JPH0757437B2 - ダイハイトの自動調整装置 - Google Patents

ダイハイトの自動調整装置

Info

Publication number
JPH0757437B2
JPH0757437B2 JP1272344A JP27234489A JPH0757437B2 JP H0757437 B2 JPH0757437 B2 JP H0757437B2 JP 1272344 A JP1272344 A JP 1272344A JP 27234489 A JP27234489 A JP 27234489A JP H0757437 B2 JPH0757437 B2 JP H0757437B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide
press
pattern
load
load pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1272344A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03133600A (ja
Inventor
繁徳 柏木
尚巳 佐藤
靖夫 北村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Aida Engineering Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Aida Engineering Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Aida Engineering Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP1272344A priority Critical patent/JPH0757437B2/ja
Priority to DE4032484A priority patent/DE4032484C2/de
Priority to US07/599,801 priority patent/US5140834A/en
Priority to GB9022843A priority patent/GB2238886B/en
Publication of JPH03133600A publication Critical patent/JPH03133600A/ja
Priority to US07/893,242 priority patent/US5199290A/en
Publication of JPH0757437B2 publication Critical patent/JPH0757437B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B15/00Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
    • B30B15/0029Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing means for adjusting the space between the press slide and the press table, i.e. the shut height
    • B30B15/0041Control arrangements therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Control Of Presses (AREA)
  • Presses And Accessory Devices Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、複数の金型を有するプレスのダイハイトの自
動調整装置に関する。
[従来の技術] 第5図は、型交換等の時間短縮を図るために設けられた
従来のスライドの自動調整装置を示す。
図において、1はコネクティングロッド、8は、スライ
ド、3はコネクティングロッド1とスライド8とを連結
するためのスライドポイント部である。スライドポイン
ト部3には図示しないボールあるいはリストピンが設け
られている。また、コネクティングロッド1とスライド
ポイント部3とは、ウォームホイール5、ウォームギア
6で回動される調整ネジ4で軸方向に変位可能に連結さ
れている。
ウォームギア6は、減速機付のブレーキモータ11に連結
された駆動軸12aで回転される。スライド位置調整装置2
0は、設定器21,下降コントローラ22,起動スイッチ2
3′,上昇コントローラ24とから形成され、上昇コント
ローラ24と下降コントローラ22とは切替器25により選択
される。
上昇限確認装置9は、スライドポイント部3の作動片7
に当接したときに作動するリミットスイッチから形成さ
れ、上昇コントローラ24で上昇駆動されていたスライド
8を上昇限において停止するものである。リミットスイ
ッチが作動した信号(SPS)を上昇コントローラ24に入
力させることにより行なわれる。下降限確認装置10は、
スライドポイント部3の作動片7に当接したときに作動
するリミットスイッチから形成され、上昇コントローラ
24で上昇駆動されていたスライド8を下降限において停
止するものである。リミットスイッチが作動した信号
(SPS)を上昇コントローラ24に入力させることにより
行なわれる。
そして、上昇限確認装置9が働く(リミットスイッチ閉
成によるSPS信号が出力される)と、ブレーキが掛りス
ライド8を上昇限に静止させる。
ここに、スライド調整ボタン23′を操作(ON)すれば、
デジタルスイッチから形成された設定器21の設定値に基
づいて、上昇または下降コントローラ22,24が作動し、
スライド8は当該ダイハイトに相応する位置に自動静止
される。
また、26はギア機構13(ギア13a,13b)を介して駆動軸1
2bで回動されるスライド現在位置検出器(多回転型アブ
ソコーダ)である。
このスライド現在位置検出器26は、可逆カウント機構,
表示機構,スイッチ機構とからなり、スライド8の現在
位置をデジタル表示する。
また、スイッチ機構は、動力プレス機械構造規格(第31
条)を遵守するものとしてスライド8の上限逸脱防止の
ための信号HLSと下限逸脱防止のための信号LLSとを出力
する。いずれの信号も内蔵した上下限設定器を閉成する
ことにより出力される。
[発明が解決しようとする課題] このように精巧な構造とされているが、1台のプレスで
多種少量生産を行う場合、大きなワークを生産する場合
等の多様化、自動高速化、および高精度化という現今要
請を満足できないという指摘がある。
すなわち、上記従来構造では、一般的にプレス停止状態
においてスライド位置を昇降してプレス連続運転時にお
ける所定のダイハイトに調整している。ところが、ワー
クのトランスファー方向に配設された複数の金型を有す
るプレスでは、プレス荷重が加わる金型の数が変化する
と、必然的にコラム等に伸縮が生じダイハイトが変化し
てしまう。したがって、従来は、その金型の数が変化す
る起動時から連続運転並びに連続運転時から停止までに
プレスしたワークは不良品として取扱われていたのでコ
スト高となるばかりか、起動・停止時間が長く高速化を
妨げる要因となっていた。これらの欠点は多数の金型を
有する大型プレスや多種形態の少量ロットワークを生産
する非専用プレスにおいては一層の不都合を生じる。
これに対して、起動動作中および停止動作中にプレス荷
重の加わる金型の数に応じて手動により毎回スライドを
調整することが考えられる。しかし、従来構造では、設
定器21での設定作業を人の記憶にたよって都度に行わな
ければならないので作業が煩雑であるばかりか、単純設
定ミスや使用金型の種別誤認等の人的錯誤が生じ易く金
型破損等を招来する虞れがある。
ここに、本発明の目的は、スライド定位置においてスラ
イド調整ボタンを操作するだけで、プレス荷重の加わる
金型数の変化に応じてスライド位置を自動調整して常に
当該ロードパターンにおける下死点でのダイハイトを一
定とすることができ、もってプレス起動・停止動作中に
も所定製品をプレス加工できるダイハイトの自動調整装
置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 本発明は、ワークのトランスファー方向に配設された複
数金型を有するプレスのダイハイト自動調整装置におい
て、 プレス荷重の加わる金型の数によって区分けされたロー
ドパターンを設定するパターン設定手段と、 設定されたロードパターンごとに当該ロードパターンに
おけるスライド下面位置を基準ロードパターンにおける
基準スライド下面位置に補正するための補正量を設定す
る補正量設定手段と、 スライド定位置におけるロードパターンが、設定された
ロードパターンのいずれかに合致するかを判別するパタ
ーン判別手段と、 判別したロードパターンに適合する補正量を選択してス
ライド位置調整装置に当該補正量を打消す駆動制御信号
を出力する補正出力手段とを設け、スライド調整ボタン
の操作を条件として、スライドが定位置にあるときの当
該ロードパターンに対応するプレス下死点におけるスラ
イド下面位置をスライド位置調整装置で駆動制御するこ
とによってダイハイトを一定に自動調整できるように構
成したことを特徴とする。
[作 用] 上記構成による本発明では、プレス荷重の加わる金型の
数によって区分けしたロードパターンと、各ロードパタ
ーンにおけるスライド下面位置を基準ロードパターンの
基準スライド下面位置に調整するための補正量とを決定
しておき、ロードパターンをパターン設定手段でかつ補
正量を補正量設定手段で設定する。ここに、プレスをス
ライドが定位置(例えば上死点)となるように起動・停
止すれば、パターン判別手段は当該ロードパターンが、
設定されたロードパターンのいずれであるかを判別す
る。続いて、プレス調整ボタンを操作すれば、ロードパ
ターン判別結果に基づいて補正出力手段が当該補正量に
