JPH0754711Y2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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Publication number
JPH0754711Y2
JPH0754711Y2 JP7043191U JP7043191U JPH0754711Y2 JP H0754711 Y2 JPH0754711 Y2 JP H0754711Y2 JP 7043191 U JP7043191 U JP 7043191U JP 7043191 U JP7043191 U JP 7043191U JP H0754711 Y2 JPH0754711 Y2 JP H0754711Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hose
advancing
retreating
cylinder
main body
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP7043191U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0522986U (ja
Inventor
晴示 島田
昇 井上
Original Assignee
ニッタ・ムアー株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by ニッタ・ムアー株式会社 filed Critical ニッタ・ムアー株式会社
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Quick-Acting Or Multi-Walled Pipe Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、接続・離反の容易な
管継手に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の管継手としては、例えば、図4に
示すようなものがあり、同図に示す如く、雄ネジ部より
成る接続部を有する円筒状の主体1内に、これと同軸上
に進退細筒2を摺動自在に取り付けると共に、この進退
細筒2と主体1との間に保持筒3を進退自在に介装して
構成されている。
【0003】上記主体1は、同図に示すように、その一
端をホース挿入口10としてあり、このホース配管挿入
口10近傍の内周部に、開放側に向かって縮径するテー
パ部11を形成してある。保持筒3は、図4に示すよう
に、その周壁に前記ホース挿入口10側に向かって開放
するスリット30を形成してあり、外周方向からの押圧
力により拡縮径できる構成としてある。
【0004】そして、流体圧が進退細筒2に作用したと
きには、保持筒3は前記進退細筒2の張出部に押し出さ
れてホース挿入口10側に移動するようにしてある。し
たがって、流体圧が作用すると、保持筒3と進退細筒2
はホースとともにホース挿入口10側に一体的に移動す
ることとなり、保持筒3が上記したテーパ部11と当接
した時点から、保持筒3には縮径すべく押圧力がテーパ
部11から作用する。そして、保持筒3の変形に伴い、
保持筒3と進退細筒2によるホースへの挟持力は増大
し、ホースは抜け止め状態となる。
【0005】ところが、上記管継手では、流体圧が作用
していない状態でホースに押引力が交互に作用した場
合、保持筒3や進退細筒2に対してホースが擦れる態様
で相対移動し、その結果、ホースの接続部分が損傷する
という問題があった。ホースにおける前記損傷は流体漏
れを招来する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】そこで、この考案で
は、ホースの接続・離反が容易にでき、その上で、流体
圧が作用していない状態でホースに押引力が交互に作用
した場合においても、保持筒3や進退細筒2との擦れに
よりホースの接続部分が損傷しない管継手を提供するこ
とを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この考案は、一端部にホ
ース接続部を有し且つ他端部の内周面に、開放端に向か
って縮径したテーパ部11を有する筒状の主体1内に、
これと同軸上に進退細筒2を一定範囲のみ摺動自在に取
り付けると共に前記進退細筒2と主体1との間に保持筒
3を進退自在に介装して構成してあり、進退細筒2と保
持筒3間にホースを挿入した状態でこれらが一体的に主
体1のテーパ部11側に移動したときに、保持筒3がテ
