JPH0755019A - バタフライ弁 - Google Patents
バタフライ弁Info
- Publication number
- JPH0755019A JPH0755019A JP20172793A JP20172793A JPH0755019A JP H0755019 A JPH0755019 A JP H0755019A JP 20172793 A JP20172793 A JP 20172793A JP 20172793 A JP20172793 A JP 20172793A JP H0755019 A JPH0755019 A JP H0755019A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- valve body
- seat
- fluid
- box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Lift Valve (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 弁軸が弁箱シートを貫通することなく軸支で
き、流体の流れが正、逆いずれの方向であっても弁箱シ
ートと弁体シートのシール性が確保できる。 【構成】 弁軸６の回転中心を弁箱シート２より偏心し
た位置に設け、弁体３の外周部に、内部が中空で全周に
スリット部８が形成された弁体シート２を設けている。
き、流体の流れが正、逆いずれの方向であっても弁箱シ
ートと弁体シートのシール性が確保できる。 【構成】 弁軸６の回転中心を弁箱シート２より偏心し
た位置に設け、弁体３の外周部に、内部が中空で全周に
スリット部８が形成された弁体シート２を設けている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、セルフシール
構造のメタルシートバタフライ弁に関するものである。
構造のメタルシートバタフライ弁に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】バタフライ弁は、円板状の弁体の回転に
より管路の開きを絞って流体の流量を調節する弁である
が、従来、このバタフライ弁には、弁体の弁軸が弁箱シ
ートを貫通して軸支され、軸封部の漏れを防止するた
め、ブッシュとスリーブとによって流体をシールしてい
る。
より管路の開きを絞って流体の流量を調節する弁である
が、従来、このバタフライ弁には、弁体の弁軸が弁箱シ
ートを貫通して軸支され、軸封部の漏れを防止するた
め、ブッシュとスリーブとによって流体をシールしてい
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、弁軸が
弁箱シートを貫通しているため、シート面が不連続とな
り、この不連続な部分を特別に止水する工夫が必要とな
ってくる。
弁箱シートを貫通しているため、シート面が不連続とな
り、この不連続な部分を特別に止水する工夫が必要とな
ってくる。
【０００４】さらに、従来、流体の流れが正、逆いずれ
の方向であっても弁箱シートと弁体シートを止水するこ
とができなかった。本発明は、このような従来の問題点
を解決するためになされたもので、弁軸が弁箱シートを
貫通することなく軸支でき、流体の流れが正、逆いずれ
の方向であっても弁箱シートと弁体シートのシール性が
確保できるバタフライ弁を提供することを目的としてい
る。
の方向であっても弁箱シートと弁体シートを止水するこ
とができなかった。本発明は、このような従来の問題点
を解決するためになされたもので、弁軸が弁箱シートを
貫通することなく軸支でき、流体の流れが正、逆いずれ
の方向であっても弁箱シートと弁体シートのシール性が
確保できるバタフライ弁を提供することを目的としてい
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明のバタフライ弁
は、弁軸の回転中心を弁箱シートより偏心した位置に設
け、弁体の外周部に、内部が中空で全周にスリット部が
形成された弁体シートを設けている。
は、弁軸の回転中心を弁箱シートより偏心した位置に設
け、弁体の外周部に、内部が中空で全周にスリット部が
形成された弁体シートを設けている。
【０００６】
【作用】上記した構成により、弁軸の回転中心を弁箱シ
ートより偏心させることによ弁箱シート面を弁軸が貫通
しない。
ートより偏心させることによ弁箱シート面を弁軸が貫通
しない。
【０００７】また、弁体シートの内部が中空で全周にス
リット部を形成したことにより、流体の正、逆いずれの
流れに対しても止水機能を保つことができる。
リット部を形成したことにより、流体の正、逆いずれの
流れに対しても止水機能を保つことができる。
【０００８】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図１に基づいて説
明する。図１は、本発明の実施例のバタフライ弁の断面
図であり、この図において１は、バタフライ弁の円筒形
の弁箱１であって、この弁箱１の内周面の周方向に弁箱
シート２が周設している。弁箱シート２は、断面が流体
の正圧方向（図１において右から左の方向）に狭径とな
るように傾斜している。
明する。図１は、本発明の実施例のバタフライ弁の断面
図であり、この図において１は、バタフライ弁の円筒形
の弁箱１であって、この弁箱１の内周面の周方向に弁箱
シート２が周設している。弁箱シート２は、断面が流体
の正圧方向（図１において右から左の方向）に狭径とな
るように傾斜している。
【０００９】弁箱１内には流体を弁開、弁閉する円板状
の弁体３が設けられている。この弁体３は一側面の中央
部に偏心杆４が突出し、この偏心杆４に軸孔５が形成さ
れ、この軸孔５に弁軸６が挿通して弁体３を回動自在に
弁箱１に軸支している。
の弁体３が設けられている。この弁体３は一側面の中央
部に偏心杆４が突出し、この偏心杆４に軸孔５が形成さ
れ、この軸孔５に弁軸６が挿通して弁体３を回動自在に
弁箱１に軸支している。
【００１０】弁体３の外周部には弁体シート７を周設し
ている。この弁体シート７は、内部が中空の金属製パイ
プであって、この弁体シート７の逆圧側全周にわたって
スリット部８が形成され、弁体シート７が弁箱シート２
に圧接した時には径が多少縮小変形して完全に流体を止
水し、弁体シート７が弁箱シート２から離間した時には
径が多少拡大復元する構造となっている。なお、この弁
体シート７は、必ずしも金属製である必要はない。
ている。この弁体シート７は、内部が中空の金属製パイ
プであって、この弁体シート７の逆圧側全周にわたって
スリット部８が形成され、弁体シート７が弁箱シート２
に圧接した時には径が多少縮小変形して完全に流体を止
