JPH075722Y2 - 高周波信号分岐分配器用取付け装置 - Google Patents

高周波信号分岐分配器用取付け装置

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JPH075722Y2
JPH075722Y2 JP1989070609U JP7060989U JPH075722Y2 JP H075722 Y2 JPH075722 Y2 JP H075722Y2 JP 1989070609 U JP1989070609 U JP 1989070609U JP 7060989 U JP7060989 U JP 7060989U JP H075722 Y2 JPH075722 Y2 JP H075722Y2
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淳 木村
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宇呂電子工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は高周波信号分岐分配器を取り付けるための装置
に係り、とくに取付け対象に対して絶縁状態で取り付け
得る装置に関する。
〔従来の技術〕
電磁波障害(EMI)排除能力を高めるための対策として
は、機器のシールドを厳重にすることが最も有効な方法
の一つである。一方、機器間を結ぶ伝送線路では各機器
とは異なる伝送モードを有するから伝送システムとして
はさらに厳重なシールドを必要とする。ここで従来のCA
TVシステムを見ると、電波漏れについては法規制につい
ての比較的簡単な対策のみが行われている。
第12図は従来のCATV用高周波分岐分配器の取付け構造を
示したもので、基体2がねじ孔2bにねじを捩じ込んだり
ピン孔2cにピンを差し込んだり、あるいは底面に貼付さ
れた両面テープによって固定される。そして本体1は基
体2に対しクリップ2a、またはねじで固定される。
〔考案が解決しようとする課題〕
これに対してCATVシステムの新たな導入先であるLANで
は、より厳格な対策を必要とする。その導入理由は低コ
スト性であるが、LANの場合は企業内通信用のコンピュ
ータネットワークとして用いられるのが通例であるから
エラー防止のためCATV本来の場合に比べて高度の電磁波
障害対策とくに外部ノイズ対策を要する。
そして外部ノイズとして、建物の鉄骨などに伝送路の一
部が接触する事によりこの接触部からノイズが侵入する
ものがある。これについては、増幅器や分岐、分配器を
建物にビス止めする際にビス先端が鉄筋、鉄骨に触れる
事が指摘されている。
本考案は上述の点を考慮してなされたもので、機器本体
を取付け対象に対して絶縁状態で取付け得る装置を提供
することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため、本考案では、 一部が開放している取付け孔を持った取付け片を有する
機器本体と、 前記機器本体を固定するためのねじと、 絶縁性材料からなり、基部、この基部に連なって設けら
れかつ中心部に前記ねじを捩じ込むためのねじ孔が設け
られ前記取付け片の開放部から前記取付け孔に挿入され
るように構成された首部、およびこの首部上方に設けら
れ前記ねじの頭部と係合する係合部を有するねじ受け部
と、このねじ受け部を取り巻きかつ前記機器本体の取付
け片の下面と接触するように設けられた基台部と、前記
基部を前記基台部に弾性的に連結する弾性片とを有し、
前記ねじと協働して前記機器本体を支持する本体支持部
材と、 をそなえた高周波信号分岐分配器用取付け装置、を提供
するものである。
〔作用〕
機器本体は本体支持部材上に載置されてねじにより固定
される。本体支持部材のねじ受け部に設けられた係合部
から首部にねじを捩じ込む。ねじ受け部は、ねじの締め
込みに応じて弾性片が撓んでだんだん取付け対象に近付
いていき、それに応じてねじ受け部の係合部と基台部と
の間の間隔が小さくなる。
この際、本体支持部材の首部に装入されていて係合部と
基台部との間に挟まれた機器本体の取付け片がねじの締
め付け力により強力に固定される。固定は絶縁材製の本
体支持部材を介して行われるから、機器本体は常に絶縁
状態に置かれる。
〔考案の効果〕
本考案は上述のように、機器本体を絶縁材製の本体支持
部材を介して取付け対象に固定するから、機器本体は常
に絶縁を損なわれる事はない。しかも、本体支持部材は
機器本体とはねじ受け部の係合部および基台部で係合す
るから、機器本体を取り付けるには機器本体を本体支持
部材上に設置して取付け対象の所定位置にセットしねじ
止めすればよく、簡単な作業で足りるから作業性が良好
である。
〔実施例〕
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を説明する図で
あり、上面から見た状態を示している。第1図におい
て、10は機器本体であり、要素収容部11と、この要素収
容部11の両端に設けられた取付け片12、接地端子13およ
び取付け孔14を有する。
この機器本体10は、本体支持部材20上に載置された後、
時計方向に回転されて本体支持部材20上に組付けられて
ねじ21が締め込まれると機器本体10と本体支持部材20と
が固定される。
第2図は第1図にごく一部を示した本体支持部材20の外
観構造を示したもので、ねじ21が捩じ込まれるねじ受け
部22が弾性片23によって基台部24に連結されている。基
台部24はその下面に脚部25が設けられている。
ねじ受け部22は全体的にはロート形状をしており、最上
部にはねじの頭部と係合する係合部が設けられ、その下
方に連なって首部があり、最下部に基部が設けられてい
る。係合部から首部へ連なる部分の外周にはテーパが形
成されていて後述するように機器本体の取付け孔と係合
する。
ねじ受け部22は片持ち梁状の弾性片23の先端に固着され
ていて、ねじ21を締め込むに連れてねじ受け部22が下方
に押し込まれる。ねじ受け部22の係合部外周面とくにテ
ーパ面と基台部24の上面との間には第1図で示したよう
に機器本体10の取付け片12に設けられた取付け孔14が係
合する。そしてねじ21の締め込みにより、機器本体10の
取付け片12が本体支持部材20に強固に固定される。
脚部25は本体支持部材20の長手方向両端に設けられてい
て両脚部25相互間に空間を形成する。この空間にはケー
ブルなどが束ねられる。
第3図は第2図の状態を、機器本体10を組み合わせて側
断面形状として示したものである。この第3図に示され
るように、ねじ受け部22は、ねじ孔内部にねじ係合用突
起22aを有し、係合部外周にテーパ部22bを有する。そし
てねじ21を締め込むと弾性片23反って反時計方向に屈曲
していき、ねじ受け部22のテーパ部22bが機器本体10の
取付け片に設けられた取付け孔14のテーパ面に密着する
ようになる。
第4図はねじ21を十分に締め込んだ状態を示しており、
この場合、機器本体11は底板と上板とで構成された例で
示している。図示のように、ねじ受け部22が下がってい
る結果、弾性片23も左端が下がった状態となっている。
そして、この状態でのねじ21の頭部はねじ受け部22の垂
直壁にすっぽりと覆われており、接地端子13が極く近く
になっても接触しないようになっている。
第5図ないし第7図は、取付け方向が選択できる構造の
機器本体10の取付け片12が設けられた実施例を示してい
る。すなわちこの実施例では機器本体10を底面で取り付
ける事もできるし、背面で取り付ける事もできる。その
ために、取付け片12はL字形状をしていて、L字の各辺
に取付け孔14が設けられている。この場合、本体支持部
材20は機器本体10の長手方向に対して直角方向に向けて
配されている点が第1図ないし第4図の実施例とは異な
る。
したがって本体支持部材20にいづれの取付け孔を係合さ
せてもよい。
第5図では、機器本体10の底面で取り付けた場合を示し
ている。
第6図は、第5図の取付け状態を斜視図として示したも
のである。、 第7図は、機器本体の取付け片12の本体支持部材20と接
触する面および本体支持部材20の機器本体の取付け片12
と接触する面の双方に滑り止め用の凹凸を設けたもので
ある。この滑り止め用凹凸は、側面形状が鋸歯状をなす
ようにしているから鋸歯の噛み合わせを順次変えること
により機器本体10と本体支持部材20との取付け位置を調
整するために利用できる。そして一旦位置合わせを行え
ば、位置ずれし難いから、ねじの締め込み途中で2度も
3度も位置合わせを行うなどの作業性を損なう面倒さが
なくなる。
第8図ないし第10図は、第1図ないし第4図で示した実
