材料の
背後に空気層を設けて中高音域吸音構造とするとか、カ
ーペットやじゅうたん等の厚さの薄い多孔質材料を用い
て高音域吸音構造としたり。
あるいはこれらを組み合わせて広帯域の吸音構造とする
などして室内の音場の調整や吸音を行うなどである。
一方、遮音材料の関連法規として建築基準法があるが、
その技術的な基準は建築基準施工令第22条の2におい
て定められ、!7壁の持つべき透過損失の威定限の値と
して、  125 +17で25dB、 50.Otl
Zで40dB、 2000117で50dBが示されて
いる。これらの条件は、従来公知の遮音(吸音)材料に
より容易に満足することができるが2問題となるのは1
2511Z1?)、”Tこの低周波、特に2011Z付
近の超低周波領域を吸音又は遮音するための簡便かつ佇
効な材料ならひGこ方法が皆無に等しいことである。近
年、新しい公害として、二の超低周波が大きな社会問題
となっており、はとんど耳に間こえない低周波の空気振
動であるため、騒音とは言えないものの、家屋の振動、
不快感、胸腹部のB−迫感等の被害が報じられている。
本発明は、高周波領域から超低周波領域にわた、−7で
建造物の吸音、遮音及び振動抑制を可能G、−シた複合
+thを提供するものである。
すなわち1本発明は金属粒子が加熱、加圧により一体的
に結合し厚さ方向に層状に密度勾配を有する金属多孔質
板状体と、木削片が接着剤とともに加タハ・加圧されて
一体的に結合した繊維板状体とが一体的乙こ積層して4
1ろ複合板状体及びその製造方法である。
本発明の複合板状体で用いる金属多孔質板状体は、金属
粒子を加熱、加圧により多孔性で厚さツノ向に層状に密
度勾配を有するごとく−・体的に結合させたものである
。金属粒子としては、鉄糸金屈林料、アルミニウム系金
属+A利等の粒状物が用いられるが、鋳物、アルミニウ
ム合金の切削屑の利用か好ましい。金属粒子の粒度は5
〜150メツシブ−の広範囲のものを用いうる。さらに
1本発明で用いる多孔質板状体は吸音、遮音性を発揮す
るためには厚ざツノ向に疎−密−疎、密−疎−密又は疎
−密のごとき密度勾配を有するIi層状構造もっことが
必要である。特に、疎−密−疎の層状構造をもつものが
好まし2い。また、その厚さは例えば5〜30 m m
の範囲で必要に応じて選択することができるが2通常1
0〜20mm稈度のものか好ましい。
かかる多孔質板状体は任意の方法で製造しうるが1例え
ば耐火4Aにより所定の大きさに形成し7た−・体の側
壁、底壁及び対向電極を有する型枠内に所定量の金属材
料粒子を装填し、耐火材プレス4用いて加圧しながら、
又は加圧−加圧停止を繰り返しながら型枠の両端に配置
した電極から通電して金属粒子が相互に焼結結合するま
で抵抗加熱を加える。この際(1)表層部及び/又ムJ
°底h NIIの温度を他の部分より高く (又は低く
)すること、(2)金属粒子を型枠内に仕込むときに層
状に金属粒子の粒度を変えること等の処置を講すること
により得られる板状体に厚さ方向に層状に密度勾配を具
備させることができる。なお、上記の加熱、加圧成形に
際して金属粒子と樹脂又はろう接剤との混合物、あるい
は金属粒子をあらかし)め樹脂又はろう接剤でコーティ
ングしたものを用いて、樹脂又はろう接剤を金属粒子間
の結合剤又は結合助剤として作用させてもよいが、吸音
、遮音効果の点から金属粒子を直接焼結結合させたもの
が好ましい。
上記金属多孔質板状体は、全周波数にわたりほぼ一定の
透過損失及び吸音率(音のエネルキー消滅効果率)が得
られ、特に低周波から超低周波の範囲においてもその特
性に変化がない。
例えば、  、IIS A14]、6 r実験室Cコお
りる音響透過損失測定方法−1に基づき、長さ1800
mm、幅900mm 。
厚さ10mmの鋳鉄多孔板状体について測定した結果。
全周波数にわたり約25dBの透過損失が得られ、また
厚さ1.2mmの合板に密着させて測定した結果、約4
0dBの透過1n失が得られた。
次に1本発明の複合板状体で用いる。木削片を接着剤と
ともに一体的に成形した繊維板状体は。
従来公知のいわゆるパーティクルホードあるいは繊維板
と称されているものである。この繊維板状体は、圧縮の
程度により、硬質、゛杉硬質(又は中庸)、軟質(又は
軽量)のヨモ種類に分りられ、また構造は単層から2屓
及び多層に分けられているが1本発明の複合板状体用と
しては、必要に応じて任意のものを選択することができ
る。
本発明の複合板状体は、金属多孔質板状体と繊維板状体
が一体的に積層された構造を有し、金属多孔質板状体と
繊維板状体が同一面積で積層したもの、また例えば90
0mmX 900mmのごとく相対的Qこ大きい面精を
有する繊維板状体に1例えば15mmX 15mmのご
とく小面積の金属多孔質板状体の複数枚を所定間隔を置
いて配列して積層したものがあり1両板状体の積層面積
比は金属多孔質板状体の面積が繊維板状体の面積の10
%以」−であることが必要である。積層形態は一部1図
に示すごとく、金属多孔質板状体(1)と繊維板状体(
2)の各板状体の表面同士を単純に積層した形態のもの
、第2図のごとく金属多孔質板状体(1)の厚さ方向の
一部が繊維板状体(2)の−面に埋没した状態のもの、
あるいは第3図のごとく金属多孔質板状体(1)の両面
を繊維板状体(2)でサンドインチ状に積層した形態の
もの等があり、必要に応じて適宜選択して用いればよい
本発明の複合板状体は、あらかじめ製造した金属多孔質
板状体と繊維板状体とを単に接着剤を介して積層一体化
する方法のほか、繊維板状体の製造に際して、型枠内に
金属多孔質板状体の1ないし複数枚を配列載置し、その
