JPH0614390Y2 - 回路しや断器の電磁引き外し装置 - Google Patents
回路しや断器の電磁引き外し装置Info
- Publication number
- JPH0614390Y2 JPH0614390Y2 JP2437187U JP2437187U JPH0614390Y2 JP H0614390 Y2 JPH0614390 Y2 JP H0614390Y2 JP 2437187 U JP2437187 U JP 2437187U JP 2437187 U JP2437187 U JP 2437187U JP H0614390 Y2 JPH0614390 Y2 JP H0614390Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conductor
- iron core
- trip device
- electromagnetic trip
- circuit breaker
- Prior art date
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- Breakers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この考案は、回路しゃ断器の電磁引き外し装置に関し、
詳しくは過電流の比較的大きな領域で瞬時引き外し動作
を行なう回路しゃ断器の電磁引き外し装置に関する。
詳しくは過電流の比較的大きな領域で瞬時引き外し動作
を行なう回路しゃ断器の電磁引き外し装置に関する。
［従来の技術］ 第３図は例えば従来の電磁引き外し装置を示す側面図で
ある。図において、アーム(1)は支軸(2)により回動可能
に支持されており、その先端には可動鉄心(5)が固着さ
れている。導体(3)の一部には固定鉄心(4)が導体(3)を
巻くように設けられている。導体(3)に流れる電流によ
り固定鉄心(4)には吸引力が生じ上記可動鉄心(5)を吸着
する。またアーム(1)はスプリング(6)により可動鉄心
(5)を固定鉄心(4)から引離す方向に付勢されている。上
記構成を有する電磁引き外し機構はケース(7)に収容さ
れ、取付板(8)に螺着されている。かかる電磁引き外し
装置において、導体(3)に流れる電流が所定の値を越
え、可動鉄心(5)に作用する吸引力がスプリング(6)によ
る付勢力より大きくなると、可動鉄心(5)が固定鉄心(4)
に吸着される。そしてアーム(1)により公知のトグルリ
ンク機構（図示せず）の係合が解除され電流のしゃ断が
行なわれる。
ある。図において、アーム(1)は支軸(2)により回動可能
に支持されており、その先端には可動鉄心(5)が固着さ
れている。導体(3)の一部には固定鉄心(4)が導体(3)を
巻くように設けられている。導体(3)に流れる電流によ
り固定鉄心(4)には吸引力が生じ上記可動鉄心(5)を吸着
する。またアーム(1)はスプリング(6)により可動鉄心
(5)を固定鉄心(4)から引離す方向に付勢されている。上
記構成を有する電磁引き外し機構はケース(7)に収容さ
れ、取付板(8)に螺着されている。かかる電磁引き外し
装置において、導体(3)に流れる電流が所定の値を越
え、可動鉄心(5)に作用する吸引力がスプリング(6)によ
る付勢力より大きくなると、可動鉄心(5)が固定鉄心(4)
に吸着される。そしてアーム(1)により公知のトグルリ
ンク機構（図示せず）の係合が解除され電流のしゃ断が
行なわれる。
［考案が解決しようとする問題点］ しかし従来の回路しゃ断器の電磁引き外し装置において
は、取付板(8)が磁性体である場合と非磁性体である場
合とでは可動鉄心(5)に作用する磁界の強さが変化する
ため、取付板(8)の材質により電磁引き外し装置の動作
電流値が異なり、回路しゃ断器として信頼性に欠けると
いう問題点があった。
は、取付板(8)が磁性体である場合と非磁性体である場
合とでは可動鉄心(5)に作用する磁界の強さが変化する
ため、取付板(8)の材質により電磁引き外し装置の動作
電流値が異なり、回路しゃ断器として信頼性に欠けると
いう問題点があった。
この考案は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたものであり、取付板の材質にかかわらず一定の電流
値で動作する回路しゃ断器の電磁引き外し装置を得るこ
とを目的とする。
れたものであり、取付板の材質にかかわらず一定の電流
値で動作する回路しゃ断器の電磁引き外し装置を得るこ
とを目的とする。
［問題点を解決するための手段］ この考案による回路しゃ断器の電磁引き外し装置は、Ｕ
字状部分を有しその垂直辺の一方の周囲に固定鉄心が設
けられた導体と回路しゃ断器の取付面との間に磁性体か
らなるしゃへい板を配設している。
字状部分を有しその垂直辺の一方の周囲に固定鉄心が設
けられた導体と回路しゃ断器の取付面との間に磁性体か
らなるしゃへい板を配設している。
［作用］ この考案の回路しゃ断器の電磁引き外し装置において
は、導体と取付板の間に設けられた磁性体からなるしゃ
へい板が取付板の材質等の外部環境による磁気的影響を
排除し変動のない動作電流での動作をさせる。
は、導体と取付板の間に設けられた磁性体からなるしゃ
へい板が取付板の材質等の外部環境による磁気的影響を
排除し変動のない動作電流での動作をさせる。
［実施例］ 以下、この考案の一実施例を図について説明する。第１
図はこの考案による回路しゃ断器の電磁引き外し装置を
示す。図に示すようにアーム(1)は支軸(2)により回動可
能に支持されており、その先端には可動鉄心(5)が固着
されている。導体(3)はＵ字状の部分を有し、上記Ｕ字
状部分の垂直辺の一方の周囲には固定鉄心(4)が設けら
れている。上記アーム(1)はスプリング(6)により可動鉄
心(5)を固定鉄心(4)から引離す方向に付勢されている。
そして、上記導体(3)のＵ字状の部分の底部には磁性体
からなるしゃへい板(9)が導体(3)と、回路しゃ断器が取
付けられる取付板との間に位置するようにネジ(10)によ
り螺着されている。
図はこの考案による回路しゃ断器の電磁引き外し装置を
示す。図に示すようにアーム(1)は支軸(2)により回動可
能に支持されており、その先端には可動鉄心(5)が固着
