JPS6125347Y2 - - Google Patents

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JPS6125347Y2
JPS6125347Y2 JP14892278U JP14892278U JPS6125347Y2 JP S6125347 Y2 JPS6125347 Y2 JP S6125347Y2 JP 14892278 U JP14892278 U JP 14892278U JP 14892278 U JP14892278 U JP 14892278U JP S6125347 Y2 JPS6125347 Y2 JP S6125347Y2
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magnet
flywheel
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generator
magnets
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【考案の詳細な説明】 本考案は、内熱機関用無接点点火装置に点火位
置を定める信号を与える信号コイルを備えた内熱
機関用フライホイール磁石発電機に関するもので
ある。
この種のフライホイール磁石発電機として、フ
ライホイールの内周に弧状の永久磁石を接着によ
つて取付けることにより磁石回転子を構成するよ
うにしたものがある。フライホイールに永久磁石
を接着する際には、位置決め治具を用いて磁石の
位置決めを図つているが、磁石の寸法公差を勘案
して治具の寸法に多少の余裕をもたせる必要があ
るため、磁石をフライホイールに取付けた場合に
2゜〜3゜程度は取付位置がずれるのを避けられ
ない。第1図及び第2図は、フライホイール1′
の周壁1a′の内周面に周方向に間隔をあけて同一
寸法の弧状磁石2′,2′,…を接着した従来の磁
石回転子を示したもので、第1図は磁石2′が正
規の位置に正確に取付けられた場合を示し、第2
図は1つの磁石2′が正規の位置から角度θだけ
ずれて取付けられた場合を示している。この従来
の磁石回転子においては、各磁石2′の周方向の
全領域が着磁され、各磁石への着磁は、各磁石を
フライホイールに接着した後、星形鉄心3の突極
部3aに励磁巻線4を巻回してなる着磁器5をフ
ライホイール1の内側に挿入して励磁巻線4に通
電することにより行なわれる。しかしこの場合磁
石2′の周方向領域のうち着磁されるのは、着磁
器5の磁極面3bに対向している領域のみである
ため、第2図に示すように磁石2′の取付位置が
ずれた場合には、この磁石2′の磁極部の周方向
長さが所定値より短くなり、信号の位相及び波形
が変つて点火位置がずれるのを避けられない。し
たがつて従来の磁石発電機では、製品毎に点火位
置にばらつきを生じるのを避けることができず、
この点火位置のばらつきによつて機関の出力が影
響を受ける欠点があつた。
本考案の目的は、磁石の取付位置が多少ずれた
場合でも、信号の位相や波形には影響が現われな
いようにした内熱機関用フライホイール磁石発電
機を提供することにある。
以下図示の実施例により本考案の発電機を詳細
に説明する。
第3図は本考案の一実施例で用いるフライホイ
ール磁石回転子を第1図に示したのと同様な着磁
器とともに示したもので、1は周壁1aと底壁1
bとを有する鉄製椀状のフライホイールである。
このフライホイール1は底壁1bの中央部にキー
溝付の孔1dを備えたボス部1cを有し、このボ
ス部1cに回転軸(例えば機関のクランク軸)が
嵌着される。フライホイール1の周壁1aの内周
面には、周方向に所定の間隔をあけて複数の弧状
の永久磁石2,2,…が接着されている。各永久
磁石2の周方向長さl1は着磁器5の磁極部3aの
周方向長さl2よりも長く形成され、各磁石2に着
磁した場合に各磁石の周方向の両端にそれぞれ未
着磁部分2a,2aが残されるようになつてい
る。この場合、磁石2の周方向長さl1と着磁器5
の磁極部3bの周方向長さl2(磁石の着磁される
領域の周方向長さ)との差は、磁石2を接着する
場合に磁石が所定位置から最大限ずれた場合でも
その両端に未着磁部分が残るように、磁石の位置
