JPH0755227A - 赤外線映像装置を利用した温熱環境制御システム - Google Patents

赤外線映像装置を利用した温熱環境制御システム

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JPH0755227A
JPH0755227A JP5226709A JP22670993A JPH0755227A JP H0755227 A JPH0755227 A JP H0755227A JP 5226709 A JP5226709 A JP 5226709A JP 22670993 A JP22670993 A JP 22670993A JP H0755227 A JPH0755227 A JP H0755227A
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JP
Japan
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indoor
thermal image
temperature
environment control
monitoring camera
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Withdrawn
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JP5226709A
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English (en)
Inventor
Akira Sugiyama
暁 杉山
Yoshinori Taniguchi
佳紀 谷口
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Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 室内空間を赤外線監視カメラにより撮影し、
その熱画像を熱画像解析装置により解析した結果に基づ
いて、吹出温度・風量調節装置および表面温度調節装置
を、最適室内温度になるように制御する。 【構成】 室内空間1を赤外線監視カメラ2により撮影
し、その赤外線監視カメラ2により撮影した熱画像を熱
画像解析装置3により解析し、その解析結果に基づい
て、室内環境制御装置を自動制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内空間を赤外線監視
カメラにより撮影し、その熱画像を熱画像解析装置によ
り解析した結果に基づいて、吹出温度・風量調節装置お
よび表面温度調節装置などの室内環境制御装置を、最適
室内環境になるように制御する赤外線映像装置を利用し
た温熱環境制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、室内温熱環境に対する制御方法と
しては、(1)居住者が自主的に制御調整をする(設定
温度や、設定風量等の調節)方法と、(2)室内空気や
排気の状態をサーモスタット等で監視しながら自動制御
する方法が一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記(1)の方法の場
合は、制御するのに手間がかかる上、操作盤付近の人が
操作をすることが多くなるため、個人差に影響されやす
い。また室内の温熱環境に分布差がある場合には、室内
の大部分の居住者を満足させる調節をするのは容易でな
い等の問題点がある。また前記(2)の方法の場合は、
室内空気や排気の状態を制御のデータとして利用する
が、これらのデータで居住者の快適性を正確に把握する
事が可能か大いに疑問である。またこの方法では制御対
象空間の人間の有無にかかわらず制御が一定していると
いう短所がある。また前記(1)の場合と同様に、室内
に分布差があるときや大部屋、大空間(体育館や劇場
等)では、少数の感知器(サーモスタット等)で、空間
の状態を把握しにくく、また多数の感知器を設置すれ
ば、前記の状態を把握することは可能であるが、コスト
がかさむ等の問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前述の問題を有利に解決
するために、本発明の赤外線映像装置を利用した温熱環
境制御システムにおいては、室内空間1を赤外線監視カ
メラ2により撮影し、その赤外線監視カメラ2により撮
影した熱画像を熱画像解析装置3により解析し、その解
析結果に基づいて、室内環境制御装置を自動制御する。
【0005】
【実施例】図1および図2は本発明の一実施例を示すも
のであって、建築物における同一階の内部が複数の温熱
環境制御ゾーンからなる室内空間1(1A,1B,1
C)に区画され、1台の赤外線監視カメラ2は、ロータ
リー装置により定期的(一定時刻)に映像の場所を移す
ことによって、各室内空間1A,1B,1Cのデータを
収録する。
【0006】各室内空間1A〜1Cの天井6に、温風ま
たは冷風を吹き出すための吹出口7が設けられ、前記各
吹出口7の上部に吹出温度・風量調節装置4が設けら
れ、前記赤外線監視カメラ2は天井6の下部に配置さ
れ、前記吹出温度・風量調節装置4と表面温度調節装置
5とにより室内環境制御装置が構成されている。またコ
ントロール操作のCRTを居室部分に置くこともでき
る。
【0007】非接触で物体の温度の状態を測定できる赤
外線監視カメラ2(サーモビュアーとも呼ばれる)によ
り検出した熱画像を、熱画像解析装置3によって解析
し、その解析結果に基づいて、熱画像解析装置3から吹
出温度・風量調節装置4および表面温度調節装置5に信
号を送り、快適な室内空間1A〜1Cを実現するように
様々な制御を自動的に行なう。前記制御に際しては、広
い室内空間である場合、その室内空間を幾つかの温熱環
境制御ゾーンに区画すべきである。
【0008】一つの室内空間を約6mグリッド位のスペ
ースの集まりと考え、かつこの室内空間の大きさを、温
風または冷風の吹出口7等の制御システムと対応して、
随時変更できるようにする。また一定の時刻に、赤外線
監視カメラ2を前記室内空間1A〜1C内の様々な場所
や居住者の温度を検出できるように映像対象部分(カメ
ラに写る部分)を切り換える。
【0009】前記熱画像解析装置3は赤外線監視カメラ