水し、弁体シート７が弁箱シート２から離間した時には
径が多少拡大復元する構造となっている。なお、この弁
体シート７は、必ずしも金属製である必要はない。
【００１１】次に、上記構成におけるバタフライ弁の作
用を説明する。弁体３の一側面に偏心杆４が突出し、こ
の偏心杆４に弁軸６が挿通して弁体３を回動自在に軸支
しているため、弁軸６の回転中心を弁箱シート面２Ａよ
り外すことができ、シート面２Ａに弁軸６が貫通しな
い。このため、シート面２Ａに特別な止水用の工夫をす
る必要がなくなる。
用を説明する。弁体３の一側面に偏心杆４が突出し、こ
の偏心杆４に弁軸６が挿通して弁体３を回動自在に軸支
しているため、弁軸６の回転中心を弁箱シート面２Ａよ
り外すことができ、シート面２Ａに弁軸６が貫通しな
い。このため、シート面２Ａに特別な止水用の工夫をす
る必要がなくなる。
【００１２】また、バタフライ弁が開弁状態から図１に
示すの閉弁状態になると、弁体シート７が弁箱シート２
に接して弁体シート７の径が縮小して弁体シート７が弁
箱シート２に圧接する。それと同時に、図２に示すよう
に正圧方向から流体が流れてくると弁体シート７が流体
の圧力によって正圧方向に押されて弁箱シート面２Ａに
圧接してシール効果を上げるこができる。
示すの閉弁状態になると、弁体シート７が弁箱シート２
に接して弁体シート７の径が縮小して弁体シート７が弁
箱シート２に圧接する。それと同時に、図２に示すよう
に正圧方向から流体が流れてくると弁体シート７が流体
の圧力によって正圧方向に押されて弁箱シート面２Ａに
圧接してシール効果を上げるこができる。
【００１３】流体の流れが図３のように逆圧方向になる
と、弁体シート７のスリット部８から流体が入り込み、
弁体シート７の内圧が上がることによって、弁体シート
７が拡径して弁箱シート２に圧接して止水効果を上げる
ことができる。
と、弁体シート７のスリット部８から流体が入り込み、
弁体シート７の内圧が上がることによって、弁体シート
７が拡径して弁箱シート２に圧接して止水効果を上げる
ことができる。
【００１４】なお、上記実施例では、弁体３の一側面の
中央部に偏心杆４が突出し、弁軸６に軸支するように構
成されているが、この偏心杆４は図４に示すように中心
部からずらしたものであってもよい。
中央部に偏心杆４が突出し、弁軸６に軸支するように構
成されているが、この偏心杆４は図４に示すように中心
部からずらしたものであってもよい。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、弁体の回
転中心をシート面より偏心させたことにより、シート面
に弁軸を設ける必要がなくなり、そのため、シンプルな
構造のバタフライ弁とすることができる。また、弁体シ
ートを中空とし、全周にスリット部を形成したことによ
り、バタフライ弁の開閉動作が容易となるとともに、流
体が正、逆いづれの方向であっても止水が可能となる。
転中心をシート面より偏心させたことにより、シート面
に弁軸を設ける必要がなくなり、そのため、シンプルな
構造のバタフライ弁とすることができる。また、弁体シ
ートを中空とし、全周にスリット部を形成したことによ
り、バタフライ弁の開閉動作が容易となるとともに、流
体が正、逆いづれの方向であっても止水が可能となる。
【図１】本発明の一実施例のバタフライ弁の断面図であ
る。
る。
【図２】図１の部分拡大図である。
【図３】図１の部分拡大図である。
【図４】他の実施例のバタフライ弁の断面図である。
【符号の説明】 １ 弁箱 ２ 弁箱シート ３ 弁体 ６ 弁軸 ７ 弁体シート ８ スリット部
Claims (1)
- 【請求項１】 弁軸の回転中心を弁箱シートより偏心し
た位置に設け、弁体の外周部に、内部が中空で全周にス
リット部が形成された弁体シートを設けたことを特徴と
するバタフライ弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20172793A JPH0755019A (ja) | 1993-08-16 | 1993-08-16 | バタフライ弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20172793A JPH0755019A (ja) | 1993-08-16 | 1993-08-16 | バタフライ弁 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0755019A true JPH0755019A (ja) | 1995-03-03 |
Family
ID=16445938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20172793A Pending JPH0755019A (ja) | 1993-08-16 | 1993-08-16 | バタフライ弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0755019A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014080689A1 (ja) * | 2012-11-20 | 2014-05-30 | アイシン精機株式会社 | 吸気制御弁および吸気装置 |
| JP2017129249A (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | 株式会社栗本鐵工所 | バルブ |
-
1993
- 1993-08-16 JP JP20172793A patent/JPH0755019A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2014080689A1 (ja) * | 2012-11-20 | 2014-05-30 | アイシン精機株式会社 | 吸気制御弁および吸気装置 |
| JP2014101797A (ja) * | 2012-11-20 | 2014-06-05 | Aisin Seiki Co Ltd | 吸気制御弁および吸気装置 |
| US9624838B2 (en) | 2012-11-20 | 2017-04-18 | Aisin Seiki Kabushiki Kaisha | Air intake control valve and air intake apparatus |
| JP2017129249A (ja) * | 2016-01-22 | 2017-07-27 | 株式会社栗本鐵工所 | バルブ |
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