決め誤差を考慮して適当な大きさに設定してお
く。着磁器5は、その鉄心3の中央部にフライホ
イールのボス部1cのキー溝付の孔1dと同様の
孔を有しており、例えばボス部1cの孔及び鉄心
3の中央の孔のキー溝に嵌合する突出部を備えた
軸を両孔に嵌合させることによりフライホイール
に対して位置決めする。第4図Aは磁石2が正規
の位置に取付けられた場合の磁石の着磁状態を示
したもので、この場合は磁石2の周方向の両端に
形成される未着磁部分の大きさが同じになる。ま
た第4図Bは磁石2が正規の位置からずれて取付
けられた場合の着磁状態を示したもので、この場
合は両未着磁部分の大きさが相違することにな
る。尚第4図A,Bにおいて斜線を施した部分は
着磁された領域を示している。
上記のように、常に磁石2の両端に未着磁部分
が形成されるように磁石2の周方向長さを設定し
ておくと、回転子の磁極部の有効面積が常に一定
になるので信号コイルに誘起する電圧波形及び位
相が一定になり、発電機毎に点火位置がばらつく
といつた不都合をなくすことができる。
本考案の磁石発電機において回転子の極数は任
意である。また固定子は少なくとも内熱機関用点
火装置に点火位置を定めるための信号を供給する
信号コイルを有していればよく、その構成は任意
である。例えば第5図は磁石回転子を4極に構成
し、固定子側にI字形鉄心6に信号コイル7を巻
回してなる信号用電機子8と、I字形鉄心9にエ
キサイタコイル10を巻回してなる点火電源用電
機子11とを設けた場合である。4個の磁石2の
周方向の長さは第3図に示したのと同様に十分長
く設定され、これらの磁石はフライホイール1の
内周面に等間隔で配置されて接着されている。電
機子8及び11の鉄心6及び9にはビスが貫通す
る孔6a及び9aが設けられており、これらの孔
を貫通するビスにより機関のケースやカバー等の
固定位置に取付けられている。エキサイタコイル
10は点火装置の点火コイルに1次電流を流すた
めの電力を供給するコイルであるが、点火装置が
バツテリを電源とする場合には不要である。
第5図に示した例において、電機子8と11と
を同じ位置に発電機の軸線方向に重ねて配置し、
更に他の負荷も駆動する電機子を電機子8または
11の位置に配置するようにしてもよい。
上記の実施例では、すべての磁石の周方向の両
端に未着磁部分が形成されるようにしたが、機関
の点火位置で信号コイルと協働する特定の磁石
(上記の例では隣り合う2個または3個の磁石)
のみの両端に未着磁部分が形成されるようにし、
他の磁石は従来と同様に着磁器の磁極と同じ方向
長さを有するようにしてもよい。
第6図は本考案を適用できる磁石発電機の他の
構成例を示したもので、この例では磁石回転子が
6極に構成され、フライホイールのボス部1cに
は、1つの磁石2に向つて径方向に突出する誘導
子磁極部1eが突設されている。信号用電機子8
はI字形鉄心12に信号コイル7を巻回したもの
からなり、鉄心12の両端の磁極が誘導子磁極部
1eとこの誘導子磁極部1eに対応する磁石2と
に対向するように配置されて固定位置に取付けら
れている。固定子側にはまたエキサイタコイル1
0が巻回された点火電源用電機子11と、ヘツド
ランプ等の他の負荷を駆動するコイル13をI字
形鉄心14に巻回してなる電機子15とが設けら
れている。
第6図に示した例では、誘導子磁極部1eが鉄
心12に対向したときに磁石2−鉄心12−誘導
子磁極部1e−ボス部1c−フライホイール1の
底壁1b−周壁1a−磁石2の磁路ができるた
め、誘導子磁極部1eが鉄心12の位置を通過す
る毎に信号コイル7に信号電圧が誘起する。この
磁石発電機では、点火位置で信号コイルと協働す
る磁石が誘導子磁極部1eに対応する1個のみで
あるため、この1個の磁石の周方向長さのみを前
記のように設定すればよいが、回転子の重量のバ
ランスをとるためには、誘導子磁極部1eに対し
て180度離れた位置にあたる磁石2も同様に形成
することが望ましい。
第7図は、本考案を適用できる磁石発電機の更
に他の構成例を、回転子の磁極部を展開して示し
たもので、この場合は2個の隣接する磁石2A,
2Bの幅寸法(回転子の軸線方向への寸法)d1
他の磁石2,2,……の幅寸法d2よりも大きく設
定されている。そして信号用電機子8及び点火電
