JPH0755345B2 - バルジ成形装置 - Google Patents

バルジ成形装置

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JPH0755345B2
JPH0755345B2 JP62210073A JP21007387A JPH0755345B2 JP H0755345 B2 JPH0755345 B2 JP H0755345B2 JP 62210073 A JP62210073 A JP 62210073A JP 21007387 A JP21007387 A JP 21007387A JP H0755345 B2 JPH0755345 B2 JP H0755345B2
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mold
cylindrical mold
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cylindrical
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昭太 岩倉
信彦 多田
雄二 ▲吉▼富
和幸 山木
登志美 佐藤
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Hitachi Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、圧力を利用して加工材料を所定の形状に成形
するバルジ成形に係り、特に金型内部に高圧が付加され
た場合の分割金型の開きを無くし、さらに、金型の大き
な変形を拘束し高精度な成形が行えるバルジ成形装置に
関する。
〔従来の技術〕
寺沢・松浦共著の「材料力学」第274頁の記載では、円
筒の補強法として外筒と内筒のすき間に圧力を付与する
方法を示しているが、分割された金型については触れて
いない。
また、従来のバルジ成形装置においては、特開昭56−15
4228号公報に示すように分割金型を機械的な拘束装置に
より拘束しており、金型内部の加工材料に高い内圧が付
加された場合、金型には大きな変形が生じ、高精度な成
形ができない問題点があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は金型内の被加工材料の高い内圧を付加し
た場合、金型に大きな変形が生じることについて配慮が
されておらず、バルジ成形において高精度な成形が困難
であった。また、加工に際し、被加工材料の挿入を装置
を分解して行わなければならず、生産性上問題があっ
た。
さらに、従来技術に関する問題点について第4図〜第6
図を用いて説明する。
第4図は、金型1内の加工材料5に内圧Piを付加してバ
ルジ成形を行う場合の説明図である。金型1は金型拘束
シリンダ13によって拘束される。このとき、被加工材料
を負荷した内圧Piにより、分割金型は合わせ面が開く力
を受けるため、内圧Piの大きさによっては合わせ面が開
き被加工材料が図に示すような変形を生ずる。
第5図及び第6図は、拘束リング12を備えた金型1内の
被加工材料5の内圧Piを付加してバルジ成形を行う場合
の説明図である。金型1は拘束リング12によって拘束さ
れる。この装置に内圧Piを加えて成形を行うと、第6図
に示すように拘束リングに弾性変形が生じるため、金型
1には図に示すように分割金型の合わせ面が開き被加工
材料5には変形が生じる。
このように、従来技術では金型の変形について十分に配
慮されていなかったため、高精度なバルジ成形が行えな
いという問題があった。さらに、図5及び図6に示す従
来技術においては装置への被加工材料への挿入が金型を
分解して行わなければならず、生産効率が悪いという問
題点があった。
本発明の目的は高い内圧を被加工材料に付加して金型の
変形を抑え、高精度な成形を行うとともに、被加工材料
の装置への挿入を容易に行うことにある。
〔問題点を解決すための手段〕
上記目的は、長手方向に分割可能な円筒金型と、この円
筒金型を拘束及び支持する手段と、前記円筒金型内で被
加工材に圧力媒体を封入する封入手段とを備えるバルジ
成形装置において、前記円筒金型を拘束及び支持する手
段は、前記円筒金型の外形より大きくその内側で前記円
筒金型が移動可能となる内径を有し、円筒金型を支持す
るための円筒金型半径方向に移動可能な金型支持部を有
する外筒を備えるものであり、前記円筒金型及び前記外
筒の長手方向の両端面の夫々に当接し円筒金型及び外筒
を長手方向に押圧する端面板を備え、前記円筒金型と前
記外筒と前記端面板とにより形成される空間に圧力媒体
を封入することにより達成される。
〔作用〕
金型内の被加工材料に内圧が付加された場合、金型には
大きな変形が生じる。しかし、同時に金型外周面に圧力
を付加した場合、金型内周面に作用する圧力は金型内に
周方向に引張り応力を発生させるのに対して、金型外周
面に作用する圧力は金型内に周方向の圧縮応力を発生さ
せるので、それぞれが重ね合わされて金型内の応力は小
さくなり、変形も小さくなる。
また、円筒金型外周面に圧力を付加するために、円筒金
型の外径より大きな内径を有する外筒を設ける。そして
この外筒に設けた円筒金型半径方向に移動可能な金型支
持部により円筒金型を支持し、加工に際し被加工材料を
金型へ挿入する場合には、金型支持部を構成するピスト
ンを移動させ、圧力媒体を除去することにより外筒内で
円筒金型が移動可能となり、金型の端面に備えた端面板
の中央に設けた開孔部から被加工材の挿入を装置をほと
んど分解せずに容易に行える。金型の分割面にリング状
のシール材を設け、分割面からの圧力漏れを防止する。
さらに、パッキン,Oリング及びバックアップリング等の
シール材を端面板と外筒及び金型の端部の間に設け、端
部からの圧力漏れを防止する。
