JPH0757087A - 部品の識別方法 - Google Patents
部品の識別方法Info
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- JPH0757087A JPH0757087A JP19754693A JP19754693A JPH0757087A JP H0757087 A JPH0757087 A JP H0757087A JP 19754693 A JP19754693 A JP 19754693A JP 19754693 A JP19754693 A JP 19754693A JP H0757087 A JPH0757087 A JP H0757087A
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- Japan
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- parts
- component
- center
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- Supply And Installment Of Electrical Components (AREA)
- Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品の形状に関係なく、一定の検出アルゴリ
ズムだけで部品の方向、中心、さらには表裏まで識別で
き、かつ部品識別装置の低価格化を図る。 【構成】 本発明の部品の識別方法は、認識マーク△を
部品の特定の側に付すので、認識マーク△を検出するこ
とによって、部品1、2、3の特定の側を認識すること
ができる。そのことによって部品1、2、3の表裏を識
別することができる。複数の認識マーク△は、その位置
関係で定まる点Oが部品1、2、3の中心と一致してい
るので、認識マーク△の位置関係を検出することによっ
て、部品1、2、3の中心を識別できる。また、複数の
認識マーク△によって方向性を持つように部品1、2、
3に付されているので、複数の認識マーク△が持つ方向
性を検出することによって、部品1、2、3の方向を識
別することができる。認識マーク△自身が方向性を有し
ている場合は、2つの認識マーク△によって、部品1、
2、3の中心と方向とを識別することができる。
ズムだけで部品の方向、中心、さらには表裏まで識別で
き、かつ部品識別装置の低価格化を図る。 【構成】 本発明の部品の識別方法は、認識マーク△を
部品の特定の側に付すので、認識マーク△を検出するこ
とによって、部品1、2、3の特定の側を認識すること
ができる。そのことによって部品1、2、3の表裏を識
別することができる。複数の認識マーク△は、その位置
関係で定まる点Oが部品1、2、3の中心と一致してい
るので、認識マーク△の位置関係を検出することによっ
て、部品1、2、3の中心を識別できる。また、複数の
認識マーク△によって方向性を持つように部品1、2、
3に付されているので、複数の認識マーク△が持つ方向
性を検出することによって、部品1、2、3の方向を識
別することができる。認識マーク△自身が方向性を有し
ている場合は、2つの認識マーク△によって、部品1、
2、3の中心と方向とを識別することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理を利用した部
品の識別方法に関する。
品の識別方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像処理を利用して、部品の
方向および中心(重心)の識別が行われており、この識
別は、例えば部品の自動組立などに応用されている。こ
のような識別に用いられる部品識別装置は、部品の形状
を撮影するためのカメラなどの撮像素子、データを入力
するための入力装置、データを記録するための画像用メ
モリ、演算プロセッサ、コンピュータ、および出力装置
などを備える。部品の方向および中心の識別は、このよ
うな部品識別装置を用いて以下のように行わる。まず、
画像処理を行う。すなわち、撮像素子により、識別しよ
うとする部品を1方向から撮影する。コンピュータは、
演算プロセッサに画像処理のコマンド(指令)を与え
る。演算プロセッサは、コンピュータからの指令に基づ
き、撮影された画像を取り込み、その画像の濃淡を2値
化して、部品形状(外郭)の抽出、重心の算出などの画
像処理を高速に行う。2値化された形状に関するデータ
は、入力装置を介して画像用メモリに入力され、記憶さ
れる。コンピュータは、画像用メモリに記憶されている
部品の外郭に関するデータから、予め登録されている部
品方向などの検出アルゴリズムのうちから該当する検出
アルゴリズムを選択し、その検出アルゴリズムに従っ
て、部品の方向などの識別を行う。識別結果などは、出
力装置を用いて出力することもできる。
方向および中心(重心)の識別が行われており、この識
別は、例えば部品の自動組立などに応用されている。こ
のような識別に用いられる部品識別装置は、部品の形状
を撮影するためのカメラなどの撮像素子、データを入力
するための入力装置、データを記録するための画像用メ
モリ、演算プロセッサ、コンピュータ、および出力装置
などを備える。部品の方向および中心の識別は、このよ
