JPH0757413A - 磁気ディスク - Google Patents
磁気ディスクInfo
- Publication number
- JPH0757413A JPH0757413A JP22523593A JP22523593A JPH0757413A JP H0757413 A JPH0757413 A JP H0757413A JP 22523593 A JP22523593 A JP 22523593A JP 22523593 A JP22523593 A JP 22523593A JP H0757413 A JPH0757413 A JP H0757413A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic layer
- magnetic
- disk
- magnetic disk
- less
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- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光学的なトラッキングサ−ボが行える磁気デ
ィスクを下記の構成にして、磁性層の厚さを薄くしても
光学的なトラッキングサ−ボが良好に行えるようにし、
トラック密度を高密度化して、記憶容量を格段に向上さ
せる。 【構成】 基体上に磁性粉末を含む磁性層を設け、磁性
層の表面に情報信号の記録が行われるトラックに沿って
入射光を乱反射する凹所群を所定の間隔で多数設けた磁
気ディスクにおいて、記録波長が2μm以下、磁性層の
厚さが 0.5μm以下で、凹所群内における凹所群のディ
スク半径方向の幅を一辺とする正方形領域内に存在する
凹所の深さの平均値の最大値Dmax と最小値Dmin との
比Dmax /Dmin が 1.5以下であるか、凹所群にスポッ
ト径をディスク半径方向の凹所群の幅程度に絞った波長
880nm程度のレ−ザ光を照射したときに検出される
反射光の光量の最大値Pmax と最小値Pmin との比Pma
x /Pmin が 1.5以下である磁気ディスク。
ィスクを下記の構成にして、磁性層の厚さを薄くしても
光学的なトラッキングサ−ボが良好に行えるようにし、
トラック密度を高密度化して、記憶容量を格段に向上さ
せる。 【構成】 基体上に磁性粉末を含む磁性層を設け、磁性
層の表面に情報信号の記録が行われるトラックに沿って
入射光を乱反射する凹所群を所定の間隔で多数設けた磁
気ディスクにおいて、記録波長が2μm以下、磁性層の
厚さが 0.5μm以下で、凹所群内における凹所群のディ
スク半径方向の幅を一辺とする正方形領域内に存在する
凹所の深さの平均値の最大値Dmax と最小値Dmin との
比Dmax /Dmin が 1.5以下であるか、凹所群にスポッ
ト径をディスク半径方向の凹所群の幅程度に絞った波長
880nm程度のレ−ザ光を照射したときに検出される
反射光の光量の最大値Pmax と最小値Pmin との比Pma
x /Pmin が 1.5以下である磁気ディスク。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は磁気ディスクに関し、
さらに詳しくは、光学的なトラッキングサ−ボが良好に
行える高トラック密度で高記憶容量の磁気ディスクに関
する。
さらに詳しくは、光学的なトラッキングサ−ボが良好に
行える高トラック密度で高記憶容量の磁気ディスクに関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、ポリエステルフィルムなどの基体
上に磁性粉末を含む磁性層を形成した後、円盤状に打ち
抜いてつくられる磁気ディスクにおいては、磁性層の表
面に情報信号の記録が行われるトラックに沿って入射光
を乱反射する凹所群を所定の間隔で多数設け、光学的な
トラッキングサ−ボが行えるようにして、トラック密度
を向上させることが行われており、フォ−マット容量2
1MBを達成するなど大容量化が図られている。
上に磁性粉末を含む磁性層を形成した後、円盤状に打ち
抜いてつくられる磁気ディスクにおいては、磁性層の表
面に情報信号の記録が行われるトラックに沿って入射光
を乱反射する凹所群を所定の間隔で多数設け、光学的な
トラッキングサ−ボが行えるようにして、トラック密度
を向上させることが行われており、フォ−マット容量2
1MBを達成するなど大容量化が図られている。
【0003】しかしながら、フォ−マット容量21MB
