JPH0756480B2 - 水浸式のボール自動超音波探傷検査装置 - Google Patents
水浸式のボール自動超音波探傷検査装置Info
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- JPH0756480B2 JPH0756480B2 JP1225016A JP22501689A JPH0756480B2 JP H0756480 B2 JPH0756480 B2 JP H0756480B2 JP 1225016 A JP1225016 A JP 1225016A JP 22501689 A JP22501689 A JP 22501689A JP H0756480 B2 JPH0756480 B2 JP H0756480B2
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N29/00—Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
- G01N29/22—Details, e.g. general constructional or apparatus details
- G01N29/26—Arrangements for orientation or scanning by relative movement of the head and the sensor
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/02—Indexing codes associated with the analysed material
- G01N2291/023—Solids
- G01N2291/0232—Glass, ceramics, concrete or stone
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/04—Wave modes and trajectories
- G01N2291/044—Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects
-
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10S—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10S209/905—Feeder conveyor holding item by suction
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Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は水浸式のボール自動超音波探傷検査装置に係
り、さらに詳しくはボールを自動的かつ能率的に探傷す
ることができるボールの自動超音波探傷検査装置に関す
る。
り、さらに詳しくはボールを自動的かつ能率的に探傷す
ることができるボールの自動超音波探傷検査装置に関す
る。
［従来の技術］ 従来、構造部材用ボールはＸ線検査やザイクロ検査、あ
るいは顕微鏡及び肉眼による外観検査などにより、その
表面及び内部の検査を行なっていた。
るいは顕微鏡及び肉眼による外観検査などにより、その
表面及び内部の検査を行なっていた。
しかし、このようなＸ線検査やザイクロ検査、あるいは
顕微鏡及び肉眼による外観検査などにあっては、手作業
により検査対象たる構造部材用ボールを回転させている
ため、その全周面の検査に多大な時間を必要とし、さら
に常に全周面をあますところなく検査できているかわか
らないという欠点がある。
顕微鏡及び肉眼による外観検査などにあっては、手作業
により検査対象たる構造部材用ボールを回転させている
ため、その全周面の検査に多大な時間を必要とし、さら
に常に全周面をあますところなく検査できているかわか
らないという欠点がある。
この従来の検査方法の欠点を解決するため、本出願人は
先に、駆動用ローラーの上にボールを載置し、ローラー
を回転させることによりボールの全周面を検査できる超
音波探傷検査方法及び超音波探傷検査装置を提案した。
（特願昭63-44000号） ［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、特願昭63-44000号で提案した超音波探傷検査
方法及び装置を更に改良し、自動的に検査できるように
してさらに検査効率を向上することができるボールの超