施例の変形例であり、第1図などの実施例における取付
け孔14が皿もみ状であるのに対して第8図などの実施例
における取付け孔14は、本体支持部材20の突起部を摺動
自在に受け入れるように平面形状がU字型に形成されて
いて本体支持部材20との相対位置関係を調整できるよう
にしている。
第9図に示すように、ねじ受け部22の係合部と首部との
連結部はテーパではなく取付け孔の平面と平行面を形成
していて機器本体10の滑り止め凹凸面14′と接触しやす
くしている。取付け孔14′の開口端前方になるように本
体支持部材20に設けられた孔26は取付け対象がコンクリ
ートの場合に用いる取付けねじの下孔ゲージである。
第10図は本体支持部材20から機器本体10を取り外す際の
状態を示したもので、半時計方向に機器本体10を回動し
て取り外す。
そして、この第10図の実施例における弾性片23はその付
け根がくびれていて弾性片23ごとねじ受け部22を捩るこ
とができるようになっている。このため、要素収容部11
の取付け姿勢を変えずにねじ受け部22の位置を微調整す
ることができる。
第11図(a)、(b)は本体支持部材20の他の例の外観
形状を示したものである。同図において、上記各図にお
けるものと同一符号は同一要素を示している。そして符
号27は例えば第4図ないし第7図に示した例での取付け
片12の突出部分がねじの締め込みまたは分岐分配器を落
としたことで変形することを防止するためのボスであ
る。また符号28は本体支持部材20を機器本体10に取付け
た際に抜け止めを図るための突起である。図示してはい
ないが、機器本体10にはこの突起が係合する凹部が設け
られている。そして本体支持部材20の底面には滑り止め
用のローレットが切られている。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の一実施例を説明する図、
第5図ないし第7図は、取付け方向が選択できる構造の
機器本体10の取付け片12が設けられた本考案の他の実施
例を示す図、第8図ないし第10図は、第1図ないし第4
図で示した実施例の変形例を示す図、第11図(a)、
(b)は本体支持部材20の他の例の外観形状を示した
図、第12図は従来のCATV用高周波分岐分配管の取付け構
造を示した図である。 1……本体、2……底板、10……機器本体、11……要素
収容部、12……取付け片、13……接地端子、14……取付
け孔、20……本体支持部材、21……ねじ、22……ねじ受
け部、23……弾性片、24……基台部、25……脚部、26…
…下ゲージ孔、27……変形防止ビス。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一部が開放している取付け孔を持った取付
    け片を有する機器本体と、 前記機器本体を固定するためのねじと、 絶縁性材料からなり、基部、この基部に連なって設けら
    れかつ中心部に前記ねじを捩じ込むためのねじ孔が設け
    られ前記取付け片の開放部から前記取付け孔に挿入され
    るように構成された首部、およびこの首部上方に設けら
    れ前記ねじの頭部と係合する係合部を有するねじ受け部
    と、このねじ受け部を取り巻きかつ前記機器本体の取付
    け片の下面と接触するように設けられた基台部と、前記
    基部を前記基台部に弾性的に連結する弾性片とを有し、
    前記ねじと協働して前記機器本体を支持する本体支持部
    材と、 をそなえた高周波信号分岐分配器用取付け装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の装置において、 前記機器本体の前記取付け片の下面には、滑り防止用の
    凹凸が設けられた高周波信号分岐分配器用取付け装置。
  3. 【請求項3】請求項1記載の装置において、 前記本体支持部材の前記基台部上面には、滑り防止用の
    凹凸が設けられた高周波信号分岐分配器用取付け装置。
JP1989070609U 1989-06-16 1989-06-16 高周波信号分岐分配器用取付け装置 Expired - Fee Related JPH075722Y2 (ja)

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