JP2578851Y2 - 内燃機関用磁石発電機 - Google Patents

内燃機関用磁石発電機

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JP2578851Y2 JP1993001485U JP148593U JP2578851Y2 JP 2578851 Y2 JP2578851 Y2 JP 2578851Y2 JP 1993001485 U JP1993001485 U JP 1993001485U JP 148593 U JP148593 U JP 148593U JP 2578851 Y2 JP2578851 Y2 JP 2578851Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は内燃機関に装着される磁
石発電機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内燃機関の回転軸に取り付けられた磁石
回転子の回転により電機子鉄心に巻装された発電コイル
に電力を発生させるようにした磁石発電機を、例えば無
接点式の内燃機関用点火装置の点火電源として用いる場
合には、磁石発電機の磁石回転子と同期して回転する信
号発生用ロータと該信号発生用ロータの回転により点火
信号を発生する信号発電子とを有する信号発電機が併用
される。
【0003】この種の磁石発電機がレース用オートバイ
やゴーカート等の内燃機関に使用される場合には、機関
の加速性を増すために磁石回転子の慣性モーメントを極
力小さくすることが要求される。そのため、これらの内
燃機関に使用される従来の磁石発電機は、外周側に磁極
を有する比較的小外径の磁石回転子と、該磁石回転子の
外側に配置された電機子鉄心に発電コイルを巻装した固
定子とからなる回転子内転形の構造に構成され、信号発
電機は、外周部にリラクタを有する信号発生用ロータ
と、該信号発生用ロータのリラクタに対向する磁極部を
有して該リラクタにより生じさせられる磁束の変化に感
応して信号電圧を発生する信号発電子とにより構成され
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】磁石発電機の発電コイ
ルの出力を点火電源とし、信号発電機の出力を点火信号
(点火時期を定めるための信号)として用いる点火装置
では、発電コイルの出力電圧と信号発電機の出力電圧と
の間の相対的位相関係を所定の関係に正確に合わせる必
要がある。例えば、磁石発電機の発電コイルの整流出力
で充電される点火エネルギ蓄積用コンデンサの電荷を機
関の点火位置で信号発電機から出力される点火信号によ
り導通するスイッチ素子を通して点火コイルの1次コイ
ルに放電させて点火用高電圧を発生させるコンデンサ放
電式の点火装置では、磁石発電機の出力と信号発電機か
ら出力される信号電圧との間の相対的位相関係が不適当
であると、高速域で点火エネルギ蓄積用コンデンサの充
電電圧が大きく低下して高速失火が生じるおそれがあ
る。また2サイクル機関の場合には、磁石発電機の出力
と信号発電機の出力との間の相対的位相関係が不適当で
あると、機関の逆転時にも点火電圧が発生して、機関が
逆回転するおそれがある。
【0005】従来は、磁石発電機と信号発電機とを機関
に装着する際に、両者の出力電圧の間の位相角を所定値
に正確に合せ、かつ、点火位置を所定の角度位置に調整
するために、磁石発電機及び信号発電機の機関への取付
角度位置をそれぞれ正確に調整するための作業を行う
要があったため、機関への取付に多大の工数を要すると
いう問題があった。
【0006】本考案の目的は、機関への取付けに多くの
工数を要することなく、磁石発電機及び信号発電機を所
定の位置関係で機関に取りけることができる上に、小形
軽量で回転子の慣性モーメントを小さくすることができ
内燃機関用磁石発電機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案は、外周側に磁極
を有し内燃機関の回転軸に取り付けられた磁石回転子1
と、継鉄部41から内側に突出した複数の突極部を有し
