JPH075590A - フイルムキャリアの可変マスク装置 - Google Patents

フイルムキャリアの可変マスク装置

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JPH075590A
JPH075590A JP14226793A JP14226793A JPH075590A JP H075590 A JPH075590 A JP H075590A JP 14226793 A JP14226793 A JP 14226793A JP 14226793 A JP14226793 A JP 14226793A JP H075590 A JPH075590 A JP H075590A
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良市 林
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Tsutomu Tamugi
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 フイルムキャリアには、長尺フイルム5の下
面が接する可変マスク部17が設けられている。この可
変マスク部17は、送り方向に移動する送り方向可変マ
スク対40,41と、この送り方向可変マスク対40,
41と同一平面上で且つ長尺フイルム5の幅方向に移動
する幅方向可変マスク対42,43とを備えている。幅
方向可変マスク対42,43は、送り方向可変マスク対
40,41が全開位置にあるときにこれらの間に入り込
みコマの上下方向をマスキングする。また送り方向可変
マスク対40,41は、幅方向可変マスク対42,43
が全開位置にあるときにこれらの間に入り込み、コマの
横方向をマスキングする。 【効果】 幅方向可変マスク対40,41と送り方向可
変マスク対42,43とが同一平面上で移動するから、
長尺フイルムとの間に隙間が生じることがない。したが
って、高精度なピントが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真プリンタに用いら
れるフイルムキャリアに関し、さらに詳しくは、マスク
開口のサイズが変更できる可変マスク装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】写真プリンタでは、光源とカラーペーパ
ーとの間にフイルムキャリアが配置され、写真フイルム
例えばネガフイルムに記録された各コマが順次プリント
位置にセットされる。このフイルムキャリアは、フイル
ム通路に配置した複数の搬送ローラ対と、プリント位置
に着脱自在に装着されたマスクプレートと、このマスク
プレート上にセットされたコマを押圧する圧板とから構
成されている。プリント位置にセットされたコマは、プ
リントの直前に全画面平均透過濃度(LATD)が測定
され、これに基づいて焼付露光量が算出される。このL
ATDの測定を正確に行うために、黒色をしたマスクプ
レートを用いて、プリントすべき範囲以外が隠される。
【0003】ところで、ネガフイルムには、135タイ
プ,110タイプ等各種のフイルムが市販されている
が、現像所に提出されるネガフイルムは殆どが135タ
イプである。この135タイプのネガフイルムに記録さ
れるコマには、フルサイズコマ(アスペクト比が1.
5)、ハーフサイズコマ(アスペクト比が1.2)、パ
ノラマサイズコマ(アスペクト比が2.27)がある。
更に、フルサイズコマよりもやや横長にして、迫力を高
めたHDTVサイズコマ(アスペクト比が1.8)も提
案されている。
【0004】また、撮影時に各コマのプリントアスペク
ト比の情報をネガフイルムに磁気記録し、写真プリント
時にこの情報を磁気ヘッドで読み取り、所定の範囲をト
リミングプリントすることで、パノラマサイズプリント
写真やHDTVサイズ写真を作成する方法が提案されて
いる。
【0005】このような各種のコマサイズやトリミング
プリント範囲に対応するために、マスク開口のサイズを
変更することができる可変マスク装置が知られている。
例えば、特開平3−130754号公報には、ネガフイ
ルムの送り方向に移動する1対の送り方向可変マスク
と、ネガフイルムの幅方向に移動する1対の幅方向可変
マスクとを、重なり合うように配置した可変マスク装置
が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た可変マスク装置では、1対の送り方向可変マスクと1
対の幅方向可変マスクとが重なり合っており、これらの
間に段差が形成されているから、コマの四辺のうち二辺
が垂れ下がってしまい、平面性が損なわれる。一般に焼
付レンズは被写体深度が浅いため、平面性が悪いと、プ
リント写真に部分的なピンボケが発生する欠点がある。