では、未だ大容量化が充分でなく、さらに高記録密度化
が要求されており、たとえば、フォ−マット容量40M
Bを達成するため、記録波長を短くし、磁性層の厚さを
薄くすることが試みられている。
では、未だ大容量化が充分でなく、さらに高記録密度化
が要求されており、たとえば、フォ−マット容量40M
Bを達成するため、記録波長を短くし、磁性層の厚さを
薄くすることが試みられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、フォ−マッ
ト容量40MBを達成するため、記録波長を2μm以下
にし、また磁性層の厚さを 0.5μm以下にすると、磁性
層の表面にスタンパを用いた高圧プレス装置であるスタ
ンピング装置により凹所群を形成する際、スタンパと磁
性層間の接触力の不均一により、磁性層の塑性変形が不
充分となり、凹所群の形状が不均一となって、光学的な
トラッキングサ−ボが良好に行えないという難点があ
る。
ト容量40MBを達成するため、記録波長を2μm以下
にし、また磁性層の厚さを 0.5μm以下にすると、磁性
層の表面にスタンパを用いた高圧プレス装置であるスタ
ンピング装置により凹所群を形成する際、スタンパと磁
性層間の接触力の不均一により、磁性層の塑性変形が不
充分となり、凹所群の形状が不均一となって、光学的な
トラッキングサ−ボが良好に行えないという難点があ
る。
【0005】特に、スタンピング装置におけるスタンパ
と磁性層間の接触力は、図3に示すように、磁気ディス
クの半径方向において外周へ向かうにつれて大きくな
り、スタンパの総荷重が違っても同じで、トラック領域
の外周側1/3の領域で急激に大きくなる傾向があり、
外周側の凹所群と内周側の凹所群の形状に大きな違いが
生じる結果、内周側のトラックで必要なサ−ボ信号出力
が得られない。
と磁性層間の接触力は、図3に示すように、磁気ディス
クの半径方向において外周へ向かうにつれて大きくな
り、スタンパの総荷重が違っても同じで、トラック領域
の外周側1/3の領域で急激に大きくなる傾向があり、
外周側の凹所群と内周側の凹所群の形状に大きな違いが
生じる結果、内周側のトラックで必要なサ−ボ信号出力
が得られない。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明はかかる問題を
克服するため種々検討を行った結果なされたもので、磁
性層の表面に情報信号の記録が行われるトラックに沿っ
て入射光を乱反射する凹所群を所定の間隔で多数設けた
磁気ディスクにおいて、記録波長が2μm以下で、磁性
層の厚さを 0.5μm以下とし、かつ凹所群のディスク半
径方向の幅を一辺とする正方形領域内に存在する凹所の
深さの平均値の最大値Dmax と最小値Dmin との比Dma
x /Dmin を 1.5以下にすることによって、凹所群の形
状を均一にし、たとえ記録波長を短くし、磁性層の厚さ
を薄くしても光学的なトラッキングサ−ボが良好に行え
るようにしたものである。
克服するため種々検討を行った結果なされたもので、磁
性層の表面に情報信号の記録が行われるトラックに沿っ
て入射光を乱反射する凹所群を所定の間隔で多数設けた
磁気ディスクにおいて、記録波長が2μm以下で、磁性
層の厚さを 0.5μm以下とし、かつ凹所群のディスク半
径方向の幅を一辺とする正方形領域内に存在する凹所の
深さの平均値の最大値Dmax と最小値Dmin との比Dma
x /Dmin を 1.5以下にすることによって、凹所群の形
状を均一にし、たとえ記録波長を短くし、磁性層の厚さ
を薄くしても光学的なトラッキングサ−ボが良好に行え
るようにしたものである。
【0007】また、記録波長が2μm以下で、磁性層の
厚さを 0.5μm以下とし、かつ凹所群にスポット径をデ
ィスク半径方向の凹所群の幅程度に絞った波長880n
m程度のレ−ザ光を照射したときに検出される反射光の
光量の最大値Pmax と最小値Pmin との比Pmax /Pmi
n を 1.5以下にすることによって、凹所群の形状を均一
にし、たとえ記録波長を短くし、磁性層の厚さを薄くし
ても光学的なトラッキングサ−ボが良好に行えるように
したものである。
厚さを 0.5μm以下とし、かつ凹所群にスポット径をデ
ィスク半径方向の凹所群の幅程度に絞った波長880n
m程度のレ−ザ光を照射したときに検出される反射光の
光量の最大値Pmax と最小値Pmin との比Pmax /Pmi