音波探傷検査装置を提供することをその目的とするもの
である。
先に、駆動用ローラーの上にボールを載置し、ローラー
を回転させることによりボールの全周面を検査できる超
音波探傷検査方法及び超音波探傷検査装置を提案した。
（特願昭63-44000号） ［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、特願昭63-44000号で提案した超音波探傷検査
方法及び装置を更に改良し、自動的に検査できるように
してさらに検査効率を向上することができるボールの超
音波探傷検査装置を提供することをその目的とするもの
である。
［課題を解決するための手段］ 即ち、本発明によれば、被検査体のボールを回転させる
ためのボール回転機構と、該ボール回転機構により回転
しているボールの周りを探触子を旋回させつつ又は該ボ
ール回転機構によりボールを螺線状に回転させつつボー
ルの表面欠陥を探傷する超音波探傷機構と、先端にてボ
ールを吸着保持するエアシリンダから構成された、ボー
ルを前記ボール回転機構の位置まで搬送するボール搬送
機構と、該ボール搬送機構の操作時には水位を前記ボー
ル回転機構より下方に下降させ、一方前記ボール回転機
構および前記超音波探傷機構の操作時には水位をボール
および探触子より上方に位置させるように、水位を昇降
する水位昇降機構と、を備えた水浸式のボール自動超音
波探傷検査装置であって、前記ボール搬送機構が先端に
てボールを吸着保持するエアシリンダから構成されてい
る水浸式のボール自動超音波探傷検査装置、が提供され
る。
ためのボール回転機構と、該ボール回転機構により回転
しているボールの周りを探触子を旋回させつつ又は該ボ
ール回転機構によりボールを螺線状に回転させつつボー
ルの表面欠陥を探傷する超音波探傷機構と、先端にてボ
ールを吸着保持するエアシリンダから構成された、ボー
ルを前記ボール回転機構の位置まで搬送するボール搬送
機構と、該ボール搬送機構の操作時には水位を前記ボー
ル回転機構より下方に下降させ、一方前記ボール回転機
構および前記超音波探傷機構の操作時には水位をボール
および探触子より上方に位置させるように、水位を昇降
する水位昇降機構と、を備えた水浸式のボール自動超音
波探傷検査装置であって、前記ボール搬送機構が先端に
てボールを吸着保持するエアシリンダから構成されてい
る水浸式のボール自動超音波探傷検査装置、が提供され
る。
水位昇降機構としては、水槽中に所定容積を有する容器
を昇降させることにより水位を昇降させる機構が好適に
使用できる。しかし、このような水位昇降機構を用いた
場合、探傷時間を短縮するため水位昇降を短時間で行な
おうとすると、水面が波立ったり水中に気泡が発生して
探傷時に悪影響を与えるという問題がある。すなわち、
探傷波形が変動したり、気泡が欠陥エコーとして検出さ
れたりする。そこで、本発明のボール自動超音波探傷検
査装置においては、水位昇降機構との間に底部が開放さ
れた仕切板を水槽中に設けること、あるいは昇降容器底
部を斜め形状に形成すること等を採用すれば、上記の悪
影響を除くことができ、好ましい。
を昇降させることにより水位を昇降させる機構が好適に
使用できる。しかし、このような水位昇降機構を用いた
場合、探傷時間を短縮するため水位昇降を短時間で行な
おうとすると、水面が波立ったり水中に気泡が発生して
探傷時に悪影響を与えるという問題がある。すなわち、
探傷波形が変動したり、気泡が欠陥エコーとして検出さ
れたりする。そこで、本発明のボール自動超音波探傷検
査装置においては、水位昇降機構との間に底部が開放さ
れた仕切板を水槽中に設けること、あるいは昇降容器底
部を斜め形状に形成すること等を採用すれば、上記の悪
影響を除くことができ、好ましい。
［作用］ 本発明の水浸式のボール自動超音波探傷検査装置では、
基本的に、ボール回転機構、超音波探傷機構ボール搬送
機構、および水位昇降機構とを備えていると共に、ボー
ル搬送機構として先端にてボールを吸着保持するエアシ
リンダを用いたことにその特徴を有する。
基本的に、ボール回転機構、超音波探傷機構ボール搬送
機構、および水位昇降機構とを備えていると共に、ボー
ル搬送機構として先端にてボールを吸着保持するエアシ
リンダを用いたことにその特徴を有する。
すなわち、エアシリンダにてボールを吸着した後、ボー
ルをボール回転機構の位置まで移送し、ボール回転機構
の上部にボールを載せる。この際、水位昇降機構によ
り、水位はボール回転機構の下方まで下降している。
ルをボール回転機構の位置まで移送し、ボール回転機構
