JPH0756114A - ステレオ光学装置 - Google Patents

ステレオ光学装置

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Publication number
JPH0756114A
JPH0756114A JP5223833A JP22383393A JPH0756114A JP H0756114 A JPH0756114 A JP H0756114A JP 5223833 A JP5223833 A JP 5223833A JP 22383393 A JP22383393 A JP 22383393A JP H0756114 A JPH0756114 A JP H0756114A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polarized light
subject
prism
light beam
image
Prior art date
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Pending
Application number
JP5223833A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Morizumi
雅明 森住
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fuji Photo Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Photo Optical Co Ltd filed Critical Fuji Photo Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小さな被写体に応じた角度で被写体を見込む
ことができ、また内視鏡の細径化に貢献できるようにす
る。 【構成】 被写体からの像光を振動方向が互に垂直とな
る2つの直線偏光、即ちP偏光とS偏光に分離する偏光
プリズム12,13と、この偏光プリズム12,13の
後段に配置された結像レンズ14と、上記P偏光とS偏
光のいずれかを反射させ、他方を透過させ、それぞれの
直線偏光を所定の位置まで導く偏光プリズム15を設け
る。これによれば、偏光プリズム12,13から、上記
P偏光とS偏光が基線長Dの左右の被写体像光として出
射され、この被写体像光は偏光プリズム15により左右
に分配されるので、接眼レンズ19,22により被写体
1を立体視できることになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はステレオ光学装置、特に
内視鏡、顕微鏡等に適用され、小さな被写体を良好に立
体視するための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】被写体を立体的な像として撮影、観察す
るためのステレオ光学装置が周知であり、例えば顕微鏡
に用いられるステレオ光学装置では、図4に示されるよ
うに、被写体1を左右の所定角度から捉えるために、被
写体1の中央で主光線(視線)を交差させる前置レンズ
2と、平行配置された右側の結像レンズ3と左側の結像
レンズ4が設けられる。そして、この左右の結像レンズ
3,4の後段に、それぞれプリズム光路5,6、接眼レ
ンズ7,8が配置される。これによれば、被写体1が上
記左右結像レンズ3,4にて異なる角度で捉えられ、こ
の被写体1の像光が接眼レンズ7,8へ導かれる。従っ
て、この接眼レンズ7,8を通してそれぞれの被写体像
を左右の目で重ねるようにして見れば、被写体1が立体
的な像として観察できる。また、内視鏡にステレオ光学
系を適用することが提案されているが、この場合も図4
と同様の構成となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ステレオ光学装置では、上記左右の結像レンズ3,4や
接眼レンズ7,8を取り付ける際の構造上の限界から、
図4に示される結像レンズ3,4の基線長(中心部間の
幅)D0 が長くなり、良好なステレオ像が得られないと
いう問題があった。即ち、図示されるように、左右の結
像レンズ3,4により被写体1は角度θ1 で見込まれて
いるが、内視鏡では、数mm〜10mm程度の小さい被
写体1、顕微鏡では更に小さい被写体1を観察対象とし
ており、上記角度θ1 では見込む角度が大きくなり、立
体感が不必要に誇張されてしまうことになる。更に、顕
微鏡の場合は拡大倍率を余り大きくできないことにな
る。従って、内視鏡等で立体視するには、上記左右の結
像レンズ3,4が小さな被写体1に応じた小さい角度θ
2 で被写体1を見込む必要がある。
【0004】また、内視鏡に用いる場合、上述のよう
に、左右2系統の結像レンズ3,4を内視鏡内へ配置す
ると、内視鏡(スコープ)の径が大きくなるという問題
がある。内視鏡においては、光学撮像部材が配置された
内視鏡自体を狭い体腔内に挿入することから、患者に対
する苦痛を低減するために、可能なかぎり細径化を図る
ことが求められる。
【0005】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、小さな被写体に応じた小さな角度
で被写体を見込むことができ、また左右2系統の結像レ
ンズによることなく左右の被写体像を得るようにして、
内視鏡の細径化にも貢献できるステレオ光学装置を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るステレオ光学装置は、被写体からの像
光を振動方向が互に垂直となる2つの直線偏光に分離す
る偏光(ビーム)分離素子と、この偏光分離素子の後段
に配置された結像手段と、上記偏光分離素子の後段に配
置され、分離された2つの直線偏光の一方を反射させ、
他方を透過させ、それぞれの直線偏光を所定の位置まで
導く分配手段と、を含んで構成したことを特徴とする。
【0007】
【作用】上記の構成によれば、例えば偏光分離素子とし
てウォラストン型プリズムが直列に2個配置されてお
り、この偏光分離素子により自然光がP偏光とS偏光に
分離され、このP偏光とS偏光の光束は所定の間隔をも
った平行光となって出射される。従って、このP偏光と
S偏光により得られる被写体像光は、その間隔が基線長
とされた左右のレンズから被写体を見込んだときと同じ
状態のステレオ像光となる。
【0008】そして、分配手段として偏光プリズムが用
いられ、この偏光プリズムにより上記P偏光とS偏光の
いずれかの光束が反射され、もう一方の光束は透過され
ることになり、これらの光束は直角プリズム等にて接眼
レンズへ導かれる。従って、この接眼レンズによれば、
P偏光の光束とS偏光の光束によって形成された左右像
が観察され、これによって立体視ができることになる。
【0009】
【実施例】図1には、実施例に係るステレオ光学装置を
上側から見た構成が示されており、これは内視鏡、顕微
鏡等に用いられるものである。図において、被写体1を
捉える前置レンズ10の後段に、偏光分離素子として2
個のウォラストン型の偏光プリズム12,13が配置さ
れる。このウォラストン型の偏光プリズム12,13の
構成は、図2に示されており、複屈折の性質を持つ方解
石等が用いられ、この方解石等をその光学軸と平行の面
で切り出して、図示の直角プリズムA,Bが形成され
る。そして、この直角プリズムA,Bは、斜面部で上下
を反対にしながら接合され(図のプリズムA,Bは図の
垂直方向にずらせてある)、この直角プリズムA,Bの
光学軸が、撮像装置の光軸100に対し垂直となるよう
に配置し、この状態で、例えば一方の直角プリズムAの
垂直方向の屈折率が1.658(n1 )、水平方向の屈
折率が1.486(n2 )となり、他方の直角プリズム
Bの垂直方向の屈折率が1.486(n2 )、水平方向
の屈折率が1.658(n1 )となるように構成する。
なお、この図2の偏光プリズム12,13は両者とも光
軸100に対して同じ向きで配置される。
【0010】図3には、この偏光プリズム12,13の
配置構成及び偏光した主光線の軌跡が示されており、実
施例では直角プリズムA,Bは、図示の角度αが45度
で形成されると共に、前段の偏光プリズム12の長さ:
プリズム間の長さ:後段の偏光プリズム13の長さの比
が2:1:2となるように設定、配置される。このよう
な構成によれば、前段の偏光プリズム12により被写体
像光200が接合部で実線で示されるP偏光(振動方向
が入射面内の直線偏光)と点線で示されるS偏光(振動
方向がP偏光と垂直になる直線偏光)に分離され、後段
の偏光プリズム13により所定の間隔まで広がったP偏
光とS偏光が光軸100に平行に導かれる。
【0011】従って、図示の基線長Dの間隔を持ったP
偏光とS偏光が得られ、この2つの偏光光束は、基線長
Dだけ離れた左右の位置で被写体1を捉えた像光となる
ので、このP偏光とS偏光の2つの光束により立体視が
可能となる。なお、上記基線長Dは直角プリズムA,B
の上記角度αを変えること、或いは偏光プリズム12,
13の大きさ、或いは配置間隔を変えることによって、
任意に設定することが可能となる。
【0012】図1において、上記偏光プリズム12,1
3の後段には、結像レンズ14が配置され、この結像レ
ンズ14の後段に、P偏光とS偏光のいずれかを反射さ
せ、もう一方を透過させる分配用偏光プリズム15が設
けられる。実施例の分配用偏光プリズム15は、斜面部
の傾斜が45度(β=45度)の直角プリズムを2個接
合し、P偏光を左側の像光Lとして反射し、S偏光を右
側の像光Rとして透過するように構成されており、上記
接合部には反射、透過を促進するためにコーティング膜
が形成される。また、この偏光プリズム15としては、
半透鏡プリズムやグラントムソン型プリズムを用いるこ
とができ、このグラントムソン型プリズムによれば、反
射光が全反射され、コーティング膜の形成が不用となる
利点がある。
【0013】そして、上記偏光プリズム15で反射され
た像光(光束)Lについて、直角プリズム17、補正ガ
ラス18、左側接眼レンズ19が配置され、また偏光プ
リズム15を透過した像光Rについて、直角プリズム2
0,21、右側接眼レンズ22が配置される。従って、
像光Lは左側の被写体像光として接眼レンズ19へ導か
れ、像光Rは右側の被写体像光として接眼レンズ22へ
導かれることになる。なお、この接眼レンズ19,22
の代りに、フィルムやCCD等の撮像手段を配置するこ
とも可能である。
【0014】このような実施例によれば、被観察体内の
小さな被写体1の像光200が、前置レンズ10を介し
て偏光プリズム12,13へ入射すると、図3の主光線
の軌跡で示されるように、まず偏光プリズム12ではP
偏光の光束とS偏光の光束に分離され、互に進行方向を
変えながら偏光プリズム13へ入射される。この偏光プ
リズム13では、広がるようにして入射したP偏光の光
束とS偏光の光束が光軸100に平行状態となって出射
され、基線長Dの間隔を持った2つの光束が得られるこ
とになる。
【0015】その後、上記偏光プリズム13から出射さ
れたP偏光の光束は、左側の被写体像光Lとして結像レ
ンズ14を介して分配用偏光プリズム15へ供給され
る。そして、この像光Lは偏光プリズム15で反射され
て直角プリズム17へ出射され、この直角プリズム17
にて更に反射された後に、補正ガラス18を介して接眼
レンズ19へ導かれる。他方のS偏光の光束は、右側の
被写体像光Rとして結像レンズ14を介して分配用偏光
プリズム15を通過し、直角プリズム20、21を介し
て接眼レンズ22へ導かれる。従って、接眼レンズ1
9,22を通して被写体1を見ると、左右の異なる方向
から捉えた被写体像が重ね合わせられ、これによって被
写体1を立体視することが可能となる。
【0016】上記の実施例の構成によれば、従来使用し
ていた左右2系統の結像レンズが不要となり、また偏光
プリズム12,13にて左右の光束を分離するので、被
写体1を見込む角度を小さくできるという利点がある。
即ち、上述したように、偏光プリズム12,13の大き
さ、配置間隔、角度αを適切に選択することにより、基
線長Dの長さを任意に設定することができ、これにより
微小な被写体1に応じた小さな角度(図4のθ2 )で被
写体1を捉えることが可能となる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
P偏光とS偏光に分離する偏光分離素子と、このP偏光
とS偏光を分配する分配手段を設け、このP偏光とS偏
光を左右の被写体像光として抽出し、例えば左側像光を
反射させ、右側像光を透過させて、左右の接眼レンズへ
導くようにしたので、内視鏡等で観察対象となる小さな
被写体に応じた角度で被写体を捉えることができ、誇張
されない良好な立体感を得ることが可能となる。また、
左右2系統の結像レンズをなくすことができ、内視鏡で
は細径化に貢献することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るステレオ光学装置の構成
を上側から見た図である。
【図2】実施例の偏光プリズムの構成を示す斜視図であ
る。
【図3】実施例の偏光プリズムの配置状態及びP偏光及
びS偏光の軌跡(主光線)を示す上面図である。
【図4】従来のステレオ光学装置の概略構成を示す上面
図である。
【符号の説明】
1 … 被写体、 12,13 … 偏光分離素子としての偏光プリズム、 3,4,14 … 結像レンズ、 15 … 分配用偏光プリズム、 17,20,21 … 直角プリズム、 7,8,19,22 … 接眼レンズ、 A,B … 直角プリズム。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの像光を振動方向が互に垂直
    となる2つの直線偏光に分離する偏光分離素子と、この
    偏光分離素子の後段に配置された結像手段と、上記偏光
    分離素子の後段に配置され、分離された2つの直線偏光
    の一方を反射させ、他方を透過させ、それぞれの直線偏
    光を所定の位置まで導く分配手段と、を含んで構成した
    ステレオ光学装置。
JP5223833A 1993-08-16 1993-08-16 ステレオ光学装置 Pending JPH0756114A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5223833A JPH0756114A (ja) 1993-08-16 1993-08-16 ステレオ光学装置

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JP5223833A JPH0756114A (ja) 1993-08-16 1993-08-16 ステレオ光学装置

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JP5223833A Pending JPH0756114A (ja) 1993-08-16 1993-08-16 ステレオ光学装置

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