n を 1.5以下にすることによって、凹所群の形状を均一
にし、たとえ記録波長を短くし、磁性層の厚さを薄くし
ても光学的なトラッキングサ−ボが良好に行えるように
したものである。
【0008】以下、この発明の磁気ディスクの一例を示
す図面を参照しながら説明する。図1および図2におい
て、1は磁気ディスクで、磁性層2の表面に多数の凹所
群3が、情報信号の記録が行われるトラックに沿って所
定の間隔で設けられている。そして、磁性層2の表面は
鏡面化処理されていて光が入射されると整反射し、無数
の凹所4で構成された凹所群3に光が入射されると乱反
射されて、光学的なトラッキングサ−ボが行われる。
す図面を参照しながら説明する。図1および図2におい
て、1は磁気ディスクで、磁性層2の表面に多数の凹所
群3が、情報信号の記録が行われるトラックに沿って所
定の間隔で設けられている。そして、磁性層2の表面は
鏡面化処理されていて光が入射されると整反射し、無数
の凹所4で構成された凹所群3に光が入射されると乱反
射されて、光学的なトラッキングサ−ボが行われる。
【0009】ここで、磁気ディスク1は、大容量化する
ため記録波長が2μm以下であることが好ましく、この
記録波長2μm以下で充分なオ−バ−ライト特性を確保
するため、磁性層2の厚さは0.5 μm以下にするのが好
ましい。たとえば、フォ−マット容量40MBを達成す
るためには、記録波長を約 1.8μm程度まで短くする必
要があり、記録波長 1.8μmで充分なオ−バ−ライト特
性を確保するためには、磁性層2の厚さを 0.4μm程度
にする必要がある。
ため記録波長が2μm以下であることが好ましく、この
記録波長2μm以下で充分なオ−バ−ライト特性を確保
するため、磁性層2の厚さは0.5 μm以下にするのが好
ましい。たとえば、フォ−マット容量40MBを達成す
るためには、記録波長を約 1.8μm程度まで短くする必
要があり、記録波長 1.8μmで充分なオ−バ−ライト特
性を確保するためには、磁性層2の厚さを 0.4μm程度
にする必要がある。
【0010】ところが、磁性層2の厚さを 0.5μm以下
にすると、スタンピング装置により凹所群3を磁性層表
面に形成する際、磁性層2の厚さが薄い分磁性層2中の
空孔が少なくなる。このため、磁性層2の変形を磁性層
2中の空孔でもって吸収することができず、磁性層2の
塑性変形も不充分となり、凹所群3の形状が不均一とな
って、必要なサ−ボ信号出力が得られず、特に、内周側
のトラックで必要なサ−ボ信号出力が得られない。
にすると、スタンピング装置により凹所群3を磁性層表
面に形成する際、磁性層2の厚さが薄い分磁性層2中の
空孔が少なくなる。このため、磁性層2の変形を磁性層
2中の空孔でもって吸収することができず、磁性層2の
塑性変形も不充分となり、凹所群3の形状が不均一とな
って、必要なサ−ボ信号出力が得られず、特に、内周側
のトラックで必要なサ−ボ信号出力が得られない。
【0011】このため、磁性層2の表面に情報信号の記
録が行われるトラックに沿って設けられた凹所群3は、
この凹所群3内における凹所群3のディスク半径方向の
幅を一辺とする正方形領域内に存在する凹所の深さの平
均値の最大値Dmax と最小値Dmin との比Dmax /Dmi
n が 1.5以下であることが好ましく、このような凹所群
3が設けられると、記録波長が2μm以下で、磁性層2
の厚さを 0.5μm以下にしても、光学的なトラッキング
サ−ボが良好に行え、高記録密度化ができて、全トラッ
クで必要なサ−ボ信号出力が得られる。
録が行われるトラックに沿って設けられた凹所群3は、
この凹所群3内における凹所群3のディスク半径方向の
幅を一辺とする正方形領域内に存在する凹所の深さの平
均値の最大値Dmax と最小値Dmin との比Dmax /Dmi
n が 1.5以下であることが好ましく、このような凹所群
3が設けられると、記録波長が2μm以下で、磁性層2
の厚さを 0.5μm以下にしても、光学的なトラッキング
サ−ボが良好に行え、高記録密度化ができて、全トラッ
クで必要なサ−ボ信号出力が得られる。
【0012】また、凹所群にスポット径をディスク半径
方向の凹所群の幅程度に絞った波長880nm程度のレ
−ザ光を照射したときに検出される反射光の光量の最大
値Pmax と最小値Pmin との比Pmax /Pmin が 1.5以
下であることが好ましく、このような凹所群3が設けら
れると、記録波長が2μm以下で、磁性層2の厚さを0.
