JP3090405B2 - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JP3090405B2
JP3090405B2 JP06321871A JP32187194A JP3090405B2 JP 3090405 B2 JP3090405 B2 JP 3090405B2 JP 06321871 A JP06321871 A JP 06321871A JP 32187194 A JP32187194 A JP 32187194A JP 3090405 B2 JP3090405 B2 JP 3090405B2
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節夫 細貝
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、引外し装置によりト
リップバーを回動させて接触子機構を開離させる回路遮
断器において、特に、大電流遮断時における引外し装置
の作動に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8は、例えば実開昭62−12251
号公報に示された従来の回路遮断器を示す断面図であ
る。図において、1はベース1aとカバー1bとからな
る筐体であり、合成樹脂材料で形成されている。2は操
作ハンドル、3は開閉機構、4は可動接触子であり可動
接点4a有している。5は固定接触子であり固定接点5
a有している。6は合成樹脂材料で形成されたトリップ
バーであり、合成樹脂材料で形成され、回動できるよう
に両端がベース1aに支承されている。7は電磁引外し
装置の電磁石であり、そのプランジャー7aがトリップ
バー6の溝付アーム6bに係合している。8は熱動引外
し装置のバイメタルであり、その調整ねじ8aがトリッ
プバー6のアーム片6cに対向配置されている。
【0003】上記のような従来の回路遮断器において
は、操作ハンドル2の操作により開閉機構3に連結され
た可動接触子4が動作して両接点4a,5aが開閉す
る。次に、図8に示す閉路状態において過電流が流れる
と、バイメタル8が加熱されて湾曲し、調整ねじ8aで
トリップバー6のアーム片6cが押圧される。この押圧
によりトリップバー6が時計方向に回動して開閉機構3
を作動させ、可動接触子4を開離させる。また、図8に
示す閉路状態において短絡電流のような大電流が流れる
と、電磁石7のプランジャー7aが吸引されて溝付アー
ム6bを引くので、トリップバー6が時計方向に回動し
開閉機構3を作動させて可動接触子4を開離させる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の回
路遮断器では、短絡電流のような大電流が流れると、初
期状態においては、可動接触子4及び固定接触子5に流
れる互いに逆方向の平行電流のため、両接触子4,5は
互いに電磁反発する。この電磁反発により可動接触子4
は図9に示すように僅かに開離し、固定接点5aと可動
接点4aの間にアークAが発生する。続いて、プランジ
ャー7aの吸引により開閉機構3が作動して可動接触子
4を完全に開離させる。ところが、アークAは爆風に変
化して筐体1内の空間全域に流動する。この流動の際、
アークAの爆風は例えば矢印B及び矢印Cのように流れ
てトリップバー6の溝付アーム6b及びアーム片6cを
押圧し、この押圧が溝付アーム6b及びアーム片6cを
反時計方向に回動させる力になることがある。従って、
大電流通電時に、電磁石7のプランジャー7aあるいは
バイメタル8によるトリップバー6を回動させる力に対
して反対方向の力となり、短絡事故発生から開閉機構3
を作動させて可動接触を開離させる、いわゆるトリップ
までの時間に遅れを生じるという問題点があった。
【0005】この発明は、上述のような課題を解決する
ためになされたもので、第1の目的は、短絡電流のよう
な大電流が流れた場合に発生するアークの爆風を利用し
てトリップバーを回動させることにより、トリップのま
での時間に遅れを生じないようにした回路遮断器を得る
ものである。
【0006】また、第2の目的は、アークの爆風を受け
やすい場所にアークの爆風を受けたとき回動する作動ウ
イングを設けて、トリップバーを間接的に回動させてト
リップのまでの時間に遅れを生じないようにした回路遮
断器を得るものである。
【0007】さらに、第3の目的は、アークの爆風が作
動ウイングに向い易いようにした回路遮断器を得るもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回路遮断
器においては、接触子の電磁反発時に発生するアークの
爆風を受けてトリップバーを回動させる作動ウイング
を、上記トリップバーあるいは上記トリップバーに連結
された作動部材に設けたものである。
【0009】また、電子回路装置を収納した保護ケース
の外周部にトリップバーに連結された作動部材を設け、
かつ、この作動部材に接触子機構の電磁反発時に発生す
るアークの爆風を受けたとき作動部材を回動させる作動
ウイングを設け、作動ウイングがアークの爆風を受けた
とき上記トリップバーが回動するように構成したもので
