JP4540237B2 - 回路遮断器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、回路遮断器の開閉機構に関し、特に、可動接触子の最大開離位置を規制するストッパーの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
図9,図10は、例えば特開平11- 40039号公報に示された従来の回路遮断器を示すもので、一部を切り欠いだ断面図であり、図9は閉路状態、図10は電磁反発動作により開路した状態を示す。図において、1は回路遮断器の筐体であり、ベース1aと、カバー1bとで構成されている。2はベース1aに装着された固定接触子、3は固定接点、4は固定接触子2に対向して接離する可動接触子、5は可動接触子4の先端部に固着された可動接点である。6は合成樹脂製のホルダ(一般的にはクロスバ−と言う場合もある)であり、可動接触子4を回転軸7で回動自在に保持している。8は開閉機構部であり、トグルリンク(図示せず)を介してホルダ6を回動させ、可動接点5を固定接点3から開離させる。14は可動接触子4への通電路である可撓導体である。15はラッチピン、16はばね受け、17はコイル状圧縮ばねで構成されている限流ばねで、可動接点5と固定接点3の間の接触圧力を生じるように働くばねである。18はストッパーピンであり、ベース1aの上端面とカバーの1bの下端面に形成される凹部の間に挟まれ保持されている。19は遮断動作時に接点間に発生したアークを消孤する消孤装置である。
【0003】
次に、動作について概略を説明する。図9に示す回路遮断器が閉路状態において、短絡電流等の大電流が流れると、可動接触子4と固定接触子2との間に電磁反発力が働き、可動接触子4を回転軸7を中心に図中で反時計方向へ回動させる力が発生する。この電磁反発力により可動接触子4が固定接触子2から一時的に開離する。このとき、可動接触子4の先端部はストッパーピン18に衝突してその位置以上に回動しないようになされている。即ち、可動接触子4の電磁反発による開閉機構部8などの破損を防止するようになされている。この電磁反発に続いて過電流引外し機構(図示せず)の働きにより開閉機構部8がトリップ状態になり、可動接触子4と固定接触子2とが安全な状態に開離される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように構成された回路遮断器においては、可動接触子4の最大開離位置を規制するストッパーピン18は、ベース1aとカバー1bの合わせ面に設けられた凹部の間に挟みこんで組立てなければならず、また、メンテナンスによる内部点検等でカバー1bを着脱時にストッパーピン18が脱落する恐れがあり、組立作業性が悪いという問題点があった。
【0005】
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたもので、可動接触子の最大開離位置を規制するストッパーピンの組立作業性を向上させた回路遮断器を得ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る回路遮断器においては、合成樹脂製のベ−スと、このベ−スに装着された固定接触子と、固定接触子に対向して接離する可動接触子と、可動接触子を開閉動作させる開閉機構部と、一対の消弧側板で消弧素子を保持して構成され可動接触子の先端部に配設された消弧装置と、上記可動接触子、開閉機構部、消弧素子などを覆う合成樹脂製のカバ−とを備えた回路遮断器において、可動接触子の開離時に可動接触子の最大開離位置を規制するストッパーピンを、消弧側板に穿設したストッパーピン保持孔により保持したものである。
【0007】
また、ストッパーピンの両端に半円柱状の段部を設け、消弧側板のストッパーピン保持孔を上記半円柱状の段部が嵌まる大きさのD字状にして、このストッパーピン保持孔によりストッパーピンを保持したものである。