源用電機子11は発電機の軸線方向に重ねて配置
され、両電機子の鉄心及6及び9の間はカラー1
6,16により所定の間隔に保たれている。両電
機子8及び11は、ビス17,17により、機関
のケース等に固定された台板18に取付けられ、
フライホイール1が1回転する間に信号用電機子
8の鉄心の磁極部は磁石2A及び2Bのみに対向
し、他の磁石2には対向し得ないようになつてい
る。
第7図の磁石発電機では、第6図に示した発電
機と同様に、信号コイル7に回転子の1回転当り
1回の信号が得られる。これに対して点火電源用
電機子の鉄心の磁極部はすべて磁石に対向するの
で、回転子の極数に応じた周波数の電圧が誘起す
る。尚図示していないが、第7図に示した発電機
においては、点火電源用電機子11と同様にすべ
ての磁石に対向し得る他の電機子が設けられ、こ
の電機子のコイルはヘツドランプやバツテリ充電
回路等の他の負荷を駆動するために用いられる。
第7図に示した発電機において点火位置で信号
コイル7と協働する磁石は、磁石2A及び2Bの
2個のみであるので、これらの磁石の周方向長さ
を前述のように設定すればよい。
以上のように、本考案によれば、少なくとも点
火位置で信号コイルと協働する磁石の周方向の両
端部に未着磁部分を残しておくようにこの磁石の
周方向長さを設定したので、磁石の取付位置がず
れた場合でも点火位置で信号コイルと協働する磁
石の磁極部の有効面積を一定にすることができ、
信号の位相及び波形を一定にして磁石の取付位置
のずれに基く点火位置のずれをなくすことができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来の磁石発電機の回転子
を着磁器とともに示した半截正面図、第3図は本
考案の磁石発電機の回転子を着磁器とともに示し
た半截正面図、第4図A及びBはそれぞれ本考案
の磁石発電機における磁石の着磁状態の異なる例
を示す斜視図、第5図及び第6図はそれぞれ本考
案を適用できる磁石発電機の異なる例を示した構
成図、第7図は本考案を適用できる磁石発電機の
更に他の例の要部を、回転の磁極部を展開して示
した構成図である。 1……フライホイール、2,2A,2B……永
久磁石、2a……未着磁部分、7……信号コイ
ル、8……信号用電機子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 椀状フライホイールの内周面に弧状の永久磁石
    を接着してなるフライホイール磁石回転子と、内
    熱機関用点火装置に点火装置を定めるための信号
    を供給する信号コイルを少なくとも有する固定子
    とを備えてなる内熱機関用フライホイール磁石発
    電機において、前記磁石回転子の少なくとも前記
    点火装置で前記信号コイルと協働する永久磁石は
    所定の面積の磁極部が得られるように着磁された
    状態で該磁石の周方向の両端部に未着磁部分が形
    成されるようにその周方向の長さが設定されてい
    ることを特徴とする内熱機関用フライホイール磁
    石発電機。
JP14892278U 1978-10-31 1978-10-31 Expired JPS6125347Y2 (ja)

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JP14892278U JPS6125347Y2 (ja) 1978-10-31 1978-10-31

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JPS5567673U JPS5567673U (ja) 1980-05-09
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JP2517335Y2 (ja) * 1986-08-25 1996-11-20 国産電機株式会社 フライホイ−ル磁石発電機

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JPS5567673U (ja) 1980-05-09

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