の上部にボールを載せる。この際、水位昇降機構によ
り、水位はボール回転機構の下方まで下降している。
次に、ボール回転機構上部にボールを載せた後、探触子
およびボールより上に水面がくるように水位昇降機構に
より、水位を上げる。次いで超音波探傷機構により探触
子をボールの周りで旋回させながら、あるいは探触子は
固定しボールを螺線状に回転させながら探傷を行なう。
探傷は、探触子から超音波をボールに向って送信し、反
射してくる超音波エコーを受信して探触子に接続した超
音波探傷器にて波形を観測することによりボールの表面
欠陥を検出する。
およびボールより上に水面がくるように水位昇降機構に
より、水位を上げる。次いで超音波探傷機構により探触
子をボールの周りで旋回させながら、あるいは探触子は
固定しボールを螺線状に回転させながら探傷を行なう。
探傷は、探触子から超音波をボールに向って送信し、反
射してくる超音波エコーを受信して探触子に接続した超
音波探傷器にて波形を観測することによりボールの表面
欠陥を検出する。
ボールの探傷終了後、ボール搬送機構のエアシリンダが
ボール回転機構の上にある探傷済みボールを吸着するこ
とにより取り去って所定の場所まで運び、次いで新しい
被検査体のボールを吸着してボール回転機構の上まで搬
送し、探傷検査を行なう。
ボール回転機構の上にある探傷済みボールを吸着するこ
とにより取り去って所定の場所まで運び、次いで新しい
被検査体のボールを吸着してボール回転機構の上まで搬
送し、探傷検査を行なう。
このようにして、所定数の被検査体のボールを自動的に
探傷する。
探傷する。
本発明の超音波探傷検査の対象となる被検査体のボール
は、軸受部材用、耐摩耗部材用、摺動部材用として用い
られ、その材質はセラミックス製、金属製を問わず使用
でき、特に限定されるものではないが、セラミックス製
のボールはボールの表面及び表面近傍の微小欠陥が正確
な検出がその信頼性に極めて大きな影響を与えるため、
本発明の探傷検査の対象とすることが効果的である。
は、軸受部材用、耐摩耗部材用、摺動部材用として用い
られ、その材質はセラミックス製、金属製を問わず使用
でき、特に限定されるものではないが、セラミックス製
のボールはボールの表面及び表面近傍の微小欠陥が正確
な検出がその信頼性に極めて大きな影響を与えるため、
本発明の探傷検査の対象とすることが効果的である。
セラミックス製ボールとしては、軸受部材、耐摩耗部
材、摺動部材等の高強度、高硬度な特性が要求されるた
め、窒化珪素、炭化珪素、ジルコニアまたはアルミナか
ら成るものが好ましく用いられる。
材、摺動部材等の高強度、高硬度な特性が要求されるた
め、窒化珪素、炭化珪素、ジルコニアまたはアルミナか
ら成るものが好ましく用いられる。
［実施例］ 以下、図示の実施例に基づき、本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限られるものでは
ない。
明するが、本発明はこれらの実施例に限られるものでは
ない。
第１図は本発明に係る水浸式のボール自動超音波探傷検
査装置の一例を示す全体構成斜視図である。
査装置の一例を示す全体構成斜視図である。
図において、１は試験前ボール供給用容器であり、この
容器１に投入された試験前ボール10は先端側に向って傾
斜した試験前ボール供給用シュート２に沿って整列す
る。３はボールの搬送移動装置を示し、この搬送移動装
置３は搬送用レール４に沿って移動することができる搬
送移動台５を有し、これは搬送用レール４に沿って任意
の箇所まで搬送駆動用モータ６により移動し停止するこ
とができるようになっている。また搬送移動台５には、
ロッド７の先端にボールを真空吸着することができる吸
盤８を有するエアシリンダ９が固定されている。ここ
で、ロッド７はエアシリンダ９の内部に出入りできる構
造で、エアシリンダ９全体の長さが伸縮できるようにな
っている。
容器１に投入された試験前ボール10は先端側に向って傾
斜した試験前ボール供給用シュート２に沿って整列す
る。３はボールの搬送移動装置を示し、この搬送移動装
置３は搬送用レール４に沿って移動することができる搬
送移動台５を有し、これは搬送用レール４に沿って任意
の箇所まで搬送駆動用モータ６により移動し停止するこ
とができるようになっている。また搬送移動台５には、
ロッド７の先端にボールを真空吸着することができる吸
盤８を有するエアシリンダ９が固定されている。ここ
で、ロッド７はエアシリンダ９の内部に出入りできる構
造で、エアシリンダ９全体の長さが伸縮できるようにな
っている。
ボールの超音波探傷検査を開始する当初においては、搬