【0008】
また、ストッパーピンの両端に小円柱状の段部を設け、消弧側板のストッパーピン保持孔を上記小円柱状の段部が嵌まる大きさの円形状にして、このストッパーピン保持孔によりストッパーピンを保持したものである。
【0009】
さらに、消弧側板のストッパーピン保持孔を長孔にし、カバ−の内面にストッパーピン用のストッパー部を形成し、可動接触子の開離時にストッパーピンが上記カバ−の内面に形成したストッパー部により停止されるようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1を示す回路遮断器であり、一部を切り欠いた正面断面図である。図2は図1の回路遮断器の消弧装置を示す平面図、図3は図2に示す消弧装置の正面図である。図4は、図1に示す回路遮断器の可動接触子が閉路状態であるときを示す要部拡大断面図である。図5は、図1に示す回路遮断器の可動接触子が開路状態であるときを示す要部拡大断面図であり、(A)は側面図、(B)は正面図である。図6は、消弧装置の要部を示す拡大斜視図である。図において、1は筐体であり、ベース1aとカバー1bとで構成されている。2は固定接触子、3は固定接点、4は可動接触子、5は可動接点、6は合成樹脂製のホルダ、7は回転軸、8は開閉機構部で、これらは上記従来装置と同様のものであり、その説明を省略する。
【0011】
30は消弧装置であり、固定接点3と可動接点5の間に発生したアークを冷却して消孤する複数の消孤板31と、この消孤板31を保持する一対の消孤側板32と、この消孤側板32に組み込まれたストッパーピン33とを有し、一体に構成されている。また、図3に示すように、消孤側板32には各消孤板31の両端に形成された突起31aと嵌合する複数の係合孔32aと、ストッパーピン33が挿着されるD字状のストッパーピン保持孔32b(以下ピン保持孔32bという)が形成されている。なお、このピン保持孔32bの位置は、可動接触子4があらかじめ設定した最大開離位置まで開離したとき、可動接触子4の先端部がストッパーピン33に当設する位置に形成されている。
【0012】
ストッパーピン33の両端部には図4〜図6に示すように半円柱状の段部33aが形成され、この段部33aを消弧装置30の消孤側板32に形成されたD字状のピン保持孔32bに挿入し、一対の消孤側板32により両側からストッパーピン33を挟み込んで保持するように構成されている。また、ピン保持孔32bの形状は、図6に示すように、一部分に平行する直線部32cを設けて長孔状に形成されている。なお、この直線部32cは、ストッパーピン33がピン保持孔32bの中で矢印方向、即ち、可動接触子4の先端部の動作の軌跡方向に移動できるように形成されている。
【0013】
図4に示すように、固定接触子2と可動接触子4が閉路状態においては、ストッパーピン33は消弧装置30の消孤側板32により位置決めされている。次に、図5に示す固定接触子2と可動接触子4が開路状態、即ち、可動接触子4が短絡電流等の大電流の通電による電磁反発力により、固定接触子2から矢印方向に開離した状態においては、ストッパーピン33は可動接触子4の衝突により矢印方向に押し上げられる。この時、ストッパーピン33の両端部は、図5(A)に示すように、カバ−1bの内面に形成されたストッパーピン用のストッパー部1sに衝突するようになされている。上記のように、ストッパーピン33とストッパー部1sによりこの反発力を受けるとともに、最大開離位置が決まる。また、このとき、消孤側板32のピン保持孔32bとストッパーピン33との間にはギヤップGがあり、消弧側板32はこの反発力を直接受けない構造となっている。従って、消弧側板32が絶縁紙製の機械的強度が低いものであっても、消弧装置30の変形や破損が防止される。
【0014】
実施の形態2.