相当する信号をスライド位置調整装置に出力する。
したがって、起動作動中、停止作業中におけるプレス荷
重の加わる金型の数が変化するとしても、プレス一行程
運転とプレス調整ボタン操作を繰返すだけで、スライド
下面位置はロードパターンに拘らず常に基準スライド下
面位置に自動調整される。
よって、基準スライド下面位置を所定のダイハイトにな
るよう規定しておけば、起動作業中、停止作業中におい
ても下死点でのダイハイトを常に一定にすることができ
る。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は要部のブロック図である。本スライドの自動調
整装置は、第1図に示すように、パターン設定手段とし
てのロードパターン設定器32と補正量設定手段としての
補正量設定器33とパターン判別手段34と補正出力手段49
とを設け、スライド(8)が定位置(上死点)にある時
に、スライド調整ボタン23を操作(ON)すれば、当該ロ
ードパターン時のプレス下死点におけるスライド下面位
置をスライド位置調整装置20で駆動制御することによっ
て、ダイハイトを一定に自動調整できるように構成され
ている。
また、利用面拡大のためにダイNo.設定器30と基準ダイ
ハイト設定器31とが設けられている。なお、第1図中の
40は、制御装置であって、プレス全体の駆動制御を行う
ものである、とともに本自動調整装置の一部をも兼ねる
ものと形成されている。また、スライド8等プレス構造
は前出第5図に示した従来例を同一である。
そこで、この制御装置40をはじめに説明する。
CPU41は演算・実行・命令等を行う中央演算手段であ
り、このCPU41にはバスを介してROM42、RAM43、表示ユ
ニット44、入力ポート46、47、出力ポート48等が接続さ
れている。ここで、ROM42にはプレス全体の駆動制御用
プログラム等が格納されている。また、表示ユニット44
は、デジタル表示器やCRT等から形成され、基準(設
定)ダイハイト、現在におけるダイハイト、スライド下
面位置、さらには補正量を表示できる。また、第1図中
の51はプレス起動ボタンであって、このボタン51を操作
(ON)すればプレスを一行程運転でき、スライド8は定
位置(この実施例では上死点)に停止する。これは、ロ
ータリーカムスイッチ52で確認できる。
ここに、ロードパターン設定器32は、プレス荷重の加わ
る金型の数によって区分されたロードパターンを設定す
るもので、この実施例ではデジタルスイッチから構成さ
れ、その設定パターンは前記RAM43に記憶される。すな
わち、ワークのプレス内トランスファー方向に配設され
た複数の金型を有するプレスでは、起動時から連続運転
まではプレス荷重の加わる金型の数が段階的に増大し、
連続運転から停止時までは段階的に減少する。このプレ
ス荷重の加わる金型の数の変化はコラム等の伸縮、つま
りスライド下面位置の高低として現われる。そこで、金
型の数ごとに異なるロードパターンを定義して設定する
のである。
この実施例では、模式的に表わした第2図および第7図
に示す如く、スライド8中に記した符号(例えばはプ
レス荷重の加わる金型が一つを意味する。)で示すよう
に、プレス起動動作中(停止動作中)において1つの金
型の場合をロードパターンP1(P7)、2つの金型の場合
をロードパターンP2(P6)、以下ロードパターンP
3(P5),P4の如く、金型の数が4つでこれを7区分して
いる。ここに、無負荷時のコラム等の伸びをλとした
とき、プレス荷重が加わったときの各ロードパターン
P1,P2,P3,P4における伸びは、第2図に示す如く、λ1,
λ23である。したがって、ロードパターンP1
場合にはプレス下死点でのスライド下面位置は最も低
く、ロードパターンP4の場合におけるスライド下面位置
は最も高くなることが理解される。
なお、ロードパターンP7,P6,P5における伸びは、金型数
が同じでもプレス内配設位置が異なるので、ロードパタ
ーンP1,P2,P3の伸びとは相違するが、以下においては説
明便宜のためにロードパターンP1とP7,P2とP6、P3とP5
とは同一の伸びを生ずるものとして取扱う。
そして、この実施例では、ロードパターン(基準ロード
パターン)P4におけるスライド下面位置(プレス連続運
転中のコラム等の伸縮量を見込んだ状態)において、基
準ダイハイトDHと定め、基準ダイハイト設定器31で設定
するものとしている。この設定基準ダイハイトDHも前記
RAM43に記憶される。
次に補正量設定器33は、設定されたロードパターンごと
に当該ロードパターンにおけるスライド下面位置を基準
ロードパターンP4(他のロードパターンを基準ロードパ
ターンと規定してもよい。)における基準スライド下面
位置に補正するための補正量を設定するための手段であ
り、デジタルスイッチから形成されている。この実施例
では、各ロードパターンP1,…,P4の各補正量を第2図に
示したC1,C2,C3,C4としている。因に、補正量C1=λ
−λ、C2=λ−λ、C3=λ−λ、C4=λ