ある。
【0010】さらに、トリップバーまたはトリップバー
に連結される作動部材のいずれか一方の端部に嵌合凹部
を設け、他方に嵌合凸部を設けて、上記嵌合凹部と嵌合
凸部を嵌め合わせることにより作動部材をトリップバー
に連結したものである。
【0011】さらにまた、負荷電流が所定値を超過して
トリップバーが回動されるときはトリップバーに連結さ
れた作動部材との連結部分の遊びにより作動部材が回動
せず、接触子機構の電磁反発時に発生するアークの爆風
を作動ウイングが受けて作動部材が回動するときは遊び
が無い連結によりトリップバーが回動するように、嵌合
凹部と嵌合凸部による連結部に扇状のギャップを設けた
ものである。
【0012】また、アークの爆風を作動ウイングに向か
わせるための案内路を筐体の内壁面あるいは電子回路装
置の保護ケースの外面に設けたものである。
【0013】
【作用】上記のように構成された回路遮断器において
は、短絡電流のような大電流が流れた場合にトリップま
での時間に遅れを生じさせないように、発生するアーク
の爆風を利用してトリップバーを回動させるように作動
ウイングが働く。
【0014】また、トリップバーに連結された作動部材
により、アークの爆風を受け易い場所に作動ウイングを
設けることができる。
【0015】さらに、筐体の内壁面あるいは電子回路装
置の保護ケースの外面にアークの爆風を作動ウイングに
向かわせるように設けた案内路が、トリップバーを早く
回動させるように働く。
【0016】
【実施例】
実施例1.図1ないし図3はこの発明の一実施例である
回路遮断器及び要部の部品を示すもので、図1は断面
図、図2はトリップバーの詳細図、図3は電磁反発によ
り可動接触子4が僅かに開離した状態の断面図である。
図において、10は例えば、特開平6−139900号
公報に示された付属装置付回路遮断器における筐体であ
り、ベース11と主カバー12と補助カバー13とから
なり、いずれも合成樹脂成型材料で形成されている。1
4は同様の材料で形成されたハンドルである。12aは
主カバー12に形成された付属装置等(図示せず)の収
納部であり、ハンドル14の両側にあって、その底部は
後述のトリップバー24とほぼ同じ位置で、かつ、ベー
ス11の底面とほぼ平行な平面に形成されている。15
は固定接触子であり、固定接点15aを有している。1
6は可動接触子であり、可動接点16aを有し、クロス
バー17に対し軸18により固定接点15aから可動接
点16aが開離する方向に回動可能に保持されている。
また、この可動接触子16はクロスバー17の回動に連
動するものであり、両接触子15,16及びクロスバー
17などにより接触子機構が構成されている。
【0017】19は1次導体であり、一端は可動接触子
16にろう付けされ、他端は変流器20を貫通して端子
金具21に接続されている。22は変流器20を保持す
るホルダー、23はデアイオン消弧装置である。24は
トリップバーであり、電磁引外し装置26の動作により
回動され、回動したとき開閉機構25(一部分のみ図
示)が作動して固定接触子15から可動接触子16を開
離(トリップ)させるように構成されている。このトリ
ップバー24には図2の(a)及び(b)に示すよう
に、中央極部分に電磁引外し装置26と係合するアーム
片24aと、左右極部分に作動ウイング24bが形成さ
れている。27はトリップバー軸、28はフレームであ
り、トリップバー24はトリップバー軸27によりフレ
ーム28に回動自在に軸支されている。なお、作動ウイ
ング24bの先端部は、図1及び図3に示すように収納
部12aの底部に隣接する位置にあって、収納部12a
の底部よりも突出するように配置されている。
【0018】上記のように構成された回路遮断器におい
て、短絡電流のような大電流が流れると、初期状態にお
いては、固定接触子15及び可動接触子16に流れる互
いに逆方向の平行電流のため、固定接触子15及び可動
接触子16が電磁反発する。この電磁反発により、可動
接触子16は図3に示すように僅かな間隔ではあるが開
離し、固定接点15aと可動接点16aの間にアークA
が発生する。続いて、アークAはガス状となり爆風とな
って筐体10内の空間全域に流動する。このアークAの
爆風は例えば矢印Dあるいは矢印Eのように流動し、ト
リップバー24の作動ウイング24bを押圧して一点鎖
線で示すように時計方向に回動させる。作動ウイング2
4bの回動によりトリップバー24が回動すると、周知
のトグルリンクによる開閉機構25との係合が解除され
て自動遮断(トリップ)が行われる。この自動遮断は、
発明者による実験結果によると、電磁引外し装置26の
動作による自動遮断の場合約1.5Hzの時間が必要で
あったのに対し、アークの爆風による場合約1.0Hz
の時間で自動遮断がなされた。
【0019】実施例2.なお、上記実施例1では、トリ
ップバー24に作動ウイング24bを形成したものを示
したが、作動ウイングを他の部材に設けることもでき
る。即ち、図4は電子式回路遮断器おいて電子回路装置
を配設した保護ケースの外周部に作動ウイングを設けた
ものである。図において、31はトリップバーであり、
アーム片31aと作動ウイング31bを有し、トリップ