ーパ部11からの押圧力により縮径せしめられ、これに
より、進退細筒2と保持筒3間でホースが挟持接続され
る形式の管継手に於いて、進退細筒2をテーパ部11に
おける大径部から小径部側に向かって付勢するバネBを
進退細筒2と主体1との間に介在させ、主体1の周壁に
差込部Aが挿入される貫通口12を設け、保持筒3がテ
ーパ部11と当接していない状態で差込具Aが挿入され
たときに、前記差込具Aが保持筒3と係止状態になるよ
うにしている。
【0008】
【作用】この考案は次のように作用する。 進退細筒2はバネBによりテーパ部11における大径
部から小径部側に向かって付勢してあるから、流体圧が
作用していない状態でホースに押引力が交互に作用した
場合でも、保持筒3と進退細筒2によるホースの挟持力
が維持されることとなり、保持筒3や進退細筒2に対し
てホースが擦れる態様で相対移動しにくい。
【0009】又、ホースを管継手から外す場合には、
保持筒3がテーパ部11と当接していない状態となるま
でバネBの付勢力に抗してホースを押し込み、貫通口1
2に差込具Aを挿入する。この状態では、差込具Aが保
持筒3が係止状態となっており、他方、保持筒3は縮径
していない状態となっているから、ホースは容易に引き
抜くことができる。
【0010】尚、上記の状態においては保持筒3は
縮径していない状態となっているから、ホースは進退細
筒2と保持筒3との間隔は小さなものとなっておらず、
そのため、これら相互間にホースを容易に挿入できる。
【0011】
【実施例】以下、この考案の構成を実施例として示した
図面に従って説明する。この管継手は、図1及び図2に
示すように、両端開放の筒状の主体1と、この主体1内
にこれと同軸上に一定範囲摺動自在に取り付けられた進
退細筒2と、前記主体1と進退細筒2との間に進退可能
な状態で介装された保持筒3と、前記進退細筒2と保持
筒3との間に介装された押圧部材4と、主体1と進退細
筒2との間に介装されたバネBとから構成されており、
流体圧が進退細筒2に作用しなくとも、図2に示す如
く、保持筒3が、バネB、進退細筒2及び押圧部材4を
介して上記ホース挿入口10側に移動せしめられるよう
にしてある。
【0012】主体1は、図1及び図2に示すように、ニ
ップル1aの一端にソケット1bをカシメ止めすると共
に他端に配管接続体1cを取り付けて構成してあり、前
記ソケット1bの先端部をホース挿入口10としてい
る。前記ニップル1aは、同図に示すように、その内周
面に大径孔部13と小径孔部14を有する構成としてあ
り、前記大径孔部13におけるソケット1bとの接続側
端部には前記ホース挿入口10に向かって傾斜する内方
突出片15が形成してある。
【0013】ソケット1bは、図1及び図2に示すよう
に、一定の肉厚で形成された筒状のもので、先端に向か
って縮径させることによりホース挿入口10近傍の内周
部分にテーパ部11を形成している。そして、ソケット
1bにおけるテーパ部11の軸方向中程に貫通口12を
形成すると共に、この貫通口12の配設位置を、図1に
示す如く、保持筒3がテーパ部11と当接していない状
態で差込具Aが挿入されたときに、前記差込具Aが保持
筒3の端部と係止状態になるようにしてある。尚、上記
差込具Aは、図1及び図2に示すように、拡径頭部を有
した軸体としている。
【0014】ホース接続体1cは、同図に示すように、
筒状に形成されており、開放端部の内周面に雌ネジを形
成してある。進退細筒2は、図1及び図2に示すよう
に、大径部20と中径部21と小径部22が順に並んだ
構成となっており、前記大径部20を大径孔部13に収
容させるようにしてニップル1aに取り付けられてい
る。
【0015】大径部20は、同図に示すように、ニップ
ル1aの大径孔部13よりも僅かに小さな径に設定され
ており、その外周面に溝25が周設してあると共にこの
溝25にOリングを装着してあり、進退細筒2の大径部
20とニップル1aの大径孔部13との間の気密性が確
保されるようにしてある。中径部21は、図1及び図2
に示すように、その外径を上記した内方突出片15の内
径よりも僅かに小さく設定してある。
【0016】小径部22は、接続されるホースの外径に
略一致させてあり、同図に示すように、その外周面に溝
26を周設してあると共にこの溝26内にOリングを装
着してあり、図2に示す如く、ホースHが進退細筒2と
保持筒3により挟持された状態において、ホースHの内
周面と進退細筒2の外周面との間の気密性が確保される
ようにしてある。
【0017】そして、この進退細筒2は、大径孔部13
と小径孔部14との段付部分と、内方突出片15との間