λ=0である。
次に、パターン判別手段34は、ロータリーカムスイッチ
52でスライド8が上死点にあることを確認したときに、
ロードパターンPnが、設定されたロードパターンP1〜P4
〜P7のいずれかに合致するかを判別する手段であり、前
記ROM42に記憶された制御プログラム等から自動判別す
るように形成してもよいが、この実施例では、一層の具
体的把握を期して公知のフィードバーに各金型に対応配
設されたグリップフィンガーがワークを挟持したときに
作動するグリップ検出用リミットスイッチLS1〜LS4の作
動組合状態から判別するものと構成されている。例え
ば、4つのリミットスイッチLS1〜LS4が全て作動すれば
ロードパターンP4と判別する。
また、補正出力手段49は、スライド調整ボタン23の操作
(ON)を条件として、パターン判別手段34で判別したロ
ードパターンに適合する補正量を選択して、その補正量
をスライド位置調整装置20への駆動制御信号として出力
するもので、この実施例では、前記CPU41等から形成さ
れている。
すなわち、一義的には第2図に示した補正量Cnを打消す
ようにコントロールするのであるが、金型の数は段階的
に増大または減少するものであることから、この補正出
力手段49は、今回ロードパターンのスライド下面位置と
前回ロードパターンの補正後のスライド下面位置との差
分を打消すような駆動制御信号〔スライド上昇信号U、
スライド下降信号D〕を出力するように形成されてい
る。具体的には、第3図に示す如く、ロードパターンP1
における駆動制御信号U1は前記補正量C1と等しい距離だ
けスライド8を上昇させる信号である。ロードパターン
P2における駆動制御信号D2は、前回に補正量C1が補正さ
れているので、C2−C1(λ−λ)だけスライド8を
下降させればよいことになる。したがって、信号D2は補
正量C2とC1との差分(C1−C2)相当距離だけスライドを
下降させる信号である。以下、ロードパターンにP3,P4
における駆動制御信号D3,D4も差分(C2−C3)、(C3−C
4)相当距離だけスライドを下降させる信号である。プ
レス停止動作に際するロードパターンP5,P6,P7の場合に
は同様の理由からスライド上昇用の駆動制御信号U5,U6,
U7となる。
なお、第3図は、プレスの起動から停止までのスライド
位置の補正前(2点鎖線で示す)と補正後(実線で示
す)との関係を示し、かつ第2図と同様にλ=2
λ、λ=3λ、λ=4λつまり金型の数とコ
ラム等の伸縮量が比例するものとした場合である。
このように、補正出力手段49は、補正量設定器33で設定
された補正量C1,C2,C3,C4をRAM43から読出すとともにRO
M42に記憶されたプログラムに基づいて演算処理して駆
動制御信号U1,D2,D3,D4,U5,U6,U7を求め出力されるもの
と形成されている。但し、このような駆動制御信号相当
の実質的スライド昇降用の距離を予め計算しておき、そ
の計算結果を補正量設定手段としての補正量設定器33に
設定し、この補正出力手段49は設定された計算済補正量
(U1,D2,D3,D4,U5,U6,U7相当)をそのまま出力する等適
宜に具現化できる。
スライド位置調整装置20は、基本的には前出第5図に示
す構造とされるが、図示しないセレクトスイッチを自動
調整と選択したときには、補正出力手段49からの駆動制
御信号(Un,Dn)に基づいて、コントロールされるもの
と構成されている。
つまり、第5図に示すスライド調整ボタン23′は手動調
整用であり、第1図に示すスライド調整ボタン23は本発
明による自動調整用である。もとより、ボタン23は23′
と兼用するよう形成してもよい。
ここに、本実施例におけるスライド調整ボタン23は、第
1図に示す如く、上昇用ボタン23−1と下降用ボタン23
−2から構成され、各ボタン23−1,23−2にはそれぞれ
ランプ23−3,23−4が内蔵されている。すなわち、スラ
イド8の定位置がロータリーカムスイッチ52からの信号
で確認されると、CPU41は演算した駆動制御信号が上昇
信号Unであるときはランプ23−3を点灯させ、下降信号
Dnであるときはランプ23−4を点灯させるよう形成され
ている。つまり、スライド自動調整に際し、オペレータ
に上昇か下降かを再認識させることと操作すべきボタン
を告知するように形成している。
なお、ランプは当該スイッチを操作可能状態のときにフ
リッカーさせ、スライド調整が完了すれば点灯するよう
に形成されている。もっとも、スライド調整ボタン23は
上記の通り、1つとしてもよくランプを点灯・フリッカ
ーさせない構造として実施することもできる。
なお、ダイハイト自動調整用の、例えば第4図に示す、
プログラム等はROM42に記憶されている。
さらに、この実施例では、プレス加工製品毎に複数金型
を交換した際は、基準ダイハイトを変更しなければなら
ないので、ダイNo.設定器30を設け対処している。すな
わち、同時使用する金型群ごとにダイNo.を付し、各ダ
イNo.ごとに基準ダイハイト、ロードパターン、補正量
