JPH0756386B2 - 石油燃焼器の故障検出装置 - Google Patents

石油燃焼器の故障検出装置

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JPH0756386B2
JPH0756386B2 JP25772990A JP25772990A JPH0756386B2 JP H0756386 B2 JPH0756386 B2 JP H0756386B2 JP 25772990 A JP25772990 A JP 25772990A JP 25772990 A JP25772990 A JP 25772990A JP H0756386 B2 JPH0756386 B2 JP H0756386B2
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burner
flame
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combustion
small
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和雄 砂川
洋二 畠
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は2つのバーナを有する石油燃焼器におけるバー
ナの故障検出装置に関する。
<従来技術とその課題> 2つのバーナを有する石油燃焼器では、2つのバーナを
同時燃焼させる場合には、各々のバーナに炎検出器を有
する場合でも、一方のバーナの光で他方の炎検出器がそ
の光を検出することから、バーナの故障を検出できなか
った。従って、バーナの故障はそのバーナが単独燃焼せ
られた時にのみしか検出が可能とならなかった。
ところが、2バーナ方式の石油燃焼器のうち、大バーナ
と小バーナの組合わせからなるものにおいては、大バー
ナの単独使用か大バーナと小バーナの同時使用かの何れ
かの使用を行うものが多く、小バーナの単独使用を行わ
ないものが多かった。従って小バーナの単独使用を行わ
ない2バーナ方式の石油燃焼器では、小バーナの故障を
検出できない欠点があった。例えば大バーナと小バーナ
の同時使用時に、小バーナ側の燃料供給開始弁が閉故障
していても、小バーナ側の炎検出器でそれを検出でき
ず、結果として必要号数(必要使用能力)を出せない。
また一方、大バーナのみを使用中に、小バーナ側の燃料
供給開閉弁が開故障していた場合、大バーナ側のイグナ
イタ或いは燃焼炎により小バーナにも着火してしまう。
そこで本発明は小バーナの単独使用のない2バーナ方式
の石油燃焼器において、小バーナの故障も自動的に確実
に検出することができる石油燃焼器の故障検出装置の提
供を目的とする。
<課題を解決するための手段> 上記目的を達成するため、本発明の石油燃焼器の故障検
出装置は、大バーナと小バーナとを備えると共に各バー
ナにはその炎を検出する炎検出器をそれぞれ備え、燃焼
器としての通常の燃焼形態としては大バーナによる単独
使用、又は大バーナと小バーナとによる同時使用を行う
が小バーナの単独使用は行わない形態を採用すると共
に、前記バーナの故障検出についてはそのバーナが単独
使用される際におけるそのバーナの炎検出器からの炎検
出信号によって判断を行うようにした制御部を備えた石
油燃焼器の故障検出装置において、前記制御部はさら
に、燃焼の開始指令があったときに、通常の燃焼形態に
よる燃焼に先立って前記小バーナを短時間だけ試し燃焼
させ、その際の小バーナの炎検出器からの炎検出信号に
より小バーナの着火及び消火の故障有無の判定を行うと
共に前記着火については数回のリサイクル試し燃焼開始
動作によっても前記炎検出器が炎を検出しない場合に故
障と判定する制御部としたことを第1の特徴としてい
る。
また本発明の石油燃焼器の故障検出装置は、大バーナと
小バーナとを備えると共に各バーナにはその炎を検出す
る炎検出器をそれぞれ備え、燃焼器としての通常の燃焼
形態としては大バーナによる単独使用、又は大バーナと
小バーナとによる同時使用を行うが小バーナの単独使用
は行わない形態を採用すると共に、前記バーナの故障検
出についてはそのバーナが単独使用される際におけるそ
のバーナの炎検出器からの炎検出信号によって判断を行
うようにした制御部を備えた石油燃焼器の故障検出装置
において、石油燃焼器に給湯手段を付加して給湯器と
し、制御部はさらに、給湯器の運転スイッチがオンされ
た後最初に燃焼の開始指令があったときに、通常の燃焼
形態による燃焼に先立って小バーナを短時間だけ試し燃
焼させ、その際の小バーナの炎検出器からの炎検出信号
により小バーナの着火及び消火の故障有無の判定を行う
と共に前記着火については数回のリサイクル試し燃焼開
始動作によっても前記炎検出器が炎を検出しない場合に
故障と判定する制御部としたことを第2の特徴としてい
る。
また本発明の石油燃焼器の故障検出装置は、大バーナと
小バーナとを備えると共に各バーナにはその炎を検出す
る炎検出器をそれぞれ備え、燃焼器としての通常の燃焼
形態としては大バーナによる単独使用、又は大バーナと
小バーナとによる同時使用を行うが小バーナの単独使用
は行わない形態を採用すると共に、前記バーナの故障検
出についてはそのバーナが単独使用される際におけるそ
のバーナの炎検出器からの炎検出信号によって判断を行
うようにした制御部を備えた石油燃焼器の故障検出装置
において、石油燃焼器に給湯手段を付加して給湯器と
し、制御部はさらに、給湯器の運転スイッチがオンされ
た状態のまま一定時間が経過した後最初に燃焼の開始指
令があったときに、通常の燃焼形態による燃焼に先立っ
て前記小バーナを短時間だけ試し燃焼させ、その際の小
バーナの炎検出器からの炎検出信号により小バーナの着
火及び消火の故障有無の判定を行うと共に前記着火につ
いては数回のリサイクル試し燃焼開始動作によっても前
記炎検出器が炎を検出しない場合に故障と判定する制御
部としたことを第3の特徴としている。
<作用> 上記本発明の第1の特徴によれば、制御部は、燃焼の開
始指令があると、通常の燃焼形態による大バーナの単独
燃焼、又は大バーナと小バーナとによる同時燃焼に先立
って、小バーナの試し燃焼を短時間だけを行い、その間
における小バーナの炎検出器からの炎検出信号を入力し
て、その信号により小バーナの着火及び消火の故障有無
の判定を行う。よって通常の燃焼形態においては故障を
検出することができない小バーナ側の着火不能による故
障が検出できる。また消火時に小バーナ側の消火不能に
よる故障が検出できる。特に着火については、数回のリ
サイクル試し燃焼開始動作によっても炎検出器が炎を検
出しない場合にのみ故障と判定することで、例えば開閉
弁等における一時的なゴミ詰まりやオイル配管のエアが
み等で一発着火しない場合を本当の故障から除外するこ
とができ、安全動作することなく通常形態の燃焼に移行
させることができる。
また上記本発明の第2の特徴によれば、制御部は、給湯
器の運転スイッチオンされた後最初に燃焼の開始指令が
あったときのみ、通常の燃焼形態による大バーナの単独
燃焼、又は大バーナとバーナとによる同時燃焼に先立っ
て、小バーナの試し燃焼を短時間だけ行い、その間にお
ける小バーナの炎検出器からの炎検出信号を入力して、
その信号により小バーナの着火及び消火の故障有無の判
定を行う。よって通常の燃焼形態においては故障を検出
することができない小バーナ側の着火不能による故障が
検出できる。また消火時に小バーナ側の消火不能による
故障が検出できる。さらに着火については、数回のリサ
イクル試し燃焼開始動作によっても炎検出器が炎を検出
しない場合にのみ故障と判定することで、例えば開閉弁
等における一時的なゴミ詰まりやオイル配管のエアがみ
等で一発着火しない場合を本当の故障から除外すること
ができ、安全動作することなく通常形態の燃焼に移行さ
せることができる。
加えて、給湯器の運転スイッチがオンされた後最初に燃
焼の開始指令があったときのみに小バーナの試し燃焼を
行うので、小バーナの試し燃焼の回数が適当に間引か
れ、燃焼開始指令がある毎に通常形態の燃焼の開始が遅
らされるということも生じない。
また上記本発明の第3の特徴によれば、制御部は、給湯
器の運転スイッチがオンされた状態のまま一定時間が経
過した後、最初に燃焼の開始指令があったときのみ、通
常の燃焼形態による大バーナの単独燃焼、又は大バーナ
と小バーナとによる同時燃焼に先立って、小バーナの試
し燃焼を短時間だけ行い、その間における小バーナの炎
検出器からの炎検出信号を入力して、その信号により小
バーナの着火及び消火の故障有無の判定を行う。よって
通常の燃焼形態においては故障を検出することができな
い小バーナ側の着火不能による故障が検出できる。また
消火時に小バーナ側の消火不能による故障が検出でき
る。特に着火については、数回のリサイクル試し燃焼開
始動作によっても炎検出器が炎を検出しない場合にのみ
故障と判定することで、例えば開閉弁等における一般的