うな部品識別装置を用いて以下のように行わる。まず、
画像処理を行う。すなわち、撮像素子により、識別しよ
うとする部品を1方向から撮影する。コンピュータは、
演算プロセッサに画像処理のコマンド(指令)を与え
る。演算プロセッサは、コンピュータからの指令に基づ
き、撮影された画像を取り込み、その画像の濃淡を2値
化して、部品形状(外郭)の抽出、重心の算出などの画
像処理を高速に行う。2値化された形状に関するデータ
は、入力装置を介して画像用メモリに入力され、記憶さ
れる。コンピュータは、画像用メモリに記憶されている
部品の外郭に関するデータから、予め登録されている部
品方向などの検出アルゴリズムのうちから該当する検出
アルゴリズムを選択し、その検出アルゴリズムに従っ
て、部品の方向などの識別を行う。識別結果などは、出
力装置を用いて出力することもできる。
【0003】従来の検出アルゴリズムについて以下に詳
述する。
述する。
【0004】第1に、図3(a)に示すような、上下方
向、左右方向において対称な外郭を有する部品11の場
合について説明する。まず、部品11の方向を識別す
る。すなわち、上記画像処理により認識された外郭の長
辺を基準軸、例えばX軸方向に合わせる。部品11のよ
うに外郭に曲線を含む場合は、外郭の最長部分を基準軸
に合わせる。次に、部品11の中心を識別する。中心
は、Y軸方向の最大点y1と最小点y2との中点をy座標
に持ち、X軸方向の最大点x1と最小点x2との中点をx
座標に持つ点Oとされる。
向、左右方向において対称な外郭を有する部品11の場
合について説明する。まず、部品11の方向を識別す
る。すなわち、上記画像処理により認識された外郭の長
辺を基準軸、例えばX軸方向に合わせる。部品11のよ
うに外郭に曲線を含む場合は、外郭の最長部分を基準軸
に合わせる。次に、部品11の中心を識別する。中心
は、Y軸方向の最大点y1と最小点y2との中点をy座標
に持ち、X軸方向の最大点x1と最小点x2との中点をx
座標に持つ点Oとされる。
【0005】第2に、図3(b)に示すような、非対称
な外郭を有するクランク型部品12の場合について説明
する。まず、部品12の方向を識別する。部品12のよ
うに切り欠き部12aを有する場合は、部品11と異な
り、外郭の長辺を基準軸に合わせるだけでは、180゜
回転した場合との識別がつかない。従って、切り欠き部
12aの位置を検出することにより、方向を定める。
な外郭を有するクランク型部品12の場合について説明
する。まず、部品12の方向を識別する。部品12のよ
うに切り欠き部12aを有する場合は、部品11と異な
り、外郭の長辺を基準軸に合わせるだけでは、180゜
回転した場合との識別がつかない。従って、切り欠き部
12aの位置を検出することにより、方向を定める。
【0006】部品12の中心の識別に関しては、部品1
1の場合と同様に、Y軸方向の最大点y1と最小点y2と
の中点をy座標に持ち、X軸方向の最大点x1と最小点
x2との中点をx座標に持つ点Oを中心とすると、本来
の部品の中心(重心)から大きく外れてしまう。本来の
中心から外れた点を中心と見なした場合、部品の自動組
立などに応用する際に、その部品を吸着保持できないこ
とがあり不都合である。従って、この部品に対応する検
出アルゴリズムには、点Oと本来の中心とのずれである
オフセット値により、画像処理のための座標を補正する
ステップが必要である。
1の場合と同様に、Y軸方向の最大点y1と最小点y2と
の中点をy座標に持ち、X軸方向の最大点x1と最小点
x2との中点をx座標に持つ点Oを中心とすると、本来
の部品の中心(重心)から大きく外れてしまう。本来の
中心から外れた点を中心と見なした場合、部品の自動組
立などに応用する際に、その部品を吸着保持できないこ
とがあり不都合である。従って、この部品に対応する検
出アルゴリズムには、点Oと本来の中心とのずれである
オフセット値により、画像処理のための座標を補正する
ステップが必要である。
【0007】第3に、図3(c)に示すような、小円形
の穴13aを有する円形部品13の場合について説明す
る。まず、部品13の方向を識別する。部品13の場合
も穴13aを有するので、外郭の長辺を基準軸に合わせ
るだけでは方向の識別が十分ではない。従って、穴13
aを検出して、さらに穴13aの中心の位置を求め、そ
の中心の位置に基づいて、外郭の中心、すなわち点Oに
対して穴13aを所定方向に回転させる。部品13の中
心に関しては、部品11の場合と同様である。
の穴13aを有する円形部品13の場合について説明す
る。まず、部品13の方向を識別する。部品13の場合
も穴13aを有するので、外郭の長辺を基準軸に合わせ
るだけでは方向の識別が十分ではない。従って、穴13
aを検出して、さらに穴13aの中心の位置を求め、そ
の中心の位置に基づいて、外郭の中心、すなわち点Oに
対して穴13aを所定方向に回転させる。部品13の中
心に関しては、部品11の場合と同様である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の識別方法で
は、部品の方向を識別するために、形状が異なる部品に
対しては、それぞれ異なる検出アルゴリズムを必要とす
る。その結果、従来と形状の異なった部品に対応するた
めには、その部品に対して新たに検出アルゴリズムを開
発しなければならない。また、部品識別装置は、多数の
検出アルゴリズムを格納し、それらの検出アルゴリズム
のなかから該当するものを選択し、実行する必要がある
ので、高価なものが必要である。
は、部品の方向を識別するために、形状が異なる部品に
対しては、それぞれ異なる検出アルゴリズムを必要とす
る。その結果、従来と形状の異なった部品に対応するた
めには、その部品に対して新たに検出アルゴリズムを開
発しなければならない。また、部品識別装置は、多数の
検出アルゴリズムを格納し、それらの検出アルゴリズム
のなかから該当するものを選択し、実行する必要がある
ので、高価なものが必要である。
【0009】さらに、従来の識別方法では、部品の表裏
については識別できない。従って、部品の表裏の識別
は、パターンマッチングにより表裏のパターンの特徴を
照合して判定する必要があり、大変効率が悪い。
については識別できない。従って、部品の表裏の識別
は、パターンマッチングにより表裏のパターンの特徴を
照合して判定する必要があり、大変効率が悪い。
【0010】本発明は、上記従来技術の問題点を解決す
るためになされたものであり、部品の形状に関係なく、
一定の検出アルゴリズムだけで部品の方向、中心、さら
には表裏まで識別でき、かつ部品識別装置の低価格化を
図ることができる識別方法を提供することを目的とす
る。
るためになされたものであり、部品の形状に関係なく、
一定の検出アルゴリズムだけで部品の方向、中心、さら
には表裏まで識別でき、かつ部品識別装置の低価格化を
図ることができる識別方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の部品の識別方法
は、複数の認識マークを部品の特定の側であって、該複
数の認識マークの位置関係で定まる点を該部品の中心と
一致させ、かつ該複数の認識マークによって方向性を持
たせて該部品に付す工程と、該認識マークの存在を検出
することによって、該部品の表裏を識別する工程と、該
複数の認識マークの位置関係を検出することによって、
該部品の中心を識別する工程と、該複数の認識マークが
持つ方向性を検出することによって、該部品の方向を識
別する工程とを包含しており、そのことにより上記目的
が達成される。
は、複数の認識マークを部品の特定の側であって、該複
数の認識マークの位置関係で定まる点を該部品の中心と
一致させ、かつ該複数の認識マークによって方向性を持
たせて該部品に付す工程と、該認識マークの存在を検出
することによって、該部品の表裏を識別する工程と、該
複数の認識マークの位置関係を検出することによって、
該部品の中心を識別する工程と、該複数の認識マークが
持つ方向性を検出することによって、該部品の方向を識
別する工程とを包含しており、そのことにより上記目的
が達成される。
【0012】前記認識マーク自身が方向性を有していて
もよい。
もよい。
【0013】
【作用】本発明の部品の識別方法は、認識マークを部品
の特定の側に付すので、認識マークを検出することによ
って、該部品の特定の側を認識することができる。その
ことによって部品の表裏を識別することができる。複数
の認識マークは、その位置関係で定まる点が部品の中心
と一致しているので、認識マークの位置関係を検出する
ことによって、部品の中心を識別できる。また、複数の
認識マークによって方向性を持つように部品に付されて
いるので、複数の認識マークが持つ方向性を検出するこ
とによって、部品の方向を識別することができる。
の特定の側に付すので、認識マークを検出することによ
って、該部品の特定の側を認識することができる。その
ことによって部品の表裏を識別することができる。複数
の認識マークは、その位置関係で定まる点が部品の中心
と一致しているので、認識マークの位置関係を検出する
ことによって、部品の中心を識別できる。また、複数の
認識マークによって方向性を持つように部品に付されて
いるので、複数の認識マークが持つ方向性を検出するこ
とによって、部品の方向を識別することができる。
【0014】認識マーク自身が方向性を有している場合
は、2つの認識マークによって、部品の中心と方向とを
識別することができる。
は、2つの認識マークによって、部品の中心と方向とを
識別することができる。
【0015】
【実施例】本発明の実施例について以下に説明する。
【0016】本実施例では、部品加工、例えばプレス、
成型などの段階で部品自体に認識マークを付す。認識マ
ークが付された部品を図1(a)〜図1(c)に示す。
認識マークは、以下に示すアルゴリズムに従って部品に
付される。
成型などの段階で部品自体に認識マークを付す。認識マ
ークが付された部品を図1(a)〜図1(c)に示す。
認識マークは、以下に示すアルゴリズムに従って部品に
付される。
【0017】認識マークは、全ての部品について、例え
ば表側に付すようにする。まず、部品の中心を通る基準
軸を設定する。図1(a)に示す部品1のように、上下
方向、左右方向において対称な外郭を有する部品の場合
は、上下方向および左右方向において中点となる点を中
心とする。図2(b)に示す切り欠け部2aを有する部
品2のように、非対称な部品の場合は、部品の重心とな
る点を中心とする。
ば表側に付すようにする。まず、部品の中心を通る基準
軸を設定する。図1(a)に示す部品1のように、上下
方向、左右方向において対称な外郭を有する部品の場合
