JPH0756148Y2 - プレス機の駆動装置 - Google Patents

プレス機の駆動装置

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JPH0756148Y2
JPH0756148Y2 JP14382789U JP14382789U JPH0756148Y2 JP H0756148 Y2 JPH0756148 Y2 JP H0756148Y2 JP 14382789 U JP14382789 U JP 14382789U JP 14382789 U JP14382789 U JP 14382789U JP H0756148 Y2 JPH0756148 Y2 JP H0756148Y2
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JP
Japan
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link
pin
crankshaft
links
press machine
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Application number
JP14382789U
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English (en)
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JPH0381294U (ja
Inventor
光雄 冨山
哲二郎 神保
Original Assignee
京利工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、クランク機構を駆動源とし、これを中心と
して左右対称にダブルナックル機構を配置し、各ナック
ル機構によって、スライドの両端に連結されているガイ
ドロッドを昇降させるようにしたプレス機の駆動装置に
関する。
(従来の技術) この種プレス機の駆動装置において、クランクによって
左右対称のダブルナックル機構を駆動する場合、クラン
クの回転を直線運動に変換する機構、すなわち直線機構
を設置することが必要である。従来ではこの直線機構と
して、例えばロバート式近似直線機構を使用していた
(特開昭51-106278号公報参照。)。
(考案が解決しようとする課題) しかし従来の直線機構は、複数のピン、ロッドを必要と
するため、複雑な構成とならざるを得なかった。またこ
の直線機構は、クランクとナックル機構との間に配置す
るところから、ナックル機構に連結されているガイドロ
ッド同志の間隔が長くなる恐れがある。
このようにガイドロッド同志の間隔が長くなると、加工
時の加工反力によってソリが発生し易くなり、加工精度
が低下するばかりでなく、スライドも長くしなければな
らないため、必然的に大重量となり、これに対処するた
めの構成が煩雑となる。
この考案は対向形ナックル機構を有するプレス機におい
て、その駆動機構の簡略化を可能とすることを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) この考案は、クランク軸に連結された各コネクチングロ
ッドの端部に設けたピンを、機体に設けられた縦溝に添
って上下運動する滑子に結合し、そのピンに一端が連結
された、左右対称のベルクランク状のリンクの各ヒンジ
部分を、機体にヒンジ結合されたリンクに懸垂させ、前
記各リンクの他端を、スライドに固定した一対のガイド
ロッドのそれぞれに回転自在に連結したことを特徴とす
る。
(作用) クランク軸の回転によって、ベルクランク状の各リンク
が、その中央のヒンジ部を中心にして揺動運動し、前記
リンクの一部とその他端に連結されたリンクとによっ
て、スライドが上下運動する。その運動特性は、ナック
ルプレスのそれと酷似する。
(実施例) この考案の実施例を図によって説明する。1は駆動用の
クランク軸、2はこれに連結されてあるコネクチングロ
ッド、3はコネクチングロッド2の端部に設けられたピ
ンである。ピン3はプレス機の機体6に設けられた縦溝
4に添って上下に摺動する滑子5に連結されてある。
クランク軸1を中心として、したがってピン3を中心と
して、左右に対称のリンク7a,7bが配置され、各リンク7
a,7bの一端がピン3に回転自在に連結されてある。リン
ク7a,7bはベルクランク状をしている。
リンク7a,7bのヒンジ部分には、ピン8a,8bが設けてあ
り、このピン8a,8bは、機体6に設けたピン9a,9bによっ
てヒンジ結合されたリンク10a,10bにより、回転自在に
連結懸垂されている。
リンク7a,7bの他端には、ピン15a,15bによってリンク14
a,14bが回転自在に連結されている。リンク14a,14bの他
端は、ピン13a,13bによってスライド11に固定されてあ
るガイドロッド12a,12bに回転自在に連結されてある。
各ピン8a,8b、15a,15b、13a,13bの位置関係は、所謂ダ
ブルナックル機構を形成する配置となるようにする。し
たがってこれらの各ピンと、リンク7a,7b、14a,14bによ
って変形されたダブルナックル機構を構成するものとみ
なすことができる。
以上の構成において、クランク軸1が回転すると、コネ
クチングロッド2を介して滑子5が溝4内を上昇する。
これによってリンク7aはピン8aを中心として時計方向に
揺動する。このときピン8aはピン9を中心として右側に
移動可能であるので、リンク7aの揺動は可能となる。
リンク7aの前記した揺動によって、リンク14aは垂直方
向に起立しながら下降する。この下降によって、ピン13
aを介してガイドロッド12aが下降する。
前記した各機構に対向して配置されている反対側のリン
ク7b,14bなども、対称的に運動する。これによってスラ
イド11は平行状態を保ったまま下降していくようにな
る。
クランク軸1が180度回転したとき、スライド11は下死
点に到達する。そのあと更にクランク軸1が回転すれ
ば、各機構はそれぞれ反対方向に運動し、スライド11は
上昇する。そして360度回転したとき、最初の位置に復
帰する。以下前記した動作を繰り返す。
この構成によれば、ひとつの滑子5と、リンク7a,7bと
によってクランク軸1の回転を直線運動に変換するよう
にしているので、従来から使用されているロバート式近
似直線機構のような複雑な機構を必要としないようにな
る。
そしてリンク7a,7bが、直線機構とナックル機構とに兼
用されているので、クランク軸1とガイドロッド12a,12
bとの間の水平直線距離が、短く構成できるので、した
がって両ガイドロッド12a,12b間の距離が短くなる。こ
れによってスライド11も短く構成できるようになる。
さらに前記のようにリンク14a,14bは、これが下降して
くる段階で起立してくるので、ガイドロッド12a,12bを
通る垂直線に対するリンク14a,14bの傾斜角αが、下降
につれて次第に小さくなっていく。
この傾斜角αが小さくなっていくと、ピン13a,13bの下
降速度が遅くなっていく。したがって第2図におけるプ
レスのストローク長さを示す曲線図において、曲線Aを
通常のクランクプレスによる場合を示すものとすれば、
図示する構成では曲線Bに示すように、下死点付近での
下降速度、すなわちプレス加工域では、ナックルプレス
の特性と同様に、ゆっくりした速度となる。
このよな特性を呈するときは、コイニング加工、成形加
工などでの加工性は良く、高精度の加工が可能となるこ
とは、よく知られている。
(考案の効果) 以上詳述したようにこの考案によれば、対向形のダブル
ナックル機構を持つプレス機械の駆動装置を、極めて簡
単に構成できるし、またガイドロッド間の距離も短く構
成でき、更にこのような簡略化した構成であっても、プ
レス加工域でのスライドの速度を遅くすることができる
といった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示すもので、部分的に断面
で示した正面図、第2図はプレスのストローク長を示す
特性図である。 1……クランク軸、2……コネクチングロッド、3,8a,8
b,9a,9b,13a,13b,15a,15b……ピン、5……滑子、6…
…機体、7a,7b,10a,10b,14a,14b……リンク、11……ス
ライド、12a,12b……ガイドロッド、

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クランク軸に連結された各コネクチングロ
    ッドの端部に設けたピンを、機体に設けられた縦溝に添
    って上下運動する滑子に結合し、前記ピンに一端が左右
    対称に連結された、一対のベルクランク状のリンクの各
    ヒンジ部分を、機体にヒンジ結合されたリンクに懸垂さ
    せ、前記各リンクの他端を、スライドに固定した、昇降
    自在の一対のガイドロッドのそれぞれに回転自在に連結
    してなるプレス機の駆動装置。
JP14382789U 1989-12-13 1989-12-13 プレス機の駆動装置 Expired - Lifetime JPH0756148Y2 (ja)

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JP14382789U JPH0756148Y2 (ja) 1989-12-13 1989-12-13 プレス機の駆動装置

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JP14382789U JPH0756148Y2 (ja) 1989-12-13 1989-12-13 プレス機の駆動装置

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Publication Number Publication Date
JPH0381294U JPH0381294U (ja) 1991-08-20
JPH0756148Y2 true JPH0756148Y2 (ja) 1995-12-25

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JP14382789U Expired - Lifetime JPH0756148Y2 (ja) 1989-12-13 1989-12-13 プレス機の駆動装置

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KR101133635B1 (ko) * 2009-12-08 2012-04-10 영 대 서 너클 프레스의 구동장치

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JP2015054337A (ja) * 2013-09-11 2015-03-23 新郊パイプ工業株式会社 押圧装置
JP5967452B2 (ja) * 2014-12-25 2016-08-10 株式会社日本マイクロシステム プレス装置及びインサーキットテスタ

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JPH0381294U (ja) 1991-08-20

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