を設定できるようにされている。
次に、作用を説明する。
(設定操作) 使用する金型に対応するダイNo.と基準ダイハイトとを
ダイNo.設定器30と基準ダイハイト設定器31とに設定す
る。基準ダイハイトDHは、第2図に示すように、プレス
荷重の加わる金型の数が最大のロードパターンP4の場合
とする。
続いて、ロードパターン設定器32にパターンP1、補正量
設定器33に当該補正量C1を設定する。パターンP2,P3
ついても同様に補正量C2,C3を設定する。なお、パター
ンP4の補正量は零(0)である。また、ロードパターン
P5,P6,P7については上記理由からパターンP1,P2,P3に基
づいて自動的に設定される。
(ダイハイト自動調整) プレス起動ボタン51を操作(ON)する。プレスは一行程
運転しスライド8は上死点に停止する。すると、第4図
に示す如くロータリーカムスイッチ52の信号により確認
される(ステップ10)。この一行程中にトランスファー
方向の上流側から1つのワークが一番目の金型に供給さ
れる。このワークはフィードバーに設けられたグリップ
で挟持される。
したがって、グリップ検出用のリミットスイッチLS1がO
Nとなり、ロードパターン変化が検出される(ステップ1
2)。続いて、ステップ14でロードパターン判別手段34
はロードパターンがP1であると判別する。
ここに、制御装置40のCPU41は、ROM42に格納されたダイ
ハイト自動調整プログラムに基づいて、当該ロードパタ
ーンP1の補正量C1をRAM43から読出す(ステップ16)、
とともに補正すべきスライド下面位置の昇降距離を求め
つつその駆動制御信号U1を求める。そして、ランプ23−
3をフリッカーさせて、昇降の方向と操作可能であるこ
とを告知させる。その後に、スライド調整ボタン23(23
−1)がオペレータによって操作(ON)される(ステッ
プ18)と、駆動制御信号U1を出力ポート48を介してスラ
イド位置調整装置20に出力する(ステップ20)。
これによりスライド位置調整装置20は、スライドを第3
図のロードパターンP1における2点鎖線で示した状態か
ら実線で示した状態まで上昇させる。したがって、基準
ダイハイトDHに自動調整される。調整完了と同時にラン
プ23−3は点灯に変わり完了表示させる。
その後、全てのパターンについての調整工程終了信号が
入力されない(ステップ22)限り、ステップ10に戻る。
引続き、プレス起動ボタン51とスライド調整ボタン23
(23−1,23−2)を操作することにより、ロードパター
ンP2,P3,P4について調整する。プレス停止動作中のP5,P
6,P7についても同様にダイハイト調整を行う。
しかして、この実施例によれば、パターン設定手段(ロ
ードパターン設定器32)、補正量設定手段(補正量設定
器33)、パターン判別手段34、補正出力手段49(CPU41
等)を設け、スライド調整ボタン23(23−1,23−2)の
操作を条件として、スライド定位置での当該ロードパタ
ーンに対応するプレス下死点におけるスライド下面位置
をスライド位置調整装置20で駆動制御することにより、
ダイハイト(基準ダイハイトDH)を一定に自動調整する
構成とされているので、プレス起動動作〜連続運転、連
続運転〜停止動作までの間に加工された製品も高精度で
あり生産コストを低減させることができる。このこと
は、全体として高速加工と生産能率を高めることに直結
する。また、起動・停止の頻繁な多種少量生産プレス、
大型ワーク加工プレスに極めて有用であり現今多様化要
請を満たすことができる。
また、補正出力手段49等はプレス駆動制御用の制御装置
40を兼用して具現化され、スライド位置調整装置20は従
来構造に大幅な改変を加えることなく利用でき、かつロ
ードパターン判別手段34はトランスファプレス構成上必
須なグリップ検出用のリミットスイッチLSを利用して構
成されているので信頼性を高め低コストである。
また、スライド調整ボタン23は上昇用23−1と下降用23
−2との2つから形成され、かつ操作状態等をランプ23
−3,23−4で告知する構成としたので、一層の安全と確
実動作を確認できる。
さらに、ダイNo.設定器30が設けられているので、適用
する全金型について、金型交換後も都度の目標設定動作
を行うことなく直ちにダイハイトを一定に自動調整で
き、この点からも多種少量生産等ヘプレス利用性を高め
ることができる。
さらにまた、基準ダイハイト、各パターンごとの補正量
は設定変更が容易であるから、例えばプレス試打して実
桟に最良なダイハイトを確立できる。しかも、補正量は
固定データとして記憶され、都度に設定する必要がない
からミス設定を完全防止できる。
[発明の効果] 本発明は、上記の説明から明らかの通り、パターン設定
手段,補正量設定手段,パターン判別手段,補正出力手
段を設け、プレス起動ボタンとスライド調整ボタンとを
交互に操作するだけで当該ロードパターンに対応するプ
レス下死点におけるスライド下面位置をスライド調整装
置で駆動制御してダイハイトを常に一定とする構成であ
