JPH075694A - ダイレクト製版装置 - Google Patents
ダイレクト製版装置Info
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- JPH075694A JPH075694A JP5142393A JP14239393A JPH075694A JP H075694 A JPH075694 A JP H075694A JP 5142393 A JP5142393 A JP 5142393A JP 14239393 A JP14239393 A JP 14239393A JP H075694 A JPH075694 A JP H075694A
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- skid
- unit
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- developing
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- Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 大きさの異なる2種類の版を製版することが
できるダイレクト製版装置を得る。 【構成】 スキッド選択情報を出力するスキッド選択ス
イッチ22と、スキッド選択情報に応じて描画部12の
位置決め手段の動作を切り換える刷版位置決め切り換え
手段24と、スキッド選択情報に応じてレーザビームの
主走査又は副走査の設定を切り換える刷版走査条件切り
換え設定手段26と、スキッド選択情報に応じて版のパ
ンチ,版曲げがなされるよう版の搬送方向を切り換える
刷版搬送方向切り換え手段30と、が設けられている。
このため、スキッド選択情報に応じて描画部12で版の
大きさに応じた版の位置決め,画像記録が行われる。ま
た、刷版パンチ・版曲げ部20では、縦2頁版の版はパ
ンチ,版曲げ処理を行うが、1頁版の版はそのまま通過
させて、別置きの刷版パンチ・版曲げ部132内で処理
される。
できるダイレクト製版装置を得る。 【構成】 スキッド選択情報を出力するスキッド選択ス
イッチ22と、スキッド選択情報に応じて描画部12の
位置決め手段の動作を切り換える刷版位置決め切り換え
手段24と、スキッド選択情報に応じてレーザビームの
主走査又は副走査の設定を切り換える刷版走査条件切り
換え設定手段26と、スキッド選択情報に応じて版のパ
ンチ,版曲げがなされるよう版の搬送方向を切り換える
刷版搬送方向切り換え手段30と、が設けられている。
このため、スキッド選択情報に応じて描画部12で版の
大きさに応じた版の位置決め,画像記録が行われる。ま
た、刷版パンチ・版曲げ部20では、縦2頁版の版はパ
ンチ,版曲げ処理を行うが、1頁版の版はそのまま通過
させて、別置きの刷版パンチ・版曲げ部132内で処理
される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイレクト製版装置に
係り、更に詳しくは、新聞用のオフセット印刷版の製版
に好適なダイレクト製版装置に関する。
係り、更に詳しくは、新聞用のオフセット印刷版の製版
に好適なダイレクト製版装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、紙面編集システムが出力する紙面
イメージ情報(紙面イメージデータ)を専用回線を介し
て受け取り、高感度のOPC(Organic Photocondocto
r:有機光半導体)等の感光材料を塗布した版材に直
接,レーザビームを走査記録しオフセット印刷版を作成
するダイレクト製版装置(コンピュータ直接製版装置)
が開発されている。
イメージ情報(紙面イメージデータ)を専用回線を介し
て受け取り、高感度のOPC(Organic Photocondocto
r:有機光半導体)等の感光材料を塗布した版材に直
接,レーザビームを走査記録しオフセット印刷版を作成
するダイレクト製版装置(コンピュータ直接製版装置)
が開発されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】新聞製版装置として、
縦2頁版と1頁版の製版を同一の装置で行うことができ
る製版装置があると好都合である。即ち、今後、共通圧
胴形(サテライト形)の縦2頁版のカラー頁印刷用輪転
機の需要が高まる可能性があるため、縦2頁版のカラー
製版機能を製版装置に持たせたいと考えており、少なく
ともカラー製版装置の台数減のためカラー製版装置の予
備機として機能させたいと考えている。一方、現在1頁
版(B/W)の輪転機を使用している事業所の場合は、
1頁版(B/W)の製版が必要である。
縦2頁版と1頁版の製版を同一の装置で行うことができ
る製版装置があると好都合である。即ち、今後、共通圧
胴形(サテライト形)の縦2頁版のカラー頁印刷用輪転
機の需要が高まる可能性があるため、縦2頁版のカラー
製版機能を製版装置に持たせたいと考えており、少なく
ともカラー製版装置の台数減のためカラー製版装置の予
備機として機能させたいと考えている。一方、現在1頁
版(B/W)の輪転機を使用している事業所の場合は、
1頁版(B/W)の製版が必要である。
【0004】かかる縦2頁版と1頁版の製版機能を兼ね
備えたダイレクト製版装置は現時点では見受けられず、
かかるニーズに対応できる製版装置の出現が待望されて
いた。
備えたダイレクト製版装置は現時点では見受けられず、
かかるニーズに対応できる製版装置の出現が待望されて
いた。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
ので、その目的は、大きさの異なる2種類の版を製版す
ることができるダイレクト製版装置を提供することにあ
る。
ので、その目的は、大きさの異なる2種類の版を製版す
ることができるダイレクト製版装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
直線移動する記録版台を備え,この記録版台上に位置決
め手段を用いて刷版を位置決めすると共に,前記記録版
台と共に移動する前記刷版にレーザ光源からのレーザビ
ームを走査して画像を記録する描画部と、前記刷版を現
像定着処理する現像・定着部と、前記刷版を溶出する溶
出部と、前記描画部と前記現像・定着部との間に配置さ
れ,スキッドから刷版を前記描画部へ給版すると共に前
記描画部から前記現像・定着部へ前記刷版を搬送する刷
版給排版部と、を備えたダイレクト製版装置であって、
複数の大きさの異なる刷版用のスキッドの内の一つを選
択するためのスキッド選択情報を出力するスキッド選択
情報出力手段と、前記スキッド選択情報に応じて前記刷
版給排版部の複数のスキッドから指定のスキッドを自動
的に選択するスキッド自動選択手段と、を有することを
特徴とする。
直線移動する記録版台を備え,この記録版台上に位置決
め手段を用いて刷版を位置決めすると共に,前記記録版
台と共に移動する前記刷版にレーザ光源からのレーザビ
ームを走査して画像を記録する描画部と、前記刷版を現
像定着処理する現像・定着部と、前記刷版を溶出する溶
出部と、前記描画部と前記現像・定着部との間に配置さ
れ,スキッドから刷版を前記描画部へ給版すると共に前
記描画部から前記現像・定着部へ前記刷版を搬送する刷
版給排版部と、を備えたダイレクト製版装置であって、
複数の大きさの異なる刷版用のスキッドの内の一つを選
択するためのスキッド選択情報を出力するスキッド選択
情報出力手段と、前記スキッド選択情報に応じて前記刷
版給排版部の複数のスキッドから指定のスキッドを自動
的に選択するスキッド自動選択手段と、を有することを
特徴とする。
【0007】請求項2記載の発明は、直線移動する記録
版台を備え,この記録版台上に位置決め手段を用いて刷
版を位置決めすると共に,前記記録版台と共に移動する
前記刷版にレーザ光源からのレーザビームを走査して画
像を記録する描画部と、前記刷版を現像定着処理する現
像・定着部と、前記刷版を溶出する溶出部と、前記描画
部と前記現像・定着部との間に配置され,スキッドから
刷版を前記描画部へ給版すると共に前記描画部から前記
現像・定着部へ前記刷版を搬送する刷版給排版部と、を
備えたダイレクト製版装置であって、複数の大きさの異
なる刷版用のスキッドの内の一つを選択するためのスキ
ッド選択情報を出力するスキッド選択情報出力手段と、
前記スキッド選択情報に応じて前記描画部の前記位置決
め手段の動作を切り換える刷版位置決め切り換え手段
と、前記スキッド情報に応じてレーザビームの主走査又
は副走査の少なくともいずれか一方の設定を切り換える
刷版走査条件切り換え設定手段と、を有することを特徴
とする。
版台を備え,この記録版台上に位置決め手段を用いて刷
版を位置決めすると共に,前記記録版台と共に移動する
前記刷版にレーザ光源からのレーザビームを走査して画
像を記録する描画部と、前記刷版を現像定着処理する現
像・定着部と、前記刷版を溶出する溶出部と、前記描画
部と前記現像・定着部との間に配置され,スキッドから
刷版を前記描画部へ給版すると共に前記描画部から前記
現像・定着部へ前記刷版を搬送する刷版給排版部と、を
備えたダイレクト製版装置であって、複数の大きさの異
なる刷版用のスキッドの内の一つを選択するためのスキ
ッド選択情報を出力するスキッド選択情報出力手段と、
前記スキッド選択情報に応じて前記描画部の前記位置決
め手段の動作を切り換える刷版位置決め切り換え手段
と、前記スキッド情報に応じてレーザビームの主走査又
は副走査の少なくともいずれか一方の設定を切り換える
刷版走査条件切り換え設定手段と、を有することを特徴
とする。
【0008】請求項3記載の発明は、直線移動する記録
版台を備え,この記録版台上に位置決め手段を用いて刷
版を位置決めすると共に,前記記録版台と共に移動する
前記刷版にレーザ光源からのレーザビームを走査して画
像を記録する描画部と、前記刷版を現像定着処理する現
像・定着部と、前記刷版を溶出する溶出部と、前記描画
部と前記現像・定着部との間に配置され,スキッドから
刷版を前記描画部へ給版すると共に前記描画部から前記
現像定着部へ刷版を搬送する刷版給排版部と、を備えた
ダイレクト製版装置であって、複数の大きさの異なる刷
版用のスキッドの内の一つを選択するためのスキッド選
択情報を出力するスキッド選択情報出力手段と、前記ス
キッド選択情報に応じて前記現像・定着部及び前記溶出
部の各処理工程における刷版の位置検出のための制御シ
ーケンスを切り換える版位置検出シーケンス切り換え手
段と、を有することを特徴とする。
版台を備え,この記録版台上に位置決め手段を用いて刷
版を位置決めすると共に,前記記録版台と共に移動する
前記刷版にレーザ光源からのレーザビームを走査して画
像を記録する描画部と、前記刷版を現像定着処理する現
像・定着部と、前記刷版を溶出する溶出部と、前記描画
部と前記現像・定着部との間に配置され,スキッドから
刷版を前記描画部へ給版すると共に前記描画部から前記
現像定着部へ刷版を搬送する刷版給排版部と、を備えた
ダイレクト製版装置であって、複数の大きさの異なる刷
版用のスキッドの内の一つを選択するためのスキッド選
択情報を出力するスキッド選択情報出力手段と、前記ス
キッド選択情報に応じて前記現像・定着部及び前記溶出
部の各処理工程における刷版の位置検出のための制御シ
ーケンスを切り換える版位置検出シーケンス切り換え手
段と、を有することを特徴とする。
【0009】請求項4記載の発明は、直線移動する記録
版台を備え,この記録版台上に位置決め手段を用いて刷
版を位置決めすると共に,前記記録版台と共に移動する
前記刷版に,レーザ光源からのレーザビームを走査して
画像を記録する描画部と、前記刷版を現像定着処理する
現像・定着部と、前記刷版を溶出する溶出部と、前記描
画部と前記現像・定着部との間に配置され,スキッドか
ら刷版を前記描画部へ給版すると共に前記描画部から前
記現像定着部へ刷版を搬送する刷版給排版部と、前記刷
版に位置決め部及び版掛け用折り曲げ部を形成する刷版
パンチ・版曲げ部と、を備えたダイレクト製版装置であ
って、複数の大きさの異なる刷版用のスキッドの内の一
つを選択するためのスキッド選択情報を出力するスキッ
ド選択情報出力手段を有し、前記刷版パンチ・版曲げ部
が、前記スキッド選択情報に応じて選択された版のパン
チ,版曲げを行う大きさの異なる刷版用のパンチ手段及
び版曲げ手段を一体又は別体で有することを特徴とす
る。
版台を備え,この記録版台上に位置決め手段を用いて刷
版を位置決めすると共に,前記記録版台と共に移動する
前記刷版に,レーザ光源からのレーザビームを走査して
画像を記録する描画部と、前記刷版を現像定着処理する
現像・定着部と、前記刷版を溶出する溶出部と、前記描
画部と前記現像・定着部との間に配置され,スキッドか
ら刷版を前記描画部へ給版すると共に前記描画部から前
記現像定着部へ刷版を搬送する刷版給排版部と、前記刷
版に位置決め部及び版掛け用折り曲げ部を形成する刷版
パンチ・版曲げ部と、を備えたダイレクト製版装置であ
って、複数の大きさの異なる刷版用のスキッドの内の一
つを選択するためのスキッド選択情報を出力するスキッ
ド選択情報出力手段を有し、前記刷版パンチ・版曲げ部
が、前記スキッド選択情報に応じて選択された版のパン
チ,版曲げを行う大きさの異なる刷版用のパンチ手段及
び版曲げ手段を一体又は別体で有することを特徴とす
る。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項4記載のダ
イレクト製版装置において、前記スキッド情報に応じて
前記刷版パンチ・版曲げ部での刷版の搬送方向を切り換
える刷版搬送方向切り換え手段を更に有することを特徴
とする。
イレクト製版装置において、前記スキッド情報に応じて
前記刷版パンチ・版曲げ部での刷版の搬送方向を切り換
える刷版搬送方向切り換え手段を更に有することを特徴
とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、スキッド選択情
報出力手段からのスキッド選択情報に応じて、スキッド
自動選択手段が刷版給排版部の複数のスキッドから指定
のスキッドを自動的に選択する。このため、面倒なスキ
ッド交換作業が不要となる。
報出力手段からのスキッド選択情報に応じて、スキッド
自動選択手段が刷版給排版部の複数のスキッドから指定
のスキッドを自動的に選択する。このため、面倒なスキ
ッド交換作業が不要となる。
【0012】請求項2記載の発明によれば、スキッド選
択情報出力手段からのスキッド選択情報に応じて、刷版
位置決め切り換え手段が描画部の位置決め手段の動作を
切り換え、刷版走査条件切り換え設定手段が、レーザビ
ームの主走査又は副走査の少なくともいずれか一方の設
定を切り換える。このため、描画部に供給された刷版の
大きさに応じた描画がなされ、同一装置で複数の大きさ
の異なる刷版の描画が可能になる。
択情報出力手段からのスキッド選択情報に応じて、刷版
位置決め切り換え手段が描画部の位置決め手段の動作を
切り換え、刷版走査条件切り換え設定手段が、レーザビ
ームの主走査又は副走査の少なくともいずれか一方の設
定を切り換える。このため、描画部に供給された刷版の
大きさに応じた描画がなされ、同一装置で複数の大きさ
の異なる刷版の描画が可能になる。
【0013】請求項3記載の発明によれば、スキッド選
択情報出力手段からのスキッド選択情報に応じて版位置
検出シーケンス切り換え手段が現像・定着部及び溶出部
の各処理工程における刷版の位置検出のための制御シー
ケンスを切り換える。このため、選択された刷版の大き
さに応じた現像,定着,溶出の各処理がなされ、同一装
置で複数の大きさの異なる刷版の現像,定着,溶出の処
理工程が適正になされるようになる。
択情報出力手段からのスキッド選択情報に応じて版位置
検出シーケンス切り換え手段が現像・定着部及び溶出部
の各処理工程における刷版の位置検出のための制御シー
ケンスを切り換える。このため、選択された刷版の大き
さに応じた現像,定着,溶出の各処理がなされ、同一装
置で複数の大きさの異なる刷版の現像,定着,溶出の処
理工程が適正になされるようになる。
【0014】請求項4記載の発明によれば、刷版パンチ
・版曲げ部において、スキッド選択情報出力手段からの
スキッド選択情報に応じて刷版の大きさに対応するパン
チ手段及び版曲げ手段によりパンチ,版曲げが行われ
る。このため、同一装置で複数の大きさの異なる刷版の
パンチ版曲げが可能となる。
・版曲げ部において、スキッド選択情報出力手段からの
スキッド選択情報に応じて刷版の大きさに対応するパン
チ手段及び版曲げ手段によりパンチ,版曲げが行われ
る。このため、同一装置で複数の大きさの異なる刷版の
パンチ版曲げが可能となる。
【0015】請求項5記載の発明によれば、スキッド選
択情報に応じて刷版搬送方向切り換え手段が、刷版パン
チ・版曲げ部での刷版の搬送方向を切り換える。このた
め、同一装置で複数の大きさの異なる刷版のパンチ,版
曲げが可能となるばかりでなく、パンチ,版曲げの際
に、刷版の流れを変えるための操作を何ら要することな
く、自動的に選択された版の大きさに対応するパンチ,
版曲げ処理が適正になされるようになる。
択情報に応じて刷版搬送方向切り換え手段が、刷版パン
チ・版曲げ部での刷版の搬送方向を切り換える。このた
め、同一装置で複数の大きさの異なる刷版のパンチ,版
曲げが可能となるばかりでなく、パンチ,版曲げの際
に、刷版の流れを変えるための操作を何ら要することな
く、自動的に選択された版の大きさに対応するパンチ,
版曲げ処理が適正になされるようになる。
【0016】
《第1実施例》以下、本発明の第1実施例を図1ないし
図4に基づいて説明する。
図4に基づいて説明する。
【0017】図1には、第1実施例に係るダイレクト製
版装置10の全体構成が概略的に示されている。
版装置10の全体構成が概略的に示されている。
【0018】このダイレクト製版装置10は、公知のダ
イレクト製版装置と同様に、描画部12、刷版給排版部
14、現像・定着部16、溶出部18及び刷版パンチ・
版曲げ部20等を有している。
イレクト製版装置と同様に、描画部12、刷版給排版部
14、現像・定着部16、溶出部18及び刷版パンチ・
版曲げ部20等を有している。
【0019】また、このダイレクト製版装置10は、ス
キッド選択情報出力手段としてのスキッド選択スイッチ
22、刷版位置決め切り換え手段24、刷版走査条件切
り換え設定手段26、版位置検出シーケンス切り換え手
段28、及び刷版搬送方向切り換え手段30を有してい
る。
キッド選択情報出力手段としてのスキッド選択スイッチ
22、刷版位置決め切り換え手段24、刷版走査条件切
り換え設定手段26、版位置検出シーケンス切り換え手
段28、及び刷版搬送方向切り換え手段30を有してい
る。
【0020】次に、上記各部について説明する。 [描画部]描画部12は、図2に示されるように、図1
ないし図2の矢印B,反矢印B方向に沿って直線移動す
る長方形の記録版台32と、この記録版台32の上方に
相互に所定間隔を隔てて配置された二つの描画ユニット
34A,34Bを含んで構成されている。
ないし図2の矢印B,反矢印B方向に沿って直線移動す
る長方形の記録版台32と、この記録版台32の上方に
相互に所定間隔を隔てて配置された二つの描画ユニット
34A,34Bを含んで構成されている。
【0021】一方の描画ユニット34Aは、長方形の記
録版台32に対向して配置された第1のポリゴンミラー
(回転多面鏡)36Aと、この第1のポリゴンミラー3
6Aにより偏向されたレーザビームの進行方向先に配置
された第1のfθレンズ38Aと、このfθレンズ38
Aを介して第1のポリゴンミラー36Aと反対側に配置
された第1の反射ミラー40Aとを含んで構成されてい
る。
録版台32に対向して配置された第1のポリゴンミラー
(回転多面鏡)36Aと、この第1のポリゴンミラー3
6Aにより偏向されたレーザビームの進行方向先に配置
された第1のfθレンズ38Aと、このfθレンズ38
Aを介して第1のポリゴンミラー36Aと反対側に配置
された第1の反射ミラー40Aとを含んで構成されてい
る。
【0022】これを更に詳述すると、第1のポリゴンミ
ラー36Aは、高速で回転し、後述するレーザ光源から
のレーザビームを連続的に偏向して所定角度αの範囲内
で一方から他方(図2矢印C参照)に走査する八面鏡で
ある。この第1のポリゴンミラー36Aは、走査速度が
80,000LPMという高速度を実現するため、実際
には図示しない空気軸受けを介してモータ42Aにより
矢印D方向に回転される。
ラー36Aは、高速で回転し、後述するレーザ光源から
のレーザビームを連続的に偏向して所定角度αの範囲内
で一方から他方(図2矢印C参照)に走査する八面鏡で
ある。この第1のポリゴンミラー36Aは、走査速度が
80,000LPMという高速度を実現するため、実際
には図示しない空気軸受けを介してモータ42Aにより
矢印D方向に回転される。
【0023】第1のfθレンズ38Aは、第1のポリゴ
ンミラー36Aによる画面走査速度が一定となるように
走査速度の補正を光学的に行うものである。
ンミラー36Aによる画面走査速度が一定となるように
走査速度の補正を光学的に行うものである。
【0024】第1の反射ミラー40Aは、レーザビーム
を記録版台32方向に反射するものである。この第1の
反射ミラー40Aは、記録版台32の移動方向(図2矢
印B,反矢印B方向)に直交して配置されている。
を記録版台32方向に反射するものである。この第1の
反射ミラー40Aは、記録版台32の移動方向(図2矢
印B,反矢印B方向)に直交して配置されている。
【0025】他方の描画ユニット34Bは、一方の描画
ユニット34Aと同様に、記録版台32に対向して配置
され,モータ42Bにより駆動される第2のポリゴンミ
ラー36Bと、この第2のポリゴンミラー36Bにより
偏向されたレーザビームの進行方向先に配置された第2
のfθレンズ38Bと、このfθレンズ38Bを介して
第2のポリゴンミラー36Bと反対側に配置された第2
の反射ミラー40Bとを含んで構成されている。この他
方の描画ユニット34Bを構成する各部は一方の描画ユ
ニット34Aのそれぞれ対応するものと同一のものが使
用されている。
ユニット34Aと同様に、記録版台32に対向して配置
され,モータ42Bにより駆動される第2のポリゴンミ
ラー36Bと、この第2のポリゴンミラー36Bにより
偏向されたレーザビームの進行方向先に配置された第2
のfθレンズ38Bと、このfθレンズ38Bを介して
第2のポリゴンミラー36Bと反対側に配置された第2
の反射ミラー40Bとを含んで構成されている。この他
方の描画ユニット34Bを構成する各部は一方の描画ユ
ニット34Aのそれぞれ対応するものと同一のものが使
用されている。
【0026】第1のポリゴンミラー36Aと第2のポリ
ゴンミラー36Bとは、記録版台16の移動方向に沿っ
て所定間隔(記録版台32の長さの略1/2)を隔てて
配置されている。なお、これらのポリゴンミラー36
A,36Bは実際には、略同一高さに配置されている
が、図2では図面の錯綜を避けるため、第1のポリゴン
ミラー36Aの方が幾分記録版台16から離れた位置に
示されている。
ゴンミラー36Bとは、記録版台16の移動方向に沿っ
て所定間隔(記録版台32の長さの略1/2)を隔てて
配置されている。なお、これらのポリゴンミラー36
A,36Bは実際には、略同一高さに配置されている
が、図2では図面の錯綜を避けるため、第1のポリゴン
ミラー36Aの方が幾分記録版台16から離れた位置に
示されている。
【0027】レーザ光源としては、半導体レーザ(定格
出力20mW)44A,44Bが使用されている。これ
らの半導体レーザ44A,44Bは、図示しないメモリ
ー基板にそれぞれ格納されたそれぞれの紙面データに相
当する電気信号に応じて強度が変調(電流に応じて強弱
が変化)された波長780nmのレーザビームを出力す
る。
出力20mW)44A,44Bが使用されている。これ
らの半導体レーザ44A,44Bは、図示しないメモリ
ー基板にそれぞれ格納されたそれぞれの紙面データに相
当する電気信号に応じて強度が変調(電流に応じて強弱
が変化)された波長780nmのレーザビームを出力す
る。
【0028】一方の半導体レーザ44Aから出力された
レーザビームの進行方向先には、コリメータレンズ46
A,波形整形ユニット48Aが配置されている。このた
め、半導体レーザ44Aから出力されたレーザビームは
波形整形ユニット48Aにより波形整形され、最終的に
必要な分解能に対応した直径のレーザビームに成形され
る。
レーザビームの進行方向先には、コリメータレンズ46
A,波形整形ユニット48Aが配置されている。このた
め、半導体レーザ44Aから出力されたレーザビームは