上記実施の形態1では消弧装置30のストッパーピン33の両端部に半円柱状の段部33aを形成し、消孤側板32の保持孔32bをD字状に形成し、一対の消孤側板32によりストッパーピン33を挟み込むように構成したが、図7,図8に示すように、ストッパーピン43の両端部を小円柱状の段部43aに形成し、この小円柱状の段部43aに遊嵌される長孔のピン係合孔32eを一対の消孤側板32に形成しても、実施の形態1と同様の効果が得られる。この場合、一点鎖線で示すように、切り割り部32fを設ければ、消孤板31と消弧側板32を組合わせ後であってもストッパーピン33を嵌込みできる。
【0015】
なお、上記の実施の形態1及び2において、ストッパーピン33の両端部が、カバ−1の内面に形成されたストッパーピン用のストッパー部1sに衝突するようになされたものを示したが、ストッパーピン33の中央部が衝突するようになされたストッパー部1sをカバ−の内面に形成してもよい。また、機械的強度が高い消弧側板32を用いれば、カバ−1の内面のストッパー部1sを不要することができる。
【0016】
さらに、上記の実施の形態によるストッパーピン33は、3極の回路遮断器の場合、開閉機構部がある中央極にのみ実施し、両側の極は可動接触子4の先端が、直接カバ−の内面に当たるようにできるが、部品を共通にするために、両側の極にも実施の形態1及び2のストッパーピン33を実施してもよい。また、消弧装置30は、アークを冷却して消孤する複数の消孤板31を用いたものを示したが、消孤板31は消孤線輪など他の消孤素子であってもよい。
【0017】
【発明の効果】
この発明にかかる回路遮断器は、可動接触子の最大開離位置を位置決めするストッパーピンを、消弧装置の支持枠により保持し、消弧装置と一体に構成するようにしたので、組立時や修理時にストッパーピンが脱落することがなくなり、組立作業性を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1を示す回路遮断器の正面断面図である。
【図2】 図1の回路遮断器の消弧装置を示す平面図である。
【図3】 図2に示す消弧装置の正面図である。
【図4】 図1に示す回路遮断器が閉路状態であるときを示す要部拡大断面図である。
【図5】 図1に示す回路遮断器が開路状態であるときを示す要部拡大断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態1の消弧装置の要部を示す拡大斜視図である。
【図7】 この発明の実施の形態2の消弧装置の要部を示す拡大斜視図である。
【図8】 この発明の実施の形態2のストッパーピンを示す拡大斜視図である。
【図9】 従来の回路遮断器を示す一部を切り欠いた断面図であり、閉路状態を示す。
【図10】 従来の回路遮断器を示す一部を切り欠いた断面図であり、電磁反発動作により開路した状態を示す。
【符号の説明】
1a ベ−ス、1b カバ−、1s ストッパー部、2 固定接触子、
3 固定接点、4 可動接触子、5 可動接点、8 開閉機構部、
30 消弧装置、31 消孤板、32 消孤側板、
32b,32e ストッパーピン保持孔、33,43 ストッパーピン、
33a 半円柱状の段部。

Claims (4)

  1. 合成樹脂製のベ−スと、上記ベ−スに装着された固定接触子と、上記固定接触子に対向して接離する可動接触子と、上記可動接触子を開閉動作させる開閉機構部と、一対の消弧側板で消弧素子を保持して構成され上記可動接触子の先端部に配設された消弧装置と、上記可動接触子、開閉機構部、消弧素子などを覆う合成樹脂製のカバ−とを備えた回路遮断器において、上記可動接触子の開離時に上記可動接触子の最大開離位置を規制するストッパーピンを、上記消弧側板に形成したストッパーピン保持孔により保持したことを特徴とする回路遮断器。
  2. ストッパーピンの両端に半円柱状の段部を設け、消弧側板のストッパーピン保持孔を上記半円柱状の段部が嵌まる大きさのD字状にして、このストッパーピン保持孔により上記ストッパーピンを保持したものであることを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  3. ストッパーピンの両端に小円柱状の段部を設け、消弧側板のストッパーピン保持孔を上記小円柱状の段部が嵌まる大きさの円形状にして、このストッパーピン保持孔により上記ストッパーピンを保持したものであることを特徴とする請求項1記載の回路遮断器。
  4. 消弧側板のストッパーピン保持孔を長孔にし、カバ−の内面にストッパーピン用のストッパー部を形成し、可動接触子の開離時にストッパーピンが上記カバ−の内面に形成したストッパー部によりストップされるようにしたものであることを特徴とする請求項1ないし2のいずれか一項に記載の回路遮断器。
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