るから、プレス連続運転以外の起動・停止動作中にも高
精度加工でき生産コストを低下でき、全体として高速で
多種少量生産等に最適な利用性の高い優れた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す要部のブロック図、第
2図は同じくロードパターンごとに変化するスライド下
面位置と補正量との関係を説明するための図、第3図は
同じくダイハイト補正の前後状態を対比説明するための
図、第4図は同じく動作を説明するためのフローチャー
トおよび第5図は従来のスライド位置調整装置の構成を
示す図である。 8……スライド、 23(23−1,23−2)……スライド調整ボタン、 23−3,23−4……ランプ、 20……スライド位置調整装置、 32……ロードパターン設定器(パターン設定手段)、 33……補正量設定器(補正量設定手段)、 34……ロードパターン判別手段、 40……制御装置、 41……CPU(補正出力手段)、 51……プレス起動ボタン、 52……ロータリーカムスイッチ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークのトランスファー方向に配設された
    複数金型を有するプレスのダイハイト自動調整装置にお
    いて、 プレス荷重の加わる金型の数によって区分けされたロー
    ドパターンを設定するパターン設定手段と、 設定されたロードパターンごとに当該ロードパターンに
    おけるスライド下面位置を基準ロードパターンにおける
    基準スライド下面位置に補正するための補正量を設定す
    る補正量設定手段と、 スライド定位置におけるロードパターンが、設定された
    ロードパターンのいずれに合致するかを判別するパター
    ン判別手段と、 判別したロードパターンに適合する補正量を選択してス
    ライド位置調整装置に当該補正量を打消す駆動制御信号
    を出力する補正出力手段とを設け、スライド調整ボタン
    の操作を条件として、スライドが定位置にあるときの当
    該ロードパターンに対応するプレス下死点におけるスラ
    イド下面位置をスライド位置調整装置で駆動制御するこ
    とによってダイハイトを一定に自動調整できるように構
    成したことを特徴とするダイハイトの自動調整装置。
JP1272344A 1989-10-19 1989-10-19 ダイハイトの自動調整装置 Expired - Fee Related JPH0757437B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1272344A JPH0757437B2 (ja) 1989-10-19 1989-10-19 ダイハイトの自動調整装置
DE4032484A DE4032484C2 (de) 1989-10-19 1990-10-12 Steuerungsvorrichtung für die Korrekturen der Werkzeug-Schließhöheneinstellung in einer Stufenpresse bei Beginn und Beendigung des Produktionsvorgangs
US07/599,801 US5140834A (en) 1989-10-19 1990-10-19 Device for automatic adjustment of die height of a press
GB9022843A GB2238886B (en) 1989-10-19 1990-10-19 Automatic adjustment device for press die height
US07/893,242 US5199290A (en) 1989-10-19 1992-06-03 Method of automatic adjustment of die height of a press

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1272344A JPH0757437B2 (ja) 1989-10-19 1989-10-19 ダイハイトの自動調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03133600A JPH03133600A (ja) 1991-06-06
JPH0757437B2 true JPH0757437B2 (ja) 1995-06-21

Family

ID=17512577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1272344A Expired - Fee Related JPH0757437B2 (ja) 1989-10-19 1989-10-19 ダイハイトの自動調整装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5140834A (ja)
