JPH0756978B2 - 状態遷移方法 - Google Patents

状態遷移方法

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JPH0756978B2
JPH0756978B2 JP63129491A JP12949188A JPH0756978B2 JP H0756978 B2 JPH0756978 B2 JP H0756978B2 JP 63129491 A JP63129491 A JP 63129491A JP 12949188 A JP12949188 A JP 12949188A JP H0756978 B2 JPH0756978 B2 JP H0756978B2
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JP
Japan
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line switch
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JP63129491A
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寛 麻生
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は二重化システムの回線を切り替える方法に係わ
り、特に回線切替器の接続状態を監視することによって
システムの状態を遷移させる状態遷移方法に関する。
〔従来の技術〕
電子計算機や通信回線のノードなど情報処理機能を備え
たシステムでは、一般に冗長設計が施されている。冗長
設計の一例として、システムを二系統持つ二重化システ
ムが挙げられる。二重化システムは、現用状態のシステ
ムと待機状態のシステムと回線を切り替える回線切替器
とを備え、現用状態のシステムに何らかの障害が生じた
ときに、回線データの処理を待機状態のシステムに切り
替えるようになっている。
この二重化システムには、システムの状態を遷移させる
状態遷移装置が備わっている。これまでの状態遷移装置
による状態遷移の方法としては、現用状態のシステムに
何らかの障害が生じたときに待機状態のシステムを現用
状態に遷移させ、この遷移が完了した後に、現用状態と
なったシステムが回線切替器を制御して回線を自システ
ムに接続するものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところがこのような従来の方法では、システム自身の障
害は判別しても回線切替器の障害を判別することができ
ず、回線切替器の障害によって回線の接続状態が変化し
た場合には現用状態のシステムに回線が接続されなくな
るという欠点がある。
そこで本発明の目的は、回線切替器への制御信号の誤入
力や回線切替器自身の故障などが生じたときにも、回線
切替器の接続状態の変化を判別することによってシステ
ムの状態を遷移させることのできる状態遷移方法を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明では、2つのシステムの一方が現用状態となり他
方が待機状態となって、現用状態となったシステムに回
線切替器内のスイッチが回線を接続する二重化システム
において、回線切替器内のスイッチ制御部は同じく回線
切替器内の前記したスイッチによる回線の接続状態の変
化を検出すると回線切替器の接続状態を表わす接続状態
信号を変化させ、現用状態のシステムは回線切替器から
送られてくる接続状態信号の変化を検出すると、待機状
態のシステムに対して現用状態から待機状態に切り替わ
ることを通知し、システムの状態を遷移させることとし
たものである。
すなわち本発明では、回線切替器の制御信号の誤入力や
回線切替器自信の故障等の障害によって回線の接続状態
が変化したような場合には、回線切替器のスイッチによ
る回線の接続状態の変化をこの回線切替器内で検出し回
線切替器の接続状態を表わす接続状態信号を変化させ、
現用状態のシステムは回線切替器から送られてくる接続
状態信号の変化を検出することでシステムの状態を遷移
させ、回線データの処理を継続させることにしたもので
ある。
〔実施例〕
以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
第1図は、本実施例の状態遷移方法が適用される二重化
システムの構成の概略を表わしたものである。
この二重化システムは、第1のシステム11と、第2のシ
ステム12と、回線切替器13とから構成されている。
現用状態のシステムは待機状態のシステムに対して、そ
の状態を現用状態から待機状態に切り替えることを通知
するためのシステム間通知信号14を発生する。また両シ
ステムは、回線切替器13を制御するための回線切替器制
御信号15および16を発生する。ただしこの信号は、現用
状態のシステムからのみ発生される。それに対して回線
切替器13は、その接続状態を表わす回線切替器接続状態
信号17を発生する。
回線データ18は回線切替器13の切替作用によって、回線
データ入出力信号19および20としてそれぞれ第1のシス
テム11および第2のシステム12に供給される。
第2図は、第1のシステム11および第2のシステム12の
内部構成を表わしたものである。ただし便宜上、第1の
システム11の内部構成を中心に説明することとする。
両システムは切替器制御部21と、切替器監視部22と、状
態通知部23と、状態遷移部24とを含んで構成されてい
る。
切替器制御部21は前述した切替器制御信号15を常に発生
している。切替器監視部22は回線切替器13から発生され
る回線切替器接続状態信号17を一定周期で監視してい
る。状態通知部23は前述したシステム間通知信号14を状
態遷移時に発生する。また状態遷移装置24はシステムの
状態を実際に遷移させる部分である。
第3図は、回線切替器13の内部構成を表わしたものであ
る。
スイッチ制御部31はスイッチ32が切り替える回線の接続
状態を制御している。またスイッチ制御部31は、スイッ
チ32が切り替える回線の接続状態も検出する。状態信号
発生部33は、スイッチ制御部31が検出した回線の接続状
