JPH08118082A - プレス機械 - Google Patents
プレス機械Info
- Publication number
- JPH08118082A JPH08118082A JP6297781A JP29778194A JPH08118082A JP H08118082 A JPH08118082 A JP H08118082A JP 6297781 A JP6297781 A JP 6297781A JP 29778194 A JP29778194 A JP 29778194A JP H08118082 A JPH08118082 A JP H08118082A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- link
- slide
- frame
- balancer
- pin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B1/00—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
- B30B1/008—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by a rod swinging between a fixed plane and the ram
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B1/00—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen
- B30B1/10—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by toggle mechanism
- B30B1/14—Presses, using a press ram, characterised by the features of the drive therefor, pressure being transmitted directly, or through simple thrust or tension members only, to the press ram or platen by toggle mechanism operated by cams, eccentrics, or cranks
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B30—PRESSES
- B30B—PRESSES IN GENERAL
- B30B15/00—Details of, or accessories for, presses; Auxiliary measures in connection with pressing
- B30B15/0064—Counterbalancing means for movable press elements
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造を簡素にすると共に、スライドの慣性力
による下死点位置の変動をなくし、速度変更が容易にで
き信頼性の高い高速プレス機を提供すること。 【構成】 フレーム１と、前記フレーム１に軸支された
クランク軸２と、前記フレーム１に形成され前記クラン
ク軸２と水平をなす直線状のガイド溝１１と、前記クラ
ンク軸２に連結された連結ロッド３と、スライド８のプ
ランジャ７に連結されたリンク５と、前記連結ロッド３
と前記リンク５とを連結するリンクピン４とを有し、前
記リンクピン４の両端に滑子９を設けるとともに、前記
滑子９を前記フレーム１に形成された直線状のガイド溝
１１に摺動自在に挿嵌し、前記スライド８と前記クラン
ク軸２を挾んで相対向して配置したバランサのリンクピ
ンを前記リンクピン４に連結できるようにしたプレス機
械。
による下死点位置の変動をなくし、速度変更が容易にで
き信頼性の高い高速プレス機を提供すること。 【構成】 フレーム１と、前記フレーム１に軸支された
クランク軸２と、前記フレーム１に形成され前記クラン
ク軸２と水平をなす直線状のガイド溝１１と、前記クラ
ンク軸２に連結された連結ロッド３と、スライド８のプ
ランジャ７に連結されたリンク５と、前記連結ロッド３
と前記リンク５とを連結するリンクピン４とを有し、前
記リンクピン４の両端に滑子９を設けるとともに、前記
滑子９を前記フレーム１に形成された直線状のガイド溝
１１に摺動自在に挿嵌し、前記スライド８と前記クラン
ク軸２を挾んで相対向して配置したバランサのリンクピ
ンを前記リンクピン４に連結できるようにしたプレス機
械。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス機械の構造に関
するものである。
するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ナックル機構のプレス機は、図５
を用いて簡単に説明すると、トグル機構５２を構成する
一方のリンク５３の一端がフレーム５１に取着された軸
５５に回転可能に取付けられ、他方のリンク５４の一端
がプランジャ５６の一端に回転可能に取付けられてい
る。そして一方のリンク５３と他方のリンク５４との連
結部にクランク軸５７に取着されたロバート近似直線リ
ンク機構（周知の機構により図では省略している）から
なる連結リンク５８が連結されている。また、他方のリ
ンク５４とプランジャ５６との取付け部にバランサ５９
の一方のバランサリンク６０が回転可能に取付けられ、
バランサ５９の他方のバランサリンク６１はフレーム５
１に取着された軸６４に回転可能に取り付けられ、一方
のバランサリンク６０はフレーム１に取着された軸６２
に回転可能に取り付けられたリンク６３に回転可能に取
付けられている。プランジャ５６の他端はスライド６５
に連結されている。
を用いて簡単に説明すると、トグル機構５２を構成する
一方のリンク５３の一端がフレーム５１に取着された軸
５５に回転可能に取付けられ、他方のリンク５４の一端
がプランジャ５６の一端に回転可能に取付けられてい
る。そして一方のリンク５３と他方のリンク５４との連
結部にクランク軸５７に取着されたロバート近似直線リ
ンク機構（周知の機構により図では省略している）から
なる連結リンク５８が連結されている。また、他方のリ
ンク５４とプランジャ５６との取付け部にバランサ５９
の一方のバランサリンク６０が回転可能に取付けられ、
バランサ５９の他方のバランサリンク６１はフレーム５
１に取着された軸６４に回転可能に取り付けられ、一方
のバランサリンク６０はフレーム１に取着された軸６２
に回転可能に取り付けられたリンク６３に回転可能に取
付けられている。プランジャ５６の他端はスライド６５
に連結されている。
【０００３】クランク軸５７が回転すると、クランク軸
５７に連結されたロバート近似直線リンク機構からなる
連結リンク５８により、軸５５を支点にしてリンク５３
とリンク５４との連結部が左右方向に揺動し、この揺動
に連動してリンク５４に連結されているプランジャ５６
およびプランジャ５６に連結されているスライド６５が
上下方向に運動する。そしてスライド６５が下方向に運
動し下死点に到達したとき被加工物を加工する。また、
スライド６５が上下方向に運動するとき、その運動と連
動してバランサ５９が軸６２を支点にするバランサリン
ク６０を梃子にしてスライド６５の移動方向と逆方向に
移動し、スライド６５の運動による機械的振動をバラン
サ５９の運動による機械的振動により相殺してプレス機
械の機械的振動を抑制するようにしている。
５７に連結されたロバート近似直線リンク機構からなる
連結リンク５８により、軸５５を支点にしてリンク５３
とリンク５４との連結部が左右方向に揺動し、この揺動
に連動してリンク５４に連結されているプランジャ５６
およびプランジャ５６に連結されているスライド６５が
上下方向に運動する。そしてスライド６５が下方向に運
動し下死点に到達したとき被加工物を加工する。また、
スライド６５が上下方向に運動するとき、その運動と連
動してバランサ５９が軸６２を支点にするバランサリン
ク６０を梃子にしてスライド６５の移動方向と逆方向に
移動し、スライド６５の運動による機械的振動をバラン
サ５９の運動による機械的振動により相殺してプレス機
械の機械的振動を抑制するようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のプ
レス機械は、クランク軸５７の運動をトグル機構５２に
伝達するためにロバート近似直線リンク機構を用いた
り、バランサ５９を２個用いるなどしてリンクなどの部
材の多い複雑な構造となっており、その為、プレス機械
の製造に手間を要し、コストの高いものであった。
レス機械は、クランク軸５７の運動をトグル機構５２に
伝達するためにロバート近似直線リンク機構を用いた
り、バランサ５９を２個用いるなどしてリンクなどの部
材の多い複雑な構造となっており、その為、プレス機械
の製造に手間を要し、コストの高いものであった。
【０００５】本発明は、上記に鑑みなされたもので、プ
レス機械の構造を簡素にし、プレス機械の製造の簡素化
を図ることを第１の目的とし、更には、プレス機械の速
度変更に対して、その変更によるスライドの下死点位置
の調整の必要性をなくすることを第２の目的とする。
レス機械の構造を簡素にし、プレス機械の製造の簡素化
を図ることを第１の目的とし、更には、プレス機械の速
度変更に対して、その変更によるスライドの下死点位置
の調整の必要性をなくすることを第２の目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この第１の目的は、プレ
ス機械のクランク軸の運動の伝達機構を、フレームと、
前記フレームに軸支されたクランク軸と、前記フレーム
に形成され前記クランク軸と水平をなす直線状のガイド
溝と、前記クランク軸に連結された連結ロッドと、スラ
イドのプランジャに連結されたリンクと、前記連結ロッ
ドと前記リンクとを連結するリンクピンとを有し、前記
リンクピンの両端に滑子を設けるとともに、前記滑子を
前記フレームに形成された直線状のガイド溝に摺動自在
に挿嵌することにより達成される。
ス機械のクランク軸の運動の伝達機構を、フレームと、
前記フレームに軸支されたクランク軸と、前記フレーム
に形成され前記クランク軸と水平をなす直線状のガイド
溝と、前記クランク軸に連結された連結ロッドと、スラ
イドのプランジャに連結されたリンクと、前記連結ロッ
ドと前記リンクとを連結するリンクピンとを有し、前記
リンクピンの両端に滑子を設けるとともに、前記滑子を
前記フレームに形成された直線状のガイド溝に摺動自在
に挿嵌することにより達成される。
【０００７】また、第２の目的は、プレス機械を、フレ
ームに軸支されたクランク軸によって駆動される連結ロ
ッドとバランサに連結されたリンクとスライドのプラン
ジャに連結されたリンクとを、両端に滑子を有するリン
クピンに連結し、前記リンクピンの滑子を前記クランク
軸と水平をなす前記フレームに形成された直線状のガイ
ド溝に摺動自在に挿嵌すると共に、前記バランサと前記
スライドとを前記クランク軸を挾んで相対向して配置す
る構造とすることにより達成される。
ームに軸支されたクランク軸によって駆動される連結ロ
ッドとバランサに連結されたリンクとスライドのプラン
ジャに連結されたリンクとを、両端に滑子を有するリン
クピンに連結し、前記リンクピンの滑子を前記クランク
軸と水平をなす前記フレームに形成された直線状のガイ
ド溝に摺動自在に挿嵌すると共に、前記バランサと前記
スライドとを前記クランク軸を挾んで相対向して配置す
る構造とすることにより達成される。
【０００８】
【作用】クランク軸の回転運動は、連結ロッドを介して
リンクピンに伝えられる。リンクピンはその両端に滑子
を有し、その滑子はクランク軸と水平をなすフレームに
形成された直線状のガイド溝に案内されてクランク軸と
水平方向の直線往復運動をなし、その直線往復運動はリ
ンクを介してスライドの鉛直方向の直線運動に変換さ
れ、簡素な構造によりスライドの鉛直方向の直線運動が
得られる。
リンクピンに伝えられる。リンクピンはその両端に滑子
を有し、その滑子はクランク軸と水平をなすフレームに
形成された直線状のガイド溝に案内されてクランク軸と
水平方向の直線往復運動をなし、その直線往復運動はリ
ンクを介してスライドの鉛直方向の直線運動に変換さ
れ、簡素な構造によりスライドの鉛直方向の直線運動が
得られる。
【０００９】また、摺動自在に挿嵌するスライドとバラ
ンサの上下往復運動は、スライドとバランサとはクラン
ク軸を挾んで反対側に対向して配置され、また、スライ
ドに連結されているリンクおよびバランサに連結されて
いるリンクは共に同一のリンクピンに連結されているの
で、互いに逆方向つまり、スライドが下方に運動する時
は、バランサは上方に運動し、この互いに逆方向の運動
は、リンクピンに伝達されるスライドの上下方向の慣性
力が、リンクピンに伝達されるバランサの上下方向の慣
性力で相殺され、また、リンクピンに伝達されるスライ
ドおよびバランサの左右方向の慣性力は、リンクピンに
連結されている連結ロッドにより抑制される。したがっ
て、スライドの慣性力による下死点位置の変動をなくす
ることができる。
ンサの上下往復運動は、スライドとバランサとはクラン
ク軸を挾んで反対側に対向して配置され、また、スライ
ドに連結されているリンクおよびバランサに連結されて
いるリンクは共に同一のリンクピンに連結されているの
で、互いに逆方向つまり、スライドが下方に運動する時
は、バランサは上方に運動し、この互いに逆方向の運動
は、リンクピンに伝達されるスライドの上下方向の慣性
力が、リンクピンに伝達されるバランサの上下方向の慣
性力で相殺され、また、リンクピンに伝達されるスライ
ドおよびバランサの左右方向の慣性力は、リンクピンに
連結されている連結ロッドにより抑制される。したがっ
て、スライドの慣性力による下死点位置の変動をなくす
ることができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１は、本発明の一実施例のプレス機械の正面
図、図２は図１で示す実施例にバランサを取り付けた一
実施例のプレス機械の正面図、図３および図４は、図２
の一実施例のプレス機械の断面図で、図３は縦断面図、
図４は横断面図をそれぞれ示す。また、図１ないし図４
を通じて同一部分には同一の符号が付してある。
する。図１は、本発明の一実施例のプレス機械の正面
図、図２は図１で示す実施例にバランサを取り付けた一
実施例のプレス機械の正面図、図３および図４は、図２
の一実施例のプレス機械の断面図で、図３は縦断面図、
図４は横断面図をそれぞれ示す。また、図１ないし図４
を通じて同一部分には同一の符号が付してある。
【００１１】図１において、１はフレームでベッド１９
に固着されたコラム（柱）１８に固着されている。２は
クランク軸でフレーム１に軸支されている。３は連結ロ
ッドで一端はクランク軸２に他端は第１リンクピン４に
取着されている。５は第１リンクピン４に取着されてい
るリンクで一端は第２リンクピン６に取着されている。
７はプランジャで一端は第２リンクピン６に取着され、
他端はスライド８に結合されている。９は第１リンクピ
ン４の両端部のそれぞれに取着された滑子でフレーム１
に固着された直線ガイド用スリーブ１０の直線ガイド溝
１１に摺動自在に挿嵌され、直線ガイド溝１１はクラン
ク軸２と水平線上に位置している。なお、前記説明の各
取着は回転可能であるが、第１リンクピン４と滑子との
取着は必ずしも回転可能にする必要はない。
に固着されたコラム（柱）１８に固着されている。２は
クランク軸でフレーム１に軸支されている。３は連結ロ
ッドで一端はクランク軸２に他端は第１リンクピン４に
取着されている。５は第１リンクピン４に取着されてい
るリンクで一端は第２リンクピン６に取着されている。
７はプランジャで一端は第２リンクピン６に取着され、
他端はスライド８に結合されている。９は第１リンクピ
ン４の両端部のそれぞれに取着された滑子でフレーム１
に固着された直線ガイド用スリーブ１０の直線ガイド溝
１１に摺動自在に挿嵌され、直線ガイド溝１１はクラン
ク軸２と水平線上に位置している。なお、前記説明の各
取着は回転可能であるが、第１リンクピン４と滑子との
取着は必ずしも回転可能にする必要はない。
【００１２】上記の構造で、クランク軸２が回転する
と、その回転運動は連結ロッド３によって左右（図１の
紙面上）の直線運動に変換することができる。この連結
ロッド３に連結されている第１リンクピン４は、その両
端に滑子９を有し、滑子９はフレーム１に固着された直
線ガイド用スリーブ１０の直線ガイド溝１１に摺動自在
に挿嵌されており、また、直線ガイド溝１１はクランク
軸２と水平線上に位置しているので、このガイド溝に沿
ってクランク軸２と水平線上の左右の直線往復運動をす
る。この第１リンクピン４の左右の直線往復運動によっ
てリンク５は、第２リンクピン６を中心にして揺動し、
これによりプランジャ７およびプランジャ７に連結され
ているスライド８は上下（図１の紙面上）に運動する。
と、その回転運動は連結ロッド３によって左右（図１の
紙面上）の直線運動に変換することができる。この連結
ロッド３に連結されている第１リンクピン４は、その両
端に滑子９を有し、滑子９はフレーム１に固着された直
線ガイド用スリーブ１０の直線ガイド溝１１に摺動自在
に挿嵌されており、また、直線ガイド溝１１はクランク
軸２と水平線上に位置しているので、このガイド溝に沿
ってクランク軸２と水平線上の左右の直線往復運動をす
る。この第１リンクピン４の左右の直線往復運動によっ
てリンク５は、第２リンクピン６を中心にして揺動し、
これによりプランジャ７およびプランジャ７に連結され
ているスライド８は上下（図１の紙面上）に運動する。
【００１３】このように従来のようなロバート近似直線
リンク機構を用いたリンク部材の多い複雑な直線運動変
換機構によらずに、クランク軸２と水平をなす直線ガイ
ド溝１１で案内される第１リンクピン４に連結ロッド３
およびスライド８に連結されているリンク５を連結する
という簡素な直線運動変換機構でスライド８の鉛直方向
の滑らかな直線運動を得ている。そして、直線運動変換
機構をこのようにすることによりプレス機械の機械的振
動を抑制するバランサを１つにしてクランク軸を挾んで
スライドと相対向して配置することが可能となり、プレ
ス機械全体の構造を更に簡素にすることができる。
リンク機構を用いたリンク部材の多い複雑な直線運動変
換機構によらずに、クランク軸２と水平をなす直線ガイ
ド溝１１で案内される第１リンクピン４に連結ロッド３
およびスライド８に連結されているリンク５を連結する
という簡素な直線運動変換機構でスライド８の鉛直方向
の滑らかな直線運動を得ている。そして、直線運動変換
機構をこのようにすることによりプレス機械の機械的振
動を抑制するバランサを１つにしてクランク軸を挾んで
スライドと相対向して配置することが可能となり、プレ
ス機械全体の構造を更に簡素にすることができる。
【００１４】次に、バランサを設けた例を図２ないし図
４を参照して説明する。なお、図１で付した符号と同一
の符号は図１のものと同一のものであり、また、その作
用も同一であるので図１で説明した部分についてはその
説明を省略する。図２ないし図４において、１２はバラ
ンサでその重量はスライド８とプランジャ７とプランジ
ャ７間を連結しているステー１６を合成した重量とほぼ
同じにされ、スライド８およびプランジャ７とはクラン
ク軸２を挾んで反対側に対向して配置し、その一端部近
傍にリンク５と同重量のバランサリンク１３を取着した
バランサピン１４が取着され、フレーム１に固着された
バランサポスト１５に摺動自在に挿嵌されている。そし
てバランサリンク１３の一端は第１リンクピン４に取着
されている。なお、各取着は回転可能である。
４を参照して説明する。なお、図１で付した符号と同一
の符号は図１のものと同一のものであり、また、その作
用も同一であるので図１で説明した部分についてはその
説明を省略する。図２ないし図４において、１２はバラ
ンサでその重量はスライド８とプランジャ７とプランジ
ャ７間を連結しているステー１６を合成した重量とほぼ
同じにされ、スライド８およびプランジャ７とはクラン
ク軸２を挾んで反対側に対向して配置し、その一端部近
傍にリンク５と同重量のバランサリンク１３を取着した
バランサピン１４が取着され、フレーム１に固着された
バランサポスト１５に摺動自在に挿嵌されている。そし
てバランサリンク１３の一端は第１リンクピン４に取着
されている。なお、各取着は回転可能である。
【００１５】上記の構造で、バランサ１２は、バランサ
リンク１３が第１リンクピン４に取着されているので、
第１リンクピン４の左右の直線往復運動に対応してバラ
ンサピン１４を中心にして揺動し、これによりバランサ
ポスト１５に沿って上下に運動する。この上下の運動は
スライド８およびプランジャ７とはクランク軸２を挾ん
で反対側に対向して配置されているので、プランジャ７
に結合されているスライド８の上下運動とは互いに逆方
向つまり、プランジャ７に結合されているスライド８が
下方である時は、バランサ１２は上方に運動する。
リンク１３が第１リンクピン４に取着されているので、
第１リンクピン４の左右の直線往復運動に対応してバラ
ンサピン１４を中心にして揺動し、これによりバランサ
ポスト１５に沿って上下に運動する。この上下の運動は
スライド８およびプランジャ７とはクランク軸２を挾ん
で反対側に対向して配置されているので、プランジャ７
に結合されているスライド８の上下運動とは互いに逆方
向つまり、プランジャ７に結合されているスライド８が
下方である時は、バランサ１２は上方に運動する。
【００１６】そしてバランサ１２は、その重量はスライ
ド８とプランジャ７とプランジャ７間を連結しているス
テー１６を合成した重量とほぼ同じであり、また、バラ
ンサリンク１３とリンク５とは同重量にしているので、
クランク角度のどの位置においてもスライド８と動的バ
ランスを図ることができ、プレス機械の振動が効果的に
抑制されると共に、第１リンクピン４に伝達されるスラ
イド８の上下方向の慣性力は、第１リンクピン４に伝達
されるバランサ１２の上下方向の慣性力で相殺され、ま
た、第１リンクピン４に伝達されるスライド８およびバ
ランサ１２の左右方向の慣性力は、第１リンクピン４に
連結されている連結ロッド３により抑制され、スライド
８は慣性力による影響を受けなくなる。
ド８とプランジャ７とプランジャ７間を連結しているス
テー１６を合成した重量とほぼ同じであり、また、バラ
ンサリンク１３とリンク５とは同重量にしているので、
クランク角度のどの位置においてもスライド８と動的バ
ランスを図ることができ、プレス機械の振動が効果的に
抑制されると共に、第１リンクピン４に伝達されるスラ
イド８の上下方向の慣性力は、第１リンクピン４に伝達
されるバランサ１２の上下方向の慣性力で相殺され、ま
た、第１リンクピン４に伝達されるスライド８およびバ
ランサ１２の左右方向の慣性力は、第１リンクピン４に
連結されている連結ロッド３により抑制され、スライド
８は慣性力による影響を受けなくなる。
【００１７】
【発明の効果】以上のように、本発明によればフレーム
にガイド溝を設け、リンクピンに滑子を設けるものの、
従来のようなトグル機構やロバート近似直線リンク機構
のリンク、更にバランサの数等またそれに伴う部材の数
の多いものに比し、少ない部材とすることができ、プレ
ス機械の構造を簡素なものとすることができる。また、
１つのバランサによってスライドとの動的バランスを図
ることができ、プレス機械の振動を効果的に抑制するこ
とができ、更にスライドが慣性力の影響を受けず、した
がって、スライドの慣性力による下死点位置の変動がな
くなり、これにより速度変更、特に高速駆動への変更が
容易にできる。
にガイド溝を設け、リンクピンに滑子を設けるものの、
従来のようなトグル機構やロバート近似直線リンク機構
のリンク、更にバランサの数等またそれに伴う部材の数
の多いものに比し、少ない部材とすることができ、プレ
ス機械の構造を簡素なものとすることができる。また、
１つのバランサによってスライドとの動的バランスを図
ることができ、プレス機械の振動を効果的に抑制するこ
とができ、更にスライドが慣性力の影響を受けず、した
がって、スライドの慣性力による下死点位置の変動がな
くなり、これにより速度変更、特に高速駆動への変更が
容易にできる。
【図１】本発明の一実施例のプレス機械の正面図。
【図２】図１の実施例にバランサを取り付けた一実施例
のプレス機械の正面図、
のプレス機械の正面図、
【図３】図２のプレス機械の縦断面図。
【図４】図２のプレス機械の横断面図。
【図５】従来のプレス機械の平面図。
【符号の説明】 １ フレーム ２ クランク軸 ３ 連結ロッド ４ リンクピン ５ リンク ７ プランジャ ８ スライド ９ 滑子 １０ 直線ガイド用スリーブ １１ ガイド溝 １２ バランサ １３ バランサリンク １５ バランサポスト
Claims (2)
- 【請求項１】 フレームと、前記フレームに軸支された
クランク軸と、前記フレームに形成され前記クランク軸
と水平をなす直線状のガイド溝と、前記クランク軸に連
結された連結ロッドと、スライドのプランジャに連結さ
れたリンクと、前記連結ロッドと前記リンクとを連結す
るリンクピンとを有し、前記リンクピンの両端に滑子を
設けるとともに、前記滑子を前記フレームに形成された
直線状のガイド溝に摺動自在に挿嵌したことを特徴とす
るプレス機械。 - 【請求項２】 フレームに軸支されたクランク軸によっ
て駆動される連結ロッドとバランサに連結されたリンク
とスライドのプランジャに連結されたリンクとを、両端
に滑子を有するリンクピンに連結し、前記リンクピンの
滑子を前記クランク軸と水平をなす前記フレームに形成
された直線状のガイド溝に摺動自在に挿嵌すると共に、
前記バランサと前記スライドとを前記クランク軸を挾ん
で相対向して配置したことを特徴とするプレス機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6297781A JPH08118082A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | プレス機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6297781A JPH08118082A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | プレス機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08118082A true JPH08118082A (ja) | 1996-05-14 |
Family
ID=17851102
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6297781A Pending JPH08118082A (ja) | 1994-10-24 | 1994-10-24 | プレス機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08118082A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5848568A (en) * | 1996-10-28 | 1998-12-15 | Aida Engineering Co., Ltd. | Device for driving a slide in a link press |
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1994
- 1994-10-24 JP JP6297781A patent/JPH08118082A/ja active Pending
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