上に木削片と接着剤との混合物の必要量を装填して加熱
・加圧して一体的に形成する方法により、容易に製造す
ることができる。特に、後者の一体成形する方法によれ
ば。製造工程を簡略化することができるとともに。
金属多孔質板状体の厚さ方向の一部が繊維板状体の−・
面に埋込まれた状態の積層物を容易に製造することがで
き、しかも積層状態の強固なものを得ることができる。
本発明の複合板状体は、以上のごとく金属多孔質板状体
と繊維板状体とを積層した構造を有し。
次のような格別の効果を奏する。
(」)金属多孔質板状体と木質系の繊維板状体とを情調
したものであるため、釘打らやのこぎり切断等に制約が
あるものの、あたかも合板のように取り扱うことができ
、施工性が良い。
(2)繊維板等は、一般に木材の有する割れ、腐れ。
節等の欠点がなく、温湿度変化による狂いもなく9表面
は平滑で、硬度が高い等の優れた性質を持ち、かつ硬さ
、厚み、構造等は容易に変え得るため、用途に応じた金
属多孔質板状体との複合材が容易に得られる。
(3)金属多孔質板状体を露出させることにより。
高周波から超低周波まで吸音力のある複合板状体が得ら
れる。
(4)金属多孔質板状体自体のもつ遮音力と振動吸収能
力により、複合板状体全体の振動抑制が可能となるため
、より有効な遮音力のある木質系の複合板状体が得られ
る。
(5)複合板状体の板振動抑制能力を利用して7例えば
微振動でさえ性能に影響を与える科学機器等の床材とし
て用い、微振動の吸収を行わせることができる。
(6)繊維板状体は、金属多孔質板状体とともに加熱・
加圧して一体的に成形することができるため、金型によ
り部分的に圧縮比を変えることができる。例えば、金属
多孔質板状体と積層する場合、金属多孔質板状体と接す
る部分の圧縮比を小さく、すなわち硬さを減じることに
より。
金属多孔質板状体の持つ振動吸収能力をより広く複合板
状体全体に拡げることができる。
以下に本発明の実施例を示す。
実施例 厚さ方向に疎−密一疎の密度勾配を有する鋳鉄多孔質板
状体(150mmX 150mm X 10mm)の9
枚を半硬質のパーティクルボード(900mmX 90
0mm X15闘)に等間隔に接着剤を介して、一体的
に積層して本発明の複合板状体を作製し、壁面材料とし
て用いた。複合板状体は、従来公知の軸組壁工法により
間柱や胴縁を組んだ下地に取付けた。その際に金属多孔
質板状体が隣室側に、そしてパーティクルボード面が室
内側に向くように取付けた。
上記の壁を挟んだ隣室の壁から1m離れた位置に音源と
して大型スピーカを設置し1通常居室での発生音の最高
レベル(100[IB)で発音させ、各オクターブ毎に
Aオクターブのワーブル音として。
室内へ壁から透過する音を壁から1m離れた位置で測定
して透過損失を算出した。測定結果は、6311zで2
7dl’l、  12511zで34dll、  25
0 +1Zで44dB、  500112で51dB、
  i KHzで63dB、 2 K11zで74 d
 Bであった。
比較例として、上記本発明の複合板状体に用いたパーテ
ィクルボードのみで壁体を作製し、同様の試験を行った
ところ、 6311zで20dB、 125 fizで
27dB、  250 tlzで35dB、  500
1!zで39dB、  I KIIZで48dB。
2KHzで52tiBの値が得られた。
上記の測定結果において、  500tlzの透過損失
を比べると1本発明の複合板状体の力が12dB (音
圧差的1/16)多い透過損失が得られ、優れた遮音効
果を示しており、金属多孔質板状体を用いた本発明の複
合板状体は、各周波数にわたって大きな透過損失が得ら
れ、施工性の簡便さも相まって極めて優れた複合材料で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図及び第3図は1本発明の複合板状体の積
層形態を示す模式断面図である。 (1)・・・金属多孔質板状体、(2)・・・繊維板状
体特許出願人 ユニ子力株式会社 碑 II!1 埠 2I!1

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属粒子が加熱・加圧により一体的に結合し厚さ
    方向に層状に密度勾配を有する金属多孔質板状体と、木
    削片が接着剤とともに加熱・加圧されて一体的に結合し
    た繊維板状体とが一体的に積層してなる複合板状体。
  2. (2)金属粒子が加熱・加圧により一体的に結合し厚さ
    方向に層状に密度勾配を有する金属多孔質板状体を型枠
    内に載置し、その上に木削片と接着剤との混合物を装填
    し、加熱、加圧して一体的に成形する複合板状体の製造
    方法。
JP6265883A 1983-04-08 1983-04-08 複合板状体およびその製造方法 Pending JPS59187849A (ja)

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JP6265883A JPS59187849A (ja) 1983-04-08 1983-04-08 複合板状体およびその製造方法

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6254928U (ja) * 1985-09-24 1987-04-06

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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