JPH0755140Y2 - トラクタのエンジンボンネットシール構造 - Google Patents

トラクタのエンジンボンネットシール構造

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JPH0755140Y2
JPH0755140Y2 JP1988095284U JP9528488U JPH0755140Y2 JP H0755140 Y2 JPH0755140 Y2 JP H0755140Y2 JP 1988095284 U JP1988095284 U JP 1988095284U JP 9528488 U JP9528488 U JP 9528488U JP H0755140 Y2 JPH0755140 Y2 JP H0755140Y2
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JP
Japan
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engine bonnet
prevention plate
backflow prevention
engine
sealing
Prior art date
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JP1988095284U
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English (en)
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JPH0216324U (ja
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正 中村
昇 若林
潤一 田代
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、トラクタのエンジンボンネットシール構造に
係わり、詳しくは、機体前部に搭載されたエンジンの前
方に吸気ファンを配置し、これらを覆うエンジンボンネ
ットを機体前下部の支点周りで開閉揺動自在に構成する
とともに、吸気ファンの外周に逆流防止板を配備し、こ
の逆流防止板とエンジンボンネットとの隙間をシール材
で塞いであるものに関する。
〔従来の技術〕
冒記したエンジンボンネットシール構造としては、例え
ば実開昭61-198119号公報に開示されているように、逆
流防止板の外周縁に沿ってシール材を張り付け、エンジ
ンボンネットの閉じ状態においてこのシール材がエンジ
ンボンネットの内面に密着するようにしたものがある。
〔考案が解決しようとする課題〕
逆流防止板は一般には薄いものなのでシール部材の接着
面は小さい。そして機体前下部に支点を有するエンジン
ボンネットは、円弧軌跡を描いて開閉揺動するため、閉
じ状態になる辺りではシール部材を前後方向に擦り付け
るような力が作用する。したがって、エンジンボンネッ
トを何度も開閉すると、擦り付けられているシール部材
が擦り減ったり剥がれてくることがしばしばあった。
本考案は、上記実情に鑑みてなされたものであって、エ
ンジンボンネットの開閉に起因したシール部材の摩耗や
剥離を極力少なくするとともに、シール機能を高くでき
るように図ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案にかかるトランジスタのエンジンボンネットシー
ル構造は、上記目的を達成するために、機体前部に搭載
されたエンジンの前方に吸気ファンを配置し、これらを
覆うエンジンボンネットを機体前下部の支点周りで開閉
揺動自在に構成するとともに、吸気ファンの外周に逆流
防止板を配備し、この逆流防止板とエンジンボンネット
との隙間をシール材で塞いであるトラクタのエンジンボ
ンネットシール構造において、エンジンボンネットの内
側と逆流防止板の外周に沿ってシール面をそれぞれ設け
るとともに、これらシール面の少なくとも一方に前記シ
ール材を付設し、エンジンボンネットの閉じ状態におい
てこのシール材が、前記シール面によってほぼ前後方向
から圧接されるように構成し、かつ、前記逆流防止板を
前後方向に位置変更自在に支持し、該逆流防止板を、前
記エンジンボンネットに対して前記シール材を圧接する
がわに向けて弾性付勢してあることを特徴構成とする。
〔作用〕
エンジンボンネットを閉じると、エンジンボンネット側
のシール面は逆流防止板のシール面に対してほぼ前後方
向に近づいてくることになるので、シール材をあまり擦
ることなく圧接することができる。しかも、逆流防止板
を厚くしなくても、エンジンボンネットや逆流防止板の
シール面に広い付設面を確保することができる。さら
に、逆流防止板が前後方向に位置変更自在で、かつ、エ
ンジンボンネットに対してシール材を圧接する側に向け
て弾性付勢しているから、閉じ状態のエンジンボンネッ
トのシール面と逆流防止板のシール面との間に挟持され
る状態のシール材を両シール面に一層密着するよう圧接
させることができるので、シール性が高められる。
〔考案の効果〕
従って、本考案を適用することによって、エンジンボン
ネットを何度開閉してもシール材の摩耗が少なく、か
つ、剥がれ難いものとなるとともに、シール性が高いも
のとなって、冷却風の逆流等をより一層防止できるに至
った。それによって長時間にわたってエンジンボンネッ
トのシール状態を良好に維持できるようになった。
〔実施例〕
以下、トラクタのエンジンボンネットシール構造の実施
例を図面に基づいて説明する。
第1図に示しているのは農用トラクタのエンジン部であ
る。機体前部に搭載されたエンジン(E)の前方に逆風
防止板(1)を縦姿勢で設け、この逆風防止板(1)に
形成された通風口(2)に吸気ファン(3)を配置する
とともに、エンジン(E)の後方にラジエータ(4)を
配備してあり、これらをエンジンボンネット(5)で覆
ってある。そして、吸気ファン(3)の吸引力によって
運転部(6)の前方近傍からエンジンボンネット(5)
内に外気を導入し、ラジエータ(4)を冷却したのち前
方へ送り、前部の排気口(7)から排出するようになっ
ている。
前記逆風防止板(1)の後面に後ろ向きにガイド棒
(8)を設けてあり、このガイド棒(8)を、エンジン
(E)の前方に立設された固定枠(9)に挿入して前後
動自在に支持させてある。逆流防止板(1)と固定枠
(9)との間には、ガイド棒(8)を通した状態でスプ
リング(10)を介装してある。
前記エンジンボンネット(5)の内側に沿ってセンター
フレーム(11)を設けてあり、このセンターフレーム
(11)の後面をシール面(11a)に形成してある。この
シール面(11a)にはシール材(12)を張り付けてあ
る。また、このシール面(11a)と対向する逆風防止板
(1)の前面に沿ってシール面(1a)を形成してある
(第2図参照)。
前記エンジンボンネット(5)の前部には左右一対のブ
ラケット(13)を設けてあり、このブラケット(13)を
機体フレーム(14)の前部に枢支してある。そしてエン
ジンボンネット(5)を、これらブラケット(13)前端
の支点(X)周りで開閉揺動できるようにしてある。そ
の場合、センターフレーム(11)のシール面(11a)
は、エンジンボンネット(5)が閉じ状態になる付近で
は、逆風防止板(1)のシール面(1a)に対してほぼ前
後方向に接近・離反する。
開放状態のエンジンボンネット(5)を揺動して閉じ状
態にすると、センターフレーム(11)のシール面(11
a)が前方から逆風防止板(1)のシール面(1)へ接
近してシール材(12)を圧接する。この圧接によってエ
ンジンボンネット(5)と逆風防止板(1)との隙間を
完全に塞ぎ、冷却ファン(3)によって排出された暖気
がその隙間を通ってエンジン側に逆流するのを防止する
のである。尚、スプリング(10)は、閉じ状態にする際
のクッションとなるとともに、シール材(12)の圧接を
補助する。
このようにこの農用トラクタでは、エンジンボンネット
を開閉する際にシール面(1a),(11a)がやや前後方
向に接近・離反するにもかかわらず、シール材(12)を
センターフレーム(11)の後面に張り付けてあるので、
シール材(12)を確実に圧接でき、摩耗や剥離を招き難
いものとなっている。
前記シール材(12)を逆風防止板(1)のシール面(1
a)に張り付けてもよいのは勿論である。
尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を便利
にするために符号を記すが、該記入により本考案は添付
図面の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図はトラクタ前部の一部縦断面図、第2図は逆風防
止板の正面図である。 (1)……逆流防止板、(3)……吸気ファン、(5)
……エンジンボンネット、(12)……シール材、(1
a),(11a)……シール面、(E)……エンジン、
(X)……支点。
フロントページの続き (56)参考文献 実願昭60−83210号(実開昭61−198119 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U) 実願昭52−9583号(実開昭53−104526 号)の願書に添付した明細書及び図面の内 容を撮影したマイクロフィルム(JP, U)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体前部に搭載されたエンジン(E)の前
    方に吸気ファン(3)を配置し、これらを覆うエンジン
    ボンネット(5)を機体前下部の支点(X)周りで開閉
    揺動自在に構成するとともに、吸気ファン(3)の外周
    に逆流防止板(1)を配備し、この逆流防止板(1)と
    エンジンボンネット(5)との隙間をシール材(12)で
    塞いであるトラクタのエンジンボンネットシール構造で
    あって、エンジンボンネット(5)の内側と逆流防止板
    (1)の外周に沿ってシール面(11a),(1a)をそれ
    ぞれ設けるとともに、これらシール面(11a),(1a)
    の少なくとも一方に前記シール材(12)を付設し、エン
    ジンボンネット(5)の閉じ状態においてこのシール材
    (12)が、前記シール面(11a),(1a)によってほぼ
    前後方向から圧接されるように構成し、かつ、前記逆流
    防止板(1)を前後方向に位置変更自在に支持し、該逆
    流防止板(1)を、前記エンジンボンネット(5)に対
    して前記シール材(12)を圧接するがわに向けて弾性付
    勢してあるトラクタのエンジンボンネットシール構造。
JP1988095284U 1988-07-19 1988-07-19 トラクタのエンジンボンネットシール構造 Expired - Lifetime JPH0755140Y2 (ja)

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JPH0216324U JPH0216324U (ja) 1990-02-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004224307A (ja) * 2003-01-27 2004-08-12 Kubota Corp トラクタ

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JP4792658B2 (ja) * 2001-05-15 2011-10-12 井関農機株式会社 トラクタ
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JPS61198119U (ja) * 1985-05-31 1986-12-11

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