は、上下方向および左右方向において中点となる点を中
心とする。図2(b)に示す切り欠け部2aを有する部
品2のように、非対称な部品の場合は、部品の重心とな
る点を中心とする。
【0018】次に、上記基準軸上において、中心から等
距離aにある2点に認識マークを付す。距離aは、識別
の対象となる全ての部品に対して、認識マークが部品内
に収まるように十分小さく設定する。また、認識マーク
は、例えば△印のように、方向性のあるマークとし、認
識マークは、その特定の方向が部品の所定の方向と一致
するよう付す。
距離aにある2点に認識マークを付す。距離aは、識別
の対象となる全ての部品に対して、認識マークが部品内
に収まるように十分小さく設定する。また、認識マーク
は、例えば△印のように、方向性のあるマークとし、認
識マークは、その特定の方向が部品の所定の方向と一致
するよう付す。
【0019】以上のように認識マークを付された部品
は、部品識別装置によってその方向、中心および表裏の
識別が行われる。
は、部品識別装置によってその方向、中心および表裏の
識別が行われる。
【0020】図2に、本実施例の識別方法に用いる部品
識別装置のブロック図を示す。部品識別装置は、部品の
形状を撮影するためのカメラ21、データを入力するた
めの入力装置22、データを記録するための画像用メモ
リ23、識別のための演算処理を行う演算プロセッサ2
4、コンピュータ25、および出力装置26を備える。
部品識別装置の構成自体は、従来の部品識別装置の構成
と同じである。本実施例の識別方法による部品の方向、
中心および表裏の識別は、このような部品識別装置を用
いて以下のように行わる。
識別装置のブロック図を示す。部品識別装置は、部品の
形状を撮影するためのカメラ21、データを入力するた
めの入力装置22、データを記録するための画像用メモ
リ23、識別のための演算処理を行う演算プロセッサ2
4、コンピュータ25、および出力装置26を備える。
部品識別装置の構成自体は、従来の部品識別装置の構成
と同じである。本実施例の識別方法による部品の方向、
中心および表裏の識別は、このような部品識別装置を用
いて以下のように行わる。
【0021】まず、画像処理を行う。すなわち、カメラ
21により、識別しようとする部品を1方向から撮影
し、撮影された画像から部品の1方向における形状に関
するデータを得る。形状に関するデータは、入力装置2
2を介して画像用メモリ23に入力され、記憶される。
コンピュータ25は、画像用メモリに記憶されている部
品に関するデータから、まず認識マークを検出する。認
識マークがない場合は、その部品は裏側を向いているこ
とになるので、その部品を反転させて表側を向くように
して、上記画像処理を行う。
21により、識別しようとする部品を1方向から撮影
し、撮影された画像から部品の1方向における形状に関
するデータを得る。形状に関するデータは、入力装置2
2を介して画像用メモリ23に入力され、記憶される。
コンピュータ25は、画像用メモリに記憶されている部
品に関するデータから、まず認識マークを検出する。認
識マークがない場合は、その部品は裏側を向いているこ
とになるので、その部品を反転させて表側を向くように
して、上記画像処理を行う。
【0022】2つの認識マークが検出されると、図示す
るように、2つの認識マークを基準軸、例えばX軸に合
わせる。次に、認識マークの方向、この場合では、△印
の上側の頂点方向をY軸の正方向に合わせる。最後に、
2つの認識マークの中点を原点Oに合わせる。
るように、2つの認識マークを基準軸、例えばX軸に合
わせる。次に、認識マークの方向、この場合では、△印
の上側の頂点方向をY軸の正方向に合わせる。最後に、
2つの認識マークの中点を原点Oに合わせる。
【0023】上述したように、認識マークは部品の表側
にのみ付されているので、認識マークを検出することに
より、部品の表裏を識別することができる。
にのみ付されているので、認識マークを検出することに
より、部品の表裏を識別することができる。
【0024】部品の方向に関しては、認識マークは方向
性を有しており、その特定の方向が部品の所定の方向と
一致しているので、2つの認識マークを基準軸上に合わ
せるだけで、部品の方向を識別することができる。従っ
て、図1(c)に示す穴3aを有する円形部品3のよう
に、外郭の識別だけでは方向が認識できない部品であっ
ても特別な検出アルゴリズムを用いることなく、その方
向が識別できる。
性を有しており、その特定の方向が部品の所定の方向と
一致しているので、2つの認識マークを基準軸上に合わ
せるだけで、部品の方向を識別することができる。従っ
て、図1(c)に示す穴3aを有する円形部品3のよう
に、外郭の識別だけでは方向が認識できない部品であっ
ても特別な検出アルゴリズムを用いることなく、その方
向が識別できる。
【0025】部品の中心に関しては、2つの認識マーク
は基準軸上において各部品の中心から等距離aの位置に
付されているので、2つの認識マークの中心は、部品の
中心に必ず一致する。従って、図1(b)に示す部品2
のように非対称な部品であっても、補正を行うことなく
部品の中心が識別できる。
は基準軸上において各部品の中心から等距離aの位置に
付されているので、2つの認識マークの中心は、部品の
中心に必ず一致する。従って、図1(b)に示す部品2