5μm以下にしても、光学的なトラッキングサ−ボが良
好に行え、高記録密度化ができて、全トラックで必要な
サ−ボ信号出力が得られる。
方向の凹所群の幅程度に絞った波長880nm程度のレ
−ザ光を照射したときに検出される反射光の光量の最大
値Pmax と最小値Pmin との比Pmax /Pmin が 1.5以
下であることが好ましく、このような凹所群3が設けら
れると、記録波長が2μm以下で、磁性層2の厚さを0.
5μm以下にしても、光学的なトラッキングサ−ボが良
好に行え、高記録密度化ができて、全トラックで必要な
サ−ボ信号出力が得られる。
【0013】これに対し、Dmax /Dmin やPmax /P
min が 1.5より大きくては、凹所群3の形状が不均一と
なって必要なサ−ボ信号出力が得られず、また、磁性層
2の厚さが 0.5μmより厚ければ、スタンパにより磁性
層2内の空孔のつぶれと磁性層2の塑性変形によって形
成される凹所が、良好に形成され、サ−ボ信号出力の低
下が問題になることもない。
min が 1.5より大きくては、凹所群3の形状が不均一と
なって必要なサ−ボ信号出力が得られず、また、磁性層
2の厚さが 0.5μmより厚ければ、スタンパにより磁性
層2内の空孔のつぶれと磁性層2の塑性変形によって形
成される凹所が、良好に形成され、サ−ボ信号出力の低
下が問題になることもない。
【0014】このような、凹所群3内における凹所群3
のディスク半径方向の幅を一辺とする正方形領域内に存
在する凹所の深さの平均値の最大値Dmax と最小値Dmi
n との比Dmax /Dmin が 1.5以下である凹所群3、お
よび凹所群にスポット径をディスク半径方向の凹所群の
幅程度に絞った波長880nm程度のレ−ザ光を照射し
たときに検出される反射光の光量の最大値Pmax と最小
値Pmin との比Pmax/Pmin が 1.5以下である凹所群
3は、スタンピング装置におけるスタンパの複数の微小
な凸部を、磁気ディスク1の半径方向において外周へ向
かうほど小さくし、このスタンパを磁気ディスク1の磁
性層2に接触させて、所定の温度で荷重を一定時間加え
た後に除去するなどの方法で形成される。
のディスク半径方向の幅を一辺とする正方形領域内に存
在する凹所の深さの平均値の最大値Dmax と最小値Dmi
n との比Dmax /Dmin が 1.5以下である凹所群3、お
よび凹所群にスポット径をディスク半径方向の凹所群の
幅程度に絞った波長880nm程度のレ−ザ光を照射し
たときに検出される反射光の光量の最大値Pmax と最小
値Pmin との比Pmax/Pmin が 1.5以下である凹所群
3は、スタンピング装置におけるスタンパの複数の微小
な凸部を、磁気ディスク1の半径方向において外周へ向
かうほど小さくし、このスタンパを磁気ディスク1の磁
性層2に接触させて、所定の温度で荷重を一定時間加え
た後に除去するなどの方法で形成される。
【0015】この発明の磁気ディスク1を製造するに
は、ポリエステルフィルムなどの基体上に、磁性粉末、
結合剤樹脂、有機溶剤およびその他の必要成分からなる
磁性塗料を塗布、乾燥して磁性層2を形成した後、これ
を円盤状に打ち抜き、次いで、磁性層2の表面に磁気デ
ィスク1の半径方向において外周へ向かうほど小さくし
たスタンパを備えたスタンピング装置を用いて、情報信
号の記録が行われるトラックに沿って前記のDmax /D
min が 1.5以下およびPmax /Pmin が 1.5以下の凹所
群3を所定の間隔で多数設けて製造される。
は、ポリエステルフィルムなどの基体上に、磁性粉末、
結合剤樹脂、有機溶剤およびその他の必要成分からなる
磁性塗料を塗布、乾燥して磁性層2を形成した後、これ
を円盤状に打ち抜き、次いで、磁性層2の表面に磁気デ
ィスク1の半径方向において外周へ向かうほど小さくし
たスタンパを備えたスタンピング装置を用いて、情報信
号の記録が行われるトラックに沿って前記のDmax /D
min が 1.5以下およびPmax /Pmin が 1.5以下の凹所