バー軸27によりフレーム28に回動自在に軸支されて
いる。このトリップバー31の一方の端部には、図5に
示すように嵌合凹部31cが形成されている。32は電
子回路装置を配設した保護ケースであり、合成樹脂材料
で形成され、ベース11の所定の位置に嵌装されてい
る。33は合成樹脂材料で形成された作動部材であり、
図6にも示すように、作動ウイング33aと一対の支軸
用突起33bと嵌合凸部33cを有する。この作動部材
33は保護ケース32に回動自在に軸支されると共に、
トリップバー31に連結されている。即ち、保護ケース
32の軸受孔32aに作動部材33の支軸用突起33b
が嵌められ、嵌合凸部33cがトリップバー31の嵌合
凹部31cに嵌められている。この連結手段は各種のも
のがあるが、嵌合凸部33cと嵌合凹部31cによる構
成のものが組立が容易で確実な連結になる。
【0020】この実施例によれば、上記実施例1で説明
したように、回路遮断器に短絡電流等の大電流が流れて
固定接触子15及び可動接触子16が電磁反発し、アー
クAによる爆風が発生すれば、実施例1と同様にアーク
Aの爆風によりトリップバー31が回動して自動遮断
(トリップ)が行われる。即ち、アークAの爆風は矢印
Fのように流動して作動部材33の作動ウイング33a
を押圧して回動させる。この回動により連結されたトリ
ップバー31が回動する。このように、トリップバー3
1に連結された作動部材33に作動ウイング33aを設
けるようにすれば、トリップバー31に作動ウイング3
1bを形成できない場合にも作動ウイングを設置できる
し、また、アークAの爆風を受け易い場所に作動ウイン
グを設置することができる。なお、図4及び図5に示す
トリップバー31の作動ウイング31bは実施例1と同
様にアークAの爆風を受けてトリップバー31を回動さ
せるように働く。
【0021】実施例3.この実施例は、実施例2におけ
るトリップバー31の嵌合凹部31cと作動部材33の
嵌合凸部33cの連結について望ましい関係を示すもの
である。即ち、図7(a)(b)(c)において、トリ
ップバー31の嵌合凹部31cは作動部材33の嵌合凸
部33cの幅Mよりも広く、しかも外周になるほど広く
なり、角度θだけ空回りできるように扇状のギャップG
が形成されている。このような連結の関係において、回
路遮断器がオン状態のときの連結の関係を図7(a)の
ように設定しておくと、回路遮断器に過電流が流れて熱
動引外しまたは電磁引外し動作が行われたとき図7
(b)の状態になる。即ち、電磁引外し装置26が動作
してトリップバー31のアーム片31aを矢印Hの方向
に回動させることにより回路遮断器をトリップさせる。
このとき、扇状のギャップGがあるためにトリップバー
31が空回りの状態になり、作動部材33の嵌合凸部3
3cは回動しない。従って、トリップバー31に作動部
材33が連結されていても、電磁引外し装置26の動作
に対する応答性は低下しない。次に、図7(a)の状態
において、図4(b)に示すように作動部材33の作動
ウイング33aがアークAの爆風を受けた場合には、作
動ウイング33a(嵌合凸部33c)が回動し、連結さ
れたトリップバー31が直ちに回動するので、連結に起
因する応答性の低下は生じない。
【0022】実施例4.アークの爆風を早く作動ウイン
グ24b,33aに向かわせるために、図3の実施例で
は、主カバー12に形成された付属装置等の収納部12
aの底部が爆風の案内路になっている。また、図4の実
施例においては、電子回路装置を配設した保護ケース3
2の外周部がアークの爆風の案内路になっている。この
案内路は、付属装置等の収納部12aまたは電子回路装
置を配設した保護ケース32の外周部に限るものではな
く、作動ウイング24b,33aの位置に対応して、筐
体10の内壁面あるいは電子回路装置の保護ケース32
の外面などに設ければよい。この案内路によりアークの
爆風が素早く作動ウイング24b,33aを押圧するよ
うに流動するので、引外しの応答性が向上する。
【0023】
【発明の効果】この発明の回路遮断器は、以上説明した
ように構成されているので、以下に示すような効果を奏
する。
【0024】短絡電流のような大電流が流れた場合に、
発生するアークの爆風を利用してトリップバーを回動さ
せるので引外しの応答性が向上し、接点の消耗が少なく
なると共に回路遮断器内部の損傷を軽減することができ
る。
【0025】また、トリップバーに連結された作動部材
に作動ウイングを設けるものは、アークの爆風を受け易
い場所に作動ウイングを設けることができるので、一層
引外しの応答性が向上する。
【0026】さらに、トリップバーまたはトリップバー
に連結される作動部材のいずれか一方の端部に嵌合凹部
を設け、他方に嵌合凸部を設けて、上記嵌合凹部と嵌合
凸部を嵌め合わせることにより作動部材をトリップバー
に連結したものは、電子回路装置を配設した保護ケース
に作動部材を設けたような場合、保護ケースの組み込み
が容易でありトリップバーにとの連結も確実である。
【0027】さらにまた、嵌合凹部と嵌合凸部による連
結部に扇状のギャップを設けたものは、電磁引外し装置
の動作力について、連結された作動部材を回動させるた