のように非対称な部品であっても、補正を行うことなく
部品の中心が識別できる。
【0026】以上のようにして得られた部品の識別結果
は、出力装置26によって、例えば自動組立装置に出力
され、部品の自動組立に利用することもできる。
は、出力装置26によって、例えば自動組立装置に出力
され、部品の自動組立に利用することもできる。
【0027】なお、方向性を持たない認識マークを用い
る場合は、第3の認識マークを導入して、その第3の認
識マークに、部品の方向性に関する情報を持たせるよう
にしてもよい。
る場合は、第3の認識マークを導入して、その第3の認
識マークに、部品の方向性に関する情報を持たせるよう
にしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の部品の識別方法によれば、部品の形状に関係なく、一
定の検出アルゴリズムだけで部品の方向、中心、さらに
は表裏まで識別できる。従って、部品識別装置は多数の
検出アルゴリズムを格納し、選択し、実行する必要がな
いので、部品識別装置の簡素化でき、それにより低価格
化が実現できる。
の部品の識別方法によれば、部品の形状に関係なく、一
定の検出アルゴリズムだけで部品の方向、中心、さらに
は表裏まで識別できる。従って、部品識別装置は多数の
検出アルゴリズムを格納し、選択し、実行する必要がな
いので、部品識別装置の簡素化でき、それにより低価格
化が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は、本発明の認識マークが付さ
れた部品を示す図である。
れた部品を示す図である。
【図2】本発明の識別方法に用いる部品識別装置のブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】(a)〜(c)は、従来の部品の識別方法を説
明するための図である。
明するための図である。
1 部品 2 部品 3 部品 △ 認識マーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/68 F H05K 13/02 W 8509−4E
Claims (2)
- 【請求項1】 複数の認識マークを部品の特定の側であ
って、該複数の認識マークの位置関係で定まる点を該部
品の中心と一致させ、かつ該複数の認識マークによって
方向性を持たせて該部品に付す工程と、 該認識マークの存在を検出することによって、該部品の
表裏を識別する工程と、 該複数の認識マークの位置関係を検出することによっ
て、該部品の中心を識別する工程と、 該複数の認識マークが持つ方向性を検出することによっ
て、該部品の方向を識別する工程とを包含する部品の識
別方法。 - 【請求項2】 前記認識マーク自身が方向性を有する請
求項1に記載の部品の識別方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19754693A JPH0757087A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 部品の識別方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19754693A JPH0757087A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 部品の識別方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0757087A true JPH0757087A (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=16376285
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19754693A Withdrawn JPH0757087A (ja) | 1993-08-09 | 1993-08-09 | 部品の識別方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0757087A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017006740A1 (ja) * | 2015-07-03 | 2017-01-12 | 三菱重工業株式会社 | 構造体 |
-
1993
- 1993-08-09 JP JP19754693A patent/JPH0757087A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017006740A1 (ja) * | 2015-07-03 | 2017-01-12 | 三菱重工業株式会社 | 構造体 |
JP2017015622A (ja) * | 2015-07-03 | 2017-01-19 | 三菱重工業株式会社 | 構造体 |
US11280445B2 (en) | 2015-07-03 | 2022-03-22 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Structural body |
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