て該複数の突極部の先端に形成された磁極部が前記磁石
回転子の磁極に対向させられた電機子鉄心4と、電機子
鉄心の少なくとも1つの突極部に巻装された発電コイル
5とを備えて、電機子鉄心が、内燃機関に固定された固
定台板3との間に間隔をあけた状態で配置されて該固定
台板に対して固定される内燃機関用磁石発電機に係わる
ものである。
【0008】本考案においては、磁石回転子1と一体に
設けられていて、電機子鉄心4と固定台板3との間の間
隙に臨むリラクタ22を外周部に有する信号発生用ロー
タ2と、電機子鉄心4の継鉄部41に対して位置決めさ
れた状態で基部8aが固定台板3に固定され、先端部側
が電機子鉄心4に固定された支持具8と、信号発生用ロ
ータ2のリラクタ22に対向する磁極部72aを有し、
支持具8により支持されて、リラクタにより生じさせら
れる磁束の変化に感応して信号電圧を発生する信号発電
子7とを設ける。支持具8は、信号発電子7の磁極部を
電機子鉄心4と固定台板3との間の間隙内でリラクタに
対向させるように信号発電子7を支持す る。
【0009】本考案において、「信号発生用ロータを磁
石回転子に一体に設ける」とは、信号発生用ロータと磁
石回転子とが、両者間の相対的な位置関係を一定に保っ
たままで一緒に回転するように設けられていることを意
味し、必ずしも信号発生用ロータと磁石回転子とが継ぎ
目なく一体に(連続的に)設けられていることを意味し
ない。従って、磁石回転子と信号発生用ロータとを連続
的に一体化して設けたものはもちろん、磁石回転子と信
号発生用ロータとを別体に形成して、磁石回転子と信号
発生用ロータとを所定の位置関係で相互に固定したもの
も本考案の技術的範囲に包含される。
【0010】
【作用】上記のように構成すると、発電コイルが巻回さ
れた電機子鉄心と信号発電子とを取付けた固定台板を内
燃機関のクランクケースに固定するだけで信号発電子と
電機子鉄心とが相互に位置決めされた状態で機関に取り
付けられる。また信号発生用ロータは磁石回転子に一体
に設けられているため、磁石回転子を機関の回転軸に取
付けるだけで、信号発電子と電機子鉄心との間の位置関
係を一定にすることができる。従って、磁石発電機と信
号発電機とを機関に取付ける際に信号発電子の位置合わ
せを行うことなく、発電コイルの出力電圧と信号発電子
に発生する信号電圧との間の相対的な位相角を常に所定
値に合わせることができる。
【0011】また上記のように構成すると、信号発生用
ロータ及び信号発電子は電機子鉄心と固定台板との間の
間隙内で対向させられるので、信号発生用ロータの外径
を小さく選定して慣性モーメントを小さくすることがで
きる。
【0012】更に上記のように、信号発電子を支持する
支持具を固定台板と電機子鉄心との双方に固定する構造
にすると、信号発電子の取付け強度を高めることができ
るため、機関の振動に伴う信号発電子の振動を抑制する
ことができる。
【0013】
【実施例】図1及び図2は本考案の実施例を示したもの
で、図1は正面図、図2は図1のA−O−A断面図であ
る。これらの図において、1及び2はそれぞれ図示しな
い内燃機関の同一の回転軸に取り付けられて共に回転す
る磁石回転子及び信号発生用ロータである。3は内燃機
関のクランクケースに固定される固定台板、4は電機子
鉄心、5及び6は電機子鉄心4に巻回された発電コイ
ル、7は固定台板3との間に間隔をあけた状態で配置さ
れて該固定台板3に固定された支持具8に固定された信
号発電子で、これらにより固定子9が構成されている。
【0014】磁石回転子1及び信号発生用ロータ2と固
定子9とにより内燃機関用磁石発電機が構成されてい
る。この実施例では、発電コイル5により内燃機関の点
火装置に点火エネルギを供給し、発電コイル6により、
点灯用またはバッテリ充電用の電力を供給する。また信
号発電子7の出力により点火信号を供給する。
【0015】図3に示すように、磁石回転子1と信号発
生用ロータ2とは一体に結合され、その中心部には機関
の回転軸に嵌合される共通の取付孔11が設けられてい
る。磁石回転子1は、磁性材からなるボス12の外周の