群3を所定の間隔で多数設けて製造される。
【0016】磁性層に使用される磁性粉末としては、γ
−Fe2 O3 粉末、Fe3 O4 粉末、Co含有γ−Fe
2 O3 粉末、Co含有Fe3 O4 粉末、CrO2 粉末、
Fe粉末、FeにAl,Cr,Mn,Si,Znなどの
元素を含有させたFeを主体とする粉末、Co粉末、F
e−Ni粉末、バリウムフェライト粉末など、一般に磁
気記録媒体に使用される磁性粉末が広く包含される。
−Fe2 O3 粉末、Fe3 O4 粉末、Co含有γ−Fe
2 O3 粉末、Co含有Fe3 O4 粉末、CrO2 粉末、
Fe粉末、FeにAl,Cr,Mn,Si,Znなどの
元素を含有させたFeを主体とする粉末、Co粉末、F
e−Ni粉末、バリウムフェライト粉末など、一般に磁
気記録媒体に使用される磁性粉末が広く包含される。
【0017】また、結合剤樹脂としては、塩化ビニル−
酢酸ビニル系共重合体、繊維素系樹脂、ポリビニルブチ
ラ−ル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、イソシアネ−ト化合物、放射線硬化型樹脂など、一
般に磁気記録媒体の結合剤樹脂として使用されるものが
広く用いられる。
酢酸ビニル系共重合体、繊維素系樹脂、ポリビニルブチ
ラ−ル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹
脂、イソシアネ−ト化合物、放射線硬化型樹脂など、一
般に磁気記録媒体の結合剤樹脂として使用されるものが
広く用いられる。
【0018】有機溶剤としては、メチルイソブチルケト
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸エチ
ル、トルエンなど、一般に使用される有機溶剤がそれぞ
れ単独で、あるいは2種以上混合して使用される。
ン、メチルエチルケトン、シクロヘキサノン、酢酸エチ
ル、トルエンなど、一般に使用される有機溶剤がそれぞ
れ単独で、あるいは2種以上混合して使用される。
【0019】なお、磁性塗料中には、通常、使用されて
いる各種添加剤、たとえば、分散剤、研磨剤、潤滑剤、
帯電防止剤などを任意に添加使用してもよい。
いる各種添加剤、たとえば、分散剤、研磨剤、潤滑剤、
帯電防止剤などを任意に添加使用してもよい。
【0020】
【実施例】次ぎに、この発明の実施例について説明す
る。 実施例1〜4,比較例1〜5 バリウムフェライト磁性粉末(保磁力730エルステッド) 100重量部 VAGH(U.C.C 社製;塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニル 15 〃 アルコ−ル共重合体) UR8310(日本ポリウレタン工業社製;ウレタン樹脂) 10 〃 コロネ−トL(日本ポリウレタン工業社製;三官能性低分 10 〃 子量イソシアネ−ト化合物) HS−500(旭カ−ボン社製;カ−ボンブラック) 10 〃 ベンガラ 5 〃 α−アルミナ 5 〃 ミリスチン酸 5 〃 ステアリン酸亜鉛 2 〃 ステアリン酸−n−ブチル 5 〃 シクロヘキサノン 117 〃 トルエン 117 〃 この組成物を混合分散して磁性塗料を調製し、この磁性
塗料を厚さ62μmの多数のポリエステルフィルムの両
面に、厚さを種々に変えて塗布、乾燥し、カレンダ処理
を施して磁性層を形成した。
る。 実施例1〜4,比較例1〜5 バリウムフェライト磁性粉末(保磁力730エルステッド) 100重量部 VAGH(U.C.C 社製;塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニル 15 〃 アルコ−ル共重合体) UR8310(日本ポリウレタン工業社製;ウレタン樹脂) 10 〃 コロネ−トL(日本ポリウレタン工業社製;三官能性低分 10 〃 子量イソシアネ−ト化合物) HS−500(旭カ−ボン社製;カ−ボンブラック) 10 〃 ベンガラ 5 〃 α−アルミナ 5 〃 ミリスチン酸 5 〃 ステアリン酸亜鉛 2 〃 ステアリン酸−n−ブチル 5 〃 シクロヘキサノン 117 〃 トルエン 117 〃 この組成物を混合分散して磁性塗料を調製し、この磁性