JP (1) JPH0757437B2 (ja)
DE (1) DE4032484C2 (ja)
GB (1) GB2238886B (ja)

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5199290A (en) * 1989-10-19 1993-04-06 Aida Engineering, Ltd. Method of automatic adjustment of die height of a press
JPH03210999A (ja) * 1990-01-12 1991-09-13 Aida Eng Ltd ダイハイトの自動調整装置
CA2093383C (en) * 1992-04-07 1999-10-05 Kazunari Kirii Method and apparatus for adjusting press operating conditions depending upon dies used
US5419169A (en) * 1992-04-07 1995-05-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method and apparatus for adjusting press operating conditions depending upon dies used
EP0675419B1 (en) * 1994-03-31 1999-05-26 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Method and apparatus for optimizing press operating condition based on press operating environment and/or physical condition of blank
WO1995034405A1 (en) * 1994-06-14 1995-12-21 Dansk Industri Syndikat A/S Method and arrangement for identifying tools in a moulding machine
US5609099A (en) * 1995-10-06 1997-03-11 The Minster Machine Company Press shutheight adjustment mechanism with hydrostatic bearing pads
US5682813A (en) * 1996-03-27 1997-11-04 The Minster Machine Company Press shutheight control through hydraulic pressure
US6272892B1 (en) * 1999-03-19 2001-08-14 Sumitomo Heavy Industries, Ltd. Forging press apparatus, controller of automation device used therefor and shut height controller
US6523384B1 (en) 1999-10-15 2003-02-25 The Minster Machine Company Carry through monitor
US6738729B1 (en) * 1999-10-19 2004-05-18 The Minster Machine Company Dynamic die penetration monitor
US6868351B1 (en) * 1999-10-19 2005-03-15 The Minster Machine Company Displacement based dynamic load monitor
DK1120176T3 (da) * 2000-01-24 2005-08-15 Bystronic Laser Ag Fremgangsmåde til regulering af en kantpresses slag
US6769355B1 (en) * 2000-02-29 2004-08-03 The Minster Machine Company Auto-positioning inching control
ATE418444T1 (de) * 2000-08-01 2009-01-15 Haulick & Roos Gmbh Press- oder stanzautomat
CN101389420A (zh) * 2006-01-25 2009-03-18 联邦科学技术研究组织 主动可重构的拉伸成形
DE102007003335B4 (de) * 2007-01-17 2009-11-05 Schuler Pressen Gmbh & Co. Kg Presse und Steuerverfahren für diese