周方向に等角度間隔で配置された永久磁石13a〜13
dと、永久磁石13a〜13dの径方向の外側にそれぞ
れ設けられた極片14a〜14dとを有し、これらがア
ルミニウム等の軽合金ダイカスト16により一体に鋳ぐ
るまれている。永久磁石13a〜13dが径方向に着磁
されて、外周に交互に異極が並ぶ4極の磁極15a〜1
5dが形成されている。
【0016】信号発生用ロータ2は、軽合金ダイカスト
により形成された円板状部21の外周部に、鉄板により
形成されたリラクタ22を、その凸部を外側に突出させ
た状態で埋め込み固定したものからなっている。この信
号発生用ロータ2は、そのリラクタ22と磁石回転子1
の特定の磁極との間に所定の位置関係を持たせた状態
で、磁石回転子1の一方の軸線方向端面側に形成された
円筒部16aの外周に嵌着されて、磁石回転子1と一体
化されている。
【0017】尚本実施例では、信号発生用ロータ2をダ
イカスト16と別体に形成して、ダイカスト16の端部
結合することにより磁石回転子に一体化するようにし
ているが、ダイカスト16を形成する際に、該ダイカス
トと一体に信号発生用ロータ2を成形するようにしても
よい。
【0018】固定台板3はアルミニウム等の軽合金から
なっていて、円板状部31を有し、円板状部31の中央
部には機関のクランクケースに設けられた嵌合部を嵌合
させる嵌合孔32を有している。円板状部31の一方の
面には、電機子鉄心4を該円板状部31との間に間隔を
あけた状態で固定するための複数(この例だけは4個)
の支柱33が軸線方向に向けて設けられている。円板状
部31にはまた、固定台板3を機関のクランクケースに
固定するネジ(図示せず)を貫通させるための貫通孔3
4,34,…が形成されている。
【0019】電機子鉄心4は鋼板を積層したものからな
っていて、閉ループをなすように形成された継鉄部41
と該継鉄部から内側に突出した4個の突極部42a〜4
2dとを有し、各突極部42a〜42dの先端に磁石回
転子1の各磁極15a〜15dにそれぞれ空隙を介して
対向する磁極部43a〜43dが形成されている。
【0020】発電コイル5は電機子鉄心4の突極部42
aにボビン51を介して巻装されている。本実施例で
は、この発電コイル5により点火電源用のエキサイタコ
イルが構成されている。また発電コイル6は電機子鉄心
4の突極部42cにボビン61を介して巻装され、本実
施例ではこの発電コイル6が点灯用またはバッテリ充電
用として用いられる。
【0021】発電コイル5及び6が巻装された電機子鉄
心4は、固定台板3に設けられた支柱33の上に載置さ
れてネジ44,44,…により固定台板3に固定されて
いる。固定台板3の円板状部31と電機子鉄心4との間
には間隙10(図2参照)が形成され、信号発生用ロー
タ2はそのリラクタ22が該間隙10に臨むように配置
されている。
【0022】信号発電子7は、永久磁石71と、該永久
磁石71の一方の磁極に一端が当接された鉄心72とを
有し、該鉄心の他端には、信号発生用ロータ2のリラク
タ22に空隙を介して対向する磁極部72aが形成され
ている。鉄心72にボビン73を介して信号コイル74
が巻装され、磁石71と、鉄心72と、信号コイル74
とが、合成樹脂からなるケース75に収納されている。
ケース75内には樹脂が注型され、該樹脂により、信号
発電子の各構成要素がケース内に固定されている。ケー
ス75には、取付金具76が接着等により固定され、該
取付金具76が後記する支持具8に固定されて信号発電
子が固定台板3及び電機子鉄心4に対して固定される。
【0023】信号発電子7を所定の位置に取り付けるた
めに、電機子鉄心4の継鉄部41に対して位置決めされ
た状態で電機子鉄心及び固定台板3に固定された支持具
8が設けられている。支持具8は、鉄板を折り曲げたも
のからなっていて、固定台板3の円板状部31に当接さ
れる基部8aと、該基部8aから直角に立上った起立部
8bと、起立部8bの先端部から直角に折れ曲って電機
子鉄心の継鉄部41の端面に当接する折り曲げ部8cと
を一体に有し、該支持具8の起立部8bには、信号発電
子7のケースを嵌合させる窓部8dが形成されている。
支持具8の折り曲げ部8cは孔を有していて、該孔が電
機子鉄心4の継鉄部41に固定されたピン81に嵌合さ
れて係止され、基部8aは2個のネジ82により固定台
板の円板状部31に固定されている。
【0024】支持具8の窓部8dは、該支持具を電機子
鉄心4及び固定台板3に固定した状態で電機子鉄心4と
固定台板3との間の間隙10に臨むように設けられてい
る。信号発電子7は支持具8の窓部8dに嵌合され、該
信号発電子のケース75に固定された取付金具76が、
2個のネジ83により支持具8の起立部8bに締結され
ている。このように信号発電子7を支持具8に固定した
状態で、該信号発電子が電機子鉄心4と固定台板3との
間の間隙10配置されて、該間隙10内で号発電子
鉄心72の磁極部72aが信号発生用ロータのリラク
タ27に所定のギャップを介して対向させられるよう
に、各部の位置関係が設定されている。
【0025】上記のよう構成すると、信号発生用ロータ
2のリラクタ22と磁石回転子1の特定の磁極との間の
角度間隔が常に一定に保たれる。また信号発電子7の磁
極部72aと固定子鉄心4の発電コイル(本実施例では
点火電源用エキサイタコイル)5を巻装した突極部の磁
極部43aとの間の角度間隔も所定値(この例では90
度)に保持される。従って固定子9の固定台板3を機関
のクランクケースに取り付け、信号発生用ロータ2が一
体化された磁石回転子1を機関の回転軸の所定の角度位
置に取り付けるだけで、面倒な調整作業を行うことな
く、発電コイル5に誘起される電圧と信号発電子7に誘
起される信号電圧との間の位相角を所定値に合せるとと
もに、信号電圧(この例では点火信号電圧)の発生位置
を所定角度位置に合せることができる
【0026】上記の実施例では、発電コイルとして点火
電源用の発電コイル5と点灯用又はバッテリ充電用の発
電コイル6とを設けたが、必要に応じて点灯用又はバッ
テリ充電用の発電コイルを2個以上設けたり、点灯用及
び充電用の発電コイルを省略したりすることもできる。
【0027】図4は本考案の他の実施例を示したもので
ある。この実施例では磁石回転子1及び信号発生用ロー
タ2として、図3に示したものと同様のものを用い、固
定子9には、点火電源用のエキサイタコイルとしての発
電コイル5を、電機子鉄心4の隣接する2個の突極部に
それぞれ巻装して2個設けている。また信号発電子7を
90度の角度間隔で2個設け、該2個の信号発電子7,
7に90度の角度間隔で点火信号を発生させるようにし
て、点火間隔が90度の2気筒内燃機関用の磁石発電機
を構成している。この実施例では、互いに180度離れ
た位置にある信号発電子7と発電コイル5とが組み合わ
されて機関の1つの気筒に対応させられ、組み合わされ
た信号発電子7及び発電コイル5が、対応する気筒用の
点火装置に点火信号と点火電源とをそれぞれ供給するた
めに用いられる。
【0028】この実施例においても、機関の各気筒に対
応させられた信号発電子及び発電コイルの各組合せにお
いて、発電コイルに誘起される電圧と信号発電子に誘起
される信号電圧との間の位相角を常に所定値に合せるこ
とができる。
【0029】以上の実施例では、信号発電子7として、
信号発生用ロータのリラクタにより与えられる磁束変化
により信号コイルに信号電圧を誘起する方式のものを用
いたが、信号発生用ロータのリラクタにより与えられる
磁束変化に感応して信号電圧を発生するホール素子又は
ホールIC等を用いた信号発電子を用いることもでき
る。
【0030】上記の実施例では、信号発電子7のケース
75に取付金具76を固定して、該取付金具76を支持
具8にネジにより締結するようにしたが、ケース75に
取付部を一体に設けて、該取付部をネジにより支持具8
に締結するように構成することもできる。
【0031】以上の実施例では電機子鉄心4が4個の突
極部を有しているが、必要に応じて2個以上の突極部を
有する電機子鉄心を用いることもできる。
【0032】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、電機子
鉄心の継鉄部に対して位置決めされた状態で電機子鉄心