塗料を厚さ62μmの多数のポリエステルフィルムの両
面に、厚さを種々に変えて塗布、乾燥し、カレンダ処理
を施して磁性層を形成した。
【0021】次いで、これらを円盤状に打ち抜いた後、
下記表1に示すように、トラック最内周の位置における
凸部の高さをaとし、トラック最外周の位置における凸
部の高さbとして、両者の間の高さを図3に示す接触力
の変化曲線と同様に変化させたスタンパを備えたスタン
ピング装置を用い、磁性層の表面に情報信号の記録が行
われるトラックに沿って所定の間隔で凹所群を多数形成
して、実施例1〜4および比較例1〜5の磁気ディスク
をつくった。
下記表1に示すように、トラック最内周の位置における
凸部の高さをaとし、トラック最外周の位置における凸
部の高さbとして、両者の間の高さを図3に示す接触力
の変化曲線と同様に変化させたスタンパを備えたスタン
ピング装置を用い、磁性層の表面に情報信号の記録が行
われるトラックに沿って所定の間隔で凹所群を多数形成
して、実施例1〜4および比較例1〜5の磁気ディスク
をつくった。
【0022】
【表1】
【0023】各実施例および比較例で得られた磁気ディ
スクについて、凹所群のディスク半径方向の幅を一辺と
する正方形領域内に存在する凹所の深さの平均値の最大
値Dmax と最小値Dmin とを、走査型原子間力顕微鏡A
FM(東洋テクニカ社製)で測定し、Dmax /Dmin の
比率を求めた。
スクについて、凹所群のディスク半径方向の幅を一辺と
する正方形領域内に存在する凹所の深さの平均値の最大
値Dmax と最小値Dmin とを、走査型原子間力顕微鏡A
FM(東洋テクニカ社製)で測定し、Dmax /Dmin の
比率を求めた。
【0024】また、凹所群にスポット径をディスク半径
方向の凹所群の幅程度に絞った波長880nm程度のレ
−ザ光を照射したときに検出される反射光の光量の最大
値Pmax と最小値Pmin とを、パワ−メ−タ(Adva
ntest社製)で測定し、Pmax /Pmin の比率を求
めた。
方向の凹所群の幅程度に絞った波長880nm程度のレ
−ザ光を照射したときに検出される反射光の光量の最大
値Pmax と最小値Pmin とを、パワ−メ−タ(Adva
ntest社製)で測定し、Pmax /Pmin の比率を求
めた。
【0025】さらに、各実施例および比較例で得られた
磁気ディスクについて、光学測定器Optools(I
nsite社製)を用いてサ−ボ出力を測定し、磁気デ
ィスク全面において優れた出力が得られる場合を
(◎)、磁気ディスク全面で充分な出力が得られる場合
を(○)磁気ディスクのごく一部で充分な出力が得られ
ない場合を(△)、磁気ディスクのごく一部でしか充分
な出力が得られない場合を(×)として評価した。下記
表2はその結果である。
磁気ディスクについて、光学測定器Optools(I
nsite社製)を用いてサ−ボ出力を測定し、磁気デ
ィスク全面において優れた出力が得られる場合を
(◎)、磁気ディスク全面で充分な出力が得られる場合
を(○)磁気ディスクのごく一部で充分な出力が得られ
ない場合を(△)、磁気ディスクのごく一部でしか充分
な出力が得られない場合を(×)として評価した。下記
表2はその結果である。
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】上記表2から明らかなように、この発明
で得られた磁気ディスク(実施例1ないし4)は、比較
例1ないし5で得られた磁気ディスクに比し、サ−ボ出
力が高く、このことからこの発明によって得られる磁気
ディスクは、光学的なトラッキングサ−ボを良好に行う
ことができ、トラック密度を高密度化して、記憶容量を
格段に向上させることができる。
で得られた磁気ディスク(実施例1ないし4)は、比較