態を表わす回線切替器接続状態信号17を発生する。
次に以上の構成の状態遷移装置の動作について説明す
る。
まず初期状態において、第1のシステム11は現用状態、
第2のシステム12は待機状態であるものとする。第1の
システム11は回線切替器制御信号15を回線切替器13に送
出し、回線データ18が第1のシステム11に接続されるよ
うに制御している。このとき回線データ18は、回線デー
タ入出力信号19として第1のシステム11に供給されてい
る。
この状態で回線切替器13に障害が発生し、回線データ18
が第1のシステム11に入力されなくなったとする。する
と、スイッチ32の接続状態を制御していたスイッチ制御
部31がこの接続状態の変化を検出する。
スイッチ制御部31はスイッチ32の接続状態の変化を検出
すると、検出した信号を状態信号発生部33に転送する。
状態信号発生部33はスイッチ32の接続状態を表わす回線
切替器接続状態信号17を発生し、その信号を第1のシス
テム11の切替器監視部22に送出する。
回線切替器接続状態信号17の変化を検出した切替器監視
部22は、その検出信号を切替器制御部21と状態通知部23
に転送する。切替器制御部21は、今まで回線切替器13に
対して送出していた回線切替器制御信号15の発生を停止
する。これはスイッチ32の制御を解除して、回線が第2
のシステム12に接続されるようにするためである。また
状態通知部23は切替器監視部22から得た信号を検出し、
自システムが待機状態になることを第2のシステム12に
通知する。
以上の動作が完了すると、第1のシステム11の状態遷移
部24は自システムを現用状態から待機状態に遷移させ
る。
一方、システム間通知信号14を受けた第2のシステム12
では、自システムに備わる状態通知部23がこのシステム
間通知信号14を受信する。さらに第2のシステム12の状
態通知部23は、得た信号を自システムの状態遷移部24に
転送する。
この信号を受けた状態遷移部24は、自システムを待機状
態から現用状態に遷移させる。第2のシステム12が現用
状態になると、切替器制御部21が動作して回線切替器制
御信号16を発生し、回線切替器13の制御を開始する。
回線切替器制御信号16を受けた回線切替器13のスイッチ
制御部31は、スイッチ32を制御して回線データ18が第2
のシステム12に接続されるように制御する。スイッチ32
が第2のシステム12に接続されて回線データ18が供給さ
れると、状態信号発生部33は回線切替器13の接続状態を
表わす信号を発生する。この信号は回線切替器接続状態
信号17として第2のシステム12に送出される。これで、
回線データ18は回線データ入出力信号20として第2のシ
ステム12に供給されとことになる。
以上のような動作で、第1のシステム11は待機状態に、
第2のシステム12は現用状態に遷移し、回線データ18が
継続して処理されることになる。また、このような状態
遷移は一度限りのものではなく、第2のシステム12が現
用状態のときに障害が発生したときや、回線切替器13に
再び障害が発生したときには、上述した状態遷移が繰り
返されて回線データ18の処理を継続する。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、回線切替器のスイ
ッチによる回線の接続状態の変化をこの回線切替器内で
検出し回線切替器の接続状態を表わす接続状態信号を変
化させることにしたので、現用状態のシステムはこの接
続状態信号の変化を検出することで、回線切替器の制御
信号の誤入力や回線切替器自信の故障等の障害によって
回線の接続状態が変化したような場合でも、システムの
状態を遷移させることができ、回線データの処理を継続
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を説明するためのもので、第1
図は本実施例の状態遷移方式がが適用される二重化シス
テムを表わす構成図、第2図は第1のシステムおよび第
2のシステムの内部構成を表わしたブロック図、第3図
は回線切替器の内部構成を表わしたブロック図である。 11……第1のシステム、 12……第2のシステム、13……回線切替器、 22……切替器監視部、23……状態通知部、 24……状態遷移部、31……スイッチ制御部、 32……スイッチ、33……状態信号発生部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つのシステムの一方が現用状態となり他
    方が待機状態となって、現用状態となったシステムに回
    線切替器内のスイッチが回線を接続する二重化システム
    において、 回線切替器内のスイッチ制御部は同じく回線切替器内の
    前記したスイッチによる回線の接続状態の変化を検出す
    ると回線切替器の接続状態を表わす接続状態信号を変化
    させ、 現用状態のシステムは前記回線切替器から送られてくる
    前記接続状態信号の変化を検出すると、待機状態のシス
    テムに対して現用状態から待機状態に切り替わることを
    通知し、システムの状態を遷移させることを特徴とする
    状態遷移方法。
JP63129491A 1988-05-28 1988-05-28 状態遷移方法 Expired - Lifetime JPH0756978B2 (ja)

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JP63129491A JPH0756978B2 (ja) 1988-05-28 1988-05-28 状態遷移方法

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JPH01300639A JPH01300639A (ja) 1989-12-05
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JPS607548A (ja) * 1983-06-27 1985-01-16 Fujitsu Ltd 自動切替制御装置

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