JPH0755022Y2 - 装置筐体における棚板のスナップフィット構造 - Google Patents
装置筐体における棚板のスナップフィット構造Info
- Publication number
- JPH0755022Y2 JPH0755022Y2 JP2522790U JP2522790U JPH0755022Y2 JP H0755022 Y2 JPH0755022 Y2 JP H0755022Y2 JP 2522790 U JP2522790 U JP 2522790U JP 2522790 U JP2522790 U JP 2522790U JP H0755022 Y2 JPH0755022 Y2 JP H0755022Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- snap
- fit
- shelf board
- shelf
- housing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Mounting Components In General For Electric Apparatus (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はスナップフィット構造に関し、特に装置筺体を
構成する部材である棚板のスナップフィット構造に関す
る。
構成する部材である棚板のスナップフィット構造に関す
る。
〔従来の技術〕 近年のプラスチック材料の機械的性能の向上及び成形方
法の進歩に伴ない、従来板金などが使用されていた様々
な構造部品のプラスチック化が進んでいるが、このプラ
スチック部品の固定方法の一つとしてスナップフィット
構造がある。スナップフィット構造は周知のとおり、プ
ラスチックの持つ弾性を利用した部品固定方法であり、
スナップフィット突起を備えた部品は、部品取り付けの
過程で、スナップフィット突起部に連設する弾性変形部
において変形し、所定の位置で元の状態に復帰すること
で固定される。この一例として特願昭63-168779の中で
示されている棚板は、このスナップフィット構造を利用
して装置筺体に固定されている。
法の進歩に伴ない、従来板金などが使用されていた様々
な構造部品のプラスチック化が進んでいるが、このプラ
スチック部品の固定方法の一つとしてスナップフィット
構造がある。スナップフィット構造は周知のとおり、プ
ラスチックの持つ弾性を利用した部品固定方法であり、
スナップフィット突起を備えた部品は、部品取り付けの
過程で、スナップフィット突起部に連設する弾性変形部
において変形し、所定の位置で元の状態に復帰すること
で固定される。この一例として特願昭63-168779の中で
示されている棚板は、このスナップフィット構造を利用
して装置筺体に固定されている。
以下にこの例を使用し、図を参照して従来の棚板のスナ
ップフィット構造について説明する。第2図はこの従来
の装置筺体の平面透視図を示したものである。
ップフィット構造について説明する。第2図はこの従来
の装置筺体の平面透視図を示したものである。
この装置筺体は側板1と3,内部板2,背面部4が相互に固
定されており、前面側にはフロントカバー5が一端を支
点として開閉するように取り付けられている。そして側
板1と内部板2の間には電子回路ユニットを搭載するた
めの複数個の棚板6(図中は1個)が高さ方向に所定の
間隔で保持されている。
定されており、前面側にはフロントカバー5が一端を支
点として開閉するように取り付けられている。そして側
板1と内部板2の間には電子回路ユニットを搭載するた
めの複数個の棚板6(図中は1個)が高さ方向に所定の
間隔で保持されている。
次に、この棚板6の取り付け構造について説明する。側
板1と内部板2は段付け加工部1A,2Aを備えており、段
付け加工部1A,2Aにはそれぞれ異形穴が設けられてい
る。また筺体背面部4には突起4Aと穴4Bが設けられてい
る。棚板6はL字型突起6A,6Bと、スナップフィット突
起6Cと、スナップフィット弾性変形部6Dと、円柱状突起
6Eとを備えており、L字型突起6A,6Bは段付け加工部1A,
2Aに設けられた異形穴に、円柱状突起6Eは穴4Bにそれぞ
れ嵌合し、また、スナップフィット突起6Cは突起4Aに嵌
合するようになっている。
板1と内部板2は段付け加工部1A,2Aを備えており、段
付け加工部1A,2Aにはそれぞれ異形穴が設けられてい
る。また筺体背面部4には突起4Aと穴4Bが設けられてい
る。棚板6はL字型突起6A,6Bと、スナップフィット突
起6Cと、スナップフィット弾性変形部6Dと、円柱状突起
6Eとを備えており、L字型突起6A,6Bは段付け加工部1A,
2Aに設けられた異形穴に、円柱状突起6Eは穴4Bにそれぞ
れ嵌合し、また、スナップフィット突起6Cは突起4Aに嵌
合するようになっている。
このように特願昭63-168779の従来例によれば、背面に
円柱状突起と両側面後方にスナップフィット突起と両側
面前方にL字型突起を有するプラスチック製の棚板を、
この円柱状突起およびスナップフィット突起とそれぞれ
嵌合する穴および突起を有する筺体背面部に筺体前面側
より挿入・嵌合させて係合し、同時に筺体の側面板と内