例1ないし5で得られた磁気ディスクに比し、サ−ボ出
力が高く、このことからこの発明によって得られる磁気
ディスクは、光学的なトラッキングサ−ボを良好に行う
ことができ、トラック密度を高密度化して、記憶容量を
格段に向上させることができる。
【図1】この発明の磁気ディスクの一例を示す平面図で
ある。
ある。
【図2】図1に示す磁気ディスクの一部拡大断面斜視図
である。
である。
【図3】磁気ディスクにおける中心からの距離と、スタ
ンピング装置に備えたスタンパの磁性層との接触力との
関係図である。
ンピング装置に備えたスタンパの磁性層との接触力との
関係図である。
1 磁気ディスク 2 磁性層 3 凹所群 4 凹所
Claims (2)
- 【請求項1】 基体上に磁性粉末を含む磁性層を設け、
磁性層の表面に情報信号の記録が行われるトラックに沿
って入射光を乱反射する凹所群を所定の間隔で多数設け
た磁気ディスクにおいて、記録波長が2μm以下、磁性
層の厚さが 0.5μm以下で、凹所群内における凹所群の
ディスク半径方向の幅を一辺とする正方形領域内に存在
する凹所の深さの平均値の最大値Dmax と最小値Dmin
との比Dmax /Dmin が 1.5以下であることを特徴とす
る磁気ディスク - 【請求項2】 基体上に磁性粉末を含む磁性層を設け、
磁性層の表面に情報信号の記録が行われるトラックに沿
って入射光を乱反射する凹所群を所定の間隔で多数設け
た磁気ディスクにおいて、記録波長が2μm以下、磁性
層の厚さが 0.5μm以下で、凹所群にスポット径をディ
スク半径方向の凹所群の幅程度に絞った波長880nm
程度のレ−ザ光を照射したときに検出される反射光の光
量の最大値Pmax と最小値Pmin との比Pmax /Pmin
が 1.5以下であることを特徴とする磁気ディスク
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22523593A JPH0757413A (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 磁気ディスク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22523593A JPH0757413A (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 磁気ディスク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0757413A true JPH0757413A (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=16826116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22523593A Withdrawn JPH0757413A (ja) | 1993-08-18 | 1993-08-18 | 磁気ディスク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0757413A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100405679C (zh) * | 2000-03-14 | 2008-07-23 | 夏普公司 | 半导体激光器以及引线接合方法 |
-
1993
- 1993-08-18 JP JP22523593A patent/JPH0757413A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100405679C (zh) * | 2000-03-14 | 2008-07-23 | 夏普公司 | 半导体激光器以及引线接合方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20001031 |