送移動台５は試験前ボール供給用シュート２に対応した
位置にあり、エアシリンダ９のロッド７はエアシリンダ
９内に収納された戻り端の位置（図では上端）にあり、
吸盤８の真空は切れた状態となっている。次に、エアシ
リンダ９のロッド７を前進端（図では下端）まで延ばし
て試験前ボール供給用シュート２の先端にある試験前ボ
ール10に吸盤８に接した時に吸盤８を作用させて試験前
ボール10を真空吸着する。ボール10が完全に吸着した
後、エアシリンダ９のロッド７を後退させ、搬送移動台
５を被検査ボール回転用ローラー11に対応した位置まで
移動させ停止させる。次いで、エアシリンダ９のロッド
７を前進端まで延ばして試験前ボール10を被検査ボール
回転用ローラー11上の被検査ボール12の位置に載せた後
吸盤８の真空を切り、エアシリンダ９のロッド７を後退
させる。この場合、試験前ボール10を被検査ボール回転
用ローラー11上に載せる際には、後述の水位昇降機構に
より水槽23の水位を被検査ボール回転用ローラー11より
下方に下降させておき、一方試験前ボール10を被検査ボ
ール回転用ローラー11上に載せた後には、水槽23の水位
を探触子15および被検査ボール12より上に水面がくるよ
うに水位を上げる。
送移動台５は試験前ボール供給用シュート２に対応した
位置にあり、エアシリンダ９のロッド７はエアシリンダ
９内に収納された戻り端の位置（図では上端）にあり、
吸盤８の真空は切れた状態となっている。次に、エアシ
リンダ９のロッド７を前進端（図では下端）まで延ばし
て試験前ボール供給用シュート２の先端にある試験前ボ
ール10に吸盤８に接した時に吸盤８を作用させて試験前
ボール10を真空吸着する。ボール10が完全に吸着した
後、エアシリンダ９のロッド７を後退させ、搬送移動台
５を被検査ボール回転用ローラー11に対応した位置まで
移動させ停止させる。次いで、エアシリンダ９のロッド
７を前進端まで延ばして試験前ボール10を被検査ボール
回転用ローラー11上の被検査ボール12の位置に載せた後
吸盤８の真空を切り、エアシリンダ９のロッド７を後退
させる。この場合、試験前ボール10を被検査ボール回転
用ローラー11上に載せる際には、後述の水位昇降機構に
より水槽23の水位を被検査ボール回転用ローラー11より
下方に下降させておき、一方試験前ボール10を被検査ボ
ール回転用ローラー11上に載せた後には、水槽23の水位
を探触子15および被検査ボール12より上に水面がくるよ
うに水位を上げる。
次に、被検査ボール回転用モーター13を回転させて被検
査ボール回転用ローラー11を回転させることにより、被
検査ボール12を回転させながら、同時に探触子旋回用モ
ーター14を回転させて探触子旋回アーム24により探触子
15を180°旋回させる。なお、図上、25は被検査ボール
回転力伝達用軸、26は被検査ボール回転力伝達用傘歯車
を示す。探触子15は超音波探傷器16に接続されており、
被検査ボール12の内部欠陥の探傷検査がボールの全周に
亙って行なわれる。このとき、ボールに欠陥が存在すれ
ば、超音波探傷器16のオシロスコープ17で観察されると
ともに機械駆動部制御盤18に欠陥信号が送出される。ま
た、コンピュータ27は超音波探傷器16の制御および欠陥
検査データの解析を行なうものである。
査ボール回転用ローラー11を回転させることにより、被
検査ボール12を回転させながら、同時に探触子旋回用モ
ーター14を回転させて探触子旋回アーム24により探触子
15を180°旋回させる。なお、図上、25は被検査ボール
回転力伝達用軸、26は被検査ボール回転力伝達用傘歯車
を示す。探触子15は超音波探傷器16に接続されており、
被検査ボール12の内部欠陥の探傷検査がボールの全周に
亙って行なわれる。このとき、ボールに欠陥が存在すれ
ば、超音波探傷器16のオシロスコープ17で観察されると
ともに機械駆動部制御盤18に欠陥信号が送出される。ま
た、コンピュータ27は超音波探傷器16の制御および欠陥
検査データの解析を行なうものである。
被検査ボール12の全周の超音波探傷検査が終了した後、
後述の水位昇降機構により水槽23の水位を被検査ボール
回転用ローラー11より下方に下降させ、次いでエアシリ
ンダ９のロッド７を前進端まで延ばして被検査ボール12
に吸盤８を当て、真空を作用させてボールを真空吸着さ
せる。完全に吸着した後エアシリンダ９のロッド７を後
退させ、搬送移動台５を、欠陥信号のない場合は合格ボ
ール排出用シュート19に、欠陥信号のある場合は不合格
ボール排出用シュート20に対応した位置まで移動させ停