2により撮影した熱画像を解析する装置であり、また吹
出温度・風量調節装置4および壁・天井・床・窓等の表
面温度を調節する表面温度調節装置5からなる自動制御
装置(VAV,VWV等にも対応可能)は、熱画像解析
装置3からの信号により吹出温度および風量を調節す
る。
【0010】本発明においては、赤外線監視カメラ2に
より検出した熱画像を、熱画像解析装置3によって解析
し、その解析結果から快適室内空間を実現するように、
制御を自動的に行う。また前記制御に際しては、広い室
内空間を幾つかのゾーンに分けることによって、室内空
間分布(温度むらやドラフト等)を解消して、快適空間
が実現できるような制御を自動的に行う。
【0011】前記熱画像解析装置3による解析対象は、
居住者の着衣表面温度および身体の表面温度(額,顔,
頭等)、居住者数、壁,床,天井,窓表面温度等であ
る。前記熱画像解析装置3により解析したデータに基づ
いて、吹出温度・風量調節装置4(VAVやVWV等に
も対応可能)および表面温度調節装置5(壁・床・天井
・窓表面等)をゾーン別に自動的に制御することによ
り、自動的でかつ室内温度分布にも対応した人間の生理
(快適性)に基づく室内環境制御システムを作ることが
できる。
【0012】本発明は、オフィス空間のみならず、様々
な室内空間(工場や体育館等の大空間、プラットフォー
ムや乗り物の内部等、人間がいる様々な空間に適応可能
である。)の人間の生理(快適性)に基づく快適空間実
現に使用可能である。自動車等の温度制御でも、従来の
空気による制御ではなく、運転手の体表面温度を監視し
て制御することによって、より快適な空間を作ることが
可能になる。
【0013】現在、人間の熱的な快適性を表す指標(P
MV,SET*すなわち、エスイーティースターと呼
ぶ)は、人体の熱平衡式から導き出されている。また、
生理学上からも人間の熱的なストレス(ストレスがない
ことが快適状態と言われている。)を基準にして熱的な
快適性が論議されている。しかし現在の自動空調システ
ムは、前述したように空気の状態を制御データとして扱
っているため、これらのデータを使用した熱環境制御シ
ステムでは、人間の感覚(生理)を考えた快適性実現の
ための温熱環境コントロールはできない。また人間の快
適性を追求した温熱環境のコントロールには、本発明の
実施例に係るシステムのように、人間の熱的ストレス表
現する、人体表面皮膚温度等の人体のデータが不可欠で
ある。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、室内空間1および居住
者を赤外線監視カメラ2により撮影し、その赤外線監視
カメラで撮影した熱画像を熱画像解析装置3により解析
し、その解析結果に基づいて、室内環境制御装置を自動
制御することが可能になる。かつ熱画像解析対象の主眼
を人体表面温度に置き、それを赤外線監視カメラ2によ
り自動的に測定することによって、手間がかからず、か
つ人間の生理状態を把握したうえで、室内の温熱環境を
容易にしかも正確に制御することが可能になる。さらに
居住者の人数や、壁,天井,床,窓の表面温度などの周
辺環境、室内分布も同時に測定可能なため、快適環境を
実現する様々な手段により、吹出温度および風量ならび
に室内の表面温度などを自動制御することができる。例
えば、通常の事務空間であれば、居住者数に合わせて風
量を自動的に調節することもでき、そのため無人の場合
や居住者が少なくても、必要以上の換気をしている従来
のシステムに比べて、省エネルギーを実現することがで
き、しかも壁面や窓面からのドラフトを防止するために
表面温度を自動的に上げることもできる。また、利用者
が少数に限られているホテルの客室等では、部屋に入っ
てくるお客の皮膚の表面温度を感知することによって、
寒いまたは暑い外気からの熱ストレスを素早く解消する
ために、吹出温度を上げたり、下げたりするという自動
調節も可能であり、そのため現在、お客がいなくても室
内を、必要以上の暖房,冷房している状態から、設定温
度を省エネルギー状態に設定し、お客の皮膚表面温度か
ら、その人の熱ストレスを考慮した最適温度に空調する
最適個別自動空調を実現できる。また、従来の温熱環境
制御方式では、室内空気や排気の状態を捕らえるため
に、幾つかのセンサーを設ける必要があった。しかし、
本発明の場合は、1台の赤外線監視カメラ2を用いて室
内空気や排気の状態を検出することができ、したがっ
て、特に、大部屋や劇場、コンサートホール等の大空間
にとって大きくコストダウンすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る赤外線映像装置を利用し
た温熱環境制御システムを示す天井付近の平面図であ
る。
【図2】本発明の実施例に係る赤外線映像装置を利用し
た温熱環境制御システムを示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 室内空間 2 赤外線監視カメラ 3 熱画像解析装置 4 吹出温度・風量調節装置 5 表面温度調節装置 6 天井 7 吹出口 8 居住空間 9 床部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内空間1を赤外線監視カメラ2により
    撮影し、その赤外線監視カメラ2により撮影した熱画像
    を熱画像解析装置3により解析し、その解析結果に基づ
    いて、室内環境制御装置を自動制御する赤外線映像装置
    を利用した温熱環境制御システム。
JP5226709A 1993-08-20 1993-08-20 赤外線映像装置を利用した温熱環境制御システム Withdrawn JPH0755227A (ja)

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JP5226709A JPH0755227A (ja) 1993-08-20 1993-08-20 赤外線映像装置を利用した温熱環境制御システム

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JPH0755227A true JPH0755227A (ja) 1995-03-03

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Effective date: 20001031