波形整形ユニット48Aにより波形整形され、最終的に
必要な分解能に対応した直径のレーザビームに成形され
る。
【0029】波形整形ユニット48Aのレーザビームの
進行方向先には、このレーザビームの進行方向を第1の
ポリゴンミラー36Aに向けて変更させる第3の反射ミ
ラー50Aが配置されている。
進行方向先には、このレーザビームの進行方向を第1の
ポリゴンミラー36Aに向けて変更させる第3の反射ミ
ラー50Aが配置されている。
【0030】これと同様に、他方の半導体レーザ44B
のレーザビームの進行方向先には、コリメータレンズ4
6B,波形整形ユニット48B及び第4の反射ミラー5
0Bが配置されている。これらの各構成部分は、一方の
半導体レーザ44A側に配置された対応する各構成部分
と同様の機能を有している。
のレーザビームの進行方向先には、コリメータレンズ4
6B,波形整形ユニット48B及び第4の反射ミラー5
0Bが配置されている。これらの各構成部分は、一方の
半導体レーザ44A側に配置された対応する各構成部分
と同様の機能を有している。
【0031】第1,第2の反射ミラー40A,40Bの
反矢印B方向側には、第1,第2の帯電器52A,52
Bが、第1,第2の反射ミラー40A,40Bにそれぞ
れ平行に配置されている。これらの帯電器52A,52
Bは、2芯コロトロン方式(60μm・金メッキタング
ステン線)のコロナ放電により記録版台32上にセット
されたダイレクト刷版60の感光層を帯電(印加電圧+
6Kv)させるものである。
反矢印B方向側には、第1,第2の帯電器52A,52
Bが、第1,第2の反射ミラー40A,40Bにそれぞ
れ平行に配置されている。これらの帯電器52A,52
Bは、2芯コロトロン方式(60μm・金メッキタング
ステン線)のコロナ放電により記録版台32上にセット
されたダイレクト刷版60の感光層を帯電(印加電圧+
6Kv)させるものである。
【0032】ダイレクト刷版60としては、アルミ陽極
酸化版の表面にOPC層が塗布形成された高感度のOP
C版が使用されている。
酸化版の表面にOPC層が塗布形成された高感度のOP
C版が使用されている。
【0033】記録版台32は、送りネジ58を含んで構
成された送りネジ機構により図2における矢印B,反矢
印B方向に往復移動されるようになっている。
成された送りネジ機構により図2における矢印B,反矢
印B方向に往復移動されるようになっている。
【0034】これを更に詳述すると、送りネジ58とし
ては、ボールネジが使用され、この送りネジ52に螺合
するボールナットが収容されたホルダ62が記録版台3
2の底面に一体的に固定されている。送りネジ58の一
端(図2における右端)にはタイミングプーリ64が固
定されており、このタイミングプーリ64には、タイミ
ングベルト66を介してACサーボモータ68の回転力
が伝達されるようになっている。このACサーボモータ
68は、図示しない固定部に固定されている。このた
め、ACサーボモータ68が回転すると、タイミングベ
ルト66を介して送りネジ58が回転し、この回転によ
りホルダ62がその底面に設けられた記録版台32が、
図示しないガイド手段に沿って矢印B,反矢印B方向に
直線移動するようになっている。
ては、ボールネジが使用され、この送りネジ52に螺合
するボールナットが収容されたホルダ62が記録版台3
2の底面に一体的に固定されている。送りネジ58の一
端(図2における右端)にはタイミングプーリ64が固
定されており、このタイミングプーリ64には、タイミ
ングベルト66を介してACサーボモータ68の回転力
が伝達されるようになっている。このACサーボモータ
68は、図示しない固定部に固定されている。このた
め、ACサーボモータ68が回転すると、タイミングベ
ルト66を介して送りネジ58が回転し、この回転によ
りホルダ62がその底面に設けられた記録版台32が、
図示しないガイド手段に沿って矢印B,反矢印B方向に
直線移動するようになっている。
【0035】なお、第1,第2の描画ユニット34A,
34Bの前記各構成部分及び第1,第2の帯電器52
A,52Bは、適宜な支持手段によりカバー110(図
4参照)内の支持枠112に取り付けられている。
34Bの前記各構成部分及び第1,第2の帯電器52
A,52Bは、適宜な支持手段によりカバー110(図
4参照)内の支持枠112に取り付けられている。
【0036】本実施例では、ACサーボモータ68が刷
版走査条件切り換え設定手段26によって制御されるよ
うになっている(この刷版走査条件切り換え設定手段2
6による制御の具体的内容については、後述する)。
版走査条件切り換え設定手段26によって制御されるよ
うになっている(この刷版走査条件切り換え設定手段2
6による制御の具体的内容については、後述する)。
【0037】図3には、記録版台32の平面図が示され
ている。この記録版台32には、縦2頁版のダイレクト
刷版及び1頁版のダイレクト刷版の位置決めの際の基準
となる位置決めピン72,74が設けられている。この
内、記録版台32の矢印B方向前方端に設けられた位置
決めピン72は、ダイレクト刷版の副走査方向(天地方
向)の位置決め用とされ、位置決めピン72より僅かに
反矢印B側の矢印A方向前方端に設けられた位置決めピ
ン74は、ダイレクト刷版の主走査方向(幅方向)の位
置決め用とされる。
ている。この記録版台32には、縦2頁版のダイレクト
刷版及び1頁版のダイレクト刷版の位置決めの際の基準
となる位置決めピン72,74が設けられている。この
内、記録版台32の矢印B方向前方端に設けられた位置
決めピン72は、ダイレクト刷版の副走査方向(天地方
向)の位置決め用とされ、位置決めピン72より僅かに
反矢印B側の矢印A方向前方端に設けられた位置決めピ
ン74は、ダイレクト刷版の主走査方向(幅方向)の位
置決め用とされる。
【0038】更に、記録版台32の周囲には、図3に示
される位置決め手段としての第1ないし第5の押圧機構
76,78,82,84,86が装備されている。
される位置決め手段としての第1ないし第5の押圧機構
76,78,82,84,86が装備されている。
【0039】記録版台32の矢印A方向前方端側に設け
られた第1の押圧機構76,第2の押圧機構78は、そ
れぞれ1頁版のダイレクト刷版の位置決め時の基準ピン
となる第1のローラ80A,縦2頁版の位置決め時の基
準ピンとなる第2のローラ80Bを備えており、図示し
ない駆動手段により矢印A方向,反矢印A方向に往復移
動(進退)可能とされている。
られた第1の押圧機構76,第2の押圧機構78は、そ
れぞれ1頁版のダイレクト刷版の位置決め時の基準ピン
となる第1のローラ80A,縦2頁版の位置決め時の基
準ピンとなる第2のローラ80Bを備えており、図示し
ない駆動手段により矢印A方向,反矢印A方向に往復移
動(進退)可能とされている。
【0040】記録版台32の矢印A方向後方端側に設け
られた第3の押圧機構82,第4の押圧機構84は、そ
れぞれ1頁版のダイレクト刷版の位置決め時の押し当て
ピンとなる第3のローラ80C,縦2頁版の位置決め時
の押し当てピンとなる第4のローラ80Dを備えてお
り、図示しない駆動手段により矢印A方向,反矢印A方
向に往復移動(進退)可能とされている。
られた第3の押圧機構82,第4の押圧機構84は、そ
れぞれ1頁版のダイレクト刷版の位置決め時の押し当て
ピンとなる第3のローラ80C,縦2頁版の位置決め時
の押し当てピンとなる第4のローラ80Dを備えてお
り、図示しない駆動手段により矢印A方向,反矢印A方
向に往復移動(進退)可能とされている。
【0041】記録版台32の矢印B方向後方端側に設け
られた第5の押圧機構86は、縦2頁版のダイレクト刷
版及び1頁版のダイレクト刷版の位置決めの際の押し当
てピンとなる第5のローラ80Eを備えており、図示し
ない駆動手段により矢印B方向,反矢印B方向に往復移
動(進退)可能とされている。
られた第5の押圧機構86は、縦2頁版のダイレクト刷
版及び1頁版のダイレクト刷版の位置決めの際の押し当
てピンとなる第5のローラ80Eを備えており、図示し
ない駆動手段により矢印B方向,反矢印B方向に往復移
動(進退)可能とされている。
【0042】前記第1ないし第5の押圧機構76,7
8,82,84,86が刷版位置決め切り換え手段24
により後述のようにして駆動制御されるようになってい
る。
8,82,84,86が刷版位置決め切り換え手段24
により後述のようにして駆動制御されるようになってい
る。
【0043】ここで、描画部12におけるダイレクト刷
版の位置決めについて簡単に説明する。まず、刷版が縦
2頁版のダイレクト刷版60である場合について説明す
る。
版の位置決めについて簡単に説明する。まず、刷版が縦
2頁版のダイレクト刷版60である場合について説明す
る。
【0044】この場合、スキッド選択スイッチ22から
の縦2頁版選択のスキッド選択情報により、刷版位置決
め切り換え手段24は、以下のようにしてダイレクト刷
版60を図3に仮想線で示す位置に位置決めする。
の縦2頁版選択のスキッド選択情報により、刷版位置決
め切り換え手段24は、以下のようにしてダイレクト刷
版60を図3に仮想線で示す位置に位置決めする。
【0045】即ち、刷版位置決め切り換え手段24は、
第1の押圧機構76を図3に示す位置より矢印A方向前
方に退避させると共に、第2の押圧機構78を図3に示
す位置に移動させてこの位置で停止させる。この状態
で、刷版給排版部14から図3に実線で示すようにダイ
レクト刷版60が給版されると、刷版位置決め切り換え
手段24は、第4の押圧機構84を矢印A方向に移動さ
せて、図示の如くローラ80Dをダイレクト刷版60の
矢印A方向後方端に押し当て、更に第4の押圧機構84
を矢印A方向に移動させて、ダイレクト刷版60の矢印
A方向前方端を位置決めピン74及びローラ80Bに当
接させる。その後、刷版位置決め切り換え手段24は、
第5の押圧機構86を矢印B方向前方に移動させて第5
のローラ80Eをダイレクト刷版60の矢印B方向後方
端に押し当て、更に第5の押圧機構86を矢印B方向に
移動させて、ダイレクト刷版60の矢印B方向前方端を
位置決めピン72に当接させる。これにより、ダイレク
ト刷版60の位置決めが完了する。
第1の押圧機構76を図3に示す位置より矢印A方向前
方に退避させると共に、第2の押圧機構78を図3に示
す位置に移動させてこの位置で停止させる。この状態
で、刷版給排版部14から図3に実線で示すようにダイ
レクト刷版60が給版されると、刷版位置決め切り換え
手段24は、第4の押圧機構84を矢印A方向に移動さ
せて、図示の如くローラ80Dをダイレクト刷版60の
矢印A方向後方端に押し当て、更に第4の押圧機構84
を矢印A方向に移動させて、ダイレクト刷版60の矢印
A方向前方端を位置決めピン74及びローラ80Bに当
接させる。その後、刷版位置決め切り換え手段24は、
第5の押圧機構86を矢印B方向前方に移動させて第5
のローラ80Eをダイレクト刷版60の矢印B方向後方
端に押し当て、更に第5の押圧機構86を矢印B方向に
移動させて、ダイレクト刷版60の矢印B方向前方端を
位置決めピン72に当接させる。これにより、ダイレク
ト刷版60の位置決めが完了する。
【0046】一方、スキッド選択スイッチ22からの1
頁版選択のスキッド選択情報が出力された場合には、刷
版位置決め切り換え手段24は、以下のようにしてダイ
レクト刷版61を図3に仮想線で示す位置に位置決めす
る。
頁版選択のスキッド選択情報が出力された場合には、刷
版位置決め切り換え手段24は、以下のようにしてダイ
レクト刷版61を図3に仮想線で示す位置に位置決めす
る。
【0047】即ち、刷版位置決め切り換え手段24は、
第2の押圧機構78を図3に示す位置より矢印A方向前
方に退避させると共に、第1の押圧機構76を図3に示
す位置に移動させてこの位置で停止させる。この状態
で、刷版給排版部14からダイレクト刷版61が給版さ
れると、刷版位置決め切り換え手段24は、第3の押圧
機構84を矢印A方向に移動させて、ローラ80Cをダ
イレクト刷版61の矢印A方向後方端に押し当て、更に
第3の押圧機構82を矢印A方向に移動させて、ダイレ
クト刷版61の矢印A方向前方端を位置決めピン74及
びローラ80Aに当接させる。その後、刷版位置決め切
り換え手段24は、第5の押圧機構86を矢印B方向前
方に記録版台32の中央付近まで移動させて第5のロー