止させる。上記のいずれかの排出用シュート上でエアシ
リンダ９のロッド７を前進端まで延ばして吸盤８の真空
を切り、ボールを落下させる。ボールは排出用シュート
を経て合格ボール受容器21または不合格ボール受容器22
へ収容される。
後述の水位昇降機構により水槽23の水位を被検査ボール
回転用ローラー11より下方に下降させ、次いでエアシリ
ンダ９のロッド７を前進端まで延ばして被検査ボール12
に吸盤８を当て、真空を作用させてボールを真空吸着さ
せる。完全に吸着した後エアシリンダ９のロッド７を後
退させ、搬送移動台５を、欠陥信号のない場合は合格ボ
ール排出用シュート19に、欠陥信号のある場合は不合格
ボール排出用シュート20に対応した位置まで移動させ停
止させる。上記のいずれかの排出用シュート上でエアシ
リンダ９のロッド７を前進端まで延ばして吸盤８の真空
を切り、ボールを落下させる。ボールは排出用シュート
を経て合格ボール受容器21または不合格ボール受容器22
へ収容される。
ボールを落下させた後、エアシリンダ９のロッド７を後
退させ、搬送移動台５を当初の試験前ボール供給用シュ
ート２に対応した位置に移動し停止させる。
退させ、搬送移動台５を当初の試験前ボール供給用シュ
ート２に対応した位置に移動し停止させる。
以後、上記した操作を繰り返すことにより、ボールの超
音波探傷検査を自動的に行ない、合格品と不合格品とを
選別することができる。
音波探傷検査を自動的に行ない、合格品と不合格品とを
選別することができる。
尚、エアシリンダ操作用電磁弁、真空吸盤用電磁弁、搬
送移動装置等の機械駆動部位置決め用リミットスイッチ
などは図示しないが、機械駆動部制御盤18により適切に
制御される。
送移動装置等の機械駆動部位置決め用リミットスイッチ
などは図示しないが、機械駆動部制御盤18により適切に
制御される。
次に、水槽23中の水位の昇降を行なう水位昇降機構につ
いて、以下説明する。
いて、以下説明する。
第２図は本発明の自動超音波探傷検査装置で用いる水位
昇降機構の一例を示す概略断面図であり、水槽23内の側
部に、タンク31とそれを上下させる昇降手段32とから構
成される水位昇降装置33を設置したものである。
昇降機構の一例を示す概略断面図であり、水槽23内の側
部に、タンク31とそれを上下させる昇降手段32とから構
成される水位昇降装置33を設置したものである。
この例の場合、水位を下降させる場合にはタンク31を水
面上まで上げ、一方水位を上昇させる場合にはタンク31
を水中に下ろすことにより、水位の昇降を行なう。
面上まで上げ、一方水位を上昇させる場合にはタンク31
を水中に下ろすことにより、水位の昇降を行なう。
第３図は本発明の自動超音波探傷検査装置で用いる水位
昇降機構の他の例を示す概略断面図であり、水槽中に仕
切板を設けた例である。
昇降機構の他の例を示す概略断面図であり、水槽中に仕
切板を設けた例である。
これは、水槽23中に底部が開放された仕切板30を設け、
水位昇降装置33の部分と、被検査ボール回転用ローラー
11、探触子15及び探触子旋回アーム24等からなる超音波
探傷機構の部分の間を区画したものである。
水位昇降装置33の部分と、被検査ボール回転用ローラー
11、探触子15及び探触子旋回アーム24等からなる超音波
探傷機構の部分の間を区画したものである。
この場合には、仕切板30は水槽23の底部で開放されてお
り、水が連通できるように設置される。このように構成
すると、タンク31を短時間に昇降して水位を昇降させる
場合であっても、仕切板30により超音波探傷機構部分に
おける水面の波立ちや水中における気泡の発生が抑制さ
れ、探傷に悪影響を及ぼすことがない。
り、水が連通できるように設置される。このように構成
すると、タンク31を短時間に昇降して水位を昇降させる
場合であっても、仕切板30により超音波探傷機構部分に
おける水面の波立ちや水中における気泡の発生が抑制さ
れ、探傷に悪影響を及ぼすことがない。
第４図は水位昇降機構のさらに他の例を示す概略断面図
であり、タンク31の底部を斜め形状に形成したものであ
る。
であり、タンク31の底部を斜め形状に形成したものであ
る。
この場合も、タンク31を昇降して水位を昇降させるに際
し、タンク31底部が斜めであるため、水面の波立ちおよ
び気泡の発生が抑制される。
し、タンク31底部が斜めであるため、水面の波立ちおよ
び気泡の発生が抑制される。
また、前記した第３図に示す例においても、タンク31の
底部を斜め形状とすると水面の波立ち、気泡の発生の抑
制の点に鑑みさらに好ましい。
底部を斜め形状とすると水面の波立ち、気泡の発生の抑
