JPH0755803Y2 - 回路しや断器の可調整電磁引き外し装置 - Google Patents

回路しや断器の可調整電磁引き外し装置

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JPH0755803Y2
JPH0755803Y2 JP1986103574U JP10357486U JPH0755803Y2 JP H0755803 Y2 JPH0755803 Y2 JP H0755803Y2 JP 1986103574 U JP1986103574 U JP 1986103574U JP 10357486 U JP10357486 U JP 10357486U JP H0755803 Y2 JPH0755803 Y2 JP H0755803Y2
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JP
Japan
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iron core
core
fixed iron
adjustable electromagnetic
conductor
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JP1986103574U
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JPS639753U (ja
Inventor
俊幸 谷辺
博章 藤久
晴久 戸田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば回路しや断器の引き外し動作の内、
過電流の比較的大きな領域で瞬時引き外し動作を行う可
調整電磁引き外し装置の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は例えば実開昭52-138267号公報に示された従来
の可調整電磁引き外し装置を示す正面図である。図にお
いて、(1)はツマミ、(2)はロツド、(3)はツマ
ミ(1)により回転操作されるカム、(4)はカム
(3)の回転に連動して支軸(5)を中心にして回転す
るアーム、(6)は導体、(7)は導体(6)を抱くよ
うに形成された固定鉄心、(8)は吸引動作により固定
鉄心(7)に吸着する可動鉄心、(9)は可動鉄心
(8)を吸引動作方向と反対の方向に付勢するスプリン
グである。
次に動作について説明する。導体(6)に流れる電流が
ある設定値を超え、可動鉄心(8)に作用する吸引力
(F1)がスプリング(9)による付勢力より大きくなる
と可動鉄心(8)が固定鉄心(7)へ吸着されることに
より公知のトグルリンク機構(図示せず)の係合が解か
れ自動しや断が行われる。
さて、通電電流一定のもとで固定鉄心(7)と可動鉄心
(8)との初期ギヤツプ(G)を変化させると、第4図
の一点鎖線(F1)で示すように上記ギヤツプ(G)が大
きくなるに従つて可動鉄心(8)に作用する吸引力
(F1)は小さくなる。
したがつて、ツマミ(1)を回転させることによつてロ
ツド(2)を介してカム(3)を回転させ、しかしてア
ーム(4)を回転させて上記ギヤツプ(G)を変化させ
ることによつて、自動しや断が行われる通電電流の設定
値を変化させることができるようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
従来の可調整電磁引き外し装置は、以上のように可動鉄
心(8)と固定鉄心(7)との初期ギヤツプ(G)を変
化させることによつて動作電流の設定値を変化させてい
るので、設定値の変化範囲を大きくしようとする場合、
上記ギヤツプ(G)の変化量を大きくしなければなら
ず、そのために可動鉄心(8)およびアーム(4)の変
位量が大きくなつて装置全体が大きくなると共に、カム
(3)の形状変化を急峻にしなければならないので、ツ
マミ(1)を回転させるのに要する操作力が大きくなる
という問題点があつた。
この考案は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、可動鉄心と固定鉄心との初期ギヤツプの変化
量を過度に大きくすることなく動作電流の設定値の変化
範囲を大きくとれる回路しや断器の可調整電磁引き外し
装置を得ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係る可調整電磁引き外し装置は、可動鉄心の
固定鉄心に対向する面と反対側の面(以下背面という)
のほぼ全長にわたって対向して電流が流れるように導体
を配置したものである。
〔作用〕
この考案においては、可動鉄心の背面のほぼ全長にわた
って対向して流れる電流が可動鉄心に固定鉄心から開離
する方向に作用する力を発生し、かつこの力は可動鉄心
と固定鉄心とのギヤツプを大きくするに従つて大きくな
るので、上記ギヤツプの変化が小さくても可動鉄心を固
定鉄心に吸引させる力が大きく変化する。
〔考案の実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図について説明する。
第1図は側面図であり、上記従来装置と同一または相当
部分には同一符号を付して説明を省略する。(6A)は導
体で、固定鉄心(7)に抱かれた正吸引力発生部(6a)
と可動鉄心(8)の背面(8a)のほぼ全長にわたって対
向した逆吸引力発生部(6b)とを有している。
上記のように構成された回路しや断器の可調整電磁引き
外し装置においては、導体(6A)の正吸引力発生部(6
a)により可動鉄心(8)に吸引力(F1)が作用すると
同時に、逆吸引力発生部(6b)によつて(F1)とは逆方
向の吸引力(F2)が作用する。したがつて、実質的に可
動鉄心(8)を固定鉄心(7)に吸着させるように作用
する力は(F1-F2)となる。ところで、上記の作用力(F
1)は第4図の一点鎖線(F1)で示すように固定鉄心
(7)と可動鉄心(8)のギヤツプ(G)を大きくする
にしたがつて小さくなるのに対し、作用力(F2)は第4
図の二点鎖線(F2)で示すようにギヤツプ(G)を大き
くするにしたがつて逆に大きくなつていくので、作用力
(F1-F2)は第4図の実線(F1-F2)で示すようにギヤツ
プ(G)の変化量が小さくても大きく変化することにな
る。したがつて、カム(3)を回転させることによつて
上記ギヤツプ(G)を変化させて回路しや断器の動作電
流設定値を変更する場合、ギヤツプ(G)の変化量が僅
かであつても動作電流設定値を大きく変化させることが
できるので、装置全体を小形にすることができると共
に、カム(3)の形状変化を緩やかにすることができる
ので操作力が小さくなり、ツマミ(1)の操作がスムー
スになる。そのうえカム(3)等に安価な材料を使用で
きる。
なお、導体(6A)の形状については上記実施例に示した
ものに限定されるものではなく、例えば第2図に示すよ
うな導体(6B)の形状のごとく可動鉄心(8)に逆方向
吸引力(F2)が作用する構成であれば上記実施例と同様
の効果を奏することはいうまでもない。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案によれば導体の一部が可動鉄心
の背面のほぼ全長にわたって対向するように構成したの
で、可動鉄心と固定鉄心との初期ギヤツプの変化量を過
度に大きくすることなく動作電流の設定値の変化範囲を
大きくとれ、装置が小形かつ安価になると共に操作性が
向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による回路しや断器の可調
整電磁引き外し装置を示す側面図、第2図はこの考案の
他の実施例を示す側面図、第3図は従来の可調整電磁引
き外し装置を示す正面図、第4図はギヤツプと吸引力と
の関係を示すグラフである。 図において、(3)はカム、(6A),(6B)は導体、
(7)は固定鉄心、(8)は可動鉄心、(8a)は固定鉄
心に対向する面とは反対側の面である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】電流通路の導体と、この導体を抱くように
    形成された固定鉄心と、この固定鉄心に対向するように
    設けられかつこの固定鉄心に吸引される動作によって自
    動しや断を行うために作動する可動鉄心と、回転動作に
    よって前記可動鉄心を変位させるカムとを備えたものに
    おいて、前記可動鉄心の前記固定鉄心に対向する面とは
    反対側の面のほぼ全長にわたって対向して電流が流れる
    ように前記導体を配置したことを特徴とする回路しや断
    器の可調整電磁引き外し装置。
JP1986103574U 1986-07-04 1986-07-04 回路しや断器の可調整電磁引き外し装置 Expired - Lifetime JPH0755803Y2 (ja)

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JPS639753U JPS639753U (ja) 1988-01-22
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