なゴミ詰まりやオイル配管のエアがみ等で一発着火しな
い場合を本当の故障から除外することができ、安全動作
することなく通常形態の燃焼に移行させることができ
る。
加えて、給湯器の運転スイッチがオンされた状態のまま
一定時間が経過した後最初に燃焼の開始指令があったと
きの小バーナの試し燃焼を行い、小バーナの着火、消火
の故障検出を行うので、給湯器の運転スイッチがオンし
たままの場合でも、小バーナの試し燃焼による故障検出
動作が過剰となったりすることがなく、適切な間隔で小
バーナの故障検出ができる。
<実施例> 第1図は本発明実施装置の全体構成図、第2図は制御部
による小バーナの故障チェックのタイミング制御動作例
を示すフローチャート、第3図は制御部による小バーナ
の故障チェック時の制御動作例を示すフローチャートで
ある。本実施例では石油燃焼器に給湯手段を付加して給
湯器としたものについての故障検出装置を示す。
燃焼缶体10の燃焼室11に対して2つのガンタイプバーナ
20、30が臨んでいる。このうち上のバーナ20は小バーナ
で、これを第1バーナ20とする。また下のバーナ30の大
バーナで、これを第2バーナとする。第1バーナ20と第
2バーナ30にはそれぞれ、第1、第2の噴出ノズル21、
31、点火用の第1、第2のイグナイタ22、32、第1、第
2の炎検出器23、33、及び第1、第2の燃料供給開閉弁
24、34が設けられている。第1、第2の噴出ノズル21、
31へは共通の燃料供給ポンプ40からそれぞれ第1、第2
の燃料供給開閉弁24、34を介して燃料が送られる。50は
送風ファンである。
前記燃焼室11には給湯用の熱交換器60が設けられ、入水
管61、出湯管62が接続されている。入水管61には水量セ
ンサ63が設けられ、この水量センサ63が一定の最低作動
水量(MOQ)以上を検出すると、その検出信号を制御部7
0に入力する。
装置各部の動作は制御部70によって制御される。すなわ
ち制御部70はマイクロコンピュータを内蔵し、リモート
コントローラ(以下リモコンとする)80からの指令、及
び炎検出器23、33、水量センサ63等からの信号を入力
し、イグナイタ22、32、燃料供給開閉弁24、34、燃料供
給ポンプ40、送風ファン50等に動作指令を出力する。
前記リモコン80には給湯運転スイッチ81、故障表示ラン
プ82が少なくとも設けられている。前記給湯運転スイッ
チ81がオンされると、水量センサ63が最低作動水量(MO
Q)を検出することを条件に第2バーナ30の単独燃焼又
は第2バーナ30と第1バーナ20の同時燃焼の何れかが行
われる。第1バーナ20の単独燃焼は行われない。
燃焼開始に際しては、燃焼開始動作としてまずイグナイ
タ22、32が働き、次に燃料供給ポンプ40が駆動し、そし
て燃料供給開閉弁24、34が開く。この時バーナ20、30に
故障があると着火しない。
一方、燃焼の停止は、使用者が出湯管62の図示しないカ
ランを閉じることにより、水量センサ63によって検出さ
れる水量が最低作動水量未満となると、その信号により
制御部70を介して、まず燃料供給開閉弁24、34が閉止さ
れ、次に炎検出器23、33からの炎非検出の信号が制御部
70に入力された時点で、制御部70から燃料供給ポンプ40
に停止信号を出力することで行われる。燃料供給開閉弁
23、34に故障があると燃焼は停止されず、炎検出器23、
33が引き続き炎検出信号を送り続ける。
前記第2バーナ30は単独で使用されるので、該単独使用
時に、故障を検出することができる。すなわち第2バー
ナ30単独使用時に、数回の燃焼開始動作を繰り返して
も、なお着火しない場合には、第2炎検出器33が第1バ
ーナ20の影響を受けることなく、炎非検出信号を制御部
70に送り、制御部70は第2バーナ30の故障を判定する。
この場合の故障の原因は第2イグナイタ32か第2燃料供
給開閉弁34か燃料供給ポンプ40である。また第2バーナ
30の単独使用からの燃焼停止に際して、第2炎検出器33
が一定時間以上引き続き炎を検出する場合には、制御部
70により第2バーナ30の故障を判定する。この場合の故
障の原因は第2燃料供給開閉弁34の開き放し或いは漏れ
にある。なお第2バーナ30の故障が判定された場合に
は、それを故障表示ランプ82に表示する。そして、また
故障の判定がなされた場合には、運転の停止を行う安全
動作を制御部70を介して指令する。
次に制御部70による第1バーナ(小バーナ)20の故障チ
ェックのタイミングの制御例を第2図に沿って説明す
る。
今、リモコン80の給湯運転スイッチ81がオンし(ステッ
プ101)、図示しないカランが開かれて水量センサ63が
最低作動水量(MOQ)以上を検出すると(ステップ10
2)、制御部70を介してまず第1バーナ20の故障チェッ
クを行う(ステップ103)。この故障チェックは例えば
最初のごく短時間で行う。故障チェックが終了すると、
例えば4時間の一定時間タイマーをスタートさせる(ス
テップ104)。そして前記故障チェック後数秒後(例え
ば2.5秒後)に通常の燃焼モードを開始する(ステップ1
05)。通常の燃焼モードでは第2バーナ30単独又は第1
バーナ20と第2バーナ30による通常の燃焼が行われる。
前記一定時間タイマーによる一定時間(4時間)が経過
する前に、給湯運転スイッチ81がオフされた場合には
(ステップ106)、ステップ101、102に戻り、再度の給
湯運転スイッチ81のオン及びそれに続く最初の最低作動
水量(MOQ)以上の検出をもって第1バーナ20の次の故
障チェックを開始する(ステップ103)。一方、給湯運
転スイッチ81がオフされることなく(ステップ106)、
一定時間(4時間)が経過された場合には(ステップ10
7)、時間経過後の最初の最低作動水量(MOQ)以上の検
出をもって(ステップ102)第1バーナ20の次の故障チ
ェックを行う(ステップ103)。
第2図に示す例では、第1バーナ20の故障チェックは、
水量センサ63が最低作動水量(MOQ)以上を検出する都
度行うのではなく、運転スイッチがオンされた後の最初
の最低作動水量以上の検出時か、運転スイッチがオンさ
れたままで一定時間が経過した後の最初の最低作動水量
以上を検出した時に行うようにしている。が、これによ
り故障チェックの過剰による不都合や、燃焼運転毎に通
常燃焼の開始が、わずかではあるが、遅れるということ
がなくなる。
勿論第1バーナ20の故障チェックを最低作動水量以上の
検出毎に行うようにしてもよい。この場合でも第1バー
ナ20の故障チェックについては問題なく行える。
制御部70による前記第1バーナ20の故障チェックの仕方
を第3図に沿って説明する。今、水量センサ63が最低作
動水量(MOQ)以上を検出することによって、第1バー
ナ20の故障チェック要件が成立すると、ファン50による
送風下、まず制御部70から第1イグナイタ22のオン指令
と燃料供給ポンプ40のオン指令と第1供給開閉弁24の開
放指令をごくわずかな時間的ズレをもって行う(ステッ
プ111、112、113)。そして第1炎検出器23により炎検
出の有無を検出し(ステップ114)、一定時間以上炎を
非検出の場合には(ステップ115)、更にステップ111か
ら113までの燃焼開始動作とステップ114、115のチェッ
クを3回繰り返したかを判定し(ステップ116)、それ
でも炎非検出の場合には、故障表示ランプ82に故障表示
すると共に運転の停止を行う安全動作を指令する(ステ
ップ117)。この場合の故障は第1イグナイタ22が放電
しないか、開閉弁24が開かないか、ポンプ40が駆動しな
いかの原因とすることができる。なお前記ステップ116
において、リサイクル回数は3回に限定されるものでは
ない。第1燃料供給開閉弁24のゴミ詰まりやオイル管の
エアがみ、その他ごく一時的な原因で一発着火しない場
合もあるので、こられを故障と区別する必要がある。よ
って非着火回数が数回の設定リサイクル回数を下回る場
合には、これを故障とせずに通常の燃焼モードへ移行さ
せることとしている。着火判定時には、数回のリサイク
ル判定をしても、炎が無い状態であるので安全性に問題
は生じない。
前記ステップ114で炎検出されると、短時間後に制御部7
0を介して第1燃料供給開閉弁24の閉止指令を出す(ス
テップ118)。そして第1炎検出器23による炎検出の有
無を判定し(ステップ119)、一定時間以上引き続いて
炎を検出する場合には(ステップ120)、故障表示と安
全動作指令を行う(ステップ121)。この場合の故障は
第1燃料供給開閉弁24が開き放しか、燃料漏れを起こし
ていることに原因する。ステップ119で炎非検出であれ
ば燃料供給ポンプ40及び第1イグナイタ22のオフ指令を
出し(ステップ122)、第1バーナ20のチェックを終了
し、短時間後(例えば2.5秒後)通常燃焼モードへ移行
する(ステップ123(105))。
上記第1バーナ20の試し燃焼を伴う第1バーナ20の故障
チェック時間は、正常であれば、リサイクルチェック等
が省かれるので、数秒以内の短時間となる。第1バーナ
20の故障チェックはバーナの試し燃焼と、その際に必要
な炎検出のための時間があればよいので、ごく短時間で
行うことができる。
なお上記実施例では給湯に伴う水量センサ63の最低作動
水量以上の検出をもって、バーナの燃焼指令を行うよう
にしているが、給湯手段を有さない単なる燃焼器の場合
には、燃焼スイッチ等のオンにより制御部から燃焼指令
が出されることになることは当然である。
<効果> 本発明は以上の構成よりなり、請求項1に記載の石油燃
焼器の故障検出装置によれば、燃焼の開始指令があった
ときに、通常の燃焼形態による燃焼に先立って前記小バ
ーナを短時間だけ試し燃焼させ、その際の小バーナの炎
検出器からの炎検出信号により小バーナの着火及び消火
の故障有無の判定を行うと共に前記着火については数回
のリサイクル試し燃焼開始動作によっても前記炎検出器
が炎を検出しない場合に故障と判定する制御部を設けて
いるので、通常の燃焼形態においては故障を検出するこ
とができない小バーナ側の着火不能による故障が検出で
きる。また消火時に小バーナ側の消火不能による故障が
検出できる。
しかも着火については数回のリサイクル試し燃焼開始動
作によっても着火しない場合のみ故障と判定しているの
で、ごく一時的な原因により一発着火しないような場合
を故障から除外することができ、必要以上の故障表示や
安全動作を行わないようにすることができる。
また請求項2に記載の石油燃焼器の故障検出装置によれ
ば、給湯器の運転スイッチがオンされた後最初に燃焼の
開始指令があったときに、通常の燃焼形態による燃焼に
先立って小バーナを短時間だけ試し燃焼させ、その際の
小バーナの炎検出器からの炎検出信号により小バーナの
着火及び消火の故障有無の判定を行うと共に前記着火に
ついては数回のリサイクル試し燃焼開始動作によっても
前記炎検出器が炎を検出しない場合に故障と判定する制
御部を設けているので、通常の燃焼形態においては故障
を検出することができない小バーナ側の着火不能による
故障が検出できる。また消火時に小バーナ側の消火不能
による故障が検出できる。
さらに着火については数回のリサイクル試し燃焼開始動
作によっても炎検出器が炎を検出しない場合にのみ故障
と判定することで、例えば開閉弁等における一時的なゴ
ミ詰まりやオイル配管のエアがみ等で一発着火しない場
合を本当の故障から除外することができ、安全動作する
ことなく通常形態の燃焼に移行させることができる。
加えて、給湯器の運転スイッチがオンされた後最初に燃
焼の開始指令があったときのみに小バーナの試し燃焼を
行うので、小バーナの試し燃焼の回数が適当に間引か
れ、燃焼開始指令がある毎に通常形態の燃焼の開始が遅
らされるということも生じない。
また請求項3に記載の石油燃焼器の故障検出装置によれ
ば、給湯器の運転スイッチがオンされた状態のまま一定
時間が経過した後最初に燃焼の開始指令があったとき
に、通常の燃焼形態による燃焼に先立って前記小バーナ
を短時間だけ試し燃焼させ、その際の小バーナの炎検出
器からの炎検出信号により小バーナの着火及び消火の故
障有無の判定を行うと共に前記着火については数回のリ
サイクル試し燃焼開始動作によっても前記炎検出器が炎
を検出しない場合に故障と判定する制御部を設けている
ので、通常の燃焼形態においては故障を検出することが
できない小バーナ側の着火不能による故障が検出でき
る。また消火時に小バーナ側の消火不能による故障が検
出できる。
また着火については数回のリサイクル試し燃焼開始動作
によっても炎検出器が炎を検出しない場合にのみ故障と
判定することで、例えば開閉弁等における一時的なゴミ
詰まりやオイル配管のエアがみ等で一発着火しない場合
を本当の故障から除外することができ、安全動作するこ
となく通常形態の燃焼に移行させることができる。
加えて、給湯器の運転スイッチがオンされた状態のまま
一定時間が経過した後最初に燃焼の開始指令があったと
きのみ小バーナの試し燃焼を行い、小バーナの着火、消
火の故障検出を行うので、給湯器の運転スイッチがオン
したままの場合でも、小バーナの試し燃焼による故障検
出動作が過剰となったりすることがなく、適切な間隔で
小バーナの故障検出ができる。即ち、給湯器の運転スイ
ッチを常時オンにして、カラン操作(燃焼開始指令)だ
けで燃焼させている家などでも、一定の時間毎に小バー
ナの故障チェックができる。しかもカラン操作(燃焼開
始指令)毎に毎回故障チェックがなされることがないの
で、チェック過剰とはならず、特に通常形態の燃焼の開
始が毎回延ばされるといったこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施装置の全体構成図、第2図は制御部
による小バーナの故障チェックのタイミング制御動作例
を示すフローチャート、第3図は制御部による小バーナ
の故障チェック時の制御動作例を示すフローチャートで
ある。 10:燃焼缶体 20:第1バーナ(小バーナ) 30:第2バーナ(大バーナ) 21、31:噴出ノズル 22、32:イグナイタ 23、33:炎検出器 24、34:燃料供給開閉弁 40:燃料供給ポンプ 63:水量センサ 70:制御部 80:リモコン

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】大バーナと小バーナとを備えると共に各バ
    ーナにはその炎を検出する炎検出器をそれぞれ備え、燃
    焼器としての通常の燃焼形態としては大バーナによる単
    独使用、又は大バーナと小バーナとによる同時使用を行
    うが小バーナの単独使用は行わない形態を採用すると共
    に、前記バーナの故障検出についてはそのバーナが単独
    使用される際におけるそのバーナの炎検出器からの炎検
    出信号によって判断を行うようにした制御部を備えた石
    油燃焼器の故障検出装置において、前記制御部はさら
    に、燃焼の開始指令があったときに、通常の燃焼形態に
    よる燃焼に先立って前記小バーナを短時間だけ試し燃焼
    させ、その際の小バーナの炎検出器からの炎検出信号に
    より小バーナの着火及び消化の故障有無の判定を行うと
    共に前記着火については数回のリサイクル試し燃焼開始
    動作によっても前記炎検出器が炎を検出しない場合に故
    障と判定する制御部としたことを特徴とする石油燃焼器
    の故障検出装置。
  2. 【請求項2】大バーナと小バーナとを備えると共に各バ
    ーナにはその炎を検出する炎検出器をそれぞれ備え、燃
    焼器としての通常の燃焼形態としては大バーナによる単
    独使用、又は大バーナと小バーナとによる同時使用を行
    うが小バーナの単独使用は行わない形態を採用すると共
    に、前記バーナの故障検出についてはそのバーナが単独
    使用される際におけるそのバーナの炎検出器からの炎検
    出信号によって判断を行うようにした制御部を備えた石
    油燃焼器の故障検出装置において、石油燃焼器に給湯手
    段を付加して給湯器とし、制御部はさらに、給湯器の運
    転スイッチがオンされた後最初に燃焼の開始指令があっ
    たときに、通常の燃焼形態による燃焼に先立って小バー
    ナを短時間だけ試し燃焼させ、その際の小バーナの炎検
    出器からの炎検出信号により小バーナの着火及び消火の
    故障有無の判定を行うと共に前記着火については数回の
    リサイクル試し燃焼開始動作によっても前記炎検出器が
    炎を検出しない場合に故障と判定する制御部としたこと
    を特徴とする石油燃焼器の故障検出装置。
  3. 【請求項3】大バーナと小バーナとを備えると共に各バ
    ーナにはその炎を検出する炎検出器をそれぞれ備え、燃
    焼器としての通常の燃焼形態としては大バーナによる単
    独使用、又は大バーナと小バーナとによる同時使用を行
    うが小バーナの単独使用は行わない形態を採用すると共
    に、前記バーナの故障検出についてはそのバーナが単独
    使用される際におけるそのバーナの炎検出器からの炎検
    出信号によって判断を行うようにした制御部を備えた石
    油燃焼器の故障検出装置において、石油燃焼器に給湯手
    段を付加して給湯器とし、制御部はさらに、給湯器の運
    転スイッチがオンされた状態のまま一定時間が経過した
    後最初に燃焼の開始指令があったときに、通常の燃焼形
    態による燃焼に先立って前記小バーナを短時間だけ試し
    燃焼させ、その際の小バーナの炎検出器からの炎検出信
    号により小バーナの着火及び消火の故障有無の判定を行
    うと共に前記着火については数回のリサイクル試し燃焼
    開始動作によっても前記炎検出器が炎を検出しない場合
    に故障と判定する制御部としたことを特徴とする石油燃
    焼器の故障検出装置。
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