部板の段曲げ加工部に設けられた穴に棚板のL字型突起
を嵌合させることにより、棚板を装置筺体に保持・固定
するようになっている。
円柱状突起と両側面後方にスナップフィット突起と両側
面前方にL字型突起を有するプラスチック製の棚板を、
この円柱状突起およびスナップフィット突起とそれぞれ
嵌合する穴および突起を有する筺体背面部に筺体前面側
より挿入・嵌合させて係合し、同時に筺体の側面板と内
部板の段曲げ加工部に設けられた穴に棚板のL字型突起
を嵌合させることにより、棚板を装置筺体に保持・固定
するようになっている。
上述した従来のこの種の棚板は、装置筺体内部に組み込
まれるため、スナップフィット構造の性格上、棚板のス
ナップフィット部は装置筺体内壁面に近接する位置に設
けられる。
まれるため、スナップフィット構造の性格上、棚板のス
ナップフィット部は装置筺体内壁面に近接する位置に設
けられる。
この装置筺体に固定された従来の棚板を取りはずすため
には、同時に両側のスナップフィット弾性変形部を内側
に変形させた状態で棚板を手前側に引き抜く必要がある
が、装置筺体内壁面に近接した場所で、3点に3方向の
力を加えるこの作業は非常に困難であり、両手では実行
できない。また上述の例では、装置筺体内壁面とスナッ
プフィット部の間に空隙を設け、棒状の工具等をこの空
隙に差し込み上記の作業ができるよう考慮してあるが、
工具から内側への力を受ける力点がスナップフィット弾
性変形部の変形支点側に近づくため、弾性変形限界を越
えて変形させ、棚板を破損してしまう可能性が高いとい
う欠点もある。
には、同時に両側のスナップフィット弾性変形部を内側
に変形させた状態で棚板を手前側に引き抜く必要がある
が、装置筺体内壁面に近接した場所で、3点に3方向の
力を加えるこの作業は非常に困難であり、両手では実行
できない。また上述の例では、装置筺体内壁面とスナッ
プフィット部の間に空隙を設け、棒状の工具等をこの空
隙に差し込み上記の作業ができるよう考慮してあるが、
工具から内側への力を受ける力点がスナップフィット弾
性変形部の変形支点側に近づくため、弾性変形限界を越
えて変形させ、棚板を破損してしまう可能性が高いとい
う欠点もある。
本考案の装置筺体における棚板のスナップフィット構造
は、両側面に配置されそれぞれ外側方向に突き出した2
個のスナップフィット突起と、この2個のスナップフィ
ット突起にそれぞれ連設されたスナップフィット弾性変
形部とを有してなる棚板において、前記2個のスナップ
フィット突起の先端を互いに連結する連結部と、前記ス
ナップフィット弾性変形部と前記連結部とによって囲ま
れた空隙とを備えている。
は、両側面に配置されそれぞれ外側方向に突き出した2
個のスナップフィット突起と、この2個のスナップフィ
ット突起にそれぞれ連設されたスナップフィット弾性変
形部とを有してなる棚板において、前記2個のスナップ
フィット突起の先端を互いに連結する連結部と、前記ス
ナップフィット弾性変形部と前記連結部とによって囲ま
れた空隙とを備えている。
次に、本考案について図面を参照して説明する。
第1図(a)は本考案の一実施例の平面透視図、第1図
(b)は本実施例にて棚板を取りはずす際のスナップフ
ィット部の状態を示す平面透視図である。
(b)は本実施例にて棚板を取りはずす際のスナップフ
ィット部の状態を示す平面透視図である。
本実施例における装置筺体は、従来例の構成に加えて連
結部6F及び空隙6Gを設けてなっている。即ち、側板1,
3、段付け加工部1A,2A、内部板2、筺体背面部4、突起
4A、穴4B、フロントカバー5、棚板6、L字型突起6A,6
B、スナップフィット突起6C、スナップフィット弾性変
形部6D及び円柱状突起6Eからなる構成に加えて、更に棚
板6は2個のスナップフィット突起6Cの先端を互いに連
結する連結部6Fを備えており、またこの連結部6Fとスナ
ップフィット弾性変形部6Dとによって囲まれた領域に空
隙6Gを配置してなっている。
結部6F及び空隙6Gを設けてなっている。即ち、側板1,
3、段付け加工部1A,2A、内部板2、筺体背面部4、突起
4A、穴4B、フロントカバー5、棚板6、L字型突起6A,6
B、スナップフィット突起6C、スナップフィット弾性変
形部6D及び円柱状突起6Eからなる構成に加えて、更に棚
板6は2個のスナップフィット突起6Cの先端を互いに連
結する連結部6Fを備えており、またこの連結部6Fとスナ
ップフィット弾性変形部6Dとによって囲まれた領域に空
隙6Gを配置してなっている。
次に、このような本実施例において棚板6を取りはずす
手順を説明する。まず、連結部6Fの奥側(図中上側)の
面に手をかけ手前側(矢印X方向)に引っぱると、連結
部6Fは弾性変形し、空隙6Gの手前側の面に接触し、それ
と同時にスナップフィット弾性変形部6Dも内側に力を受
けて変形し、第1図(b)の状態になる。この状態で
は、棚板板6の筺体背面部4への固定が解除されている
ので、この状態でさらにX方向に力を加えることで棚板
6を取りはずすことができる。
手順を説明する。まず、連結部6Fの奥側(図中上側)の
面に手をかけ手前側(矢印X方向)に引っぱると、連結
部6Fは弾性変形し、空隙6Gの手前側の面に接触し、それ
と同時にスナップフィット弾性変形部6Dも内側に力を受
けて変形し、第1図(b)の状態になる。この状態で
は、棚板板6の筺体背面部4への固定が解除されている
ので、この状態でさらにX方向に力を加えることで棚板
6を取りはずすことができる。
以上説明したように本考案の棚板のスナップフィット構
造では、スナップフィット部の先端を互いに連結し、こ
の連結部を操作部とすることにより、連結部の一箇所に
一方向の力を加える片手だけの操作で棚板を容易に取り
はずすことが可能となり、取りはずしの際の作業性が大
幅に改善される効果がある。また連結部を手前に引っぱ
った際、連結部が空隙の手前側の面に接触した段階で
は、それ以上にスナップフィット弾性変形部を内側に変
形させようとする力が作用しないので、棚板を取りはず
す際にスナップフィット部を破損させる危険性も排除で
きるという利点がある。
造では、スナップフィット部の先端を互いに連結し、こ
の連結部を操作部とすることにより、連結部の一箇所に
一方向の力を加える片手だけの操作で棚板を容易に取り
はずすことが可能となり、取りはずしの際の作業性が大
幅に改善される効果がある。また連結部を手前に引っぱ
った際、連結部が空隙の手前側の面に接触した段階で
は、それ以上にスナップフィット弾性変形部を内側に変
形させようとする力が作用しないので、棚板を取りはず
す際にスナップフィット部を破損させる危険性も排除で
きるという利点がある。
第1図(a)は本考案の一実施例の平面透視図、第1図
(b)は本実施例にて棚板を取りはずす際のスナップフ
ィット部の状態を示す平面透視図、第2図は従来例の装
置筺体の平面透視図である。 1,3……側板、1A,2A……段付け加工部、2……内部板、
4……筺体背面部、4A……突起、4B……穴、5……フロ
ントカバー、6……棚板、6A,6B……L字型突起、6C…
…スナップフィット突起、6D……スナップフィット弾性
変形部、6E……円柱状突起、6F……連結部、6G……空
隙。
(b)は本実施例にて棚板を取りはずす際のスナップフ
ィット部の状態を示す平面透視図、第2図は従来例の装
置筺体の平面透視図である。 1,3……側板、1A,2A……段付け加工部、2……内部板、
4……筺体背面部、4A……突起、4B……穴、5……フロ
ントカバー、6……棚板、6A,6B……L字型突起、6C…
…スナップフィット突起、6D……スナップフィット弾性
変形部、6E……円柱状突起、6F……連結部、6G……空
隙。
Claims (1)
- 【請求項1】両側面に配置されそれぞれ外側方向に突き
出した2個のスナップフィット突起と、この2個のスナ
ップフィット突起にそれぞれ連設されたスナップフィッ
ト弾性変形部とを有してなる棚板において、前記2個の
スナップフィット突起の先端を互いに連結する連結部
と、前記スナップフィット弾性変形部と前記連結部とに
よって囲まれた空隙とを備えることを特徴とする装置筺
体における棚板のスナップフィット構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2522790U JPH0755022Y2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 装置筐体における棚板のスナップフィット構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2522790U JPH0755022Y2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 装置筐体における棚板のスナップフィット構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03116074U JPH03116074U (ja) | 1991-12-02 |
JPH0755022Y2 true JPH0755022Y2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=31528169
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2522790U Expired - Lifetime JPH0755022Y2 (ja) | 1990-03-12 | 1990-03-12 | 装置筐体における棚板のスナップフィット構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0755022Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108260058B (zh) * | 2017-12-26 | 2024-04-26 | 歌尔股份有限公司 | 一种扬声器外壳及扬声器外壳的装配工艺 |
-
1990
- 1990-03-12 JP JP2522790U patent/JPH0755022Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03116074U (ja) | 1991-12-02 |
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