また、隙間から進入する光が焼付光路内で迷光となり、
フレアが発生するという問題点があった。このフレアが
発生すると、印画紙上での濃度最小値(Dmin )が高く
なり、最終的にプリントされた像がコントラストの低い
軟調のプリントとなってしまう。
【0007】本発明は、高精度なピントが得られ、しか
もフレアの発生を防止できるフイルムキャリアの可変マ
スク装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、写真フイルムに摺接する
平面上で互いに反対方向に移動する1対の送り方向可変
マスクと、前記1対の送り方向可変マスクと同一平面上
で互いに反対方向に移動する1対の幅方向可変マスクと
を設けたものである。
【0009】
【作用】1対の幅方向可変マスクと1対の送り方向可変
マスクとが同じ平面上に配置されているから、フイルム
の平面性が良好となる。パノラマサイズコマ及びHDT
Vサイズコマに対しては、1対の送り方向可変マスクが
全開位置にセットされ、そして、これらの間で1対の幅
方向可変マスクが移動する。また、ハーフサイズコマで
は、1対の幅方向可変マスクが全開位置にセットされ、
これらの間で1対の送り方向可変マスクが移動する。フ
ルサイズコマをトリミングプリントする場合も同様であ
る。
【0010】請求項2記載の発明では、送り方向可変マ
スク対と幅方向可変マスク対との何れか一方に突条部
を、他方にこの突条部に係合する溝をそれぞれ形成した
ものである。これによれば、マスク開口の四隅に発生す
る隙間をなくし、フレアの発生を防止することができ
る。
【0011】
【実施例】図2は、正立系の写真プリンタを示すもので
ある。現像済み写真フイルム、例えば135タイプのネ
ガフイルムは、50〜100本程度にスプライステープ
で接合され、送出しリール6にロール状に巻き取られて
いる。この長尺フイルム5には、フルサイズ、パノラマ
サイズ、HDTVサイズ、及びハーフサイズのコマを有
するネガフイルムが含まれている。
【0012】送出しリール6から引き出された長尺フイ
ルム5は、光軸Z上に位置するフイルムキャリア14を
経てから、巻取りリール7に送られ、その外周に巻き取
られる。フイルムキャリア14の上方には、拡散箱1
2,光源10が配置されている。この拡散箱12と光源
10との間には、青色カットフィルタ11a,緑色カッ
トフィルタ11b,赤色カットフィルタ11cが配置さ
れており、対応する色が算出された露光量に達したとき
に、フィルタ駆動部13によって作動され、光軸Z上に
入って、その色の露光を終了させる。また、拡散板12
は、内面がミラー面となった角筒の両端面に拡散板を配
置したものであり、強度が平均化されるように、焼付光
を充分に拡散する。
【0013】拡散箱12を通過した焼付光は、フイルム
キャリア14上のプリント位置にセットされた長尺フイ
ルム5のコマを照明する。フイルムキャリア14には送
りローラ対15,16が配置され、長尺フイルム5を矢
印の方向(図の右方向)に移送する。また、フイルムキ
ャリア14には、プリント対象コマのサイズ又はトリミ
ングプリント範囲に応じてマスク開口が変化する可変マ
スク部17が配置されている。この可変マスク部17
は、コントローラ18から送出されるマスクサイズ信号
に応じて開口サイズを調節する。
【0014】光軸Z上にセットされたコマは、プリント
直前に圧板19で上から押圧され、可変マスク部17と
の間で平坦に保持される。フイルムキャリア14の下方
には、焼き付け用のズームレンズ20が配置されてお
り、パルスモータ21で焦点距離が調節される。このパ
ルスモータ21は、コントローラ18から送出される倍
率信号に応じて、ドライバ22を介して回転される。
【0015】フイルムキャリア14とズームレンズ19
との間には、プリント位置にセットされたコマの全画面
平均透過濃度(LATD)を測定する測光センサー23
が配置されている。この測光センサー23で測定された
各色のLATDは、基本露光量演算部24に送られる。
この基本露光量演算部24は、各色のLATDから基本
露光量を算出し、これをコントローラ18に送る。
【0016】ズームレンズ30とカラーペーパー8との
間には、シャッタ駆動部26で開閉制御されるシャッタ
27が配置されている。このシャッタ27は、露光開始
時に光軸Zから退避し、3種類のカットフィルタ11a
〜11cの全てが光軸Zに入り、各色の露光が終了した
時に光軸Zに入り、カラーペーパー8を遮光する。シャ
ッタ27の開口中に焼付光がペーパーマスク28によっ
て露光範囲が規制される露光位置に達し、長尺フイルム
5上のコマをこのカラーペーパー8上に焼付け露光す
る。このカラーペーパー8はパルスモータによって駆動
される送りローラ対29,30により、供給リール31
から1コマ分ずつ引き出され、巻取りリール32に巻き
