JP2988563B2 - フィルム処理装置用のフィルム搬送装置 - Google Patents

フィルム処理装置用のフィルム搬送装置

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JP2988563B2
JP2988563B2 JP5292064A JP29206493A JP2988563B2 JP 2988563 B2 JP2988563 B2 JP 2988563B2 JP 5292064 A JP5292064 A JP 5292064A JP 29206493 A JP29206493 A JP 29206493A JP 2988563 B2 JP2988563 B2 JP 2988563B2
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啓司 橋詰
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Noritsu Koki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、揺動開閉自在に枢支連
結された一対の枠体の夫々に、それらの閉じ状態におい
てフィルムを所定の搬送経路に沿って搬送するための搬
送用手段が装備され、フィルム情報検出用の光センサの
発光部と受光部とが、前記一対の枠体に振り分け配置さ
れ、前記一対の枠体の夫々に、それらの閉じ状態側への
揺動に伴って互いに嵌合する位置決め用嵌合部が設けら
れたフィルム処理装置用のフィルム搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】かかるフィルム処理装置用のフィルム搬
送装置は、例えばフィルムの画像を印画紙に焼き付ける
写真焼付装置等のフィルム処理装置において、例えばフ
ィルムの種類を示すDXコード,パーフォレーションの
位置,又は,フィルムの画像情報等のフィルム情報を透
過式の光センサにて検出しつつ、フィルムの搬送を行う
装置である。
【0003】このフィルム搬送装置は、従来、図18及
び図19に示すように、フィルム搬送経路の清掃等を容
易に行えるようにするために一対の枠体100,101
を揺動開閉自在に枢支連結した構成として、その一対の
枠体100,101夫々に搬送用手段となるガイド10
0a,101aを装備し、図19に示す、一対の枠体1
00,101が閉じている状態においてフィルムを搬送
するように構成されている。そして、一対の枠体10
0,101には、フィルム情報検出用の光センサ102
の発光部102aと受光部102bとが振り分け配置さ
れるので、一対の枠体100,101の閉じ状態におい
ては、フィルム情報を適正に検出するために、対向する
光センサ102の発光部102aと受光部102bとを
正確に位置合わせする必要がある。
【0004】一対の枠体100,101の閉じ状態にお
いては、位置決め用嵌合部103a,103bが嵌合し
て一対の枠体100,101の位置決めを行うのである
が、一対の枠体100,101が揺動開閉式であるた
め、位置決め用嵌合部103a,103bが、閉じる途
中で引っ掛かってしまうことのないように、図19に示
すように、若干の余裕を持たせてある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、閉じ状態にお
いては一対の枠体100,101が若干量移動可能とな
っており、それに応じて光センサ102の発光部102
aと受光部102bとが位置ずれを起こしてしまうこと
になる。このため受光部102bが受光する光量が低下
するので、受光部の出力信号を処理する処理回路を調整
するか、あるいは、一対の枠体100,101を閉じた
後に、受光部101bの出力信号をモニタしながら一対
の枠体100,101を位置調整する等の調整が必要と
なり、フィルム搬送装置の取扱が手間のかかるものとな
る不都合があった。
【0006】又、位置決め用嵌合部100,101を図
18のような形状ではなく、一対の枠体100,101
が開閉する軌跡に精度良く沿った円弧状に形成し、且
つ、一対の枠体100,101のがたつきを無くせば、
上記のような位置決め嵌合部103a,103bの寸法
余裕を小さくはできるものの、このように一対の枠体1
00,101及び位置決め用嵌合部103a,103b
を製作するには、高精度の加工技術を要求され、製作に
手間のかかるものとなる不都合がある。本発明は、上記
実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、製作
が容易で、位置決めに手間のかからないフィルム処理装
置用のフィルム搬送装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のフィルム処理装
置用のフィルム搬送装置は、揺動開閉自在に枢支連結さ
れた一対の枠体の夫々に、それらの閉じ状態においてフ
ィルムを所定の搬送経路に沿って搬送するための搬送用
手段が装備され、フィルム情報検出用の光センサの発光
部と受光部とが、前記一対の枠体に振り分け配置され、
前記一対の枠体の夫々に、それらの閉じ状態側への揺動
に伴って互いに嵌合する位置決め用嵌合部が設けられた
ものであって、その第1特徴構成は、前記一対の枠体の
いずれか一方側に、それに備えさせる前記位置決め用嵌
合部、及び、前記発光部又は前記受光部を支持する可動
枠体が、前記一対の枠体夫々の前記位置決め用嵌合部の
嵌合に伴う相対移動を許容するために可動自在に設けら
れている点にある。第2特徴構成は、上記第1特徴構成
において、前記可動枠体を備える前記枠体に装備する前
記搬送用手段が、前記可動枠体に支持されている点にあ
る。
【0008】
【作用】本発明の第1特徴構成によれば、フィルム搬送
装置の一対の枠体を閉じるべく揺動させて行くと、一対
の枠体の夫々に設けられた位置決め用嵌合部も互いに接
近する。一対の枠体の夫々に設けられた位置決め用嵌合
部の一方は光センサの発光部又は受光部の何れかと共に
可動枠体に支持されており、位置決め用嵌合部がそのま
までは嵌合しない姿勢で接当したとしても、位置決め用
嵌合部の一方を支持する可動枠体が相対移動して、位置
決め用嵌合部が互いに嵌合する。従って、光センサの発
光部と受光部との位置ずれを抑制するべく、一対の枠体
の閉じ状態における夫々に設けられた位置決め用嵌合部
の寸法的な余裕つまりがたつきを十分小さくしても、特
別な操作を要することなく確実に位置決め用嵌合部を嵌
合させることができる。本発明の第2特徴構成によれ
ば、可動枠体に更に搬送用手段も支持されており、一対
の枠体を閉じたときに、一対の枠体の夫々に装備された
搬送用手段も適正に位置合わせ行うことが可能となる。
【0009】
【発明の効果】上記第1特徴構成によれば、相対移動が
可能な可動枠体を設けるだけの簡素な構成としながら、
上記の如く特別な操作を要することなく確実に位置決め
用嵌合部を嵌合させることができるので、製作が容易
で、位置決めに手間のかからないフィルム処理装置用の
フィルム搬送装置を提供するに至った。上記第2特徴構
成によれば、上記第1特徴構成による効果に加え、一対
の枠体の夫々に装備された搬送用手段も適正に位置合わ
せ行うことが可能となるので、フィルム処理装置用のフ
ィルム搬送装置をより一層便利なものにできる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を写真焼付装置に適用した実施
例を図面に基づいて説明する。写真焼付装置1は、図1
に示すように、フィルム2の画像情報を検出するスキャ
ナ部SCと、フィルム2の画像情報を印画紙3に投影露
光する露光部EXと、露光済の印画紙3を現像する現像
処理部DEと、各部の作動を制御するコントローラCO
とからなり、コントローラCOには各種の制御指示を入
力するための操作卓Oとスキャナ部SCにて読み取った
画像情報等を表示するモニタMTとが接続されている。
【0011】焼き付けようとするフィルム2がスキャナ
部SCに挿入されると、スキャナ部SCにてフィルム2
の画像情報を各駒毎に読み取り、その画像情報はコント
ローラCOに送られる。スキャナ部SCにて画像情報の
読み取りを終了したフィルム2は、露光部EXに搬送さ
れる。コントローラCOは、スキャナ部SCにて読み取
ったフィルム2の画像情報に基づいて、各駒毎の露光条
件を決定し、その決定した露光条件によって印画紙3に
投影露光した際に得られるであろう画像をシミュレート
してモニタMTに表示する。
【0012】写真焼付装置1の操作者は、そのモニタM
Tの表示をみて、適正な画像が得られていなければ、操
作卓Oから決定した露光条件の修正指示を入力でき、コ
ントローラCOは、その修正指示に基づいて露光条件を
修正して最終的な露光条件を決定する。そしてその決定
した露光条件に基づいて、露光部EXの各部の作動を制
御して、印画紙マガジン4から引き出された印画紙3に
フィルム2の画像情報を投影露光する。露光の終了した
印画紙3は、現像処理部DEに搬送されて現像処理さ
れ、フィルム2の各駒に対応して一枚づつ切断した状態
で排出される。
【0013】以下、各部の構成について説明する。スキ
ャナ部SCには、画像情報の読み取りのためにフィルム
2を照射する光源50、光源50の照射光を均一にする
ミラートンネル53、スキャナ部SCにおいてフィルム
2の搬送及び位置決めをするスキャナ部用フィルム搬送
ユニットU1、フィルム2の画像情報を電気信号に変換
するイメージセンサ51、及び、フィルム2の画像情報
をイメージセンサ51に結像させる読取用レンズ52が
備えられている。
【0014】露光部EXには、露光用光源60、露光用
光路に黄、マゼンタ、シアンの各フィルタが出退するこ
とにより露光用光源60からの照射光の色バランスを調
整する調光フィルタ61、調光フィルタ61にて色バラ
ンスを調整した光を均一に混色するミラートンネル6
2、露光部EXにおいてフィルム2の搬送及び位置決め
をする露光部用フィルム搬送ユニットU2、フィルム2
の画像情報を印画紙3上に結像する焼付用レンズ63、
シャッタ64、印画紙3を搬送する搬送ローラ65、及
び、搬送ローラ65を駆動するモータ66が備えられて
いる。調光フィルタ61及びシャッタ64はコントロー
ラCOに制御され、コントローラCOが決定した露光条
件に応じて、調光フィルタ61の各フィルタの位置、及
び、シャッタ64の開放時間つまり露光時間が制御され
る。又、モータ66は、コントローラCOの制御によっ
て、印画紙3を駒送りの状態で搬送する。
【0015】現像処理部DEには、図示を省略するが、
露光済の印画紙3を現像処理するための複数の処理液を
充填した複数の処理タンクと、現像処理の終了した印画
紙3を各駒毎に切断するカッタとが備えられている。以
下、スキャナ部SCに備えられたスキャナ部用フィルム
搬送ユニットU1及び露光部EXに備えられた露光部用
フィルム搬送ユニットU2の構成を説明する。
【0016】スキャナ部用フィルム搬送ユニットU1
と、露光部用フィルム搬送ユニットU2とは主たる構成
が同一であるので、先ず、露光部用フィルム搬送ユニッ
トU2について構成を説明し、スキャナ部用フィルム搬
送ユニットU1については露光部用フィルム搬送ユニッ
トU2との構成の差異を簡単に説明する。露光部用搬送
ユニットU2は、一対の枠体である上部ユニット7と下
部ユニット8とを揺動開閉自在に枢支連結した構成とし
てあり、図示しないバネにより開き側に復帰付勢されて
いる。上部ユニット7と下部ユニット8とが閉じている
状態を図2に、開いている状態を図3に示す。フィルム
2は矢印Aの方向に挿入され、矢印Bの方向に排出され
る。
【0017】下部ユニット8には、図3及び図4に示す
ように、駆動ローラ80a,80b,80c,80d,
80e、フィルム2の左右両端部を案内支持し且つフィ
ルム2の画像面通過予定箇所を窪ませた下部ガイド8
1、駆動ローラ80aをベルト82aを介して駆動する
モータ83a、駆動ローラ80b,80c,80d,8
0eをベルト82bを介して連動駆動するモータ83
b、後述するフィルムループ形成機構Rの一部をなす揺
動ガイド84、フィルム2のDXコードを検出するため
のDXコード検出用光センサ85の発光部85a、フィ
ルム2のパーフォレーションを検出するためのパーフォ
レーション検出用光センサ86の発光部86a、フィル
ム2の画像部分を検出する画像検出用光センサ87の発
光部87a、及び、フィルム2の画像部分のうち印画紙
3に焼き付ける領域を規定する開口88aを有するネガ
マスク88が備えられている。
【0018】上部ユニット7には、図3に示すように、
上記の下部ガイド81と共にフィルム2の左右両端部を
支持案内し且つフィルム2の画像面通過予定箇所を窪ま
せた上部ガイド90が設けられ、その上部ガイド90
は、露光用光源60からの照射光が通過するネガマスク
88の存在箇所を挟んでフィルム2搬送経路上流側に位
置する上流側支持体91aに形成された上流側部分90
aと、フィルム2搬送経路下流側に位置する下流側支持
体91bに形成された下流側部分90bとからなる。
【0019】上流側支持体91aには、上部ユニット7
と下部ユニット8とが閉じている状態において夫々駆動
ローラ80a,80b,80cと相対する位置に設置さ
れた圧着ローラ89a,89b,89c、DXコード検
出用光センサ85の受光部85b、パーフォレーション
検出用光センサ86の受光部86b、画像検出用光セン
サ87の受光部87b、及び、後述するフィルムループ
形成機構Rの一部をなすソレノイド93が備えられ、下
流側支持体91bには、上部ユニット7と下部ユニット
8とが閉じている状態において夫々駆動ローラ80d,
80eと相対する位置に設置された圧着ローラ89d,
89e及び出口ローラ92が備えられている。
【0020】上流側支持体91aは、図5乃至図7の概
略断面図に示すように、上部ユニット7のカバー7aに
対して、ピン70と圧縮コイルバネ71を介して支持さ
れている。ピン70は、先端がカバー7aに固定され、
大径の頭部が上流側支持体91aに係止されている。圧
縮コイルバネ71は、カバー7aと上流側支持体91a
とを離間方向に付勢している。上流側支持体91aにお
けるピン70の挿通孔は、上流側支持体91aに埋め込
まれたスライドメタル72により形成され、ピン70の
挿通孔の内径は、ピン70の外径(頭部以外の部分の外
径)よりも大きくしてあり、その結果、上流側支持体9
1aはカバー7aに対して可動自在となっている。
【0021】又、図5及び図6に示すように、上流側支
持体91aには、上部ユニット7側の位置決め用嵌合部
である円柱状の位置決めピン94aが備えられ、下部ユ
ニット8には、位置決めピン94aの位置及び形状に応
じて、下部ユニット8側の位置決め用嵌合部である位置
決め孔94bが備えられている。ネガマスク88の交換
や内部の清掃等のために上部ユニット7と下部ユニット
8を開いた状態から、両者を閉じるときは、先ず上流側
支持体91aに備えられた揺動中心側の位置決めピン9
4aが下部ユニット8側に形成されて位置決め孔94b
に接当する。位置決めピン94aの外径と位置決め孔9
4bの内径は位置決めを精度良く行うために、ほぼ等し
い径としてある。このため、接当した時点では位置決め
ピン94aが位置決め孔94bに対して傾斜した姿勢と
なっている。
【0022】更に、上部ユニット7と下部ユニット8と
を閉じて行くと、上流側支持体91aがカバー7aに対
して可動自在となっているため、上流側支持体91aの
姿勢が、圧縮コイルバネ71の付勢力に抗して、下部ユ
ニット8に平行な姿勢に変化して行く。この結果、位置
決めピン94aが位置決め孔94bに嵌合可能な姿勢に
変化して、図6に示すように、両者が嵌合する。従っ
て、上流側支持体91aは、位置決め用嵌合部94a,
94bの嵌合に伴う相対移動を許容するために可動自在
に設けられた可動枠体として機能する。尚、下流側支持
体91bもカバー7aに対して可動自在に取付けられて
いる。
【0023】上記のフィルムループ形成機構Rは、露光
部用フィルム搬送ユニットU2に挿入されたフィルム2
を、ネガマスク88の存在箇所において露光処理される
までの間ループを形成して蓄積し、フィルム2の処理能
力を向上させるための機構であり、駆動ローラ80aと
駆動ローラ80bとの間の箇所及び圧着ローラ89aと
圧着ローラ89bとの間の箇所に設けられている。図8
乃至図10に示すように、フィルムループ形成機構R
は、下部ユニット8に設けられた揺動ガイド84及び揺
動ガイド84を揺動駆動するソレノイド20と、上部ユ
ニット7の上流側支持体91aに設けられたループダウ
ンローラ21及びループダウンローラ21を揺動駆動す
るソレノイド93とからなる。ループダウンローラ21
は、4個のローラが左右一対の板材によって回動自在に
支持される構成としてある。
【0024】フィルムループ形成機構Rにてフィルム2
のループを形成するときは、モータ83bを停止させ
て、駆動ローラ80bより下流側でのフィルム2の搬送
を停止し、モータ83aを作動させて駆動ローラ80a
によりフィルム2を搬送し、次にソレノイド93を作動
させて、ループダウンローラ21を図10において実線
で示すフィルム2搬送経路から引退した姿勢から一点鎖
線で示すフィルム2搬送経路に突出した姿勢に揺動さ
せ、フィルム同士のこすれを防止し、傷がつかない様に
している。この結果、フィルム2は図10に示すよう
に、露光部用フィルム搬送ユニットU2の下方側箇所に
設置されたループタンク22内に蓄積される。フィルム
2搬送時のみソレノイド20を作動させて、揺動ガイド
84を、案内支持する姿勢にするのである。尚、フィル
ム2のループの有無はループタンク22上方に設けられ
たループ検出用光センサ23にて検出できる。上記の各
部の作動は、下部ユニット8内に設けられた図示しない
制御回路によって制御されている。
【0025】次に、上記構成の露光部用フィルム搬送ユ
ニットU2の作動を概略説明する。フィルム2が、露光
部用フィルム搬送ユニットU1に挿入されると、フィル
ム2は、駆動ローラ80a,80b,80c,80d,
80eと圧着ローラ89a,89b,89c,89d,
89eとに左右両端部を挟持された状態で搬送される。
この搬送の間において、画像検出用光センサ87がフィ
ルム2の画像の部分とスヌケの部分とを区別して検出
し、この検出情報に基づいて上記の制御回路がモータ8
3bの作動を制御して、フィルム2の画像部分をネガマ
スク88の開口88a内に適正に停止させ、コントロー
ラCOの制御により露光処理が実行される。
【0026】この際において、次のフィルムが搬送され
てきた場合、上記のごとく、フィルムループ形成機構R
を作動させて調整する。従って、駆動ローラ80a,8
0b,80c,80d,80e、圧着ローラ89a,8
9b,89c,89d,89e、モータ83a,83
b、上部ガイド90、及び、下部ガイド81はフィルム
2を所定の経路に沿って搬送する搬送用手段TMとして
機能する。
【0027】スキャナ部用フィルム搬送ユニットU1
は、図11に示す外径形状をしており、矢印Cの方向に
フィルム2が挿入され、矢印Dの方向に排出される。ス
キャナ部用フィルム搬送ユニットU1の内部構成及びそ
の作動は、露光部用フィルム搬送ユニットU2の内部構
成とほぼ同様であり、フィルムループ形成機構Rの設置
箇所が、フィルム2の画像情報検出用の開口30よりも
フィルム2搬送経路下流側に位置している点で異なる。
スキャナ部用フィルム搬送ユニットU1と露光部用フィ
ルム搬送ユニットU2とは、通常図12に示す状態で支
持台40上に設置されて使用される。図12に示す設置
状態では、スキャナ部用フィルム搬送ユニットU1と露
光部用フィルム搬送ユニットU2とのフィルム2搬送経
路が一連に連なっている。
【0028】支持台40上には、スキャナ部用フィルム
搬送ユニットU1をスライド移動させるためのスキャナ
部用台側レール41と、露光部用フィルム搬送ユニット
U2をスライド移動させるための露光部用台側レール4
2とが固定設置されている。スキャナ部用フィルム搬送
ユニットU1は、スキャナ部用台側レール41に沿っ
て、図12に示す位置から矢印Eと反対側(以下、矢印
E方向側を手前側、その反対側を奥側という)にスライ
ド移動可能に構成してあり、又、露光部用フィルム搬送
ユニットU2は、露光部用台側レール42に沿って手前
側に引き出すことにより、写真焼付装置1から取り外し
可能に構成してある。
【0029】スキャナ部用フィルム搬送ユニットU1の
底部には、図13(イ)及び(ロ)に示すように、スキ
ャナ部用台側レール41に設けられた円錐回転ローラ4
1aと接当するユニット側レール43が固定されてい
る。円錐回転ローラ41aは4箇所に設けられており、
そのうち手前左側の円錐回転ローラ41aは図12で示
す位置に復帰付勢された状態で矢印Fの方向に揺動可能
に構成されている。一方、ユニット側レール43には、
図12に示すように、突出部43aが形成されている。
この突出部43aと揺動可能な円錐回転ローラ41aと
が接当して、スキャナ部用フィルム搬送ユニットU1が
奥側へ移動するのを阻止している。又、スキャナ部用フ
ィルム搬送ユニットU1を図12に示す位置である手前
側位置にスライドしたときの位置は、スキャナ部用フィ
ルム搬送ユニットU1の底部に設けられた位置決め用凸
部44aと、支持台40上に設けられた位置決め用凸部
44bとが接当することで位置決めされる。
【0030】露光部用フィルム搬送ユニットU2の底部
には、露光部用台側レール42と接当して左右方向の位
置を規制する円錐回転ローラ45が4箇所に設置されて
いる。そのうちの手前左側の円錐回転ローラ45は、図
12で示す位置に復帰付勢された状態で、矢印Gの方向
に揺動可能としてある。左側の露光部用台側レール42
には、突出部42aが形成してあり、図12に示すよう
に、この突出部42aと揺動可能な円錐回転ローラ45
が接当して、露光部用フィルム搬送ユニットU2が手前
側に移動するのを阻止している。尚、露光部用フィルム
搬送ユニットU2は、支持台40の設けられたコネクタ
ホルダ46が、露光部用フィルム搬送ユニットU2のコ
ネクタ95と接続することで、図12の状態に位置決め
される。尚、露光部用フィルム搬送ユニットU2は、後
述のように、90°方向を変更することができ、そのた
めコネクタ95も図4に示すように2箇所に設けてい
る。
【0031】スキャナ部用フィルム搬送ユニットU1及
び露光部用フィルム搬送ユニットU2は、図12で示す
状態に配置されているとき、スキャナ部用フィルム搬送
ユニットU1にフィルム2が挿入されると、スキャナ部
SCのイメージセンサ51にてフィルム2の画像情報が
順次読み取られ、画像情報の読み取りの終了したフィル
ム2はそのまま露光部用フィルム搬送ユニットU2に挿
入されて、順次露光処理される。
【0032】この標準的な使用モード以外に、本実施例
の写真焼付装置1は、スキャナ部用フィルム搬送ユニッ
トU1及び露光部用フィルム搬送ユニットU2の配置の
仕方によって、以下に説明する種々の使用形態が可能と
なっている。先ず、露光部用フィルム搬送ユニットU2
を露光部用台側レール42に沿って手前に引き出し、9
0°方向を変更して再度露光部用台側レール42に沿っ
てセットし、図14に示すような配置とする。この配置
では、スキャナ部SCにてフィルム2の画像情報を読み
取って、その画像情報に基づいてコントローラCOが露
光条件を決定し、決定した露光条件で露光部EXにて露
光するという過程は上記の標準的な使用モードと同じで
あるが、露光部EXにおけるフィルム2の搬送方向が9
0°異なるため、いわゆるハーフサイズで撮影されたフ
ィルム2等の露光処理を行うことができる。又、図14
の配置では、スキャナ部SCの機能を使用せず、操作者
が任意に決定した露光条件によって、ハーフサイズのフ
ィルム2等を露光部EXにて露光処理することも可能で
ある。
【0033】次に、露光部用フィルム搬送ユニットU2
を標準の位置とし、スキャナ部用フィルム搬送ユニット
U1を奥側に移動して、図15に示す配置とすると、ス
キャナ部SCの機能を使用せず、操作者が任意に決定し
た露光条件によって、フルサイズのフィルム2を露光部
EXにて露光処理することが可能となる。
【0034】更に又、スキャナ部用フィルム搬送ユニッ
トU1を奥側へ移動し、露光部用フィルム搬送ユニット
U2を露光部用台側レール42に沿って引き出して、図
16に示すクロッピングマスク10を、図17に示すよ
うに、スキャナ部SCと露光部EXとに亘る状態でセッ
トして使用することもできる。クロッピングマスク10
は、支持台11上をマスク部12がスライド移動可能な
構成としてあり、マスク部12には110サイズや2B
ネガ等の種々のサイズのフィルム2をセットすることが
可能である。
【0035】クロッピングマスク10をセットした使用
形態では、フィルム2をマスク部12にセットし、マス
ク部12をスキャナ部SCにおける光路上に位置させ
る。この状態でイメージセンサ51にてフィルム2の画
像情報を読み取り、次にマスク部12をスライドさせて
露光部EXの光路上に位置させる。この位置で、コント
ローラCOがフィルム2の画像情報に基づいて決定した
露光条件によって印画紙3へ露光処理するのである。
【0036】〔別実施例〕以下、別実施例を列記する。 上記実施例では、上部ユニット7側に可動枠体91
aを設ける構成としているが、下部ユニット8側に可動
枠体91aを設けてもよい。
【0037】 上記実施例では、可動枠体91aは、
ピン70によって上部ユニット7のカバー7aに支持さ
れているが、圧縮コイルバネ71の一端をカバー7aに
固定し、他端を可動枠体91aに固定する構成として、
圧縮コイルバネ71によって可動枠体91aを支持する
構成としても良い。
【0038】 上記実施例では、上部ユニット7側の
位置決め用嵌合部を円柱状の位置決めピン94aとし、
下部ユニット8側の位置決め用嵌合部を位置決めピン9
4aの形状に対応した位置決め孔94bとしてあるが、
これら位置決め用嵌合部94a,94bの形状は種々変
更可能であり、例えば、嵌合を円滑に行えるようにする
ため位置決めピン94aの形状にテーパを持たせて円錐
台状の形状としても良い。
【0039】 上記実施例では、上流側支持体91a
のみを可動自在に構成してあるが、下流側支持体91b
も同様に可動自在に構成しても良い。さらに上流側支持
体91aと下流側支持体91bの両方共に固定するよう
に構成しても良い。
【0040】 上記実施例では、下部ユニット8側に
フィルム情報検出用の光センサ85,86,87の発光
部85a,86a,87aを、上部ユニット7側に受光
部85b,86b,87bを設けているが、これと逆
に、上部ユニット7側に発光部85a,86a,87a
を、下部ユニット8側に受光部85b,86b,87b
を設けても良い。
【0041】 上記実施例では、露光部用フィルム搬
送ユニットU2内に、フィルム2を搬送駆動する駆動ロ
ーラ80a,80b,80c,80d,80eと、その
駆動ローラ80a,80b,80c,80d,80eを
駆動するモータ83a,83bとを設けているが、フィ
ルム2を搬送する駆動手段は内蔵せずに、搬送用手段と
してフィルム2を案内支持するガイドのみを設けるよう
にしても良い。
【0042】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した写真焼付装置の実施例にかか
る概略構成図
【図2】本発明の実施例にかかる要部斜視図
【図3】本発明の実施例にかかる要部斜視図
【図4】本発明の実施例にかかる要部平面図
【図5】本発明の実施例にかかる要部の作動説明図
【図6】本発明の実施例にかかる要部の作動説明図
【図7】本発明の実施例にかかる要部拡大図
【図8】本発明の実施例にかかる側面視による要部拡大
【図9】本発明の実施例にかかる側面視による要部拡大
【図10】本発明の実施例にかかる側面視による要部拡
大図
【図11】本発明の実施例にかかる要部斜視図
【図12】本発明の実施例にかかる要部平面図
【図13】本発明の実施例にかかる要部断面図
【図14】本発明の実施例にかかる要部平面図
【図15】本発明の実施例にかかる要部平面図
【図16】本発明の実施例にかかる要部斜視図
【図17】本発明の実施例にかかる要部平面図
【図18】従来技術にかかる構成及び作動の説明図
【図19】従来技術にかかる構成及び作動の説明図
【符号の説明】
2 フィルム 7,8 枠体 85,86,87 光センサ 85a,86a,87a 発光部 85b,86b,87b 受光部 91a 可動枠体 94a,94b 位置決め用嵌合部 TM 搬送用手段
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 27/32 G03B 27/42 - 27/48 G03B 27/53

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動開閉自在に枢支連結された一対の枠
    体(7),(8)の夫々に、それらの閉じ状態において
    フィルム(2)を所定の搬送経路に沿って搬送するため
    の搬送用手段(TM)が装備され、 フィルム情報検出用の光センサ(85,86,87)の
    発光部(85a,86a,87a)と受光部(85b,
    86b,87b)とが、前記一対の枠体(7),(8)
    に振り分け配置され、 前記一対の枠体(7),(8)の夫々に、それらの閉じ
    状態側への揺動に伴って互いに嵌合する位置決め用嵌合
    部(94a),(94b)が設けられたフィルム処理装
    置用のフィルム搬送装置であって、 前記一対の枠体(7),(8)のいずれか一方側に、そ
    れに備えさせる前記位置決め用嵌合部(94a)、及
    び、前記発光部(85a,86a,87a)又は前記受
    光部(85b,86b,87b)を支持する可動枠体
    (91a)が、前記一対の枠体(7),(8)夫々の前
    記位置決め用嵌合部(94a),(94b)の嵌合に伴
    う相対移動を許容するために可動自在に設けられている
    フィルム処理装置用のフィルム搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記可動枠体(91a)を備える前記枠
    体(7)に装備する前記搬送用手段(TM)が、前記可
    動枠体(91a)に支持されている請求項1記載のフィ
    ルム処理装置用のフィルム搬送装置。
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