めの動作力が不要になるので、安定した引外し動作が得
られ、引外しの応答性も良くなる。
【0028】また、アークの爆風を作動ウイングに向か
わせるための案内路を設けたものは、更に引外しの応答
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の回路遮断器を示す断面
図である。
【図2】 実施例1のトリップバーを示すもので、
(a)は正面図(b)は側面図である。
【図3】 実施例1の回路遮断器を示す断面図である。
【図4】 実施例2のトリップバー及び作動部材を示す
もので、(a)は正面図(b)は側面図である。
【図5】 実施例2のトリップバーを示す斜視図であ
る。
【図6】 実施例2の作動部材を示す斜視図である。
【図7】 実施例3の連結の関係を示す説明図である。
【図8】 従来の回路遮断器を示す断面図である。
【図9】 従来の回路遮断器で、電磁反発の状態を示す
説明図である。
【符号の説明】
10 本体ケース、11 ベース、12 主カバー、1
3 補助カバー、14 ハンドル、15 固定接触子、
16 可動接触子、17 クロスバー、24 トリップ
バー、24b 作動ウイング、25 開閉機構、26
電磁引外装置、27 トリップバー軸、28 フレー
ム、31 トリップバー、31b 作動ウイング、31
c 嵌合凹部、32 保護ケース、33 作動部材、3
3a 作動ウイング、33c 嵌合凸部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山県 伸示 福山市緑町1番8号 三菱電機株式会社 福山製作所内 (56)参考文献 特開 昭57−53035(JP,A) 特開 平2−181336(JP,A) 特開 昭60−112222(JP,A) 特開 平3−11517(JP,A) 実開 昭62−12251(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 71/12 H01H 73/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 負荷電流が流れる回路を開閉機構の作動
    に連動して開閉すると共に、上記回路に短絡電流が流れ
    たとき電磁反発するように形成された接触子機構と、上
    記負荷電流が所定値を超過したときトリップバーを介し
    て上記開閉機構を作動させることにより上記接触子機構
    を開離させる引外し装置と、上記各機構及び装置を覆う
    筐体とを備えた回路遮断器において、上記接触子機構の
    電磁反発時に発生するアークの爆風を受けて上記トリッ
    プバーを回動させる作動ウイングを、上記トリップバー
    あるいは上記トリップバーに連結された作動部材に設け
    たことを特徴とする回路遮断器。
  2. 【請求項2】 負荷電流が流れる回路を開閉機構の作動
    に連動して開閉すると共に、上記回路に短絡電流が流れ
    たとき電磁反発するように形成された接触子機構と、合
    成樹脂製の保護ケース内に配設され上記負荷電流に対応
    して制御信号を発生する電子回路装置と、上記負荷電流
    が所定値を超過したときトリップバーを介して上記開閉
    機構を作動させることにより上記接触子機構を開離させ
    る引外し装置と、上記各機構及び装置を覆う筐体とを備
    えた回路遮断器において、上記保護ケースの外周部に上
    記トリップバーに連結された作動部材を設け、かつ、こ
    の作動部材に上記接触子機構の電磁反発時に発生するア
    ークの爆風を受けたとき作動部材を回動させる作動ウイ
    ングを設け、上記作動ウイングが上記アークの爆風を受
    けたとき上記トリップバーが回動するように構成したこ
    とを特徴とする回路遮断器。
  3. 【請求項3】 トリップバーまたはトリップバーに連結
    される作動部材のいずれか一方の端部に嵌合凹部を設
    け、他方の端部に嵌合凸部を設けて、上記嵌合凹部と嵌
    合凸部を嵌め合わせることにより、上記作動部材を上記
    トリップバーに連結したことを特徴とする請求項1また
    は2記載の回路遮断器。
  4. 【請求項4】 負荷電流が所定値を超過してトリップバ
    ーが回動されるときはトリップバーに連結された作動部
    材との連結部分の空回りにより作動部材が回動せず、接
    触子機構の電磁反発時に発生するアークの爆風を作動ウ
    イングが受けて作動部材が回動するときは空回りが無い
    連結によりトリップバーが作動するように、嵌合凹部と
    嵌合凸部による連結部に扇状のギャップを設けたことを
    特徴とする請求項3記載の回路遮断器。
  5. 【請求項5】 アークの爆風を作動ウイングに向かわせ
    るための案内路を筐体の内壁面あるいは電子回路装置の
    保護ケースの外面に設けたことを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の回路遮断器。
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