JP4712884B2 (ja) * 2009-07-07 2011-06-29 ファナック株式会社 プレス機械制御装置
JP2013027885A (ja) * 2011-07-27 2013-02-07 Yamada Dobby Co Ltd プレス機
US9586375B2 (en) * 2013-07-03 2017-03-07 Aida Engineering, Ltd. Press machine controller
CN105856609A (zh) * 2016-06-13 2016-08-17 陈妙娟 具有活动式榨油机构的榨油系统

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2731084C3 (de) * 1977-07-09 1980-07-03 L. Schuler Gmbh, 7320 Goeppingen Stößelverstellung für schnellaufende Schnittpressen
SU1011314A1 (ru) * 1981-12-05 1983-04-15 Subbotin Vladislav G Устройство дл контрол высоты поковки при ковке
JPS6023897B2 (ja) * 1982-07-06 1985-06-10 平田プレス工業株式会社 シャットハイト調整に応動するボルスタ上限位置検出スイッチ取付位置自動調整装置
JPS61238499A (ja) * 1985-04-16 1986-10-23 Mitsubishi Heavy Ind Ltd プレスのスライド高さ検出装置
GB2213086B (en) * 1987-12-04 1992-08-05 Amada Co Ltd Method and device for controlling the stroke of a press machine

Also Published As

Publication number Publication date
GB2238886B (en) 1993-09-08
JPH03133600A (ja) 1991-06-06
GB9022843D0 (en) 1990-12-05
GB2238886A (en) 1991-06-12
DE4032484A1 (de) 1991-05-02
DE4032484C2 (de) 1999-11-11
US5140834A (en) 1992-08-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0757437B2 (ja) ダイハイトの自動調整装置
US7434505B2 (en) Servo press control system and servo press control method
US4923383A (en) Apparatus for mold aligning in a compression molding machine
US5199290A (en) Method of automatic adjustment of die height of a press
US10081150B2 (en) Press machine and method for adjusting slide position thereof
JPS63130326A (ja) 射出成形機の成形条件設定装置
US9156222B2 (en) Press machine and method for detecting top dead center thereof
JP2001121297A (ja) プレス機械のスライド傾き補正装置
JP2851653B2 (ja) モータプレス機の制御方法
JP2698040B2 (ja) 油圧サーボ制御式ボトムノックアウト装置
JPH03210999A (ja) ダイハイトの自動調整装置
JPH10272600A (ja) プレス機械のサーボ制御装置
JP2001079697A (ja) プレス機械のダイハイト調整装置
JPH03216299A (ja) ダイハイトの自動調整装置
JP3807495B2 (ja) 電動サーボプレスのモーション設定方法
JP2506657B2 (ja) 電動プレス
JP3821548B2 (ja) サーボプレスのスライド位置設定方法
JP3788568B2 (ja) サーボプレスの下死点探査装置
JPH04285000A (ja) プレス機械の運転開始方法
JPS62202002A (ja) Ncメカニカルプレス
JPH046452B2 (ja)
JPH065039Y2 (ja) スライドの下死点位置精度維持装置
JPH09201632A (ja) プレス機械の材料送り装置
JPS6029571B2 (ja) 折り曲げ機における折り曲げ方法
JPH10277793A (ja) 直動型プレスのタイミング信号制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees