JPH04314046A - フイルムキャリヤ - Google Patents

フイルムキャリヤ

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Publication number
JPH04314046A
JPH04314046A JP7968291A JP7968291A JPH04314046A JP H04314046 A JPH04314046 A JP H04314046A JP 7968291 A JP7968291 A JP 7968291A JP 7968291 A JP7968291 A JP 7968291A JP H04314046 A JPH04314046 A JP H04314046A
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JP
Japan
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negative film
pair
printing
aperture
exposure
Prior art date
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Pending
Application number
JP7968291A
Other languages
English (en)
Inventor
Sumio Yoshikawa
純生 吉川
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネガフイルムから写真
焼き付けを行なってプリントを作成するための写真焼付
装置に用いられるフイルムキャリヤに関する。
【0002】
【従来の技術】ネガフイルムから印画紙へ写真焼き付け
処理を行ないプリントを作成する写真焼付装置において
は、ネガフイルムはフイルムキャリヤによって、画像コ
マが焼付用の開口に重なる所定の位置で保持され、この
焼付用開口を介して光が照射されることにより印画紙へ
焼付露光されてプリントが作成される。
【0003】ところで、写真焼付装置では、ネガフイル
ムをズームプリント(引伸し焼付)する場合がある。こ
のような場合に、従来の写真焼付装置に用いられたフイ
ルムキャリヤでは、前記焼付用開口の大きさ(形状)が
一定であったため、印画紙に焼き付けられた画像にフレ
アを生じる問題があった。
【0004】この場合、ネガフィルムの所定の焼付画像
範囲(マスク領域)に対応する大きさ(形状)の焼付用
開口が形成されたマスク板を設け、ズームプリントする
際には、このマスク板によってネガフイルムの画像コマ
の不要な周辺部分を遮光して焼付処理し、フレアの発生
を防止することが提案されている。
【0005】しかしながら、このようなフレア防止対策
では、フイルムキャリヤの焼付用開口を、ネガフイルム
の画像コマ毎に手動により遮光をしたりこれを解除する
必要があり、手間であった。
【0006】また、近時においては、カメラで撮影され
る画像のサイズは、1本のネガフィルム上で異なるサイ
ズ、例えば、視野が水平方向に拡大されるパノラマ画像
が撮影されることがある。このパノラマ画像のサイズは
、縦方向(ネガフィルムの幅方向)が短くされて、この
縦方向の長さに対する横方向の長さの比率が通常のもの
より大きく(例えば約2倍)なっている。したがって、
フルサイズとパノラマサイズとを同じ尺度で印画紙へ焼
付処理をする場合にも、フルサイズプリントコマを焼き
付けるときの引伸倍率よりもパノラマサイズプリントコ
マを焼き付けるときの引伸(ズーム)倍率を大きくする
必要があると共にネガフィルムのマスク領域も異なって
くる。すなわち、それぞれのサイズに応じてネガフィル
ムのマスク領域を変更する必要がある。
【0007】この点、従来の写真焼付装置に用いられた
フイルムキャリヤは、前述の如く焼付用開口の大きさ(
形状)を種々の異なるプリント倍率(パノラマサイズプ
リントやズームプリント)に対応して容易に変更できな
いため、異なるプリント倍率に対応して最適な焼付処理
することが困難であった。
【0008】さらに、ネガフイルムの画像のLATD(
平均透過濃度)測光を行なって焼付処理をする写真焼付
装置では、前記フイルムキャリヤの焼付用開口の大きさ
(形状)が変更できないと、例えばパノラマサイズのプ
リントコマを焼付ける場合に画像領域を外れた部分まで
測光を行なうことになり、正確な測光結果を得ることが
できない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ズームサイズプリントやパノラマサイズプリント
等のプリント倍率に応じた最適な露光条件でネガフイル
ムを焼付露光することができ、フレアの発生を防止して
画質を向上できるフイルムキャリヤを得ることが目的で
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明のフ
イルムキャリヤは、ネガフイルムを焼付露光するための
露光開口部を備え、ネガフイルムの画像コマが前記露光
開口部に重なる所定の位置でネガフイルムを保持し、前
記露光開口部を介して光を照射することにより印画紙へ
焼付露光してプリントを作成する写真焼付装置に用いら
れるフイルムキャリヤにおいて、前記露光開口部の所定
位置に保持されたネガフイルムの幅方向に対応する前記
露光開口部の開口幅寸法をプリント倍率に応じて変更可
能な開口幅変更手段を備えたことを特徴としている。
【0011】請求項2に係る発明のフイルムキャリヤは
、ネガフイルムを焼付露光するための露光開口部を備え
、ネガフイルムの画像コマが前記露光開口部に重なる所
定の位置でネガフイルムを保持し、前記露光開口部を介
して光を照射することにより印画紙へ焼付露光してプリ
ントを作成する写真焼付装置に用いられるフイルムキャ
リヤにおいて、前記露光開口部の所定位置に保持された
ネガフイルムの幅方向に沿って互いに接離移動可能に配
置され、接離移動することにより前記露光開口部の開口
幅寸法を変更する一対の遮光部材と、前記一対の遮光部
材をそれぞれ連結して平行リンク機構を構成し、前記一
対の遮光部材を互いに平行な状態で移動させる一対のリ
ンク部材と、前記一対の遮光部材及び一対のリンク部材
のうちの何れかに連結され、移動力を付与する駆動源と
、ネガフイルムに記録されたプリント倍率情報を読み取
ることにより、プリント倍率に応じて前記駆動源を作動
させる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0012】請求項3に係る発明のフイルムキャリヤは
、ネガフイルムを焼付露光するための露光開口部を備え
、ネガフイルムの画像コマが前記露光開口部に重なる所
定の位置でネガフイルムを保持し、前記露光開口部を介
して光を照射することにより印画紙へ焼付露光してプリ
ントを作成する写真焼付装置に用いられるフイルムキャ
リヤにおいて、前記露光開口部の所定位置に保持された
ネガフイルムの幅方向に沿って互いに接離移動可能に配
置され、接離移動することにより前記露光開口部の開口
幅寸法を変更する一対の遮光部材と、前記一対の遮光部
材をそれぞれ連結し互いに接近する方向へ常に付勢する
付勢部材と、前記一対の遮光部材に係合して前記遮光部
材を前記付勢部材の付勢力に抗して平行状態で離間させ
て支持し、かつこの支持位置を変更可能な一対の支持部
材と、前記一対の支持部材に係合可能に配置され、回転
することによって前記一対の支持部材を移動させて前記
一対の遮光部材の支持位置を変更させる偏芯カムと、前
記偏芯カムを回転させる駆動源と、ネガフイルムに記録
されたプリント倍率情報を読み取ることにより、プリン
ト倍率に応じて前記駆動源を作動させる制御手段と、を
備えたことを特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1に記載の発明によれば、開口幅変更手
段が作動されることにより、露光開口部の開口幅寸法が
変更され、露光開口部の大きさがネガフイルムのプリン
ト倍率に応じた最適な状態となる。したがって、ズーム
サイズプリントやパノラマサイズプリント等の種々のプ
リント倍率で焼付処理する場合であっても、このプリン
ト倍率に応じた最適な露光条件でネガフイルムを焼付露
光することができ、フレアの発生が防止されて画質が向
上される。
【0014】また、ネガフイルムの画像の平均透過濃度
を測光して焼付処理をする写真焼付装置に用いれば、ネ
ガフイルムのプリントコマを正確に測光することができ
る。
【0015】請求項2に記載の発明によれば、平行リン
ク機構を構成する一対の遮光部材が、駆動源の駆動によ
って平行な状態のままで移動され、これにより、露光開
口部の開口幅寸法が変更され、露光開口部を介してネガ
フイルムへ照射される光の遮光領域が、ネガフイルムの
プリント倍率に応じた最適な状態となる。
【0016】したがって、この場合にも、ズームサイズ
プリントやパノラマサイズプリント等のプリント倍率に
応じた最適な露光条件でネガフイルムを焼付露光するこ
とができ、フレアの発生が防止されて画質が向上される
。さらにこの場合にも、ネガフイルムの画像の平均透過
濃度を測光して焼付処理をする写真焼付装置に用いれば
、ネガフイルムのプリントコマを正確に測光することが
できる。
【0017】請求項3に記載の発明によれば、駆動源の
駆動によって偏芯カムが回転されると、一対の支持部材
が移動されて、平行状態で支持された一対の遮光部材の
支持位置が変更される。これにより、露光開口部の開口
幅寸法が変更され、露光開口部を介してネガフイルムへ
照射される光の遮光領域が、ネガフイルムのプリント倍
率に応じた最適な状態となる。
【0018】したがって、この場合にも、ズームサイズ
プリントやパノラマサイズプリント等のプリント倍率に
応じた最適な露光条件でネガフイルムを焼付露光するこ
とができ、フレアの発生が防止されて画質が向上される
。さらにこの場合にも、ネガフイルムの画像の平均透過
濃度を測光して焼付処理をする写真焼付装置に用いれば
、ネガフイルムのプリントコマを正確に測光することが
できる。
【0019】
【実施例】図6には、本発明の第1実施例に係る写真処
理システムの概略図が示されている。
【0020】カメラ10によって撮影されたネガフイル
ム12が収容されたパトローネ14は、ラボへ送られて
最初にプロセッサ16によって現像処理が行われる。な
お、ネガフィルム12は、複数のネガフィルム12を接
合して、1本のロール状にした後にプロセッサ16へセ
ットされる。現像工程が終了すると、ネガフィルム12
は、ネガ検定機18(以下、ノッチャーパンチャ18と
いう)によって、検定作業がなされる。
【0021】ノッチャーパンチャ18では、撮影された
画像の露光条件の補正値を決め、書込装置20によって
メモリカード22へその情報を入力すると共に各コマに
対応してノッチを付すようにしている。この露光条件の
補正値の決定は、オペレータの目視による判断で行い、
ノッチの付与は自動的に行っている。ノッチャーパンチ
ャ18では、この補正値等をメモリカード22に記録し
、ネガフィルム12と共にこのメモリカード22がプリ
ンタ24へセットされる。
【0022】プリンタ24では、ネガフィルム12を1
コマ毎に搬送すると同時に読取装置26によってそれぞ
れのコマに対応する露光条件をメモリカード22から読
取り、読み取られた露光条件に基づいて露光量等が決定
され、印画紙28へプリントされる。
【0023】プリント工程が終了したネガフィルム12
は、所定コマ(例えば6コマ)毎にカットされ、ネガシ
ートに収容される。また、印画紙28は、現像工程、検
定工程を経て各画像毎にカットされ、前記ネガフィルム
12と共にDP袋に収容されて、顧客へと返送される。
【0024】以上が通常の写真処理工程であるが、現在
、カメラ10によってパノラマ撮影されることがあり、
このパノラマ撮影された画像コマの大きさは、標準サイ
ズ(例えばフルサイズ)の画像コマの大きさと異なって
いる。すなわち、図7(A)または図7(B)に示す如
く、1本のネガフィルム12にフルサイズの画像コマ1
2Aとパノラマサイズの画像コマ12Bとが混在してい
る。画像コマ12Bは、その縦寸法(ネガフィルム12
の幅方向寸法)が短くなっており、面積比がフルサイズ
の画像コマ12Aの約1/2コマ分に相当している。こ
のため、このパノラマサイズの画像をフルサイズと同尺
度でプリンタ24にてプリントする場合には、ネガフィ
ルムの画像コマをマスクする領域を異ならせると共に、
引伸倍率等の焼付条件を異ならせる必要がある。
【0025】そこで、本第1実施例では、パノラマサイ
ズプリント指定の画像コマ12Aとフルサイズプリント
指定の画像コマ12Bとを判別する機能をノッチャーパ
ンチャ18に具備すると共に、前記焼付条件に対応可能
な機構をプリンタ24へ具備している。
【0026】すなわち、ノッチャーパンチャ18では、
ネガフイルム12の濃淡を検出する機能を有しており、
検出されたネガフイルム12の濃淡を基にして、撮影さ
れた画像コマのエツヂを判別するようになっている。こ
の画像コマのエツヂを判別することにより、ネガフィル
ム12に記録されている画像コマがフルサイズかパノラ
マサイズかを判別することができる。
【0027】また、図12に示す如く、ネガフイルム1
2のベース部分に光学的マーク(バーコード30または
露光マーク32)等を付して、このマークを検出判別し
ても良く、またネガフイルム12に磁気記録層を形成し
この磁気記録層に情報を記録すると共にこれを読み取り
、判別してもよい。
【0028】次に、本第1実施例に係るプリンタ24の
詳細な構成について説明する。図5には本発明が適用さ
れたプリンタ24が示されている。プリンタ24の光源
202から照射される光線の焼付光路Lには、その最上
方にプリントマスク204が配置され、ロール状印画紙
28の一部を挟持して、焼付位置へ固定している。ロー
ル状印画紙28は、その両方が回転軸208、210に
層状に巻き取られており、プリントマスク204の下流
側には、一対の搬送ローラ212が設置され、印画紙2
8を挟持している。搬送ローラ212は、モータ214
の駆動力で図5の矢印A方向へ回転され、一方の層状巻
取部(図5の左側層状巻取部)の外周から印画紙先端を
引き出して、他方の回転軸210へ巻取る構成である。
【0029】巻き出し用回転軸208とプリントマスク
204との間の印画紙28は、テンシヨンローラ216
に巻掛けられている。また、搬送ローラ212の下流側
にも、テンシヨンローラ218が配設され、印画紙28
が巻掛けられている。これらのテンシヨンローラ216
、218はその軸直角方向へ移動可能とされており、印
画紙搬送時のテンシヨンを一定に保持するようにしてい
る。
【0030】プリントマスク204の下方の焼付光路L
上には、フイルムキャリアとしてのネガキヤリア220
が配設され、長尺状のネガフイルム12の一部を挟持し
て、所定位置へ固定している。このネガキヤリア220
についての詳細な構造は後述する。
【0031】ネガフイルム12は、その両方が、回転軸
224、226に層状に巻き取られており、ネガキヤリ
ア220の下流側には、一対の搬送ローラ228が設置
され、ネガフイルム12を挟持している。搬送ローラ2
28は、モータ232の駆動力で図5の矢印B方向へ回
転され、一方の層状巻取部(図5の左側巻取部)の外周
からネガフイルム12を引き出して、他方の回転軸22
6へ巻取る構成である。
【0032】巻き出し用回転軸224とネガキヤリア2
20との間のネガフイルム12は、テンシヨンローラ2
34に巻掛けられている。また、搬送ローラ228の下
流側にも、テンシヨンローラ236が配設され、ネガフ
イルム12が巻掛けられている。これらのテンシヨンロ
ーラ234、236はその軸直角方向へ移動可能とされ
ており、ネガフイルム12の搬送時のテンシヨンを一定
に保持するようにしている。
【0033】ネガキヤリア220とプリントマスク20
4との間には、焼付用レンズ237とブラツクシヤツタ
238とが配置されている。ブラツクシヤツタ238は
、ドライバ240からの駆動信号に応じて光路L上に挿
入又は離脱可能とされている。
【0034】また、レンズ237は、ドライバ239か
らの駆動信号に応じて光路Lに沿って移動可能となって
おり、これにより引伸倍率を変更することができる。こ
のレンズ237による引伸倍率の変更は、前記ドライバ
239によってなされるが、パノラマサイズの方がフル
サイズよりも引伸倍率が大きくなるように駆動され、そ
の位置は一定である。従って、フルサイズの位置とパノ
ラマサイズの位置の2位置を予め記憶しておき、メモリ
カード22からの信号に応じて、何れかの位置へ位置決
めすればよい。
【0035】ネガキヤリア220と光源202との間に
は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の
各色のカツトフイルタ242、244、246が配設さ
れている。これらのカツトフイルタ242、244、2
46はそれぞれドライバ248、250、252からの
信号に応じて、光路L上へ挿入又は離脱されるようにな
っている。
【0036】ネガキヤリア220の斜め上方には、受光
器254が配設されている。受光器254はネガキヤリ
ア220に位置決めされているネガフイルム12に撮影
された画像の濃度情報を検出し、その検出値を制御部2
56へ供給するようになっている。制御部256では、
この濃度情報に基づいて露光量が演算され、この演算結
果に応じて前記ブラツクシヤツタ238及びカツトフイ
ルタ242、244、246を制御している。
【0037】制御部256には読取装置26が接続され
ている。読取装置26には、メモリカード22が装填可
能とされており、前記ノッチャーパンチャ18によって
判別されたフルサイズかパノラマサイズかの情報の読取
り、それぞれの焼付条件(ネガフィルム12のマスク領
域、レンズ237による引伸倍率等)を設定するように
している。
【0038】次に、ネガキヤリア220について説明す
る。図1には本第1実施例に係るネガキヤリア220が
示されている。このネガキヤリア220は、台座302
及び開閉カバー304を主要部として構成されている。
【0039】台座302には、ネガフイルム搬送路30
6が形成されている。ネガフイルム搬送路306の長手
方向中央部には焼付開口312が設けられ、プリンタ2
4に設けられた光源202(図5参照)からの焼付光の
通過口とされている。この焼付開口312の大きさは、
レンズ237を介して印画紙28へフルサイズの画像コ
マ12Aが焼付けられる大きさとされている。ネガフイ
ルム搬送路306には、焼付開口312の上流側(図1
の左方向)及び下流側(図1の右方向)に搬送ローラ3
20、322、324がネガフイルム12の裏面(下面
)に対応して配設されている。各搬送ローラ320、3
22、324は同一回転方向に同一回転速度で駆動され
るようになっている。
【0040】焼付開口312の下面側には、図2乃至図
4に示す如く、この焼付開口312の実質的な開口面積
を変更することが可能な遮光部材としての一対の仕切板
344が配設されている。
【0041】仕切板344は互いに同一平面上に位置し
ており、さらに、それぞれ両端部が一対のリンク346
の両端へピン347を介して回転自在に連結されている
。これらの一対の仕切板344と一対のリンク346は
、それぞれ互いに平行な状態でピン347を介して連結
されて平行リンク機構を構成しており、さらに、リンク
346の長手方向中央部は台座302に固定される支軸
348へ回転可能に支持されている。この支軸348周
りに各リンク346が回転すると、一対の仕切板344
が互いに平行な状態のままで互いに接離移動され、すな
わち焼付開口312の縦方向(ネガフイルム12の幅方
向)へ移動される。これによって、一対の仕切板344
が焼付開口312内へ出没して焼付開口312の開口面
積を変更することができる構成である。
【0042】ここで、仕切板344が焼付開口312の
内側に進出し焼付開口312の開口面積が減少された状
態は、前記ネガフィルム12の画像コマ12B(パノラ
マサイズ)に対応している。この焼付開口312への仕
切板344の突出時には、焼付開口312の上下方向(
ネガフィルム12の幅方向)両端が遮光されることにな
り、残りの開口面積がネガフイルム12のパノラマサイ
ズの画像コマのサイズに対応されるようになっている。 一方、仕切板344が焼付開口312から退出した状態
は、前記ネガフィルム12のフルサイズの画像コマ12
Aに対応されされることになる。
【0043】一方の仕切板344の一端部には、駆動源
としてのソレノイド350が連結されており、さらに、
ソレノイド350のアクチュエータ352周りには圧縮
コイルスプリング354が配置されている。通常(ソレ
ノイド350が不作動時)は圧縮コイルスプリング35
4の付勢力によって押圧されて一方のリンク346はス
トツパ356に当接され(図4図示状態)、仕切板34
4が焼付開口312から退出した状態となっている。ソ
レノイド350が通電されて作動すると、圧縮コイルス
プリング354の付勢力に抗してアクチュエータ352
が引っ張られ、各リンク346及び各仕切板344がそ
れぞれ平行状態で移動して仕切板344が焼付開口31
2に進出する(図3図示状態)構成である。
【0044】ソレノイド350は制御部256に接続さ
れており、制御部256によって制御される。
【0045】開閉カバー304は、筐体状のカバー本体
390の下端が台座302に固定されたバー392に軸
支され、このバー392を中心に台座302に対して開
閉させることができるようになっている。
【0046】カバー本体390の底部には、前記焼付開
口312に対応された貫通孔396が設けられている。 また、カバー本体390には閉止状態で前記ネガフイル
ム搬送路306と対応する位置に上部案内ベース398
が取付られ、ネガフイルム案内壁402が一体形成され
て、案内壁402の先端と案内面308との間に間隙が
生じるようになっている。また、この間隙寸法はネガフ
イルム12の肉厚寸法よりも若干大きく、ネガフイルム
幅方向端部の搬送経路を確保している。
【0047】また、案内壁402と案内壁402との間
には、前記搬送ローラ320、322、324に対応し
て、アイドルローラ410、412、414が掛け渡さ
れており、開閉カバー304が閉止されることにより、
このアイドルローラ410、412、414と搬送ロー
ラ320、322、324とでネガフイルム12を挟持
して、ネガフイルム12へ搬送力を伝達することができ
るようになっている。
【0048】アツパベース404のネガフイルム搬送方
向中央部には、このアツパベース404と相対移動可能
で、かつ前記貫通孔396と対応する位置に開口が設け
られたアツパマスク420が配置されている。アツパマ
スク420はアツパベース404の裏側に配設されたマ
スクベース422に固着されている。マスクベース42
2は、カバー本体390の底面のほぼ全面に亘って配設
されており、ソレノイド本体423が固着されている。 ソレノイド本体423に通電されると、アツパマスク4
20が前記アツパベース404に対して相対移動され、
ネガフイルム搬送路306の焼付開口312と密着させ
ることができ、光軸Lに位置決めされたネガフイルム1
2を挟持することができるようになっている。
【0049】以下に本第1実施例の作用を図8のフロー
チヤートに従い説明する。なお、ノッチャーパンチャ1
8によりフルサイズかパノラマサイズかが判定され、メ
モリカード22に記録されて、プリンタ24の読取装置
26に装填されているものとする。
【0050】ステツプ500では、メモリカード22か
ら次に焼付位置にくる画像コマの情報を読み取り、ステ
ツプ502へ移行して、上記読み取られた情報から画像
コマの種類(フルサイズかパノラマサイズか)を判別す
る。
【0051】ステツプ502において、フルサイズであ
ると判別された場合はステツプ504へ移行してフラグ
Fをセツト(1)し、パノラマサイズであると判別され
た場合は、ステツプ506へ移行してフラグFをリセツ
ト(0)して、それぞれステツプ508へ移行する。
【0052】ステツプ508では、現在プリンタ24に
おいて設定されている焼付条件と次に焼付処理される画
像コマの焼付条件とが一致しているか否かが判断される
。すなわち、一致であれば焼付条件を変更する必要がな
く、逆に不一致であれば焼付条件を変更する必要がある
【0053】ステツプ508において、焼付条件が一致
していると判別された場合は、ステツプ510へ移行し
て、フラグFがセットされているか否かが判断される。 ステツプ510で肯定判定された場合は、ステツプ51
2へ移行してフルサイズ−フルサイズ間の搬送を行う。 また、ステツプ510で否定判定された場合は、ステツ
プ514へ移行してパノラマサイズ−パノラマサイズ間
の搬送を行う。
【0054】次のステツプ516では、ネガフィルム1
2の焼付すべき画像コマを焼付位置へ位置決めし、次い
でステツプ518で測光を行い、ステツプ520で露光
量を演算する。次のステツプ522では、焼付処理を行
う。ステツプ524では、1ロールのネガフィルム12
が終了したか否かが判断され、否定判定の場合は、ステ
ツプ500へ移行して次の画像コマ焼付準備を行う。ま
た、ステツプ524では、全ての画像コマの焼付処理が
終了したと判定(肯定判定)された場合は、処理は終了
する。
【0055】ステツプ508において、焼付条件が不一
致であると判別された場合は、ステツプ508からステ
ツプ526へ移行して、フラグFがセットされたか否か
が判断され、判別された画像コマがフルサイズかパノラ
マサイズかを選別する。
【0056】ステツプ526でフルサイズと判別(F=
1)された場合は、ステツプ528でプリントマスク2
04をフルサイズ用のマスク領域にセットし直す。次い
でステツプ530では、ソレノイド350への通電を停
止することにより、圧縮コイルスプリング354の付勢
力によって仕切板344及びリンク346を移動させ、
仕切板344を焼付開口312から退出した状態(図4
図示状態)とし、フルサイズ用の焼付開口にセットし直
す。次に、ステツプ532へ移行して、レンズ237を
駆動させてフルサイズ用(標準)倍率位置へセットし直
し、ステツプ534へ移行する。
【0057】一方、ステツプ526でパノラマサイズと
判別(F=0)された場合は、ステツプ536でプリン
トマスク204をパノラマサイズ用のマスク領域にセッ
トし直す。次いでステツプ538では、ネガキヤリア2
20のソレノイド350が通電される。ソレノイド35
0が通電されて作動すると、圧縮コイルスプリング35
4の付勢力に抗してアクチュエータ352が引っ張られ
、各リンク346及び各仕切板344がそれぞれ平行状
態で移動して仕切板344が焼付開口312に進出する
(図3図示状態)。これにより、焼付開口312の上下
方向(ネガフィルム12の幅方向)両端が遮光されるこ
とになり、焼付開口312の残りの開口面積がネガフイ
ルム12のパノラマサイズの画像コマのサイズと同一と
されて、パノラマサイズ用の焼付開口にセットし直され
る。
【0058】次に、ステツプ540へ移行して、レンズ
237を駆動させてパノラマサイズ用倍率位置へセット
し直し、ステツプ534へ移行する。ステツプ534で
は印画紙を異なるサイズ間(フルサイズ−パノラマサイ
ズ又はパノラマサイズ−フルサイズ)で搬送し、ステツ
プ516へ移行する。
【0059】このように本実施例では、順次搬送されて
くる画像コマの種類(フルサイズ又はパノラマサイズ)
に応じて、仕切板344が移動して焼付開口312の開
口幅寸法が変更され、焼付開口312を介してネガフイ
ルム12へ照射される光の遮光領域が、ネガフイルム1
2のプリント倍率に応じた最適な状態となる。したがっ
て、このプリント倍率に応じた最適な露光条件でネガフ
イルム12を焼付露光することができ、フレアの発生が
防止されて画質が向上される。また、パノラマ専用のプ
リンタも不要となる。
【0060】さらに、受光器254がネガキヤリア22
0に位置決めされているネガフイルム12に撮影された
画像の濃度情報を検出する際に、例えばパノラマサイズ
の画像コマを外れた部分(所謂ネガフイルム12の素抜
けの部分)を測光することが防止され、ネガフイルム1
2の画像を正確に測光することができる。
【0061】なお、焼付位置に位置決めされた画像コマ
の測光による露光量に対する補正量は、ノッチャーパン
チャ18による検定で予めカラー補正量及び濃度補正量
を定め、図9(A)に示される如くメモリカード22の
各コマの領域に記憶させておく。すなわち、メモリカー
ド22には、各コマのコマ番号と必要に応じてカラー補
正量と濃度補正量とが記憶されると共に前記フルサイズ
かパノラマサイズかを判別するデータが記録されている
。この場合、判別する種類が2種類であるので、フルサ
イズの場合はデータが省略されている。
【0062】このメモリカード22内の情報は、図9(
B)に示される如く、それぞれのコマ毎の焼付条件(プ
リントマスク位置、ネガマスク位置、レンズ位置及び印
画紙送り量)を記憶させておいてもよい。
【0063】次に、本発明の他の実施例を説明する。な
お、前記第1実施例と基本的に同一の部品には前記第1
実施例と同一の符号を付与してその説明を省略している
【0064】図10には、第2実施例に係る遮光部材と
しての一対の仕切板360が示されている。各仕切板3
60は、前記第1実施例と同様に焼付開口312の下面
側に配置されており、それぞれ長手方向両端部が焼付開
口312の長手軸線方向(ネガフイルム12の長手軸線
方向)に対して約45度の角度に切り欠かれている。各
仕切板360の長手方向両端部には、支持部材としての
支持板362が当接している。支持板362の長手方向
両端部も、約45度の角度に切り欠かれた仕切板360
の長手方向両端部に対応して切り欠かれており、両者が
互いに密着して当接している。また、仕切板360の長
手方向両端部近傍にはそれぞれ付勢部材としての引張ス
プリング364が連結されており、一対の仕切板360
は互いに接近する方向へ常に付勢されている。
【0065】支持板362は、一対の仕切板360に係
合することにより、一対の仕切板360を引張スプリン
グ364の付勢力に抗して平行状態で離間させて支持し
ており、さらに、幅方向(仕切板360の長手方向)に
沿って互いに接離移動することにより、一対の仕切板3
60の支持位置を変更する。これにより、一対の仕切板
360が互いに平行な状態のままで接離移動され、すな
わち焼付開口312の縦方向(ネガフイルム12の幅方
向)へ移動され、これによって、仕切板360を焼付開
口312内へ出没させて焼付開口312の開口面積を変
更することができる構成である。
【0066】各支持板362の側方には偏芯カム366
がそれぞれ配置されている。偏芯カム366は、回転す
ることによって一対の支持板362を押圧し、引張スプ
リング364の付勢力に抗して一対の支持板362をそ
の幅方向に沿って接近移動させて、一対の仕切板360
の支持位置を変更させることができる。
【0067】一対の偏芯カム366は駆動源としてのモ
ータ368に各々連結されており、さらに、モータ36
8は制御部256に接続されて制御部256によって制
御される。
【0068】本実施例においても、順次搬送されてくる
画像コマの種類(フルサイズ又はパノラマサイズ)に応
じて、偏芯カム366が回転して支持板362が移動さ
れ、仕切板360が移動されて焼付開口312の実質的
な開口幅寸法が変更され、焼付開口312を介してネガ
フイルム12へ照射される光の遮光領域が、ネガフイル
ム12のプリント倍率に応じた最適な状態となる。した
がって、このプリント倍率に応じた最適な露光条件でネ
ガフイルム12を焼付露光することができ、フレアの発
生が防止されて画質が向上される。
【0069】図11には、第3実施例に係る遮光部材と
しての一対のスライド板370及び一対のスライド板3
72が示されている。一対のスライド板370及び一対
のスライド板372も、前記各実施例と同様に焼付開口
312の下面側に配置されている。
【0070】一対のスライド板370は、焼付開口31
2の横方向(ネガフイルム12の長手方向)に沿って互
いに平行状態で配置されており、それぞれ一端部が、モ
ータ374に連結された軸376に螺合して保持されて
いる。この軸376のネジ方向は、一対のスライド板3
70の螺合部分で互いに逆向きに形成されている。この
ため、モータ374の駆動で軸376が回転することに
より、一対のスライド板370が互いに平行な状態のま
まで接離移動され、すなわち焼付開口312の縦方向(
ネガフイルム12の幅方向)へ移動され、これによって
、焼付開口312内へ出没させて焼付開口312の縦方
向の開口寸法を変更することができる構成である。一対
のスライド板370のそれぞれ他端部は引張スプリング
378によって連結されており、両者のがた付きを防止
している。
【0071】一方、一対のスライド板372は、焼付開
口312の縦方向(ネガフイルム12の幅方向)に沿っ
て互いに平行状態で配置されており、それぞれ一端部が
、モータ380に連結された軸382に螺合して保持さ
れている。この軸382のネジ方向も、一対のスライド
板372の螺合部分で互いに逆向きに形成されている。 このため、モータ380の駆動で軸382が回転するこ
とにより、一対のスライド板372が互いに平行な状態
のままで接離移動され、この場合には、焼付開口312
の横方向(ネガフイルム12の長手方向)へ移動され、
これによって、焼付開口312内へ出没させて焼付開口
312の横方向の開口寸法を変更することができる構成
である。このスライド板372のそれぞれ他端部も引張
スプリング384によって連結されており、両者のがた
付きを防止している。
【0072】モータ374及びモータ380も制御部2
56に接続されて制御部256によって制御される。
【0073】本実施例においても、順次搬送されてくる
画像コマの種類(フルサイズ又はパノラマサイズ)に応
じて、モータ374あるいはモータ380の駆動で軸3
76あるいは軸382が回転して一対のスライド板37
0あるいは一対のスライド板372が移動され、焼付開
口312の開口幅寸法が変更されてネガフイルム12へ
照射される光の遮光領域が、ネガフイルム12のプリン
ト倍率に応じた最適な状態となる。したがって、このプ
リント倍率に応じた最適な露光条件でネガフイルム12
を焼付露光することができ、フレアの発生が防止されて
画質が向上される。
【0074】さらに、この場合には、一対のスライド板
370と一対のスライド板372はそれぞれ独立して移
動されるため、焼付開口312の実質的な開口幅寸法を
、縦方向と横方向でそれぞれ独立して個別に変更でき、
適用の範囲も拡大する。
【0075】なお、前記各実施例では、ネガフィルム1
2の画像コマの種類をノッチャーパンチャ18で判別し
メモリカード22に記録して、プリンタ24でこのメモ
リカード22の情報から画像コマの種類を判別したが、
図12に示される如く、ネガフィルム12のベース部分
に光学的マーク(バーコード30又は露光マーク32)
等を付して、このマークを検出して上記処理を行っても
よく、また、ネガフィルム12に磁気記録層を形成しこ
の磁気記録層に情報を記録し、プリンタ24のネガキヤ
リア220によってこの情報を読み取って処理する構成
としてもよい。さらに、図13に示される如く、受光器
254で測光した濃度分布により、画像コマのエッヂ部
分を検出し、このエッヂ部分の位置によってフルサイズ
かパノラマサイズかを判別してもよい。
【0076】また、前記各実施例では、フルサイズかパ
ノラマサイズかのプリント例で示したが、拡大倍率の高
いプリントはこのパノラマサイズのプリントに限定され
ることなく、例えば、ハイビジョンタイプのものやシネ
ラマタイプのアスペクト比を持つプリントでも適用でき
ることは言うまでもなく、またこれらアスペクト比の異
なるプリントの複数の組合せでも構わない。また、フル
サイズのプリント(アスペクト比が同じ)でも、拡大倍
率の異なるプリントの場合も適用できる。
【0077】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係るフイルム
キャリヤは、ズームサイズプリントやパノラマサイズプ
リント等のプリント倍率に応じた最適な露光条件でネガ
フイルムを焼付露光することができ、フレアの発生を防
止して画質を向上できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るネガキヤリアの斜視図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例に係る仕切板およびリンク
の連結状態を示す斜視図である。
【図3】第1実施例に係る仕切板およびリンクのパノラ
マサイズに対応した連結状態を示す平面図である。
【図4】第1実施例に係る仕切板およびリンクのフルサ
イズに対応した連結状態を示す平面図である。
【図5】実施例に係るプリンタの概略構成図である。
【図6】本実施例の写真処理システムの概略図である。
【図7】(A)及び(B)はフルサイズとパノラマサイ
ズの露光画像が混在したネガフィルムの平面図である。
【図8】実施例に係る制御フローチヤートである。
【図9】(A)及び(B)はメモリカード内の記録領域
を示すブロック図である。
【図10】第2実施例に係る仕切板および支持板の対応
関係を示す平面図である。
【図11】第3実施例に係るスライド板の対応関係を示
す平面図である。
【図12】画像コマの種類の判別するマークが付された
ネガフィルムの平面図である。
【図13】受光器によって測光された画像コマ濃度分布
特性図である。
【符号の説明】
12    ネガフィルム 22    メモリカード 24    プリンタ 28    印画紙 220  ネガキヤリア(フイルムキャリヤ)256 
 制御部(制御手段) 312  焼付開口 344  仕切板(遮光部材) 346  リンク 350  ソレノイド(駆動源) 360  仕切板(遮光部材) 366  偏芯カム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  ネガフイルムを焼付露光するための露
    光開口部を備え、ネガフイルムの画像コマが前記露光開
    口部に重なる所定の位置でネガフイルムを保持し、前記
    露光開口部を介して光を照射することにより印画紙へ焼
    付露光してプリントを作成する写真焼付装置に用いられ
    るフイルムキャリヤにおいて、前記露光開口部の所定位
    置に保持されたネガフイルムの幅方向に対応する前記露
    光開口部の開口幅寸法をプリント倍率に応じて変更可能
    な開口幅変更手段を備えたことを特徴とするフイルムキ
    ャリヤ。
  2. 【請求項2】  ネガフイルムを焼付露光するための露
    光開口部を備え、ネガフイルムの画像コマが前記露光開
    口部に重なる所定の位置でネガフイルムを保持し、前記
    露光開口部を介して光を照射することにより印画紙へ焼
    付露光してプリントを作成する写真焼付装置に用いられ
    るフイルムキャリヤにおいて、前記露光開口部の所定位
    置に保持されたネガフイルムの幅方向に沿って互いに接
    離移動可能に配置され、接離移動することにより前記露
    光開口部の開口幅寸法を変更する一対の遮光部材と、前
    記一対の遮光部材をそれぞれ連結して平行リンク機構を
    構成し、前記一対の遮光部材を互いに平行な状態で移動
    させる一対のリンク部材と、前記一対の遮光部材及び一
    対のリンク部材のうちの何れかに連結され、移動力を付
    与する駆動源と、ネガフイルムに記録されたプリント倍
    率情報を読み取ることにより、プリント倍率に応じて前
    記駆動源を作動させる制御手段と、を備えたことを特徴
    とするフイルムキャリヤ。
  3. 【請求項3】  ネガフイルムを焼付露光するための露
    光開口部を備え、ネガフイルムの画像コマが前記露光開
    口部に重なる所定の位置でネガフイルムを保持し、前記
    露光開口部を介して光を照射することにより印画紙へ焼
    付露光してプリントを作成する写真焼付装置に用いられ
    るフイルムキャリヤにおいて、前記露光開口部の所定位
    置に保持されたネガフイルムの幅方向に沿って互いに接
    離移動可能に配置され、接離移動することにより前記露
    光開口部の開口幅寸法を変更する一対の遮光部材と、前
    記一対の遮光部材をそれぞれ連結し互いに接近する方向
    へ常に付勢する付勢部材と、前記一対の遮光部材に係合
    して前記遮光部材を前記付勢部材の付勢力に抗して平行
    状態で離間させて支持し、かつこの支持位置を変更可能
    な一対の支持部材と、前記一対の支持部材に係合可能に
    配置され、回転することによって前記一対の支持部材を
    移動させて前記一対の遮光部材の支持位置を変更させる
    偏芯カムと、前記偏芯カムを回転させる駆動源と、ネガ
    フイルムに記録されたプリント倍率情報を読み取ること
    により、プリント倍率に応じて前記駆動源を作動させる
    制御手段と、を備えたことを特徴とするフイルムキャリ
    ヤ。
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