JPH0756607Y2 - 発電装置 - Google Patents

発電装置

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JPH0756607Y2
JPH0756607Y2 JP1993003635U JP363593U JPH0756607Y2 JP H0756607 Y2 JPH0756607 Y2 JP H0756607Y2 JP 1993003635 U JP1993003635 U JP 1993003635U JP 363593 U JP363593 U JP 363593U JP H0756607 Y2 JPH0756607 Y2 JP H0756607Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
engine
ignition
generator
stator
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1993003635U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH079066U (ja
Inventor
雅裕 長田
博 小檜山
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Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Sawafuji Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、エンジンで駆動する発
電機の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンを原動機とし、これで発
電機を駆動して発電する装置に於いては、エンジンを点
火する電圧を発生する部分は、発電機とは別に独立して
設けられることが多い。
【0003】即ち、エンジンのシャフトに円板状体を取
り付け、この円板状体の周面の適宜個所にマグネットを
埋め込む一方、円板状体の周面から僅か外方に離れた位
置に前記マグネットと対峙するかたちで、前記マグネッ
トの磁束を検知して電圧を発生する点火用巻線を設置し
ていた。エンジンの回転とともに円板状体が回転する
と、円板状体に取り付けられたマグネットが点火用巻線
の下を通過する時、電圧を発する。これをエンジンの点
火電圧として使う。エンジンの点火電圧は、エンジンの
回転と同期して発せられなければならないが、前記円板
状体はエンジンの回転とともに回転しているので、前記
電圧はエンジンの回転に同期したものとなっている。な
お、前記円板状体は、その構造からして当然フライホイ
ールの機能も果たしている。
【0004】一方、発電機の回転子は前記円板状体とは
別に、エンジンのシャフトに取り付けられ、駆動されて
いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前記従来の技術では、
エンジンの点火電圧を発生する装置として、発電機とは
別体に円板状体を設けなければならず、製造作業が煩雑
になるという問題点があった。そして、円板状体が支障
なく回転できるだけのスペースを確保してやらなければ
ならないので、それだけエンジン発電装置が大型になっ
てしまっていた。しかし、手軽に持ち運べ任意の場所で
使用することが出来るということが一つのセールスポイ
ントで、小型軽量化が特に強く望まれるエンジン発電装
置にとって、スペースをとるこの円板状体の存在は、そ
れを阻む1つの問題点となっていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
め、本考案では、発電機としては誘導発電機の構成を採
用し、回転子と固定子との位置的な関係では、フライホ
イール効果をもたせるために、外転型のものとした。そ
して、回転子の構成部分のうち鉄心以外の部分は、アル
ミニウムで鋳造して成形することとした。さらに、回転
子の周面の適宜個所には、点火用マグネットをアルミニ
ウム鋳造時に埋め込んだ。
【0007】
【作用】本考案においては,誘導発電機を用いるように
し、当該誘導発電機の回転子がアルミニウムを鋳込むよ
うにして構成される点を利用して、点火用マグネットを
アルミニウム内に鋳込むようにしている。そして、外転
型構造にしてフライホイール効果を得ている。
【0008】
【実施例】図1は、本考案の実施例の斜視図であり、図
2は、本考案の実施例の一部断面図である。図におい
て、1は回転子、1−1は点火用マグネット、1−2は
回転子鉄心、1−3は端絡環、1−4はファン、1−5
は回転子導体、1−6は回転子底部、2は固定子、2−
1は固定子コイル、2−2は固定子鉄心、2−3は固定
子固定ボルト、2−4は引出線、3は点火用巻線、4は
シャフト、5はエンジンバレルである。
【0009】本考案では、エンジン駆動の発電機とし
て、外転型の誘導発電機を採用した(その理由は後で詳
しく述べる)から、回転子は図1に示されるような有底
筒状の回転子1となる。そして、点火用マグネット1−
1が、回転子1の周面に埋め込まれている。
【0010】図2にシャフトの中心から上半分の一部断
面図を示す。回転子1は先にも述べたように、エンジン
のシャフト4に固着されている。固定子2は、固定子固
定ボルト2−3によってエンジンバレル5に取り付けら
れている。回転子1は、回転子鉄心1−2と、回転子鉄
心1−2のスロット内の回転子導体1−5と、カゴ形回
転子を形成するため各回転子導体1−5の対応する端部
同志をリング状に短絡する端絡環1−3と、回転子底部
1−6と、回転子開口端に位置する端絡環1−3に延設
したファン1−4と、回転子の周面に埋め込まれた点火
用マグネット1−1とから成る。そして、回転子1の製
造に当たっては、回転子鉄心1−2を除いて、アルミニ
ウムを鋳込んでつくる。点火用マグネット1−1を端絡
環1−3の所に埋め込むと、アルミニウムを鋳込む時に
同時に一体に形成できるから、製造作業が簡単になるば
かりでなく、機械的にもしっかりと固着され、回転に伴
う大きな遠心力によく耐えることが出来る。一方、固定
子2は、固定子鉄心2−2と、そのスロットに収納され
た固定子コイル2−1とから成る。固定子コイル2−1
からは、発電電圧を外部へ取り出す引出線2−4が引き
出されている。
【0011】以上のように構成されている発電機は、エ
ンジンが回転すると次のように動作する。先ず、エンジ
ンのシャフト4に固着されている回転子1が回転する。
すると、誘導作用によって固定子コイル2−1に電圧が
誘起される。この電圧が引出線2−4によって取り出さ
れる。一方、回転子1が回転して点火用マグネット1−
1が点火用巻線3の下を通過する時、点火用巻線3は電
圧を発生する。回転子1はエンジンのシャフトに固着さ
れ、エンジンによって回転させられているから、この電
圧はエンジンの回転に同期したものとなり、エンジンの
点火用として用いることが出来る。
【0012】次に、何故外転型の発電機を採用し、その
回転子に点火用マグネットを埋め込んだのか、その理由
を述べる。外転型にした第1の理由は、フライホイール
効果の点で有利だからである。4サイクル等のエンジン
を備えた小さな発電装置に於いては、フライホイール効
果が小さく、回転にムラが生じていた。そのため、負荷
としてランプを接続するとランプがチラついたり、モー
ターを接続するとモーターの回転が不整になったりして
いた。これを避けるためには、フライホイール効果が大
きくなるような手段を講じてやらなければならない。外
転型の発電機であれば、内転型のものに比べて大きな半
径で回転する回転子が存在し、これ自身で既にフライホ
イール効果を奏する。
【0013】外転型にした第2の理由は、他に悪影響を
及ぼすことなく、点火用マグネットを取り付けることが
出来るからである。仮に、内転型の発電機を採用し、そ
の回転子の周面に点火用マグネットを取り付けるとする
と、その取付位置は当然固定子と向かい合う位置とな
る。そうすれば、点火用マグネットの磁束は、発電機の
主磁束を乱すこととなり、いわゆる磁路の干渉を起こし
てしまうという問題点がある。また、固定子と向かい合
う位置には、発電用の巻線を設置するわけであるから、
ここに点火用マグネットを設けるとなると、それだけ巻
線のスペースを犠牲にしてしまうという問題点もある。
外転型を採用し、固定子と向かい合う内周面ではなく、
向かい合わない外周面に点火用マグネットを埋め込むこ
ととすれば、前記のような問題点が出てくることもな
い。
【0014】外転型の発電機にもいろいろ種類がある
が、その中でも誘導発電機を採用した理由は、次の通り
である。先ず第1は、電圧の変動が小さくできるという
ことである。誘導発電機においては、進相電流供給用の
コンデンサを適当に調整してやれば、負荷変動による電
圧変動を小さくすることが出来る。第2は、波形歪がな
いということである。誘導発電機では、電機子反作用に
よる波形歪がないので、きれいな波形の電圧が得られ
る。第3は、回転子を、アルミニウムを鋳込むことによ
って作ることが出来るということである。周知のよう
に、誘導発電機の回転子はカゴ形回転子とすることが出
来るが、それを形成する場合、アルミニウムをダイカス
ト法等により鋳込んで形成することが出来る。従って、
カゴ形回転子の端絡環外周に、点火用マグネットを埋め
込むことを、カゴ形回転子の成形時に同時にやってしま
うことが出来、埋め込み作業を別途する必要がなくな
る。
【0015】
【考案の効果】以上述べた如き本考案によれば、点火用
マグネットの取り付け作業を別途に行う必要がないし、
フライホイール用の円板状体も不要となる。そして、点
火用マグネットが、発電機の主磁束を乱して磁路の干渉
をすることもないし、巻線のスペースを狭めてしまうこ
ともない。更に、得られる電圧は、波形歪のない、しか
も負荷変動によってはあまり変動しない良質のものが得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の斜視図である。
【図2】本考案の実施例の一部断面図である。
【符号の説明】
1 回転子 1−1 点火用マグネット 1−2 回転子鉄心 1−3 端絡環 1−4 ファン 1−5 回転子導体 1−6 回転子底部 2 固定子 2−1 固定子コイル 2−2 固定子鉄心 2−3 固定子固定ボルト 2−4 引出線 3 点火用巻線 4 シャフト 5 エンジンバレル