取られる。露光済みカラーペーパー8を巻き取った巻取
りリール32は、写真プリンタから取り外されてペーパ
ープロセサ(図示せず)に装填され、ここで現像処理さ
れる。
【0017】コントローラ18は、写真プリンタを総括
的に制御するものであり、基本露光量演算部24の信号
に基づいてフィルター駆動部13を制御するとともに、
シャッタ駆動部26の駆動制御を行う。また、このコン
トローラ18には、キーボード33やディスプレイ34
の他に、LSIカードリーダー35が設けられている。
このLSIカードリーダー35には、検定時に各コマの
サイズ情報や露光補正情報等を記録したLSIカード3
6が挿入される。この各コマのサイズ情報に基づいてコ
ントローラ18は、可変マスク部17のマスク開口のサ
イズ、ズームレンズ20の焼付け倍率、及びカラーペー
パー8の送り量等を制御する。
【0018】可変マスク部17は、図1に示すように、
長尺フイルム5に摺接して送り方向Xに移動する1対の
送り方向可変マスク40,41と、送り方向可変マスク
40,41と同一平面上で且つ長尺フイルム5の幅方向
Yに移動する1対の幅方向可変マスク42,43とを備
えている。送り方向可変マスク対40,41は、Xシフ
ト機構44により移動され、また幅方向可変マスク対4
2,43はYシフト機構45によって移動される。
【0019】送り方向可変マスク対40,41と幅方向
可変マスク42,43対は、全開位置にセットされる
と、長尺フイルム5のコマサイズのうちフルサイズに応
じたマスク開口(二点鎖線46,47,48,49で囲
まれた範囲)を形成する。また、送り方向可変マスク対
40,41が全開位置にあるときに、これらの間に幅方
向可変マスク対42,43が入り込み、パノラマサイズ
コマ(二点鎖線46,49,50,53で囲まれた範
囲)とHDTVサイズコマ(二点鎖線46,49,5
2,51で囲まれた範囲)に対応したマスク開口をそれ
ぞれ形成する。さらに、幅方向可変マスク対42,43
が全開位置にあるときには、これらの間に送り方向可変
マスク対40,41が入り込んで、ハーフサイズコマ
(二点鎖線47,48,54,55で囲まれた範囲)に
対応したマスク開口を形成する。
【0020】幅方向可変マスク対42,43が入り込む
時には、送り方向可変マスク対40,41のマスク開口
を形成する辺40a,41aが幅方向可変マスク対4
2,43の両側42a,42b,43a,43bにガイ
ドされる。逆に送り方向可変マスク対40,41が入り
込む際には、幅方向可変マスク対42,43のマスク開
口を形成する辺42c,43cが幅方向可変マスク対4
0,41の両側40b,40c,41b,41cにガイ
ドされる。
【0021】また、マスク開口の四隅から入射する光を
遮断するとともに、四隅を直角にするために、送り方向
可変マスク対40,41の辺40a,41aには溝40
d,41dが、また、幅方向可変マスク対42,43の
両端43a,43bには突条部42d,42e,43
d,43eがそれぞれ形成されている。溝40d,41
dには、送り方向可変マスク対40,41が全開位置に
あるときに突条部42d,42e,43d,43eがそ
れぞれ入り込む。さらに、送り方向可変マスク対40,
41の両側40b,40c,41b,41cに突条部4
0e,40f,41e,41fが、また、幅方向可変マ
スク対42,43の辺42c,43cの下部に段部43
f(幅方向可変マスク対42の方は図示なし)がそれぞ
れ形成されている。突条部40e,40f,41e,4
1fは、幅方向可変マスク対42,43が全開位置にあ
る時に段部43fに入り込んで、マスク開口の四隅から
入射する光を遮断するとともに、四隅を直角にする。
【0022】幅方向可変マスク対42,43の辺42
c,43cは、長尺フイルム5にキズを付けるのを防止
するために長尺フイルム5に摺動する角が丸められてい
る。
【0023】図3〜図5は、フイルムキャリア14を示
す。フイルムキャリア14は、写真プリンタの本体49
に着脱自在に取り付けられる固定テーブル50と、固定
テーブル50の上で光軸Zを中心に回転自在なターンテ
ーブル51とから構成されている。ターンテーブル51
には、光軸Zを通る長尺フイルム5の送り方向Xに沿っ
てガイドレール52が設けられている。このガイドレー
ル52には、前述した可変マスク部17が取り付けられ
ている。可変マスク部17の上には、これに長尺フイル
ム5を押圧する圧板19が枢動自在に設けられている。
なお、ガイドレール52には、長尺フイルム5のノッチ
を検出するノッチ検出部(図示なし)が設けられてい
る。コントローラ18は、ノッチ検出部から送られたノ
ッチ信号に基づいて長尺フイルム5のコマ送り制御を行
う。
【0024】Xシフト機構44は、図4及び図5に示す
ように、パルスモータ53、ウォーム54、ウォームホ
イール55、カム56、カムピン57,58、連結部材
59,60、及びバネ61,62とから構成されてい
る。パルスモータ53の駆動は、ウォーム54とウォー
ムホイール55とを介して、ウォームホイール55の軸
に固定されたS字状のカム56に伝達される。このカム
56には、カムピン57,58が摺動している。カムピ
ン57、58は、一端が送り方向可変マスク対40,4
1に連結された連結部材59,60の他端に固定されて
いる。そして、コントローラ18によってパルスモータ
53が回転すると、このカム56の変位に応動して送り
方向可変マスク対40,41が移動する。
【0025】Yシフト機構45は、ターンテーブル51
に固定されたパルスモータ63と、カム64と、パルス
モータ63の駆動をカム64に伝達するギヤレーション
65と、カム64に摺動するカムピン67,68と、一
端にカムピン67,68が固定され、他端が幅方向可変
マスク対42,43に連結された連結部材69,70
と、カムピン67,68をカム64に向けて付勢するバ
ネ71,72とから構成されている。そして、パルスモ
ータ63によって、カム64が回転すると、このカム6
4の変位に応動して幅方向可変マスク対42,43が移
動する。
【0026】プリント対象コマがハーフサイズコマの場
合には、ターンテーブル駆動部によってターンテーブル
51が図3に示す時計方向に90°回転し、カラーペー
パー8に対して長尺フイルム5に記録されたコマの焼付
方向の向きを90°変えてプリントする。ターンテーブ
ル駆動部は、ターンテーブル51に固定されたパルスモ
ータ75、パルスモータ75の駆動が伝達されるピニオ
ンギヤ76、ピニオンギヤ76に噛合し、固定テーブル
50に固定された円弧状のラック77とから構成されて
いる。そして、コントローラ18によってパルスモータ
75が回転すると、ターンテーブル51が回転する。
【0027】ターンテーブル51の回転は、固定テーブ
ル50に光軸Zを中心として円弧状に刻設されたターン
テーブル51案内溝78に沿ってスライドボール79が
転動することにより行われる。電磁ソレノイド80は、
ターンテーブル51が図3に示す位置と、これから時計
方向に90°回転した位置とでプランジャー82がター
ンテーブル51に設けた位置決め穴82,83にそれぞ
れ係合し、ターンテーブル51の不用意な回転を阻止し
ている。
【0028】次に、上記実施例の動作及び作用について
説明する。大規模現像所に集められた露光済み写真フイ
ルムは、接合テープで接合して長尺状にされた後、フイ
ルムプロセサで現像処理される。現像処理された長尺フ
イルム5は、リールに巻き取られ、ノッチャーパンチャ
ーにセットされる。このノッチャーパンチャーでは、自
動的にコマ検出を行い、各コマを検定位置にセットす
る。この検定位置にセットされたコマを観察し、プリン
トすべきコマかどうかを判定し、プリントすべきコマに
対しては、その中心線を通るフイルム側縁に半円形のノ
ッチをあける。
【0029】更に、検定位置にセットされたコマの仕上
がり予測検定とコマサイズの検定とを行う。仕上がり予
測検定では、全画面平均透過濃度(LATD)に基づく
基本露光量で、仕上がりが不適正になると予測されるコ
マの場合に、オペレータの経験で露光補正量を決める。
この露光補正量とコマサイズとの情報は、キーボードで
入力され、LSIカード36にコマ毎に記録される。
【0030】露光補正量とコマサイズとの情報が記憶さ
れたLSIカード36と検定済みの長尺フイルム5と
は、写真プリンタにセットされる。その後、プリントス
タートボタン(図示せず)を操作すると、長尺フイルム
5を順次フイルムキャリア14に送り、ノッチを検出す
ることにより各コマをプリント位置にセットする。
【0031】コントローラ18は、LSIカード36か
らのコマサイズ情報に基づいてズームレンズ19、可変
マスク部17、ペーパーマスク28、及びカラーペーパ
ー送り量とをそれぞれ制御しながら、プリントを行う。
【0032】可変マスク部17は、送り方向可変マスク
対40,41と幅方向可変マスク対42,43とがフル
サイズコマに対応したマスク開口(図1に二点鎖線4
6,47,48,49で示した範囲)を形成している。
プリント対象コマがパノラマサイズ或いはHDTVサイ
ズの場合には、コントローラ18からパルスモータ63
に駆動パルスが供給される。これにより、カム64が回
転しこのカム64の変位に応動して幅方向可変マスク対
42,43が、全開位置にある送り方向可変マスク対4
0,41との間に入り込み、プリント範囲外の部分をマ
スキングする。このとき、突条部42d,42e,43
d,43eが溝40d,41dにそれぞれガイドされる
から、ズムーズに移動できるとともに、マスク開口の四
隅に隙間が発生することはない。
【0033】プリント対象コマがハーフサイズの場合に
は、コントローラ18からパルスモータ53に駆動パル
スが供給される。これにより、カム56が回転しこのカ
ム56の変位に応動して送り方向可変マスク対40,4
1が、全開位置にある幅方向可変マスク対40,41と
の間に入り込み、プリント範囲外の部分をマスキングす
る。さらにこのとき、コントローラ18からパルスモー
タ75に所定個数の駆動パルスが供給される。これによ
り、ターンテーブル51が90°回転される。そして、
ピニオンギヤ76をN(Nは整数)回転させることによ
り、ターンテーブル51を90°回転させることができ
るようになっている。なお、ピニオンギヤ76の1回転
に対しパルスモータ75に供給する駆動パルスは200
となっている。また、ターンテーブル51が回転した際
には、長尺フイルム5の移送方向を転換するためのガイ
ドローラ90,91が用いられ、特公平2ー45174
号公報に記載されているように、長尺フイルム5はZ状
に搬送される。
【0034】光源10から放射された焼付光は、拡散箱
12を透過した後に、長尺フイルム5のコマを照明す
る。このコマは、可変マスク部17によってコマサイズ
に応じてマスキングされているから、この可変マスク部
17を通った光が測光センサー23によって測光され、
そして、基本露光量演算部24で基本露光量が算出され
る。コントローラ18は、LSIカード36から読み出
した露光補正量と基本露光量とから、各色の露光時間を
算出する。この演算後に、シャッタ27を開いてプリン
ト対象コマをカラーペーパー8上に焼付露光する。この
焼付露光中に、各色の露光時間が経過すると、対応する
色のカットフィルタ11a〜11cが光軸Z上に挿入さ
れる。3色の焼付露光が終了すると、シャッタ27が閉
じる。このシャッタ27が閉じてから、長尺フイルム5
とカラーペーパー8のコマ送りが行われる。また3色の
カットフィルタ11a〜11cが光軸Zから退避し、次
のコマの焼付露光の準備をする。1巻分の長尺フイルム
5の焼付露光が終了すると、露光済みカラーペーパー8
は、ペーパープロセサにセットされ、現像処理された後
に、1コマずつカットされる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、プリント位置にセットされた写真フイルムに摺
接して送り方向に移動する1対の送り方向可変マスク
と、この送り方向可変マスク対と同一平面上で且つ写真
フイルムの幅方向に移動する1対の幅方向可変マスクと
を設けから、写真フイルムを平面上で支持することがで
きる。したがって、写真フイルムと可変マスクとの間に
隙間が生じることがなくなるため、高精度なピントが得
られる。
【0036】また、請求項2記載の発明では、送り方向
可変マスク対と幅方向可変マスク対とのいずれか一方に
突条部を、他方に突条部に係合する溝をそれぞれ形成し
たから、マスク開口の四隅が直角となるとともに、マス
ク開口の四隅に発生する隙間が防止され、フレアの発生
を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフイルムキャリアの要部の概略を示す
斜視図である。
【図2】写真プリンタの全体的な構成を示す概略図であ
る。
【図3】フイルムキャリアの平面図である。
【図4】フイルムキャリアの底面図である。
【図5】フイルムキャリアの断面図である。
【符号の説明】
10 光源 14 フイルムキャリア 17 可変マスク部 40,41 送り方向可変マスク 42,43 幅方向可変マスク 44 Xシフト機構 45 Yシフト機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田麦 努 埼玉県大宮市植竹町1丁目324番地 富士 写真光機株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の写真フイルムに記録されたコマ
    をプリント位置にセットするフイルムキャリアにおい
    て、写真フイルムに摺接する平面上で互いに反対方向に
    移動する1対の送り方向可変マスクと、前記1対の送り
    方向可変マスクと同一平面上で互いに反対方向に移動す
    る1対の幅方向可変マスクとを設け、一方の可変マスク
    対が全開のときにこれらの間に他方の可変マスク対が入
    り込んだ状態で移動して所望サイズのマスク開口を形成
    することを特徴とするフイルムキャリアの可変マスク装
    置。
  2. 【請求項2】 送り方向可変マスク対と幅方向可変マス
    ク対との何れか一方に突条部を、他方にこの突条部に係
    合する溝をそれぞれ形成したことを特徴とする請求項1
    記載のフイルムキャリアの可変マスク装置。
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