の範囲を摺動する態様で進退できるようにしてある。保
持筒3は、弾性合成樹脂で構成されており、図1及び図
2に示すように、その外径を前記ホース挿入口10より
も少し大きく設定すると共に、ホース挿入口10側の外
周部分に上記したテーパ部11と対応するテーパ部32
を形成してあり、又、この保持筒3の内周部には、複数
の係止爪33が周設してある。そして、保持筒3の外周
壁に、これの一端に開放するスリット30を設けてい
る。
【0018】尚、このものでは、上記した進退細筒2及
び保持筒3を主体1内に、図1に示す如く収容させた状
態において、進退細筒2と保持筒3との間隙は、これに
挿入される同図の二点鎖線に示したホースHの肉厚と略
一致する程度の大きさとしてある。押圧部材4は環状板
により構成されており、図1及び図2に示すように、そ
の内径を小径22よりも僅かに大きく且つ保持筒3の外
径よりも少し小さく設定してある。
【0019】バネBは、図1及び図2に示すように、圧
縮コイルバネとしてあり、これの存在により進退細筒2
がホース挿入口10側に付勢されるようにしている。こ
の管継手は上記のように構成されているから、作用の欄
に記載した如く使用すると、ホースの接続・離反が容易
にでき、且つ、流体圧が作用していない状態でホースに
押引力が交互に作用した場合においても保持筒3や進退
細筒2との擦れによりホースの接続部分が損傷しないこ
ととなる。
【0020】尚、この実施例では、差込具Aを拡径頭部
を有した軸体としたが、第3図に示すような構成を採用
することができる。このものは、同図に示すように、弾
性合成樹脂により形成された片を略C型に形成して成る
主体50と、この主体50の内周部に対向突設させた二
本の短軸51と、一方の短軸51と背向突設された引抜
棒52とからなり、前記短軸52が貫通口12への差込
部Aとなる。
【0021】又、上記実施例ではバネBを圧縮コイルバ
ネとしたが、これに限定されることなく、所謂皿バネを
重ね合わせたものとしてもよい。
【0022】
【考案の効果】この考案は上記のような構成であるか
ら、次の効果を有する。上記作用の欄に記載した
から、ホースの接続・離反が容易にでき、その上で、流
体圧が作用していない状態でホースに押引力が交互に作
用した場合においても、保持筒3や進退細筒2との擦れ
によりホースの接続部分が損傷しない管継手を提供でき
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の管継手の半断面図と、差込具の外形
図。
【図2】この発明の管継手の半断面図であり、貫通口に
差込具を挿入した状態を示す図。
【図3】前記管継手に使用される差込具の説明図。
【図4】従来の管継手の半断面図。
【符号の説明】
A 差込部 B バネ 1 主体 2 進退細筒 3 保持筒 11 テーパ部 12 貫通口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端部にホース接続部を有し且つ他端部
    の内周面に、開放端に向かって縮径したテーパ部11を
    有する筒状の主体1内に、これと同軸上に進退細筒2を
    一定範囲のみ摺動自在に取り付けると共に前記進退細筒
    2と主体1との間に保持筒3を進退自在に介装して構成
    してあり、進退細筒2と保持筒3間にホースを挿入した
    状態でこれらが一体的に主体1のテーパ部11側に移動
    したときに、保持筒3がテーパ部11からの押圧力によ
    り縮径せしめられ、これにより、進退細筒2と保持筒3
    間でホースが挟持接続される形式の管継手に於いて、進
    退細筒2をテーパ部11における大径部から小径部側に
    向かって付勢するバネBを進退細筒2と主体1との間に
    介在させ、主体1の周壁に差込部Aが挿入される貫通口
    12を設け、保持筒3がテーパ部11と当接していない
    状態で差込具Aが挿入されたときに、前記差込具Aが保
    持筒3と係止状態になるようにしたことを特徴とする管
    継手。
JP7043191U 1991-09-03 1991-09-03 管継手 Expired - Lifetime JPH0754711Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0522986U JPH0522986U (ja) 1993-03-26
JPH0754711Y2 true JPH0754711Y2 (ja) 1995-12-18

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