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンにより駆動される発電機を有す
    る発電装置において、 上記発電機が外転型の誘導発電機によって構成され、 当該誘導発電機は、固定子鉄心上に巻回された固定子コ
    イルを有する固定子をそなえると共に、上記エンジンの
    シャフトに固定されて当該シャフトの回転と一緒に上記
    固定子の外周を回転する回転子をそなえ、 当該回転子は、回転子鉄心に対してアルミニウムを鋳込
    んだ回転子導体をそなえると共に、当該回転子導体と一
    体に鋳込んで端絡環を形成されたアルミニウム製円柱状
    部分が形成されかつ外周部が当該アルミニウム製円柱状
    部分と一体に形成されて上記シャフトに対して中心部が
    固定される回転子底部を有するカゴ形回転子を構成さ
    れ、 かつ当該回転子は、当該アルミニウム製円柱状部分の外
    周に、エンジン点火用電圧を発生するための点火用マグ
    ネットを鋳込んで構成されてなり、 上記誘導発電機の上記アルミニウム製円柱状部分におけ
    る上記点火用マグネットに対峙する位置に、上記エンジ
    ン点火用電圧を発生する点火用巻線を配置したことを特
    徴とする発電装置。
JP1993003635U 1993-02-10 1993-02-10 発電装置 Expired - Lifetime JPH0756607Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993003635U JPH0756607Y2 (ja) 1993-02-10 1993-02-10 発電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1993003635U JPH0756607Y2 (ja) 1993-02-10 1993-02-10 発電装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH079066U JPH079066U (ja) 1995-02-07
JPH0756607Y2 true JPH0756607Y2 (ja) 1995-12-25

Family

ID=11562948

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1993003635U Expired - Lifetime JPH0756607Y2 (ja) 1993-02-10 1993-02-10 発電装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH0756607Y2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS448643Y1 (ja) * 1965-07-21 1969-04-08
JPS5316818U (ja) * 1976-07-23 1978-02-13
JPS55100051A (en) * 1979-01-22 1980-07-30 Toshiba Corp Rotary electric machine with speed generator

Also Published As

Publication number Publication date
JPH079066U (ja) 1995-02-07

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