及び固定台板に固定された支持具に信号発電子を支持す
るとともに、信号発生用ロータを磁石回転子に一体化し
たので、固定台板を機関に固定するだけで信号発電子と
電機子鉄心とを所定の位置関係で機関に取付けることが
でき、磁石回転子を機関の回転軸に取付けるだけで、信
号発電子及び磁石回転子と電機子鉄心との位置関係を所
定の関係にすることができる。従って、磁石発電機及び
信号発電機を機関に取付ける際に、発電コイルの誘起電
圧と信号電圧との位相関係を調整する作業を省略して、
発電コイルの誘起電圧と信号発電子に誘起 する信号電圧
との間の位相角を常に所定値に合わせることができ、発
電機の取付工数を少なくすることができる。更に本考案
では外周部にリラクタを有する信号発生用ロータと信号
発電子の磁極部とを電機子鉄心と固定台板との間の間隙
内で対向させるようにしたので、信号発生用ロータの外
径を小さくしてロータの慣性モーメントを小さくするこ
とができる。また本考案では、信号発電子を支持する支
持具を固定台板と電機子鉄心との双方に固定したため、
信号発電子の取付け強度を高めて機関の振動に伴う信号
発電子の振動を抑制することができ、信号波形が機関の
振動の影響を受けるのを防ぐことができる。
【0033】従って本考案によれば、機関への取り付け
が容易で、信号波形が機関の振動の影響を受けることが
なく、かつ回転部分の慣性モーメントが小さい小形軽量
の内燃機関用磁石発電機を得ることができる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示した正面図である。
【図2】図1のA−O−A断面図である。
【図3】(A)ないし(C)は図1及び図2に示した本
考案の実施例で用いる磁石回転子及び信号発生用ロータ
を示したもので、(A)は(B)のB−B断面図、
(B)は縦断面図、(C)は(B)のC−C断面図であ
る。
【図4】本考案の他の実施例を示し正面図である。
【符号の説明】
1 磁石回転子 15a〜15d 磁極 2 信号発生用ロータ 22 リラクタ 3 固定台板 4 電機子鉄心 41 継鉄部 42a〜42d 突極部 43a〜43d 磁極部 5 発電コイル 6 発電コイル 7 信号発電子 8 支持具 9 固定子 10 間隙

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周側に磁極を有し内燃機関の回転軸に
    取り付けられた磁石回転子(1)と、継鉄部(41)
    ら内側に突出した複数の突極部を有して該複数の突極部
    の先端に形成された磁極部が前記磁石回転子の磁極に対
    向させられた電機子鉄心(4)と、前記電機子鉄心の少
    なくとも1つの突極部に巻装された発電コイル(5)
    を備え、前記電機子鉄心は内燃機関に固定された固定台
    (3)との間に間隔をあけた状態で配置されて該固定
    台板に対して固定されている内燃機関用磁石発電機であ
    って、前記磁石回転子(1)と一体に設けられていて、前記電
    機子鉄心(4)と固定台板(3)との間の間隙に臨むリ
    ラクタ(22)を外周部に有する信号発生用ロータ
    (2)と、 前記電機子鉄心(4)の継鉄部(41)に対して位置決
    めされた状態で基部(8a)が前記固定台板(3)に固
    定され、先端部側が前記電機子鉄心(4)に固定された
    支持具(8)と、 前記信号発生用ロータ(2)のリラクタ(22)に対向
    する磁極部(72a)を有し、前記支持具(8)により
    支持されて、前記リラクタにより生じさせられる磁束の
    変化に感応して信号電圧を発生する信号発電子(7)と
    を具備し、 前記支持具(8)は、前記信号発電子(7)の磁極部を
    前記電機子鉄心(4)と固定台板(3)との間の間隙内
    で前記リラクタに対向させるように前記信号発電子
    (7)を支持している ことを特徴とする内燃機関用磁石
    発電機。
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