ラ80Eをダイレクト刷版61の矢印B方向後方端に押
し当て(図3における二点鎖線矢印86参照)、更に第
5の押圧機構86を矢印B方向に移動させて、ダイレク
ト刷版61の矢印B方向前方端を位置決めピン72に当
接させる。これにより、ダイレクト刷版61の位置決め
が完了する。 [刷版給排版部]刷版給排版部14は、描画部12の図
1反矢印A方向に配置されている。この刷版給排版部1
4には、図4に示すように、刷版を搬送するベルトコン
ベア104,106,108及び、後述するスキッド1
10に載置された刷版を吸着する吸着盤112が、備え
られている。
第2の押圧機構78を図3に示す位置より矢印A方向前
方に退避させると共に、第1の押圧機構76を図3に示
す位置に移動させてこの位置で停止させる。この状態
で、刷版給排版部14からダイレクト刷版61が給版さ
れると、刷版位置決め切り換え手段24は、第3の押圧
機構84を矢印A方向に移動させて、ローラ80Cをダ
イレクト刷版61の矢印A方向後方端に押し当て、更に
第3の押圧機構82を矢印A方向に移動させて、ダイレ
クト刷版61の矢印A方向前方端を位置決めピン74及
びローラ80Aに当接させる。その後、刷版位置決め切
り換え手段24は、第5の押圧機構86を矢印B方向前
方に記録版台32の中央付近まで移動させて第5のロー
ラ80Eをダイレクト刷版61の矢印B方向後方端に押
し当て(図3における二点鎖線矢印86参照)、更に第
5の押圧機構86を矢印B方向に移動させて、ダイレク
ト刷版61の矢印B方向前方端を位置決めピン72に当
接させる。これにより、ダイレクト刷版61の位置決め
が完了する。 [刷版給排版部]刷版給排版部14は、描画部12の図
1反矢印A方向に配置されている。この刷版給排版部1
4には、図4に示すように、刷版を搬送するベルトコン
ベア104,106,108及び、後述するスキッド1
10に載置された刷版を吸着する吸着盤112が、備え
られている。
【0048】スキッド110は、前記記録版台32がそ
の上を移動する土台部70の下の空間71内に収容され
ている。このスキッド110は、図4に示されるよう
に、平板上の基台114の上に台形ブロック116が設
けられており、基台114に取り付けられたキャスター
118によって移動自在となっている。台形ブロック1
16の一方(図4における右側)の斜面には、縦2頁版
のダイレクト刷版60が、他方の斜面には1頁版のダイ
レクト刷版61が、これらの斜面に感光層を向けて複数
枚重ねて立て掛けられている。基台114の図4矢印A
方向及び反矢印A方向側両端部には、突起部120が設
けられており、この突起部120はダイレクト刷版6
0,61のずれ止め用とされている。
の上を移動する土台部70の下の空間71内に収容され
ている。このスキッド110は、図4に示されるよう
に、平板上の基台114の上に台形ブロック116が設
けられており、基台114に取り付けられたキャスター
118によって移動自在となっている。台形ブロック1
16の一方(図4における右側)の斜面には、縦2頁版
のダイレクト刷版60が、他方の斜面には1頁版のダイ
レクト刷版61が、これらの斜面に感光層を向けて複数
枚重ねて立て掛けられている。基台114の図4矢印A
方向及び反矢印A方向側両端部には、突起部120が設
けられており、この突起部120はダイレクト刷版6
0,61のずれ止め用とされている。
【0049】ベルトコンベア104は、刷版給排版部1
4の上側に水平に配置されており、図4に仮想線で示す
ように、図示しない駆動機構を作動させることによって
反矢印A側のプーリ122の支軸を中心として描画部1
2側が下がるようになっている。
4の上側に水平に配置されており、図4に仮想線で示す
ように、図示しない駆動機構を作動させることによって
反矢印A側のプーリ122の支軸を中心として描画部1
2側が下がるようになっている。
【0050】ベルトコンベア106は、図4では一つし
か図示されていないが、実際には、図4の紙面奥側と手
前側に各一つ幾分離れて配置されており、この一対のベ
ルトコンベア106は、ベルトコンベア104が仮想線
で示す位置に下がったときにこれと一直線上に並ぶよう
に、反矢印A方向側の端部が下方へ位置する状態で斜め
に配置されている。
か図示されていないが、実際には、図4の紙面奥側と手
前側に各一つ幾分離れて配置されており、この一対のベ
ルトコンベア106は、ベルトコンベア104が仮想線
で示す位置に下がったときにこれと一直線上に並ぶよう
に、反矢印A方向側の端部が下方へ位置する状態で斜め
に配置されている。
【0051】吸着盤112は、一対のベルトコンベア1
06の中間に配置されており、図示しない駆動機構によ
って略図4矢印A方向及び反矢印A方向に進退できるよ
うになっている。この吸着盤112は、スキッド110
へ載置され、吸着盤112と対向する複数枚のダイレク
ト刷版60(又は61)を吸着して、その下端部を支持
アングル124内へ収容する役目を有している。この支
持アングル124の描画部12側に配置される分離バー
126は上昇可能とされ、下端部が支持アングル124
に収容されたダイレクト刷版60の幅方向(高さ方向)
中間部及び上端部をスキッド110から一対のベルトベ
ルトコンベヤ106へと移動させる役目を有する。
06の中間に配置されており、図示しない駆動機構によ
って略図4矢印A方向及び反矢印A方向に進退できるよ
うになっている。この吸着盤112は、スキッド110
へ載置され、吸着盤112と対向する複数枚のダイレク
ト刷版60(又は61)を吸着して、その下端部を支持
アングル124内へ収容する役目を有している。この支
持アングル124の描画部12側に配置される分離バー
126は上昇可能とされ、下端部が支持アングル124
に収容されたダイレクト刷版60の幅方向(高さ方向)
中間部及び上端部をスキッド110から一対のベルトベ
ルトコンベヤ106へと移動させる役目を有する。
【0052】前記スキッド選択スイッチ22は、図1で
は、刷版給排版部14から離れた位置に図示されている
が、実際には、刷版給排版部14部分に設けられてお
り、オペレータによりマニュアル操作される。
は、刷版給排版部14から離れた位置に図示されている
が、実際には、刷版給排版部14部分に設けられてお
り、オペレータによりマニュアル操作される。
【0053】ベルトコンベア104の反矢印A側には、
刷版を図4の紙面直交方向(即ち、図1矢印B方向)に
方向転換して搬送する別のベルトコンベア108が配設
されている。 [現像・定着部,溶出部等]このベルトコンベア108
の図4紙面奥側(図1矢印B方向前方側)には、現像・
定着部16が配置され、この現像定着部16のさらに図
1矢印B方向前方側には、溶出部18が配置されてい
る。
刷版を図4の紙面直交方向(即ち、図1矢印B方向)に
方向転換して搬送する別のベルトコンベア108が配設
されている。 [現像・定着部,溶出部等]このベルトコンベア108
の図4紙面奥側(図1矢印B方向前方側)には、現像・
定着部16が配置され、この現像定着部16のさらに図
1矢印B方向前方側には、溶出部18が配置されてい
る。
【0054】これらの現像・定着部16,溶出部18
は、公知のものと同様とされているので、詳しい構成に
ついての説明は省略し、簡単にその役割を記載するに止
める。
は、公知のものと同様とされているので、詳しい構成に
ついての説明は省略し、簡単にその役割を記載するに止
める。
【0055】現像・定着部16は、図示しない現像部と
定着部等を含んで構成され、現像部では、刷版を搬送し
ながら現像剤を付与して特殊の現像電極を用いて反転現
像(又は正現像)処理を行いその表面に形成された静電
潜像を顕在化する。この現像処理後の刷版は、不要な液
体現像剤が除去され、表面が乾燥され、定着部に送られ
る。定着部では、刷版を搬送しながら、刷版のトナー像
をハロゲンランプヒータ等の輻射熱で加熱して定着処理
を行う。この定着処理後の刷版は冷却され、溶出部18
に送られる。
定着部等を含んで構成され、現像部では、刷版を搬送し
ながら現像剤を付与して特殊の現像電極を用いて反転現
像(又は正現像)処理を行いその表面に形成された静電
潜像を顕在化する。この現像処理後の刷版は、不要な液
体現像剤が除去され、表面が乾燥され、定着部に送られ
る。定着部では、刷版を搬送しながら、刷版のトナー像
をハロゲンランプヒータ等の輻射熱で加熱して定着処理
を行う。この定着処理後の刷版は冷却され、溶出部18
に送られる。
【0056】溶出部18では、刷版を搬送しながらアル
カリ溶液を付与して刷版の非画像部のOPC層を溶出処
理をする。
カリ溶液を付与して刷版の非画像部のOPC層を溶出処
理をする。
【0057】この溶出部18の図1矢印B方向前方側に
は、図示しないスクイズ部,水洗部,ガム液付着部及び
乾燥部19が順次配置されている。溶出部18で溶出処
理がなされた刷版は、付着した余剰のアルカリ溶液がス
クイズ部で除去され、水洗部で水洗処理が行われ、ガム
液塗布部でガム液が塗布され、乾燥部19で乾燥されて
刷版パンチ・版曲げ部20の後述する準備位置部20A
に送られる。
は、図示しないスクイズ部,水洗部,ガム液付着部及び
乾燥部19が順次配置されている。溶出部18で溶出処
理がなされた刷版は、付着した余剰のアルカリ溶液がス
クイズ部で除去され、水洗部で水洗処理が行われ、ガム
液塗布部でガム液が塗布され、乾燥部19で乾燥されて
刷版パンチ・版曲げ部20の後述する準備位置部20A
に送られる。
【0058】なお、スキッド選択情報に応じて版位置検
出シーケンス切り換え手段28により、現像・定着部1
6及び溶出部18の各処理工程における搬送時のその版
に対応した版位置検出の制御シーケンスが切り換えられ
(選択され)るので、現像・定着部16における現像剤
の付与時間,ハロゲンランプヒータの点灯時間,溶出部
18における処理時間等は、版の大きさ(長さ)に応じ
て過不足なく調整される。 [刷版パンチ・版曲げ部]刷版パンチ・版曲げ部20
は、準備位置20A,パンチャー部20B,版曲げ部2
0Cから構成されている。
出シーケンス切り換え手段28により、現像・定着部1
6及び溶出部18の各処理工程における搬送時のその版
に対応した版位置検出の制御シーケンスが切り換えられ
(選択され)るので、現像・定着部16における現像剤
の付与時間,ハロゲンランプヒータの点灯時間,溶出部
18における処理時間等は、版の大きさ(長さ)に応じ
て過不足なく調整される。 [刷版パンチ・版曲げ部]刷版パンチ・版曲げ部20
は、準備位置20A,パンチャー部20B,版曲げ部2
0Cから構成されている。
【0059】準備位置20Aには、乾燥部19から送り
込まれた刷版を矢印B方向に沿って搬送するローラ搬送
ローラ(図示省略)と、この搬送ローラにより所定位置
に搬送された刷版を矢印A方向(パンチャー部20B
側)に方向転換して搬送できる図示しないベルトコンベ
アとが設けられている。
込まれた刷版を矢印B方向に沿って搬送するローラ搬送
ローラ(図示省略)と、この搬送ローラにより所定位置
に搬送された刷版を矢印A方向(パンチャー部20B
側)に方向転換して搬送できる図示しないベルトコンベ
アとが設けられている。
【0060】パンチャー部20Bは、図1に示されるよ
うに、準備位置20Aより刷版の搬送方向下流側に配置
されている。このパンチャー部20Bには、刷版を更に
搬送方向下流側(矢印A方向)に搬送する図示しないベ
ルトコンベアと、刷版に版掛け時の位置決め用の位置決
め部としての孔を形成する縦2頁版用の孔明け装置(図
示省略)が設けられている。
うに、準備位置20Aより刷版の搬送方向下流側に配置
されている。このパンチャー部20Bには、刷版を更に
搬送方向下流側(矢印A方向)に搬送する図示しないベ
ルトコンベアと、刷版に版掛け時の位置決め用の位置決
め部としての孔を形成する縦2頁版用の孔明け装置(図
示省略)が設けられている。
【0061】版曲げ部20Cは、図1に示されるよう
に、パンチャー部20Bの更に搬送方向下流側に配置さ
れている。この版曲げ部20Cには、刷版を更に搬送方
向下流側(矢印A方向)に搬送する図示しないベルトコ
ンベアと、刷版の長手方向両端部を所定寸法折り曲げる
図示しない縦2頁版用の折り曲げ装置とが設けられてい
る。
に、パンチャー部20Bの更に搬送方向下流側に配置さ
れている。この版曲げ部20Cには、刷版を更に搬送方
向下流側(矢印A方向)に搬送する図示しないベルトコ
ンベアと、刷版の長手方向両端部を所定寸法折り曲げる
図示しない縦2頁版用の折り曲げ装置とが設けられてい
る。
【0062】刷版搬送方向切り換え手段30は、準備位
置20A内のローラ,ベルトコンベア,パンチャー部2
0B内のベルトコンベア,及び版曲げ部20C内のベル
トコンベアの各駆動モータを制御する制御装置で、スキ
ッド選択スイッチ22からのスキッド選択情報に応じて
各駆動モータを制御するようになっている。
置20A内のローラ,ベルトコンベア,パンチャー部2
0B内のベルトコンベア,及び版曲げ部20C内のベル
トコンベアの各駆動モータを制御する制御装置で、スキ
ッド選択スイッチ22からのスキッド選択情報に応じて
各駆動モータを制御するようになっている。
【0063】次に、上述のように構成された本実施例の
作用を説明する。まず、縦2頁版のダイレクト刷版60
(全長1101mm×全幅398mm)の製版について
説明する。
作用を説明する。まず、縦2頁版のダイレクト刷版60
(全長1101mm×全幅398mm)の製版について
説明する。
【0064】空間部71内には、スキッド110が図4
に示す向きで収容されている。このスキッド110に立
てかけられた未露光のダイレクト刷版60は、吸着盤1
12によって最上層のダイレクト刷版60が吸着され、
下端部が支持アングル124に収容される。このとき、
オペレータによりスキッド選択スイッチ22が操作さ
れ、縦2頁版選択のスキッド情報が出力される。
に示す向きで収容されている。このスキッド110に立
てかけられた未露光のダイレクト刷版60は、吸着盤1
12によって最上層のダイレクト刷版60が吸着され、
下端部が支持アングル124に収容される。このとき、
オペレータによりスキッド選択スイッチ22が操作さ
れ、縦2頁版選択のスキッド情報が出力される。
【0065】なお、ダイレクト刷版60は裏面(OPC
層と反対側の面)が吸着されるので、吸着盤112によ
ってOPC層が損傷するおそれがない。また、ダイレク
ト刷版60は裏面を外方にして重ねて立て掛けられてい
るため、OPC層に塵等が付着するおそれがなく、不用
意にダイレクト刷版60に接触した場合等においてもO
PC層を損傷するおそれが少ない。これらの点について
は、スキッド110に立て掛けられた1頁版のダイレク
ト刷版61についても同様である。
層と反対側の面)が吸着されるので、吸着盤112によ
ってOPC層が損傷するおそれがない。また、ダイレク
ト刷版60は裏面を外方にして重ねて立て掛けられてい
るため、OPC層に塵等が付着するおそれがなく、不用
意にダイレクト刷版60に接触した場合等においてもO
PC層を損傷するおそれが少ない。これらの点について
は、スキッド110に立て掛けられた1頁版のダイレク
ト刷版61についても同様である。
【0066】ダイレクト刷版60の下端部が支持アング
ル124へ収容された状態で分離バー126が上昇され
ると、ダイレクト刷版60は一対のベルトコンベア10
6に受け渡される。ついで、ベルトコンベア104が傾
斜され、一対のベルトコンベア106及びベルトコンベ
ア104が作動されてダイレクト刷版60はベルトコン
ベア104上に配置される。次いで、ベルトコンベア1
04が水平状態に戻された後、ダイレクト刷版60は、
ベルトコンベア104に搬送されて描画部12の記録版
台32(反矢印B方向に目一杯の位置に配置されてい
る)へ載置され、描画部12の位置決めピン72,74
及び刷版位置決め切り換え手段24によって制御される
第2,第4,第5の押圧機構78,84,86によって
前述の如くして所定の位置へ位置決めされ、図示しない
真空吸着手段の駆動によって記録版台32上に固定され
る。この真空吸着手段の駆動と同時に、第2,第4,第
5の押圧機構78,84,86は、記録版台32から離
れた位置に退避させられる。
ル124へ収容された状態で分離バー126が上昇され
ると、ダイレクト刷版60は一対のベルトコンベア10
6に受け渡される。ついで、ベルトコンベア104が傾
斜され、一対のベルトコンベア106及びベルトコンベ
ア104が作動されてダイレクト刷版60はベルトコン
ベア104上に配置される。次いで、ベルトコンベア1
04が水平状態に戻された後、ダイレクト刷版60は、
ベルトコンベア104に搬送されて描画部12の記録版
台32(反矢印B方向に目一杯の位置に配置されてい
る)へ載置され、描画部12の位置決めピン72,74
及び刷版位置決め切り換え手段24によって制御される
第2,第4,第5の押圧機構78,84,86によって
前述の如くして所定の位置へ位置決めされ、図示しない
真空吸着手段の駆動によって記録版台32上に固定され
る。この真空吸着手段の駆動と同時に、第2,第4,第
5の押圧機構78,84,86は、記録版台32から離
れた位置に退避させられる。
【0067】ここで、刷版走査条件切り換え設定手段2
6によりサーボモータ68が正転駆動され送りネジ58
が所定方向に回転すると、ダイレクト刷版60がセット
された記録版台32は、矢印B方向に10m/分の速度
で移動する。これにより、記録版台32上にセットされ
たダイレクト刷版60は、帯電器52A,52Bによっ
てその表面のOPC層がコロナ放電により帯電される。
帯電時間は、5秒弱である。
6によりサーボモータ68が正転駆動され送りネジ58
が所定方向に回転すると、ダイレクト刷版60がセット
された記録版台32は、矢印B方向に10m/分の速度
で移動する。これにより、記録版台32上にセットされ
たダイレクト刷版60は、帯電器52A,52Bによっ
てその表面のOPC層がコロナ放電により帯電される。
帯電時間は、5秒弱である。
【0068】記録版台32が所定の帯電完了位置まで来
ると、サーボモータ68が停止される。この後、直ちに
サーボモータ68の逆転駆動が開始されると、記録版台
32が反矢印B方向に移動を開始する。
ると、サーボモータ68が停止される。この後、直ちに
サーボモータ68の逆転駆動が開始されると、記録版台
32が反矢印B方向に移動を開始する。
【0069】この記録版台32の反矢印B方向への移動
開始と同時に、発信元から専用回線を介して連続的に順
次送られ図示しないメモリ基板に格納された紙面イメー
ジデータが電気信号に順次変換され、この電気信号に応
じて強度が変調された波長780nmのレーザビームが
半導体レーザ44A,44Bから出力され、このレーザ
ビームが波形整形ユニット48A,48Bで必要な分解
能に対応した直径のレーザビームに成形され、このレー
ザビームを第1,第2のポリゴンミラー36A,36B
が連続的に偏向し、第3,第4の反射ミラー50A,5
0Bで反射されて第1,第2の描画ユニット34A,3
4Bによるレーザビームの主走査が開始される。これら
のレーザビームは、記録版台32の反矢印B方向への移
動により副走査される。この副走査の速度は走査線密度
に対応した走査速度である。このようにして記録版台3
2の移動による副走査と同時進行の形で第1,第2の描
画ユニット34A,34Bによる主走査がなされ、記録
版台32が反矢印B方向に略目一杯来た時にダイレクト
刷版60の縦2頁版の紙面イメージの描画が完了する。
本実施例では、レーザビームの副走査,即ち記録版台3
2の移動速度が走査線密度切り換えに伴って刷版走査条
件切り換え設定手段26によって制御されるようになっ
ている。
開始と同時に、発信元から専用回線を介して連続的に順
次送られ図示しないメモリ基板に格納された紙面イメー
ジデータが電気信号に順次変換され、この電気信号に応
じて強度が変調された波長780nmのレーザビームが
半導体レーザ44A,44Bから出力され、このレーザ
ビームが波形整形ユニット48A,48Bで必要な分解
能に対応した直径のレーザビームに成形され、このレー
ザビームを第1,第2のポリゴンミラー36A,36B
が連続的に偏向し、第3,第4の反射ミラー50A,5
0Bで反射されて第1,第2の描画ユニット34A,3
4Bによるレーザビームの主走査が開始される。これら
のレーザビームは、記録版台32の反矢印B方向への移
動により副走査される。この副走査の速度は走査線密度
に対応した走査速度である。このようにして記録版台3
2の移動による副走査と同時進行の形で第1,第2の描
画ユニット34A,34Bによる主走査がなされ、記録
版台32が反矢印B方向に略目一杯来た時にダイレクト
刷版60の縦2頁版の紙面イメージの描画が完了する。
本実施例では、レーザビームの副走査,即ち記録版台3
2の移動速度が走査線密度切り換えに伴って刷版走査条
件切り換え設定手段26によって制御されるようになっ
ている。
【0070】描画が完了し、いわゆる静電潜像が形成さ
れたダイレクト刷版60は、第1,第2の押圧機構7
6,78によって反矢印A方向に押圧され、図示しない
挟時爪で端部が挟持されて描画部12から刷版給排版部
14へ排版され、刷版給排版部14のベルトコンベア1
04によってベルトコンベア108上に搬送され、更に
このベルトコンベア108によって方向転換されて現像
・定着部16内へ搬送される。
れたダイレクト刷版60は、第1,第2の押圧機構7
6,78によって反矢印A方向に押圧され、図示しない
挟時爪で端部が挟持されて描画部12から刷版給排版部
14へ排版され、刷版給排版部14のベルトコンベア1
04によってベルトコンベア108上に搬送され、更に
このベルトコンベア108によって方向転換されて現像
・定着部16内へ搬送される。
【0071】この現像・定着部16内では、ダイレクト
刷版60は、その長手方向に沿って搬送されながら、前
述したような現像定着処理が行なわれ、この現像定着処
理後のダイレクト刷版60は、次の溶出部18に搬送さ
れる。この溶出部18内で、ダイレクト刷版60は、そ
の長手方向に沿って搬送されながら前述の如くして溶出
処理がなされ、その後水洗,ガム液塗布,乾燥の各処理
工程を経て刷版パンチ・版曲げ部20の準備位置部20
Aに送られる。
刷版60は、その長手方向に沿って搬送されながら、前
述したような現像定着処理が行なわれ、この現像定着処
理後のダイレクト刷版60は、次の溶出部18に搬送さ
れる。この溶出部18内で、ダイレクト刷版60は、そ
の長手方向に沿って搬送されながら前述の如くして溶出
処理がなされ、その後水洗,ガム液塗布,乾燥の各処理
工程を経て刷版パンチ・版曲げ部20の準備位置部20
Aに送られる。
【0072】乾燥部19から送り込まれたダイレクト刷
版60は、準備位置部20Aの図示しない搬送ローラに
よって更に搬送され、図1の実線位置に位置決めされ
る。ここで、このダイレクト刷版60の位置決めは、刷
版搬送方向切り換え手段30がスキッド選択スイッチ2
2からのスキッド選択情報に応じて、当該ダイレクト刷
版60が図1の実線で示す位置に来るように前記搬送ロ
ーラを駆動制御することによりなされる。
版60は、準備位置部20Aの図示しない搬送ローラに
よって更に搬送され、図1の実線位置に位置決めされ
る。ここで、このダイレクト刷版60の位置決めは、刷
版搬送方向切り換え手段30がスキッド選択スイッチ2
2からのスキッド選択情報に応じて、当該ダイレクト刷
版60が図1の実線で示す位置に来るように前記搬送ロ
ーラを駆動制御することによりなされる。
【0073】このようにして準備位置20A内の所定位
置に位置決めされたダイレクト刷版60は、刷版搬送方
向切り換え手段30により駆動制御される準備位置20
A内のベルトコンベアによりその幅方向に沿って矢印A
方向に搬送され、パンチャー部20Bに送られる。パン
チャー部20Bでは、前述した描画部12内におけると
同様にして所定位置へ位置決めされ、ダイレクト刷版6
0は、図示しない孔明け装置によって版掛け時の位置決
め用の切欠部が形成される。
置に位置決めされたダイレクト刷版60は、刷版搬送方
向切り換え手段30により駆動制御される準備位置20
A内のベルトコンベアによりその幅方向に沿って矢印A
方向に搬送され、パンチャー部20Bに送られる。パン
チャー部20Bでは、前述した描画部12内におけると
同様にして所定位置へ位置決めされ、ダイレクト刷版6
0は、図示しない孔明け装置によって版掛け時の位置決
め用の切欠部が形成される。
【0074】この位置決め用の切欠が形成されたダイレ
クト刷版60は、刷版搬送方向切り換え手段30により
駆動制御されるパンチャー部20B内の図示しないベル
トコンベアによってその幅方向に沿って矢印A方向に搬
送され、版曲げ部20Cに送られる。
クト刷版60は、刷版搬送方向切り換え手段30により
駆動制御されるパンチャー部20B内の図示しないベル
トコンベアによってその幅方向に沿って矢印A方向に搬
送され、版曲げ部20Cに送られる。
【0075】この版曲げ部20Cに送られたダイレクト
刷版60は、版曲げ部20C内の図示しない版曲げ装置
によってその長手方向両端部が所定寸法折り曲げられ、
これによってダイレクト刷版60の製版が完了する。
刷版60は、版曲げ部20C内の図示しない版曲げ装置
によってその長手方向両端部が所定寸法折り曲げられ、
これによってダイレクト刷版60の製版が完了する。
【0076】このようにして製版が完了したダイレクト
刷版60は、刷版搬送方向切り換え手段30によって駆
動制御される版曲げ部20Cのベルトコンベアにより、
その下流側に配置された縦2頁版ストッカー130内に
収納される。
刷版60は、刷版搬送方向切り換え手段30によって駆
動制御される版曲げ部20Cのベルトコンベアにより、
その下流側に配置された縦2頁版ストッカー130内に
収納される。
【0077】次に、1頁版のダイレクト刷版61(全長
565mm×全幅398mm)の製版について説明す
る。
565mm×全幅398mm)の製版について説明す
る。
【0078】空間部71内には、スキッド110が図4
に示す向きと左右反対の向きで収容される。このスキッ
ド110の入れ替え(スキッド交換)は、人手により約
2分間程度でなされる。このスキッド110の入れ替え
が終わると、オペレータによりスキッド選択スイッチ2
2が操作され、1頁版選択のスキッド選択情報が出力さ
れる。
に示す向きと左右反対の向きで収容される。このスキッ
ド110の入れ替え(スキッド交換)は、人手により約
2分間程度でなされる。このスキッド110の入れ替え
が終わると、オペレータによりスキッド選択スイッチ2
2が操作され、1頁版選択のスキッド選択情報が出力さ
れる。
【0079】このスキッド110に立てかけられた未露
光のダイレクト刷版61は、吸着盤112によって最上
層のダイレクト刷版61が吸着され、下端部が支持アン
グル124に収容される。
光のダイレクト刷版61は、吸着盤112によって最上
層のダイレクト刷版61が吸着され、下端部が支持アン
グル124に収容される。
【0080】ダイレクト刷版61は、ダイレクト刷版6
0と同様にしてベルトコンベア104上の図4紙面奥側
半分の位置に配置される。次いで、ベルトコンベア10
4が水平状態に戻された後、ダイレクト刷版61は、ベ
ルトコンベア104に搬送されて描画部12の記録版台
32(反矢印B方向に目一杯の位置に配置されている)
へ載置される。このダイレクト刷版61は、描画部12
の位置決めピン72,74及び刷版位置決め切り換え手
段24によって制御される第1,第3,第5の押圧機構
76,82,86によって前述の如くして所定の位置へ
位置決めされ、図示しない真空吸着手段の駆動によって
記録版台32上に固定される。この真空吸着手段の駆動
と同時に、第1,第3,第5の押圧機構76,82,8
6は、記録版台32から離れた位置に退避させられる。
0と同様にしてベルトコンベア104上の図4紙面奥側
半分の位置に配置される。次いで、ベルトコンベア10
4が水平状態に戻された後、ダイレクト刷版61は、ベ
ルトコンベア104に搬送されて描画部12の記録版台
32(反矢印B方向に目一杯の位置に配置されている)
へ載置される。このダイレクト刷版61は、描画部12
の位置決めピン72,74及び刷版位置決め切り換え手
段24によって制御される第1,第3,第5の押圧機構
76,82,86によって前述の如くして所定の位置へ
位置決めされ、図示しない真空吸着手段の駆動によって
記録版台32上に固定される。この真空吸着手段の駆動
と同時に、第1,第3,第5の押圧機構76,82,8
6は、記録版台32から離れた位置に退避させられる。
【0081】この記録版台32上にセットされたダイレ
クト刷版61は、ダイレクト刷版60と同様にして帯電
器40Bによってその表面のOPC層がコロナ放電によ
り帯電される。帯電時間は、5秒弱である。
クト刷版61は、ダイレクト刷版60と同様にして帯電
器40Bによってその表面のOPC層がコロナ放電によ
り帯電される。帯電時間は、5秒弱である。
【0082】帯電が終了したダイレクト刷版61は、ダ
イレクト刷版60と同様にして第2の描画ユニット34
Bによるレーザビームの主走査及び記録版台32の移動
によるレーザビームの副走査により描画がなされ、その
表面のOPC層に静電潜像が形成される。
イレクト刷版60と同様にして第2の描画ユニット34
Bによるレーザビームの主走査及び記録版台32の移動
によるレーザビームの副走査により描画がなされ、その
表面のOPC層に静電潜像が形成される。
【0083】描画が完了し、静電潜像が形成されたダイ
レクト刷版61は、第1,第2の押圧機構76によって
反矢印A方向に押圧され、図示しない挟時爪で端部が挟
持されて描画部12から刷版給排版部14へ排版され、
刷版給排版部14のベルトコンベア104によってベル
トコンベア108上に搬送され、更にこのベルトコンベ
ア108によって現像・定着部16内へ搬送される。
レクト刷版61は、第1,第2の押圧機構76によって
反矢印A方向に押圧され、図示しない挟時爪で端部が挟
持されて描画部12から刷版給排版部14へ排版され、
刷版給排版部14のベルトコンベア104によってベル
トコンベア108上に搬送され、更にこのベルトコンベ
ア108によって現像・定着部16内へ搬送される。
【0084】この現像・定着部16内に搬送されたダイ
レクト刷版61は、その長手方向に沿って搬送されなが
ら、前述したような現像,定着処理及び次の溶出部18
における溶出処理の後、水洗,ガム液塗布,乾燥の各処
理工程を経て刷版パンチ・版曲げ部20の準備位置部2
0Aに送られる。ここで、現像・定着部16及び溶出部
18内における版位置検出のシーケンスがスキッド選択
情報に応じて版位置検出シーケンス切り換え手段28に
よって、1頁版用に切り換えられているので、現像,定
着,溶出の各処理は、適正になされる。準備位置部20
Aに送り込まれたダイレクト刷版60は、準備位置部2
0Aの図示しない搬送ローラによって更に搬送され、図
1の斜線の位置に位置決めされる。ここで、このダイレ
クト刷版61の位置決めは、刷版搬送方向切り換え手段
30がスキッド選択スイッチ22からのスキッド選択情
報に応じて、当該ダイレクト刷版61が図1の斜線で示
す位置に来るように前記搬送ローラを駆動制御すること
によりなされる。
レクト刷版61は、その長手方向に沿って搬送されなが
ら、前述したような現像,定着処理及び次の溶出部18
における溶出処理の後、水洗,ガム液塗布,乾燥の各処
理工程を経て刷版パンチ・版曲げ部20の準備位置部2
0Aに送られる。ここで、現像・定着部16及び溶出部
18内における版位置検出のシーケンスがスキッド選択
情報に応じて版位置検出シーケンス切り換え手段28に
よって、1頁版用に切り換えられているので、現像,定
着,溶出の各処理は、適正になされる。準備位置部20
Aに送り込まれたダイレクト刷版60は、準備位置部2
0Aの図示しない搬送ローラによって更に搬送され、図
1の斜線の位置に位置決めされる。ここで、このダイレ
クト刷版61の位置決めは、刷版搬送方向切り換え手段
30がスキッド選択スイッチ22からのスキッド選択情
報に応じて、当該ダイレクト刷版61が図1の斜線で示
す位置に来るように前記搬送ローラを駆動制御すること
によりなされる。
【0085】このダイレクト刷版61の位置決めが完了
すると、準備位置20A内のベルトコンベア,パンチャ
ー部内のベルトコンベアが同時に駆動され、ダイレクト
刷版60がパンチャー部20Bに送られるが、1頁版の
ダイレクト刷版61であるため、位置決め部は形成され
ず(パンチ処理はなされず)、ベルトコンベアによって
版曲げ部20Cに搬送される。この版曲げ部20C内の
ベルトコンベアによってダイレクト刷版61が図1の斜
線で示す位置まで運ばれると、刷版搬送方向切り換え手
段30によって当該ベルトコンベアが停止される。この
図1の斜線で示す位置に運ばれたダイレクト刷版61
は、オペレータにより取り出され、別置きの1頁版用の
刷版パンチ・版曲げ部132内でパンチ・版曲げ処理が
施される。
すると、準備位置20A内のベルトコンベア,パンチャ
ー部内のベルトコンベアが同時に駆動され、ダイレクト
刷版60がパンチャー部20Bに送られるが、1頁版の
ダイレクト刷版61であるため、位置決め部は形成され
ず(パンチ処理はなされず)、ベルトコンベアによって
版曲げ部20Cに搬送される。この版曲げ部20C内の
ベルトコンベアによってダイレクト刷版61が図1の斜
線で示す位置まで運ばれると、刷版搬送方向切り換え手
段30によって当該ベルトコンベアが停止される。この
図1の斜線で示す位置に運ばれたダイレクト刷版61
は、オペレータにより取り出され、別置きの1頁版用の
刷版パンチ・版曲げ部132内でパンチ・版曲げ処理が
施される。
【0086】以上説明したように、本第1実施例の製版
装置10によると、縦2頁版のダイレクト刷版60のみ
でなく1頁版のダイレクト刷版61の製版処理もできる
ので、通常は縦2頁版の製版装置として使用し、必要に
応じて1頁版の製版装置の予備機として使用することが
できる。
装置10によると、縦2頁版のダイレクト刷版60のみ
でなく1頁版のダイレクト刷版61の製版処理もできる
ので、通常は縦2頁版の製版装置として使用し、必要に
応じて1頁版の製版装置の予備機として使用することが
できる。
【0087】なお、上記実施例では、描画部12に2台
の描画ユニット34A,34Bが設けられ、これに対応
して2台の帯電器52A,52Bが設けられた場合を例
示したが、描画ユニット及び帯電器はそれぞれ1台であ
ってもよい。この場合には、縦2頁版の製版時には、帯
電及び描画に要する時間が約2倍になると共に、記録版
台の移動範囲が約4/3倍以上必要となる。また、この
場合には、描画開始位置及び描画終了位置(記録版台3
2の移動距離)をスキッド選択情報に応じて刷版走査条
件切り換え設定手段26が切り換えるようにすれば良
い。
の描画ユニット34A,34Bが設けられ、これに対応
して2台の帯電器52A,52Bが設けられた場合を例
示したが、描画ユニット及び帯電器はそれぞれ1台であ
ってもよい。この場合には、縦2頁版の製版時には、帯
電及び描画に要する時間が約2倍になると共に、記録版
台の移動範囲が約4/3倍以上必要となる。また、この
場合には、描画開始位置及び描画終了位置(記録版台3
2の移動距離)をスキッド選択情報に応じて刷版走査条
件切り換え設定手段26が切り換えるようにすれば良
い。
【0088】また、刷版走査条件切り換え設定手段26
では、レーザビームの副走査条件でなく、主走査条件を
スキッド選択情報に応じて切り換えるように構成しても
よい。具体的には、描画レイアウト(書き出し,書き終
わり条件)を1頁版又は縦2頁版用に切り換えたり、あ
るいは描画ユニットが1台しかない場合において縦2頁
版は縦2頁版レイアウトに従って同じ紙面を続けて書き
込むようにしたりする。 《第2実施例》次に、本発明の第2実施例を図5ないし
図6に基づいて説明する。ここで、前述した第1実施例
と同一又は同等の構成部分については、同一の符号を付
すとともにその説明を省略する。
では、レーザビームの副走査条件でなく、主走査条件を
スキッド選択情報に応じて切り換えるように構成しても
よい。具体的には、描画レイアウト(書き出し,書き終
わり条件)を1頁版又は縦2頁版用に切り換えたり、あ
るいは描画ユニットが1台しかない場合において縦2頁
版は縦2頁版レイアウトに従って同じ紙面を続けて書き
込むようにしたりする。 《第2実施例》次に、本発明の第2実施例を図5ないし
図6に基づいて説明する。ここで、前述した第1実施例
と同一又は同等の構成部分については、同一の符号を付
すとともにその説明を省略する。
【0089】この第2実施例は、図5に示されるよう
に、前述した第1実施例における刷版給排版部14に代
えて刷版給排版部140が設けられ、また、刷版パンチ
・版曲げ部20に代えて刷版パンチ・版曲げ部142が
設けられ、更に、スキッド選択スイッチ22からのスキ
ッド選択情報に応じて刷版給排版部140の後述する二
つのスキッド110から指定のスキッドを自動的に選択
するスキッド自動選択手段31が設けられている点に特