されている。導体(3)はＵ字状の部分を有し、上記Ｕ字
状部分の垂直辺の一方の周囲には固定鉄心(4)が設けら
れている。上記アーム(1)はスプリング(6)により可動鉄
心(5)を固定鉄心(4)から引離す方向に付勢されている。
そして、上記導体(3)のＵ字状の部分の底部には磁性体
からなるしゃへい板(9)が導体(3)と、回路しゃ断器が取
付けられる取付板との間に位置するようにネジ(10)によ
り螺着されている。
上記のように構成された回路しゃ断器の電磁引き外し装
置においては、しゃへい板(9)によって磁気的しゃへい
が行なわれるので、取付板の材質等の外部環境による磁
気的干渉が除去されるため、電磁引き外し装置の動作電
流値が変動せず、回路しゃ断器の信頼性が向上する。
置においては、しゃへい板(9)によって磁気的しゃへい
が行なわれるので、取付板の材質等の外部環境による磁
気的干渉が除去されるため、電磁引き外し装置の動作電
流値が変動せず、回路しゃ断器の信頼性が向上する。
しゃへい板(9)の大きさについては、導体(3)のＵ字状部
分の底面の面積［（導体(3)の幅）×（Ｕ字状部分の底
辺の長さ）］以上に大きくしてもしゃへい効果はほとん
ど向上せず、一方底面の面積以下になるとしゃへい効果
が低下する傾向があるので、導体(3)のＵ字状部底面の
大きさと略同一であることが望ましい。またしゃへい板
(9)は上記導体(3)のＵ字状部底面と取付板(8)の間に正
しく位置するように配置することが望ましい。
分の底面の面積［（導体(3)の幅）×（Ｕ字状部分の底
辺の長さ）］以上に大きくしてもしゃへい効果はほとん
ど向上せず、一方底面の面積以下になるとしゃへい効果
が低下する傾向があるので、導体(3)のＵ字状部底面の
大きさと略同一であることが望ましい。またしゃへい板
(9)は上記導体(3)のＵ字状部底面と取付板(8)の間に正
しく位置するように配置することが望ましい。
なお、しゃへい板(9)の取付方法については上記実施例
に示したものに限定されるものではなく、例えば鋲着、
接着等によってもよい。また、第２図に示すようにしゃ
へい板(9)をケース(7)へ取付けても上記実施例と同様の
効果を奏する。
に示したものに限定されるものではなく、例えば鋲着、
接着等によってもよい。また、第２図に示すようにしゃ
へい板(9)をケース(7)へ取付けても上記実施例と同様の
効果を奏する。
［考案の効果］ この考案にかかる回路しゃ断器の電磁引き外し装置は、
固定鉄心がその一部に取付けられた導体と取付板との間
に磁性体からなるしゃへい板を配置して磁気しゃへいを
行なっているので取付板の材料により動作電流値が変化
することがなく、安定した電磁引き外し装置が得られ
る。
固定鉄心がその一部に取付けられた導体と取付板との間
に磁性体からなるしゃへい板を配置して磁気しゃへいを
行なっているので取付板の材料により動作電流値が変化
することがなく、安定した電磁引き外し装置が得られ
る。
第１図はこの考案の一実施例による回路しゃ断器の電磁
引き外し装置を示す図、第２図はこの考案の他の実施例
を示す図、第３図は従来の電磁引き外し装置を示す図で
ある。 ３……導体、４……固定鉄心、５……可動鉄心、８……
取付板、９……しゃへい板 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
引き外し装置を示す図、第２図はこの考案の他の実施例
を示す図、第３図は従来の電磁引き外し装置を示す図で
ある。 ３……導体、４……固定鉄心、５……可動鉄心、８……
取付板、９……しゃへい板 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。
Claims (1)
- 【請求項１】Ｕ字状の部分を有する導体、 上記導体のＵ字状部分の垂直辺の一方の周囲に設けられ
た固定鉄心、 上記導体に流れる電流により上記固定鉄心に吸着される
可動鉄心、 上記導体のＵ字状部分の底部と、回路しや断器が取付け
られる取付け部材との間に位置するように設けられた磁
性体からなるしやへい板 を具備することを特徴とする回路しや断器の電磁引き外
し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2437187U JPH0614390Y2 (ja) | 1987-02-20 | 1987-02-20 | 回路しや断器の電磁引き外し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2437187U JPH0614390Y2 (ja) | 1987-02-20 | 1987-02-20 | 回路しや断器の電磁引き外し装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63131053U JPS63131053U (ja) | 1988-08-26 |
| JPH0614390Y2 true JPH0614390Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=30823542
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2437187U Expired - Lifetime JPH0614390Y2 (ja) | 1987-02-20 | 1987-02-20 | 回路しや断器の電磁引き外し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0614390Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0749714Y2 (ja) * | 1990-06-06 | 1995-11-13 | 株式会社東芝 | 回路遮断器の電磁式引外し装置 |
-
1987
- 1987-02-20 JP JP2437187U patent/JPH0614390Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63131053U (ja) | 1988-08-26 |
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