なお、金型端部のシールは、中空円板状のパッキン等の
シール材で金型分割面に設けたシール材を覆うようにし
て行う。
以上のように、各シール材を配置することにより金型外
周面に付加した圧力は封止することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図〜第3図を用いて説明す
る。
第1図は実施例の原理を示したバルジ成形装置であり、
第2図は第1図A−A断面図である。
被加工材料5は2つに分割された金型1の内側に納めら
れる。金型支持シリンダ6で支持された金型1は周囲を
金型1の外径より大きな内径を有する外筒2で覆われて
いる。金型1に荷重を加える金型支持シリンダ6のピス
トンにはOリング10を配置し、金型1と外筒2との間に
加える圧力Poを封止する。
また、外筒2及び金型1の端面をOリング7,バックアッ
プリング及び中空円板状のパッキン8等のシール材を介
して、端面板3を荷重Foで押圧して圧力Poを封止する。
なお、金型1の端面におけるシールは第3図に示すよう
に金型分割面に設けたシール材9を覆うように配置した
パッキン8を押圧することによって行う。また、端面板
3には加圧ロッド4が移動できるように、中央部に中空
部が存在する。
さらに、くわしく説明すると第3図に示すように金型分
割面に角リング溝1aを設け、シール材の角リング9を装
着して、金型分割面からの圧力Poの漏れを防止する。
このように、金型外周面に圧力Poを付加した状態で被加
工材料5に内圧Piを付加し、Oリング11を介して加圧ロ
ッド4を荷重Fiで押圧してバルジ成形を行う。
なお、本実施例では軸方向に2分割された金型1を用い
たが、これに限定されるものではなく、3分割,4分割等
の金型にも適用できる。また、端面板3にOリング7を
設けたが、外筒側の端に設けてもよい。また、金型分割
面をシールするのに、角断面で角形状の角リング9を用
いたが、円断面で角部を有しないリング等でもよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、バルジ成形において金型内の被加工材
料に高い内圧を付加した場合でも、同時に金型外周面に
圧力を付加すれば、金型内の応力はそれぞれの圧力によ
って生じた応力が重ね合わされて小さくなり、金型の変
形が小さく抑えられる。また本発明によれば、金型をほ
とんど分解することなく被加工材の装置への挿入を容易
に行える。
したがって、本発明を用いてバルジ成形を行えば高精度
な成形が行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の原理を示す縦断面図、第2
図は第1図のA−A線断面図、第3図は金型分割面の鳥
瞰図、第4図は従来技術を示す横断面図、第5図は従来
技術の縦断面図、第6図は第5図のB−B線断面図であ
る。 1……金型、2……外筒、3……端面板、4……加圧ロ
ッド、5……被加工材料、6……金型支持シリンダ、7
……Oリング、8……パッキン、9……角リング。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山木 和幸 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 佐藤 登志美 茨城県日立市幸町3丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (56)参考文献 特開 昭60−96333(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に分割可能な円筒金型と、この円
    筒金型を拘束及び支持する手段と、前記円筒金型内で被
    加工材に圧力媒体を封入する封入手段とを備えるバルジ
    成形装置において、前記円筒金型を拘束及び支持する手
    段は、前記円筒金型の外形より大きくその内側で前記円
    筒金型が移動可能となる内径を有し、円筒金型を支持す
    るための円筒金型半径方向に移動可能な金型支持部を有
    する外筒を備えるものであり、前記円筒金型及び前記外
    筒の長手方向の両端面の夫々に当接し円筒金型及び外筒
    を長手方向に押圧する端面板を備え、前記円筒金型と前
    記外筒と前記端面板とにより形成される空間に圧力媒体
    を封入してなることを特徴とするバルジ成形装置。
JP62210073A 1987-08-26 1987-08-26 バルジ成形装置 Expired - Lifetime JPH0755345B2 (ja)

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JP62210073A JPH0755345B2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26 バルジ成形装置

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JP62210073A JPH0755345B2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26 バルジ成形装置

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JPS63199031A JPS63199031A (ja) 1988-08-17
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JPS6096333A (ja) * 1983-10-28 1985-05-29 Hitachi Ltd 円筒容器の保持方法

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