徴を有する。
に、前述した第1実施例における刷版給排版部14に代
えて刷版給排版部140が設けられ、また、刷版パンチ
・版曲げ部20に代えて刷版パンチ・版曲げ部142が
設けられ、更に、スキッド選択スイッチ22からのスキ
ッド選択情報に応じて刷版給排版部140の後述する二
つのスキッド110から指定のスキッドを自動的に選択
するスキッド自動選択手段31が設けられている点に特
徴を有する。
【0090】この内、刷版給排版部140は、例えば、
図6に示されるように、図6の紙面直交方向奥側(図5
矢印B方向)に向けて刷版を搬送する一対のベルトコン
ベア144,146の両側にベルトコンベア104,ベ
ルトコンベア106,吸着盤112,支持アングル12
4,及び分離バー126を左右対象に配置することによ
り構成される。そして、図6には図示されていないが、
ベルトコンベア106の両側にスキッド110が配置さ
れ、一方のスキッド110には縦2頁版のダイレクト刷
版60が載置され、他方のスキッド110に1頁版のダ
イレクト刷版61が載置される。
図6に示されるように、図6の紙面直交方向奥側(図5
矢印B方向)に向けて刷版を搬送する一対のベルトコン
ベア144,146の両側にベルトコンベア104,ベ
ルトコンベア106,吸着盤112,支持アングル12
4,及び分離バー126を左右対象に配置することによ
り構成される。そして、図6には図示されていないが、
ベルトコンベア106の両側にスキッド110が配置さ
れ、一方のスキッド110には縦2頁版のダイレクト刷
版60が載置され、他方のスキッド110に1頁版のダ
イレクト刷版61が載置される。
【0091】ベルトコンベア144,146の中間に
は、刷版を矢印A方向,反矢印A方向に搬送する搬送ロ
ーラ148が配置されており、このローラ148によっ
て図6右側のベルトコンベア104によって搬送される
刷版を左側のベルトコンベア104上に搬送できるよう
になっている。
は、刷版を矢印A方向,反矢印A方向に搬送する搬送ロ
ーラ148が配置されており、このローラ148によっ
て図6右側のベルトコンベア104によって搬送される
刷版を左側のベルトコンベア104上に搬送できるよう
になっている。
【0092】前記スキッド自動選択手段31は、スキッ
ド選択スイッチ22の操作に応じて出力されるスキッド
選択情報に応じて一方又は他方の吸着盤112,ベルト
コンベア106及びベルトコンベア104を駆動するよ
うになっており、これにより一方又は他方のスキッド1
10から必要なダイレクト刷版が取り出される構成とな
っている。
ド選択スイッチ22の操作に応じて出力されるスキッド
選択情報に応じて一方又は他方の吸着盤112,ベルト
コンベア106及びベルトコンベア104を駆動するよ
うになっており、これにより一方又は他方のスキッド1
10から必要なダイレクト刷版が取り出される構成とな
っている。
【0093】刷版パンチ・版曲げ部142は、刷版の搬
送方向上流側に配置された1頁版のダイレクト刷版用の
第1のパンチ・版曲げ部150と、この第1のパンチ・
版曲げ部150の下流側に配置された縦2頁版のダイレ
クト刷版用の第2のパンチ・版曲げ部152とから構成
されている。ここで、第2のパンチ・版曲げ部152
は、第1実施例における刷版パンチ・版曲げ部20と同
一の構成になっている。また、第1のパンチ・版曲げ部
150は、矢印B,反矢印B方向の寸法が刷版パンチ・
版曲げ部20の略半分となっているが、刷版パンチ・版
曲げ部20と同様に準備位置,パンチャー部,版曲げ部
(いずれも図示せず)の3部分から構成されている。こ
の第1のパンチ・版曲げ部150を構成する各部は刷版
パンチ・版曲げ部20を構成する準備位置20A,パン
チャー部20B,版曲げ部20Cと同様の構成になって
いる。
送方向上流側に配置された1頁版のダイレクト刷版用の
第1のパンチ・版曲げ部150と、この第1のパンチ・
版曲げ部150の下流側に配置された縦2頁版のダイレ
クト刷版用の第2のパンチ・版曲げ部152とから構成
されている。ここで、第2のパンチ・版曲げ部152
は、第1実施例における刷版パンチ・版曲げ部20と同
一の構成になっている。また、第1のパンチ・版曲げ部
150は、矢印B,反矢印B方向の寸法が刷版パンチ・
版曲げ部20の略半分となっているが、刷版パンチ・版
曲げ部20と同様に準備位置,パンチャー部,版曲げ部
(いずれも図示せず)の3部分から構成されている。こ
の第1のパンチ・版曲げ部150を構成する各部は刷版
パンチ・版曲げ部20を構成する準備位置20A,パン
チャー部20B,版曲げ部20Cと同様の構成になって
いる。
【0094】第1,第2のパンチ・版曲げ部150,1
52の搬送方向下流側(矢印A方向前方側)には、1頁
版用のストッカ−156,縦2頁版用のストッカー13
0がそれぞれ配置されている。
52の搬送方向下流側(矢印A方向前方側)には、1頁
版用のストッカ−156,縦2頁版用のストッカー13
0がそれぞれ配置されている。
【0095】また、第1,第2のパンチ・版曲げ部15
0,152を構成する各部内のベルトコンベア等が刷版
搬送方向切り換え手段30によってスキッド選択情報に
応じて駆動制御される。即ち、刷版搬送方向切り換え手
段30は、1頁版選択のスキッド選択情報を受けた場合
には、ダイレクト刷版61が図5の矢印Eに沿って搬送
されるように第1のパンチ・版曲げ部150を構成する
各ベルトコンベアを駆動制御し、縦2頁版選択のスキッ
ド選択情報を受けた場合には、ダイレクト刷版60が図
5の矢印Fに沿って搬送されるように第1のパンチ・版
曲げ部150の準備位置内に設けられたローラ及び第2
のパンチ・版曲げ部152内のベルトコンベアを駆動制
御する。即ち、刷版搬送方向切り換え手段30は、スキ
ッド選択情報に応じて第1,第2のパンチ・版曲げ部1
50,152を構成するそれぞれの準備位置でダイレク
ト刷版61,ダイレクト刷版60が矢印E,矢印F方向
に方向転換するように、第1,第2のパンチ・版曲げ部
150,152を構成する各部内のベルトコンベア等を
制御する。
0,152を構成する各部内のベルトコンベア等が刷版
搬送方向切り換え手段30によってスキッド選択情報に
応じて駆動制御される。即ち、刷版搬送方向切り換え手
段30は、1頁版選択のスキッド選択情報を受けた場合
には、ダイレクト刷版61が図5の矢印Eに沿って搬送
されるように第1のパンチ・版曲げ部150を構成する
各ベルトコンベアを駆動制御し、縦2頁版選択のスキッ
ド選択情報を受けた場合には、ダイレクト刷版60が図
5の矢印Fに沿って搬送されるように第1のパンチ・版
曲げ部150の準備位置内に設けられたローラ及び第2
のパンチ・版曲げ部152内のベルトコンベアを駆動制
御する。即ち、刷版搬送方向切り換え手段30は、スキ
ッド選択情報に応じて第1,第2のパンチ・版曲げ部1
50,152を構成するそれぞれの準備位置でダイレク
ト刷版61,ダイレクト刷版60が矢印E,矢印F方向
に方向転換するように、第1,第2のパンチ・版曲げ部
150,152を構成する各部内のベルトコンベア等を
制御する。
【0096】その他の部分の構成は、前述した第1実施
例と同一である。このようにして構成された本第2実施
例によると、スキッド選択スイッチ22の操作に応じて
スキッド自動選択手段31により1頁版用と縦2頁版用
のスキッド110から自動的に1頁版のダイレクト刷版
61,縦2頁版のダイレクト刷版60が選択的にとりだ
される(スキッドが自動交換される)。また、刷版搬送
方向切り換え手段30が、スキッド選択情報に応じてダ
イレクト刷版の搬送方向を1頁版用の第1のパンチ・版
曲げ部150,縦2頁版用の第2のパンチ・版曲げ部1
52方向に切り換えるので、ダイレクト刷版61が図5
矢印Eに沿って搬送され、ダイレクト刷版60が図5矢
印Fに沿って搬送され、ダイレクト刷版61,60は、
第1のパンチ・版曲げ部150,第2のパンチ・版曲げ
部152でそれぞれ適正なパンチ・版曲げがなされる。
従って、スキッド選択スイッチ22の操作のみで1頁版
のダイレクト刷版61,縦2頁版のダイレクト刷版60
の製版を自動的に行うことができ、常時1頁版,縦2頁
版のダイレクト刷版の製版に対応できる。 《第3実施例》次に、本発明の第3実施例を図7に基づ
いて説明する。ここで、前述した第1,第2実施例と同
一又は同等の構成部分については、同一の符号を付すと
ともにその説明を省略する。
例と同一である。このようにして構成された本第2実施
例によると、スキッド選択スイッチ22の操作に応じて
スキッド自動選択手段31により1頁版用と縦2頁版用
のスキッド110から自動的に1頁版のダイレクト刷版
61,縦2頁版のダイレクト刷版60が選択的にとりだ
される(スキッドが自動交換される)。また、刷版搬送
方向切り換え手段30が、スキッド選択情報に応じてダ
イレクト刷版の搬送方向を1頁版用の第1のパンチ・版
曲げ部150,縦2頁版用の第2のパンチ・版曲げ部1
52方向に切り換えるので、ダイレクト刷版61が図5
矢印Eに沿って搬送され、ダイレクト刷版60が図5矢
印Fに沿って搬送され、ダイレクト刷版61,60は、
第1のパンチ・版曲げ部150,第2のパンチ・版曲げ
部152でそれぞれ適正なパンチ・版曲げがなされる。
従って、スキッド選択スイッチ22の操作のみで1頁版
のダイレクト刷版61,縦2頁版のダイレクト刷版60
の製版を自動的に行うことができ、常時1頁版,縦2頁
版のダイレクト刷版の製版に対応できる。 《第3実施例》次に、本発明の第3実施例を図7に基づ
いて説明する。ここで、前述した第1,第2実施例と同
一又は同等の構成部分については、同一の符号を付すと
ともにその説明を省略する。
【0097】この第3実施例は、前述した第1実施例に
おける刷版パンチ・版曲げ部20に代えて刷版パンチ・
版曲げ部160を設けた点に特徴を有する。
おける刷版パンチ・版曲げ部20に代えて刷版パンチ・
版曲げ部160を設けた点に特徴を有する。
【0098】この刷版パンチ・版曲げ部160は、準備
位置20Aと、1頁版用のパンチャー部160Bと、1
頁版用の版曲げ部160Cとから構成されている。
位置20Aと、1頁版用のパンチャー部160Bと、1
頁版用の版曲げ部160Cとから構成されている。
【0099】準備位置20Aの版の搬送方向後方には縦
2頁版用のストッカー130が配置されており、版曲げ
部160Cの搬送方向前方には1頁版用のストッカー1
56が配置されている。
2頁版用のストッカー130が配置されており、版曲げ
部160Cの搬送方向前方には1頁版用のストッカー1
56が配置されている。
【0100】また、縦2頁版用のパンチャー部20Bと
版曲げ部20Cとから成る刷版パンチ・版曲げ部170
が、刷版パンチ・版曲げ部160から離れた位置に設け
られている。
版曲げ部20Cとから成る刷版パンチ・版曲げ部170
が、刷版パンチ・版曲げ部160から離れた位置に設け
られている。
【0101】その他の部分の構成は、第1実施例と同一
になっている。刷版搬送方向切り換え手段30では、縦
2頁版選択のスキッド選択情報を受けた場合には、準備
位置20A内の搬送ローラを制御して縦2頁版のダイレ
クト刷版60を準備位置20A内の所定位置に停止さ
せ、その後準備位置20A内のベルトコンベアを駆動し
てストッカー130内に収納する。このストッカー13
0内に収納されたダイレクト刷版60は、オペレータに
より取り出され、刷版パンチ・版曲げ部170内で所定
のパンチ,版曲げ処理がなされる。
になっている。刷版搬送方向切り換え手段30では、縦
2頁版選択のスキッド選択情報を受けた場合には、準備
位置20A内の搬送ローラを制御して縦2頁版のダイレ
クト刷版60を準備位置20A内の所定位置に停止さ
せ、その後準備位置20A内のベルトコンベアを駆動し
てストッカー130内に収納する。このストッカー13
0内に収納されたダイレクト刷版60は、オペレータに
より取り出され、刷版パンチ・版曲げ部170内で所定
のパンチ,版曲げ処理がなされる。
【0102】一方、1頁版選択のスキッド選択情報を受
けた場合には、刷版搬送方向切り換え手段30では、第
2実施例と同様にして図7矢印Gに沿ってダイレクト刷
版61を搬送するようになっている。このため、パンチ
ャー部160B,版曲げ部160Cで所定のパンチ,版
曲げ処理が行われ、この版曲げ処理が終了したダイレク
ト刷版61はストッカー156内に収納される。
けた場合には、刷版搬送方向切り換え手段30では、第
2実施例と同様にして図7矢印Gに沿ってダイレクト刷
版61を搬送するようになっている。このため、パンチ
ャー部160B,版曲げ部160Cで所定のパンチ,版
曲げ処理が行われ、この版曲げ処理が終了したダイレク
ト刷版61はストッカー156内に収納される。
【0103】この第3実施例の装置は、通常時は1頁版
用の製版装置として使用し、縦2頁版製版用としては予
備機として使用するのが好ましい。
用の製版装置として使用し、縦2頁版製版用としては予
備機として使用するのが好ましい。
【0104】なお、上記第1ないし第3実施例では、縦
2頁版と1頁版を製版する場合について例示したが、描
画部12内の第1,第2の描画ユニット34A,34B
を記録版台32の移動方向に直交する方向に沿って所定
間隔で配置し、刷版走査条件切り換え設定手段26がス
キッド選択情報に応じて走査条件を切り換えるようにす
ることにより、1頁版と横2頁版兼用,あるいは縦2頁
版と4頁版兼用のダイレクト製版装置を構成することも
可能である。
2頁版と1頁版を製版する場合について例示したが、描
画部12内の第1,第2の描画ユニット34A,34B
を記録版台32の移動方向に直交する方向に沿って所定
間隔で配置し、刷版走査条件切り換え設定手段26がス
キッド選択情報に応じて走査条件を切り換えるようにす
ることにより、1頁版と横2頁版兼用,あるいは縦2頁
版と4頁版兼用のダイレクト製版装置を構成することも
可能である。
【0105】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
大きさの異なる2種類の版を同一の製版装置で製版する
ことができ、本発明装置を1頁版及び縦2頁版製版用の
兼用機として用いれば、新聞社の設備投資コストを大幅
に削減することができるという従来にない優れた効果が
ある。
大きさの異なる2種類の版を同一の製版装置で製版する
ことができ、本発明装置を1頁版及び縦2頁版製版用の
兼用機として用いれば、新聞社の設備投資コストを大幅
に削減することができるという従来にない優れた効果が
ある。
【図1】第1実施例に係るダイレクト製版装置の概略構
成図である。
成図である。
【図2】図1の描画部の内部構成を示す概略斜視図であ
る。
る。
【図3】記録版台を位置決め手段とともに示す概略平面
図である。
図である。
【図4】図1の刷版給排版部の内部構成をスキッドとと
もに示す概略構成図である。
もに示す概略構成図である。
【図5】第2実施例に係るダイレクト製版装置の概略構
成図である。
成図である。
【図6】図6の刷版給排版部の内部構成を示す概略構成
図である。
図である。
【図7】第3実施例に係るダイレクト製版装置の概略構
成図である。
成図である。
10 ダイレクト製版装置 12 描画部 14 刷版給排版部 16 現像・定着部 18 溶出部 20 刷版パンチ・版曲げ部 22 スキッド選択スイッチ(スキッド選択情報出力手
段) 24 刷版位置決め切り換え手段 26 刷版走査条件切り換え設定手段 30 刷版搬送方向切り換え手段 32 記録版台 44A 半導体レーザ(レーザ光源) 44B 半導体レーザ(レーザ光源) 60 ダイレクト刷版(刷版) 61 ダイレクト刷版(刷版) 76 第1の押圧機構(位置決め手段) 78 第2の押圧機構(位置決め手段) 82 第3の押圧機構(位置決め手段) 84 第4の押圧機構(位置決め手段) 86 第5の押圧機構(位置決め手段) 140 刷版給排版部 142 刷版パンチ・版曲げ部 160 刷版パンチ・版曲げ部
段) 24 刷版位置決め切り換え手段 26 刷版走査条件切り換え設定手段 30 刷版搬送方向切り換え手段 32 記録版台 44A 半導体レーザ(レーザ光源) 44B 半導体レーザ(レーザ光源) 60 ダイレクト刷版(刷版) 61 ダイレクト刷版(刷版) 76 第1の押圧機構(位置決め手段) 78 第2の押圧機構(位置決め手段) 82 第3の押圧機構(位置決め手段) 84 第4の押圧機構(位置決め手段) 86 第5の押圧機構(位置決め手段) 140 刷版給排版部 142 刷版パンチ・版曲げ部 160 刷版パンチ・版曲げ部
Claims (5)
- 【請求項1】 直線移動する記録版台を備え,この記録
版台上に位置決め手段を用いて刷版を位置決めすると共
に,前記記録版台と共に移動する前記刷版にレーザ光源
からのレーザビームを走査して画像を記録する描画部
と、前記刷版を現像定着処理する現像・定着部と、前記
刷版を溶出する溶出部と、前記描画部と前記現像・定着
部との間に配置され,スキッドから刷版を前記描画部へ
給版すると共に前記描画部から前記現像・定着部へ前記
刷版を搬送する刷版給排版部と、を備えたダイレクト製
版装置であって、 複数の大きさの異なる刷版用のスキッドの内の一つを選
択するためのスキッド選択情報を出力するスキッド選択
情報出力手段と、 前記スキッド選択情報に応じて前記刷版給排版部の複数
のスキッドから指定のスキッドを自動的に選択するスキ
ッド自動選択手段と、 を有することを特徴とするダイレクト製版装置。 - 【請求項2】 直線移動する記録版台を備え,この記録
版台上に位置決め手段を用いて刷版を位置決めすると共
に,前記記録版台と共に移動する前記刷版にレーザ光源
からのレーザビームを走査して画像を記録する描画部
と、前記刷版を現像定着処理する現像・定着部と、前記
刷版を溶出する溶出部と、前記描画部と前記現像・定着
部との間に配置され,スキッドから刷版を前記描画部へ
給版すると共に前記描画部から前記現像・定着部へ前記
刷版を搬送する刷版給排版部と、を備えたダイレクト製
版装置であって、 複数の大きさの異なる刷版用のスキッドの内の一つを選
択するためのスキッド選択情報を出力するスキッド選択
情報出力手段と、 前記スキッド選択情報に応じて前記描画部の前記位置決
め手段の動作を切り換える刷版位置決め切り換え手段
と、 前記スキッド情報に応じてレーザビームの主走査又は副
走査の少なくともいずれか一方の設定を切り換える刷版
走査条件切り換え設定手段と、 を有することを特徴とするダイレクト製版装置。 - 【請求項3】 直線移動する記録版台を備え,この記録
版台上に位置決め手段を用いて刷版を位置決めすると共
に,前記記録版台と共に移動する前記刷版にレーザ光源
からのレーザビームを走査して画像を記録する描画部
と、前記刷版を現像定着処理する現像・定着部と、前記
刷版を溶出する溶出部と、前記描画部と前記現像・定着
部との間に配置され,スキッドから刷版を前記描画部へ
給版すると共に前記描画部から前記現像定着部へ刷版を
搬送する刷版給排版部と、を備えたダイレクト製版装置
であって、 複数の大きさの異なる刷版用のスキッドの内の一つを選
択するためのスキッド選択情報を出力するスキッド選択
情報出力手段と、 前記スキッド選択情報に応じて前記現像・定着部及び前
記溶出部の各処理工程における刷版の位置検出のための
制御シーケンスを切り換える版位置検出シーケンス切り
換え手段と、 を有することを特徴とするダイレクト製版装置。 - 【請求項4】 直線移動する記録版台を備え,この記録
版台上に位置決め手段を用いて刷版を位置決めすると共
に,前記記録版台と共に移動する前記刷版にレーザ光源
からのレーザビームを走査して画像を記録する描画部
と、前記刷版を現像定着処理する現像・定着部と、前記
刷版を溶出する溶出部と、前記描画部と前記現像・定着
部との間に配置され,スキッドから刷版を前記描画部へ
給版すると共に前記描画部から前記現像定着部へ刷版を
搬送する刷版給排版部と、前記刷版に位置決め部及び版
掛け用折り曲げ部を形成する刷版パンチ・版曲げ部と、
を備えたダイレクト製版装置であって、 複数の大きさの異なる刷版用のスキッドの内の一つを選
択するためのスキッド選択情報を出力するスキッド選択
情報出力手段を有し、 前記刷版パンチ・版曲げ部が、前記スキッド選択情報に
応じて選択された版のパンチ,版曲げを行う大きさの異
なる刷版用のパンチ手段及び版曲げ手段を一体又は別体
で有することを特徴とするダイレクト製版装置。 - 【請求項5】前記スキッド情報に応じて前記刷版パンチ
・版曲げ部での刷版の搬送方向を切り換える刷版搬送方
向切り換え手段を更に有することを特徴とする請求項4
記載のダイレクト製版装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5142393A JPH075694A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | ダイレクト製版装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5142393A JPH075694A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | ダイレクト製版装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH075694A true JPH075694A (ja) | 1995-01-10 |
Family
ID=15314319
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5142393A Pending JPH075694A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | ダイレクト製版装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH075694A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6871847B2 (en) | 2001-02-01 | 2005-03-29 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Method of, and apparatus for, handling an exposure surface to be exposed, in particular, a printing plate |
JP2011515253A (ja) * | 2008-03-27 | 2011-05-19 | プレスライン サービシズ, インク | 印刷機、折り機、及び動作方法 |
-
1993
- 1993-06-14 JP JP5142393A patent/JPH075694A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6871847B2 (en) | 2001-02-01 | 2005-03-29 | Heidelberger Druckmaschinen Ag | Method of, and apparatus for, handling an exposure surface to be exposed, in particular, a printing plate |
JP2011515253A (ja) * | 2008-03-27 | 2011-05-19 | プレスライン サービシズ, インク | 印刷機、折り機、及び動作方法 |
US8925459B2 (en) | 2008-03-27 | 2015-01-06 | Pressline Services, Inc. | Printing press, folder, and methods of operation |
US9051150B2 (en) | 2008-03-27 | 2015-06-09 | Pressline Services, Inc. | Printing press, folder, and methods of operation |
US9272873B2 (en) | 2008-03-27 | 2016-03-01 | Pressline Services, Inc. | Printing press, folder, and methods of operation |
US9533488B2 (en) | 2008-03-27 | 2017-01-03 | Pressline Services, Inc. | Printing press, folder, and methods of operation |
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