制の点に鑑みさらに好ましい。
［発明の効果］ 以上説明した通り、本発明の水浸式のボール自動超音波
探傷検査装置によれば、ボール全周をもれなく自動的且
つ迅速に探傷検査することができるという利点を有す
る。
探傷検査装置によれば、ボール全周をもれなく自動的且
つ迅速に探傷検査することができるという利点を有す
る。
第１図は本発明に係る水浸式のボール自動超音波探傷検
査装置の一例を示す全体構成斜視図、第２図〜第４図は
それぞれ本発明の自動超音波探傷検査装置で用いる水位
昇降機構の例を示す概略断面図である。 １……試験前ボール供給用容器、２……試験前ボール供
給用シュート、３……搬送移動装置、４……搬送用レー
ル、５……搬送移動台、６……搬送駆動用モータ、７…
…ロッド、８……吸盤、９……エアシリンダ、10……試
験前ボール、11……被検査ボール回転用ローラー、12…
…被検査ボール、13……被検査ボール回転用モーター、
14……探触子旋回用モーター、15……探触子、16……超
音波探傷器、17……オシロスコープ、18……機械駆動部
制御盤、19……合格ボール排出用シュート、20……不合
格ボール排出用シュート、21……合格ボール受容器、22
……不合格ボール受容器、23……水槽、24……探触子旋
回アーム、25……被検査ボール回転力伝達用軸、26……
被検査ボール回転力伝達用傘歯車、27……コンピュー
タ、30……仕切板、31……タンク、32……昇降手段、33
……水位昇降装置。
査装置の一例を示す全体構成斜視図、第２図〜第４図は
それぞれ本発明の自動超音波探傷検査装置で用いる水位
昇降機構の例を示す概略断面図である。 １……試験前ボール供給用容器、２……試験前ボール供
給用シュート、３……搬送移動装置、４……搬送用レー
ル、５……搬送移動台、６……搬送駆動用モータ、７…
…ロッド、８……吸盤、９……エアシリンダ、10……試
験前ボール、11……被検査ボール回転用ローラー、12…
…被検査ボール、13……被検査ボール回転用モーター、
14……探触子旋回用モーター、15……探触子、16……超
音波探傷器、17……オシロスコープ、18……機械駆動部
制御盤、19……合格ボール排出用シュート、20……不合
格ボール排出用シュート、21……合格ボール受容器、22
……不合格ボール受容器、23……水槽、24……探触子旋
回アーム、25……被検査ボール回転力伝達用軸、26……
被検査ボール回転力伝達用傘歯車、27……コンピュー
タ、30……仕切板、31……タンク、32……昇降手段、33
……水位昇降装置。
Claims (4)
- 【請求項１】被検査体のボールを回転させるためのボー
ル回転機構と、 該ボール回転機構により回転しているボールの周りを探
触子を旋回させつつ、または該ボール回転機構によりボ
ールを螺線状に回転させつつボールの表面欠陥を探傷す
る超音波探傷機構と、 先端にてボールを吸着保持するエアシリンダから構成さ
れた、ボールを前記ボール回転機構の位置まで搬送する
ボール搬送機構と、 該ボール搬送機構の操作時には水位を前記ボール回転機
構より下方に下降させ、一方前記ボール回転機構および
前記超音波探傷機構の操作時には水位をボールおよび探
触子より上方に位置させるように、水位を昇降する水位
昇降機構と、 を備えたことを特徴とする水浸式のボール自動超音波探
傷検査装置。 - 【請求項２】水位昇降機構が、水槽中に所定容積を有す
る容器を昇降させることにより水位を昇降させるもので
ある請求項１記載のボール自動超音波探傷検査装置。 - 【請求項３】水槽中に底部が開放された仕切板を設け、
水位昇降機構と超音波探傷機構の間を区画した請求項２
記載のボール自動超音波探傷検査装置。 - 【請求項４】容器底部を斜め形状に形成した請求項２記
載のボール自動超音波探傷検査装置。
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|---|---|---|---|
| JP1225016A JPH0756480B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 水浸式のボール自動超音波探傷検査装置 |
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| JP1225016A JPH0756480B2 (ja) | 1989-08-31 | 1989-08-31 | 水浸式のボール自動超音波探傷検査装置 |
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