JPH0756335B2 - 油圧作動式多段変速機の変速制御装置 - Google Patents
油圧作動式多段変速機の変速制御装置Info
- Publication number
- JPH0756335B2 JPH0756335B2 JP26946688A JP26946688A JPH0756335B2 JP H0756335 B2 JPH0756335 B2 JP H0756335B2 JP 26946688 A JP26946688 A JP 26946688A JP 26946688 A JP26946688 A JP 26946688A JP H0756335 B2 JPH0756335 B2 JP H0756335B2
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- JP
- Japan
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- clutch
- direct coupling
- shift control
- hydraulically actuated
- hydraulic
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、大型の建設車両等に用いる油圧作動式多段変
速機の変速制御装置に関する。
速機の変速制御装置に関する。
複数の油圧クラッチと歯車列とを備え、所定の油圧クラ
ッチをONすることで所定の速度段に変速する油圧作動式
多段変速機が知られている。
ッチをONすることで所定の速度段に変速する油圧作動式
多段変速機が知られている。
この様な油圧作動式多段変速機は発進時の最大けん引力
を大きくするためにトルクコンバータと組合せて使用し
ている。
を大きくするためにトルクコンバータと組合せて使用し
ている。
他方、大型の建設車両、例えば大型ダンプトラックは高
速走行を必要とするので、トルクコンバータのポンプ羽
根とタービン羽根を連結する直結クラッチ付トルクコン
バータを用いて、走行時には直結クラッチをONして大き
なトルクを効率良く伝達できるようにする。しかし変速
時には直結クラッチをOFFしてトルクコンバータによっ
て変速機の油圧クラッチの負荷を低減し、変速終了後に
直結クラッチをONする変速制御をしている。
速走行を必要とするので、トルクコンバータのポンプ羽
根とタービン羽根を連結する直結クラッチ付トルクコン
バータを用いて、走行時には直結クラッチをONして大き
なトルクを効率良く伝達できるようにする。しかし変速
時には直結クラッチをOFFしてトルクコンバータによっ
て変速機の油圧クラッチの負荷を低減し、変速終了後に
直結クラッチをONする変速制御をしている。
つまり、直結クラッチをONしたままで変速すると、油圧
クラッチに大きな負荷が作用して変速ショックが大とな
るので、変速時には直結クラッチをOFFして油圧クラッ
チに作用する負荷を軽減して変速ショックを低減してい
る。
クラッチに大きな負荷が作用して変速ショックが大とな
るので、変速時には直結クラッチをOFFして油圧クラッ
チに作用する負荷を軽減して変速ショックを低減してい
る。
なお、油圧クラッチの容量を大きくすれば油圧クラッチ
がONする際に作用する負荷をある程度低減できるが、油
圧クラッチの容量を大きくすると変速機が大型で高価と
なってしまう。
がONする際に作用する負荷をある程度低減できるが、油
圧クラッチの容量を大きくすると変速機が大型で高価と
なってしまう。
かかる変速制御装置であると、変速時に油圧クラッチON
による変速ショックと直結クラッチON時の係合ショック
とが発生し、変速時に発生するショックが大となって運
転者に不快感を与えている。
による変速ショックと直結クラッチON時の係合ショック
とが発生し、変速時に発生するショックが大となって運
転者に不快感を与えている。
そこで、本発明は変速時に発生するショックを小さくで
きると共に、油圧クラッチの容量を小さくできるように
した油圧作動式多段変速機の変速制御装置を提供するこ
とを目的とする。
きると共に、油圧クラッチの容量を小さくできるように
した油圧作動式多段変速機の変速制御装置を提供するこ
とを目的とする。
高速度段よりアクセルオフ及びブレーキオフの状態で次
段へ減速（以下の発明の詳細な説明ではこのような減速
を惰行減速ということとする）する場合には直結クラッ
チをONしたまま減速すると共に、それ以外の時には直結
クラッチをOFFした状態で変速するようにした油圧作動
式多段変速機の変速制御方法であり、これにより、高速
度段より惰行減速する場合にのみ直結クラッチをONのま
まで減速するので、直結クラッチの係合ショックが発生
しないと共に高速度段より惰行減速する場合には伝達ト
ルクが小さい、油圧クラッチの負荷が小さいから、小さ
い容量の油圧クラッチを用いても変速ショックをほとん
ど吸収できる。
段へ減速（以下の発明の詳細な説明ではこのような減速
を惰行減速ということとする）する場合には直結クラッ
チをONしたまま減速すると共に、それ以外の時には直結
クラッチをOFFした状態で変速するようにした油圧作動
式多段変速機の変速制御方法であり、これにより、高速
度段より惰行減速する場合にのみ直結クラッチをONのま
まで減速するので、直結クラッチの係合ショックが発生
しないと共に高速度段より惰行減速する場合には伝達ト
ルクが小さい、油圧クラッチの負荷が小さいから、小さ
い容量の油圧クラッチを用いても変速ショックをほとん
ど吸収できる。
第１図に示すように、エンジン１の出力軸２はトルクコ
ンバータ３の入力側に連結し、その出力側は油圧作動式
変速機４の入力側に連結していると共に、出力側はドラ
イブシャフト５、差動機６等を介して左右の駆動輪７に
連結している。
ンバータ３の入力側に連結し、その出力側は油圧作動式
変速機４の入力側に連結していると共に、出力側はドラ
イブシャフト５、差動機６等を介して左右の駆動輪７に
連結している。
前記トルクコンバータ３は入力側、ポンプ羽根車と出力
側、タービン羽根車を連結する直結クラッチ８を備え、
前記油圧差動式変速機４は高速油圧クラッチＨ、低速油
圧クラッチＬ、第４油圧クラッチIV、第３油圧クラッチ
III、後進油圧クラッチＲ、第２油圧クラッチII、第１
油圧クラッチＩを備え、各油圧クラッチをON、OFFする
ことで下記表のように変速される。
側、タービン羽根車を連結する直結クラッチ８を備え、
前記油圧差動式変速機４は高速油圧クラッチＨ、低速油
圧クラッチＬ、第４油圧クラッチIV、第３油圧クラッチ
III、後進油圧クラッチＲ、第２油圧クラッチII、第１
油圧クラッチＩを備え、各油圧クラッチをON、OFFする
ことで下記表のように変速される。
前記直結クラッチ８には第２図のように、ポンプＰの吐
出圧油が直結クラッチ弁10によって供給制御され、各油
圧クラッチには高速用弁11、低速用弁12、第４弁13、第
３弁14、後進弁15、第２弁16、第１弁17によってポンプ
Ｐの吐出圧油が供給制御されると共に、直結クラッチ弁
10は第１電磁弁20で切換動作され、各弁は第２、第３、
第４、第５、第６、第７、第８電磁弁21,22,23,24,25,2
6,27で切換動作され、各電磁弁はソレノイド20a〜27aを
励磁すると直結クラッチ弁10、各油圧クラッチをONする
ように切換動作する。
出圧油が直結クラッチ弁10によって供給制御され、各油
圧クラッチには高速用弁11、低速用弁12、第４弁13、第
３弁14、後進弁15、第２弁16、第１弁17によってポンプ
Ｐの吐出圧油が供給制御されると共に、直結クラッチ弁
10は第１電磁弁20で切換動作され、各弁は第２、第３、
第４、第５、第６、第７、第８電磁弁21,22,23,24,25,2
6,27で切換動作され、各電磁弁はソレノイド20a〜27aを
励磁すると直結クラッチ弁10、各油圧クラッチをONする
ように切換動作する。
以上の構成は従来公知であるから詳細な説明を省略す
る。
る。
前記各ソレノイド20a〜27aは第３図のようにコントロー
ラ30により励磁制御されると共に、コントローラ30には
変速レバー31より速度段信号γが入力されると共に、車
速センサー32より車速Ｖが入力され、さらにアクセルセ
ンサー33よりアクセルオフ信号S1、ブレーキペダル34よ
りブレーキオフ信号S2がそれぞれ入力されると共に、第
４図のようにソレノイド20a〜27aを励磁制御して変速制
御するようにしてある。
ラ30により励磁制御されると共に、コントローラ30には
変速レバー31より速度段信号γが入力されると共に、車
速センサー32より車速Ｖが入力され、さらにアクセルセ
ンサー33よりアクセルオフ信号S1、ブレーキペダル34よ
りブレーキオフ信号S2がそれぞれ入力されると共に、第
４図のようにソレノイド20a〜27aを励磁制御して変速制
御するようにしてある。
第４図に示すフローチャートにおいて、ソレノイド20a
のON、OFFは変速指令と同時にデレータイマーを作動し
て油圧クラッチの油圧と直結クラッチ８の油圧が第５図
のように増減するようにしてある。
のON、OFFは変速指令と同時にデレータイマーを作動し
て油圧クラッチの油圧と直結クラッチ８の油圧が第５図
のように増減するようにしてある。
すなわち、高速度段、例えば７速〜４速よりアクセルオ
フ及びブレーキオフの状態で次段へ減速する場合には直
結クラッチ８をONしたまま減速し、惰行減速する場合で
も低速度段、例えば３速〜２速より減速する際には直結
クラッチ８をOFFして減速するようにしてある。
フ及びブレーキオフの状態で次段へ減速する場合には直
結クラッチ８をONしたまま減速し、惰行減速する場合で
も低速度段、例えば３速〜２速より減速する際には直結
クラッチ８をOFFして減速するようにしてある。
〔発明の効果〕 高速度段より惰行減速する場合にのみ直結クラッチをON
のままで減速するので、直結クラッチの係合ショックが
発生しないと時に高速度段より惰行減速する場合には伝
達トルクが小さく、油圧クラッチの負荷が小さいから、
小さい容量の油圧クラッチを用いても変速ショックをほ
とんど吸収できる。
のままで減速するので、直結クラッチの係合ショックが
発生しないと時に高速度段より惰行減速する場合には伝
達トルクが小さく、油圧クラッチの負荷が小さいから、
小さい容量の油圧クラッチを用いても変速ショックをほ
とんど吸収できる。
したがって、変速時に発生するショックを低減して運転
者に不快を与えることが軽減できるばかりか、伝達トル
クが大きく変速時に油圧クラッチに発生する負荷が大き
い場合には直結クラッチをOFFして変速するので、小さ
な容量の油圧クラッチを用いても耐久性を確保できる。
また、直結クラッチをONして減速するのでエンジンブレ
ーキを有効利用できるから、スムーズに短時間で減速で
きる。
者に不快を与えることが軽減できるばかりか、伝達トル
クが大きく変速時に油圧クラッチに発生する負荷が大き
い場合には直結クラッチをOFFして変速するので、小さ
な容量の油圧クラッチを用いても耐久性を確保できる。
また、直結クラッチをONして減速するのでエンジンブレ
ーキを有効利用できるから、スムーズに短時間で減速で
きる。
図面は本発明の実施例を示し、第１図は動力伝達系統の
線図的構成説明図、第２図は油圧回路図、第３図はコン
トロール回路図、第４図は動作フローチャート、第５図
は油圧クラッチと直結クラッチの油圧変動を示す図表で
ある。
線図的構成説明図、第２図は油圧回路図、第３図はコン
トロール回路図、第４図は動作フローチャート、第５図
は油圧クラッチと直結クラッチの油圧変動を示す図表で
ある。
フロントページの続き (72)発明者 加藤 武雄 神奈川県平塚市四ノ宮2597 株式会社小松 製作所電子機器製造部内 (56)参考文献 特開 昭62−194068（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−81256（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】高速度段よりアクセルオフ及びブレーキオ
フの状態で次段へ減速する場合にはトルクコンバーター
の直結クラッチをONしたまま減速すると共に、それ以外
の変速の時には直結クラッチをOFFした状態で変速する
ようにしたことを特徴とする油圧作動式多段変速機の変
速制御装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26946688A JPH0756335B2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 油圧作動式多段変速機の変速制御装置 |
| AU44820/89A AU630896B2 (en) | 1988-10-27 | 1989-10-25 | Speed change control method for hydraulically operated multistep transmissions |
| DE68926910T DE68926910T2 (de) | 1988-10-27 | 1989-10-25 | Steuerungsverfahren für den gangwechsel von hydraulisch betätigten vielganggetrieben |
| PCT/JP1989/001096 WO1990004733A1 (en) | 1988-10-27 | 1989-10-25 | Speed change control method for hydraulically operated multistep transmissions |
| EP89911871A EP0394498B1 (en) | 1988-10-27 | 1989-10-25 | Speed change control method for hydraulically operated multistep transmissions |
| US07/876,700 US5265499A (en) | 1988-10-27 | 1992-04-29 | Method of controlling speed changes in hydraulically actuated type multiple-stage speed change gear |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26946688A JPH0756335B2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 油圧作動式多段変速機の変速制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02118266A JPH02118266A (ja) | 1990-05-02 |
| JPH0756335B2 true JPH0756335B2 (ja) | 1995-06-14 |
Family
ID=17472827
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26946688A Expired - Fee Related JPH0756335B2 (ja) | 1988-10-27 | 1988-10-27 | 油圧作動式多段変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0756335B2 (ja) |
-
1988
- 1988-10-27 JP JP26946688A patent/JPH0756335B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02118266A (ja) | 1990-05-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |